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第69回全日本大学バスケットボール選手権大会
大東文化大が筑波大の4連覇を阻止して初優勝

2007.09.30 (Sun)

9/30 関東大学2部リーグ 第5週 第2戦 大東文化大VS拓殖大

大東文化大72(24-23,19-15,8-21,21-27)86拓殖大
0930takudaiafter國學院大、神奈川大にそれぞれ2勝したものの、その姿は本来のものとは程遠かった拓殖大。第3週では白鴎大に2連敗と、一時は“インカレ出場も危ういのでは…”という状況に陥った。しかし、その拓殖大がここへきてようやく本来の姿を取り戻してきた。

第1戦では、前半こそ互角の展開を繰り広げたが、後半は大東大にゲームの主導権を握られ29点差で敗北。しかし、この日の戦いからは何か復調の兆しが見えつつあった。そして迎えた第2戦。この日も前半は第1戦と同じような展開になったが、前半を終えて拓殖大は7点のビハインド。しかし3Q、拓殖大は大東大を8点に抑えるディフェンスで反撃。そこから一気にペースを握り、その後は大東大を寄せ付けることなく勝利した。

これまで#38宇田(4年・F)に頼りがちだった得点も分散。スタート5人中4人が2桁得点を挙げるなど、チームとして戦う姿勢が見えてきた。また、合計で80点を獲得するのはリーグに入ってからはこの試合が初めて。拓殖大がここまでいかに苦しい戦いをしてきたか。終わった後の選手の表情は、嬉しさの反面ほっとした表情も見受けられた。
写真:試合後、拓殖大の面々が応援団へ挨拶。

詳しいゲームレポートと拓殖大・永井選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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■GAME REPORT■
0930abe拓殖大#1宮城(3年・G)の得点で始まったこのゲーム。その後は点の奪い合いが続く。互いに相手のミスはすかさず速攻につなげ、気の抜けない展開。中盤になると両チーム共高確率でシュートを決め、目まぐるしく得点が動く。最後まで競り合いが続いたが、残り15秒で大東大#0竹野(4年・G)の1対1。拓殖大はディフェンスに2枚跳んだが、竹野はそれを物ともせずループシュートを沈める。会場全体が騒然となる中、1Qは大東大が1点リードで終了。

2Qの立ち上がりは大東大が#7阿部(4年・G)の3Pや#13チャールトン(4年・W)のフリースロー、#2岩下(4年・W/P)のゴール下で5点差をつける。しかし拓殖大も、ゴール下で#42永井(1年・C)、#62加々美(4年・F)、#21寒竹(3年・F)がリバウンドをもぎ取り、大東大にセカンドチャンスを与えない。しかし、なかなかシュートの確率が上がらない拓殖大は、#22松崎(1年・G)を投入。するとトランジションが速くなり、#3宇佐美のドライブ、大東大のシュートミスから#22松崎が速攻につなげ、逆転に成功する。対する大東大は、高さのある#88渡部(3年・P)で勝負。バスカンやリバウンドシュートなどで得点を重ね、再び逆転。拓殖大も#21寒竹がバスカン、#7松本(1年・G)の3Pでやり返すが、その後は得点が停滞してしまう。また、リバウンドも大東大に取られてしまい、オフェンスの時間が徐々に少なくなっていく。最後、大東大は#13チャールトンの連続得点で加点し、7点差をつけて後半へ。

0930usami3Q開始早々、大東大#17高橋(4年・W)ダンクが決まる。これで流れを持って行きたかった大東大だが、ミスが出て後が続かない。対する拓殖大は#42永井、#21寒竹がインサイドで奮闘。開始2分で1点差に詰め寄ると、その後速い展開から#00柳澤(4年・G)が3Pを沈め、逆転に成功。大東大はタイムアウトで拓殖大の流れを断ちたいが、拓殖大は攻守共に冴え渡る。得点では#38宇田のドライブ、そしてこれまでインサイドプレーに留まっていた#42永井が外角シュートを沈めるなど、次々と得点を重ねていき、ベンチ、応援団共々ボルテージは上がる一方。なんとかしてペースを掴みたい大東大。#0竹野が3Pを沈めるも24秒ギリギリで、拓殖大ディフェンスの前に攻めあぐねる。終盤は拓殖大も得点が止まったが、拓殖大はこのQで大東大を8点に抑えた。

拓殖大#21寒竹がインサイドで奮闘。また、#3宇佐美(2年・G)の3Pも決まり、差は13点に。大東大は後半2回目のタイムアウト。その後は、#0竹野のフリースローや#2岩下のリバウンドシュートで加点するが、思うように得点は伸びず、伸びるのはファウル数だけ。また、大東大エースとして竹野と共にチームを引っ張る#7阿部(4年・G)の当たりがなかなかこない。そんな大東大を尻目に拓殖大は#1宮城が大東大#0竹野を抜き去りドライブを決めるなど、完全に拓殖大ペース。大東大は最後のタイムアウトでなんとか反撃の糸口を掴みたいが、残り3分で#7阿部がファウルアウト。更にオフェンスは外一辺倒になってしまい、自ら流れを手放していく。残り2分を切ったところで大東大はオールコートプレスを仕掛けに行くが、拓殖大はそれを冷静に対処。波に乗った拓殖大は最後までその流れを手放すことなく勝利した。


◆#42永井オーティス(拓殖大・1年・F・延岡学園)
0930otisここまで、勝っても負けても彼に笑顔はなかった。
拓殖大にとって、センターである彼の成長は勝利を左右するといっていいだろう。しかし、それ故に様々なものを彼に求めすぎていたのではないだろうか。そんな重圧にいつしか自らのプレーを失いつつあったが、ここへきてようやくそれがふっきれた様子。この試合では、ずっと頑張ってきたというシューティングの成果も出て、本人も満足気だった。拓殖大の本来の姿が戻ると共に、彼の顔にも笑顔が戻った。

―大東に勝ちましたね!
「勝っちゃった!(笑)」

―今日はどういうところを意識して戦いましたか?
「昨日は、前半の20分はみんないい感じでやったんだけど、残りの20分は上手くできなかった。だから今日は、昨日の20分を40分間やり通そうって。あとはディフェンスをしっかりやろうって。今日はみんなシュートが入っていたし、ディフェンスも頑張って、それでブレイクで走れてた」

―リバウンドでの頑張りが光りますね。
「拓大で自分は大きいほうだから、リバウンドを取らないともったいないから、リバウンドに飛んでます!」

―そして、今日は外角のシュートも入りましたね。
「そう(笑)。最近、池内さんにシュートフォームとか教えてもらって、それで結構シューティングやってました。その結果が試合中に出てよかったです」

―始めのうちはファウルをするとすぐにベンチに下がってしまうことが多かったですが、最近はなくなりましたね。
「多分、池内さんが自分を信用しているんだと思います。池内さんの信用があるからもうちょっと頑張ろうと思うし。もう頑張るしかないです!」

―先週は2つ勝ちましたけど、なかなかいい形で勝つことが出来ませんでした。でも、今日こうして勝てたのは大きいのでは?
「そうですね。今日勝ったから、多分来週もいい流れで試合が出来ると思うので、来週の練習も頑張ります!」

―来週は筑波ですね。
「まだ筑波の試合を見ていないので、ビデオとか見て、池内さんや先輩と色々話し合って。練習中は筑波がどういうことをやってくるかとかをやると思うので、とにかく練習を頑張りたいです。個人的には、ディフェンスとリバウンド!この2つを頑張ります!」
写真:近くにいた二井選手(左)と山田選手(右)と一緒に。中央が永井選手。“一緒に撮ろうよ”との永井選手の呼びかけに、“俺、試合出てないのにいいの?(笑)”と山田選手。
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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