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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.09.10 (Wed)

【2014リーグ2部】9/10レポート

日体大が接戦を制して3連勝
中央大は関東学院大に敗れて初黒星


140910niitai_201409112228291ff.jpg 初週から熾烈な争いとなっている2部リーグ。水曜開催となった3戦目もほとんどの試合が読めない内容となった。初週で早くも3チームになった全勝は、早稲田大日本体育大は死守したが、中央大関東学院大に競り負け一歩後退。日本大は終盤に勝機をつかみ、初の1勝をあげた。3試合を終了して実力的にはほぼ拮抗している状況が見えてきている2部。計算できる試合が少なく、どれも全力で当たって調子の波を最小限にしなければ勝ち抜いていけない厳しいリーグとなっている。

 3戦目は大東文化大立教大の対戦以外は最後までわからない状況の試合が続いた。立教大は序盤から激しくアタックしていくものの、大東大のディフェンスを破れず得点が伸ばせないまま引き離された。日本大江戸川大は、前半は日本大が完全に追い込まれ、前半は10点のビハインド。しかし、後半に持ち直し、3Qで追いつくと4Q終盤に一気に突き放して1勝目をゲット。早稲田大はリードして入ったものの、東洋大に何度も追い上げられる展開に。しかし勝負どころでは引き離し、連勝を3に伸ばした。

 終始接戦となったのは2試合。関東学院大中央大は関東学院大が前半からリードを奪い、終盤中央大に追いつかれるものの、逃げ切った。神奈川大日本体育大は神奈川大が最後の最後まで粘るが、日体大#9出羽(4年・F)の最後のプレーがブザーとともに決まり、日体大が劇的な勝利を収めた。

写真:日体大の劇的な勝利に、藤田HCも笑顔で選手とハイタッチ。


【PICKUP GAME 1】9/10中央大VS関東学院大

大黒柱の奮闘で関東学院大が中央大を下す

関東学院大学74(21-16,23-18,14-25,16-11)70中央大学

140910eriman.jpg 2勝でリーグに入った中央大と1敗はしたものの、悪い内容ではなかった関東学院大。両者の対決は関東学院大がリードを保ちつつ、中央大が終盤に追いつく展開となった。

 1Qからリードしたのは関東学院大。ゴール下の#10エリマン(4年・C)は中央大の厳しいディフェンスに阻まれながらも得点。#11伊藤(2年・PG)も3Pで援護射撃する。1Q終わりに#10エリマンがヒザを痛めるが、大きな影響はなくベンチにいた時間は最小限。その後もインサイドを支配し、外からは#45大熊(2年・G)も中距離のシュートを決めていく。中央大はインサイドで得点ができずに2Qで10点のビハインドとなった。

140910nagareda.jpg 3Q、中央大は#25森(2年・PF)の連続得点でじわじわと追い上げ。関東学院大はオフェンスのミスが増えてくる。残り5分をきってスローインのミスから#21流田(4年・G)にシュートを決められ、50-50と中央大が追いつくと、#15八木橋(2年・PG)のミドルシュート、再び#31流田の速攻、#25森と続いて52-56と逆転。しかしここで関東学院大は#3前川(4年・G)が連続得点。しかし中央大も#15八木橋が3Pを決めて食い下がり、58-59の中央大1点リードで3Q終了。

 4Qも半ばまで拮抗した流れが続くが、残り5分を切って関東学院大がシュートを確実に決めたのに対し、中央大は約4分間ノーゴールに。この間に関東学院大がリードを6点に伸ばした。中央大は終盤にファウルゲームを仕掛けるが、追い上げ叶わず74-70で関東学院大が勝利した。

写真上:エリマンが25点・24リバウンドと奮闘した関東学院大。
写真下:中央大・流田もダブル・ダブルながら勝利には届かず。

[関東学院大スタメン]#3前川、#10エリマン、#11伊藤、#38蜂谷、#45大熊
[中央大スタメン]#5谷口、#15八木橋、#25森、#27宍倉、#31流田

[関東学院大]#10エリマン25点・24リバウンド、#11伊藤12点・3P4本、#45大熊23点
[中央大]#5谷口11点、#15八木橋17点、#25森13点・10リバウンド、#31流田18点・11リバウンド


【INTERVIEW】

「自分の持ち味でみんなを助けたい」
関東学院大に新たな魅力を吹き込むPG

◆#11伊藤尚人(関東学院大・2年・PG)
140910ito.jpg今年からスタメンに入るが、きっちり決めていく3Pやスティール、ルーズボールなど、2年生ながらチームに勢いを与えるプレーを連発している。中央大戦では前半4本の3Pでチームに貢献した。試合に絡むメンバーが少ないため、長丁場でどうパフォーマンスを保つかというのはあるが、リーグ序盤の状態はまずまず。この先を楽しみにしたい。


―最後まで分からない試合でしたね。
「疲れました(笑)。去年はあまり出ていないので今年から40分とかの出場時間が続いているので体力は課題です」

―今年からスタメンになっていますが、このリーグ戦自分の出来はどうですか。今日は3Pも良かったですが。
「まわりの4人が能力が高い先輩たちで、1対1でガツガツやるので自分としては先輩たちにやってもらって、空いたところで確実にシュートを決めたりだとかのプレーを心がけています。それは今日の試合では前半良かったんですが、後半はガードなのでターンオーバーはあまりしたくないんですが、2、3個あったのでそれを減らしていけたらと思います」

―後半は外のシュートはありませんでしたが、それは相手のディフェンスのせいですか?
「ちょっとディフェンスが打たせないように守りが来ていました。ヘルプとかもなかったので、あれをドライブで持っていけるようにできればと思います」

―チームとしては最初は中で攻めづらそうでした。
「エリさん(#10)がいるので相手が人数をかけて中にディフェンスを集めるので、最初はそこで攻めにくいところはありましたね」

―蜂谷選手(#38)がなかなか入らない試合でしたが、そういうのは気になりましたか?
「そこはあまり気にしていません。誰か入らなくても誰かがやるだろうと」

―そこが今日の試合ではエリマン選手や大熊選手(#45)といったところですね。一度逆転されましたが、焦りはありましたか?
「まだ3Qだったのでそこまで気にしていませんが、ちょっとヤバいなとは思いました。でもそこまで気にはせずに大丈夫だとやっていました」

―1週間で3試合なので接戦が続いて厳しいかなと思う部分もありますが。
「多少はあるかもしれませんが、チームも雰囲気良く楽しくやれています。去年は最初に負けが込んで空気が悪くなってしまったりしました。でも今年は2戦目に日体大に負けてもそのあといい雰囲気で練習もできたので、それがこの試合につながったのかなと思います。これで7人目、8人目の選手が試合に絡んでくればいいなと思いつつ、今はスタメンが長く出る状況なので、出ている人がしっかりやるだけです」

―2年生でスタメンとなっていますが、伊藤選手は落ち着いてプレーしていますね。
「ミスをしたら先輩たちが怖いので、ちゃんとやらなければなという感じです(笑)。でも結構好きにやらせてもらっています」

―自分のプレーの見どころは。
「まずはディフェンスですね。ほかの4人がオフェンスでやる分、自分はディフェンスでヘルプしたり相手が気を抜いている分、引っ掛けてスティールとかをすることです。そこから速い展開に持っていってノーマークのシュートは確実に決めて、流れを作るのが理想です」

―昨年と印象が違うのは、伊藤選手のようなディフェンシブな選手がいることかもしれませんね。
「スティールは自分でも持ち味だと思っているので、そこはみんなを助けていけたらなと思います。次も頑張ります」

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【PICKUP GAME 2】9/10日本体育大VS神奈川大

#9出羽の決勝点で日体大が勝負を制す

神奈川大学67(9-14,18-17,21-14,19-24)69日本体育大学

140910syu.jpg 2連勝の日本体育大といまだ白星なしの神奈川大の一戦は神奈川大の粘りで最後の最後までもつれる展開となった。

 第1戦、2戦と離される展開が目立った神奈川大。この日はしっかりとついていき、前半は27-31と4点差。3Q頭に日体大が連続でターンオーバーとなると31-31と追いついた。しかし日体大も追いつかれては取り戻すといった展開を続けて、流れが行ったり来たりする状況に。神奈川大は3Q終盤に粘って48-45と3点リードに成功。4Q頭で#13鶴巻(4年・PG)のフリースローや#24吉永(4年・SG)のシュートなどでリードを保つ。しかし前半は沈黙気味だった#9出羽がここで奮起。#1本間(4年・G)の3Pや#75赤土のバスケットカウントも出て再び日体大がリードを奪い返した。一方の神奈川大も気持ちを切らさず、#98大石(4年・PG)からのパスで#6山田(4年・PF)、#56古岩井の3Pで再度逆転するなど攻防が続き残り1分を切っても分からない状況が続いた。

140910koiwai.jpg 残り16秒、日体大は#1本間のフリースローで64-67と3点のリード。しかし神奈川大は残り7秒で#56古岩井の4本目の3Pが決まって67-67の同点に戻した。タイムアウトのあと、日体大の攻撃。一旦は#1本間にボールを入れるが、激しいディフェンスにあい、ボールは#9出羽へ。残り時間わずかの中、中へ切れ込んだ#9出羽のシュートがブザーとともに決まり、67-69。日体大がシーソーゲームを制して3勝目をあげた。

写真上:ゴール下で体を張る日体大・周。赤土とともにインサイドの要。
写真下:勝負強いシュートで最後の最後まで粘った神奈川大・古岩井。4本の3Pで22得点だった。

[日本体育大スタメン]#1本間、#9出羽、#12周、#19田口、#75赤土
[神奈川大スタメン]#11丸山、#15狩野、#24吉永、#56小岩井、#98大石

[日本体育大]#1本間10点、#12周10点・9リバウンド、#75赤土20点
[神奈川大]#11丸山9リバウンド、#24吉永15点、#56小岩井22点


【INTERVIEW】

「勝っていくにはやはり気持ち」
その前向きさでリーグ戦を好発進

◆#9出羽崚一(日本体育大・4年・F)
140910dewa.jpg接戦を連続で制して良い流れを掴んでいる日体大。神奈川大戦は最後までもつれたが、出羽のドライブが決勝点に。勝利の瞬間、本間が出羽に抱きつき、喜びを表現していた。
けが人も復帰し、生きのいいルーキーもいて、チームとして良い雰囲気が生まれている日体大。応援団も賑やかにに大声援を送っている。このままの流れを持続して連勝記録をどこまで伸ばすか。


―今日も接戦を勝ち切りましたね。
「そうですね。本当に良かったです」

―最後のプレーはどのような指示だったんですか?
「キャプテンの本間がもらって、という形だったんですが、そこが厳しかったら自分がもらえという指示で、気持ちで最後はいきました。ああいう形で決められて良かったです」

―残り時間も気になりましたが、外を打つよりは中へ、としたのは?
「ミスマッチだったので、最後は強くいった方がいいなと考えてドライブに行って正解でした」

―3連勝して昨年とは違ういい形でリーグに入れていますね。
「去年は終盤に弱かったんですが、今年は終盤に負けていません。練習も結構きつかったんですが、走ってきたおかげで終盤相手より足が動いて生かされると思うので、あの走ってきた練習が良かったと思います」

―昨年の終盤は体力問題が大きかったということですか?
「そうですね。足が動かなくなってきていましたね。気持ちの部分もあったと思いますが、走りこみをしてきて良かったと思います」

―チーム全体も昨年よりも元気よく感じます。
「自分たちは合宿所に住んでいるんですけど、普段から先輩後輩関係なく仲良くやっています。そこもプレーに出ていると思います。噛み合ってるし、ベンチも元気だし、いいチームになってきていると思います。頼れる仲間がいて、キャプテン中心にまとまっていますね」

―1年生の田口選手(#19)もスタメンに入っていますね。
「元気が良くて、よく動いてくれるのでリバウンドとかも頑張ってくれるし、だいぶ助かっています」

―春はいい結果が出せず、やりたいことがやれずに終わった感じでしたが。
「春はディフェンスもヘルプがバラバラで1対1も悪かったですし、まだまとまっていませんでした。でもあれからキツい練習が始まって、遠征も多くなって、チームもまとまって今につながっています」

―今年の2部リーグの感触はどうですか?1部から力のあるチームが落ちてきている状況がありますが。
「どこも変わらないので、あとは気持ちじゃないかと思います。本当にプレーの強さはどこも変わらないと思います。その中で勝っていくにはやっぱり気持ちですね。うちはスタートが良かったので選手もそれを信じて、このまま勢いを持ってやっていきたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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