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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.06.22 (Sun)

【2014新人戦】6/22 7位決定戦 国士舘大VS立教大

終盤に流れを呼び込んだ立教大が7位を掴む
国士舘大は板垣の3Pが光るも及ばず


140622MOCHIZUKI.jpg 昨年の入れ替え戦で、国士舘大は1部、立教大は2部にそれぞれ昇格。特に立教大は下級生が全体チームにも多く絡んでおあり、7位決定戦はリーグ戦へ向けて戦力の底上げが求められるチーム同士の顔合わせとしても注目となった。

 国士舘大はシュート率が上がらず、立教大は攻撃的なディフェンスが仇となってファウルがかさみ、重い立ち上がり。しかし、ペースは立教大が握った。得点源の#8三上(2年・G)が稼ぎ、#5望月(2年・G)も3Pを沈めてリードを得る。国士舘大は苦しい中で#66馬(2年・C)がゴール下の得点を重ねるも、ファウルを抑えた立教大の思い切りの良い速攻や外のシュートが当たり、1Qは立教大が8点差をつける。だが、ここから国士舘大は立て直した。#11安里(1年・G・保善)に3Pが飛び出してリズムが出始める。立教大はバックコートのミスが出て、直後に#14高地(1年・C・札幌日大)が3ファウル目で#66馬にバスケットカウントを献上。立教大のオフェンスは単発となる中、国士舘大は#88板垣(2年・PF)の連続3Pで逆転に成功。#66馬のポストはうまく機能しないが、#88板垣がこのQで10得点の活躍を見せ、立ち直った国士舘大が前半を35−32で終えた。

140622ASATO.jpg 3Qは両者拮抗した展開となった。立教大は#8三上を中心に得点を伸ばして再逆転も、国士舘大もひるまずに#66馬がペイント内で得点していき、#88板垣は3本の3Pを決め、50−51と全く分からない展開で残り10分迎えることとなった。迎えた4Q、序盤は立教大にファウルが続き、国士舘大もターンオーバーが出て決め手を欠く。打開したのは立教大だった。#8三上が3Pを決め、#17東(1年・F・國學院久我山)のドライブで6点差に。国士舘大は#66馬のゴール下、#68藤井(2年・G)の活躍が光るが、立教大はその都度#17東、#21吉田(1年・F・京北)の得点で返していきリードを保つ。最終盤には厳しいディフェンスで国士舘大のトラベリングや5秒オーバーを誘い、試合を終わらせた。71−61で、立教大が7位の座を掴むこととなった。

 立教大は、望月と三上の活躍がチームを勢いづけた。インサイドはやや手薄で課題となっているポイントだが、ベンチメンバーも国士舘大・馬に簡単には仕事をさせず、収穫を得ることとなった。既に全体チームで主力選手を揃えるが、新人戦とはいえ1部所属チームを破ったことはリーグ戦への好材料だ。

 ベスト8入りを果たした国士舘大だったが、準々決勝以降の3試合は勝利ならず。全体チームでも支柱となっている馬はこの日19得点22リバウンドの数字を残したが、40分間通しての安定したプレーを見せられなかった。ただ、この日は板垣のアウトサイドが光り、キャプテンとしてベンチがテクニカルファウルを受けた際もチームを落ち着かせてまとめる様子を見せた。下級生たちが夏の間にどう伸びるか、1部リーグでの重要なポイントになるだろう。

写真上:望月の活躍も大きかった立教大。三上とともに、20得点をマークした。
写真下:ルーキーながら、長いプレータイムを得た国士舘大・安里。今後の成長に期待。

※立教大・三上選手、国士舘大・板垣選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

感じたのは「シュート率の違い」
1部チームとの対戦経験を今後の糧に

◆ #三上健人(立教大・2年・G)
140622mikami.jpg立教大のポイントゲッターとして活躍し、最終戦では望月とともにチームハイの20得点。存在感を示した。下級生主体の立教大は秋のリーグ戦でも新人戦で戦ったメンバーの活躍が重要になる。立教大らしい戦い方を貫いてリーグ戦でも存在感を出すことができるか、秋も楽しみな選手だ。


—今日の試合を振り返って。途中からシーソーゲームのような競り合いの場面もありましたね。
「1Qで結構離すことはできたんですけど、そのままいくとは思っていなかったので、予想通りの展開ではありました。でも勝てて良かったです」

—予想通りというのは。
「接戦にはなると思っていました。そこまで実力の差はないと思うので」

—そういう面では、いいところで立教大らしいディフェンスとかスティールなんかが相手を突き放すきっかけになりましたね。
「前の青学戦と拓殖戦は本当に立教のプレーが全然出なかったので、最後の試合で出せて良かったです」

—新人戦を戦ってみてどうでしたか?下級生とはいえ、1部のチームとも戦いましたが。
「一番感じたのはシュート率の違いです。拓殖大なんかはどの選手でも入るし、シューターとか関係なく誰でも入るなという印象でした」

—立教大も三上選手はかなり得点面でも目立つ活躍でしたが。
「でも拓殖大でいえば誰かを押さえればいいというチームではなく、チーム全体のシュート率が違うなという感じです」

—ベスト8に入って最終日まで試合ができましたが、この大会の収穫は?
「1年生は今まで全然経験がなかったので、バンバ選手(#23)なんかとできたのはすごくいい経験になったと思います。あとリバウンド面で、小さいのはしょうがないんですが、5人全員でリバウンドに行かなければと痛感しました」

—これから秋に向けて、立教大は下級生も全体チームに絡んでいるのでここからの頑張りも大事ですね。
「スタメンも下級生主体という形になっているので、3、4年生よりも頑張らなければと思います。2部リーグは不安もありますが強いチームとたくさん試合ができるので楽しみでもあります。楽しんでやりたいですね」

—下級生が多く試合に絡む分、下からの盛り上げも大事そうですね。
「逆に失うものはないという感じなので、挑戦者として精一杯頑張っていきたいです」

—この新人戦で印象に残った選手といったら誰かいますか?
「印象というか、1回戦の中央大には同じ北陸の八木橋(#15)もいるし、かなり意識していました。そこで勝てたのでここまでこられたと思いますが。今大会は筑波の満田(#2)や木林(#8)といった北陸の仲間が目立っていて、頑張って欲しいですね」

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「人の上に立つのは本当に難しかった」
新たな経験を積んだキャプテンという立場

◆ #88板垣翔太(国士舘大・2年・PF)
140622itagaki.jpg最終戦は7本の3Pを決めてチームの盛り上げに貢献した。しかし本人も語るようにミスが出て流れをつかみ切れず、8位。笛でフラストレーションがたまる時間帯もあったが、試合経験のない下級生をまとめている姿も印象的だった。大学に入ってからポジションアップし、全体チームではまだあまり試合に絡んではいないが、この大会での活躍を糧に秋の飛躍を期待したい。


—試合を振り返っていかがですか?
「先生の指示を忠実にできなかったですね。立教は小さいのでインサイドで攻めたかったんですが、そこがパスミスだったり細かいミスだったりが出て、自分たちのバスケットをしないで点を取られた部分があるので、そこがなければ勝てたゲームだと思います」

—国士舘大は試合経験のない選手が多いのが課題かなと感じましたが。
「今回のスタメンでもベンチに入るのは初めてという選手が多かったし、新人戦までの期間も短かったのでチームがうまく作れなかったというのもありました」

—得点源である馬選手(#66)も波があるプレーだったように思いました。
「自分たちも馬を生かしきれなかったかなと思いますね」

—その中で板垣選手はキャプテンを務めましたが、大事にしようと思ったのは?
「新人戦だし、何が起こるか分からないというのが正直な気持ちで、チームはある程度土台を作って、あとは気持ちでやっていくしかないなと。でもキャプテンをやって見えてきた部分がいろいろありました。やっぱり人の上に立つってこんなに大変なんだなと感じました。今までは先輩に着いていくだけで、去年なんかはまさにその状態でした。人の上に立つというのは本当に難しかったです」

—でもテクニカルファウルのときはみんなを集めて声をかけて、どっしり構えているように見えましたが。
「あそこは形だけでもと(笑)。それぐらいしか自分はできないので」

—8位という結果でしたが、新人戦で得られたものは?
「一番は去年のベスト16で終わったところを越えられて、ひとつの目標を達成できたということです。こんなキャプテンでもみんな練習中からついてきてくれました。みんなが同じ方向を向いているのが自分的には良かったなというのは正直な気持ちです。そこはみんなよく協力してくれました。あとは詰めの甘さが出たかなというところです」

—全体チームの話をすると、昨年引っ張ってくれた4年生が抜けて今はまた新しいチームになろうとしているところですが、チームの状態はどう感じていますか?
「去年の4年の存在がとても大きかったので、もっと個人個人で頑張らなければならないなと思っています。1部には個々じゃ勝てない部分があるので、そうしたらもうチームで勝つしかないと思います。そこを修正したいですし、個性があるからこそまとまれば強いと思います」

—部員も多くて競争が大変ですが、今年はベンチに入れそうですか?
「ここまできたら頑張りたいです。バスケットが好きなので。どうせやるなら試合に出たいですね」

—自分個人のレベルアップのポイントは?
「ディフェンスの部分と、高校まではインサイドのポジションをやっていて、今は上の3番にコンバートされて課題がいっぱいあります。そこに適応していかないといけないと思います」

—八王子の選手はみんなアウトサイドが上手という印象ですが。
「でも3Pは大学に来て打つようになりました。高校のときはほとんど打っていなかったので。今日は調子が良かったですが(笑)」

—ポジションアップは難しいですが、その調子で入れたいですね。
「あれが当たり前になってくればいいですね」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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