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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.11.15 (Sat)

【2014リーグ1部】11/2 5位決定戦 国士舘大VS明治大

ディフェンスの良さで明治大が5位へジャンプアップ
勢いを削がれた国士舘大は終盤に猛追するも届かず


141102IZAWA.jpg 勢いに乗っている国士舘大と、ここに来て得意のディフェンスの良さが実りつつある明治大。どちらのペースで進むか注目された5位決定戦の立ち上がりは、明治大が主導権を握った。#18小山(4年・PG)のドライブと#51皆川(4年・C)のバスケットカウントで先行。守っても、国士舘大のタフショットを誘発し、相手に気持ちよくバスケットをさせなかった。明治大は停滞の時間帯もあったが、#51皆川の好調さなどが効いて、1Qでリードを9点とする。2Qもこのまま明治大の攻守における良さが光った。国士舘大に8分以上フィールドゴールが生まれず、#32吉川(1年・G・京北)を中心とした攻めで着々とリードを広げる。34−19と、明治大の思惑どおりのスコアで2Q終了。

 国士舘大は、3Qからようやく本来のシュート力の高さを発揮し始めるが、明治大も決め返していく。4Q立ち上がりには#50伊澤(3年・PF)の得点でこの試合最大の21点差。勝負は決まったかに思われた。しかし、ここから国士舘大が追い上げていく。#5永山(4年・G)の3Pを皮切りに、#23寺田(3年・C)の確率も上がる。残り3分半、#22原(3年・F)の3Pで一桁の差とする。明治大はこれを見て一旦下げていた主力メンバーをコートに戻した。互いにフリースローを決め合って迎えた残り1分、#22原の3Pが再びネットを揺らして6点差となり、分からなくなる。明治大はここでターンオーバーが出るが、これを#18小山がスティールし返して落ち着きを取り戻した。国士舘大も#22原が再び3Pを決め、直後のスローインからボールを奪うが、ここで狙ったシュートは外れ、勝負は決まった。結局69−65とした明治大が辛くも逃げ切り、最終順位を5位とした。

141102TERADA.jpg 勝利した明治大は、リーグ序盤は苦しい戦いを強いられた。なかなかメンバーが固まらず、拾える試合をモノにしながら戦ってきた。しかし、元々悪くはなかったディフェンスが終盤にかけて一段階レベルアップ。本人は「まだまだターンオーバーが多い」と反省するも、中東を1番ポジションで起用する策もプラスに働き、結局は順位を5位にまで押し上げた。明治大は、ここ最近はリーグ戦のどこかで苦しむが、同時にそれを打ち破ってインカレでは2年前に3位、昨年は準優勝にまで登り詰めた。今年はどのようなフィニッシュを迎えられるか。

 この日敗れた国士舘大は7連勝中だったが、序盤から明治大のディフェンスの良さを前に難しいシュートが多くなり、なかなか確率を上げられず。試合終盤になって原のアウトサイドの確率が上がったが、結局明治大に逃げ切られた。これでリーグ戦では勝ち越したが、不本意にも6位という戦績に。だが新田「自分たちが負けたので仕方がないところではある」と、勝たなければいけない試合で敗れたことを反省。シュート力を強調する戦い方は諸刃の剣ではあるが、国士舘大はそのやり方でこれまで戦ってきている。インカレまでに、もう一度勢いの良さを取り戻せるか。

写真上:中東や皆川とともに2ヶ月を通じて安定感のあるプレーをキープした明治大・伊澤。
写真下:国士舘大は、寺田などベンチメンバーの台頭が躍進を下支えした。

※明治大・中東選手、国士舘大・新田選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「責任というのはすごく感じた」
プレーだけでなく精神面でも期待される存在へ

◆#12中東泰斗(明治大・4年・SG)
141102NAKAHIGASHI.jpg今リーグは厳しい戦いも予想された明治大。リーグ序盤は苦しい戦いだったが、終盤にかけて巻き返しに成功。持ち前のチームディフェンスの良さがここにきて結果につながり始めた。それだけでなく、中東を実験的に1番起用する采配もひとつの機能を見せている。本人はまだ慣れない様子だが、それでも「点数が取れるようになって良かった」と話すように、プレー内容に手応えも感じている様子。インカレにかけて、チーム力が試されるのはここからだ。名実共にチームの中心となり、昨年に続く旋風を巻き起こせるか。


—5位という結果をどのように受け止めていますか。
「18試合では7位という結果だったんですけど、順位を上げられて良かったと思います。最初は本当にどうなるかな、って感じだったんですけど、最後はこうやって調子を上げて終わることができて、ほっとしています(笑)」

—明治大は、ここ数年は必ずリーグ戦後半に調子を上げてきますね。
「そうですね。今年のチームは特に経験のないメンバーが多かったので、試合を通して経験を重ねることで、みんな自信がついてきて、それで後半は良くなってきたんだと思います」

—リーグ戦は必ずしもメンバーが固定されない中でスタメン出場を続けました。責任感も増したと思います。
「去年よりはさすがに増したと思います(苦笑)。今年はそういう部分もほとんど自分の役割だったので、責任というのはすごく感じました。戸惑った部分もありましたけど、最後は良い調子で終われたので良かったなと思います」

—チームでのディフェンスがかなり良くなりましたね。
「そうですね。安定してきましたね」

—今日の最後に詰め寄られたのは課題かと思いますが。
「あそこら辺は1、2年生で出ていたので。あいつらは、まだ戦う気持ちというか、見ていてもまだ思い切りが足りないというか。危機感がないんですよね。そういう面で、今日は自分たちが出て最後は勝ちましたけど、あのままだったらどうなっていたか分からなかったです。それを知ってもらいたいなとは思いますね。来年はこのままだと結構危ないと思うので」

—しっかりと学びにつなげるために必要なことは。
「今日の試合も良い経験になると思います。競ったゲームをすることは大事だと思いますね」

—このところのご自身は1番ポジションでのプレーとなっています。その点はいかがですか。
「まだまだ慣れないポジションでターンオーバーが多くて。ただガード陣がまだ安定していないので。拓大と東海戦でガードをやった時に、自分でボールを持って1対1をやれました。点数が取れた面は良かったと思います。あとはターンオーバーを減らしていけたらいいなと思います」

—インカレに向けて重きを置きたいポイントはどのようなことでしょうか。
「ゾーンもやっているんですけれど、昨日の慶應戦とかもマークが空いたところがありました。ゾーンの徹底と、マンツーマンはこのまま続けて。あとはオフェンス。今は良くなってきたんですけど、全員がリングを向いて1対1をやることを考えていきます」

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「自分のプレーが上手くいき、結果的に気持ちよくできた」
最初で最後の1部リーグを充実の内容で終える

◆#9新田 華武伊(国士舘大・4年・C)
141102NITTA.jpg最後に敗れたことで6位となってしまったが、国士舘大がこのリーグ戦で1部を盛り上げた存在であることは間違いない。個人で目立った記録はないが、数字に残らない部分で仕事を果たすのがこの選手の良さであり、反省をのぞかせたがしっかりと自らの仕事を果たしたと言っていいだろう。インカレでは、今一度勢いを取り戻して戦いたいところ。そうすれば、好成績はおのずと見えてくるだろう。


—今日の結果で6位になってしまったことには、消化不良な部分はあるかと思います。
「そうですね。18試合では5位だったので、今日の結果で6位になっちゃったというのは、自分たちが負けたので仕方がないところではあるんですけれど。でもここは切り替えて、まだインカレもあるし、やっていくしかないと思います」

—今日は何が良くなかったのでしょうか。
「出だしがまず悪くて、そのままずるずるいってしまって。まだ悪い時の波があるんだと思いますね」

—その波を悪い方に出さずに安定させるためには、何が必要でしょうか。
「普段の練習から気を引き締めて。今週もちょっと悪い練習の時があったので、試合の前の練習を常に大切にしていかないといけないと思います」

—連勝が続いてきて、気持ちの緩みはありませんでしたか。
「そうですね。少しはあったかもしれないです」

—とはいえ、初めての1部の内容としては目を見張るものでした。
「初めての1部をみんなが体験して、最初はみんな緊張して固まっちゃって、あまり良くなかったと思うんですけど、そこから徐々に慣れてきて、自分の力も出せるようになってきました。試合を通して徐々にチームがまとまってきたのかなと思いますね」

—新田選手ご自身のプレーの出来ばえはいかがだったでしょうか。
「1巡目はチームに迷惑をかけてばっかりで、元々得点はそんなにしてはいないんですけれど、その分2巡目になって切り替えて。自分はディフェンスとか、リバウンドとか、そういうところで頑張っていかないといけないと思って取り組んでいました。それが上手くいって、結果的にオフェンスも緊張が解けて気持ちよくできたのかなと思いますね」

—4年生になったという部分でも、プレーに取り組む意識への影響はあったかと思います。
「去年はタケ(松島)と祐二(髙橋)がいたから、それについていく感じで、良いパスもどんどん出してくれていたし。ただ、今年は全員でやっていかないといけなかったので、その中で1巡目は4年生として不甲斐なかったと思います。悔しいところですね」

—とはいえ、このリーグ戦でも成長した選手は多かったですね。
「チーム一丸となって戦えて、その日その日で調子の悪い日もありましたけれど、その代わり次の人がベンチから出て頑張ってくれていたので、そこは成長した点かなと思います」

—インカレまで3週間です。そこへ向けて、また修正点もあるかと思います。
「インカレは負けたら終わりなので、さっきも言った通り、普段の練習から良い内容を心がけて。またチーム一丸となって頑張っていきたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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