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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.06.19 (Thu)

【2014新人戦】6/19レポート

残りのベスト8は東海大・日本大・拓殖大・青山学院大
白鴎大はゲーム後半東海大相手にアグレッシブに粘る


140619takahashi.jpg 新人戦本戦は4日目、残りのベスト8を決める4試合が代々木第二体育館で行われた。下級生にとっては自分たちが主役の大会だが、誰もが全体でのチームのことや自身の数年後のことなど、この先に続くものを得たいと思っている様子が伝わってくる。試合は第1~4シードが勝ち上がったが、白鴎大は最後まで粘り強くプレーして食い下がるなど、見どころのある戦いとなった。


 第1試合日本体育大日本大の対戦は、日本大の立ち上がりの悪さもあって日体大が先行。しかし追いついた日本大と競り合う展開に。41-44と日本大の3点リードで後半に入るが、ここから抜けだしたのは日本大。#24高橋耕陽(2年・SG)の得点を皮切りにじわじわと日体大を引き離す。日体大は#75赤土(2年・PF)のゴール下で返して譲らないが、それ以外の決め手がなく、ターンオーバーから日本大に速い展開で決められてしまう。3Qで55-68と広げられてしまうと集中力が切れたか、日本大に次々と得点を許す4Qとなった。日本大は#14高橋がスティール、3P、ダンクと次々とシュートを決めてあっという間に差を広げ、74-90で試合終了となった。40得点の高橋耕陽は前半は課題としつつも「勝って良かった」とホッとした様子。全体チームでも立ち上がりが課題と言っていただけに、前半の展開が今後の勝負でも鍵になりそうだ。


 第2試合、第3シード拓殖大慶應義塾大は、開始早々に#7トカチョフ(1年・CF)がファウルを吹かれるなど、立ち上がりの流れを拓殖大が持っていく格好に。慶應大は高さ面で不安があり、外を打つ傾向になるが思ったように入らず出遅れた。拓殖大は運動量を生かし、また#23バンバ(2年・C)も軽々と得点を決めていく。慶應大は#5後藤(2年・G)と#4西戸(2年・G)の3Pなどで返していくが、ハッスルプレーをする#7トカチョフが3Qの開始4分でファウルアウト。インサイドで苦しくなった慶應は得点の伸びが悪くなり、拓殖大は慶應大から次々とターンオーバーを奪って大きく突き放す形に。最後は109-71で勝負は拓殖大。まだまだ#23バンバにも余裕のある状態でベスト8を突破した。

写真:日本大・高橋耕陽は40得点。4Qはほとんどの得点を稼ぐ勢いだった。

※慶應義塾大・西戸選手のインタビューは追って掲載します。

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【勢いのあるプレーで青山学院大がベスト8へ】
140619kokubu.jpg 第3試合、専修大青山学院大は、青山学院大が専修大の思うようなプレーにはさせず、終始リードを保つ形となった。立ち上がりは専修大のアウトサイドが気持ちよく決まった。#5山田(2年・F)、#7國分(2年・F)、#65佐々木(1年・F・能代工)と続き、#6渡辺(2年・F)もオフェンスリバウンドから得点。青山学院大は#9安藤(2年・SG)の3Pでゲームに入ると、#14柏倉(2年・PG)、#6木田(1年・F・金沢)もバスケットカウントを獲得。#1大崎(2年・SG)も3Pで貢献した。1Qで12-25とした青山学院大がその後もリードする展開となるが、2Qは専修大のルーキー#26砥綿(1年・G・能代工)がスピードを生かしたプレーを見せてアシスト、3Pにと貢献。青山学院大は#9安藤が2ファウルとなり24秒オーバーなどを犯す場面もあるが、1Qのリードを守り、29-40で前半終了。

 3Q早々、青山学院大は#14石黒が2ファウル目。人数の少ない分ファウルに気を遣う形となるが、それでも勢いは途切れず。なんとか状況を打開したい専修大だが、#6渡辺もファウルコールが続き、リズムをつかめない。3Qで29得点し専修大を圧倒すると、最後は56-93で試合終了、青山学院大が勝利した。

 専修大は渡辺「動きを読まれていた」と言い、ポイントを押さえられてしまった。外からの攻撃が多くなってしまい、バランスを欠いた形となった。控えの少ない青山学院大はチームを引っ張る安藤、柏倉が3ファウルとひやりとする場面もあったが、失速は2Qのみ。残りのQは専修大を圧倒した。

写真:専修大・國分は15得点。渡辺、髙澤とともにフル出場となり、専修大もメンバーが限られる戦いとなった。

※青山学院大・柏倉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【激しいディフェンスの勝負を東海大が制す】
140619nozaki.jpg 優勝候補東海大がベスト8決めで対戦したのは白鴎大。トーナメントでもベスト4決めで対戦した組み合わせだ。立ち上がりに先行したのは東海大。開始4分で13-3と一気に10点差をつけ、白鴎大は出鼻をくじかれた格好になる。2Qに取り戻したいところだったが、#24卜部(1年・SG・神戸科学技術)、#51山本(1年・PF・市立船橋)、#11白戸(1年・SG・明成)ら1年生のメンバーをメインにした東海大は勢いを落とさず白鴎大を攻め立てる。白鴎大は得点が止まってしまい、このQ7得点と出遅れて前半は37-20と差を開かれた格好になった。

 3Q、ようやく白鴎大のタフなプレーが見え始める。大きく点差を詰めるまでには至らないが、#18奥野(1年・PG・福岡第一)、#0野崎(1年・PF・佐賀東)なども東海大の激しいディフェンスに負けずに応戦。ディフェンスも粘ってこのQは東海大の得点を9と一桁に抑えた。4Qになると互いに点を取り合う展開となる。白鴎大は#0野崎がゴール下で粘り、中盤になると#28川邉(2年・PF)の2本の3Pが出て、9点差に詰め寄った。東海大は焦らずフリースローを得てリードを守り、白鴎大は最後に#28川邉がブザーとともに3Pを決めるも66-54で東海大が勝利を確定した。

 白鴎大は前半は気持ちで引いた部分があることを川邉も反省。後半は十分戦えていただけに、惜しまれる部分だ。しかしトーナメントでは大敗しただけに、この下級生の頑張りは大きな収穫になったに違いない。東海大は1年生を出しても大きく力を落とさず、やはり新人戦でもひとつ抜けている状態。安定した力を見せている。

写真:白鴎大・野崎は20分の出場で12得点。ゴール下での奮闘が光った。

※白鴎大・川邉選手のインタビューは追って掲載します。



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【INTERVIEW】

「長い時間プレーすることで良し悪しもわかる」
人数が少ない分も前向きにとらえて

◆#14柏倉哲平(青山学院大・2年・PG)
140619kashiwagura.jpg安藤、大崎とともに2年生としてチームを引っ張る立場にある。サイズがないぶん、走るプレーで戦う青山学院大。昨年から試合経験も積んできた分、安藤とともにその先頭を走る姿が目立つ。人数が少ない分も多く経験が積めるとポジティブに捉え、次の戦いに備える。


―ベスト8ということになりました。明星大戦では思い切り走る形でしたが今日は最初から簡単にはそういう形になりませんでしたね。
「相手も自分たちがディフェンスからブレイクで点数を取るというのを対策していたと思うので、トランジションのディフェンスが速くて、簡単に走って点を取れるという感じではなかったです」

―立ち上がりに相手に外を何本か打たれてしまいましたが。
「相手は6番(渡辺)が中心で、ドライブだったりローポストから点を取ってくるチームだったので、そこを中心に守ってカバーダウンしていこうという話だったんですけど、その分そっちに集中してしまってプレッシャーでほかの人に簡単に打たれて決められてしまいました」

―渡辺選手が自分が行く方向を読まれていたと言っていましたが、やはりそこは警戒していたんですね。
「やはり彼が中心なので、そこをシャットアウトしようと対策していました」

―トーナメントから2週間ありましたが、練習はどのような内容でしたか?
「自分たちは小さいので、先輩たちみたいにピック&ロールを使ってゆっくり攻めても通用しないとチームで考えて、走ってパッシングで動きながら点数を取ろうと。それを練習してきました」

―1年生もメンバーの反数ほどいるので、まだ走りは少しもたつく感じも見られますが、そこはこれからですか。
「そこは課題ですね。リバウンドを取って、自分たちのマイボールになったという判断が遅くて。取ったらすぐスタートというのがまだ慣れていないですね。それはこれからあと3試合あるので、そこをチームとして課題にしてやっていきたいです」

―昨年もそうですが今年もメンバーは少ないですが、どうですか?
「正直点差が開いても休む時間がないのでキツいですが、その分プレータイムも多いのでチームとしてどういうプレーが成功してどういうプレーがダメだったというのをやりながら分かってもきます。そういった意味ではほかのチームより多く試合に出て経験しているので、しっかり40分間集中してやりきれるという点ではいいことだと思います」

―走るのは全体のチームでも今年の方針ですか?
「大きいのが野本さん(#7)しかいないので、ハーフコートになったときに野本さんに頼って周りが止まっているというのが多かったです。そういう意味では春は走れていませんでしたね」

―新人戦チームは逆に全員が点を取りにいこうという感じになっていますね。
「周人(#9)がエースになるんですけど、あいつひとりに任せたらこっちも点数が取れないので、全員がボールをもらったらリングを見て点数を取りにいく気持ちではオフェンスをやっていますね」

―今日は早めにふたりが2ファウルになりましたが、ファウルはかなり注意していますよね。
「そうですね。本当は小さいのでオールコートで激しく当たりたいというのはあります。でも7人しかいないのと、ファウルを簡単にできないというのでそこは我慢して、ハーフコートでしっかりプレッシャーをかけるようにしています」

―次が立教大戦になりますね。かなり走ってくると思いますが。
「速いですよね。トーナメントの初戦でもやったんですけど、2年が主力3人くらいで出ていて、とにかく走り回るのでそこで自分たちもオフェンスからディフェンスの切り替えだったり、その逆のトランジションの部分では絶対に負けないように。あとはリバウンドやルーズの球際の部分は制圧して勝ちたいです」

―新人戦のキャプテンとしてはどういう心がけでやっていますか?
「流れが悪いときとか、もちろんその逆もそうですけど、自分が引っ張って声を出さないとチームは盛り上がらないと思うので、試合中のどんな場面であってもなるべくチームのみんなに声をかけて、自分から率先して声を出すように意識しています」

―今年は上級生でも田中選手が声を出していて、チームとしても雰囲気が随分変わってきたように思います。
「光さんが率先してやっているので、それが周りにも波及していい意味でどんどん声を出してくる選手が増えると強くなると思うんです。そこは新人チームは新人チームで意識して変えていこうという意識でやっています」

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「ディフェンスとリバウンド」
チームが志向するスタイルを追求する姿勢

◆#6渡辺 竜之佑(専修大学・2年・F)
140619watanabe.jpg大きくはないが昨年はリバウンドでチームを引っ張る活躍を見せ、この試合でも最もリバウンドには絡んだが、ぜんぜんダメだったと反省する。学年が上がるごとにやるべきことが増えるのが学生の世界。大エースだった宇都が卒業し、次の世代を担う渡辺もそうした一歩を踏み出している。春は思うような結果ではなかったが、終始口にしたディフェンスとリバウンドの部分を今後どのように突き詰めるのか、秋を待ちたい。


―新人戦を振り返ってみてどうですか。
「新人戦も自分たちのやりたいディフェンスとリバウンドがぜんぜんできなくてダメでした。1試合目からそうですね。練習ではいつもコーチにディフェンスとリバウンドをやって、速攻を出そうという方向で言われてきて、そうしていきたかったんですが、それができなかったし、敗因ですね」

―青学大がファウルできない分、リバウンド面では勝てる部分もあるかなと思ってはいたんですが。
「リバウンドには行っていたんですけど、ほかのチームとはぜんぜん違って体格もいいし思うように取れなかったですね」

―でも渡辺選手はかなり取れているように思いました(10リバウンド。両チーム通じてトップ)。
「いや、今日はぜんぜんです」

―自分としてはぜんぜんなんですね。今年のチームの雰囲気はどうですか?
「雰囲気は悪くないんですけど、ディフェンスとリバウンドをみんながもっと意識して練習をやっていくことで変われる部分が大きいと思います。ちょっと足りてないかな。基本的に打ったら3人でリバウンドに必ず行く方針なんですけど、青学は思うようにいかなかったです。全部押さえられてしまいました」

―宇都選手というエースが抜けた年ですが、今年はどういうふうに戦っていこうとしていますか?
「宇都さんがいなくなった分、やはりディフェンスとリバウンドが勝負です。これは気持ちがあれば誰でも勝負できるものなので、そこからやっていこうとしています」

―それを今後突き詰めていくということですね。ほかに課題はありますか?
「シュートです。今日はぜんぶ外れてしまって。ゴール下もポロポロ落としているので、もっともっと練習して秋までに修正していきたいと思います」

―2年生になりましたが、昨年とはどう違いますか?
「去年はリバウンドだけとか、宇都さんの指示にしたがってやっていただけでした。今年は宇都さんもいなくなったので、みんなで仕事をこなさないといけないですね。シュートとかディフェンス、リバウンドもみんなでできなければならないなと思いますね」



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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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