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2014.10.05 (Sun)
【2014リーグ1部】10/4,5 筑波大ホームゲームレポート
集客力に課題も見えたが質は向上
より一体感の高まるイベントに
今年も開催された筑波大ホームゲーム。2年ぶりのつくばカピオサイバーダインアリーナ開催となったが地域の観衆が多く訪れ、連日地元の筑波大に声援を送った。
既に定着化した印象の強い筑波での開催。しかし、特に日曜日は台風が接近していたこともあって観客席には空席もあったのが実情だ。例年通りホームゲーム開催に尽力している筑波大学スポーツアソシエーションの神林秀彰さんは、2勝を果たしたことには安堵の様子を見せたが、「イベント自体の質は上がっていると思うが、結局スタンドが完全に埋まっておらず、そうなると閑散としてしまう。今年の課題は、イベントが定着化してきて盛り上がっているだけに、もうちょっと人数を集められれば良かったかな、というところです」と反省を忘れず。今回会場となったつくばカピオサイバーダインアリーナの方が大学内の体育館より観客席も常設されており、空間が広く思い切ったプレーがやりやすい。その反面、よりホーム色の強いものとするために、このアリーナを満員にする動員力の高さが求められてくる。
一方イベントの質自体は、「つくる・つなぐ・つくば」というコンセプトどおり地域密着のカラーを全面に押し出したものとなった。またそれと同時に例年のTシャツやタオルの販売はもちろん、NBL・つくばロボッツの協力、選手紹介はプロのDJが実施するなど、よりプロ仕様を意識したものとなった。「バスケットボールというスポーツ自体が、プロも含めて多くのチームが地域密着でやっているな、と。去年アンケートをしたんですけれど、例えばファン交流会をして欲しいという要望があって。そういうことはプロのチームがやっていることで、応援するチームに対してファンの方が求めていることなのかな、と思いました。そういうことは必ず実現したいなと思って、特に今回盛り込みました」。そう話すのは、筑波大のホームゲーム委員長の越智大輝だ。例年このホームゲームは、委員長はBチームの4年生が務める。しかし、越智はAチームの所属だ。どのような背景があったのだろうか。
「昨年まで自分はBチームにいて運営をやっていて、今年Aチームに上がった段階で運営はやめても良かったんです。けれど、今年は『つなぐ』という言葉がテーマにあって、ここはAチームとBチームをよりつなぐチャンス。Aチームの自分が、Bチームのメンバーを率いてホームゲームを『つくる』。Aチームはそれに乗って良い試合をしていくことで、このイベントを通じてチームの一体感が持てるかなと思っています。そのためにはAチームの自分が率先してやるべきなのではないかと。今年ホームゲームをやることが決まった段階で、自分がやることは決めていました」と越智は言う。筑波大は、ホームゲーム2試合とも勝利したが、越智は両方とも終盤にコートに立った。否応無しに、ベンチも応援団も盛り上がり、彼の言葉どおり「つなぐ」が実現した瞬間となった。
今年の筑波大は代表活動で主力が不在の時期もあったが、越智はその期間の練習を引っ張っていたとして、時折名が挙がる存在である。今リーグ戦では時折試合でプレータイムももらっている。チームの好調、そして盛り上がりの背景には、こうした縁の下の力持ちがいることを、忘れてはならない。
写真上:試合前に円陣を組む筑波大。後ろには筑波大の旗や観客席には応援グッズも見える。
写真下:Aチームに所属しながら、ホームゲーム委員長も務めた越智。越智の出番が来ると応援団も一層盛り上がる。
※ホームゲームの様子は「続きを読む」へ。

毎年恒例の会場装飾。今年は吉田監督とAチームの4年生の等身大パネルが登場。

チームの紹介を兼ねて、写真とコメントが添えられたボードが飾られていた。

応援グッズ配布のほか、Tシャツやタオルは販売されていた。

グッズ販売や記念撮影、桐の葉のボディ・ペインティングなどは委員が担当。

今年はエスコートキッズとともにスタメンが登場。笹山選手。

馬場選手。

坂東選手は子どもに笑顔で声を掛けてから。

杉浦選手。

村越選手。

応援団もチームを精一杯後押し。

4日のハーフタイムには筑波大体操部によるラートの妙技が披露された。

試合終了後にはファン交流が。サインをする村越選手。

馬場選手。2日目のファン交流の最後にはファンも一緒に集合写真を撮影した。

坂東選手。

このホームゲームを作り上げたホームゲーム委員たち。前列中央が越智選手。吉田監督のパネルを囲んで記念撮影。
より一体感の高まるイベントに

既に定着化した印象の強い筑波での開催。しかし、特に日曜日は台風が接近していたこともあって観客席には空席もあったのが実情だ。例年通りホームゲーム開催に尽力している筑波大学スポーツアソシエーションの神林秀彰さんは、2勝を果たしたことには安堵の様子を見せたが、「イベント自体の質は上がっていると思うが、結局スタンドが完全に埋まっておらず、そうなると閑散としてしまう。今年の課題は、イベントが定着化してきて盛り上がっているだけに、もうちょっと人数を集められれば良かったかな、というところです」と反省を忘れず。今回会場となったつくばカピオサイバーダインアリーナの方が大学内の体育館より観客席も常設されており、空間が広く思い切ったプレーがやりやすい。その反面、よりホーム色の強いものとするために、このアリーナを満員にする動員力の高さが求められてくる。
一方イベントの質自体は、「つくる・つなぐ・つくば」というコンセプトどおり地域密着のカラーを全面に押し出したものとなった。またそれと同時に例年のTシャツやタオルの販売はもちろん、NBL・つくばロボッツの協力、選手紹介はプロのDJが実施するなど、よりプロ仕様を意識したものとなった。「バスケットボールというスポーツ自体が、プロも含めて多くのチームが地域密着でやっているな、と。去年アンケートをしたんですけれど、例えばファン交流会をして欲しいという要望があって。そういうことはプロのチームがやっていることで、応援するチームに対してファンの方が求めていることなのかな、と思いました。そういうことは必ず実現したいなと思って、特に今回盛り込みました」。そう話すのは、筑波大のホームゲーム委員長の越智大輝だ。例年このホームゲームは、委員長はBチームの4年生が務める。しかし、越智はAチームの所属だ。どのような背景があったのだろうか。

今年の筑波大は代表活動で主力が不在の時期もあったが、越智はその期間の練習を引っ張っていたとして、時折名が挙がる存在である。今リーグ戦では時折試合でプレータイムももらっている。チームの好調、そして盛り上がりの背景には、こうした縁の下の力持ちがいることを、忘れてはならない。
写真上:試合前に円陣を組む筑波大。後ろには筑波大の旗や観客席には応援グッズも見える。
写真下:Aチームに所属しながら、ホームゲーム委員長も務めた越智。越智の出番が来ると応援団も一層盛り上がる。
※ホームゲームの様子は「続きを読む」へ。
[続きを読む]

毎年恒例の会場装飾。今年は吉田監督とAチームの4年生の等身大パネルが登場。

チームの紹介を兼ねて、写真とコメントが添えられたボードが飾られていた。

応援グッズ配布のほか、Tシャツやタオルは販売されていた。

グッズ販売や記念撮影、桐の葉のボディ・ペインティングなどは委員が担当。

今年はエスコートキッズとともにスタメンが登場。笹山選手。

馬場選手。

坂東選手は子どもに笑顔で声を掛けてから。

杉浦選手。

村越選手。

応援団もチームを精一杯後押し。

4日のハーフタイムには筑波大体操部によるラートの妙技が披露された。

試合終了後にはファン交流が。サインをする村越選手。

馬場選手。2日目のファン交流の最後にはファンも一緒に集合写真を撮影した。

坂東選手。

このホームゲームを作り上げたホームゲーム委員たち。前列中央が越智選手。吉田監督のパネルを囲んで記念撮影。
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