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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.09.17 (Wed)

【2014リーグ2部】9/13,14,17 第4〜第6戦レポート

どの対戦も先の読めない2部リーグは
4〜6戦もどこが勝ってもおかしくない試合続きに


140917NIHON.jpg 毎試合先の見えない争いが続いている2部リーグ。2週目は立教大、江戸川大といった昇格組や昨年は下位に甘んじたチームが上位チームを撃破。リーグ戦に新風を吹き込む活躍を見せた。3連勝と好調だった日本体育大の連敗や、接戦と制し続ける関東学院大など、目の離せない展開が続いている。特に第6戦となった17日は予想のつかない試合続きとなった。混沌とした2部はいま少し、その状況の推移を見守る必要がありそうだ。

写真:17日の第6戦では日本大が早稲田大に勝利。ベンチも盛り上がった。


【9月13日】
3連勝同士の対決は早稲田大に軍配
1敗で3チームが追走する展開に


140913RIKKYO.jpg この日最も注目となったのは、最終試合に設定された日本体育大早稲田大による全勝対決。接戦になるかとも思われたが、序盤から早稲田大が走力で圧倒し、日体大を寄せ付けずに連勝を4とした。一方、3連敗同士の対戦となった東洋大神奈川大は、立ち上がりから東洋大が攻守において機能し、今リーグ戦初勝利。2部リーグでの未勝利チームは、これで神奈川大のみとなった。

 また、関東学院大日本大の一戦は、競り合いの末に関東学院大が勝利。大東文化大江戸川大の対戦は、大東大が序盤こそ出遅れるものの、じわじわと劣勢を跳ね返して3Qに逆転。そのまま点差を開いて勝利を挙げ、関東学院大とともに1敗をキープした。また、今季2部昇格の立教大は思い切りの良さが40分間を通じて光り、中央大から勝ち星をさらった。

写真:2勝目を掴んだ立教大。笑顔が溢れる。


【9月14日】
早くも2位争いは先が見えない状況に
早稲田大は連勝街道をひた走る


140914BI.jpg 前日で単独首位に立った早稲田大は、昨年ともに1部を戦った中央大を、全員の活躍で振り切って全勝をキープした。追いかける1敗勢は、明暗が分かれた。関東学院大立教大を、大東文化大東洋大を相手に、それぞれ勝利して4勝目。しかし、日本体育大は対戦相手の江戸川大に3Qまでは一度のリードも許さなかったが、4Qに逆転され、よもやの連敗となった。

 4試合でまさかの3敗に追い込まれた日本大は、ロースコアながらも序盤から神奈川大を寄せ付けずに2勝目。一方の神奈川大は、オフェンスが機能不全。各Qの得点が10点以下に押さえ込まれての完敗で、2部リーグでは唯一の5連敗となった。

写真:内外で柔軟なプレーをこなしている大東文化大・毕。この日は28得点を挙げた。

※大東文化大・山崎選手、日本大・佐藤選手、早稲田大・武津選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【9月17日】
早稲田大がついに1敗
7位までが勝率5割の混戦模様


140917RYU.jpg 大田区総合体育館にて1部との2度目の共催になった2部リーグ。この日はすべての組み合わせにおいて予測のつかない展開が続いた。全敗で苦しい状況が続いていた神奈川大中央大から初白星。中央大は序盤で予想外に星を落とし、2勝にとどまる形に。そして全勝をキープしていた早稲田大が逆転負けで日本大に初黒星を喫した。連敗が続いてもどかしい状況だった日本大がようやく上向き傾向となってきたが、早稲田大からの1勝は大きい。また、立教大、江戸川大の下位スタート組が勝利して勝率を5割とし、日本体育大大東文化大を下して大事な1勝をあげた。

 序盤戦とはいえ、2部はすべての対戦に見どころがある状況であり、大きく差がついて全体の力関係がついていくのはまだ少し先になりそうだ。また、こうした勝負の読めなさがリーグ戦でもある。

写真:日本大・刘は20得点14リバウンドの活躍。

※ピックアップゲーム9/13日本大対関東学院大(関東学院大・大熊選手)、中央大対立教大(立教大・高地選手)、9/14立教大対関東学院大(関東学院大・前川選手)、日本体育大対江戸川大(江戸川大・貝塚選手)のレポートは「続きを読む」へ。


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【PICKUP GAME 1】9/13日本大VS関東学院大

3Qに逆転した関東学院大がそのまま逃げ切りに成功

関東学院大学75(12-20,17-18,28-13,18-18)69日本大学

140913NAGANO.jpg 日本大関東学院大の対戦は、前半日本大が優勢も、後半に形勢が逆転。関東学院大が逆襲する試合内容となった。

 日本大は立ち上がりの試合運びに成功。シュート好調で#24高橋(2年・SG)や#2佐藤(4年・SG)の3Pなどが飛び出し、スタートダッシュ。関東学院大は#10エリマン(4年・C)のポストを活かすも、日本大#8刘(3年・C)を相手には易々と得点できない。1Q終了時点で日本大8点リードから、2Qはやや拮抗するものの、2分半で#10エリマンが3ファウルとなってベンチに下がる。ここで#8刘のインサイドを活かしたい日本大だが、関東学院大は代わって入った#23永野(2年・SF)の活躍の甲斐あって大きく突き放されず、前半のビハインドは11点。傷口を最小限に留めてみせた。

 すると3Q、関東学院大はいきなり#45大熊(3年・G)がバスケットカウントにワンスローも決めて喝を注入。#11伊藤尚人(2年・G)の3Pも飛び出し、#10エリマンもファウルを抑えてディフェンス面で活躍を見せる。その#10エリマンの連続得点で6分過ぎに逆転すると、#38蜂谷(3年・F)と#45大熊も決めて優位に立つ。逆に日本大はファウルも増えて苦しい状況に。4Q半ばには#2佐藤が要所で3Pを決めて詰め寄るものの、#10エリマンのゴール下や#38蜂谷の一対一も光った。最後は#11伊藤尚人の3Pと#45大熊の速攻で粘る日本大を75−69で振り切った。関東学院大は、これで1敗を守った。

写真:シックスマンに定着した関東学院大・永野。エリマンのファウルトラブルをつないだ。

[関東学院大スタメン]#3前川、#10エリマン、#11伊藤尚人、#38蜂谷、#45大熊
[日本大スタメン]#2佐藤、#8刘、#24高橋、#33上原、#41伊藤

[関東学院大]#10エリマン19点、#38蜂谷14点・10リバウンド、#45大熊23点
[日本大]#2佐藤16点、#8刘12点・20リバウンド、#24高橋21点


【INTERVIEW】
「走ることは徹底してやってきた」
新たなチームカラーを模索しつつ上位を争う

◆#45大熊喜章(関東学院大・3年・G)
140913OOKUMA.jpg蜂谷(#38)にマークが集中し、思うように得点が稼げない状況を救っているのが大熊だ。この日も23得点をマークし、逆転勝利に貢献した。メンバー構成は苦しく、ここからは次第に体力面のタフさが求められてくる。正念場を乗り越え、上位2枠に食い込めるか。


—競り合いましたが3勝目です。試合を振り返っていかがでしたか。
「個人的には24番の選手(高橋耕陽)にやられ過ぎてしまったので、ディフェンスはダメだったかと思います。ただチーム的には走り負けてはいなかったので、走りに関しては良かったんじゃないかと思います」

—夏場はどのようなトレーニングでしたか。かなり走れるようになった印象です。
「そうですね。練習でも、走ることは徹底してやってきましたね。メンバーも特徴や戦術も分かり合っているので、噛み合っているのかと思います」

—前半は苦しかったですね。ファウルもかさみました。
「そうですね。エリさん(エリマン)のところで増えてしまって。でも、みんなディフェンスを良くやったと思います。前半はなんとか9点差で抑えられました」

—代わって入ったのが永野選手(#23)で、少しサイズ的に苦しいかと思いました。
「全体的にサイズが小さくなったんですが、みんながカバーしながらやっていけば良かったので、声の掛け合いも良かったと思います」

—大熊選手が今大会非常に好調な印象です。
「そうですね。僕はよく走るので、得点はたまたま速攻でつながった先にいるだけです。そんなに取っているとは思わなかったんですけれど(笑)、良かったです」

—逆に蜂谷選手が本来の調子ではない印象です。マークも厳しいように見えますが。
「去年も蜂谷がすごく攻めていって、それは相手も知っていることなので、マークが徹底されてキツいのかと思います。逆に自分で稼ごうという部分もあるので、積極的にやっています」

—先はまだまだ長いですが、今後に向けて。
「このまま残りも全勝で行って、インカレには出場したいです」

—試合に出てくるメンバーが限られていて、体力面での厳しさもあるかと思いますが。
「確かに体力面ではキツいですけれど、練習はやっているので。その辺は大丈夫だと思います」

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【PICKUP GAME 2】9/13 中央大VS立教大

アグレッシブさを切らさなかった立教大が貴重な2勝目

中央大学90(22-29,25-24,18-26,25-31)110立教大学

140913TAIRA.jpg 昨年の所属は、中央大が1部で立教大が3部。実績では中央大が格上だが、その実績差が単純に勝敗に現れないのが2部リーグの面白さであり、難しさでもある。両者の対戦は、それを象徴するようなものとなった。

 中央大は#5谷口(4年・F)の3Pで先制、#27宍倉(3年・C)が加点するも、立教大はその都度返して#18望月(2年・G)、#22高地(1年・C・札幌日大)のジャンプシュートが続いて優位なスコアに。中央大も応戦するが、ハイペースの決め合いは、立教大の得意な展開。中央大の得点が止まる間も#17三上(2年・G)の2本の3Pなどでラッシュを続け、2Q3分過ぎに10点差とする。中央大は#31流田(4年・G)が得意のドライブから得点を重ねてやや挽回するも、前半を47−53の追いかける展開で終えた。

 後半開始してすぐ、中央大は#25森(2年・PF)の得点で2点差に迫る。しかし、立教大の思い切りの良さは消えず、#22高地の得点でハイペースを継続。#19森川(2年・G)や#4平良(4年・G)の得点もまんべんなく出て、3Qが終わる頃にはリードを11点にまで広げた。勝負の4Qにはシュートが落ちても#22高地が何度もオフェンスリバウンドに食らいつき、中央大を付け入らせず。最終的には110—90とし、会心の内容で2勝目を挙げて星を五分とした。

写真:下級生が多い立教大だが、主将の平良はコンスタントな活躍を示している。

[立教大スタメン]#15清水、#17三上、#18望月、#19森川、#22高地
[中央大スタメン]#5谷口、#15八木橋、#25森、#27宍倉、#31流田

[立教大]#15清水23点、#17三上16点、#18望月15点、#19森川18点、#22高地21点・13リバウンド
[中央大]#5谷口17点、#6柿内10点、#14鈴木14点、#25森21点・11リバウンド、#31流田13点


【INTERVIEW】
「インサイドが頑張るとチームの勢いが増す」
上手さと泥臭さで立教大のゴール下を支える

◆#22高地秀明(立教大・1年・C・札幌日大)
140913TAKACHI.jpg序盤から中央大を向こうに回した立教大。チーム全体での思い切りの良さはもちろん光っていたが、高地はリバウンドにも執拗に絡み、セカンドチャンスを作り続けた。「そんなに入る方じゃない」というシュートもリズム良く決まっていった。ルーキーでまだ線も細いが、今後が楽しみな選手だ。


—試合開始から良い流れでした。立ち上がりに意識していたのはどのようなことでしたか。
「前回が大東でしたが、全然自分たちのプレーができませんでした。悪い流れのままで試合が終わってしまって。ただ、結果は結果だから、次は勝てるように頑張ろうと切り替えました。僕自身もチームでも、最初から良い流れで立教のバスケをやろうと試合に入りましたね」

—最後までペースを握り続けましたが、気持ち的に引いてしまいそうな場面はなかったですか。
「いや、それは無かったです。チーム全員で勝とうという気持ちでした。今まで以上にチーム全体でまとまって試合に臨んでいたので、勢いを崩さずにいけたと思います」

—今日は宍倉選手(#27)や森選手(#25)とインサイドでの攻防でしたね。
「僕は、センターとしては背も大きい方ではないですし、体も強くはないです。ただ、唯一勝てるとしたら、走ること。それとリバウンド、ディフェンスです。ディフェンスは相手が少しでも嫌がるディフェンスをして、オフェンスでは速攻でしっかり走って。リバウンドは気持ちで、ゴールから離れたボールには意識して食いつくつもりでやっていました」

—オフェンスリバウンドに絡むことで、チーム全体が盛り上がっていましたね。
「そうですね(笑)。ああいう風にインサイドが頑張ると勢いが増してくると思います」

—今日は、得点面での貢献も大きかったですね。
「基本的には、ほとんど練習でやってきたことだったので。僕、元々そんなにシュートが入る方ではないんです。入学した頃は全然入らなくて、フリースローから練習を始めて、ここまで来ている状態です」

—シュートが入り始めたきっかけはあったんですか?
「いや、特にないです。とにかく自分のリズムでシュートを打つことしか心がけていないです。あと、距離が遠かったら、味方に回してそこからチャンスを作っていくことを心がけています。基本的には自分の打てる範囲内で、自分の打てるリズムでボールを貰ったら打つようにしています」

—今年から大学バスケに挑戦ですが、高校時代との違いはどのようなことですか。
「一瞬一瞬のスピードが速くなっているというのと、高校とは違ってインサイドにパワーがあって、インサイドは本当に大変なんですけど、まだ始めたばかりですが、もっと体を強くしないといけないです。とりあえずは動いて相手の前に入って、ボールを入れさせないようにやっています」

—立教大はかなり走るスタイルですよね。ご自身、このチームには馴染めていると感じていますか。
「チームとしては堅守速攻で、背がない分、ディフェンスを頑張って、ボールを奪って速攻に出てシュートを打つ形です。僕は高校時代もずっと走ることはやってきたので、立教のバスケがやりづらいということはありません」

—まだ4試合終わっただけで、今後も厳しい戦いが待ち構えています。
「同じところと2回あたりますが、まだ1周目の4試合なので。2勝したとは言え2回負けているので、今日の中央大にしろ、この前に勝った神奈川大にしろ、次にやって勝てる保証はないので、気を引き締めて。僕自身は泥臭くやっていきます」

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【PICKUP GAME 3】9/14立教大VS関東学院大

後半にペースアップの関東学院大が1敗を維持

立教大学75(12-23,29-12,19-27,15-24)86関東学院大学

140914ERIMAN.jpg 13日にともに熱戦を制した立教大関東学院大。翌14日の第1試合で、この2チームがぶつかり合うこととなった。

 出遅れるゲームの多い関東学院大だが、この日は様子が違った。#10エリマン(4年・C)を皮切りに、展開の速いパターンでの得点も出て、先にリードを得た。前日中央大に快勝した立教大は、思い切りの良さが影を潜め、#22高地(1年・C・札幌日大)の孤軍奮闘はあるものの1Qで早くも2桁を追う得点状況に。しかし、2Qに入ると見事に修正。#22高地のみならず、#15清水(3年・F)や#4平良(4年・G)、更には#9伊藤(4年・F)などにも得点が出始める。関東学院大は後手にまわり、残り4分半で逆転を許すと、立て直しが効かずに6点ビハインドで前半終了となった。

 ここから関東学院大は#10エリマンのインサイドを強調した戦い方へ。立教大から次々とバスケットカウント、フリースローを得ていく。立教大はシュート確率こそ落ちないものの、インサイドの分が悪く、点差を離しきれない。#45大熊(3年・G)や#3前川(4年・G)の得点も出た関東学院大が僅かにリードを得て4Qに入った。しばらくはどちらに転ぶか分からない一進一退の攻防となるが、打開したのは関東学院大。#10エリマンのゴール下、#38蜂谷(3年・F)のドライブ、#45大熊の3Pと、役者がそれぞれの役割を演じて勝負を決めた。86—75とした関東学院大が、接戦が続きながらも1敗を守った。

写真:関東学院大は、インサイドの柱であるエリマンの働きも勝利に貢献。

[関東学院大スタメン]#3前川、#10エリマン、#11伊藤尚人、#38蜂谷、#45大熊
[立教大スタメン]#15清水、#17三上、#18望月、#19森川、#22高地

[関東学院大]#3前川16点・11リバウンド、#10エリマン32点・17リバウンド、#45大熊22点
[立教大]#4平良10点、#17三上12点、#19森川16点、#22高地13点


【INTERVIEW】
「今年はメンバー間で素直に話しができる」
チームの絆を勝利につなげて

◆#3前川ジェシイ(関東学院大・4年・主将・G)
140914maekawa.jpg昨年は途中で失速してしまったが、今リーグは接戦でも崩れず上位を保って序盤戦を戦っている関東学院大。メンバー的には他のチームより試合に出る人数が少ないが、全員が得点できる能力があり昨年よりも走る展開を多く出して、乗ったときには勢いあるバスケットを展開できている。このままの良い状態を継続できるか、まだ先の見えない2部だけにどこまで集中しきれるかに注目が集まる。


―逆転勝利となりました。1Qは良かったと思うんですが、2Qに相手に走られてしまいましたね。
「余裕を持ちすぎたという部分がありました。ディフェンスもなあなあになって気を抜く部分があったので。立教大は勢いがついたら強いチームなのでそこで追い上げられてしまいました」

―1Qでリードできたのでいけるかな、と。
「そうですね。そういう気持ちがみんなに出ちゃいました。自分よりもでかい相手についたりしていたし、相手は強く当たってくるチームでもあるので、そこでうちのチームのプレーがあまりできなかったと思うので、そこで手こずって相手に長くリードを与えてしまったというのはありますね」

―今年からはポジションは4番?
「3番、4番ですね。毎回違うポジションですね。小学生からもずっと毎回違うポジションで。小学生からオールラウンドで中学もガードから最後は5番、高校は4番だから去年と違うポジションでも違和感はないです」

―伊藤選手(#11)がPGをやることで昨年より展開が早くなったと思うんですが。昨年までは24秒使ってゆっくり攻める展開も多かったですが。
「伊藤は後輩ですが1番として任せられる部分が大きくなって、そこは助かっています。動けばパスを出してくれるし。エリ(#10エリマン)以外の4人は動けるので、そこで展開を早くしていこうとしています。ゆっくりした攻めも早いプレーもできるようにすれば相手にもやりにくいと思うし、練習から意識しています」

―今は試合に出る人数が限られていますね。
「体力的に厳しい部分はあります。スタメン以外は永野(#23)が少し出るくらいだし。夏の遠征のときはもう少しメンバーを使っていたけど、今はそれがない状況なので、そこは課題ですね」

―40分の中でもどこも全力というよりは、メンバーも時間帯によって動き方を考えたりしているのでしょうか。ここは少し休むとか、ここは精一杯やるとか。
「今までと違って先輩後輩があまりなく、仲良く話せるようになったのでチームでいろいろ素直に話せるところがあります。だからキツいときに無理して頑張りますと言うのではなく、痛いときは痛い、ここはキツいというときはキツいと言えるようになりました。だからウイングがしんどいときはインサイドのエリで攻めようとか、その逆もあったりとか、お互いの様子を見てプレーしているというのはありますね。話し合いながらバランスを見て緩急をつけているのはあると思います」

―ここまで接戦の中で勝ち抜いて雰囲気も良いように見えますが、改善点といえば。
「中央も今日の立教も、日大もそうですが接戦をする必要があまりなくうまくいっていたのに、自分たちのせいで接戦にしてしまっていたというのがあります。そこはきっちり止めたいです。今日も10点離していたのに逆転されて10点離されて。ちゃんとやっていれば20点差つけられるはずなのに、と感じるんです。そういう部分がなくなればちゃんと差がついて自分たちも休めて、ベンチメンバーもたくさん出られると思うし、そうできるようにしっかりやっていきたいと思います」

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【PICKUP GAME 4】9/14日本体育大VS江戸川大
粘りに粘った江戸川大が4Qに逆転に成功

江戸川大学87(21-28,24-22,22-18,20-12)80日本体育大学

140914EDOGAWA.jpg 前日に早稲田大との無敗対決を落とした日本体育大。連敗は避けるべく、1勝止まりの江戸川大との対戦は途中までやや優勢に進めたが、最後に落とし穴が待っていた。

 日体大は、立ち上がりに前から当たるディフェンスが好調。ペイント内でボールを受けた#75赤土(2年・PF)が易々と得点を重ねていく。江戸川大は立ち後れるも、#10王(3年・C)のインサイドや#23保岡(1年・F・柏日体)の外のシュートが出て1Qは7点差に収める。その後、日体大もアグレッシブさが光り、#15濱田(4年・F)の3Pなどが次々と決まるが、江戸川大も応戦していき2Q、3Qのそれぞれ途中には一時同点となる場面もあった。しかし、その次の大事な得点は日体大が稼ぎ、江戸川大は肉薄しながら一度もリードを奪えない展開が続く。

 4Q、この状況が崩れた。#23保岡の3Pで遂に江戸川大は逆転に成功。日体大に粘られるが、インサイドを厳しいディフェンスで守って日体大のオフェンスを停滞させ、#33大川(3年・PG)のドライブや#17菊池(4年・SG)の3P、#21貝塚(3年・PG)の速攻が飛び出して、勝利をたぐり寄せる。日体大は、この大事な時間帯で打ち急いで3P率が上がらず、リバウンドなどの球際で負ける場面が目立った。結局江戸川大が87−80で、2勝目を見事な逆転勝利で飾った。逆に、30分以上の時間帯でリードを保った日体大には、痛過ぎる連敗となった。

写真:2勝目に笑顔を綻ばせる江戸川大ベンチ。

[江戸川大スタメン]#10王、#21貝塚、#28平岩クリストファーイサク、#63宮本、#97小澤
[日本体育大スタメン]#1本間、#9出羽、#12周、#19田口、#75赤土

[江戸川大]#10王18点・10リバウンド、#23保岡21点・3P5本、#28平岩クリストファーイサク11点
[日本体育大]1本間14点、#12周10リバウンド、#19田口12点、#75赤土20点


【INTERVIEW】

「一つでも多く勝って上位に食い込む」
粘りの末の逆転勝利で勢いづくか

◆#21貝塚祥平(江戸川大・3年・G)
140914KAIZUKA.jpg何度追いついても、リードだけが奪えない。江戸川大にとってはどこかで集中が切れてもおかしくない試合展開を強いられたが、我慢に我慢を重ねた結果が4Qにようやく実を結んだ。貝塚は持ち味であるスピードを存分に発揮。強みの速攻を随所に出した。まだ黒星が先行しており、昨年も経験した3部との入れ替え戦はまず避けたいところだが、勢いづきそうなこの日の勝利内容を継続できれば、上位争いを面白くしてくれそうだ。


—勝利おめでとうございます。はずは今日のご感想を。
「ここ2試合連敗していたので、今日で止められたというのは自分たちの自信にもなるし、大きい1勝でした」

—今日は率直に何が良かったと感じていますか。
「4Qにいつも自分たちのディフェンスが悪くて崩れるんですが、そこで自分たちのディフェンスを我慢してできて、そこから走れたことが大きかったのかなと思います」

—ゾーンを敷いていましたが、手応えはどうですか。
「ずっとやっていて、後半はいつも足が止まって崩されちゃうところを、しっかり3Pも抑えにいって、細かいところまでも集中して狙っていけました。だからああいう結果につながったのかなと思いますね」

—なかなかリードが奪えない展開でした。
「日体の本間さん(#1)のシュートが当たったりとか、外角がすごくシュート力があって、能力があって、体も強くて。追いつけそうで追い越せなかったんですけれど、そこで自分たちが焦らずにいつも通りやれるかが大事でしたね」

—貝塚選手自身は外回りですが、インサイドディフェンスも効いていました。見ていてその点はいかがでしたか。
「誰がローテーションで出ても、インサイドで負けないようにするのはチームのディフェンスのテーマなので、そこはしっかり戦う気持ちでやれたので、だから良かったかなと思います。その中で自分はスピードが持ち味なので、相手をかき回したり、自分で狙っていったりして。スピードは意識してやっています」

—4Qはそれが出せましたね。
「そうですね。自分の持ち味が出せて、ミスをしてもしっかり自分のプレーは最後まで続けたいなと思っていました。それができて良かったです」

—去年は3部との入れ替え戦に回る苦しい順位でしたが、今年はもっと上を狙う段階に来ていると思います。
「そうですね。去年勝てなかった苦しさは当然味わってきているので、そこはチーム一丸となって、一つでも多く勝って上位に食い込めるように頑張りたいです」

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【9/14その他INTERVIEW】

「2部は競り合いでどうするかが求められる」
初の2部に戸惑いつつも1敗をキープ

◆#99山崎渉真(大東文化大・3年・F)
140914YAMAZAKI.jpg3Pに当たりが来ないのが気にかかるが、ミドルシュートには安定感がある。加えて14日の東洋大戦はリバウンドもしつこく狙い、7本を記録した。チームでは4番ポジションをこなす時間帯もあるが、その分泥臭い頑張りが、1敗の大東大を支える一つのポイントとなっている。


—厳しい試合でした。まずは試合を振り返っての感想をお願いします。
「東洋大は小さいですが、粘り強さに苦しみました。自分たちがディフェンスリバウンドを取って気を緩めてもどんどん狙ってくるし、走るところはどんどん走ってきて、やりづらいチームでした。ただ、自分たちが心がけているリバウンドとルーズボール、走ることを継続した分、結果がついてきたのかなと思います」

—山崎選手自身が、かなりリバウンドに絡む印象がありました。
「そうですね。インサイドに頼っても良いんですけれど、上のガード陣が絡むことでセンター陣も楽にできると思いますし、自分が取った方が信用性も高いと思うので、そっちの方がいいなと思って、飛び込むようにしています。自分、高校の時に5番ポジションで、リバウンドを取り続けていて、なおかつ点も取りにいっていました。リバウンドは、ずっとやっていましたね」

—点差を離した時間帯は、山崎選手のミドルシュートが効いていました。
「最近3Pが悪くて、どうすれば良いのか考えていたんですけれど、普通のジャンプシュートなら自信があるので、そこはシフトを変えて、外れても狙っていこうと考えていました」

—昨年の新人戦の際などは3Pが好調な印象でしたが。
「そうなんですよね。このリーグ戦は『入んないなぁ』と(苦笑)。でも入らないのに打ち続けるのもチームに迷惑をかけるので、これを継続してやろうと思っています」

—3年生になって意識も変わってきたかと思います。
「4年生が少ない分、頼りっ放しになるのもいけないので、下の学年が鼓舞して。土台をしっかりさせてあげようということで、自分も引っ張るようにしています」

—2部リーグは初めての経験で、1部との質の違いも感じていますか。
「1部は強いところは飛び抜けて強いんですけれど、2部は全体的にレベルが一緒で、センターも外国人の方が多いじゃないですか。やりづらさはすごくあるし、競った試合でどうするかが求められてくるかと思います」

—4番ポジションのやり繰りに苦心している印象もありますが、いかがですか。
「4番の選手が多くて、相手のオフェンスによってつける選手も代わってきます。体が強い4番もいれば、動ける4番もいて、その分は逆に良いと思います」

—5試合で4勝1敗という結果にはどう考えていますか。
「やっぱり全勝を目指していた分、最初の1敗で精神的にもみんな落ちていた部分はあったんですけれど、そこでその負けをどう活かすかが課題になると話してもいたので、この1敗を無駄にしないで、これから一戦一戦戦っていけば大丈夫かと。みんな切り替えて戦っています」

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「もう勝っていくしかない」
苦しい状況から早く抜け出せるか

◆#2佐藤完太(日本大・4年・SG・主将)
140914SATOU.jpg13日の時点で既に3敗。粒揃いの日本大にしては、リーグ戦はまさかのスタート失敗と言えよう。まだリーグ戦の残り期間は長く、立て直すことは可能だ。ただ、実力伯仲の2部ではすべての対戦に集中が必要になってくる。ベンチに入る4年生が僅かなチームにあって、主将を担う佐藤のリーダーシップが、今後の鍵の一つだろう。


—5試合で黒星先行というのは、予想外だったと思います。
「そうですね。だいぶ反省しました(苦笑)。2連敗して、1勝して。ちょっと盛り返したかなと思ったら、またダメになって。しかも3敗の内容も、全部前半が良くて、後半から崩れてしまって逆転負けして、同じ形で負け続けているので、そこが課題でしたね。どうしたら良いかをみんなで話し合って、昨日なんか、下級生とか上級生とか関係なく、色んな意見を言い合いました。今日は、まあまあ落ち着いてプレーできたと思いますね」

—何が悪いのか、ご自身ではどう考えていますか。
「みんな分かってはいるつもりなんですけれど、なかなか実行できないというか。結局は油断なのかな、と。前半勝っていて、『これ行けるんじゃないかな』という軽い気持ちで後半に入ると、相手の気持ちに負けて結局追いつかれる形だったかな、と思います。それと、これは監督さんにも言われたんですけれど、個人個人になっていて、誰かがミスをするとその誰かのせいにしていて、それはチームのミスであって、そいつのせいだけではないので、そういったところをチームでカバーしあっていかなきゃいけないと言われて。そういう意味では、今日はチームで戦えたのかなと思いますね」

—ということは、リーグ開始からは雰囲気もあまり良くなかった?
「そうですね。雰囲気は良くなかったですね。でも段々良くなってきたと思うので、このまま盛り返していけたらと思います」

—開幕前はの状態は。
「リーグが始まる前は、みんなで『勝とう』と言っていて、そうは言っているんですけれど、ただ心のどこかで『簡単に勝てるんじゃないか』と思っているやつがいたのかもしれません。雰囲気はそんなに悪くはなかったんですよね。逆に、結果が出ないのはなんでかなあと考えます」

—キャプテンとして心がけていることはどんなことですか。
「今年は4年生が少なくて、メンバーに入っているのも岡部(#9)と僕だけで、僕もそんなに頼りがいのあるキャプテンではないので、3年生に頼っている部分はあるんですけれど、逆に3年生に自由にやらせて言いたいことがあったら言っていいし、自由にやらせるようにしています」

—恐らく、今後もそういうアプローチですよね。
「そうですね。僕が特に『ああしろ、こうしろ』と言うつもりはないです。もう勝っていくしかないので。追い込まれているので、なんとか入れ替え戦には出たいのでこれから頑張りたいです」

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1年での1部復帰へ好スタート
プレーでの貢献度も日増しに高まる

◆#12武津 祐太郎(早稲田大・4年・主将・PG)
140914TAKETSU.jpg全員でプレータイムを分け合いながら戦う早稲田大は、5連勝で最高のスタートを切った。「今までは迷惑をかけていた」という主将の武津も、精神的な支え役に収まらずに中央大戦で2連続3Pを決めるなど、プレー面でも確かな貢献を果たしているのは大きい。唯一の全勝チームとあって、今後はどの対戦相手も早稲田大を特に警戒してくるだろう。リーグ戦を通じて、また一段階の進歩が求められそうだ。


—ここまで5連勝です。内容面での手応えはいかがですか。
「最初の3試合は、自分たちでも内容は良くないと自覚していたんですけれど、昨日の日体戦くらいから、自分たちの流れでできてきたかなと思います」

—3試合は良くなかったんですか?
「そうですね。ディフェンスの決まりとかが徹底できていなかったり、リーグ戦に向けて気持ちが入っていたりした部分で、逆に空回りもあったかと思います」

—1部と2部の違いを感じる部分はありますか。
「1部よりは、ガチャガチャしているというか。まあ自分たちもガチャガチャしてるんですが、そこは少し思いましたね」

—早稲田大の現在のバスケットは春から継続していますが、かなりプレータイムをシェアするようになりましたね。
「そうですね。夏に新潟で合宿があったんですけれど、スタメンは一緒なんですけれど2チーム目、3チーム目でやれ、と。敬太(#8新川)だけは掛け持ちなんですけれど」

—その点にやりづらさはありませんか。
「高校時代は、大体みんなスタメンだったと思うんですよ。なのでスタメンの方がやりやすい人も多いかと思うんですけれど、でも大体5分で交代しているので、出番があるのは分かっているので準備はしやすいかと思います」

—今日はシュートが全く落ちない時間帯もあり、新しい早稲田らしさかとも思います。
「諄哉(#25伊藤)とかも今日は2本入ったんですけれど、普段はもっと入るんですよ。試合で緊張しているところもあるかと思うんですけれど、敬太とか慶次郎(#34池田)ももっと入るので、もう少し慣れてくればもっと入るようになるかと思います」

—武津選手も今日は2連続の3Pがありました。
「そうです。良かったです、本当に良かったです!ホッとしました(笑)。今まではミスばっかりしていて、迷惑をかけていたんで」

—これまであまり試合に絡めていなかった分だけ、思いも強かったと思います。
「そうですね。その分もあり、最終学年ということもあり、やってやろうという気持ちはあったんですけれど、今までは上手くいかなかったので。今日は一つ良い形が出たので、ここは自信にして良いかなと思います」

—開幕からの5連勝は、間違いなく勢いがつくかと思います。
「そうですね。入学してから5連勝が無かったんですよ。入れ替え戦にも出たりしていたので。気を引き締めなきゃいけないですが、勝てたことは素直に嬉しいですし、雰囲気も良くなっているので、練習でもう一回引き締めて、更に雰囲気を良くしていきたいです」

—武津選手はここまでキャプテンとして心がけていることは。
「僕は、周りがスーパースターだらけなので(苦笑)、地味なところ、ルーズボールとか、ディフェンスを頑張るしかないので、そういうところを頑張っていきたいです」


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