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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.10.05 (Sun)

【2014リーグ2部】10/4,5 レポート

大東文化大が首位に浮上し
2部の勢力図が少しずつ変化


141004YAMAMOTO.jpg 後半戦に入っても先行きの見えない2部は、1部以上の緊迫感に満ちた試合が続いている。4日は関東学院大が破れ首位争いから一歩後退すると、5日は早稲田大東洋大に敗北し、じわじわと調子を上げてきた大東文化大が遂に首位に。また、たとえ上位チームでも下位チームに負ける試合もたびたび見られ、毎週まったく予断を許さない。

 また、下位争いも白熱しており、4日は神奈川大が3勝目をあげると、リーグのスタートダッシュでは失敗した東洋大も5日には早稲田大にアップセットを果たして抜け出す様子を見せる。ずるずると後退している中央大もこの週は1勝1敗で乗り切り、下位争いも熾烈になってきた。残り3週あるが最後まで目が離せそうにない。

写真:5日には早稲田大を倒す好調さも見せた東洋大。今年からスタメンに入る山本もインサイドで奮闘する。


【10月4日】
下位争いも僅差で並ぶ白熱の後半戦

141004YAMAZAKI.jpg 2部リーグは、初めて江戸川大学駒木キャンパスでの開催となった。地元の江戸川大は最終試合で早稲田大と対戦。3Qまでは分からない戦いとなったが、最後に走力で勝る早稲田大が圧倒。シュートが外れても#16山本(3年・F)のオフェンスリバウンドが随所に飛び出し、8勝目を挙げた。同じく3敗では、大東文化大も#99山崎(3年・F)が39得点を挙げるなどして日本大を圧倒し、早稲田大と並走。敗れた日本大は、上位2チームとの星の差が2つとなってしまった。一方、関東学院大日本体育大を相手に競り合ったものの、試合を通じて劣勢となってアドバンテージを得られず、痛い4敗目を喫した。

 また、この日は下位チームが健闘。最下位・神奈川大、9位・中央大がともに勝利を挙げた。この結果、この日終了時点で下位4チームが1勝差の中にひしめき合う状況となった。

写真:調子を上げてきている大東大・山崎。得点だけでなく、リバウンドにも絡む姿勢を見せてチームの屋台骨を支えている。

※ 中央大(國政選手インタビュー)対東洋大、神奈川大・吉永選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【10月5日】
早稲田大が痛い4敗目
大東文化大はこれで首位に


141005komaki.jpg 台風も近づいた5日は、最終戦前までは大きな波乱なくゲームが進んだ。関東学院大は前半から好調で中央大に対し20点以上の差をつけた。後半4Qに中央大がしつこいディフェンスで持ち直したが勝負をひっくり返すには至らず、関東学院大が勝利。大東文化大立教大に良さをまったく出させず、一気に方をつけると、日本大もホームの江戸川大のゾーンを物ともせず、得点を重ねて確実に白星を積み上げた。神奈川大日本体育大に対し3Qまでは互角の戦いを見せたが、4Qで引き離された。また、早稲田大と対戦した東洋大は、1Qで11点のリードを得るとそのまま追い付かせず試合を進めた。最終Qに早稲田大が猛追するも届かず、大きな1勝をあげた。早稲田大はこの敗北により4敗となり、3位転落。ここからは負けられない状況に追い込まれた。

写真:日本大はベンチスタートの古牧がコンスタントな活躍でチームに貢献。

※ 大東文化大・吉山選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【10/4 PICKUP GAME】中央大VS東洋大
後半に一気に流れをさらった中央大が価値ある勝利

中央大学81(11-16,20-19,28-20,22-16)71東洋大学

141004NAGAREDA.jpg 前節を終えて9位に沈んだ中央大。この日は、同じように黒星先行の東洋大との対戦となった。試合は、序盤は東洋大ペース。#88山本(2年・C)がコンスタントにインサイドで得点を伸ばしていく。中央大のシュート率が上がらないのをよそに、#7筑波(4年・F)の外角も決まって勢いづく。中央大は、流れを掴みかけてもトラベリングを犯すなどで、なかなかきっかけを掴めない。#27宍倉(3年・C)の得点が効いて大きくは離されないが、前半は終始追いかける展開となった。

 3Q、東洋大は#11中村(2年・G)が出血で一時交代。これが中央大の流れとなるきっかけになった。東洋大はオフェンスが単調となってしまい、中央大は#18國政(3年・F)を中心としたオフェンスが面白いように決まり、一気に逆転に成功。東洋大はコートに戻った#11中村の3Pなどで食らいつくが、完全に流れを得た中央大の勢いを留めるところまでには至らず。4Qには#99浅見(1年・PF・京北)の活躍もあり、中央大が余裕を見せて81−71で勝ちきった。ともに4勝7敗となり、3部との入れ替え戦を回避する争いは、ますます熾烈となってきた。

写真:中央大は流田も要所でシュートを決め、12得点を記録。

[中央大スタメン]#5谷口、#15八木橋、#18國政、#25森、#31流田
[東洋大スタメン]#6村上、#7筑波、#11中村、#55井上、#88山本

[中央大スタメン]#18國政17点・3P3本、#25森14点、#31流田12点
[東洋大スタメン]#6村上12点、#7筑波20点、#11中村17点・12リバウンド、#88山本10点

【INTERVIEW】
「全力でプレーする4年生についていくだけ」
爆発力を発揮して逆転勝利を呼ぶ立役者に

◆#18國政拳人(中央大・3年・F)
141004KUNIMASA.jpg故障明けだというが、ベンチスタートでもそのスコアリングセンスを発揮。逆転の時間帯は、ほぼ彼の活躍が中央大を牽引していた。苦しいチーム状況が続くが、終盤にはベンチの4年生とともにプレーし、笑顔で試合終了を迎えた。昨年1部所属だった中央大としては、3部との入れ替え戦だけは是が非でも避けたい。4年生の頑張りに3年生以下がどれだけ応えられるかが、今年最後の焦点であり、来年の反抗への力になる。


—逆転の時間帯は、ほぼ國政選手の得点が決まっていましたが、やはり気持ちは良かったのではないですか。
「そうですね。やっぱりある程度は気持ちよかったですね」

—ご自身のこのところの調子はいかがでしょうか。
「ケガ明けなので、とりあえずはディフェンスから入ろうという気持ちで。オフェンスは、良いところで貰ったら気持ちよく打とうかなという気持ちでやっているので、それがうまくいったのかなと」

—ディフェンスから入ろうということですが、そのディフェンスの出来はいかがでしたか。
「自分ではディフェンスは下手だと思っているのでまだまだなんですけれど、今日の試合ではそんなにやられなかったかなと自分では思います」

—出だしが悪かった試合でしたね。
「そうですね。うちのチームは出だしが悪いと引きずっちゃうチームなので。ただ、今日はそこから立て直せたので、収穫だったかと思います」

—今日はリバウンドが劣勢の時間帯もありました。そういったところも今のチーム成績に現れているのでは。
「そうですね。リバウンドを取る試合は大体勝っているんですけれど、うちのチームはどうしてもインサイドが小さいので、スクリーンアウトしても、上から飛び込まれたりするとどうしても取れないようになるので、そこは全員でスクリーンアウトをして、全員で取らないと勝ちきれないと思いますね」

—後半良くなったのは、そういうところも大きかったですか。
「そうですね。リバウンドとかルーズボールとか、そういった泥臭いプレーで頑張るように。監督とかも、そういうところは気にしているので、そこはみんなでやろうとしています」

—さすがに今大会はここまでキツかったと思います。
「最初の2試合で大東と東洋に連勝しました。ただ、まとまりがあまりなかったので結局そこから負けが込んで。先週の結果で上の入れ替え戦の可能性がほぼ潰れてしまったので、その時は4年生も結構落ち込んでいたんですけれど、今はもう残された試合を全力でプレーして、4年間の悔いを残さないようにやってくれているので、僕ら下級生はそれについていくだけです」

—今日は最後に4年生が出てきて、楽しそうでしたね。
「はい(笑)。小野竜暉(#3)さんはずっと部屋が一緒で、結構仲良くやっているので。最後はシュートを打って欲しかったですね(笑)」

—4年生と一緒にプレーできるのもあと僅かということですね。
「もうリーグが終わったら僕らの代なので、今のうちに盗めるところは盗んで。来年こそは、という感じですね」

—今後は、3部との入れ替え戦は回避すべく戦っていくことになると思います。
「今日勝ったので、今はあまり下の入れ替え戦とかは考えないで、一試合一試合確実に勝てるようにやっていきたいです」

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【その他INTERVIEW】

「結果がまた出て、自信がついてきた」
ようやく発揮された持ち味で入れ替え戦回避にかける

◆#24吉永正志(神奈川大・4年・SG)
141004YOSHINAGA.jpg1巡目は僅か1勝と苦しんだ神奈川大。それが、ここに来て連勝を果たし、俄にチームが盛り上がってきている。何よりも大きいのは「ディフェンスが機能した」ことだと吉永は言う。神奈川大は本来ディフェンス重視のチームだが、その持ち味を発揮しての連勝を成し遂げ、2部自動残留争いも分からない様相を呈している。まだ不利な状況が続くが、取り戻した自信を糧に、入れ替え戦回避へラストスパートをかける。


—2Qは相手を5失点に抑えましたね。
「ディフェンスがしっかり機能して。このところはずっとディフェンスの練習をしてきて、立教はハイスコアゲームをやりたがるので、とりあえずは60点台に抑えようとやってきました。機能して良かったです」

—チーム状態も上向いてきたように思います。
「そうですね。江戸川に勝って、みんなのモチベーションが上がってきて。練習も良い雰囲気でできました。今日、結果がまたついてきたので、自信がついてきたと思います」

—ここに来て攻守が噛み合ってきましたね。しっかり守れてもオフェンスが機能しない試合なども多かった印象です。
「オフェンスの思い切りが良くなったということもあるんですけれど、ディフェンスが悪かった部分もあります。神奈川大はとりあえずディフェンスを頑張るチームなので、そこをもう一回見直して。オフェンスは思い切ってやろうということをみんなで話してやってきたら、結構良くなってきましたね」

—今日は直前の試合で中央大が勝ちました。それを意識するようなことはなかったですか。
「とりあえずは、順位は関係なしに勝ちにいこうということを話していたので、いつも通りで硬くなったりすることはなかったですね。いつも通りでした」

—序盤の失点が多かったですが、試合の中でもうまく切り替えられたのではないでしょうか。
「そこはしっかりコミュニケーションが取れたので。『ちょっと我慢しよう』と。で、2Qを5点に抑えてディフェンスが機能したので、そこも含めて良かったです」

—2Q終盤から3Qにかけて、吉永選手の得点が続きました。試合のポイントだったと思います。
「そうですね。最初は入らなくてリズムを崩しかけたんですけれど、少し落ち着いてやっていたらいつも通り取れました」

—ここから入れ替え戦を回避するための戦いが熾烈になります。
「去年、残念ながら下の入れ替え戦に行ってしまったので、それは味わいたくないと話しています。とりあえずは一戦一戦勝ちにこだわって頑張っていきたいです」

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「自信を持ってやっていく」
大東大の次世代を担う司令塔

◆ #18吉山 亨(大東文化大・2年・PG)
141005yoshiyama.jpg昨年新人戦では良い活躍を見せ、今リーグに入ってからは2年生ながら兒玉のバックアップとして出場時間を増やしている。ベンチメンバーの充実と安定は長いリーグ戦を戦っていく上では欠かせない。選手層の厚い大東大だが、今後を担う司令塔としてこのリーグを大きな経験としたいところだろう。


—昨日に引き続きしっかり勝った試合だと思いますが、今日の相手である立教大に対してはどこを注意していましたか?
「相手のシューター陣をしっかり押さえて、自分たちのバスケットをやっていこうという話で、昨日からミーティングしていました。それがいい形でできて試合に入れたので、こういう展開になったと思います」

—ディフェンスに関しては立教大の得意なプレーをほぼさせませんでしたね。
「自分たちのやりたいディフェンスができて、それをオフェンスにつなげたから、良かったんだと思います」

—吉山選手はこのリーグ戦では出番が増えていますが、西尾HCからはどのようなことを言われているのですか?
「思い切ってやれと言われていて、昨日はあまり良くなかったけれどそれでも今日は使ってもらえたので、期待に応えようという気持ちです」

—ガードは他にもいますが、自分が試合に出ているというのは。
「責任を感じますし、AチームもBチームもガードはうまい人ばかりです。夏合宿のときなんかはみんなでやりあって争いも激しかったですが、出番を勝ち取ったし、自信を持ってプレーしていけたらなと思います。もちろん練習で良くなければ変わってしまうと思うので、そこはキープして頑張っていきたいです」

—兒玉選手(#28)との持ち味の違いは?
「タカさんはやっぱりまとめたり、声を出したりしてリーダシップがあります。そこはすごいしマネをしていきたいです」

—チーム自体は最初は少し不安定な様子も見えましたが、徐々に安定してきましたね。
「バラバラにはなりましたけど、そこで何回もみんなで話し合いました。キャプテン、副キャプテンをはじめ、みんなで一つになろうというのはありました。今でも試合中や練習中に突然バラバラになるときはありますけど、声を掛け合ってなんとかやっていっています」

—バラバラというと例えば。
「ウイングはこうしたい、ガードはこうして欲しい、センターはこうしたい、みたいにまとまらないことはあります。そこは選手間で話し合ってまとまるように意識していますね。日常生活の仲はいいので、それでうまくやれていると思います」

—首位争いをしている今、それは大事ですね。
「そうですね。まとまってやれば負けないチームだと思います。自信を持ってみんなで戦っていければ大丈夫だと思います」

—今年は好調ですが、去年の大東大と違うところはどこだと感じますか?
「センターの毕(#20)の存在は大きいですね。安心してボールを入れられますし。あと、去年は少しウイングが重かったですが、今年は走るときは走って得点につなげようとしているので。走る意識ができてだいぶ変わりました」

—2部リーグはどういう風に感じていますか?
「スピーディなチームが多くて、変にきっちりやろうとしたら空回りしてしまいます。そこは相手に合わせることは大事です。自分たちのバスケットをやりながら2部の相手にも対応するというのが最初は難しくて。今はだいぶ慣れてやれています」

—調子が上向いてきたのは2部リーグに対応できてきたのも大きいんですね。最後までこの調子でいきたいところですね。
「優勝をしたいですね。チーム一丸となってその目標は追求して、成し遂げたいと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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