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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2015.05.04 (Mon)

【2015トーナメント】5/4レポート@代々木第二体育館

昨年上位勢が次々登場の代々木会場
各大学がほぼ順当にベスト16へ進出


150504VENDRAME.jpg 代々木第二体育館では、ベスト16をかけて6試合が行われた。登場したのは、昨年の同大会で6位までに入った6チームと、各ブロックを勝ち上がってきた6チーム。優勝した東海大や、準優勝だった筑波大など、シードにあたる大学が順当に勝利する中、唯一神奈川大は専修大に敗戦。2年続けて守ってきたベスト16以上のシード失う形となった。

写真:昨年のトーナメントを制した東海大。日本一奪還に向け、ベンドラメを中心に一丸となって、まずこのタイトルを穫りにいく。

※西武文理大・田中選手のインタビューは「続きを読む」へ。


神奈川大が狙い通りの展開に持ち込むが
勝負どころを制した専修大が辛くも勝利

150504KANAMARU.jpg 代々木会場で、唯一終盤まで分からない展開となったのが、昨年6位の神奈川大と、専修大との対戦だった。序盤から神奈川大自慢の粘り強いディフェンスが、専修大相手に機能。#24田代直希(4年・F)らに単発の得点を許すが、#1田中(2年・PF)や#81金丸(3年・PG)の得点でついていく。専修大は、#11秋山(2年・PG)に3Pが飛び出して、離しかけるタイミングを何度も得るが、その都度#1田中を中心に決め返されて2Q終盤には同点とされてしまう。専修大は#24田代直希と#13石上(4年・PG)の得点で再度リードするも、終了間際に#24田代直希が3ファウル。不安を残してハーフタイムを迎えた。

 後半、神奈川大はインサイドの守りを更に堅くする。これによって専修大は重要な得点源だった#24田代直希のインサイドプレーを塞がれてしまう。神奈川大もオフェンスは単発だが、#7田村(2年・SG)の3Pで遂に逆転に成功。専修大を術中にはめ、狙い通りロースコアの競り合いを続ける。しかし、3Q終えて35−35という展開から、最後の流れを掴んだのは専修大だった。オフェンスでバイオレーションが出て得点を伸ばせない神奈川大を尻目に、厳しいディフェンスをかいくぐって#11秋山らがコツコツ得点を重ねる。神奈川大は#7田村、#81金丸が3Pを続け、#81金丸の鮮やかなレイアップで一旦同点に戻すが、専修大は勝負どころで慌てず、#24田代直希のフリースローや#11秋山のシュートで再びリードを得た。神奈川大は、ここでトラベリングやターンオーバーといったミスが続いてしまった。ファウルゲーム気味の当たりを振り切った専修大が、54−45でなんとか勝利し、2年ぶりのベスト16入りとなった。

 昨年6位に輝いたものの、昨年の主力の多くが抜けた神奈川大。だが、チームカラーである諦めない姿勢を最後まで発揮し、ほぼ思惑通りに試合を進めた。惜しむらくは勝負どころで勝ちきれなかった部分だが、主将の佐藤の言葉からは、この日の内容が神奈川大にとって秋に向けて自信になる試合となった様子が見える。リーグ戦は、勝ちきるチームに変貌を遂げられるか。

写真:小さな体で果敢に戦った神奈川大・金丸。最後に足を痛めるまで、奮闘を見せた。

※神奈川大・佐藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「1部昇格と、2部リーグ優勝を目指して頑張っていく」
もう一段上のレベルでの戦いを目指し夏を乗り切る覚悟
◆#74佐藤晃宏(神奈川大・4年・主将・PF)
150504SATOU.jpg昨年はトーナメントで6位の座を手にした神奈川大だが、秋は白星から見放され3部との入れ替え戦も経験した。メンバーの大きく変わったチームを束ねる難しさはあるようだが、1部チームの専修大に狙い通りの戦い方ができ、大きな手応えを感じた様子。リーグ戦と、その先の戦いのために、チーム一丸で夏を乗り越える覚悟だ。


—敗戦でしたが、結果は54−45とロースコアの試合となりました。神奈川大としては相手をどう抑えようとしていましたか。
「やっぱり自分たちの武器はディフェンスとリバウンドなので、チームで守るというのが最大の武器だったので。選手としては24番の田代選手と6番の渡辺竜之佑選手がキープレイヤーだったので、そこをしっかりみんなで守るということを意識して今日はやっていたので、スコア的にはこちらの思惑通りでした。ただ、最後の方でオフェンスがなかなか機能できなくて。そこでちょっと差をつけられてしまったというのが、これからの課題になるかと思います」

—途中、相手の田代選手(#24)と渡辺選手(#6)がファウルトラブルで苦しんでいるように見えたのですが、そこは神奈川大としては意図して上手くいった部分だったのですか。
「そうですね。あの二人にはとにかく徹底して、ドライブしてきたらダブルチームというのを、チームの中で散々練習してきたので。そこは思惑通りにいったと思います」

—春からディフェンスの練習はしてきたと思うのですが、今大会を通じてのディフェンスの出来としてはどうですか。
「ガード陣が前からプレッシャーをかけて頑張ってくれていたので、何らかの完成度はあると思うんですけれど。まだまだ所々でやられていた面があるので、そこはまだまだ改善していけば、もっともっとチームのレベルが上がっていくと思います。まだまだ未完成だとは思いますけれど、これから練習して頑張っていきたいと思います」

—今大会の反省を通して秋のリーグ戦に向けてはどのように修正していこうと考えていますか。
「最後のミーティングでも話したんですが、とにかくディフェンスをもっともっと強固にしていって、それでオフェンスはもっと勢いのあるように。うちには7番の田村大樹とか、14番の田代とか、そういう点を取ってくれるプレイヤーがいっぱいいるので、そこはオフェンスも、チームでその二人に集めるオフェンスを頑張って。ディフェンスはもっともっと強固にしていきたいと思います。秋のリーグ戦は本気で1部を狙っているので。そこまでしっかり練習していきたいと思います」

—最後にキャプテンとして心がけ、目標がありましたらお願いします。
「神奈川大は春からチーム、結束力という言葉をキーワードにチーム一丸となって戦ってきているので。まだまだ本番は、自分たちは秋だと思っているので、そこでチーム一丸となって全員で勝てるように、必ず1部昇格と、2部リーグ優勝を目指して頑張っていきたいと思います」

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「振り返ってみて何か感じるようになって欲しい」
強い口調から伝わる、チームとしての高い意識への欲求
◆#1田中康佑(西武文理大・4年・主将・PG)
150504TANAKA.jpgマッチアップ相手の拓殖大・岡本を苦しめて3ファウルを誘い、バンバからはアンスポーツマンライクファウルを誘発するなど、個人としての出来は素晴らしかった。そして、チームの大差での敗戦に涙を流して悔しがる。今季から3部で戦うチームではあるが、彼の言葉を聞くと、どのリーグに所属しているかなどはナンセンスであることかがひしひしと伝わってくる。
 その激しい言葉を借りれば、確かに今の西武文理大は拓殖大には及ばない。だが同時に、立教大に勝つ力を持っていることも確かだ。秋のリーグ戦を、楽しみにさせてくれる存在である。


—今も少し目に涙がありますが、やはり悔しい気持ちが大きいですか。
「何なんですかね……。言葉は悪いかもしれないですけれど、昨日立教に勝って上がってきて、今日戦う前に『今日この場では「立教に勝った西武文理」というよりも、勝とうが負けようが、ここでプレーした結果が俺らの評価になるんだよ』ということを話して。でも、ああいう試合になってしまって、みんながというわけではないんですが、少なくとも僕的には、コートでプレーをしていて恥ずかしい試合だったなと思います。拓殖とやるために頑張ってきたんですけど」

—実力差は感じましたか。
「チームとして総合的に負けているというのは、すごく感じました」

—個人の出来はいかがでしたか。岡本選手(#0)をかなり苦しめていた印象があります。
「飛竜(岡本)とはすごく対戦したくて、それもモチベーションになってやってきました。ただ、ああいう試合になってしまったら向こうは出る必要はないですから、それについても個人的には悔しいです。やる機会は本当に限られているので、出させるような試合にできなかったことが悔しいです」

—そのような話は、チームメイトとは普段されているのでしょうか。
「下級生の時は言うようにしていたんですけれど、自分たちももう大人なので。言う必要性というよりも、感じて欲しいなと思っています。試合をしてみて、一対一とかでも自分の今日の出来とかでも、何でも良いと思うんですけれど、振り返ってみてやっぱり何か感じて欲しいと思っていますし、感じる習慣をつければプレーに変化が出てくると思います。僕のやり方にも悪い部分もあると思いますけど、とにかく今のチームの課題は、技術云々よりもチームとして戦う姿勢が全然出せなかったことです。普通にプレーしているつもりでも、やっぱりどこか引いている部分はあったし、そういう部分はチームとして見せたくなかったです。今回はすごく課題だなと感じた部分ですね」

—かなり高い意識で取り組まれているんですね。
「自分が高いところにいるということではなく、みんなにもそれぞれの夢なり目標があると思いますし、それはそれで応援したいと思うんですけれど、決まった日に決まった時間にやる2時間の練習は、大人として高い意識でやって欲しいなと思います。自分より年上の人を見ても、働きながらやっている人も仕事終わりにきちんとやっている人もいて。僕より年齢は上なのに、パフォーマンスは落ちずに上がっている人もいます。そういう人はすごく尊敬していて、そういう人たちがいるんだよということを、もう少しチームとして広いビジョンで見ながら意識を変えていかないといけないと思っています」

—今年は初めての3部ですが、今のお話だとあまりそういったリーグのカテゴリやレベルは意識していない?
「そうですね。僕次第になるのかもしれないですけれど、この感じだとどうなるのか分からないですし、むしろ落ちていく一方なんじゃないかとも思ってしまいますね。どうしていこうか、まだ考えているところです。みんなを『管理』するのは僕には無理なことですし、管理の必要もないと思っています。監督(加藤HC)も『20歳でしょ?みんな大人じゃん』ということを言われて、僕もそう思います。やりたかったらやらないといけないし、やりたくないのであればチームで話していかないといけないかなと思います。中途半端が一番いけなくて、落ちていっていることに気づかない時期だと思うので、ゼロか100かといったところは、はっきりさせてやっていきたいですね」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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