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2014.07.05 (Sat)

【その他の試合】三菱電機カップ第1戦レポート

日本選抜チームが前半リードするが
後半に逆転されて勝利を逃す


140705ball.jpg 関東大学バスケットボール連盟の創立90周年を記念し、カナダのビクトリア大を招聘する三菱電機カップ。初日は5部のオールスター戦も前座で行われ、週末の代々木を華やかに彩った。

 セレモニーのあと行われたビクトリア大と日本選抜チームによるメインゲーム。「相手の情報がなく、戸惑いもあった」とビクトリア大のボーシャンHC。立ち上がりは3Pでの攻撃が多くなったが、これが入ったために「打ち過ぎた」との反省も。日本チームも応戦するように3Pを決めて1Qは互角の点数とすると、2Qに#17馬場(筑波大・1年・F)がスティールから豪快にダンクを決めてきっかけを作り、#14ベンドラメ(東海大・3年・G)もスティールからの速攻を決めると流れは日本に。走る展開を出して13点のリードを奪って46-33で前半終了した。

140705evans.jpg 3Qに入ると日本チームの足が止まりがちとなり、その間にビクトリア大に追い上げられ3点差。そして4Qの序盤に逆転されてしまう。攻めあぐねた日本チームはターンオーバーを連発し、#8エバンス(F)に何度も速攻に走られ、リバウンド面でも苦しくなる。ゲーム終盤になって5点差前後を追う形となった日本は、絶好の機会でもターンオーバーのミスを出すなどもったいない場面が続いた。最後まで#11笹山(筑波大・4年・G)が粘ってシュートを決めて残り2.3秒で2点差まで詰めるが、反撃はそこで終了。80-84でゲーム1はビクトリア大が制した。

 ビクトリア大はカナダの中では4位に入るという実力者だが、オフ期間中でもあるため1週間前にメンバーが集まって練習をしてきたという。初日は相手の様子を探りながらといった形だったが、「今日わかったこともあるので、明日はそれを生かして戦いたい」(ボーシャンHC)と、2戦目への手応えも掴んだ様子。

140705sasayama.jpg 日本側も手探りでの戦いだったが、終盤の相手のパワープレーには対応しきれなかった。池内HCも陸川AC、吉田総括と3人体制でチームを率いるが、選手の起用を含めまだまだ考えるところはある様子。「2戦目はどうしても勝たなければいけない。もう少し点を取らなければ」と目標の90点に到達するために修正をはかりたい。

 敢闘賞を受賞した#11笹山「前半はやろうとしたことはできていた。しかし後半、国際試合は1回流れを持っていかれると取り戻すのは難しいと言われていたのに、それができなかったのは自分の責任」と反省する。まずミスを繰り返さないことが大事、と2戦目の注意点とした。「走れているときは得点を取れるし、流れを持ってこられる」のがひとつの突破口だが、流れが悪いときにどれだけハッスルできるかということが足りず、積極性が失われていたと反省。大事な終盤にミスをしてしまったが、仲間が声をかけて最後まで集中を切らさずできた、と前向きに捉えて2戦目へのモチベーションとしていた。

140705BABA.jpg 相手のボーシャンHCから印象に残った選手としてあげられた#16バンバは、自分より大きい選手を相手にしているが、「ディフェンスのローテーションやヘルプ、リバウンド」が自分の仕事という。前半では両チームでリバウンドはトップだったが、後半は「厳しかった」と言う。得点では3Pがこの日は決まらなかったが、オフェンスよりディフェンス、チームプレーを意識して2戦目の勝利を目指す。

 2戦目は同じく代々木第二体育館で13時から。10時からは3部対4部リーグの選抜選手によるオールスターゲームが行われる。

写真
2枚目:27得点のエバンス。この試合のMVPを受賞。
3枚目:敢闘賞の笹山。チームハイを記録したがガードとして反省点もある、と2戦目のリベンジを誓う。
4枚目:ボーシャンHCからは日本チームで良かったのはバンバ(左)とフォワード陣との評価。スティールからダンクを決めた馬場(右)が笑顔でジャンプ。


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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