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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.09.28 (Sun)

【2014リーグ2部】9/28 第10戦レポート

立教大が早稲田大から金星
リーグ後半戦初戦を盛り上げる


140928riikyo.jpg 毎週が激動の2部リーグ。この日は神奈川大が2勝目をあげ、立教大早稲田大を破るアップセットがあった。これにより早稲田大は3敗を喫し、苦しい状況に。日本大日本体育大に競り勝ち、やや上向き傾向。関東学院大大東文化大はきっちり勝利してこれで首位に3敗で3チームが並ぶこととなった。

写真:勝利に喜ぶ平良ら立教大の面々。

※ 日本大(新号選手)対日本体育大、早稲田大対立教大(平良選手)のレポート、インタビュー、神奈川大・鶴巻選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【PICKUP GAME 1】日本大VS日本体育大
日本大がシーソーゲームを制して貴重な1勝

日本大学78(21-29,14-5,20-21,23-19)74日本体育大学

140928okabe.jpg 1戦目は日本体育大の勝利に終わったこの対戦。2度目は日本大がお返しをする形となった。

 立ち上がりから得点を重ねていく両チーム。互いに速攻、日体大は#1本間(4年・G)の3Pが2本、日本大は#23高橋耕陽(2年・SG)の3Pが3本あり、ハイスコアに。1Qは日体大が21-29とリードした。2Qの立ち上がりは日本大の得点がストップ。24秒オーバーも出るなど良くない流れとなる。しかし日体大もベンチメンバーでなかなか引き離せないうちに日本大は#8刘(3年・C)のミドルシュートや#2佐藤(4年・G)のオフェンスリバウンド、3Pが決まり、最後は#10新号(1年・PG・八王子)のドライブが決まって35-34と逆転して前半を折り返した。

 3Q、日本大は#24高橋耕陽がバスケットカウントにソック、3Pと活躍。一気に引き離しにかかるが日体大は#1本間、#9出羽(4年・F)で粘って付かず離れず。55-55の同点で4Qに入った。その4Qも決めては決め返されといった状態が続くが、日本大がじわじわとファウルがかさんでいく。しかしボールが回っている日本大はうまくアシストを出すプレーも続く。残り1分でもまだ1,2点を争う状態が続くが、ルーズボールの取り合いから抜けだしたのは日本大。何度も転げながら最後にボールを手にした日本大は#10新号がドライブからバスケットカウントを決めて76-72の4点リードに。しかし日体大も譲らず、残り14秒で#12周(4年・C)のシュートで2点差にする。これでわからなくなったが、試合時間残り3秒で、日本大は#55佐野(3年・PG)が得たフリースローを2本沈め、最後は78-74で日本大が接戦を制した。

 日本大は司令塔の新号が冷静に流れをコントロールした。パスを回してノーマークを作って打つ形も何度もあり、メンバーが孤立せずバスケットができたのは大きい。日体大も最後まで分からない状態だったが、インサイドで強みをあまり発揮できなかった。

写真:終盤、大事なリバウンドで貢献した日本大・岡部に日体大・周が絡む。

[日本大スタメン]#2佐藤、#5仁平、#8刘、#10新号、#24高橋耕陽
[日本体育大スタメン]#1本間、#9出羽、#12周、#19田口、#75赤土

[日本大]#2佐藤10点・6アシスト、#5仁平10点、#8刘18点・15リバウンド・6アシスト、#10新号10点、#24高橋耕陽25点
[日本体育大]#1本間20点・3P3本、#9出羽11点、#12周19点、#19田口10点


【INTERVIEW】
「みんなのおかげでやれている」
日大期待の司令塔が勝利に貢献

◆#10新号 健(日本大・1年・PG・八王子)
140928singo.jpgケガがあり、春トーナメントは出場しておらず、リーグ戦もようやくこの週で本格出場となった。チームが復帰を待っていた期待の司令塔だ。
個々の能力は高いものの、1番のガードがいないことがここ数年来の日本大の悩み。コントロールとパスを基本にゲームを作っていくタイプの新号はまさに待っていた存在だ。ルーキーながら試合中に物怖じしない態度も頼もしい。日本大がさらに上に行くための切り札となるか。


—大事な一戦でしたが、今週からスタメンですが、どのようなことを心がけていましたか?
「リーグ戦の前半は出られなくて、チームを外から見る形だったんです。ポイントガードのところがコントロールできてないなと思っていて。日大は1対1が好きな選手が多いので、刘さん(#8)とか、高橋耕陽(#24)さんとか。そういう1対1すぎてしまうので、そこをコントロールしようと。それをやめろと言ってもストレスがたまるだろうし、そこをうまくやるように心がけていました」

—結構セットプレーの指示もあって、上原選手(#33)とは違うガードという印象です。
「上原さんには上原さんの考えがあると思います。自分としては、耕陽さんが点を取れない時は中に一度入れて、また耕陽さんに出してフリーで打たせるとかを考えています。耕陽さんは良くないときはドリブルが多くなっていると思うので、そういう流れの良くないときはインサイドアウトやキックアウトで耕陽さんに簡単に打たせるようなフォーメーションを意識しています」

—今日の試合では後半にかけて良くなっていきましたね。
「リーグ戦の前半も前半は良くても後半に負けたりしていて、一度離されたらついていけてないなと思っていました。昨日も今日も3Qで離されたところはありましたけど、そこで自分が声を出したりして、チームで頑張って心を折らないでやろうとしていました」

—1年ですが、しっかり声を出して言えている印象です。
「言わなくちゃいけないし、そうしろとも言われています。試合力にだったら全然言えるので。やはりポイントガードの自分が言わないとダメだし、しっかりそこは学年関係なくやりたいです」

—今日はいいところで新号選手が点も取りましたが。
「そこは状況を見て臨機応変に。自分はパスをさばくほうが好きなんですけど、点を取る機会にたまたま恵まれたりはします。攻めるときとパスするときのメリハリを意識してやっています」

—新号選手のコントロールで、バスケとして形になるシーンが増えてきましたね。
「みんなのおかげです。刘さん、耕陽さん、それに最後にリバウンドで貢献してくれた岡部さん(#9)も4年で最後だから頑張ってくれてるし、自分は1年だけど出ている以上は4年の分まで頑張らないといけないと思うので、これからも頑張ります」

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【PICKUP GAME 2】早稲田大VS立教大
立教大が粘って追い上げ、逆転勝利を果たす

立教大学91(14-25,25-24,26-17,26-9)75早稲田大学

140928abe.jpg 2順目となるこの対戦。最初の対戦では早稲田大が圧倒的な勝利を収めている。それ同様に開始から早稲田大が怒涛のオフェンスで25-7と大きくリードを奪う。一方の立教大はミスが目立ち、重い立ち上がり。しかし、1Q終盤に立教大#18望月(2年・G)のスティールからの速攻が決まるとそこから残りの1分で7得点を稼ぎ、25-14と9点差で終える。2Q、早稲田大はファウルがかさみ、主力が次々とベンチへ。対する立教大は1Q最後の流れをそのまま持ち込み、得点を重ねていく。また、#14阿部(3年・C)が体を張ってリバウンドに飛び込み、立教大に流れを呼び込んだ。しかし早稲田大も#16山本(3年・F)がインサイドで粘り、簡単に主導権を渡さない。中盤は互いに点の奪い合いになるが、立教大#4平良(4年・G)がジャンプシュート、更にナイスディフェンスから速攻を決めて残り2分1秒で37-37の同点に。しかし、早稲田大は#34池田(3年・G)がすかさずバスケットカウントで決め返すと、そこからは池田と#16山本の得点で一気に8点を開く。立教大はタイムアウトを請求するも、最後に早稲田大#34池田に速攻を許し、49-39と10点差をつけられ前半を終了。

 決めたら決め返し、なかなか点差が縮まらない3Q。追う立教大はディフェンスから流れを掴もうとコートに立つ5人が足を動かし必死に食らいついていく。すると3分台には#18望月のジャンプシュートと#19森川(2年・G)の速攻が決まって57-57と再び同点に戻すことに成功。積極的なプレーが光る立教大は残り1分43秒、#22高地(1年・C・札幌日大)のジャンプシュートで遂に逆転。さらに#19森川がディフェンスで早稲田大のミスを誘い、勢いは立教大。しかし、早稲田大は簡単に流れを渡さず、一進一退の展開に。4Q中盤、立教大は#4平良が攻守で活躍し、チームを波に乗せる。すると点差はじわじわと広がっていき、残り4分には9点差に。対する早稲田大は、残り8分55秒の#25伊藤(2年・F)の得点を最後に約4分間無得点。完全に流れを手放してしまう。いい雰囲気でバスケットができている立教大は残り1分24秒で#4平良が体勢を崩しながらバスケットカウントを決めて72-87と15点を開く。その後も立教大は手を緩めることなく最後までコートを駆けて、75-91で早稲田大から白星を奪った。

 立教大は持ち前の諦めないプレーを続けて最後に流れを持ってきた。リーグ初戦では30点差をつけられた相手だけに、この勝利は大きな自信になるだろう。早稲田大は痛い3敗目。リーグ出足は良かったが、少しずつ取りこぼしが出てきた。ここで踏ん張れるかが重要だ。

写真:インサイドで踏ん張りを見せる立教大・阿部。

[立教大スタメン]#15清水、#18三上、#18望月、#19森川、#22高地
[早稲田大スタメン]#34池田、#11河合、#16山本、#36澁田、#38宮脇

[立教大]#4平良18点、#14阿部14点・10リバウンド、#18望月25点、#22高地19点
[早稲田大]#16山本18点・12リバウンド、#25伊藤18点、#34池田17点


【INTERVIEW】
「キャプテンだというところを見せていきたい」
思い切りの良いプレーで勝利を呼び込む

◆#4平良彰大(立教大・4年・主将・G)
140928taira.jpgリーグ戦途中からバックアップに回っているが、途中から出てきても安心して試合を託せる頼もしいキャプテンだ。下級生が試合に出る時間帯が長い分、バックアップの安定感は重要。平良がベンチにいることは大きい。この試合では22分で18点。しかし得点以上にその存在感でチームを勇気づけたに違いない。


―試合を終えて。
「めっちゃうれしいです!! 早稲田とは何回か試合をしているんですが、全部ボコボコにされていたのでなんとしても勝ちたいなという気持ちがみんなにありました。最初はいつも通りの展開になってしまったんですが、そこから立て直せたのが自分たちに力が付いたなと自信になりました」

―1Qは20点以上離されていましたが、立ち上がりが悪かった原因は何だと認識していますか?
「受け身になっていたのと、ディフェンスやリバウンドができてなかったので、自分たちのペースに持っていけてなかったのが原因だったと思います。自分たちのやるべきことをできるようになってからペースを掴んでいけました」

―2Q中盤に平良選手のスティールからの速攻で同点に追いつきましたが、そこから10点を離されて前半を終えました。後半への指示は何かありましたか?
「もう切り替えてやるしかないと。切り替えてもう1回やれば追いつくこともできると思ったので、集中力を切らさずにやっていこうと。それができれば勝てるなと思っていたので、思いっきりプレーできました」

―この試合、平良選手の活躍が攻守で光りました。ご自身ではどう感じていますか?
「いつもよりはよかったのかなと思いますね。いつもプレータイムがそんなにないのでプレーで貢献できることがあんまりないなと思っているんですが、強気でいったらバスカンをもらえました。自分自身も最後なので、自分が出たらできることを一生懸命やりたいなと思っています」

―4Qでのバスカンは気持ちがこもっていましたね!
「やってやりましたね(笑)」

―下級生の活躍が多い中、やはりキャプテンである平良選手がいいプレーをするとチームが盛り上がりますね。
「最後なので、自分が引っ張っていきたいという気持ちがあります。まだまだできていないこともあるので、残りの試合で自分がキャプテンだということを見せられるようにやっていきたいです。自分が頑張るべきところはディフェンスなどの泥臭い部分なのかなと思っています。そこを頑張っていくことがチームに貢献できることだと思うし、そこを頑張らないと試合にも出られないと思うので。思いっきりよくプレーすればこの試合みたいなこともあると思うので、思いっきりプレーしていきたいと思います」

―1週目を終えていかがですか?
「リーグ戦が始まるまでは勝てるかなと不安に思っていました。でも、やってみたらここまでで5勝5敗で。意外とできるんだなと。自信をもってプレーできていると思います」

―立教大はやることが明確だなという印象を受けます。
「そうですね。やるべきことがはっきりしているので、チームの共通意識としてわかりやすいです。試合のいい時と悪い時もはっきりしているので、そういうときに何をすればいいのかというのはみんなが理解しています」

―リーグ戦を折り返して5勝5敗。この結果を踏まえての立教大の今の目標はどこですか?
「上にはいきたいですね。入れ替え戦を見て1部というのがチームの目標です。試合はやってみないとわからないのでまずは1戦1戦を大切にして勝っていきたいと思います」


【その他INTERVIEW】

「みんなで団結することが大事」
主将としてチームを導くことを誓う

◆#13鶴巻拓哉(神奈川大・4年・主将・PG)
140928turumaki.jpg現在最下位で苦しんでいる神奈川大。第5戦以来、ようやく2勝目を手にした。昨年とは大きくメンバーが変わったが、春は良かっただけに上位争いに加われていないのは惜しい。今年の2部リーグは昨年以上の熾烈な争い。自分たちのバスケットができていなければ容赦なく置いて行かれてしまう。元来、地道なディフェンスがチームの柱でもあり、粘り強くあきらめず戦って浮上を狙いたい。


―試合を終えて。
「神大らしさが出たと思います。前日、早稲田に負けてしまったんですが、リーグ戦も2週目が始まるし監督もみんなも切り替えてやっていこうと。前半の悔しい思いを繋げて2週目頑張ろうということを話し合ってやった結果です」

―そうですね、鶴巻選手のおっしゃる通り試合を通して神大らしさが出ていたと思います。そして、一度も逆転されませんでした。
「ディフェンスとルーズボールを頑張ることができました。いつも言っているんですが、苦しい時でも声を出して、出ている人もベンチにいる人も暗い顔をしないで明るい顔をしてやろうと言っていて、それができたと思います。出だしがよくてそれで勢いに乗れたというのが良かったと思います。一回も逆転されなかったのも最後まで神大らしさを出せたことに繋がったと思います」

―試合終盤は田村選手(#7)など、下級生の活躍が光りましたね。
「下級生は力を持っている人が多いので、出た時に思いっきりプレーしてくれればという思いでいます。この試合はやってくれました」

―1週目を終えて。
「まだ2勝しかしていないんですが、ここから全勝すれば上も見えてくると思っています。全部勝つつもりでやっていきます。そのためにはみんなで団結することが大切だと思います。苦しい試合や競った試合が続くと思うんですが、そういうときこそみんなで一生懸命やっていければ勝てると思うので、こういうところを大切にしていきたいです」

―鶴巻選手にとっては最後のリーグ戦になりますが、残りの試合はどんなところを頑張りたいですか?
「チームが勝つことを一番に考えているので、試合に出ても出なくても一生懸命やるということを心掛けていきたいです」

―試合後のミーティングではどんな話がありましたか?
「良い試合だったと。でもここからが勝負なので気合い入れて頑張っていこうという感じでした。今日みたいな試合ができれば今後も勝っていけると思っています。ここで変わりたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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