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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.11.20 (Wed)

【2013リーグ】11/6入れ替れ戦 大東文化大VS法政大 第2戦

法政大が因縁の大東文化大相手に
逆転劇で1部復帰を決定!


131006numata.jpg 2部3位の法政大が先勝したこのカード。追い込まれた大東文化大が試合の立ち上がりに集中力を見せた。#99山崎(2年・SG)の3Pを皮切りに、#86小野寺(4年・C)が奮闘。ゴール下でオフェンスリバウンドを取って得点すると、#28兒玉(3年・PG)のアシストから#99山崎への速攻につなげて怒涛のオフェンスを展開。法政大はなかなか攻め手がなく、#0高田(4年・G)が3P、スティールと活躍するも後はなかなか続かず1Qで26-17と大きく離されてしまった。

 2Q、追いつきたい法政大は#0高田や#24加藤(2年・F)が得点面を担っていくが、ここでベンチから入った#7藤井(1年・G・厚木東)が起用に応えて3Pを沈め、2連続のミドルシュートも入って追い上げる。大東大はオフェンスが単発気味でシュートが決まらず、3分ほど沈黙。リードは守っているものの、法政大は#16沼田(2年・C)の連続ゴールに#0高田のスティールもあって、その差をじわじわ詰めていく。それをさせたくない大東大は#30鈴木(4年・SG)の3Pが決まり、持ち直して41-36とリードし前半終了。

131006kodama.jpg 3Q、5点を追う法政大は自らもファウルにも苦しみつつ、大東大からもフリースローを次々獲得。これをこつこつと決めていき、残り2分半になって#16沼田のシュートで遂に逆転に成功する。さらにはゾーンを敷いて大東大の足を止めると#7藤井の3Pがまたも炸裂。#0高田、#16沼田の得点がこれに続いて残り時間で50-58と逆に8点のリードで4Qへ突入した。

 3Q終盤から4Q頭の合計4分間、大東大はノーゴール。法政大は10点のリード得て余裕を持つ形になった。大東大は焦りからかシュート確率が落ちてしまい、決定的なチャンスを掴みきれないままずるずると時間が経過。法政大は十分に点差を引き離すと最後にコートに主将の#14大塚(4年・G)と#13三角(4年・F)を送り出し、最後は笑顔で2010年以来の1部昇格の瞬間を迎えた。最終スコアは62-77。逆転劇によるうれしい結果となった。

131006hosei.jpg 前の試合で昇格を決めた慶應大同様、法政大も2010年に最下位となり2部降格。相手は大東文化大、高田らが1年生のときだった。そして2部初年度には2部10位になり、3部との入れ替え戦に進んでいる。一度どん底を味わってからようやくここまで戻ってくるまでに3年を要した。その間、才能豊かな選手を持ちつつもどこか軽い印象のあったチームは、そうした甘さを捨て真面目で懸命なプレーをするチームへと姿を変えていった。今年は沼田、加藤といった2年生が成長し、藤井というポイントゲッターも得た。そして最後に見せた高田のプレーはエースの名に相応しかった。インカレ出場権のない法政大はこれがシーズン最終戦。見事な結果を残し、4年生は引退を迎えた。

 大東文化大はリーグ戦では最終週を連勝で飾り、決してネガティブなイメージはなかったが2戦とも途中で大きく離される展開となってしまった。昨年の4年生たちが抜け、今年は試合経験の少ないメンバーで戦ってきた。リーグ戦で筑波大を破ったこともあり、成長が期待できるチームだった。しかし、大事な勝負をものにできない不安定さがこの入れ替え戦でも出てしまった。下を向かずまた強い大東大へと成長を遂げられるか、ここからがスタートだ。

写真上:法政大・沼田と大東大・戸ケ崎のマッチアップは、強いフィジカルを持った選手同士のタフなぶつかり合いで見応え充分だった。
写真中:奮闘が見えた大東大・兒玉。今季より正ポイントガードに座りチームを鼓舞するアグレッシブなプレーをし続けた。
写真下:昇格に涙する法政大の大塚、高田、三角。少ないメンバーでここまであきらめずにやってきた結果の涙だった。

※法政大・大塚選手、高田選手、三角選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「どんなにきつい練習でも必ず笑顔が出ていた」
法政らしく、楽しくチームを引っ張ったリーダー

◆#14大塚 誠(法政大・4年・主将・G)
131107otsuka.jpgコート上で高田がゲームを引っぱる一方で、普段の練習やチームの雰囲気作りを率先したのが主将の大塚だった。今年、出場機会は減ったものの彼の存在感は大きく、下級生をのびのびプレーさせるためにも縁の下の力持ちとしての役目に徹したと言う。そうした働きかけがチームを変え、法政大は「楽しく」を貫きながらも全員が一生懸命泥臭く戦うチームへと成長。1部昇格を成し遂げた。
2部3位の法政大にはインカレへの出場権がなく、本格的な競技バスケットはこれでお終いという大塚にとっては、この入れ替え戦が最後の試合になった。最高の幕切れを迎えた表情は、達成感で満ちていた。


―1部昇格おめでとうございます。キャプテンとして、大きな仕事を成し遂げましたね。
「ありがとうございます。自分はキャプテンといっても試合は出られなくて、悔しい思いもあったんですけど、その中でも4年生が引っ張るチームという風に今年一年やってきました。法政らしくというのはやっぱり楽しくやることでそれをずっと続けてきて、リーグ戦の後半に負け越してちょっと下を向くときもあったと思うんですけど、そこはやっぱり4年生が明るく引っ張って。それにみんなが一生懸命ついてきてくれた結果がこういう風に出たんじゃないかなと思います」

―試合後、大塚選手が一番泣いているように見えました。
「そうですね。本当に嬉しかったし、あとは、母親が応援に来てくれていたんですが、母の姿を見たら更に泣いてしまいました(苦笑)。母には今まで全然勝ち試合を見せられてないんです。中学高校と。中学も最後負けて引退して、高校も最後全国に出られず終わって。だからこういう風に最後に勝って結果を出したところを見せられたことは本当に嬉しかったです。勝つことが一番の恩返しかなと思っていたので、最後の最後にやっと恩返しできたなと思いました」

―涙の裏にそんな理由があったんですね。今年は、雰囲気作りという点で4年生の力が大きかったですね。
「そうですね。楽しくが法政のモットーなので、まずは明るく、どんなに負けていても明るくという部分をみんな一生懸命やってきました。かつ、試合に出ている人は一生懸命プレーして。そういう風に全員がひとつになって、本当に最後の最後で結果が出たという感じですね。2部3位だったのでどうなるかと思ったんですけど、こうやって結果が出たのはみんなが頑張ったからじゃないかなと思います」

―法政大での4年間を振り返ってどうでしたか?
「1年生のときに1部でリーグ戦全敗して、大東に負けて2部に落ちて、2年生のときもまた2部で勝てなくて下の入れ替え戦に行って…。だから負けから始まったんですよね。それで3年生になっても結局勝ちきれなくて。そういう思いから、本当に『今年こそは』という気持ちは強かったです。それに今まで負けてきた先輩たちを見てきたので、そういう先輩たちの思いも僕らの代が一番背負っているんじゃないかなと思っていましたし、本当に今年こそこれまでのすべてを晴らすという気持ちで。それを達成できたのは本当に良かったです」

―自分個人としても、バスケット人生のひとつの区切りになりますね。
「そうですね。自分はずっとバスケしかやっていなかったんですけど、卒業後は就職してバスケットは続けないつもりなので。クラブチームとかがあれば入るかも知れませんが、こうやって真剣にやる感じはこれで最後です。でも、終わりよければすべて良しじゃないですけど、勝って終われたので、本当にみんなに感謝したいです。それだけですね、感謝しかないです。本当にここまでバスケットが続けられたのは、まわりの人のおかげで。チームのみんなと、特に両親には本当に感謝しています。…今思い返しても泣いちゃいますね(苦笑)」

―これまで毎年「法政を変えたい」という言葉が選手たちの間から聞かれましたが、なかなか変わることができない状況でしたよね。それでも去年、今年と変わったからこその結果なのでしょうか。
「そうですね。1年生で入ったときに感じた法政の印象と今の法政の印象って、結構真逆に近いような感じで。今までが真剣にやっていなかったわけではないですけど、能力の高い人たちが勝てなかったというのを見てきました。今は能力がある人なんて一人もいないし、その中でどう勝つかといったら、どれだけ真面目に取り組むかとか声を出すかとか楽しくやるかとか、そういう基本的な部分をしっかりすることが大事だと思ったんです。それが2年目は無理で、3年目はちょっとできて、今年やっとできたって感じでした。4年間かけて変わってきたんじゃないかなと思います」

―練習の雰囲気なども変わったんでしょうか?
「そうですね。法政って、声を出すことを結構大事にしていて、それはよく先輩たちからも言われ続けてきました。声を出せばチームも盛り上がるし、盛り上がったら良い練習もできるし。今年は特にそうやって盛り上げて、良い練習ができたかなと思います」

―今も相変わらず法政二高の体育館を借りて練習しているんですよね?
「はい。それはずっと一緒です。限られた時間の中でやっています。今井さん(監督)もよく言うんですけど、『この2時間だけでいいから集中してくれ』と。法政は切り替えが大事なので言われたように2時間を真剣にやろうということでやってきました。一生懸命、かつ楽しんで。楽しむことはずっと言い続けてきましたね。どんなにきつい練習でも必ず笑顔が出ていたので、それが良かったのかなと思います」

―あとは去年くらいから、学年関係なくお互い言い合える関係になったそうですね。
「そうですね。それは本当に去年の4年生の岸さん、岩崎さん、加藤さんが残してくれたもので。なんでも言わせてくれたというか、全員が全員誰でも言い合える環境を作ってくれたので、それを今年もそのまま継続してやってきました。それも大きかったと思います」

―同じ4年生は人数こそ少なかったですが、それぞれしっかりと役割がありましたね。
「そうですね。まず僕がキャプテンになって、決まる時に『お前が副キャプテンを決めろ』と言われて、三角(#13)を指名したんです。歳也(#0高田)はああいう風にゲームで引っ張ってくれると思ったので。中家(#53)も中家で、試合に出られなくてもいろんなところから盛り上げてくれました。やっぱり4年生みんなでやってきた1年だったかなと思います」

―中家選手もリーグ戦で出番を得ましたしね。
「そうですね。点も決められたし、嬉しかったですね」

―大塚選手は新人戦もキャプテンでしたよね。主将にはどういう経緯で?
「今井さんにも言われましたし、まぁ僕らのなかでも自分だろうとは自分でも思っていたので。3年生のころからそういう自覚もありました。リーダーシップをどれだけ出せたかは分かりませんが、結果が出たのでそれだけでもう嬉しいです」

―では最後に、後輩たちに向けて。
「今の3年生は7人いて、例年に比べると多いんですよね。今年は4年生がどんどん声を出して盛り上げるチームで、それを3年生も見ていてくれたと思うし、誰がというよりは3年生全員が引っ張っていってほしいです。1部は僕らの代しか経験したことがなくてみんな初めての舞台だし、1部は体も強くてやっぱり厳しい戦いになるとは思うんですけど、これから練習を頑張ってほしいですね。まぁ今すぐ切り替えるのはたぶん無理だと思いますが、また新しいチームが始まれば切り替えて頑張ってくれると思います。あとは法政らしく楽しくやってくれれば、結果もついてくると思うので。今度は1部で暴れてほしいです」

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「辛かったことは忘れて楽しい記憶しか残らない」
苦難を乗り越え、感涙で引退を迎えた司令塔

◆#0高田歳也(法政大・4年・G)
131107takata.jpg高校時代から点取り屋として全国に名を馳せてきた。しかし大学に入って本格的に1番ポジションにコンバートし、悩む時期もあった。チームも2部に降格してそのまま2部10位まで急降下。「チームが崩れるのはガードのせい」と、重い責任を背負いながら戦う日々が続いた。しかし昨年からチームは良い方向に進み始めた。それには高田自身の成長はもちろん、支えてくれた同期の存在、「変わらなきゃいけない」という選手各々の自覚、経験を積んだ下級生の成長、そのどれもが欠けてもここまでの法政大の躍進はありえなかったことだろう。これまでの苦難を吹き飛ばすような結果を得て、高田は笑顔で学生バスケットの幕を閉じた。


―1部昇格おめでとうございます。
「ありがとうございます。めちゃくちゃ嬉しいです」

―今日の試合、出だしは大東大ペースでしたが。
「そうですね。でもそれもある程度予想していた部分でした。自分たちは入れ替え戦の一番最後の試合なので、昨日負けているチームがどういう入りをしているかを見ていたんです。中央も国士舘も試合の出だしから気持ちが入っていました。実際大東大の気持ちも強くてこういう展開になりました。でも1Q終盤に11点くらい離されましたけど、そこから立て直せて。一気に追いつこうとしないで、フリースローとかで少しずつ縮めていって、そのうち絶対流れが来ると信じてやっていました。それは良かったと思います」

―相手の流れになっても慌てなかったんですね。入れ替え戦2試合、高田選手はすごく落ち着いてプレーしているように見えましたが、いかがでしたか?
「入れ替え戦といっても、緊張はあまりしなかったと思います。最後は本当に楽しかったですね。応援も高校生が来てくれて、いつもより全然すごかったので」

―楽しんでいる様子は伝わってきました。仲間が点をとってもガッツポーズしたり、すごく嬉しそうでしたね。
「もう、嬉しいですよね。別にたとえ自分が内容悪くても、1点でも勝てればいいと思っていたので。誰が決めても嬉しかったです」

―今年のリーグ戦を振り返って、最終日になんとか3位に滑り込んだのは大きかったですね。
「そうですね。慶應も今日1部に昇格したし、国士舘も今日勝って明日につなげましたし、日大も上の方まで来ていたので、今年の2部のレベルの高さは改めて感じました。神大だって下との入れ替え戦には行ってしまいましたが、全然上のレベルだと思うし。やっぱりそういうチームと2カ月間やってきて自分たちも強くなれたと思うし、勝ち方も少しずつ分かってきました。2部のなかで切磋琢磨してやってきたおかげで、リーグ戦で良い経験ができて入れ替え戦に臨めましたね」

―去年、結果的には5位でしたが上位争いをできたことも自信になったと加藤選手が言っていましたが。
「去年も入れ替え戦に行きたかったんですけど、1巡目は良かったのに後半戦が弱くて。今年はその反省を生かそうとしていたんですけど、やっぱり後半戦がダメでしたね。でも他のチームがけっこう負けていたこともあって助かったなという感じで。いくつか負けても気持ちを切らさずやってきて良かったと思います」

―今年はまわりの下級生も攻められるようになりましたね。自分自身のプレーも変わったのでは?
「そうですね。沼田(#16)とかもインサイドに入れれば点を取ってくれるし、寿一(#24加藤)も結構ミドルとかドライブとかで攻めてくれるし、1年生もみんな攻めることができるので。去年までは4年生に頼ってあまり下級生には頼ってなかったんですけど、今年は下級生にも安心してボールを任せられるようになりました。信頼できたから、自分がドライブに行ってもまわりがノーマークだったら自然にさばくことができて。藤井(#7)とか翔耶(#67)もよく決めてくれたし、そういう部分は去年よりも強かったかなと思います」

―これまでの4年間、あまり振り返りたくないかも知れませんが下級生の頃は負けが続いて苦しい思いもしてきましたね。
「1、2年生のときはそうでしたね。特に2年生のときは、2部に落ちて1部に戻ろうってところで下の入れ替えに行ったので。本当に苦しかったです」

―あの年は初めての2部で、リーグ初週にいきなり3部から上がってきたばかりの駒澤大・東京成徳大に負けてしまったんですよね。そのときに、2年生の高田選手が誰よりも泣いて悔しがっていたことをよく覚えています。
「そうですね…。でも結局は、ガードである自分の責任だと思ったので。今井さんからも、チームが崩れるのはガードのせいだとずっと言われていたし、責任は感じていました。成長しろとずっと言われ続けてきましたね。負けていても、時間と点差を考えてお前がちゃんと指示を出して組み立てろと」

―下級生の頃からそういう司令塔としての自覚は強かったんですね。ゲームメイクは、だんだん成長してできるようになった形ですか?
「言われ続けていたんですけど、なかなか難しくて。でも最近やっと少しできるようになった感じですね。慌てないで、まわりが見えるようにはなったかなと思います」

―4年生になって、貫禄が増したように思います。
「本当ですか。童顔っていわれるんですけどね(笑)」

―(笑)。そうやって高田選手自身も成長しましたし、チームもこの4年間で大きく変わりましたよね。今まで代々キャプテンの山越選手(10年度卒)や崎濱選手(11年度卒)が『チームを変えたい』と言い続けていましたが、本当に変わったなと。
「全然違いますよね。自分が入学した頃に比べたら、練習の雰囲気とか走るスピードとかも全く違うんですよ。自主練する選手も断然増えたし。やっぱり負けが続いて、変わらなきゃ勝てないと思ったことが大きかったと思います。スタッフ陣もいろいろ言ってくれたし、4年生が中心になってやっぱり変えていかなきゃいけないというのは話していて、変われたのは良かったです」

―法政大は高校の体育館を借りて練習していますが、自主練はいつの時間帯でするんですか?
「練習が終わってからですね。練習が9時に終わって、体育館は10時くらいまで使えるので、練習後にやっていましたね」

―法政大での4年間はどうでしたか?
「本当に、楽しかったです。とりあえず今の試合で、下級生の頃はチャラですね。つらかったことは忘れて、楽しい記憶しか残らないと思います」

―笑顔で引退できましたね。
「そうですね。高校でも大学でも勝って引退できました」

―高田選手は4年間ずっと今井監督から高いレベルを要求されていましたし、時には厳しく言われてきたこともあったと思いますが、どんなことを学びましたか?
「やっぱりガードとしてのゲームメイクだったり、仲間に声をかけることだったり。今井さんからは、自分が暗い顔をしていたらチームの士気も下がるという風にずっと言われていました。お前が明るく声を出してやらないと、絶対にまわりはついてこないからと。だから実際、練習のときもちゃんと厳しく言うところは言って、盛り上げるときには声をかけて盛り上げて、という風に心がけてやってきました。それでチームの雰囲気も大きく変わったので、ガードとして少しは成長できたかなと思います」

―今年はそうした雰囲気作りを4年生が率先してやってきたようですね。同期はそれぞれ自分の役割が明確で、それをしっかり全うしていた印象です。
「そうですね。試合に出ているのは自分だけだったんですけど、自分が試合中とかカッとなったときは絶対に4年生のあのふたり(大塚・三角)が抑えてくれたし、練習中もダメな雰囲気だったらキャプテンと副キャプテンが全員を集めて喝を入れてくれました。お前はプレーのことだけに集中してろという風に支えてくれたので、そういうところはすごく助かりましたね」

―後輩たちは、来シーズン経験したことのない1部の舞台で戦っていくことになりますが。
「そうですね。1部は観客も多いし楽しいところなので、本当に楽しんでもらいたいです。新人戦でも今年5位になれたし、上にいける力は持っていると思うので。自信を持って、胸を張ってプレーしてもらいたいです」

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「楽しく、気持ちよくプレーするために」
応援もプレーも笑顔で精一杯楽しんだ盛り上げ役

◆#13三角智生(法政大・4年・F)
131106misumi.jpg自分が出ていないときもベンチで盛り上げ、常に笑顔の中心にいた三角。「せっかくの試合なんだから楽しくなければ」という精神を最後まで貫き、入れ替え戦ではベンチでも終始大きな身振りでパフォーマンスを見せてくれた。そして勝利が確定的となり、コートに立ったときはその笑顔がひときわ輝いていた。
リーグ戦中は苦しい時期も笑顔を絶やさず、取材陣にも気軽に声をかける気さくな選手。そうした明るさやコミュニケーション力がチームの中でも大きな活力となったに違いない。


―今年はベンチでの盛り上げ役としても目立つ存在でした。それは自分がやろうということだったのでしょうか?
「自分が楽しんでいるだけというか、せっかくの試合なのだから楽しくなければ面白くないし、出ている人間に気持ちよくプレーしてもらうためにもベンチで盛り上がって、自分も楽しくしていくのが一番だと思っています。それで皆でわっしょい、わっしょいしていた感じです」

―今年の4年生は仲が良くて厳しいことも言い合える仲だとお伺いしました。
「本当に一人ひとりいい個性がバラバラにあって、誠(#14大塚)はチームの柱として引っ張ってくれたし、歳也(#0高田)はゲームの中でチームの中心として頑張ってくれたし、中家(#53)に関しても練習で厳しいことをしっかり言うし、僕自身は楽しくやって、個人が違う良さを4年間、特に最後の1年間は発揮できた良さが結果につながったんじゃないかと思っています」

―三角選手は今井監督にどのようなことを求められていたのですか?
「プレーに関しては身体能力があるわけではないので、トリブルをつくなということとかですね。リバウンドやルーズボールだったり、自分にもできることを考えながらやってきたつもりです」

―ベンチや応援席で過ごす時間もあったシーズンでしたが。
「今年はベンチは去年に比べて多かったんですけど、それでもチームがいい雰囲気だったのは良かったことかなと思います。実際、出られないのは悔しかったけどそれでも勝てたので。もしそれで負けていたら『自分を出せ』と思ったかもしれませんが、勝っていたのでそうはなりませんでした。チームとしてはそれで良かったのかなと思います。後輩が活躍してくれて良かったです」

―去年はぎりぎり入れ替え戦に行けませんでしたが、今年進めたのは何が違ったと思いますか?
「気持ちですかね。4年と後輩がしっかりついてきてくれる気持ちがあったからだと思います。4年は練習でも声を張り上げて引っ張っていたし、そこはみんなで今後も継続して欲しいところです」

―4年が多い訳ではないですが、その存在感はどうでしたか?
「法政自体全体の人数も多くないですし、それぞれ個性のある選手たちがみんないろんなことを言うし、それでもしっかり意見をひとつにまとめてチームの方向性を決めてやっていけたのが良かったんだと思います」

―法政大は高校の体育館を使用している分、練習時間に限りがあって不利とも言われていますが、そうした条件でもこういう結果を出す秘訣はどこにあったのでしょう。
「特に自主練をしているのは沼田(#16)で、山岸(#35)もそうです。そのあたりはすごく意識高くやってくれています。それを見て自分もやらなきゃと思っている選手もいるし、1、2年の選手は特に意識の高いメンバーが多いです。そういうところも結果につながったと思います」

―三角選手の代は1部から2部に落ちた時のことを知っている唯一の代ですよね。そのときの悔しさなんかは後輩に伝えたりしましたか?
「入れ替え戦が決まってからは伝えましたね。それが決まるまでは一戦一戦しっかりやっていこうという気持ちだったので特に何も言いませんでした。それで入れ替え戦が決まったときは相手も大東(3年前の入れ替え戦で対戦した相手)だし、もうこれは運命だと。しっかり勝ちきろうと話していました」

―4年間法政でバスケをやってきて、今日が最後になりますがどんな気持ちですか?
「本当にチームに恵まれたなと。自分を受け入れてくれる同期と素晴らしい先輩と、言うことを聞かない後輩ばっかりだったんですけど(笑)、でもそういう存在がいたからこそ自分も成長できたかなと。後輩を束ねるために(笑)。でも楽しかったです、法政に来て。今井さんが取ってくれて良かったなと思っています。最後に結果を出して気持よく引退できます」

―後輩たちには来年どんな風に頑張って欲しいですか?
「ベンチでは楽しく、試合に出ているときは厳しく、それをつないでいって1部でも法政のベンチって楽しいよね、法政の試合って楽しいよねと言ってもらえるようなチームになって欲しいですね」


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法政大集合写真。

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法政大の4年生。


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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