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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.07.06 (Sun)

【その他の試合】7/6 三菱電機カップ第2戦レポート

日本選抜が4Qで逆転されるが粘りを見せて
1戦目のリベンジを果たす


140706kaikai.jpg カナダのビクトリア大を招聘した関東大学バスケットボール連盟の記念試合は、2試合目を迎えた。関東大学連盟に所属する選手たちが大勢詰めかけて応援した試合は、初戦同様日本選抜チームがリードする展開となるが、後半の勝負どころで日本らしいプレーが出て勝利を引き寄せた。

 立ち上がりは互いに24秒オーバーを犯す形。開始から3分間膠着状態となるが、ビクトリア大は初戦のMVP#12エバンス(F)の得点で口火を切り、日本選抜は#11笹山(筑波大・4年・G)のアシストから#16バンバ(拓殖大・2年・C)が決め、ディフェンスでも粘る。さらに2戦目も#17馬場(筑波大・1年・F)が抜群の身体能力を生かしてきっかけを作る。開始5分に第1戦同様スティールからのダンクを決めて会場を沸かせると、#13橋本(東海大・3年・C)の3Pも出て11-6。ビクトリア大はシュート確率が上がって来ないが、日本チームが連続してフリースローを決められない間に追い上げる。しかし日本は終盤に#7晴山(東海大・4年・F)、#8中東(明治大・4年・SG)の2本の3Pが決まり、#23バンバのブロックも出て19-12とリードで1Qを終了。

140706woldu.jpg 2Q、日本はベンチメンバーが流れを作る。#6バランスキー(東海大・4年・C)のタップ、第1戦は出番のなかった#18杉浦(筑波大・1年・F)の2本の3Pが出ると11点のリードに。しかしここからビクトリア大も反撃。ガードからのアシストで#8エバンス、#9ピラト(G)の得点を演出すると1点差。しかし日本選抜は#14ベンドラメ(東海大・3年・G)のバスケットカウントや#17馬場のフリースローで追い付かせはせず33-28の5点リードで前半終了。

 3Qも日本選抜がリードを保ってゲームを進めた。#14ベンドラメからのパスで#16バンバ、#17馬場の得点が続き、さらに#16バンバがゴール下でターンからのシュート、フリースローと得点を重ねる。ビクトリア大はやや停滞するが#12マクラフリン(C)のシュートや#2ティブッス(PG)の3P、終盤には#6ロス(GF)の3Pも決まって得点を詰め、47-46と日本が1点リードで4Qへ。

140706bamba.jpg 最終Q、両者ファウルが込み始める中、ビクトリア大は#12マクラフリンのミドルシュートで遂に逆転。日本選抜も#11笹山のフリースローですかさず再逆転するが、#10チャールズ(G)、#8エバンスの連続3Pでビクトリア大が再びリードすると、数点差を追う展開に。ビクトリア大のアウトサイドが決まる中、日本選抜は#17馬場から#16バンバへのアシスト、#4野本(青山学院大・4年・F)がタフショットを沈めて切らさずについていき、残り2分22秒、#14ベンドラメからのパスを#17馬場が決めて同点にすると、#4野本の3Pが入り残り1分で逆転に成功。ここから日本選抜はビクトリア大のパスを狙っていき、#10バランスキー、#14ベンドラメが相手のパスを引っ掛けて攻撃につなげ、日本選抜はこれらで得たフリースローを決めていき71-66でタイムアップ。第1戦同様ビクトリア大に逆転されるが、再度流れを奪い返して1勝をもぎ取った。

 試合後の挨拶で「昨日は前半12点リードして3Qの出だしで少し安心してしまった」池内HC。しかし「今日は終始我々がやろうとしているバスケットを、意識を強く持ってくれたことが勝因」とコメント。「学生はこういうチャンスをものにしてレベルを上げていきたい」と、学生の底上げに意欲を見せた。

140706baba.jpg ゲームMVPを受賞した馬場「先輩たちが自由にやらせてくれた」と上級生に花を持たせるコメント。「2020年に東京で開かれるオリンピックに向けて、頑張っていきたい」と先を見据えて締めくくった。

 敢闘賞のマクラフリンは6'10ft(約208cm)のビッグマンとしてインサイドで活躍。2戦目は13得点11リバウンドと奮闘した。日本のバスケットについて「テンポが早い試合運びと、チャンスがあればすぐシュートを打つところ」が印象に残ったと言う。情報のない相手との試合で対応は難しかっただろうが、高さと体を生かしたプレーで日本チームを苦しめた。

 ビクトリア大はこのあと1部・2部選抜、六大学選抜との試合をこなし、日本での日程を終える。また、日本選抜はこのあとバンバ、バランスキーの両選手を除き、大分で開催される日本男子学生選抜バスケットボール大会(7月11〜13日)へ出場。その後大学生以外の選手も交えて編成された代表チームで、近畿バスケットボール100周年として関西で行われる、バスケットボール男子日本代表国際親善試合2014(7月19〜21日)へと臨む。

写真2枚目:好アシストを見せたビクトリア大・ウォルドゥ。
写真3枚目:この日は勝負どころのリバウンドや得点など、1戦目以上に貢献した日本選抜・バンバ。
写真4枚目:2試合連続でスティールからのダンクを見せた馬場。そのポテンシャルを多くの観客に見せつけた。

※ビクトリア大・ボーシャンHC、日本選抜・野本選手、バランスキー選手、ベンドラメ選手のコメントは「続きを読む」へ。



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【COMMENT】

“日本”というものを体験したことを大きな収穫に
◆クレイグ・ボーシャンHC(ビクトリア大)
シーズンオフであり、何事も初体験であっただろう今回の遠征。試合については互いの健闘をたたえたが、それ以上に日本に来て異なる文化に触れたことを良い経験として喜んでいる様子が伺えた。チームとしては昨年カナダで4位に終わっているが、新シーズンにはそれ以上を目指してスタートを切る。


「難しい試合でした。お互い疲れているように見えました。昨日も今日も4Qで点数を巻き返したりしたので、どちらも健闘したと思います。昨日の試合から時間も少なく、調整したり作戦を作るのは難しく、昨日(日本のチームを)見て、今日もほぼぶっつけ本番に臨んだ形になりました。

 観客がたくさん入っている環境でプレーすることが滅多になく、それは良かったことです。日本に来るということ自体もいい経験でした。このチームは去年のチームなので、選手の中にはこれで終わりという者もいます。あとは来年もプレーし続ける選手にとってはいいスタートになったと思います。

 試合は素晴らしい試合で、日本に来て文化を体験するのも重要な経験で、おもてなしにも触れることができて良かったと思います」

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「チーム全員で勝ち取った試合」を喜ぶ
◆#4野本健吾(青山学院大・4年・F)
140706nomoto.jpgディフェンスはもちろん、インサイドで突破口を開こうと奮闘。2戦目は残り1分で決まった3Pで勝利を引き寄せた。1戦目では戦う選手が限られてしまったが、2戦目は全員が出場し、チームで勝てたことに笑顔を見せた。


「チーム全員でタイムシェアして勝てた試合だったので、チーム全員で勝ち取った勝利。本当に勝って良かったなと思いました。3Qで詰められるパターンを予測していたので、そこはディフェンスで我慢して意識して点数を離されずについていけたのが勝因だと思います。自分の調子はあまり良くなかったけれど、ディフェンスをアグレッシブに頑張って見せようと思っていたのができたと思うし、最後は3Pが入ってそれでリズムを持ってきたので自分的には良かったと思いました。シュートは躊躇なく思い切り打てと池内さんからも言われていたので、打ち続けました。やっていて本当に楽しかったし、いいチームです。中でも坂東が盛り上げてくれました。

 メンバーが変わりつつもまだ代表として試合がありますが、自分的には走ってディフェンスを頑張ってという、オーソドックスなことを頑張っていきたいと思います。上のメンバーも入ってきますが、コミュニケーションを取ってチームとして戦えるようにやりたいと思います」

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「16年間住んできた日本」へ気持ちを乗せて
◆#6バランスキー ザック(東海大・4年・C)
140706zak.jpg国籍は日本ではないが、「JAPAN」のユニホームを着て今大会に臨んだ。2戦目はファウルトラブルになった橋本と交代し、逆転したあとの流れを切らさない好ディフェンスで、日本チームの勝利に貢献してくれた。


「最初で最後のJAPANの代表で1勝できてみんなで楽しくやれたのは良かったと思います。自分の役割としてはディフェンスとリバウンド、あとはチームがバラバラになりそうなときにまとめるというか、一言声を掛ける感じの役割だったので、プレータイムどうこうというより、ベンチにいても自分の役割を徹底していました。

 終盤はマークについた12番のクリスにやらせないように意識していました。ファウルを最初に吹かれたのはファウルになると思っていなかったですが、でもしょうがないので切り替えていこうと思っていました。ボールカットできたのは相手もインサイドでやってきていて、来るなと予測していたのが取れて良かったです。

 JAPANを着るのは今日で最後ですが、複雑ではありました。でもみんなと背負っているものが違うんですが、戦う気持ちは一緒です。16年間日本に住んできたので、恩返しじゃないけれど、なんというか、やるなら勝ちたいという気持ちでやっていました。バンバと2人で話していて『自分たちいいのかな?』という感じではありましたが、みんな仲がいいし楽しかったです」

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「もっとできたことがあったかも」
見えた課題を次の糧に

◆#14ベンドラメ礼生(東海大・3年・G)
140706bendorame.jpgファウルトラブルの笹山をカバーし、4得点5アシスト6リバウンド。ゴール下に潜り込んでの彼らしいリバウンドや、ランニングプレーで馬場との合わせなど、得点をサポート。ガードとしてまだまだできることがある、と納得のいかない部分もあるようだが、ここからさらに続く試合で経験を積んで欲しい。


「1戦目の入りがとても良くて、行けるんじゃないかなと気持ちの上で油断があったのかなと思います。3Qは簡単にやられているところもあったし、ブレイクで戻りがなくて何本も立て続けにやられてしまいました。今日はその反省を生かしてできたと思います。

 コーチ陣からガードにはプレッシャーをかけろと言われていたんですが、なかなか自分ができていなくて、積極的なプレーは常に続けようとしていました。リングに向かう姿勢を前面に出していけたかなとは思います。ハーフタイムには笹山さんがファウルが込んでいたので、頑張ってつなぐという話などをしていました。

 代表としてのプレーですが、普段とやっていることはあまり変わらなかったなと。ガードして自分の持ち味を出せたとは思いますが、コントロールも含めてもっと何かできたんじゃないかなとは思います。今日の試合なら自分で崩してシュートにいくというのが1本あったかなというくらいですが、もう少し縦のカットやピックを呼んで崩すとか、そういうプレーをしたいと思います。

 馬場は走るので、あいつが走っているかどうか常に確認していて、いいスペースに積極的に飛び込んできてくれたのでパスも出しやすかったです。馬場のようにチーム全体でああいうランニングプレーが出れば良いかなと思います。終盤のカットはいつも通り狙ってやっていました。

 代表の試合を経験すると心の余裕も出るので、チームに戻っても心の面で楽にできるというか、自信につながったと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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