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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.06.20 (Fri)

【2014新人戦】6/20レポート

日本大・筑波大・青山学院大・東海大がベスト4
いずれも相手に差をつけて準決勝進出


140620uehara.jpg 関東大学新人戦はいよいよベスト4をかけた対戦。競り合う場面も見られたものの、4試合とも最後は差がつく格好となった。そしてここから先はさらに戦いも激しくなる。頂点をかけてあと2試合が勝負だ。

 東海大国士舘大の対戦は、東海大が序盤から国士舘大を圧倒した。高さ面では国士舘大も負けてはいないが、東海大の激しいディフェンスを突破できず3Qまでは一桁得点が続く。東海大はこの日スタメンに入った#24卜部(1年・F・神戸科学技術)が27点と活躍。そのほかメンバーを入れ替えながらも攻守で手を緩めず、最後までアグレッシブなプレーを続けて83-34でベスト4進出を決定。東海大の陸川監督は「1年生はとにかく元気」と、一言。ハツラツとプレーしている1年生に対し、キャプテンの#35伊藤(2年・PG)ら上級生が手本となっている様子もチームがうまく働いている一因のようだ。

写真:陸川監督からもディフェンスでの信頼が厚い東海大・上原。

※東海大・卜部選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【日本大が後半抜け出し早稲田大に勝利】
140620nihira.jpg 高さでは上回る日本大と得点力のあるガード陣が揃う早稲田大の対戦は、日本大が後半に抜け出して勝利を決めた。前半は点数的には拮抗した。日本大は#14高橋耕陽(2年・SG)が前の試合に引き続きこの日も好調。前半から得点を重ねた。早稲田大は出遅れるものの#8新川(1年・F・京北)の3Pでつなぎ、2Qは互いに競り合う形。得点的には43-40と僅差だが、早稲田大は#38宮脇(2年・C)が前半で4ファウルに見舞われる形となった。

 後半、開始早々早稲田大は#25伊藤のアウトサイドが立て続けに決まり逆転。しかし日本大は#24高橋耕陽がこちらも連続得点で逆転。早稲田大は速攻やパスを回してのうまいプレーもあるが、#24高橋耕陽の怒涛の攻撃を止めきることはできず。しかし#11河合(2年・G)の得点や#7石原(1年・G・京北)がブザーとともに3Pを決めるなどして、3Qは62-63の1点差で早稲田大が追う形になった。4Qも日本大は#24高橋耕陽。勢いを切らさぬ攻撃で得点を重ねる。早稲田大は#11河合が得点を引っ張るが、じわじわと引き離されていく格好に。その後も日本大はエースが得点を積み重ねて77-85でフィニッシュ。ベスト4へと進んだ。

 高橋耕陽は41得点と前の試合に続き40点越え。次戦はディフェンスの固い東海大だけに高橋に偏りすぎないバスケットができるかどうかがポイントか。早稲田大は河合が28得点と気を吐いたが、高橋の勢いを止めることはできなかった。

写真:日本大・仁平は16得点。インサイドで踏ん張りを見せる。

※日本大・高橋耕陽選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【ディフェンスを軸に攻撃力も発揮した筑波大が勝利】
140620baba.jpg 第2試合、拓殖大筑波大は#8木林(2年・PF)が粘り強いディフェンスで得点源の#23バンバ(2年・C)の動きをまず封じ込めた。#33富山(1年・F・佐賀東)のミドルシュート、#13阿部(1年・F・市立船橋)の3Pも決まるが、拓殖大は流れをつかむことは出来なかった。対する筑波大は#6馬場(1年・SF・富山第一)を皮切りに着々と点数を取り、12-23で1Q終了。2Q開始は、#6馬場がベンチに下がっている間に、拓殖大が流れを奪った。#23バンバの得点から始まり、さらに3Pも決めきると本領発揮。それに続き、#13阿部の3P、#33富山のスティールからの速攻、#39成田(2年・G)の鋭いドライブでファウルをもらい、フリースローを2本しっかりと決めて点差を縮めた。ここで#6馬場がコートに戻り、3Pを決め、流れを奪い返すとチームに勢いがつき、ディフェンスも機能し始めた。#2満田(2年・SF)と#81小原(2年・C)のトランジションの攻めが連続で成功。#6馬場と#17杉浦(1年・PF・福大大濠)も絶妙なコンビネーションで得点をめ、31-45と筑波大がさらに点差を離して前半終了。

 後半14点差を巻き返すため、拓殖大は#39成田がしつこいディフェンスでプレッシャーをかけ相手のミスを誘う。#23バンバも得点を取っていくが、筑波大は焦ることなくディフェンスリバウンドからの速攻をしっかりと決め切り、好調な#6馬場の豪快なダンクで力の差を見せつけ、61-81で筑波大が勝利を収めた。

写真:高い跳躍力を持った馬場のダンク。豪快の一言。


【速い展開を制した青山学院大がベスト4へ】
140620kida.jpg 第3試合、立教大青山学院大は、立教大#14高地(1年・C・札幌日大)のオフェンスリバウンドからの#5望月(2年・G)の3Pが決まり、さらに持ち味のトランジションで得点を重ねていく。一方青山学院大は、シューター#1大崎(2年・SG)はリングに嫌われ得点が伸びない。しかしそこをカバーしたのは、#21石黒(2年・F)のインサイドプレー。点差が開くことはなくお互いリードを譲らないまま16-16の同点で1Q終了。2Qに先手を打ったのは、青山学院大。#6木田(1年・F・金沢)のバスケットカウントとフリースローを決める3点プレーから#9安藤(2年・SG)のミドルショットと3P、さらに#1大崎の3Pと連続と一気に差をつけた。すかさずタイムアウトをとる立教大。#8三上(2年・G)のアシストで#14高地が得点決める。#4森川(2年・G)の速いドリブルでも得点を決め、ディフェンスも機能して調子を取り戻したかと思ったが、足が動いてきた青山学院大の強いディフェンスに負け、ターンオーバーが増え得点は停滞した。ショットクロック24秒のブザーと共に#9安藤の3Pシュートを最後に26-44で2Q終了。立教大の2Qの得点は僅か10点。両チーム走って守るチームだが、ここで青山学院大の強さを見せつけられた。

 後半は立教大#4森川のシュートとトランジションで得点を巻き返すが、青山学院大エース#9安藤が調子を戻し、豪快なブロックで立教大の勢いを止める。機能していたディフェンスも崩れることなく、#2日野(1年・SG・桐光学園)が着々と3Pを決めて点差が開いて58-88で青山学院大の勝利が決まった。

写真:青山学院大・木田は安藤と同じく19得点。青山学院大は全員がまんべんなく得点している。



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【INTERVIEW】

「気持ちを切らさずにできた」
やるべきことをしっかりやれての勝利

◆#14高橋耕陽(日本大・2年・SG)
140620takahashi.jpg連日の40点越えでエースの本領を発揮。チームを強気なプレーで引っ張っている。高橋ばかりが目立つようでもあるが、追いすがる早稲田大に対し、勝負どころでは決めきろうという気持ちがプレーにつながっている。だがこの日は自分にディフェンスが集まったときに冷静にパスを出すプレーも見られた。数に大きく表れなくてもキャプテンの門馬を始め、周囲の存在も助けてくれているからこそ自分のプレーができるとも感じているようだ。次は強敵の東海大。どのようなプレーを見せるか。


―ベスト4進出となりました。早稲田戦での注意点は?
「ディフェンスの寄りも早いし、今日は自分のところにディフェンスが来るのは分かっていました。身長差もあったのでポストアップするのが一番いいのかなと思って昨日から話していました。あとはリバウンドとディフェンスをしっかりやれば勝てると思っていました。ディフェンスもリバウンドも良かったのでそのおかげもあります」

―点数的には途中まで競り合いましたね。
「3Q途中までお互い入れ合いになるのかなというのはみんな覚悟していて、4Q目で少し離れたし、そこを狙ってやっていたので良かったです。40分間あるので何があるか分からないし、自分たちのミスから相手にやられる面もありますが、今日は大事なところでミスをしなかったのが良かったと思います」

―高橋選手は得点面では絶好調ですね。
「あまり得点は意識していないですね。いけるところは行っちゃえという感じでやっているので」

―逆に言うと高橋選手がすべて取りに行っているという感じですが、周囲との連携はどう考えていますか?
「最後の残り20秒とか2Q目、3Q目の終わりは自分のところに3、4人寄ってきます。今日はそこで最後にパスを出せました。冷静に周りを見れている状態でした。それをきちんと決められたので良かったとは思います」

―新人チームも個性的ですが、全体のチームとの違いは?
「全体のチームだとリバウンドを取ってからの走りがセンターなどもいてあまり走れないんですけど、新人のチームは全員同じくらいの身長であまり大きくないし、走ることとディフェンスを頑張ることが今はちゃんとできています。途中で気が抜けてしまうこともありますが、門馬(#11)が声をかけてくれたりしてくれるので、気持ちを切らさないようにできているとおもいます。ゲームキャプテンとして門馬が声を出してやってくれているのでみんなありがたいと思います」

―次は東海大となりますね。
「体の当たりも強いしディフェンスもすごく来ると思います。でも大きさではそこまででもないと思うので、走り負けないことやディフェンスなど、今日頑張ったことを明日も頑張れればいい勝負はできると思います。勝負というより気持ちを切らさないように普段通りやれば大丈夫だと思います。次につなげる試合にしたいです」

―話は変わりますが、弟さん(#3)が入学してきましたが兄弟ならではの良さというのはありますか?
「結構見てくれていて、パスもいいところに出してくれます。ディフェンスはうまいので、ガードとしてもゲームを作る勉強をすればなんとか出られるようになっていくと思うので、頑張って欲しいと思います」

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「考えすぎず思い切り良く」
1年生らしいプレーでチームを盛り上げる

◆#卜部兼慎(東海大・1年・SG・神戸科学技術)
140620urabe.jpgこの日はスタメンに入りハッスルプレーを披露した。かつて東海大に在籍した古川(NBLリンク栃木ブレックス)の後輩であり、先輩が背負ったのと同じ24番を選んだ。まだまだ荒削りだが将来も期待させるプレイヤー。先輩を超えるような存在になれるかどうかが楽しみだ。


―試合を振り返って。
「点は結構とれたと思うんですけど、なんやかんやと落としている場面もあるので、自分にはまだまだ足りないことはあります。シュート練習が足りないと思います」

―ディフェンス面はどうでしたか?
「抜かれている面もあるので激しく、東海らしくやっていきたいです」

―度胸の良さが見えるプレーでした。
「先輩たちにどんどん攻めていいと言われているので、1年生だし気負わず自分なりのバスケットをしています」

―トーナメントのときよりも思い切りのいいプレーができていますね。
「あのときはまだ大学のバスケットに慣れていなかったんです。新人のチームで練習しているときに全体チームの上級生に相手をしてもらって、相手は優勝チームのメンバーなので当たりとかだんだん慣れてきました」

―高校と大学違いはどこに感じますか?
「やはり最初に感じたのは当たりなので、自分自身まだまだ細いので、当たりとスピード、全部においてぜんぜん違うと感じました」

―今後どういうプレーを出していきたいです。
「攻める気持ちがあるので、その良さをもっと出していきたいです。ミドルシュートが持ち味なので、精度を上げていきたいです。あまり考えるといいプレーができないので、気楽にやっていいと言われているのでそうしていきます」

―東海大のディフェンスは高校ではやらないようなディフェンスだと思いますが。
「そうですね。でも自分のためになるので努力してついていっています」

―24番は高校、大学の先輩の古川選手の番号ですね。
「ひとつ上に大貴さん(田中大貴・昨年度主将)がいたのでこの番号で責任感がいるなと思ったんですけど、自分の高校の先輩である古川さんの番号を僕が受け継がないといけないかなと思って。第5希望まで選んでいいと言われたんですけど、僕はもう24番だけを希望しました。そこで即決しましたけど(苦笑)」

―24番について何か周囲から言われたことは?田中大貴選手の印象が強い人がまだ多いと思いますが。
「いや、ないです。今後比較されるかもしれませんけど。でも高校の先輩の古川さんの番号であることに責任を持ってやっていきたいです」

―古川選手との接点はありますか?
「地元に帰ってきたときは高校の練習に来てくれます。そのときに相手をしてもらいました」

―東海大に入ったのは古川選手に話を聞いたりしたんですか?
「古川さんとは東海大の話はしていません。高校の先生と相談して東海大の練習に行かせてもらったりしました。それまでは声をかけてもらってはいなかったんですが、自分から関東の大学に行きたいと思って。他の大学も練習に参加して声をかけてもらいました。東海大を選んだのは日本一を取っていたので自分自身のバスケットのレベルを知りたかったし、さらなる上を目指して挑戦したかったからです」

―新人戦はあと2試合ありますが。
「優勝しか狙っていないので、先輩たちが2連覇しているので次は3連覇で締めたいと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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