2016年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月


第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.11.16 (Sat)

【2013リーグ】11/6入れ替え戦 江戸川大VS順天堂大 第2戦

追いつき、追い越しの展開を繰り返し
延長戦を制した江戸川大が2連勝で2部残留


131006ozawa.jpg 第1戦では江戸川大が勝利したものの、前半は競り合いに持ち込んだ順天堂大。落としたら終わりとなる第2戦もクロスゲームが続いてどちらに転ぶか最後までわからない展開となり、延長戦にもつれる熱戦となった。

 1Qの立ち上がりは江戸川大は#3王(2年・C)のバスケットカウントから入り、#1田中(4年・G)の3Pなどもあって先行。#97小澤(3年・F)の速攻も出て10-2と開きまずまずのムードになった。対する順天堂大は外のシュートが決まって来ず、苦しい展開となるが残り5分になって#99小川(4年・F)の3Pが入ったのを皮切りに、#96佐藤(3年・PF)、#33喜久山(3年・F)のアウトサイドが続いて残り2分で12-12と同点に戻すとそこからは入れあいとなり、15-16と順天堂大が1点リードした。

 2Qは江戸川大#97小澤の速攻が出るとここから小澤の3P1本を含む4連続得点でリードを奪う。順天堂大は大きく離されはしないものの、得点が止まりがちとなり、スコアが思ったように伸びない。しかしそこを#99小川が今度はバスケットカウントで流れを変える役目を果たすと、#3小薗井(3年・G)がシュート、アシストにと活躍し、残り3分には#99小川の3Pで再び同点に戻した。タイムアウトを取った江戸川大はここで修正。#14伊藤(4年・G)のドライブが決まり、#3王がポストに押し込みバスケットカウントを獲得。31-29と今度は江戸川大が2点リードで前半を終了した。

 3Q、順天堂大はここまで沈黙していたエース#23泉(4年・F)がこの試合初得点。一方の江戸川大は#1田中のバスケットカウントや#89陶山(4年・F)が軽やかなターンでゴール下を決める。江戸川大は5点のリードに成功するが、オフェンスが好調の#97小澤がここで4つ目のファウルとなってしまう。逆に順天堂大は#20込山(2年・SG)の3Pが決まり、#23泉の3連続のミドルシュートが気持よく決まってまたも追い上げからの逆転で48-49で3Qを終える。

131006ogawa.jpg 4Q、互いに負けられない雰囲気の中、試合はクロスゲームとなる。江戸川大は#1田中、#28平岩(3年・F)のシュートで逆転。順天堂大は立ち上がりで無得点の時間帯が出てしまうが、#23泉や#20込山、#96小川でこつこつ返していく。江戸川大は一時7点のリードを奪うことに成功するが、順天堂大は#20込山の3P、#37千葉(3年・G)からのカットで#23泉が決めて残り2分にまたも同点に追いついた。ここからさらにシーソーとなるが、残り35秒で順天堂大は#99小川のミドルシュートが決まって2点のリード。苦しくなる江戸川大だが、順天堂大のディフェンスに苦労しながらも最後にノーマークの#28平岩のミドルシュートが沈んで残り5.8秒で67-67の同点に戻した。残り時間、江戸川大は#20込山のドライブは弾かれ、時間内にシュートまで持ち込めず延長戦へと突入した。

 延長戦で流れを掴んだのは江戸川大の方だった。まず#1田中のシュートが入ると#89陶山がこれに続き、延長戦を演出するシュートを決めた#28平岩が3連続で決めて順天堂大をシャットアウト。順天堂大は#23泉がシュートを1本決めるにとどまり、79-69で試合終了。江戸川大が2連勝で2部残留。順天堂大は勝負をタイに戻せず、3部残留となった。

131006edogawa2.jpg 初の2部で苦しみ、後半には勢いも失いがちだった江戸川大。この入れ替え戦でも流れが止まる時間帯もあったが、それでも勝負どころは制して2連勝。昇格してきたチームが苦しむのはよくあることであり、それを乗り越えなければ定着はできない。入れ替え戦の2連勝でまずその一歩を踏み出した。

 昨年は降格の入れ替え戦で対戦した因縁の相手に最後まで粘った順天堂大だが、一矢報いることはできなかった。「まだ力が足りなかったということ」と主将の。十分力を蓄えた状態でなければ上に行っても通用しないという言葉は、厳しくもあるが真実だ。3年の主力ガードたちや新人戦でも7位に入った下級生たちがここからさらに力を積み上げ、チャレンジし続けて欲しい。

写真上:ファウルトラブルになったものの、好調に得点を稼いだ江戸川大・小澤。
写真中:一試合を通じて貢献を続けた順天堂大・小川には4年の意地が見えた。
写真下:最後は4年生をコートに送り込んだ江戸川大。涙を見せる選手たちも。

※江戸川大・田中選手、陶山選手、伊藤選手、順天堂大・泉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


[続きを読む]

【INTERVIEW】

「意外と自分の中でもできる部分があった」
上のレベルで感じた苦労と手応え

◆#1田中祥貴(江戸川大・4年・主将・G)
131107tanaka.jpgキャプテンとしての自覚を強く持ち、コートでもプレーでよく引っ張っていた田中。下級生の頃から新人戦などで光るものは見せていたが、特にチームの正司令塔となった今季の活躍は素晴らしく、2部の舞台でも十二分に存在感を発揮していた。その裏には、精神面の変化が大きく影響した様子。リーグ戦が始まる前はまったく通用する自信もなかったというが、試合を重ねるにつれて手応えを手にし、「自分が崩れたらチームが崩れる」という危機感と強い自覚が彼から最大限のプレーを引き出していた。チームを残留させて未来へとつなげた彼の貢献は、この先の江戸川大の歩みにとっても非常に大きなものになったはずだ。


―2部残留おめでとうございます。振り返っていかがですか?
「本当に嬉しいです。自分としては1戦目の最初の方は結構調子も良かったんですけど、1戦目の途中とか2戦目はマークが厳しくなって、今日もあまり調子が上がらずひどいプレーもしてしまいました。でもみんなが助けてくれて、すごく感謝しています」

―延長戦に持ち込んでの粘り勝ちでしたが。
「そうですね。どんなに相手の流れになってもみんな切らさず、ベンチも応援も含めてチームとして戦うことができたのが延長戦で勝てた要因かなと思います」

―リーグ終盤はチームとしてなかなか勢いが出ませんでしたが、この入れ替え戦では調子を取り戻した様子でしたね。
「はい。リーグの最後の方はあまりまとまれていなかったんですが、この入れ替え戦に向けて最後はしっかりチームでひとつにまとまろうと話して。そういう部分がこの2試合によく出たと思います」

―順天堂大相手に、どんなことを意識していましたか? 中・外バランス良く攻めている印象でしたが。
「そうですね。順天は外のシュートを結構打ってくる印象なんですけど、インサイドの強さや背の高さでは少しこっちの方が勝っているかなと思ったので、そこを徹底的に突くようにしました」

―では今年1年間を振り返っていかがでしたか? 良い内容の試合もあれば、どこか元気のない試合もありましたが。
「そうですね。去年は3部で勝って当たり前という感じだったんですけど、今年は全然勝てなくて、負けが続くうちにやっぱりチームとして下を向いてしまう時もあったと思います。でも話し合ってチームとして戦おうということを再確認して、こういう風に最後終われたのは良かったです」

―個人としてはどうでしょう。今年はほぼ40分試合に出る形でしたね。
「結構キツかったですね(苦笑)。でも自分としては、リーグ戦が始まる前は自分なんて全く通用しないんだろうなーと思っていたんです。兄(田中将道・11年度大東文化大主将)が1部や2部で戦っていましたけど、兄と休みの日に一対一とかをやっても全然勝てなかったので。だから2部じゃ戦えないんだろうなと思いながらシーズンが始まったんですけど、でも意外とできる部分があったのは楽しかったし良かったですね。試合を重ねるにつれていろんなチームが自分のことを厳しくマークするようになって、それがちょっと嬉しかったです」

―そうだったんですね。今年はキャプテンとしての苦労もあったのでは?
「そうですね。今までの江戸川は4年生の先輩が結構いろいろ言ってくれたんですけど、今年の4年生は基本的にみんな優しいやつらで、怒る人がいなくて。だけどそれじゃチームはダメになると思って、自分が言わなきゃいけないと思っていろいろ言ってきました。でも言い続けていくうちに、去年まで全然試合に出ていなかった2年生3年生もどんどん良いプレーをするようになったし、今日もこうやって活躍してくれましたね。ちゃんと結果を残してくれて、言い続けてきて良かったかなと思いました」

―田中選手と陶山選手(#89)がよくチームを引っ張っていた印象です。
「自分と陶山は、やっぱり4年間Aチームでやらせてもらえて試合も出させてもらっていたので、『俺たちがしっかりしなきゃダメだな』とよく話していました」

―試合に出ている陶山選手や田中選手が率先して、自主練などをやっていたそうですね。
「そうですね。陶山は自分も目から見てもすごく頑張っていました。それで、いつも最後まで自主練していくのが、陶山と自分みたいな形で。そういうのは今までずっと先輩たちが代々やってきて見せてくれた姿です。だから本当はもう少し2、3年生にもそこを見習ってほしいなと。それはこれからの課題かなと思います」

―では、江戸川大での4年間はいかがでしたか?
「1、2年生の頃は先輩たちが中心で自分はプレータイムもちょっとだったんですけど、そこで先輩たちからいろいろ学んで、去年からチームの中心として戦えるようにと考えるようになりました。上級生になって自覚とかもちょっと変わって。特に今年は自分が崩れたらチームも崩れると思って、どんなに流れが悪くても自分だけはしっかりしていようと思っていたんです。でもリーグ戦の中でも、今日もそうですけど自分が崩れて悪い雰囲気になってしまうことが多々ありました。そこはチームに申し訳なかったし、自分の実力のまだまだなところですね」

―後輩たちは来年も2部でプレーすることができますね。
「自分たちの代は2勝でしたけど、来年はもっと勝てるように、上の入れ替え戦とか1部を目指して頑張ってほしいですね。やっぱり誰かに頼る形なってしまうと相手も守りやすいと思うので、5人が攻められるような形を目指して頑張ってもらいたいです」

--------------------------------

「江戸川大に来て自分は正解だった」
まわりに支えられ真剣に取り組んできた4年間

◆#89陶山 新(江戸川大・4年・F)
131107suyama.jpg下級生の頃から体の強さと泥臭いプレーでチームに活力を与えてきた陶山。同時に試合に絡む選手としての自覚と責任を重んじ、誰よりも自主練に励んで努力を続けてきたプレイヤーだ。その姿勢はまわりの選手の口からも聞かれ、彼が背中で見せたものの大きさが伝わってきた。本人は「見た目はガラが悪い」と笑うが、そうした外見とは裏腹にバスケットに対して生真面目なほどまっすぐに向かい合い、プレーだけでなく先輩たちから受け継がれてきた江戸川大の良い伝統も後輩たちに伝えようとしていた。技術だけではない大切なことを教えてくれた、チームの手本となるような選手だった。


―今どんな心境ですか?
「本当に、泣くほど嬉しいですね。やっぱり本当にこの入れ替え戦に懸けていたし、2連勝で残留するのが自分たちの目標だったんです。いつも3戦目までもつれていたので。だから今日こそ勝って2戦で終わらせようという気持ちはみんな強かったと思いますね」

―最後は控えの4年生もコートに立つことができて、コートでもベンチでもみんな涙ぐんでいましたね。
「はい。自分も4年生が出た瞬間はもう泣きそうでしたね。本当に嬉しくて、その時にこれで心置きなく引退できるなと思いました。追いついて延長になったおかげで勝てたし4年生もみんな試合に出ることができたので、後輩たちには感謝だし、本当に嬉しかったですね」

―順天堂大とは因縁の対決でもありますが。
「そうですね。順天とはもう3回目の入れ替え戦ですし、負けられないなと。順天は自分がローポストに入ると2人、3人とディフェンスが寄ってくるのでやりにくい部分もあったんですけど、そのかわり自分に寄ればまわりがあくし、自分はリバウンドで踏ん張れればいいかなと思っていました。後輩にも『自分がリバウンドとるから気持ちよく打ってくれ』と言っていて。そういう風に自分の原点というか、体を張って泥臭くやっていけば流れもくるだろうと。逆に自分はそんなきれいにシュートを打つのは苦手なので、体をはったりリバウンドに飛び込んだり、がっついてプレーしようと思っていました」

―では今年1年を振り返って、どんなシーズンでしたか?
「今シーズンは本当に苦しい試合ばっかりで、勝てるか勝てないかの瀬戸際でずっと負けてきて…。リーグの終盤は、やっぱり下との入れ替え戦が決まって気持ちが落ちる部分もありましたね。リーグの最後に勝って入れ替え戦に臨みたかったんですけど、結局日体にも東洋にも負けてしまったし。でもそこで開き直って、入れ替え戦で勝てば来年も2部なんだし、と切り替えて気持ちを上げていきました。それに今思うと、逆にそういう競り負けてきた試合があったからこそ、今日も接戦に強かったんだと思うし、リーグ戦の初日に比べたらチームとしてすごく我慢強さを覚えられたかなと思います。後輩も成長して今日こんな風に活躍してくれて、本当に良かったです」

―陶山選手個人としては、経験のないチームを引っ張る役目もありましたね。
「そうですね。自分と田中(#1)と王(#3)以外は試合経験がほぼゼロに等しかったので、やっぱり自分たちが言い続けなきゃダメだと思っていました。後輩たちは、本当に今日みたいに思い切りよくやればできる子たちなんですよ。だから来シーズンも今日みたいなプレーを毎試合できるようになれば、もっと勝っていけるし強くなれると思いますね」

―では江戸川大での4年間はいかがでしたか?
「自分は江戸川に来て正解だったと思います。北原さんとか古田さんとか有名で優秀なコーチにいろいろ教わることができて、トレーナーとかスタッフもすごくしっかりしていて、環境もすごく良くて。江戸川は体育館もバスケ部専用なのでほぼ毎日使えるし、本当に環境としてはバスケットに思いきり打ち込める感じなんですよね」

―そうした環境のなかで、自主練を大事にしてきたと仰っていましたね。
「はい。そういう風に体育館が四六時中使える環境で、自分も先輩たちと代々一緒にシューティングとかをしてきました。今年も時間が空いたらとりあえず体育館行こうみたいな感じだったので、かなり長い時間を体育館で過ごしてきたと思います。自分とか田中がそうやって練習しているうちに、そういう姿につられて『俺もやらなきゃ』みたいな感じで、今までやらなかったやつが残ってやるようになることもあって、そういうのは嬉しかったですね」

―背中で見せてきたわけですね。
「そうですね。自分は見た目もこんな感じでガラが悪いですし(笑)、見ている人にはチャラチャラしているようなイメージもあると思うんです。でも、バスケットに対しては誰よりも真剣に取り組んできましたし、そういう姿勢は後輩たちにも見せられたかなと思います。だから後輩たちにも、コートに立ったら一生懸命真剣に、しっかりプレーして欲しいですね。オンとオフを切り替えて。江戸川のように良いコーチがいて良いスタッフがいて良い環境があって、大学側もそれだけ支援してくれていて、そのなかでバスケットができるのは幸せなことだと思います。やっぱりそれを最大限利用して結果を残さなきゃいけないと思うし、来年も頑張ってほしいです」

―江戸川大は、タイムアウトの時に選手とスタッフが相談し合ったり、ベンチからの声もにぎやかだったり、コミュニケーションがよく取れていましたね。
「そうですね。今シーズンはチーム一丸となって戦うことが目標でした。3部にいた時はたとえ少しチームがバラバラになったりベンチが静かになったりしても勝てる試合が多かったんですけど、今年は本当にひとつにならなければ戦えないと。それでリーグ戦の間も何回も話し合ったりして意識してきました。ベンチも応援席もにぎやかでしたし、江戸川はよく親御さんも応援に来てくれるチームで、コートに立つとそういう応援はすごく力になりましたね」

―後輩たちは来季も2部でプレーすることができますが、どんなチームを作ってもらいたいですか?
「飛び抜けて上手い選手がいるわけではないと思うので、みんなで平均して点を取ったり全員でディフェンス、リバウンドを頑張ってブレイクを出したり、個人が突出するのではなくてチーム全員がちゃんとまとまったチームを作って欲しいですね。全員で攻めて全員で守るようなバスケットで戦ってほしいです」

--------------------------------

「来年は上の入れ替え戦に出て欲しい」
最低限の役目は果たし、4年間を笑顔で終える

◆#14伊藤勇蔵(江戸川大・4年・G)
131106itoyuzo.jpgベンチスタートで流れを変える役目を担い、リーグ戦中からたびたびいい働きを見せてきた。ボールに絡んでいなくてもスペーシングの良さや、見えないところでの働きが光るタイプだ。初の2部リーグは思うような結果が出ない2カ月だったが、最後は「良かった」と笑顔で締めくくる。後輩には自分たちの代よりさらなる飛躍を願い、引退を迎えた。


―延長戦にはなりましたが、2勝で終えることができました。今の気持ちは?
「一言で言えば最高、ですね。4年生の集大成だし、最後の意地を見せようという気持ちで挑みました」

―延長戦になって熱い勝負でした。
「競る展開になってちょっと辛い部分もありましたが、3年生の頑張りもあってチームとしても頑張ることができたので、そこは良かったと思います」

―伊藤選手は今日はファウルが3つになってしまいましたが、出場している時間帯はいいプレーだったのではないでしょうか?
「ディフェンスがバスケットにおいて一番大切だと思うし、そこを意識してやっていました」

―2カ月間のリーグ戦はいかがでしたか?
「負け続けて本当に悔しかったですが、最後に笑って終わることができたのでよかったです。リーグ後半は負け続けてチームの気持ちも下がっていてやばかったんですが、今日は勝てて負われて良かったですね」

―ここ数年毎年入れ替え戦は戦っていますが、今日は2部に残るための入れ替え戦でしたね。いかがでしたか?
「今日は去年2部に上げてくれた先輩も見に来てくれていたので、負ける訳にはいかないし、という気持ちでした」

―3部との入れ替え戦が決まっていく中で、下からの脅威というのは感じていましたか?
「それはもちろんありました。去年入れ替え戦でうちが勝って上がった相手が順天堂大だったし、だからこそ負けるわけにはいきませんでした。だからこそ頑張らなければいけなかったんですが」

―今年は田中選手(#1)が司令塔として引っ張っていくチームでした。同じ4年として自分はどう頑張ろうというのはありましたか?
「田中は最高の司令塔で、最高のエースでした。自分はシックスマンだったのでディフェンスで見せつけてやろうという気持ちでしたね。自分は自分の役割に集中できるようにと頑張っていたつもりです。パンフレットのコメントにもあるように頭脳プレイヤーなので(笑)そういう方面で。…というのはウケ狙いですけど(笑)」

―ベンチからでしたが、いいプレーを見せてくれたと思います。江戸川大での4年間はどんなものでしたか?
「4年間は厳しい練習もいっぱいあり、何度かやめたいなと思うこともいっぱいあったんですけど、こういう終わり方ができたのは最高だと思います」

―今年は主に古田コーチが指揮を執っていましたが、どういうことを教えてもらいましたか?
「気合いですね! 気持ちの面では本当にいろいろなことを学んだと思います」

―来年後輩は再び2部で戦えますが、どういう風に頑張ってもらいたいですか?
「そうですね、来年は下の入れ替え戦じゃなくて上の入れ替え戦に出てもらいたいですね。頑張って欲しいです」


131006edogawa_20131107085310115.jpg
江戸川大の集合写真。

131006edogawa4.jpg
4年生たち。

--------------------------------

「足りないものが何だったのか、もう一度探して欲しい」
後輩に託す2部復帰のための鍵

◆#23泉 秀岳(順天堂大・4年・主将・F)
131107izumi.jpgサイズがありながら中距離のシュートがうまく、泉を中心にして得点を稼ぐスタイルだった順天堂大。しかしリーグの後半戦に入って泉が負傷離脱したことがチームにさまざまな面で影響を与えたようだ。入れ替え戦では泉もケガが治りきっていない状態でチームに合流したものの、フィットしきれなかったことが悔やまれる様子だった。
泉、小川ら4年生の奮闘も見えたが、試合の終盤は2年生の込山が追い上げのシュートを決めて存在感を見せるなど確実に下級生も成長している。この経験をバネに来年度の活躍を祈るばかりだ。敢えて落ち込む様子を見せずにふるまう主将の真意を下級生たちはどこまで汲み取れるか、その答えが1年後に見られるかどうかを待ちたい。


―お疲れ様でした。惜しい試合でしたが今の気持ちは?
「入学してからずっと2部でやってきて、最後の年に3部に落ちてしまってすごく落ち込んだんですけど、でもやっていくうちに足りないものがすごくありました。順大を変えようじゃないですけど、このまま2部に上がってまた通用しないでもう一回落ちるようなことになるのなら、もっとチームとしてベースをしっかり作ろうとやってきたんです。最終的に負けてしまいましたが順大自体はいい方向に向いているので、3年生には辛いとは思うんですがあきらめずにやって欲しいなと思います。自分たちが落ち込んでいてもというのがあったので、今は笑顔を心がけていようかなという感じです」

―変えようというのはどういう辺りですか?
「順大は自分が1年生のときは年功序列的な部分が強くて、もどかしさがありました。趙さん(2011年度卒)が抜けてからは高さもなくなって、案の定下に落ちてしまって。でも見ていれば結果通りだったんだなと思うこともあったし、ディフェンスとかリバウンドとか細かいところからもう一度やろうとしてきました。自分たちの代は自分と昌志(#99小川)とあとは平(#5)というのが控えで頑張ってくれて、その3人しかいないので、下級生の力も必要でしたが、新人戦では7位になったり頑張ってくれました。リーグ戦でもう一回自分たちの良さを出していって、しっかり3部で勝っていって2部に上がるのが目標でした。それだけを目指して1年間やってきたと言えます」

―そうやって取り組んできた中で今日勝てなかったというのは、まだ少し足りない点があるということですね。
「一次リーグで全勝したあと、自分がケガをしてしまったんです。自分がいない状態でもみんな頑張ってくれたんですけど、1敗してしまいました。それで最後自分が出なければならなくなったんですが、立教大に負けて2位でした。優勝できなかったことに対してダメージがあったし、それでも切り替えてやろうと思ったんですが、また入れ替え戦前に自分がケガをしてしまいました。チームのみんなは自分がいなくてもすごく頑張ってくれたんですけど、どこか足りない気がしたし、自分も入れ替え戦の前日に練習に入ったんですが馴染みきれなかった部分もありました。ずっと自分が点を取って、まわりもそれに合わせてくれるスタイルだったので、そこも課題だったかなと思います。自分がいないことでみんなが自分が、自分がという部分を出してくれたのは良かったんですが、2部と比べるとまだ劣る部分を感じました。それでまわりもアタフタしてしまって入れ替え戦は勝ちきれなかったかなと思います」

―後半は泉選手のシュートも入っていい時間帯もありましたが。
「あそこで盛り上げようと思ったんですけど、一歩足りずというか、相手の方が上手でした」

―でも新人戦ではいい結果を出したり、下級生が育ってきたというのは収穫ではないでしょうか?
「下級生が結構出ているので、そこはそうですね。あとは今の3年生がメインになって来年どれだけ2部でやれるかだと思ってはいたんですが、それはできなくなってしまいました。でも足りないから上がれなかった訳なので、それは何だったのかもう一回自分たちで探してもらって、チーム自体がいい方向に向くようにやってもらいたいです」

―最後は残念でしたが、順天堂大で過ごした4年間はどうでしたか?
「自分が順大に来た理由は小川と、辞めてしまったんですが鈴山が来ると聞いたからなんです。自分たちはプレースタイルも違うし、サイズもそこそこあって面白そうだなと。それに、自分たちが下級生の頃、新人戦の前に練習試合で筑波大と戦って15点差くらいで勝てたんです。順大が筑波に勝つなんて大変なことだし、そのまま順大のベースを作っていくつもりでした。でも大会前に誰かケガをしたり、チーム内でごちゃごちゃしてしまったりして、なかなか揃わずうまくいきませんでしたね。でもやり続けることが大事だなと思ってここまでやってきました」

―泉選手はそうした中でも昨年あたりからチームを引っ張るプレーを見せてきましたね。
「点を取るのが自分の仕事だと思っているので。エースとまわりからも言われていたけど、エースはやはり点を取ることに執着していく必要があると思います。でもエースが点を取って、そこからまわりが動くという形だったので最後はそこで仕事ができなかったのは悔やまれます」

―ケガは治ってはいなかったんですか?
「まだです。痛み止めを飲んではいたのでやっているときはまあ大丈夫だったんですが」

―では今年できなかったことを来年後輩に託すという形になりますね。
「今は多分いろいろ言われても後輩も耳に入ってこないと思うんですが、自分たちも1年間やってきて気づいたことがあるし、後輩も1年後に自分たちの気持ちが伝わっていればいいかなと思います。苦労すると思うんですが、本当に頑張って欲しいと思います」


関連記事

テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

EDIT  |  15:55  |  2013リーグ戦2部・3部/入替戦  |  Top↑
 | BLOGTOP |