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2014.11.28 (Fri)
【2014インカレ】11/28 準々決勝 東海大VS近畿大
東海大はインサイドで攻めあぐねるが抜け出す
#23ソウ(3年・C)を中心にまとまりを見せる近畿大は、ディフェンディングチャンピオン東海大に対して終始激しく戦いを挑んだ。
インサイドでは#45頓宮(3年・C)が#23ソウをかわし得点する場面もあったが、全体的にアウトサイドを打つ形が多くなる東海大。これが決まってこずに重い立ち上がりになるが、#13中山(2年・SG)がブロック、オフェンスリバウンドで貢献する。一方の近畿大も#23ソウはペイント内では強みを発揮できず、アウトサイドシュートが多くなる。#6保花(4年・SG)、#16橋本(4年・PG)、#33藤田(3年・PF)らポイントゲッターが攻め、最後には#24戸梶(3年・PG)の3Pで15-13と2点差に肉薄して1Q終了。
2Q、近畿大は#5山本(3年・PF)のミドルシュートが2本決まる。東海大は#3大矢(2年・PF)のフローター、#8藤永(4年・PG)の3Pで対抗する。東海大は開始4分でスタメンをほぼコートに戻すと、#0ベンドラメ(3年・PG)が2本の3Pを沈め、#33鈴木(2年・SG)の3Pが入って一気に10点以上のリードを奪った。近畿大はシュートが落ちてターンオーバーが多くなり、前半は37-28で終了。
3Qの立ち上がり、近畿大は#22ソウにボールが入って2連続得点。しかしオフェンスリバウンドに何度も絡むも、東海大との競り合いが激しく、また#16橋本が速攻に走るが阻まれてターンオーバーになってしまう。逆に#10バランスキー(4年・PF)の速攻、#35伊藤(2年・PG)のボールカット、アシストなどで東海大がさらにリードを広げると、3Qは53-36とリードを広げ、攻め続ける近畿大に対して手を緩めず、68-55としてベスト4へと駒を進めた。
ゴール下でのプレーはやや苦戦したが、ガード陣の機動力は東海大の貴重な武器。固いディフェンスも「(初戦の)大阪学院大に気づかせてもらった」(陸川監督)と、2戦目からは気を引き締め直した様子が見える。ただしターンオーバーの多さには修正をはかりたいとしている。バランスキーは「外のシュートが多くなってしまったけれど、試合全体を見ればファウルをたくさんもらってフリースローをもらえたのは良かった」と、流れを持ってこられた面を評価。近畿大は関西1位のプライドをもって挑んだが、2Q以降についていくことができなかった。
写真上:ベンチスタートで確実に仕事をこなす東海大・伊藤。
写真下:近畿大・橋本は最後までアグレッシブに攻め続けた。
※近畿大・保花選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「東海を目指してやってきたが悔しい」
目標達成できなかった悔しさを残りの試合のバネに
◆#6保花広樹(近畿大・4年・SG)
先制シュートで主将としてチームを鼓舞した。自身は終盤ファウルアウト。最後までコートに立っていたかった悔しい気持ちをのぞかせたが、チャンピオンチームに向かって、通じた部分には自信も見せる。ソウを中心に力をつけ、今の上級生は昨年よりも頼もしさを増してインカレに戻ってきた。一昨年4位に入ったときよりもバランスの良いバスケットをできているのは大きな成長だ。残りの順位決定戦を勝ち抜いて5位に到達できるか。
ー試合を振り返って、良い部分も見えましたね。
「通用した部分がありました。前から当たってきたところをしっかり運ぶこともできたし、東海の強いディフェンスの中でプレッシャーなくゲームコントロールできたし、自分たちのシュートもちゃんと打てる部分で打って入る部分もありました」
ー最初のシュートを決めましたね。
「チームはビビっているということはなかったんですけど、いつも通りやろうと、緊張をほぐす意味もありました」
ーチームの雰囲気はどうでしたか?
「この1年東海に向かってやってきたので、一番いい状態で試合に入れたと思います。みんな自分のやることをやってくれたと思います。自分自身は相手のオフェンスリバウンドがすごいのは分かっていて、ファウルをしないと止められいという部分もありました。その前に押さえるべきだったんですけど、そこは僕の失敗です。
ー引き離された要因は。
「3Qの部分でもう少し相手の流れを断ち切れればなというのが残念です。一桁の差で競り合っていたのに、そこでやられてしまいました。東海は1回戦、2回戦とあまりシュートも入っていなかったので僕らは絶対リバウンドを取ろうと言ってきました。ソウもいるし、リバウンドなら負けないと。でもやっぱり大事なところはしっかり決めてきて、そこで差がついてしまいました」
ーバランスキー選手のところは結構止めていましたが、そこは狙いでしたか?
「そこはソウがいるので特に意識はしていません。もちろんザックがやってくるのは分かっていましたが、ソウがうまく対応してくれたと思います」
ー東海とやってみて苦しんだのは相手のディフェンスですか。それともオフェンス?
「東海のディフェンスは分かっていて、しっかり対応できたと思います。ただ、オフェンスのアウトサイドでノーマークを何本かやられて、それを決められたところが痛かったですね。流れを持っていかれた速攻もありましたし」
ー昨年までのチームはソウ選手が点を取ってくるチームという印象でしたが、今年は全員が攻めている感じですね。
「ソウが周りを生かしているときは僕らもいい感じだし、チームも良い状態です。ソウも多分周りを見られるようになってきたんだと思います。ソウの成長でもあるし、近大の成長でもあります。ソウにボールが入ったときにはいろんなところが空いているよ、という話もしてきて今のプレースタイルになってきたと思います。今年はそういう中でレベルアップしてきて勝負の年だったので勝ちたかったんですが、来年また勝負をして欲しいです」
ー東海大に向けてやってきたということですが、どこが一番強化のポイントでしたか?
「東海と春頃だったかな?練習試合をやったら全然は歯が立たなくて、このままだったらダメだなということで喝を入れ直したりとか、ディフェンスの強化をやってきました」
―実際にやってみてダメだったところで目標に向かってやってこられたんですね。まだ順位決定戦がありますね。
「5位目指して頑張ります」
#23ソウ(3年・C)を中心にまとまりを見せる近畿大は、ディフェンディングチャンピオン東海大に対して終始激しく戦いを挑んだ。
インサイドでは#45頓宮(3年・C)が#23ソウをかわし得点する場面もあったが、全体的にアウトサイドを打つ形が多くなる東海大。これが決まってこずに重い立ち上がりになるが、#13中山(2年・SG)がブロック、オフェンスリバウンドで貢献する。一方の近畿大も#23ソウはペイント内では強みを発揮できず、アウトサイドシュートが多くなる。#6保花(4年・SG)、#16橋本(4年・PG)、#33藤田(3年・PF)らポイントゲッターが攻め、最後には#24戸梶(3年・PG)の3Pで15-13と2点差に肉薄して1Q終了。
2Q、近畿大は#5山本(3年・PF)のミドルシュートが2本決まる。東海大は#3大矢(2年・PF)のフローター、#8藤永(4年・PG)の3Pで対抗する。東海大は開始4分でスタメンをほぼコートに戻すと、#0ベンドラメ(3年・PG)が2本の3Pを沈め、#33鈴木(2年・SG)の3Pが入って一気に10点以上のリードを奪った。近畿大はシュートが落ちてターンオーバーが多くなり、前半は37-28で終了。
3Qの立ち上がり、近畿大は#22ソウにボールが入って2連続得点。しかしオフェンスリバウンドに何度も絡むも、東海大との競り合いが激しく、また#16橋本が速攻に走るが阻まれてターンオーバーになってしまう。逆に#10バランスキー(4年・PF)の速攻、#35伊藤(2年・PG)のボールカット、アシストなどで東海大がさらにリードを広げると、3Qは53-36とリードを広げ、攻め続ける近畿大に対して手を緩めず、68-55としてベスト4へと駒を進めた。
ゴール下でのプレーはやや苦戦したが、ガード陣の機動力は東海大の貴重な武器。固いディフェンスも「(初戦の)大阪学院大に気づかせてもらった」(陸川監督)と、2戦目からは気を引き締め直した様子が見える。ただしターンオーバーの多さには修正をはかりたいとしている。バランスキーは「外のシュートが多くなってしまったけれど、試合全体を見ればファウルをたくさんもらってフリースローをもらえたのは良かった」と、流れを持ってこられた面を評価。近畿大は関西1位のプライドをもって挑んだが、2Q以降についていくことができなかった。
写真上:ベンチスタートで確実に仕事をこなす東海大・伊藤。
写真下:近畿大・橋本は最後までアグレッシブに攻め続けた。
※近畿大・保花選手のインタビューは「続きを読む」へ。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「東海を目指してやってきたが悔しい」
目標達成できなかった悔しさを残りの試合のバネに
◆#6保花広樹(近畿大・4年・SG)
先制シュートで主将としてチームを鼓舞した。自身は終盤ファウルアウト。最後までコートに立っていたかった悔しい気持ちをのぞかせたが、チャンピオンチームに向かって、通じた部分には自信も見せる。ソウを中心に力をつけ、今の上級生は昨年よりも頼もしさを増してインカレに戻ってきた。一昨年4位に入ったときよりもバランスの良いバスケットをできているのは大きな成長だ。残りの順位決定戦を勝ち抜いて5位に到達できるか。
ー試合を振り返って、良い部分も見えましたね。
「通用した部分がありました。前から当たってきたところをしっかり運ぶこともできたし、東海の強いディフェンスの中でプレッシャーなくゲームコントロールできたし、自分たちのシュートもちゃんと打てる部分で打って入る部分もありました」
ー最初のシュートを決めましたね。
「チームはビビっているということはなかったんですけど、いつも通りやろうと、緊張をほぐす意味もありました」
ーチームの雰囲気はどうでしたか?
「この1年東海に向かってやってきたので、一番いい状態で試合に入れたと思います。みんな自分のやることをやってくれたと思います。自分自身は相手のオフェンスリバウンドがすごいのは分かっていて、ファウルをしないと止められいという部分もありました。その前に押さえるべきだったんですけど、そこは僕の失敗です。
ー引き離された要因は。
「3Qの部分でもう少し相手の流れを断ち切れればなというのが残念です。一桁の差で競り合っていたのに、そこでやられてしまいました。東海は1回戦、2回戦とあまりシュートも入っていなかったので僕らは絶対リバウンドを取ろうと言ってきました。ソウもいるし、リバウンドなら負けないと。でもやっぱり大事なところはしっかり決めてきて、そこで差がついてしまいました」
ーバランスキー選手のところは結構止めていましたが、そこは狙いでしたか?
「そこはソウがいるので特に意識はしていません。もちろんザックがやってくるのは分かっていましたが、ソウがうまく対応してくれたと思います」
ー東海とやってみて苦しんだのは相手のディフェンスですか。それともオフェンス?
「東海のディフェンスは分かっていて、しっかり対応できたと思います。ただ、オフェンスのアウトサイドでノーマークを何本かやられて、それを決められたところが痛かったですね。流れを持っていかれた速攻もありましたし」
ー昨年までのチームはソウ選手が点を取ってくるチームという印象でしたが、今年は全員が攻めている感じですね。
「ソウが周りを生かしているときは僕らもいい感じだし、チームも良い状態です。ソウも多分周りを見られるようになってきたんだと思います。ソウの成長でもあるし、近大の成長でもあります。ソウにボールが入ったときにはいろんなところが空いているよ、という話もしてきて今のプレースタイルになってきたと思います。今年はそういう中でレベルアップしてきて勝負の年だったので勝ちたかったんですが、来年また勝負をして欲しいです」
ー東海大に向けてやってきたということですが、どこが一番強化のポイントでしたか?
「東海と春頃だったかな?練習試合をやったら全然は歯が立たなくて、このままだったらダメだなということで喝を入れ直したりとか、ディフェンスの強化をやってきました」
―実際にやってみてダメだったところで目標に向かってやってこられたんですね。まだ順位決定戦がありますね。
「5位目指して頑張ります」
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