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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2014.05.25 (Sun)

【2014トーナメント】5/25レポート@東洋大学総合スポーツセンター

法政大、国士舘大の1部校が登場
日本大、大東文化大の2部校もそろってベスト16へ


140525hirano.jpg 関東大学トーナメントは1部校が登場する段階となった。今年は昨年別会場で行った順位決定戦も代々木で行うため、例年より少し早いスケジュール。逆に、ベスト8以降の戦いまでは間が空く形となっている。

 この日は2会場での戦いとなったが、東洋大学総合スポーツセンターでは今季1部昇格の国士舘大、法政大のほか、2部は大東文化大、日本大、東洋大がが登場した。上位校がほぼ危なげなく勝利する中、日本体育大が法政大に、西武文理大が東洋大にアップセットまであと一歩という試合もあり、大いに観客を沸かせた。

写真:リバウンドを取る駒澤大・平野(1年・CF・東北学院)。駒澤大は推薦入試で選手が取れる年であり、有望なルーキーが多く入学。ここからの成長が見どころになる。

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【西武文理大が終盤逆転するも東洋大が意地を見せる】
140525tanaka.jpg 2部東洋大と4部西武文理大の戦いは、西武文理大の追い上げによって東洋大が追い詰められる展開となった。1Qは東洋大が簡単に西武文理大にボールを運ばせないプレッシャーをかけ、リードする展開。3Pがよく入り、流れに乗った。一方の西武文理大はアウトサイドがそこそこ機能して大きくは離されず16-23。リードする東洋大は2Qになると1年生なども使いながら戦っていく。西武文理大はなかなか得点できず苦しい時間帯が続くが、東洋大もシュート確率が悪くなり大きくは引き離せない。前半は28-35の東洋大7点リードとなった。

 3Q中盤に入って東洋大はようやくインサイドの#7筑波(4年・F)へゴール下のパスが続けて通り、10点以上のリードをものにしたが、西武文理大もあきらめず#1田中(3年・PG)や#3新井(2年・SF)が3Pや速攻で得点を返してなんとか7点差で4Qに入ると、東洋大がゾーンプレスにもたつく間に西武文理大が追い上げ、残り1分20秒で#1田中が返し遂に逆転。しかしゲーム最終局面では東洋大の4年生とゲーム経験が勝った。#24遠山(4年・F)のパスを受けた#7筑波が連続でゴール下を決めて逆転し、最後は西武文理大のスローインから5秒オーバーを奪って63-67。東洋大が辛くも逃げ切る形となった。

 西武文理大のゾーンプレスが東洋大を思うような形になかなかさせなかった。外のシュートが落ち始めてからリズムを立て直すのに苦労した東洋大。次はベスト16をかけて明治大との対戦になる。この試合から修正したいところ。元能代工高の加藤三彦氏が率いる西武文理大は、サークルからスタートして部となり今年4年目。まだまだこれからのチームだが、2部チーム相手にここまでできたことでひとつの目安となるか。今季は3部への昇格を狙う。

写真:攻撃の先頭に立っていた西武文理大・田中。

※東洋大・村上選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【日体大が逆転するも法政大が決め返しベスト16】
140525FUJII.jpg この日最も注目を集めたのが、今年1部の法政大と1部復帰を目指す日本体育大による対戦。日体大は昨年初戦敗退だったため、ひとつ下のシードからスタート。ベスト16決めにて1部校と戦うことになった。互いにシュートミスが目立ったものの、まず主導権を握ったのは法政大。#24加藤寿一(3年・F)と#16沼田(3年・C)を中心に得点を重ねていく。日体大は#75赤土(2年・C)らの奮闘はあるが、得点が単発となって詰め寄っても追いつくまでには至らず。#14植村(1年・G・明成)も積極的にゴールを狙っていった法政大が、5点リードで前半終了となった。

 3Qも法政大ペース。#7藤井(2年・G)が得意のアウトサイドを決めてスコアを引っ張り、ゲームを支配する。日体大も攻撃に連続性が出始めるが、法政大は重要なところで得点し、安全圏の点差を保つ。だが、3Q終盤に#16沼田が負傷。これを機に日体大は積極的なインサイドオフェンスに的を絞る。#88万(3年・C)のポストプレー、#75赤土も仕掛けてフリースローで徐々に迫る。法政大はここに来てシュート率が落ち始め、苦しい状況に。残り4分余り、#15濱田(4年・F)がフリースローを2本とも決めて日体大はとうとう試合をひっくり返しが、法政大はここで息を吹き返した。#7藤井のジャンパーと#5松澤(4年・C)のゴール下が決まり3点リード。#16沼田不在のインサイドを狙われ#75赤土に得点を許すが、その都度決め返して68—65でどうにか逃げ切りに成功した。

140525sekido.jpg 法政大はほぼ一貫してリードしたが、沼田がベンチに下がってからは後手にまわる展開を強いられた。他のチームと比較して選手層が薄い中でどう戦っていくかは、今大会だけでなくリーグ戦でも問われる部分である。日体大は終盤に逆転に成功したが、直後に再逆転を許す詰めの甘さを露呈。フルメンバーで戦う次の公式戦は、リーグ戦まで待たなければいけないこととなった。この日や日筑戦での試合内容は決して悪くなかっただけに、秋までに勝ちきるチームに進化できるか。

写真上:マークが厳しい中、勝負どころでは藤井の得点が効いた法政大。得点能力の高い藤井にどこまで打たせられるかで勝負も変わる。
写真下:日体大は、昨年ケガに泣いた赤土が日筑戦からいい働きをしている。この復帰はうれしい材料。インサイドでの力強さが加わった。

※法政大・加藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「東洋大に結果を残したい」
最終学年に主将としてかける思い

◆#6村上健太(東洋大・4年・主将・G)
140525murakami.jpg1年生時から試合に出場し、今季は最終学年。集大成の年にしたいところだろう。確率の高いアウトサイドと、安定したゲーム運びができるガードとして、チームになくてはならない存在だ。
東洋大にとっては初戦のこのゲーム、序盤はアウトサイドがよく決まったが、途中で停滞して苦しい戦いを強いられた。途中で甘くなってしまった部分は把握できており、次は強敵の明治大相手にどこまで集中力を保って戦えるかが鍵になりそうだ。


―ゲームを振り返って。
「最初はアウトサイドが入っていたので良かったんですが、後半に入らなくなったときにどうするかというのを、もっと自分が考えなければいけないのかなと思いました。また、点差が開いたときにディフェンスがゆるくなってリバウンドもルーズボールも取られて、それはうちの悪いクセで気が抜けちゃうというか。そこはもう一回、もう一回という声かけをしていかなかければいけないかなと思います」

―1Qはディフェンスが効いていましたが、後半から様子が変わってしまいましたね。
「ピックが多いチームだったので、その出るところでどっちが出るんだ、となってフリーで打たれたりしてしまいました。そこらへんのミスは本当になくさないと次は明治大なので絶対に勝てないと思います。そこは修正してやっていきたいです」

―今年は1年生から出続けてきた村上選手の代も最終学年ですね。
「かける思いは強いですね。1年生から出させてもらって4年目だし、集大成として東洋大にいい結果を残せるようにプレーしたいです」

―春はここまでどのようにチーム作りをしてきたのでしょうか。
「ディフェンスと走る練習が主ですね。ディフェンスを頑張って速攻でアーリーにつなげる形がもっともっと出ていれば、今日ももっと楽に試合運びができたと思うんですけど、相手もゾーンプレスだし、決められたらゆっくりゆっくりになってしまいました。でもそれではうちのリズムにならないと思います」

―メンバーも大きく変わらないチームでそこがひとつ利点ではないかと思いますが、もっと突き詰めたい部分は?
「もっとチーム内でコミュニケーションを取っていきたいですね。リバウンドとルーズボールは継続してやらなければいけないので自分も含めてガード陣も飛び込んで、気持ち面ではどこにも負けたくないです。プレー面はとにかくディフェンス頑張って、アーリーにつなげてというのを確立したいですね。あとは接戦を勝ち切るような試合をして、経験を伝えていきたいです」

―明治戦に向けて。
「アウトサイドが当たっているときはそれでいいと思うので、入らなくなったときにどうするか。1対1でもいけると僕は思うので仕掛けたいですね。ただ、ファウルをもらうプレーはうちは少ない。フリースローにつなげるようなプレーも覚えていかないと接戦になるとキツいので、そういうのも意識してやっていきたいです」

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「自分が集中して点を取りにいかないと」
課題の見える中、必要な仕事をいかに果たすか

◆#24加藤寿一(法政大・3年・F)
140525katoj.jpg法政大の3年生エースのひとりとして、今年は活躍が問われる。インサイドを支える沼田が負傷した分、加藤にかかる負担は大きいが、今年は責任感を持ってチームのために動く様子も見える。今シーズンに対する危機感は十分持って臨んでいる様子で、沼田の離脱が痛いが、下級生の思い切りの良さを生かしつつ、自身のパフォーマンスを保っていけるかに注目したい。次は東海大が相手。王者相手にどのようなプレーを見せられるかで、今後のシーズンのひとつの目安となるだろう。


―ベスト16で日体大との対戦となって、警戒もあったかなと思いますが。
「1週間前に日大と練習試合をして、ぜんぜんダメで内容的にもボロボロだったんです。このままでは日体大に負けるという話をみんなでして、この1週間はまず上を見る前に目の前のことを見ようと、日体に対して準備してきたのでこの結果になったと思います」

―松澤選手(#5)が4年として頑張っていますが、3年生では電鉄杯では加藤選手がケガで欠場、沼田選手(#16)の体調もあまり良くなかった。今日は沼田選手が離脱してしまったため、とりあえず現状は加藤選手の責任が大きいですね。
「電鉄杯ではチームとして勝ちにこだわりたいという思いはあったんですけど、そうしたケガもあって少し変わったというか。電鉄杯では東大にも引き分けてしまいましたし、どこにも勝ってないんですよね。でも自分がケガせずにいたら勝てていたかといったら正直自信はなくて。だからこそ自分が集中して点を取りにいかなければいけないというのは改めて感じています。練習では攻められるんですが、強い相手とやったときに点が取れないと意味がないんだとずっと考えています」

―1部に上がった今年はそれは課題になりますね。
「今のままだと自分たちは通用しません。リーグ戦までには時間があるので鍛えないと。1年で入れ替え戦に回ったり、下に落ちるのは嫌なのでみんなでしっかりやっていきたいです」

―3年生になって意識は変わりましたか?
「変わりましたね。今年は4年生で試合に絡んできたのが大晃さん(#5松澤)しかいなくて、自分と沼田が1年の時から出ている状態です。だから練習のときも引っ張っれているかはよく分からないですが、自分たちがやっていかないと、と沼田とも話しています。試合中も自分たちが積極的に集めたりしています。大晃さんも大事なところはやってくれますが、自分たちも主力として意識しています」

―秋への課題もいろいろ見えますが、次は東海大戦になりますね。
「しばらく東海大とやっていないので分からない部分も多いんですが、いい勝負をして自信につなげたいですね。そうすると練習の雰囲気も変わってくるはずなので。東海に通用すればほかの大学にも通用すると思うし、そういう部分をひとつでも見つけて伸ばしたいし、通用しなかったところは練習で改善していきたいし、そういう意味のある試合にしたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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