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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.05.29 (Thu)

【2014トーナメント】5/29レポート(順位決定戦)

日本大と明治大が好勝負を繰り広げ
9~16位の順位決定戦の見せ場を作る

140529uehara.jpg 昨年は別会場で行われたベスト8以下の順位決定戦。今年は舞台を代々木に移し、残り2試合が行われる。国士舘大、中央大、大東文化大が余裕を持って勝利し、第4試合となった日本大と明治大の試合は、4Q終盤までまったく分からない互角の戦いが続いたが、最後は日本大が競り勝った。昨年は16位に終わった日本大だが、この勝利で9位という下位の順位決定戦では最高位に手が届く位置に。最終戦は大東文化大との対戦になる。


 下級生中心に層が厚い大東文化大は、エースの#16沼田(3年・C)を欠く法政大を立ち上がりからリードした。要となったのはルーキーの#20毕(1年・C・中部第一)。2mの長身を生かしてゴール下を支配するだけではなく、3Pまで鮮やかに決めて法政大を翻弄。#99山崎(3年・SG)、#1高橋(4年・F)のシュートも決まって1Qは25-9と16点のリード。法政大は#5松澤(4年・C)のアウトサイドは好調だが、それ以外が機能せず苦しい戦いを強いられた。前半で50点近く稼いだ大東文化大はベンチメンバーを使いながら後半は余裕を見せ、80-53で勝利を収めた。

 中央大駒澤大の戦いは、1Qから中央大が圧倒した。#25森(2年・PF)や#31流田(4年・G)を中心に得点を重ね、ディフェンスでは高めの位置から仕掛けて何度も駒澤大からターンオーバーを奪った。駒澤大は思ったようびボール運びができずになかなかシュートまで持っていけない。だが1Qは13-28と出遅れるが、2Qになって中央大が控えメインになってくると持ち直し、終盤には#6佐野(4年・SF)や#14川嵜(2年・F)の3Pもあって38-43と追い上げた。しかし中央大が3Qになってスタメンに戻ると、再び中央大が勢いよく攻撃をしかけ、4Qも切らさずに60-104でフィニッシュした。

写真:ケガから復帰の上原をはじめ、日本大はチーム全体が勢いあるプレーを続けた。

※中央大・森選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【僅差の勝負から国士舘大が抜け出し勝利】
140529nagayama.jpg ともに今大会ではいい流れが見えない国士舘大慶應義塾大。前半までどちらが勝利するか分からない状態だったが、後半に国士舘大が突き放した。

 昨年の2部1位と2位ということもあって、互いの特徴もよくわかっている両者。立ち上がりは互いに激しい攻防が続いた。慶應大はインサイドの#66馬(2年・C)を始め、ディフェンスで激しくプレッシャーをかけて相手のミスを誘う。しかしターンオーバーを誘うもののシュートでミスが続いて流れに乗れない。国士舘大は外は入るものの、ファウルや24オーバーなどもあって1Qは15-12と互いにもどかしい立ち上がりとなった。2Q、慶應はシュートが入らず苦しい時間帯が続く。国士舘大も似たような状況だが、#5永山(4年・北谷)の3Pが2連続で入り、救われた格好に。だが互いに得点が伸びない状況は続いて前半は28-26の国士舘2点リードで終了した。

 3Q、流れを変えたのは#22原(3年・F)。バスケットカウントをたてつづけに取って食い下がる慶應大を引き離しにかかる。しかし慶應大も#6権田(4年・F)がうまくゴール下に入り込み得点。3点差で食らいつくが、慶應大のシュート確率が上がらずその間に#22原、#66馬などの得点で引き離され、#7黒木(3年・CF)が4つ目の笛を吹かれるファウルトラブルに。国士舘大はここまで付かず離れずだった状況から3Qに55-43という差をつけて、4Qにリードを広げると79-54で試合終了となった。

 国士舘大はシューターが機能して流れを引き寄せた。だがミスも多く改善点は多い。慶應大もスタメンをいじるなど試行錯誤が続く。前半はこのチームらしいアグレッシブな動きを見せたが、シュートが入らず突き放された。

写真:アウトサイドが気持よく入った国士舘大・永山。


【明治大との息詰まる接戦を日本大が制す】
140529nakahigashi.jpg 日本大明治大の順位決定戦は、見応えのある好勝負となった。1Qから互いにゆずらない展開が続き15-14とすると、2Qは21-21のまったくの互角。日本大は#14高橋(2年・SG)、#29上原(3年・PG)ら、復帰したけが人が得点源となってオフェンスを展開。明治大も#37安藤(4年・PG)や#12中東(4年・SG)に加え、ルーキーの#22宮本(1年・PF・明成)も奮闘を見せる。リードを奪い合うシーソーゲームが続き、前半は36-35。

 3Qに入り、日本大は#14高橋の3P、ドライブが続き、#4佐藤(4年・SG)が3Pを決めると応援団も大声援。しかし明治大も集中を切らさず淡々と決め返していく。#2齋藤(1年・PG・桐光学園)が#4佐藤をブロックするなど、ルーキーもいいところを見せた。3Qを終えても点差は1。4Qもわからない勝負がずっと続いた。流れが日本大に傾き始めたのは残り5分あたりから。#14高橋のシュートが冴え始め、#24刘(3年・C)のシュートで5点差にすると、その後立て続けに#14高橋が決める。#4佐藤も残り2分で#37安藤からチャージングを取るなど、流れを引き寄せる。明治大はオフェンスの決め手が出ないまま離されて73-63でタイムアップ。日本大が勝利し、9位決定戦へと進んだ。

 緊張感のあるいいゲームとなったが、勝負どころのシュートを決めた日本大に最後は軍配が上がった。ゴール下で地道な仕事をする#18伊藤(3年・F)や、ベンチからの出場でチームを盛り上げた#4佐藤など、チーム全体がうまく働いた。明治大はほんのわずかだが、後半は追う展開から逆転しきれなかった。

写真:昨年よりもアグレッシブな印象がより強くなった明治大・中東。苦しいところでも決めていく姿が頼もしい。

※日本大・佐藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「今後のリーグにつながるプレーが見えた」
1部チーム相手に感じた手応え

◆#25森 和史(中央大・2年・PF)
140529mori.jpg昨年はリーグ後半戦から出場機会が増え、入れ替え戦でも奮闘する様子が光った。今年は春からタフなプレーで中央大を勢いづけている。こうした泥臭いプレイヤーがいるとチームは光る。
今年は朝練を取り入れ、フィジカルや走力の増強をはかっている。この試合でも差がついても常に足を動かして休まないプレーを続け、昨年とはまったく異なるハードさが見えた。それがシーズンを通じて良い方向にいって欲しい。


―前の明治大戦は惜しかったですね。
「自分たちの課題だったフリースローとかイージーシュートとか、決めきれない部分があって最後は相手のオフェンスにやられてしまいました。そういう止めきれない部分とかが敗因でした」

―明治大とやってみて僅差の勝負になったという点では手応えはありますか?
「自分たちが春からやってきたこと、例えば走ってきたことなど、通じた部分がありました。1部のチームに対してどう戦うかは大事だし、今後のリーグにつながるプレーが出てきたのでいい経験にはなりました」

―森選手は昨年のリーグ後半から存在感が出てきましたが。
「最初は出られませんでしたね。山田さんがケガをしてそこから出させてもらって少しずつ、という感じですね」

―春からいいプレーをしていると思うんですが、自分の調子はいいということでしょうか。
「どうですかね?でもいいと思います(笑)」

―昨年の入れ替え戦で負けてしまったのは残念でしたが、今年は練習も朝練をしていてハードだとか。だいぶ変わったとOBも言っていました。
「朝はウエイトなんかをしていて、フィジカル面で負けないように鍛えています。練習でもかなり走っているので内容は結構きつくなっていますね」

―チームの雰囲気も変わったでしょうか?
「そうですね。全員がチームのために頑張っていて、練習中からみんな声を出していてすごくいい雰囲気だと思います。まとまっているし、今のところはいいと思います。それにここからまだ良くなっていく感じはしますね」

―今年目指しているのはどういうバスケットですか?
「やはり学生らしく中央大らしく頑張るということです。走ったり、積極的にガンガンみんなで攻めていくバスケットです」

―今大会ここまで、明治大戦で感じたような手応えが全体を通してあるということでしょうか。
「そうですね。今日も走って相手を突き放せたし、明日もそういうバスケができたらいいなと思います」

―自分のこういう部分を見て欲しいというのはどこですか?
「泥臭く頑張るところですかね。そこを見て欲しいですね」

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「自分が率先して泥臭いプレーを」
能力のあるチームを下から支える

◆#4佐藤完太(日本大・4年・SG)
140529sato.jpgベンチスタートでしぶといディフェンスを見せ、3Pも決めてチームを盛り上げた。日本大は4年生が少なく、点が取れるスター揃いの下級生にはプレーで自分が口出しすることはないと言う。しかし、主将の地道な頑張りが大いにチームを乗せるのは確か。今後もそうした奮闘を見せて良い流れを作りたい。


―チームとしてもいい雰囲気というか、集中を保った中での勝利でしたね。
「いい感じでしたね(笑)。昨日駄目だったので。気合いを入れて絶対に勝って、9位を勝ち取ろうとチームでミーティングしたので。みんな頑張ってくれました」

―今までの試合の駄目なところとは?
「ディフェンスですね。青学戦の時は、前半みんな頑張っていたのですが、後半に入ったら抜けてしまい点を取られてしまいました。今日は後半に頑張ろうと思って、それができましたね」

―安藤選手(#37)からもチャージングをもらったり、佐藤選手は今日いいディフェンスをしていましたね。
「昔からオフェンスが苦手で、センスがなくて(笑)。もうディフェンス頑張るしかないなと。地味なプレーを頑張ろうと思いました。今日はそれが出来たのでよかったです」

―今日の明治戦のポイントはやはりディフェンスでしたか?
「そうですね。うちは攻められる選手はいるので点は取れますから、どうやって守るかですよね」

―そのような意味では、よく守っていましたが1年生の宮本選手(#22)にはちょっとやられたような印象はありました。
「そうですね。あの子も頑張るので(笑)。うちのインサイドはゴリゴリ押し込まれるのは好きじゃなくて、泥臭いのは苦手なので。逆に僕がそのような泥臭いことをを率先してやらないといけないなという感じです」

―電鉄杯の悪かった点からどういった修正をしましたか?
「電鉄杯は怪我が多かったので、まずは怪我を治すことからでした。電鉄杯が始まる前あたりから朝練が始まって、朝からウェイトをガッツリやって、体作りを重点的にやってきましたね。その結果、タフなプレーも出来て、刘(#24)なんかゴール下でゴリゴリプレーしてましたよね。朝練のトレーニングの成果がでてきていると思います」

―キャプテンとしてチームをどのようにまとめていきたいですか?
「正直一個下の代を中心にバスケットしているので、バスケットは自由にやらせている状況です。僕が指示することはないので。生活については僕は寮生活なので、色々と見てまとめていきたいです。バスケットは何もないですね。自由にやってほしいです。みんな上手いので。変にまとめようとは思わないです」

―あと一試合残っていますが。
「大東が相手ですね」

―中国人留学生の毕(#20)選手がポイントかなと思いますが。
「毕くん。いや、 刘の方が強いです(笑)。負けないです。そう思います。」

―前の試合までを見ていると少し不安定な部分もありますが。
「そうなんですよ。前の日のミーティングでは、みんな頑張ろう頑張ろうって言うのですが、試合になるとムラが出てしまって。そこは課題です。変に身構えてしまうんですかね。チャレンジャーでいかないと駄目ですね。変に身構えちゃうと駒澤戦のようになってしまうので、そうならないように明日はしっかりやりたいと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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