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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.11.18 (Mon)

【2013リーグ】11/6入れ替れ戦 中央大VS慶應義塾大 第2戦

後半一気に突き放す爆発力を見せた慶應義塾大が
険しい道程を乗り越え、1部復帰を成し遂げる


131006oomoto.jpg 第1戦で慶應義塾大が勝利し、後のなくなった中央大。絶対に負けられない第2戦は、前半から気持ちのこもったプレーでリードを奪うことに成功した。序盤は中央大の高さが生きた。#27宍倉(2年・C)がまずゴール下で決めるとその後もオフェンスリバウンドで貢献。#15八木橋(1年・G・北陸)の3Pも決まっていい立ち上がりを見せる。慶應大は中央大のディフェンスの前に第1戦同様もたつく形になり、ポイントゲッターの#16伊藤(3年・G)にもフェイス気味にディフェンスがつく形となってボールが回らない。中央大は#27宍倉が好調で一時8点のリードを奪うが、慶應大は終盤に#16伊藤のフリースローや#23黒木(2年・C)のオフェンスリバウンドからの得点で19-15とやや戻して1Qを終了。

 2Q、ようやく慶應大のエンジンがかかる。中央大は#5谷口(3年・F)が2ファウルでベンチへ。その間に#10矢嶋(4年・F)のシュート、#11権田(3年・F)のスティールも出て勢いづくと、#14大元(2年・G)のアシストから#23黒木が決めるなどして一気に逆転した。しかし、中央大もここで切れない。#5谷口と交代した#10渡部(2年・SG)の3Pで再逆転すると、#25森(1年・SF・明成)が奮闘。体を張ったプレーで次々に得点を奪っていく。#31流田(3年・G)の3Pも出た中央大が35-35と同点に戻して前半は終了した。

131006mori.jpg 3Q、慶應大は#14大元、#21西戸(1年・G・洛南)のシュートで立ち上がりに一気に7点差をつけることに成功。このチャンスを逃さず畳み掛けるように#16伊藤が果敢にオフェンスを仕掛けていく。中央大も#5谷口が3Pを決めて離されまいとするが、勢いに乗ったときの慶應大は簡単には止められない。激しいディフェンスで中央大からターンオーバーを奪い、次々に得点を奪って残り2分でリードは17点。中央大はタイムアウトで修正をかけるがその後も慶應大の勢いはとどまるところを知らず、#14大元の連続得点もあって45-64と、3Qで19点差がついた。

 4Q、後のない中央大はディフェンスを激しくし、第1戦同様高い位置からプレスディフェンスを仕掛けて慶應大からターンオーバーを奪い、#24塩谷(4年・PF)、#22山田(4年・PF)らが返していく。慶應大はボール運びに苦しみながらも#16伊藤、#10矢嶋らが得点。じわりと中央大に点差を詰められる時間帯もあったがリードを守っていくと、残り1分を切って#6大木(4年・G)、#9平石(4年・G)らを投入し、全員を4年生に。70-95の15点差でのタイムアップの瞬間、応援団が「一部復帰」の大段幕を掲げ、大仕事を果たしたチームの面々が笑顔に包まれた。

131006keio.jpg 昨年は3部との入れ替え戦にまわった慶應大が飛躍的な進化を遂げ、2年かけて再び1部へと戻った。竹内公輔(現・NBLトヨタ自動車アルバルク東京)を擁した2003年、205cmの岩下や小林(現・日立サンロッカーズ東京)、二ノ宮(現・NBLトヨタ自動車アルバルク東京)らが中心だった2008年の昇格時に比べれば、ガード陣は豊かだがバスケットに必要な要素とされる高さはなかった。しかし伝統のチームカラーであるトランジションを磨き上げ、ディフェンス力の向上、下級生の成長により彼らは彼らなりの慶應義塾の姿をもう一度作り上げ、示した。そこに結果がついてきたことを素直に賞賛したい。

 一方の中央大は負けられない思いはあっただろう。このチームは2年連続で1部への入れ替え戦に挑み、カルテットと呼ばれた昨年の4年生たちがやっとの思いで昇格を成し遂げたばかりだ。今年のチームにも能力豊かな選手たちは揃っていたが、チームとしての結果を出すには至らなかった。しかし森や宍倉、八木橋といった下級生はこの入れ替え戦でも頼もしいところを見せた。降格しても中央大にはまだインカレが残っている。ここで再び切り替えられるか。

写真上:伊藤とともに両エースとして安定してきた慶應大・大元。抜群の運動能力による攻守でチームを助けた2カ月だった。
写真中:ボールに対しての勘のいいプレーで流れを作る時間もあった中央大・森。これからの中央大を担う選手であり、この経験を跳ね返して成長して欲しい。
写真下:最後は大木、平石、本橋、矢嶋、蛯名といった4年生がコートに立った慶應義塾大。

※慶應義塾大・蛯名選手、矢嶋選手、伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「ああいうところで泣けるぐらいのことをやってきた」
1部昇格に費やした思いを実らせ、得た充実感

◆#4蛯名 涼(慶應義塾大・4年・主将・G)
131106ebina.jpg1年のときにスタメンに抜擢され、その泥臭いプレーでトーナメントやインカレ準優勝に貢献した。2年目以降はスターが抜けたチームをどうするべきか悩みつつも、昨年は自らがケガに泣いてシーズンの半分以上を欠場する羽目になった。しかし下級生からの信頼は厚く、今季は類まれなリーダーシップを発揮。チームメイトの心の支えだった。
蛯名にとってこの1年、最大級の目標に掲げてきたのが1部昇格を果たすことだった。過去、洛南の先輩が入れ替え戦で見せた戦いぶりも強烈に印象に残ったようだ。入れ替え戦では圧倒的、というプレーではなかったが「自分のことはどうでも良かった」と全体としてどんな喜びを手に入れるかチームを優先させた気持ちは、いかにも彼らしい姿だった。


―おめでとうございます。思い描いたことを達成した気持ちというのはやはり特別なものですか?
「そうですね。これは今年から始まったことではなくて2年前、あるいは3年前に当時の4年生が抜けたあとどうしようかといろいろ考えていて、2部に落ちたけれどやっと同じところに戻ってくることができたという喜びがあります」

―入れ替え戦前に檄文を書いてチームに思いを伝えたそうですね。どんなことを?
「たいしたことは言っていませんが、あとはやるだけだと。ここまでリーグ戦でどうやって勝ってきたか、自分たちはどういうチームで、どういう特徴があって勝てたのかということをもう一度思い出して、それをプレーで出すだけだということですね。それを体現して勝てたので結果オーライです」

―自分のプレーとしてはどうでしたか?
「僕が試合でどうだったかとかは、あまり気にしていません。高校のときだったら、今日みたいに自分のプレーが良くなかったら勝っても嬉しくなかったと思うんです。先生の中では納得いくプレーはできていないですし。でももうそれは自分の中では全然関係なくて。最後に4年生でコートに立てたし、ああいうところで泣けるぐらいのことをやってきたんだなと思うとすごく嬉しかったです。ひとつだけ心残りを言えば、最後の最後にこういう場面での終わり方を知らないから、普通にシュートを打ってしまいました。ボールを上に放り投げたりしたらカッコ良かったのかな?と終わったあと思いましたけど」

―(笑)。自分の出来よりもチームが勝てばいいという風に切り替わったのはいつですか?
「いつかな?…ちょっとわからないです。でも個人のことよりチームというのは、やってきたことが僕たちの中ではそれだけ大きかったということだと思います。例えばですが青学のような上位チームから見たら1部昇格なんて、という感じだと思います。でも僕らはそれを目指してやってきた。そこに費やした思いが本当に強いので自然とそう感じますね。高3で京都国体で全国優勝したときより全然嬉しいというか、やってきたことの質が違うなと思います」

―高校と大学はまったく違う世界ですからね。自分で考えてやっていく必要がありますし。蛯名選手は大学でバスケットをやるかどうか迷っていたんですよね?
「そうですね。よくそんな奴をキャプテンにしてくれたと思いますね」

―なぜ迷っていたんですか?
「そもそも自分のプレースタイルは高校までかなと思っていたんです。ほかにやりたいことがあった訳ではなかったんですが、実力的にもプレースタイル的にも高校までだと思ったし、そこまで思い入れはなかったんです。でも入ることになって、入ったら使っていただけて1年のときははいい思いもできました。2年生は2部に落ちたし暗闇の時代でしたけど」

―1年のときは二ノ宮選手(現NBLトヨタ)や岩下選手、酒井選手(現九州電力)がいてトーナメントやインカレで準優勝していますが、そういう選手たちが抜けてゼロ、あるいはマイナスからまたここまで上がってきたことが大きいのでは。
「そうですね。ただバスケットに関して言えば、下級生たちに助けられっぱなしですね。スタッツを見れば伊藤(#16)の得点がなければ絶対に勝てないし、権田(#11)も走ってくれるし大元(#14)や福元(#17)も力があります。4年は矢嶋(#10)が得点では稼いでくれますが、やっぱり下級生の力がリーグを通じてすごく伸びて頼りになったし、こいつらを来年2部でやらせる訳にはいかないなと正直思っていました」

―その中で4年生の役割とは。
「4年生として何ができたのかと言えば何もできていなかったし、足りなかったんですけど、でもやっぱり4年がいなければ、ということも思っている部分があります。変な話ですが、僕らがいなければ始まりはなかったから、そこに尽きるかなと思います。自分としても4年生の仲間に救われたし、本当にこの代で良かったなと思います。自分の代で残った11人は芯の強い仲間だと思います」

―その仲間とあと1カ月バスケットができますね。
「インカレに向けて、自分というよりまたチームとして頑張っていきたいと思います」

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「涙があふれて止まらなかった」
悔しい過去を振り切る大きな勝利

◆#10矢嶋 瞭(慶應義塾大・4年・F)
131106yajima.jpg2戦目はスコアラーとしての見せ場を作り21点。2連勝での1部昇格に貢献する活躍を見せた。
昨年の春先にケガをして1年を棒に振ることになったが、辛い顔をせず後輩へのアドバイスに徹した。チームが負け続ける中、プレーで助けられない悔しさは人一倍強かったはずだが、それでも弱音を吐かず黙って耐えた1年だった。勝負の年となった今年、下級生の成長とともにチーム内で果たす役目も変わっていったが、それでも矢嶋のシュートが決まるとチームも応援団もいっそう盛り上がるのが常だった。
昇格の瞬間、これまでなかなか見られなかった満面の笑みが矢嶋の顔に広がった。そしてそのあとあふれて止まらなかった涙が、ここまで耐えてきた辛さを物語っていた。


―1部昇格おめでとうございます。ずっと泣いていましたね。どんな気持ちでしたか?
「大学に入って僕自身なかなか結果が出せなくて、僕自身も去年大きなケガをしてしまって苦しい思いをしたこともあって……嬉しかったですね。涙が止まらなかったです。本当に嬉しかったです」

―前半は競りました。中央大は第1戦もいいディフェンスをしていたと思いますが、戦ってみてどうでしたか?
「スカウティングもしてきましたが、当たり面では思ったほどではなかったです。でもやっぱり入れ替え戦ということで相手も気合いが入っていました。それでああいう風にディフェンスもしてきて戸惑った部分もありました。でもそこは僕らもリーグ戦でどういう場面でもハドルを組んでチーム一丸となって戦うということを培ってきたし、我慢して我慢してやっていけたことが逆転できた理由だと思います」

―では前半は競り合っていたけれど、我慢できた部分が大きいんですね。
「リーグ戦でもそういう展開が多かったですし。うちはリーグ戦からいつも入りが悪くて、でもそこからしっかり我慢してついていって後半頑張って逆転するのが強みでもあるので、それを慌てずにできたことが結果になったと思います」

―第1戦は4年生があまり目立っていなかったんですが、今日は存在感がありましたね。
「昨日は先生からも『固すぎる』と言われていました。そこはしょうがないことかもしれないんですが、今日は僕と蛯名(#4)がしっかり貢献できたことは下級生のためにも良かったかなと思います」

―去年のあの状態から今年はよくここまで立て直したかなと思いますが、何が良かったのでしょうか?
「一番変わったのはディフェンスのところかなと思います。去年に比べたらリーグ戦を通して失点も減りましたし、前からガードの3人がしっかりプレッシャーをかけることによってみんなの足がどんどん動いて、そこから速攻が出るところは去年から改善された部分だと思います」

―矢嶋選手は昨年1年間は出られなかった訳ですが、その間はどういう状態でしたか? 自分のことでいっぱいだったのか、下級生にも働きかけができたのか。
「去年のリーグ戦中は自分のことよりも下級生のためにいろいろやっていました。1年生がかなり試合にも出ていたので声をかけたり、練習中からアドバイスしたりしていました。それでも勝てなかったので自分としてはすごく辛かったし、自分が何か役に立っているのかなと疑問でもありました。自分が何をすればいいのか分からなくて、逆転負けした試合では自分は出ていないのに泣いたこともあります(苦笑)。でも去年はすごく不甲斐ない結果でしたけど、こうやって今年はチームが勝てて、どれだけ役に立ったかは分からないですけど、やってきた良かったと思いますね」

―今年は春シーズンを見る限りでは電鉄杯や早慶戦で結果が出なくて、リーグ戦はどうなのだろう、というのは正直感じていたんですが。
「自分としては延世大との定期戦(8月後半)のときあまり良くなかったので、リーグ戦の最初も不安でした。最初は東洋大にも江戸川大にも競りましたし、大丈夫かなと思ってはいました。そこからある意味みんな吹っ切れて、ディフェンスも前からどんどん当たっていくのもチーム全体に浸透していって、それがいい方向にいってみんな波に乗れたのかなと思っています。本当は不安で不安でしょうがなくて、それが本音でした。最初は」

―行ける、と手応えを感じたのはいつですか?
「一巡目に土日で法政大と日本大と対戦するときがあって(3週目)、そこで2勝できたことでこれはいけるな、という気がしました」

―あの週は大事な週でしたね。今年はチームの一体感もだいぶ感じられる気がします。
「そう言っていただけると嬉しいです。自分たちとしては4年生が中止になってできたことが良かったと思います。試合に出ていない人だったり、ベンチにいる人、応援している人も4年生が中心になってやっていくことでまとまってきたかなとも思っています」

―あとは下級生の頑張りが大きかったですね。かなり成長しましたし。
「3年生、2年生は本当に頼もしい後輩です。本当にあいつらには救われました。去年はどうしようかと思いましたけど、今年は本当に頼もしかった」

―来年、矢嶋選手たちは1部ではできませんが、それでもこういう結果を出したのは良かったですね。
「本当に良かったです。僕は大学に入って何の結果も残していないので」

―まだインカレもあります。
「まずは一回戦の京都産業大に勝つことが第一ですが、勝てばその次の東海大もすごく楽しみです。春も東海とやってまたこうやって最後も戦えるのは運命かなと思うので、見ている人を楽しませるような試合をしたいです。とりあえずリーグ戦同様、一戦一戦大事にしていきます」

―あと1カ月もないですが、インカレまでにどこを詰めておきたいですか?
「この入れ替え戦でも課題だったリバウンドですね。東海大だと高さもあるし体も強いのでもう一回やり直して。リバウンドが取れれば勝負ができると思うのでそこをあと3週間、リバウンドに焦点を当ててやっていきたいと思います」

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「4年生のためにという気持ちが一番大きかった」
試合に出る自覚と責任を結果につなげた1年

◆#16伊藤良太(慶應義塾大・3年・G)
131106ito.jpg試合中は滅多なことで表情を崩さない。ファウルをされても倒されても何もなかったように立ち上がり、また次のプレーへと切り替えていく。普段から何があっても責任は自分で負うという姿勢だったが、特に今リーグ戦における集中力は凄まじかった。勝っても緩むことなく、2カ月間を闘いぬいて結果を出した。
まだまだ上手くなりたいと常に上を見ている。2年前、慶應大の黄金期を築いた選手が一気に抜け、手探りだったチームでスタメンとなったが2部降格で打ちのめされた。しかしあのときかなわなかった1部の世界で、今度は積み上げてきた自分やチームの力を試すことができる。誰かから引き継いだものではなく、自分たちの手で切り拓いて手に入れた挑戦のステージをどんな風に戦っていくか、まだここからが楽しみな選手だ。


―1戦目、対戦してみて中央大の感触はどうでしたか?
「そうですね。スカウティングしていましたが、早いタイミングでシュートを打ってくるし、オフェンスリバウンドもみんな飛び込んできました。でも身長もすごく高い訳じゃなくて、自分たちと似ているところもあったので抑えるところはしっかり抑えていこうと。谷口くん(#5)と塩谷さん(#24)の3Pだったり、そういう部分は明確で、一戦目をやってみたところでは結構いけるなという手応えはありました」

―2戦目の前半は立ち上がりから少しやられてしまった印象ですが。
「前半は自分もフェイスガードでつかれていて、先生からも絶対そういうディフェンスが来るぞと言われていました。そのときに僕がボールをもらえなくてもスクリーンをかけたり、自分が得点が取れないときにいかにまわりを動かして点を取らせるかというのは、本当にポイントガードとして課題だと思っていて、それでも自分で行けとも言われていたので積極的には行ったんですけど、いい形で前半はやれませんでした。ああいうボールがもらえなくて苦しい時間帯にいかにまわりを使っていくかを考えないといけません。オフェンスがダメだったときにディフェンスで切り替えるとか、頭の切り替えも前半はできていなかったのでちょっと良くなかったですね」

―後半は慶應大らしさが出せたというか、今シーズンはどこで勝負のポイントとなるような場所を作るかがコントロールできるというか、だいぶ勝負どころでの強さが出てきたと思います。
「そうですね。それは出ている5人全員ができるようになったと思います。ここだという流れがみんなつかめるようになってきました。オールコートのディフェンスで当たってスティールして速攻を出して、チームとして勝負どころがわかるようになって流れをつかめるようになってきました。本当にそこは今年一番成長した部分だと思います」

―昨年はそれがわからなかった?
「去年は勝負どころでの2本目が続かなかったんです。1本苦しいときに決めても次にディフェンスでやられてしまったり、オフェンスでターンオーバーしてしまったり。去年はいけるというときに続けていけませんでした。今年はそれを続けられるようになったのが大きな成長だと思っています」

―入れ替え戦は3回目ですね。緊張はありませんでしたか?
「経験豊富ですね(苦笑)。でも毎年緊張はします。本当に自分との戦いだなと思います。リーグ最後の神大戦が終わってから1週間、練習も緊張していてチームとしてもピリピリしていました。でも先生もこのリーグ戦の中でも一番いい練習ができたとおっしゃってくれて、自分たちもそれを感じていたし、チームの雰囲気としても一番いい形で入れ替え戦に入れました。少し固い部分はあったんですけど、練習の準備は良かったのでこの結果につながったんだと思っています」

―2年前は入れ替え戦で負けて悔しい思いはあったと思いますが、ここまで帰ってきました。
「あのときはリーグ戦では何もできなくて、1年間先生に使っていただいたのに4年生にもベンチにも申し訳なくてつらいし、悔しいし、申し訳ない気持ちであのときは前を向けなかった1年でした。でも1部昇格を目標に今まで頑張ってきて、後輩も生意気なんですけど(笑)いい選手が入ってきてくれて、あいつらのためにも絶対に1部で一緒にやりたいと思っていました。まだ実感は沸かないですけど、みんなで1部昇格を決められたことは本当に良かったです」

―でも今年は本当に2年、3年の頑張りが大きかったと思います。
「でも4年生がチームをまとめてくださったからだと思います。今年は4年生のチームだから4年生のためにという気持ちは一番大きかったですね。それに佐々木先生にも1年のときから使っていただいて、先生にも恩返しをしたいと思っていたので、こうやって1部昇格できたことで恩返しできたのかなと思います」

―下級生の頃はメンタル面に課題があるかなと感じる場面もありましたが、今シーズンは本当にタフな印象でした。試合によって崩れるということがなかったですね。
「メンタル面に関しては1年のときから熱くなってしまったり、良くないときに下を向いたりして指摘もされました。先生にも『ポイントガードがこんなんじゃダメだ』って何度も何度も言われ続けて、3年になったときもリーグ戦でそういうことを言われた試合もあります。メンタル面に関しては自分で言うのもなんですが、ここまでやってくる中で強くなったのかなとも思います。でも蛯名さんが本当に素晴らしいメンタルを持った人だと思っていて、どんなときでもしっかり前を向いて指示をするという姿勢は本当に見習わなければならないと思っています。来年上で戦うときも蛯名さんの背中を見て学んだことを継続しつつ、自分のいいところを出してチームを引っ張っていけたらいいなと思っています」

―まだインカレがありますね。優勝候補のいるブロックですが。
「ベスト8に入りたいと思っているし、もちろん優勝が目標です。2部の1位なんてと思われるかもしれないですが、チームとしてはそこが目標です。1回戦は京都産業大が相手ですが一戦一戦、戦っていきたい。勝てば次は東海大です。誰が見ても東海大が勝つと思うと思いますが、自分たちも今まで培ってきたことをちゃんと出して全力でぶつかって、僕自身は4年生のために、先生のために頑張っていきたいと思うので、練習から全力でやっていきます。自分にとっては2度目のインカレだし、まだわからないけど4年生とやれる最後のチャンスかもしれないので、楽しく自分ができることをしっかりやって、なおかつ後輩を引っ張って4年生のためにやるだけだと思います」


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慶應大の集合写真。


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11人の4年生たち。


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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