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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.11.29 (Sat)

【2014インカレ】11/29 準決勝 東海大VS拓殖大

ディフェンスからの流れを作った東海大が
アウトサイドに当たりのきた拓殖大を押さえる


141129bendorame.jpg 準決勝第2試合、3連覇まであと2つの東海大は、拓殖大と対戦。1Qからアウトサイドの当たった拓殖大がリードする入りとなった。

 探りあう序盤からまず流れを掴んだのは拓殖大。最初は外を何本か落としたが、#23バンバ(2年・C)、#14大垣(4年・SF)のミドルで抜け出すと、さらにこのふたりが3Pを続けて沈める。東海大は中では攻めあぐねるが、#10バランスキー(4年・PF)、#0ベンドラメ(3年・PG)のシュートで追いついた。しかし最後は拓殖大#39成田(2年・SG)の速攻がゴールティンディングになり、15-16の拓殖大1点リードで1Q終了。

 2Qの立ち上がりは#35伊藤(2年・PG)、#13中山(2年・SG)のスティールで東海大は機動力を活かした展開に。拓殖大はターンオーバーが続いて得点が止まってしまった。東海大は#7晴山(4年・SF)、#35伊藤の3Pもあって一時9点のリードとなるが、拓殖大は#29岩田(3年・PF)がシュートをねじ込み、またも#14大垣、#33バンバの3Pで追いついていく。東海大がファウルなどで苦しむ間に拓殖大は残り1分半で逆転に成功。東海大は#35伊藤に続き、最後は#0ベンドラメが3Pを決めて再度逆転し、36-32と4点リードで前半を終了した。

 3Q、東海大がここで一気に引き離しにかかった。#45頓宮(3年・C)のシュート、#10バランスキーがリバウンドで粘って最後にゴールを決めると、#33鈴木(2年・SG)のバスケットカウント、#45頓宮のゴール下、さらには#13中山のオフェンスリバウンドからのシュートで3分間に10得点。拓殖大はこの間#99赤石(3年・PF)がフリースローを決めるのがやっととなってしまう。14点もの差が一気についてしまったが、#14大垣の3Pはまだ落ちず、#13阿部(1年・SG・市立船橋)が走って得点し、3P、最後にはバスケットカウントも決めて点差は開いたものの、気持ちは切らさず55-45で3Q終了。

141129abe.jpg 4Q、#1小島(3年・PG)の3Pで幕を明け、その後10点ほどのリードを保っていく東海大。拓殖大が追い上げそうになれば#0ベンドラメ、#10バランスキーが決め返して拓殖大の勢いを削いでいく。しかしこの日は拓殖大も切れずに、このQも#14大垣が2本の3Pを決めると、残り1:43に#13阿部の速攻が再び東海大のティンディング判定となり6点差に。東海大は1分を切って#8藤永(4年・PG)のアシストから#13中山が決めて8点差にするが、粘る拓殖大は最後に#99赤石、#0岡本のドライブが出ると、フリースローで逃げる東海大に対し、最後は#14大垣のこの日6本目の3Pが決まるも、72-68でタイムアップ。東海大が決勝に駒を進めた。

 点差ほどの競り合いがあった試合とは言えない内容だった。東海大のディフェンスは固く、拓殖大はバンバも通常よりはかなり押さえられた。大垣の3Pが6本と当たりを見せたが、池内監督「ガードの得点が足りていない」と、今年ずっと言い続けた課題を乗り越えられなかった点を第一の敗因に挙げた。

 高さのない東海大はチーム事情的に3ガードの布陣による機動力が重要になるが、この試合でもそれが機能した。「平面のバスケ、それを徹底してやるしかない」陸川監督。3連覇に関しては監督も選手たちも「意識はしていない」と言う。3連覇、そして初の3冠を意識せずに決勝に臨む。

写真上:終始抜け目のなさを見せる東海大・ベンドラメ。
写真下:拓殖大・阿部は懸命に走って追い上げに貢献。

※東海大・頓宮選手、拓殖大・岡本選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「全国の決勝で初めてのスタメンを楽しみたい」
巡ってきたチャンスに、存在感を示したい

◆#45頓宮裕人(東海大・3年・C)
141129tonguu.jpg橋本の故障により、リーグ戦の途中からスタメンに抜擢されている。プレーの出来には試合によってムラがあるが、この大事な局面で強気のプレーを披露。拓殖大・バンバを相手にも、臆せずに対抗した。これまで経験のない舞台だと言う全国大会の決勝戦は、強力なインサイド陣が控える筑波大が相手となる。今年は無敗を続けているが、相手はこれまでで最も勢いのある状態だ。難敵を下し、チームの3冠と3連覇をもたらせるか。


—入学以来3年連続の決勝ですが、スタメンで貢献したことで、ひと味違うものかと思います。
「そうですね。去年まではインカレのメンバーには入れていなくて、今年初めて入れたので全力でやっていきたいと思ってやっています」

—橋本選手(#21)が負傷し、スタメン定着となりました。それ以来、ご自身のプレーの出来はいかがでしょうか。
「出来ている時は結構出来ているんですけれど、出来ない時との差がまだあります。その差は詰めていきたいですね」

—今日の出来はいかがでしたか。
「今日は結構良い感じで入れて。でも、まだまだ修正出来るところはたくさんあるので、特にディフェンスの面で修正できるところを修正したいです」

—その修正出来るところは、具体的にどんなことでしょうか。
「今日はバンバ(#23)に3Pを打たせるなと言われていたんですけれど、最初の方で何本か決められてしまって。それで後半は間合いを詰めて、決められないようにしていきました。あとバンバは左ドリブルが得意なので、それで右にシフトしないとダメなんですけれど、左でやられている部分があったので、そういうところをまだ詰めていかないといけないですね」

—スタメン定着以降、大変だと感じることが大きいですか。それとも充実していると思う部分の方が大きいでしょうか。
「やっぱり充実感の方がありますね。試合に出ていないことのフラストレーションもあるので、その時の気持ちよりも試合に出ている方がフラストレーションも溜まらないし、修正出来ることは見つかっていくので、やっぱり試合に出ている方が良いですね。つらさを感じることよりも、良いなと感じることの方が大きいです」

—明日は筑波大との決勝になります。どういったことに心がけていきたいですか。
「やっぱり木林(#8)の1対1を止めることと、オフェンスリバウンドを取らせずに自分がそれを取りにいくことです。シュートを打ったら全部自分のボールだと思って飛び込んでいきます」

—バンバ選手相手にも今日は一つ良いポストアップがありましたね。そういう部分も必要になってきます。
「はい。今チームにインサイドをする選手が少ないので、自分がインサイドでもらって一対一をしていかないと。外ばかりではリズムも良くないので、中も一本くらい決めないといけないです」

—バランスキー選手(#10)の負担を減らしたいという気持ちもあると思います。
「そうですね。30分以上出て負担が大きくなっているので、それを1分でも減らしてあげたいですね」

—これまではあまり決勝でスタメンという経験はされていないですよね。
「今まであまり全国大会に出たことがないので、全国の決勝でスタメンになると初めてです(笑)。(緊張することはないですか?)試合前には緊張することもあるかと思いますが、今は楽しみで仕方がないです」

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「自分がもっと点数を取らないとダメ」
課題に対し気持ちを新たに

◆ #0岡本飛竜(拓殖大・3年・G)
141129okamoto.jpg「ベスト4の壁を越えられなかった」と悔しい顔。ガードの固定化に時間がかかったが、岡本のパフォーマンスを信じ、この大一番でスタメン起用。スピードとディフェンスには定評があるが、決勝では東海大のさすがのディフェンスの前に課題のひとつだった得点を取ることまでに至らなかった。しかしリーグ終盤からここまで、見えてきたものもこの先に広がる可能性も感じさせる。ここからもう一歩の飛躍を期待したい。


—振り返って。
「体の一つひとつの当たりだったり、そういう細かいところがああいう点数になったなと肌で感じました。リーグ戦に比べれば噛み付いていけるかなと思ったんですけど、そこでブレないのが東海の強さだと思うし、それが自分たちの甘さだと思います」

—東海大のガード陣に対しては。
「前からどんどん当たってきて、そこで池内さんに強くしっかりボールを運べと言われたので、そこは意識していきました。ピックを使ったらセンター陣がハードにやってくるのに負けないよう、大垣さんや、得点が取れる選手にボールを供給できるように考えていました」

—延学で同期のベンドラメ選手が相手になりましたが。
「僕がついたらボール運びしなくなるんですよ(苦笑)。面白くないんで、次があったらザックとかを使わずに自分でボール持ってきて欲しいですね。でも高校時代はレオの活躍をベンチで見ている状態だったので、こんなに観客も大勢いる中でレオとマッチアップできるのは楽しいですね」

—逆にマークを嫌がられているとも考えられますね(笑)。池内監督がガードの点数が足りないという話をしていましたが、簡単には打ちにいけなかったですか?
「ピックを使おうと思っても、自分のシュートはまず1回目に潰されました。これからそのピックの使い方を勉強していって、そこを崩せるガード、シュートが打てるガードに来年はなりたいと思っています。自分がもっと点数を取らないとダメというのを改めて思ったので、そこをレベルアップしていきたいと思います。この大一番でスタメンにしてもらった訳だし、この期待に応えられるようになっていきたいです」

—インカレの舞台はどうですか?
「照明も明るいし、やっていてすごく楽しいです」

—ベンドラメ選手に負けたくないと練習に励んでいる訳ですが、彼のすごいところは?
「タフショットを大事なところでどんどん決めていたし、いろんな経験を持っていうますよね。でも大学にいる間に一泡吹かせたいですね。それはモチベーションだし、目標です」

—明日は3決です。
「4年生とやるのは最後になるので、しっかり勝って終われるよう、気持ちを引き締めていきたいと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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