2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.10.26 (Sun)

【2014リーグ1部】10/26 最終戦レポート

接戦が続いた最終戦
ホームの東海大が見応えある勝負で締めくくる


141026TAKAKURA.jpg 東海大のホーム開催となったプレーオフ前の1部リーグ戦最終日。長いリーグの締めくくりはいずれも接戦続きとなった。全勝の東海大は、青山学院大に終始苦しめられた。しかし、ホームの声援を力にして逃げ切りに成功。これで2年連続の全勝を達成。初開催のプレーオフを勝ち抜き、完全優勝を決めたいところだろう。拓殖大も去年この会場で圧倒された明治大を相手に競り合いの時間が多くなり、最後まで苦しんだが勝利し、青学大と同率の6敗ながら、2位に滑り込んだ。

 前日時点で入れ替え戦の決まってしまった白鴎大専修大は、明暗が分かれる内容となった。前者は、2位に座る可能性のあった筑波大を終始リード。筑波大の猛烈な追い上げも勢いで押し戻してみせて、入れ替え戦へ弾みのつく4勝目を挙げた。専修大は、1巡目で勝利した慶應義塾大とのクロスゲームに。どうにか3連勝で締めくくりたいところだったが、僅かな差で及ばずに最下位となった。

 また、既にプレーオフ前の順位では5位の確定している国士舘大は立ち上がりから法政大を圧倒して、10勝の大台に到達。昇格初年度ながら、大健闘と言うべき戦績を残した。

写真:大垣とバンバが調子を落として明治大に苦戦した拓殖大だが、高倉を中心に最後まで慌てる様子は見せず。

※ 専修大(小田選手インタビュー)対慶應義塾大、筑波大対白鴎大(大釜選手インタビュー)、東海大(鈴木選手インタビュー)対青山学院大のレポート、法政大・植村選手、国士舘大・菅選手のインタビューは「続きを読む」へ。



[続きを読む]

【PICKUP GAME 1】10/26専修大VS慶應義塾大

専修大が食い下がるも、慶應大が1巡目の借りを返す

専修大学75(18-21,19-17,18-20,20-20)78慶應義塾大学

141026ITO.jpg 既に入れ替え戦が決まっている専修大慶應義塾大の対戦だが、最初の対戦同様最後まで分からない展開となった。

 2巡目は青山学院大、筑波大を相次いで破って勢いに乗り、勝てば勝率5割となる慶應義塾大。既に入れ替え戦が決まっている専修大はここに来てようやく好調の波に乗り、更に弾みをつけておきたいという上り調子同士。両者序盤から決め合い、時には無得点が続くという双方の思惑の交錯した最後まで分からない展開となった。前半は慶應大は#22トカチョフ(1年・CF・國學院久我山)がインサイドで奮闘してみせれば、専修大も#35鈴木(4年・F)や#6渡辺(2年・G)がお返しとなる得点を決めて、ともに抜け出すポイントがなかなか出ない。

 流れが傾いたのは、3Q残り3分。#5吉川(4年・G)の3点プレーに続いて#7黒木(4年・CF)が速攻で決めて慶應大ペースとなったかに見えた。しかし専修大は諦めずに#14高澤(1年・G・市立船橋)が3Pを決めて引き戻しにかかり、#11秋山(1年・G・東海大浦安)も連続3Pで奪い返したリードを拡大。残り6分で二桁リードとして勝負は決まったかに見えた。だが、ここから慶應大が反抗。#10大元(3年・G)の得点で雰囲気を変え、ディフェンスも良くなって専修大にゴールを割らせない。#22トカチョフが厳しいマークの中で得点を重ねると、残り40.9秒で1点差とする。逃げ切りたい専修大だったが、この勝負どころで#4伊藤(4年・PG)にジャンプシュートを許し、逆転される。専修大は最後のオフェンスにかけるが、ここで痛恨のターンオーバー。これがまたも#4伊藤の得点につながり、結局78—75で、もつれた試合は慶應大が勝利。専修大はこの結果10位が決まり、大東文化大との入れ替え戦にまわることとなった。

写真:行方の分からない試合で最後に流れを引き寄せた慶應大・伊藤。それでこそ主将、という活躍だった。

[慶應義塾大スタメン]#4伊藤、#6権田、#10大元、#13福元、#22トカチョフ
[専修大スタメン]#6渡辺、#13石上、#24田代、#35鈴木、#47藤田

[慶應義塾大]#4伊藤19点、#22トカチョフ18点、#5吉川11点、#6権田11点
[専修大]#35鈴木20点11リバウンド、#6渡辺17点14リバウンド、#11秋山12点


【INTERVIEW】
「コート以外の部分を割り切ってやってきた」
試合に絡めなかったシーズンを不完全燃焼では終わらせない

◆#10小田悠太(専修大・4年・主将・PG)
141026ODA.jpg絶対的であった宇都という存在が抜け、元々苦しい戦いは想定されていた。しかし現実として最下位という戦績を突きつけられるとやはりその表情には悔しさ、やるせなさが漂う。そして自身は春先の怪我により、最近になって練習復帰したばかり。プレーでの貢献ができなかったことは、何よりも悔いの残るものであろう。ただ、苦しい状況でも味方をベンチから鼓舞し続け、終盤になるとチーム状態は上昇。ルーキーが思い切りの良い活躍を示し、連勝も記録した。上向きの状態で、入れ替え戦に向かう。


—昨日の時点で入れ替え戦が決まりましたが、沈んだりしたところはありませんでしたか。
「いや、沈んだというよりは、結果は残念だったんですけど、勝って今日に繋げることができたので、状況は状況ですけれど、それとは一切関係なく、変に考えてしまうことはなかったです。逆に勝った部分が大きかったので、みんな気分良く今日に入れたと思います」

—吹っ切れていた?
「チーム的には悔しかったですけど、それは終わったことなので。監督やコーチから『過去は変えられないけれど、未来は変えられる』と言われて、それを受け入れて今日に臨めたと思います」

—今日はできれば勝ちたかったと思います。
「そうですね(苦笑)。最後にもう一回流れを持ってこられたところで、下級生が多くて踏ん張りきれなかったのが敗因かなと思っています。あそこで走られてしまって。でも、今日は負けてしまったんですけど、どうすれば自分たちのバスケットが出来るのか、良い勉強になったゲームだったので、その部分では入れ替え戦に繋がったかなと思います」

—慶應大は球際もしつこく狙ってくるチームですが、そういう意味では入れ替え戦に向けてのシミュレーション的な部分も経験できましたね。
「そうですね。慶應はどんな状況でも決して諦めないチームなので、そこに自分たちがやりたいバスケットができれば、入れ替え戦でも2部のチームに勝てると言われていたので、気持ちの部分では良い入りができたと思います。ただ、最後の最後でああいう形になったのも、気の緩みといった部分が出てしまって。そうなると2部のチーム相手でもやられてしまうことになると勉強できたので、それは良かったことだと思います。改善点ですね」

—小田選手はケガでこのリーグ戦は出場できず、また別の悔しさもあるかと思います。この2か月間はいかがでしたか。
「シーズンが始まってすぐに膝のケガをして。でも、その分キャプテンとしてコート以外のところでも声をかけたりとか、そういう部分を割り切ってやっていました。プレーでは泥臭くやることが僕の持ち味なので、そこを示していけたら良かったんですけれど。難しかったですね。リーグ戦の後半に復帰できたら、という思いもあったんですけど、チームも良い流れだったので、試合に出られないのは割り切って。ベンチの仕事とか、どうやってモチベーションを上げていくかを中心にやってきました。最初は負けも込んでしまって、最上級生として思い悩んだりもしたんですけど、後半になるにつれてチームも良くなっていったので、諦めずにしつこく言い続けて良かったと思います。特に下級生は経験不足で、大事なところでミスが出るところはありますけれど、でもものすごく頑張ってくれているので。そこはありがたいですね」

—練習には一応復帰されているんですよね。
「そうですね。先週、先々週くらいからかな。予定よりも早いんですけれど、時間がないので参加させてもらっています。動き的にはまだ全然なんですけれど、ディフェンスやルーズボール、そういう技術以外の部分も自分の仕事だと思っているので、そこはケガとかどうのこうの関係なしに気持ちを出して。それでチームを鼓舞できたらと思っています。そこは積極的にやっています」

—このところもう一度ディフェンスを大事に考えて練習から取り組んでいると聞いていますが、そういう部分はやはり重要ですね。
「そうですね。専修はチームプレーのオフェンスよりも、個人技でやってきたチームなんですけれど、今年は個人技でどうのこうのというよりも、ディフェンスとリバウンドからブレイクとトランジションの部分をずっとやり抜いてきたので。リーグ戦の途中はオフェンスでもボールが回らなかったりして、個人技に走ってしまう部分はあったんですけれど、やっぱりリーグ戦後半からはディフェンスを締め直して、リバウンドを頑張って、トランジションを意識する部分では、繋げられたかなと思います」

—入れ替え戦でもそういう部分が重要ですよね。
「入れ替え戦だからというのじゃなしに、シーズン通じてやりたいことがディフェンスとリバウンド、トランジションの部分だったので、そこは変えずに。少し期間は空くんですけど、そこは徹底し直して入れ替え戦に臨めたら、結果はついてくると思います」

—3年前とは置かれた状況も異なると思います。
「そうですね。3年前は1年生だったので、ただ『入れ替え戦なんだ』という感じだったんですけれど、4年生にもなって抱えるものも違ってきて。でも今は僕はベンチにいるだけなので、試合に出る方が抱えるものは大きいと思います。そこをどう軽減して、どうバネにしてプレーさせてあげられるかといった部分を大事にして。それに入れ替え戦でプレーすることになったら、失うものは何もないので、しっかりやれば大丈夫だと思います」

—専修大は、今の1部では最も1部在籍が長いですよね。そこもプレッシャーになる部分ではないかと思います。
「そうですね。そこは今OBの方からもすごいプレッシャーをかけられているんですけど(苦笑)。そこは、今は僕たちの代ということで、プライドを持って自分たちのやるべきことをやっていけば、おのずと結果はついてくると思います。そこは考えずに、自分たちのやるべきことに集中していきます」

--------------------------------

【PICKUP GAME 2】10/26筑波大VS白鴎大

9位確定の白鴎大、大きな勝利を得て入れ替え戦へ

筑波大学66(14-16,12-20,19-10,21-28)74白鴎大学

141026JANI.jpg 勝てば2位への可能性が繋がる筑波大白鴎大相手となった試合は、是が非でも勝利の求められる状況だった。

 しかし試合は、立ち上がりから白鴎大の#1大釜の攻め気が光った。#23ジャニのインサイドも効果を見せて、筑波大をたじろかせる。2Q立ち上がりにはテンポ良くシュートが決まって筑波大から安全圏のリードを得る。筑波大は淡白なオフェンスが目立ち、連続した得点が出ない。#34森川(1年・SF・明成)にも得点が出るなどした白鴎大が、10点ものリードで3Qに。

 筑波大はここから#21笹山(4年・PG)の連続3Pで一挙に点差を詰める。白鴎大はオフェンスがぴたりと止まってしまい、筑波大#17杉浦(1年・PF・福大大濠)の得点で同点とされてしまう。苦境を脱したのは#28川邉(2年・F)がきっかけだった。ここから両者決め合いの展開となるが、4Q出だしの#34森川の3Pで流れは再度白鴎大に。筑波大は、慌てる時間帯ではないものの、早打ちしたシュートがことごとく落ちてずるずると離された。一方の白鴎大は#23ジャニが2本のバスケットカウントを稼いで勢いづき、74−66として勝利。既に9位が決まっている状況ではあったが、2位の可能性のあった筑波大から、貴重な勝利をものにした。

写真:リーグ序盤は故障を抱えて万全ではなかった白鴎大・ジャニ。後半にはプレータイムを増やした。インサイドでは代わりのいない存在だ。

[白鴎大スタメン]#0野﨑、#1大釜、#23ジャニ、#28川邉、#81中村
[専修大スタメン]#2満田、#8木林、#14坂東、#17杉浦、#21笹山

[白鴎大]#28川邉18点13リバウンド、#23ジャニ17点、#34森川12点、#1大釜10点
[筑波大]#21笹山22点、#17杉浦22点

【INTERVIEW】
「今までと一緒のことを徹底してやっていく」
苦しい状況でも戦い方は変えず1部の座を守りにいく

◆#1大釜賢治(白鴎大・4年・主将・PG)
141026OOKAMA.jpg今リーグは戦術的理由からベンチに控える試合も多かったが、終盤に来て再びスタメンに復帰。入れ替え戦行きが決まった状況ではあったが、持ち前の積極性がチームを発奮させ、2位を争う筑波大に勝利してひとまず大会を終えた。入れ替え戦は2年ぶりとなるが、当時とは異なり今度は1部の地位を守る立場となる。当時とは戦いを迎えるにあたっての気構えも異なるであろうが、下級生が成長を示してきているだけに、残留を果たさなければならない。


—やはり、ホッとしましたか。
「そうですね。最後に勝てて終われたというのは結構デカいかな、と。次に繋がると思うので」

—昨日の時点で入れ替え戦が決まってしまいました。そこから今日の試合はどのような気持ちで臨んだのでしょうか。
「昨日はかなりの大敗で、ミーティングでも言ったのは『入れ替え戦が決まったのは仕方がないから、あとはしっかり勝って次に繋げよう』というのは言いましたね。切り替えはうまくできました」

—ここに来て再びスタメン復帰となりました。
「最初は神里(#49)がスタメンだったんですけど、コーチ陣が経験が浅いということで敢えて使っていました。自分がその分出られなかったんですけれど、そこは我慢してくれとも言われたので。消化しきれない部分もあったんですけれど、そこは練習から自分たちが声を出して引っ張って。そこはしっかりコミュニケーションは取っていました」

—負けが続いた頃は、心中穏やかではなかったと思います。
「そこは難しかったですね(苦笑)。去年は柳川さん(現NBL広島)と白濱さん(現NBLアイシン)がいて、今年は誰もスターがいないので、みんなで頑張ろうというのはチームが始まった時から言っています。どうすればモチベーションが上がるのかも考えて。ただ声を出すのもあんまり良くないと感じて、練習中からも話し合いを重ねていきました。後半からはチーム的には良くなってきたかな、と思いますね」

—そうしたコミュニケーションを通じて、上級生が自分たちの役割に納得したあたりから、雰囲気も良くなったと聞いていますが。
「それもありますね。そこから吹っ切れた感じはあったので。出たら結果を残そうというのは意識していました」

—大釜選手がコートに入ると、空気が変わるように感じます。チームに喝が入っているようですが。
「そうですか(笑)?自分が意識しているのは、リバウンドを取って早く動くことで、行けるときはガンガン行って、点数を取って。点数が止まった時も自分がやっていくというのは意識してやっています」

—その点の今日の出来はいかがでしたか。
「個人的には最初は良かったにしろ、途中でディフェンスがダメだったので。笹山(#21)に続けて決められてしまって。そこは今日の反省するところではあります。チーム的にはそれでも追いつかれて、我慢してできて、また点差をつけられたのは良かったかなと思います」

—森川選手(#34)が苦しい中でも台頭してきましたね。
「思い切りが良いですよね。何も言わずに思い切りやらせて、ダメだったらディフェンスに集中させるように声をかけているので。オフェンスに関しては、ただ思い切りやれというだけですね」

—入れ替え戦ですが、日体大が相手となります。相手はあまり関係ないかもしれないですが、そこに向けて。
「今までと一緒で、ディフェンスをやってブレイクを出すことを徹底してやっていきたいですね。日体も特徴は似ていますけど、相手のトランジションには気をつけたいなと思います」

—かなり勢いづいています。
「それを受け付けちゃダメですよね。前の入れ替え戦は逆の立場だったんですけど、下の勢いは怖いですね」

—ただ、今日こういう試合ができたこともプラスですね。
「良かったです。相当に大きいです」

--------------------------------

【PICKUP GAME 3】10/26東海大VS青山学院大

青学大があと一歩まで追い込むが
勝負強さを発揮した東海大に土はつかず


141026NAKAYAMA.jpg 近年覇権を争いう相手としてライバル関係を続けてきた東海大青山学院大。リーグ戦の締めくくりはその両者の一戦となった。東海大は#0ベンドラメ(3年・PG)が前日軽く負傷し大事を取って欠場。青学大はここで踏ん張りを見せて最後まで分からない試合となった。

 先行は東海大。スタメン5人がバランス良く1本ずつシュートを決めていき、ダッシュに成功したように見えた。だが青学大は#7野本(4年・PF)のバスケットカウント、#13鵤(3年・PG)の3Pが当たって対抗。両輪の活躍に#9安藤(2年・SG)、#21石黒(2年・PF)も得点で応えて逆転し、5点のリードとして1Qを終える。2Qはともに決め合いの様相となるが、東海大は交代した#1小島(3年・PG)と#33鈴木(2年・SG)が活躍し追いつく。青学大はタイムアウトで修正を図るも、東海大は#35伊藤(2年・PG)も得点してつけ込ませず。青学大はこのQ7点に終わって、この停滞が後になって響いた。

141026KASAI.jpg 14点を追う青学大。1巡目の対戦ではこのまま差を広げられてしまったが、この日は違った。#0船生のオールラウンドな活躍が効いて、東海大に迫る。2Qとは逆に、今度は東海大が失速。#13中山(2年・PG)や#35伊藤といったガード陣の得点でリードは保つものの、差は5点にまで詰められた。ここで東海大は、#35伊藤、#13中山、#1小島、#33鈴木、#10バランスキー(4年・PF)という小さい布陣で対抗。サイズはないが機動性が増した布陣となり、4Qは再度流れを掴んだ。青学大のお株を奪うような速攻も見せながらの得点が続いて、詰められたリードを維持する。青学大は#13鵤の得点が決まって詰め寄るが、直後に#10バランスキーにバスケットカウントを許してしまう。最後はファウルがかさんでフリースローを量産し、青学大が2点を追ってラストプレーを迎えるが、ここで#0船生に向けて狙ったパスは通らずに同点はならなかった。78—76で、東海大が苦しみながらもホームを沸かせる勝利で18連勝。無敗でプレーオフに臨むことになった。一方、敗戦の青学大は第1戦とは異なる善戦を見せたが、3位に後退してリーグ終了となった。

写真上:層の分厚い東海大はベンドラメが欠場も、中山が良い働きを示し、無敗キープに貢献。
写真下:10得点の笠井など、4人が二桁をマークしたが、青学大は東海大からの1年半ぶりの勝利を逃した。

[東海大スタメン]#7晴山、#8藤永、#10バランスキー、#13中山、#45頓宮
[青山学院大スタメン]#0船生、#5高橋、#7野本、#11田中、#13鵤

[東海大]#1小島13点、#13中山13点、#33鈴木12点、#7晴山10点、#10バランスキー10点、#35伊藤10点
[青山学院大]#13鵤19点、#7野本16点、#0船生13点、#18笠井10点


【INTERVIEW】
「今回は自分たちがやらなきゃと思っていた」
主軸がいなくてもやるべきことは貫徹

◆#33鈴木隆史(東海大・2年・SG)
141026SUZUKI.jpg前日負傷したというベンドラメが、この日大事を取って欠場。終盤には東海大としては珍しいスモールラインナップで青学大と勝負することとなったが、鈴木は4番ポジションをそつなくこなした。肝を冷やす展開ながらも声援の後押しも受けて勝利を手にし、これでチームは18連勝となった。完璧とも言える成績だが、内容面での課題を挙げるところは、まだまだ高みを目指しているからこそ。プレーオフも勝ち抜いて優勝を手にし、東海大としては未踏の三冠という頂へ近づきたい。


—今季は筑波大戦の1戦目同様、テンションの高い試合だったと思います。
「去年もホームゲームはありましたが、その時のプレータイムは少なかったので、よく実感が沸かなかったんです。今回はプレータイムが多く与えてもらったので、こういう応援もプレッシャーになるかもしれないんですけれど、それをプラスの方向に持っていけました。そこが個人的には良かったと思いました」

—プレッシャーもある?
「そうですね。いつものプレーをしなきゃと思うんですけれど、みんな応援してくれるので、それ以上にやらなきゃいけないと思うんですよね。そういう意味ではプレッシャーは感じていました」

—それが力になったのか、3Pも良いところで決まりました。シュートタッチはいかがでしょうか。
「うーん……まあまあかな、と思います(笑)」

—リーグの途中では、シュートが不調という印象もありました。
「まだ波があるんですよ。ディフェンスもできるし、シューターとしても期待されて起用されているんですけれど、まだまだシューターとしての力がないので(苦笑)、これからまた頑張っていきたいなと思います」

—ディフェンスを期待されての起用が基本ですが、今日の出来はいかがでしょうか。
「今日はまだディフェンスのミスが自分にはありました。コミュニケーションのところとか、要らないファウルとか。まだまだ課題は多いので、ディフェンスは磨いていきたいです」

—ベンドラメ選手が今日は欠場でした。その選手がいなかったことも大きかったと思います。
「晃佑(#21橋本)さんもそうなんですけれど、その2人は本当に核で、いつも頼ってばっかりだったんで。でも今回は自分たちがやらなきゃと思っていました。そういう風に考えると、今日の結果で自信に繋がった部分があるなと思っています」

—一つ気になったんですが、終盤はかなり小さな布陣でしたよね。
「そうですね。自分も高校時代は4番ポジションをやっていたので少しはできるんですけど、青学も野本さん(#7)以外はみんなサイズ的には同じような感じなので、多分コーチもそう考えたんだと思います」

—練習はやっている組み合わせだったんでしょうか。
「一応やっています。色んな場合を考えて。でも、そんなに多くはないです」

—今日この状況でやることで、戸惑いはありませんでしたか。
「いや、自分たちはみんなどのポジションでも頭で考えながらこなせるので、そこはしっかりやっていますね」

—意図はどのようなものだったのでしょうか。
「ディフェンスもできるし、走れます。小さくした分ディフェンスをやって、ブレイクを出そうと」

—これで2年続けて18試合全勝です。まだプレーオフがありますが、これは胸を張って良い記録だと思います。
「そうですね。本当は毎試合60失点以内で抑えるという目標があって、それは達成できていないのでまだまだ課題は多いです。インカレまでにまだ修正できる部分はあると思いますが、最後にプレーオフで勝たないとこの全勝の意味がないので、また切り替えてやっていきたいなと思います」

--------------------------------

【その他INTERVIEW】

「気を抜かずに一戦一戦大事にしていきたい」
二桁勝利にも満足せず、更に上を目指す

◆#18菅 俊男(国士舘大・3年・SG)
141026KAN.jpgチームの誰もが未経験の1部リーグで、国士舘大は5位という好成績を残した。ディフェンス面を期待されて今季からスタメンに名を連ね、最終日の試合では10リバウンドをマークした一方で、23得点の数字。最終的に6連勝となったチームの浮上に貢献した選手の一人である。今後はプレーオフ、インカレと、一発勝負のゲームが続いていくが、今の勢いをもってすればインカレでは上位争いに食い込む可能性は大いにある。持ち味のディフェンスで今後もチームを締めていきたい。


—初の1部は10勝で5位に食い込みました。まだプレーオフ前ですが、この成績をどう捉えていますか。
「リーグ前は1部残留が目標だったんですけど、やっていく度に徐々に自信もついてきて、残留を決めた後は10勝を目標にして、最終的にそれが達成できたので良かったです。自分は試合に出るようになったのが今年からで、最初は少しビビってしまったんですけど、徐々にやれるなという自信を得ることができました」

—何か自信となるきっかけはあったんでしょうか。
「やっぱり最初の東海戦とかで、自分たちでも良い試合ができると実感できたことがきっかけでしたね」

—今日は得点面で際立ちましたが、普段心がけているプレーは?
「自分はあんまり得点能力がないので、得点は原(#22)や貴也さん(#6伊集)が取ってくれる分、ディフェンスとルーズボールと、リバウンドとかの泥臭いプレーをやれと言われていて。そこを心がけています」

—リーグ戦の中でのその出来ばえはどうでしたか。
「出来ない試合もあったんですけど、意識して達成できた試合もあったので、それは自信になりました」

—少しムラがあったようですが、安定感を出すためにはどういったことが必要になるでしょうか。
「最初から強い気持ちを持って、ゲームに入れれば。そういう試合だと達成できていると思うので、どの試合でも強い気持ちでやっていきたいです」

—昨年の4年生2人の抜けた穴は大きいとどの選手も話すのですが、菅選手もそう感じますか。
「そうですね。やっぱり違いますよね。でも、その分今年のチームはみんなでディフェンスを頑張ろうという意識が出てきて良い状態なのかなと思います」

—これまで出番の少なかった選手では、永山選手(#5)はずっと好調で、比屋根選手(#54)や藤井選手(#68)も問題なく試合をこなせるようになりましたね。
「そうですね。永山さんなんて、パスを出せば決めてくれるので、そこはすごく心強いです。伊集さんが出ていないですけど、今は比屋根も藤井も頑張ってくれているので、自分も負けてられないです。そこで刺激し合っていきたいです」

—まず目前にプレーオフがあります。
「一つひとつ、こなしていきます。勝っている相手と当たりますけれど、それでも気を抜かずに一戦一戦大事にしていきたいです」

--------------------------------

「すごく気持ちよくプレーができている」
臆せずに奮闘し、最低限の結果に貢献

◆#14植村哲也(法政大・1年・PG・明成)
141026UEMURA.jpg高校時代には全国制覇を経験。1年生ながら既に多くのプレータイムを得ており、同じポジションの佐藤とはまた違った持ち味を発揮している。この前日の専修大戦では自ら積極的にゴールへ向かう姿勢が光り、入れ替え戦回避となる8位に貢献した。最低限度の目標は達成したが、これで満足するのは禁物。シーズン終盤にかけて、まだまだ成長する様を見せることが期待される。


—昨日の時点で入れ替え戦回避が決まりました。やはり安心感はあったと思います。
「それもあるんですけれど、昨日は勝てば確実で、負ければ他のチームの状況で決まると言われていました。ちゃんと自分たちの力で勝って入れ替え戦に行かないことを決めたかったんですけど、そういう目標が達成できませんでした。回避できて安心した気持ちもあるんですけれど、ちょっと悔しい気持ちもあります」

—昨日の試合はかなり自ら決めようと攻め気を見せていましたね。その点はご自身でも意識しながらのプレーだったんでしょうか。
「はい。練習の時から監督には相手はピックのディフェンスが上手くいっていないと言われていたので、ガードが攻めることが必要かな、と思って積極的にやりましたね」

—1年生でポイントガードというポジションですが、先輩にはどのようなことを言われているんでしょうか。
「お前の思った通りに俺らに指示していいぞ、と。1年生だからといって遠慮しないで、先輩にどんどん指示出していって良いから、ということで僕もすごく気持ちよくプレーができています」

—1巡目は筑波大を破るなど、法政大は存在感がありました。2巡目に調子を落としてしまったように思います。
「2巡目に入ってから言われたのは、ガードのターンオーバーが目立ってしまって、勝てる試合を落としていると。監督からも、このチームはガードが全てだと言われているので。そういうことはキツく言われましたね」

—相手のディフェンスが厳しくなった印象はありませんか。
「1巡目で一回やっているので、そういった意味で自分たちの攻撃が読まれたりすることはありましたけど、その分自分たちも相手を研究しているので。相手のディフェンスに困ったことはなかったですね。こっちも1巡目で慣れていたので」

—プレーオフは、まずは今日の相手と同じ国士舘大と対戦します。
「今日やった相手とまたすぐにプレーオフでやれるというのは、結構有利なことだと思います。この1週間で、全員でそこに向けての対策を取っていければと思います」

—明成出身で法政大の選手というと、同じポジションに高田選手(13年度卒)がいましたが、その部分で何か言われたり意識することはないですか。
「いや、それはないですね。多分タイプが違うこともあるんですけど、僕は僕で自分のプレーをするだけなので、そこは意識をしないでやっています」


関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  23:50  |  2014リーグ戦1部  |  Top↑
 | BLOGTOP |