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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.10.25 (Sat)

【2014リーグ1部】10/25レポート(専修大学会場)

専修大と白鴎大の入れ替え戦行きが決定
青山学院大は拓殖大に競り勝つ


141025OOKAMA.jpg 専修大会場には、入れ替え戦回避を目指す3チームが登場した。まず法政大専修大は、僅差で専修大が勝利したが、ゴールアベレージの関係上入れ替え戦行きが決まってしまった。法政大は、この時点では入れ替え戦回避を決められなかったが、続く国士舘大白鴎大のゲームで白鴎大が敗れ、他のチームとの直接対決の結果により、残留要件の8位が確定した。入れ替え戦には、専修大と白鴎大が向かうこととなった。

 また、2位争いの青学大拓殖大の対戦は、青学大が競り勝ち、暫定2位へ再浮上。最終戦は東海大相手の試合で厳しい内容も予想されるが、近年の大学界を牽引してきたプライドをかけて、全勝中の相手に一泡吹かせられるか。

写真:白鴎大は大釜が攻め気を示して途中まで競り合ったものの、国士舘大の勢いに呑まれて敗れ入れ替え戦が決まった。

※ 専修大(田代選手インタビュー)対法政大、青山学院大(鵤選手インタビュー)対拓殖大のレポートは「続きを読む」へ。


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【PICKUP GAME 1】10/25専修大VS法政大

専修大が勝負を制すも
ゴールアベレージの不利が響き入れ替え戦へ

141025NUMATA.jpg 入れ替え戦回避には、まずこの試合で10点差の勝利が必要な専修大。この試合で勝てば残留確定となる法政大との対戦となった。

 専修大は、まず#6渡辺(2年・G)が積極的に決めていき、#24田代(3年・F)のフリースローも落ちずに2分で6−0とする。しかし、法政大は#16沼田(3年・C)を中心としたオフェンスが動き始める。専修大は得点が止まる時間もあったが、#24田代のドライブなどで応戦。#11秋山(1年・G・東海大浦安)の3Pなどで奪われたリードを奪い返す。こうして1Qで専修大5点リードした前半は、2Q15−15で点差が変わらず後半に入る。

 3Q、まず流れは専修大。#24田代が得点を重ねて欲しかった二桁の差とした。3分以上無得点だった法政大を救ったのは#14植村(1年・PG・明成)。このQチームで奪った15点中13点を稼ぐ活躍で、8点差に戻して4Qへ。4Qはしばらく10点差をめぐる展開となった。専修大は#11秋山の得点が随所に出れば、法政大は#16沼田が大黒柱に相応しい活躍を見せる。均衡が崩れたのは、法政大#24加藤(3年・F)の3Pだった。専修大が停滞し、法政大が詰め寄っていく。専修大は、残り30秒で#24田代に3Pが出てほぼ勝利を決めるが、法政大は#14植村のドライブで得点。スコアは71−69で専修大の勝利となったが、8位以上の可能性が潰えて入れ替え戦行きが決まった。法政大は敗れたが、この後の試合で白鴎大が敗れたため、入れ替え戦回避となった。

写真:法政大は敗れこそしたが、沼田らの活躍が呼び水となって2点差負けに留め、ゴールアベレージの関係上残留確定となった。

[専修大スタメン]#6渡辺、#13石上、#24田代、#35鈴木、#47藤田
[法政大スタメン]#5松澤、#16沼田、#24加藤、#35山岸、#67佐藤

[専修大]#24田代23点、#11秋山22点、#6渡辺12リバウンド
[法政大]#16沼田24点16リバウンド、#14植村22点、#24加藤11点


【INTERVIEW】
「負けを知っている分こっちに強みがある」
入れ替え戦確定も、今はひたすらに前進あるのみ

◆#24田代直希(専修大・3年・F)
141025TASHIRO.jpg今大会初の連勝を決めるブザーは、2点リードにとどまっていた専修大には非情な入れ替え戦行きを決めるものとしての意味合いが強く響いた。連敗中もがむしゃらさを見せ続け、この日もチーム最多得点の田代だったが、入れ替え回避という形で報われることはなくなった。それでも、来年も1部で戦うことをかけて、下は向いてはいられない。とにかく前へ進まなくてはならない。独特の雰囲気を醸し出す舞台へ、覚悟を持って臨む。


—勝利でしたが入れ替え戦が決まってしまいました。口に出したくないかもしれませんが、今はどういうお気持ちでしょうか。
「……まあ悔しいですけど、決まってしまったものは仕方がないので。明日までリーグ戦はあるので、しっかり明日も勝って、そのまま良い流れで入れ替え戦に入っていけるように。最後までしっかりとバスケットをやるだけです」

—悔しさはありつつも、切り替えもできている?
「まあこれだけ負けたら切り替えることくらい何でもないです(笑)。しっかりやるだけですね」

—リーグの途中から、状態自体は悪くないレベルになってきたかなと思いますが。
「そうですね。接戦はするけれど、勝ちきれない試合が多くて。負けてばっかりで勝ち方が分からなくなったんですけど、でも慶應に一回勝ってから、こうやれば勝てるという手応えを掴めて来たのかなと思いますね」

—以前、オフェンスをなんとかしようとしてディフェンスやリバウンドに目を向けていなかったと話をされていました。その点は今も頭に入れながらバスケットをされていますか。
「そこは今も継続してやっていますね。オフェンスに目が行ってしまうとダメな時間が多くなっちゃうので、ディフェンスに重点を置いてやらないとダメですね」

—今日は秋山選手(#11)が良い働きをしましたが、段々と下級生も試合に絡めるようになってきましたね。
「元々うまかったんですけど、たまたま出場機会がなかっただけです。最近秋山も試合に出られるようになって、身体能力はすごいじゃないですか?こっちは『吹っ切れて好きなようにやってこい』と言っているだけです。秋山だけじゃなく、出場機会が少ないだけのやつがベンチにはまだまだいるので」

—コミュニケーション面はどうでしょうか。
「なんだかインサイドがしゃべらなくなっているというか。やっぱりインサイドのコミュニケーションは必要ですね」

—渡辺選手(#6)に頼っている部分はまだ大きいですか。
「そうですね。まだ全然頼っちゃってますね。インサイドがもっとがつがつリバウンドやゴール下で体を張れば、もっと竜之佑(#6渡辺)も楽になると思うし、チーム的にも楽になると思います。やっぱりこれからはインサイドのコミュニケーションとか、そういったところをやっていかなきゃいけないなと思います」

—入れ替え戦に向けて、明日の内容は重要になりますね。
「そうですね。……まあ、でも入れ替え戦になれば正直どうなるか分からないんで。でも、少なからず負けて終わるよりは、勝って終わって、良い流れで入った方が絶対良いと思います。順位は何でも絶対に勝って終わりたいです」

—入れ替え戦に関して持っているイメージはどうですか。
「雰囲気が独特ですよね。できるなら立ちたくないコートですけど。でも1部でこれだけたくさん負けて、相手は2部でたくさん勝っているチームということで、負けを知っている分こっちの方に強みがあると思います。気持ちで負けないようにしたいです。リバウンドは絶対1部と2部で差が出ると思うので、そういったところと気持ちで勝ちたいです」

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PICKUP GAME 2】10/25青山学院大VS拓殖大

青山学院大が苦しむも拓殖大を振り切り
2位へ再浮上


141025IWATA.jpg 5敗で同じ勝率に並ぶ拓殖大青山学院大。2位を目指しての戦いは最後まで接戦となったが、青学大が逃げ切る格好となった。

 拓殖大は、ゲーム早々に#23バンバ(2年・C)が2ファウルとなってベンチに下がる。青学大はインサイドの#7野本(4年・PF)を中心に攻めるが、拓殖大は我慢の展開の中で#14大垣(4年・SF)が3Pを決めていき、大きく離されない。2Q立ち上がりには#29岩田(3年・F)のフリースローと#47伊藤(4年・F)の3Pで一時逆転してみせる。攻めあぐねる青学大は、#9安藤(2年・SG)の速攻や3Pで息を吹き返すが、#39成田(2年・G)と#29岩田の攻め気が光る拓殖大を突き放しきれずに#23バンバにコートに戻られてしまう。逆にそれで緩みが出たのか、拓殖大はここでオフェンスが重い。青学大が4点リードとして前半が終了した。

 後半もお互いにどこかオフェンスにエンジンのかからないような展開が続き、接近した展開が続いた。ただ、拓殖大の得点が#23バンバ中心となったところから、青学大は5人がバランス良く得点する展開となり、#13鵤(3年・PG)や#9安藤の外角が決まって4Q2分には8点差をつける。ここからともに再び停滞するものの、青学大はリードを維持。終盤に拓殖大のアウトサイドが当たり始め、あわやという状況になったが、拓殖大は最後のシュートを決められずにゲームセット。ともにベストの内容とは言えないものとなったが、67−64で青学大が12勝目。これで一時は手放していた2位に再浮上し、翌日の東海大との試合を迎えることとなった。拓殖大は、大垣もバンバも本調子とは言えない状況で善戦とも言える内容には持ち込んだが、ビハインドの時間が長く続いたことが響いた。

[青山学院大スタメン]#0船生、#5高橋、#7野本、#11田中、#13鵤
[拓殖大スタメン]#14大垣、#23バンバ、#24満島、#39成田、#99赤石

[青山学院大]#7野本16点15リバウンド、#13鵤14点、#9安藤11点、#18笠井11点
[拓殖大]#47伊藤15点、#14大垣11点、#23バンバ11点

写真:バンバのファウルトラブルによって交代で4番起用となった拓殖大・岩田。青学大の長所を封じ、苦しい中でも善戦に貢献。


【INTERVIEW】
「プライドを持って戦い、伝統を受け継がないといけない」
青学の名に恥じない戦いを続ける覚悟

◆#13鵤 誠司(青山学院大・3年・PG)
141025IKARUGA.jpg敗れれば2位に届かないこととなる試合だったが、持ち前のパワフルさを最後まで見せ続け、1巡目に敗れた相手を退けた。入学以来、年々リーグ戦での成績は落ち込み、もうこれ以上の下降は許されない状況となりつつあるが、それを力に変え始めている。インタビューに応じる言葉の一言一句に力強さがみなぎっていた。復権をかけて、まずは東海大を止めにかかる。


—プレーオフ前最後の週末ですが、練習ではどのようなことを意識されてきましたか。
「プレーオフもあるし、インカレもすぐにあるので、リーグ戦ではありますけれど、インカレにも繋がるような試合をしていかないといけないわけで、そういった部分では毎試合良い雰囲気でみんながプレーできるように、次に繋がるようにということを心がけてやっています」

—この3年のリーグ戦というのは、徐々にチームとして戦績が落ちていますが、その点にも思うところがあると思います。
「1年目は何も分からない状況から始まって、でも先輩方がすごかったので。その時は勝って当たり前だとか。去年のリーグ戦から、終盤で負け出して2位になって。それで今年になると、自分たちよりレベルの高いチームというのが何校もあるし、自分たちと同じレベルもいっぱいあるわけで、それでも去年と一昨年はしっかり勝っています。そこで、自分たちが上級生になったところで下位に入ってはいけないというプレッシャーもあります。けれど、そこはやっぱりプライドを持って、しっかりと戦わないと。伝統というものを受け継がないといけないと思います」

—今日は鵤選手が相当に集中しているように感じました。
「今日の試合というのは直接プレーオフにも関わってくる試合なので、どの試合も大事なんですけれど、やっぱり今日の試合はその中でも大事な試合だったので、それで集中していたのかと」

—8点差の勝利も頭のどこかにはありましたよね。
「そうですね。8点差以上で勝てば有利なわけで、意識は当然していましたし、自分たちのミスで点差をつけられなかったのはすごく悔しいです」

—バンバ選手(#23)がベンチに退いていた時間帯はチャンスだったと思いますが、そこで競り合ってしまいましたね。
「そうですね。そこでインサイドはこっちが有利になって、インサイドで攻めるのが指示だったんですけど、そこでインサイドの野本さん(#7)ばっかり見ていて重くなって。点差を開けなきゃいけないところだったんですけど、相手にうまくインサイドを守られて、点数を開けられなかったことが、後半にも響いたかなと思います」

—青学大にはどのチームもインサイドをまず警戒してくると思いますが、そこでひと工夫が欲しいところですね。
「今日の試合に至っては、外の選手がパスばっかり回していたんですね。やっぱり思い切ってシュートを打つところは打つという思い切りの良さが足りなかったかなと、終わってみて思います」

—鵤選手ご自身のそういった部分の出来はいかがですか。
「個人的にはイージーシュートも外したし、ターンオーバーも多いし、今一番試合でやらせてもらっていて、ガードが簡単なミスをしていたらゲームも崩れるし。もっと周りを楽にさせるようなパス回しが、もっとできればと思いますね」

—リバウンド面はいかがですか。これまで指摘されていた課題でもあります。
「去年と一昨年はまだ強かったんですけれど、今年はサイズもないからリバウンドも強くないし。ディフェンスリバウンドはボックスアウトをしっかり徹底できている時は取れているんですけれど、サボると相手には能力のあるチームも多いので。そこは日々の練習でも取り組んでいるんですけど、やっぱりまだまだかなと思います」

—明日は東海大との対戦です。ここに勝てば、またプレーオフへ自信になると思います。
「プレーオフ前の最後の試合で、明日勝てば2位になるわけで。そうすればプレーオフでまた東海ともやれると思うし、その部分でチームとしてどうプレーオフまでにモチベーションを高めていけるか。それと、実際に試合をしてみないとビデオじゃ分からない相手のある部分も分かると思います。明日東海としっかり戦って、プレーオフに繋がれば、良い試合が出来れば良いなと思います」

—東海大との対戦は楽しみでもありますよね。
「そうですね。東海とはずっとライバル関係にあるので、楽しみでもあるし、尊敬すべきチームでもあると思いますね。相手はホームで、毎年あのホームゲームはすごいし、そういった中でやらせてもらえるのはアウェイでも楽しみな感じはしますし。気持ちで負けたらすぐにゲームが決まっちゃうと思うんで、来て下さる方にも最後まで分からないような試合を出来たらなと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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