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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.07.15 (Tue)

【その他の試合】7/6 3部VS4部オールスターゲーム

3部対4部のオールスターは
劇的ブザービーターで同点決着!


140706_34.jpg 三菱電機カップ2日目、この日は本戦の前に3部と4部対抗のオールスター戦が行われた。出足から4部がリードする展開だったが、後半に20点以上離された3部が怒濤の猛追を見せ、最後まで勝負の読めないゲームとなった。

 #14内村(上智大・4年・GF)のアウトサイドが次々決まり幸先の良いスタートを切った4部は、#15千(埼玉大・3年・SF)や#16鴨下(東京学芸大・4年・SF)のシュートも続いてテンポ良く加点。ディフェンスでも196cmの#18張(山梨学院大・4年・C)にダブルチームを仕掛けてミスを誘い、攻守に渡って主導権を握った。対する3部は、ベンチから出てきた#7荷山(上武大・4年・C)や#13丸山(國學院大・4年・F)が積極的に1対1を仕掛けるも、なかなか相手の勢いを止められず、3Qには最大23点ビハインドに。だが3Q後半になるとディフェンスが機能し始め、#8斉藤(東京経済大・4年・F)、#5井野(駒澤大・3年・PG)のバスケットカウントも出て52−65と13点差にして4Qに望みをつなげた。

 4Q、開始から3部が2連続得点に成功。4部も、#7田中(西武文理大・3年・PG)のバスケットカウントなどで苦しい時間帯をつなぐが、前半は気持ち良く決まったアウトサイドが一転して決まらない。その間に3部が#9菅野(東京農業大・4年・F)らの好ディフェンスも光って追い上げ、残り1分には#4千葉(順天堂大・4年・PG)の3Pで2点差まで迫った。だが、この大事な局面で3部はファンブル、さらにはリバウンドにも飛び込まれる。やむなくファウルゲームになり、残り3秒で3点差と、このまま万事休すかと思われた。しかしラストプレー、バックコートからロングシュートを放とうとした#4千葉を4部がファウルで阻止。互いに騒然となるがそのプレーがシュートと認められ、残り0.7秒で3部に3本のフリースローが与えられる。千葉は1投目をこぼすが、2投目はきっちり決め、3投目はわざと外してリバウンド勝負に。これを#18張が見事タップでねじこみ、ボールがネットに吸い込まれたのと同時にタイムアップ。規定により延長戦は行われず、83−83の同点で試合終了となった。

 三度の事前練習で、スタッフ陣含めこの試合に準備してきたという4部。その甲斐あってオールスターチームとは思えない息の合ったプレーを見せ、長く主導権を握った。だが3部も最後まで切らさず、終盤の反撃で3部としての意地を見せる。最後は劇的な幕引きとなり、本戦に引けを取らない、白熱したゲームとなった。

写真:序盤から4部が押す形となり、終盤はゴール下も激しい競り合いに。

※順天堂大・千葉選手、西武文理大・田中選手のインタビュー、試合の写真は「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「最後は気持ちの問題」
同点まで追い上げた3部の底力

◆#4千葉俊一(順天堂大・4年・PG・3部オールスター)
140706chiba.jpg前半は緊張もあり、うまくいかなかったという3部オールスター。後半になってこつこつと追い上げ、3点差でフリースローを得た千葉だが、最後まで緊張を手放せない心持ちだったようだ。しかしベンチも終始賑やかで、楽しむ気持ちが前面に出ていた。最後は劇的なタップシュートの幕切れで同点終了となったが、楽しむ気持ちが最後の奇跡を呼び込んだ。


―20点差を追い上げて、最後は劇的な試合になりましたね。
「そうですね。信じて戦って、最後も信じて放り投げました」

―チームはいかがでしたか?
「急造チームならではの難しさが出たかなとは思います。ずっと楽しもうとは言っていたんですけど、自分も含めてみんな硬くて、そこがゲームでもうまくいきませんでした。4部のチームはプレーがスムーズだったので、一気に離されて最初はきつかったですね」

―事前に練習はできたのでしょうか?
「3部は1回しかやっていません。その状況で不安はあったんですが、みんなを信じてやるだけでした」

―前半で20点の差になってしまいましたが。
「みんなそんなに落ち込んではいなくて、オールスターを楽しもうとずっと言っていました。20点離されてはいましたが、あとはもう底力というか、練習の回数ではなく気持ちの問題になってくると思っていたし、最後にああやって追いつけたのは3部の強さかなとも思います」

―追い上げの要因として何をあげますか?
「ゴールに向かう人が増えたと思います。張(#18)以外にもみんなが攻めていきました。それまでは張、張で意識しすぎていましたが、みんながゴールに向かい始めてから良くなりましたね」

―代々木の舞台で、アナウンスんなどもあってどうでしたか?
「あんなに緊張したのは初めてです。1回シュートを決めるだけで名前を呼んでもらったりして。でもいい環境でやらせてもらってことに本当に感謝しています」

―そんなに緊張をしたんですね。最後のフリースローも最初の1本を落としたのは緊張からでしょうか?
「そうですね。あの場面、ファウルされて自分で『これはフリースローでしょ』って言いながら、実は打ちたくない気持ちでした(笑)」

―2本目を決めて2点差となったとき、3本目は最初から外すつもりだったのですか?
「そうです。3本目は張と話して、外していくつもりでした。でも外し方がうまかったので、うまく張のリバウンドにつながりました。自分が“持ってた”かなと思います(笑)」

―このオールスター、やってみていかがでしたか?
「1回しか顔を合わせていない人とチームを組んだんですが、副キャプテンの荷山くん(#12上武大)がすごく声を出して頑張ってくれたし、とても楽しくやれました」

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「勝たなくてはいけない試合だった」
オールスターを勝負の場として真剣に

◆#7田中康佑(西武文理大・3年・G・4部オールスター)
140706田中笑顔で終わった3部オールスターとは反対に、追い上げられて同点終了の4部。やや苦笑いという印象で終わったが、ポイントゲッターとして活躍した田中は、勝つべき試合だったことを強調した。しかしそうした雰囲気を作れたのも準備をしてくれたスタッフのおかげ、とこの試合に臨むまでの環境作りをしてくれた周囲に感謝しているようだった。


―同点での終了となりました。試合を終えていかがですか?
「一言で言うと、勝たなければいけないゲームでした。あれをモノにしないとせっかく集まった意味がないし、練習した意味がない。回数こそ少なかったですが、やっぱり勝つことは楽しいし、自分たちは4部のプライドを持ってやってきたので、一言で言えば勝たないといけないゲームでした」

―4部チームはどれくらい準備したんですか?
「練習は3回ほどやらせてもらいました。選手がというより、スタッフが最初からコミュニケーションを取ってくれて、これが必要だとか、ここがダメだとか、いろいろと支えてくれました。そのおかげで準備がスムーズにできたと思います。本当にスタッフさんのおかげで準備ができたと思います」

―試合は前半は大きくリードできましたね。
「土台のディフェンスをやってからシュートというのが良かったと思います。向こうはインサイドに大きい張がいるので、どこで攻めてくるかもはっきりしていました。全員が日本人で上からどんどん当たってくるようなプレーだったら、どこで攻めるか迷ったと思いますが、逆にオフェンスをどうするかは絞れていましたね」

―ただ、後半には追い上げられてしまいました。
「一試合を通して集中を切らさないことは簡単なことではないと思います。自分が出ていない時間帯もあったし、外から見て流れが悪いなと思うこともありました。そこでしゃべって、カバーし合ってとにかく流れを持っていかせないことを考えていました。でも足が止まってしまったりしていましたね」

―でもやはり4部として負けられないという気持ちは強かったのでは。
「4部は3部よりレベルが高いんだという気持ちで、見せてやろうと試合に入りました。オールスターなので遊びも出てしまいがちですが、みんなそういうことはなかったと思います。この日のために合わせて勝つことだけに集中してきたので、自分は4部にいられて良かったと思いますね」

―今日の試合はアナウンスや音楽もありましたが。
「全然こういうことに慣れていないし、代々木で試合をするのも3回めくらいで。コートに入ったときは自分でもすごいな、これどうなんだ、という気持ちでした。でもうまい人が集まっていることで安心感もあったし、しゃべったらそれに応えてくれるし、落ち着いて頼れました。みんなのおかげで安定してプレーできたと思います」


【PHOTO】
白ユニホーム=3部オールスター
赤ユニホーム=4部オールスター

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ミドルシュートやドライブでチームを引っ張った東京学芸大・鴨下。


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1Qの大量得点で4部に流れをもたらした上智大・内村。


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スタメンでプレイした千葉大・河島。


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明治学院大・芳賀は途中から出て試合の流れを変える役目を担った。


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果敢に攻めた埼玉大・千は3年生。


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3部は埼玉工業大・坂西も能力の高い選手。


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積極的にシュートを打っていった東京経済大・斉藤。


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3部の大黒柱、山梨学院大の張。


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シックスマンとしてチームの起爆剤になった國學院大・丸山。


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オールラウンドな働きだった駒澤大・佐野。


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東京農業大・菅野も3部の追い上げに一役買った。


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応援に来た駒澤大メンバーの声援に応える井野。


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千葉のフリースローを総立ちで見守る3部ベンチ。


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同点決着に喜ぶ3部オールスター。


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3部オールスターチーム。


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4部オールスターチーム。


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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