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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.10.20 (Sun)

【2013リーグ2部】10/20レポート

国士舘大が入れ替え戦&インカレ出場枠を獲得
混戦の2部もあと2試合で運命が決定


130120adachi.jpg 残すところあと2試合の2部も少しずつ決着がつき始めている。ここまで無敗の慶應義塾大は国士舘大と対戦し、16戦目にして初黒星。国士舘大はこれで最終週を待たずに2位確定となり、昨年同様に入替え戦進出。そしてインカレ出場枠も手に入れた。一方、日本大はこの日8位の日本体育大に敗戦。これによって3位争いはさらに混迷。入れ替え戦の残り1枠は、最終週に決定することとなった。1部とはまったく違う構造の、限られた枠を争う熱さを持ったリーグも、残すところあと1週だ。


 3位獲得のためには残りを落とせない法政大江戸川大と対戦。法政大は#24加藤(2年・F)が1Qから気持よくミドルシュートを沈め、一方の江戸川大は#1田中(4年・G)、#17菊池(3年・G)の外が決まり、速攻も出て21-20。2Qも互いに入れ合う形が続いたが、法政大は#7藤井(1年・G・厚木東)の3Pや#5松澤(3年・C)のゴール下も生きて徐々に引き離し47-37とリードして前半を終えると、後半の立ち上がりで#0高田(4年・G)のシュートが連続で決まり、波に乗った法政大が93-69と最後は30点差をつけて勝利した。

 3位の望みをつなぎたい神奈川大関東学院大の対戦は、2Q以降を押し切った関東学院大が勝利した。1Qこそ互角だったが、勝負を分けたのは2Q。関東学院大は#7荒木(4年・F)の3Pが立て続けに決まり、ファウルでベンチへ下がった#10エリマン(3年・C)不在の影響も感じさせず#15下山(4年・CF)が奮闘し、前半で32-45とリード。反撃したい神奈川大だがこの日はどのシュートも短く、なかなかネットを通過しない。オフェンスのリズムを立て直せないまま引き離され、最終スコアは59-88。関東学院大は#7荒木が7本の3Pを沈めて31得点と勝利の立役者になり、3位の可能性をつないだ。

写真:この試合スタメン出場となった法政大・安達。

※法政大・藤井選手、関東学院大・下山選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【駒澤大は終始粘るが東洋大がリードを保つ】
131020komazawa.jpg 東洋大駒澤大の対戦は、前半は東洋大ペースの24-35。駒澤大は最初に差をつけられるとそこでズルズルと離される悪いクセが出そうになるが、後半になってからもあきらめずにつないだ。東洋大は3Q序盤に24-42と大きく引き離すものの、途中からなかなかシュートが決まらなくなり、駒澤大の追い上げが始まった。#7佐野(3年・SG)の3Pが決まり#8野村(3年・SG)もそれに続くとじわじわ点差を詰めていく。東洋大は終盤に#7筑波(3年・F)、#11中村(1年・PG・幕張総合)のシュートが決まり36-48と12点差にするが、4Qは再び駒澤大が盛り返す。東洋大は#4井谷(4年・C)のファウルトラブルがあり、#6村上(3年・G)が得点していく。駒澤大もアウトサイドで得点して10数点差でついていき、終盤になると#11中野(2年・G)のバスケットカウント、#7佐野の3Pが出て東洋大のテクニカルで得たフリースローを決めて更に差を詰める。東洋大は追いつかれるまではいかないが、駒澤大は終盤に#11中野が2本の3Pを連続で決めて62-59。3点差まで追い上げたものの、惜しくもそこでタイムアップとなった。

 駒澤大は1Qが8点に終わったのが惜しまれる内容だった。しかし3部との入れ替え戦に向けてチームの良い部分も出てきている。この調子で残り2試合を戦いたい。東洋大は1Qと3Qでロースコア気味となったのが響いた。まだ波が出る場面があり、そこを修正したいところだ。

写真:最後に3Pを決めた駒澤大・#11中野の頭を#8野村も笑顔で叩いていた。

東洋大学:8勝8敗
駒澤大学:1勝15敗

※東洋大・宮里選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【勢いあふれる攻守で日本体育大が日本大を下す】
131020honma.jpg 1Qからアグレッシブな攻撃が続いた日本体育大が、3位を死守したい日本大を下す金星をあげた。1Qは17-15と日体大の2点リード。2Qも日大が追う形でクロスゲームとなるが、残り約1分で#9佐野(2年・G)のフリースローで日本大が逆転。続けて#9佐野の3P、#14高橋(1年・SG・札幌日大)のシュートもあって33-37と日本大がリードして前半を終えた。

 3Qも接戦が続いた。日本大は#37安田(4年・G)の3Pに#14高橋がコンスタントに得点。しかし日体大は#9出羽(3年・F)が好調で#88万(2年・C)もインサイドでバスケットカウントを獲得。#11北川(4年・G)も一対一からのシュートや#9出羽へのアシストを決めていく。どちらに流れが傾いてもおかしくなかったが、Q半ばで畳み掛けるような攻撃が続いた日体大が58-47とここで一気に引き離すことに成功した。それでも日本大は4Qに#14高橋のスティールからの速攻、#25菊地(4年・F)の3Pなどで盛り返そうとするが#24刘(2年・C)が連続ファウルで流れを掴めない。日体大は得たリードを守って得点を重ねていく。残り3分となり、日本大は必死の攻撃が続き、#20舘(2年・C)のバスケットカウントやゴール下、#14高橋のシュートなどで3点差にまで戻すが、日体大は#11北川が3P、フリースロー、速攻と最後のオフェンスで主導権を握り、79-70で勝利した。

 日本大はインサイドを攻めきれず、バランスが悪い状態を改善できなかった。法政大、関東学院大に勝率で並ばれたが法政大が対戦結果で上回り3位から転落。残り2試合に3位を懸ける。日体大は終始良い状態で試合ができた。良い日と悪い日の差が激しいが、北川、出羽の活躍が鍵だ。入れ替え戦圏内から抜け出せるか、こちらも残り2試合が重要だ。

写真:勝利にガッツポーズの日体大・本間。

日本体育大:7勝9敗
日本大:9勝7敗

※日本体育大・北川選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【慶應大は追いつくも国士舘大の集中力が上回る】
131020hara.jpg 既に優勝を決めている慶應義塾大は、勝てば2位が決まる国士舘大と対戦。国士舘大は勝ちへの強い意欲が1Qからあふれるプレーぶりで、立ち上がりはリードする。慶應大も次第にエンジンをかけて1Qは19-23リード。しかし2Q頭に国士舘大ディフェンスを割れない時間帯に逆転され、ファウルも込んで前半は44-32と逆転されてしまう。

 3Qに入り、慶應大は#14大元(2年・G)の得点で盛り返すが、国士舘大も#22原(2年・F)、#4松島(4年・G)、#9新田(3年・C)らが途切れず得点し、#8伊集(3年・G)の3Pで流れを掴んで再び慶應大を15点引き離す。慶應大は終盤に必死のディフェンスで立て続けに国士舘大からターンオーバーを奪い、追い上げ開始。65-60と5点差にして4Qに入った。慶應大は#16 伊藤(3年・G)の3P、#11権田(3年・F)や#21西戸(1年・G・洛南)のシュートで残り7分半で逆転。しかし国士舘大もここで切れなかった。#8伊集と#9新田で得点していき、1点を争うクロスゲームに。慶應大は#4蛯名(4年・G)が5ファウルになってしまうのとは反対に国士舘大は流れが途切れず90-83で逃げ切り、大きな1勝をあげた。

 国士舘大はディフェンスが良く、慶應大の一対一を封じる場面が目立った。また、ガード陣のドライブからの新田へのパスがよく通り、何度も慶應大ディフェンスの裏をかいての得点が続いた。これで昨年に続き入れ替え戦、そして念願のインカレ出場を手に入れた。再びの旋風となるか、期待がかかる。

 慶應大はリーグ戦初黒星。この日は相手の攻守に対し後手を踏む部分が多く、ディフェンスの甘さも目立った。優勝を決めているとはいえ、気持ちを再度引き締めることが必要だ。次戦は再び調子を上げてきている関東学院大戦。前回は最後まで1点を争う勝負だっただけに、油断は禁物だ。

写真:アグレッシブなオフェンスを見せた国士舘大・原は18得点。

国士舘大学:12勝4敗
慶應義塾大学:15勝1敗

※国士舘大・新田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「最後までブレないでやっていきたい」
主将としての思いとチームに残したいもの

◆#3宮里航貴(東洋大・4年・PG)
131020miyasato.jpg8週目は2試合ともスタメンで出場し、気持ちのこもったプレーを披露した。試合中も常に声を出してチームメイトを鼓舞し、堂々たるキャプテンの姿だった。ラストシーズンに賭ける思いは強く、とりわけ子どもの頃から知っていた沖縄の選手たちとのマッチアップには負けたくない思いが溢れ出て、印象に残った8週目となった。現状の順位には悔しい思いもあるが、残りの2試合にすべてを懸ける。


ーこの8週目にスタメンとなりましたが、何か理由があったのでしょうか?
「まだこの話は誰にもしてないんですが、日体大との試合のあとに監督の目さんと話をしたんです。そのときに次週の相手が国士舘大で、キャプテンの松島くん(#4)は小学生のときからやりあっていて、中学校でも県大会をかけたり、高校のときも県予選の決勝などでライバルとして戦ってきました。僕は引退したらバスケはできないので、ライバルとやるのも最後かなと思って、監督に自分から出させてくださいとお願いしたんです。監督も伊集(国士舘大・#8)も興南高校の後輩なのでそこも止められるならと。何年も一緒にプレーしているし、癖や気持ち面もわかっているので、国士舘に勝つためには自分が出た方がいいんじゃないかなと思ったし、ちょうど中村(#11)の調子がいまいちだったので、自分から切り出しました」

ーそういうことだったんですね。その国士舘大戦は宮里選手の攻め気がとても見えました。
「そうですね、手は抜けない相手だったし思いが一番強かったんじゃないかなと思います。あの試合は相手も含めて沖縄勢がとても良かったんじゃないかなと思います」

ー結果は負けてしまって残念でしたが…。
「勝てなくて試合後にすごく泣いてしまったんですけど、悔しさが先行して、そのあと寂しさが出てきてしまいました。そういう姿を見せるのはキャプテンとしては本当はいけないと思うんですが。でもシュートタッチは最近すごくいいし、監督が今日も使ってくれました。出ている以上は4年生のキャプテンとして後ろの3年生、2年生、1年生がついてこられればいいなと。気持ちでプレーできるんだよというところを見せて残りの2試合を戦えればいいかなと思っています」

ー国士舘大戦はかなり宮里選手もシュートを決めましたね。今日の試合はパスが多めだったのが印象的でした。
「パスについては試合中も練習中も僕からフォワードの遠山(#24)や村上(#6)にどうもらえば簡単にシュートが打てるとか、どうもらえばドライブに行きやすいとかそういう部分を常に指示しています。国士舘大は相手のディフェンスがそういうところを上回っていました。今日はそこまでのプレッシャーではなかったので、のびのびプレーできたんじゃないかと思います」

ーここまであまり試合に出る機会がありませんでしたが、そういうときはどういう働きかけをしていましたか?
「出ていないときは出ていないときでベンチの空気を温めたりとか、試合に出ている人に出ていないくせにうるさいなと思われても、そこはキャプテンだから何でも言っていこうと。試合に出たら全力でプレーしてやるだけやってみようと。ベンチから出てくるのって体も冷えて動かなくなっているし難しいじゃないですか。それでも無理やり動かすようにとか、集中力を出すとかそういう部分を心がけていました。キャプテンができることは試合でプレーすることだけじゃないので、コート外でできることをなるべくやろうと思っていました」

ーでも試合に出たときもずっと声をかけている姿も印象的です。
「結構必死にやっていますね」

ー今日の試合は駒澤大も最後頑張って追い上げられましたが、修正したい点は。
「やはり安定していないところですね。粘れるチームじゃないというか、やられたらやられっぱなしで。先行して点数を離しても追いつかれたりとかいうことがあります。ブレないチーム、芯があるチームは本当に強いと思うので、そういうチームを作って来年に村上や筑波(#7)や遠山に引き継げれば4年生としての仕事はそれでいいかなと思っています」

ー自分としてはあと2試合どう戦いますか?
「僕自身がブレないことですね。試合に集中していないとか、残り2試合だから消化試合でいいやとか、そんな試合にしないように。入れ替え戦やインカレは無理ですがどれだけ高みを目指して勝利にこだわっていけるかを見せていきたいです」

ー今年は4年生で試合に絡むのが2人で大変でしたね。
「でも去年のキャプテンが前田さんがひとりで頑張ってきて、それを見てきていたのでそこは楽だったのかなと。それに去年にもまして3年生が協力してくれて、チームをまとめたり声を出していこうという姿勢が見えたので、そこは助かりましたね。やっと成長してきたという感じですが(苦笑)」

ー3年生たちはリーグの後半になってとても良くなりましたね。何かきっかけはあったんですか?
「1年生が調子を落として試合に出る機会が増えて、プレーしている中で自分のいいプレー、悪いプレーが分かってきてそれを修正していこうという風になったと思います。日曜の試合が終わったあと月曜日にみんなでビデオを見て、自分たちで修正できたのが良かった点だと思います」

ー自分たちがやらなければという風に思えたのでしょうか。
「そういうのは監督や僕が言うことではなく、自分たちで気づいていかなければいけないことなので、大事なことですね」

ーでも2カ月でチームの成長も見えたように思います。
「インカレを目指していたんですけど、限界が見えた部分もありました。他のチームも頑張っていてチーム力があって…。キャプテンとしてはチーム力で負けるのは悔しいですが、でも今ある力をブレないで出せるように。まだ順位は決まっていないし上を目指してチームが成長できればいいなと思います。あと2試合、勝ちにいきます」

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「後輩のために何かひとつは残したい」
紆余曲折のリーグを越えて見えてきたもの

◆#11北川 弘(日本体育大・4年・G)
131020kitagawa.jpg前日の敗戦とは打って変わったアグレッシブなプレーを続け、日本大を圧倒、快勝した。特に北川と出羽のコンビが活躍したが、北川の元気がいい日の日体大はやはり雰囲気がいい。長丁場のリーグ戦で勝ちをつかみそこねてきたが、いい形での勝利を次につなげたい。
序盤に躓いてから苦しい戦いが続いた日体大。そうした中でももがき続けて何かを形にしたいという思いは強い。8週目を終えて8位と入替え戦圏内にとどまり、上のチームとは1勝差。残り2試合を持てるものを出して戦うだけだ。


ー前半から相手を上回っていい流れで勝ちきれましたね。
「最近ゾーンを敷いて、出だしは良かったし、最後の勝ちきれへんという部分でやもやもやとしていたし、何がダメで何がどうなっているのか正直分かっていないし、スタッツを見てもリバウンドが負けているというくらいで。最後の勝負どころの甘さが出ていてここまでズルズルきてしまいました。どことも力の差はなかったと思うし、うちが上位にいても不思議じゃなかったんですけど、こういう風になってしまっています。でも神大戦から2-2-1から2-3のゾーンに変えてまあまあ自分が好き勝手動かしてもらっていて、後ろも動いてくるようないい状態の流れができてきました」

ーなぜ勝てないかという部分については話し合ってきたのでしょうか?
「ミーティングでは勝負どころのリバウンドと、声がない、意気消沈しているという部分があがりました。自分かまわりの誰かを探して24秒のタフショットになってしまっていて、それは神大のオーバータイムでは典型的な形として出てしまいました。そういうのはナシにしようと。それだったら誰かが攻めて行くしかないし、ピックを呼んで攻めようと。あのオーバータイムから練習の雰囲気も変わってきました。みんなが勝ちたいと思っているし、あのオーバータイムは負けたけれどそういう点では良かったのかなと」

ーゲームによってかなり差があるなという印象です。
「そうなんですよね。いいときはみんなむちゃくちゃいいんですが、悪くなったときに誰が打破するかなんです。自分しかいないんですけど、そこが自分が甘いところで、打破してチームを救えていなかったというのがこのリーグ戦の反省点だし、まだもっとやり方があったんじゃないかと。自分の声の掛け方とかプレーの入り方とか、それは特に反省点です。もっと自分がそうしていたら上位に食い込んでいただろうし、1位でもおかしくなかったなと」

ー出羽選手(#9)と北川選手が噛み合っている日はすごく良いですね。
「出羽はむっちゃやりやすいし、自分が想像してドライブしてここに行くから出羽がここに来るという部分のズレがほとんどなくて対応しやすいし、ピンポイントで来て欲しいところに来るときもある。自分が思い描いてドライブしたときの空間に合わせてくるので今まででも一番やりやすいですね」

ー後半になって特にふたりの息があったプレーが増えた気がします。
「ふたりでビデオを見て話していても自分のマークマンがかなり寄っていたりしていることを話し合って、そういうときに出羽にパスすれば決めてくれるしそういう信頼関係が徐々に出来てきたと思います。今は何の疑いもなく信頼してパスを出せますね。あいつも成長してきたしすごく良かったと思います」

ー苦しい状態でのリーグ戦ですが、今日の日大戦に勝ったことでもうひと山越えられそうという感じでしょうか。
「このままでは本当に終われないと思ったし、実は先週の水曜日に明治と練習試合をさせてもらって、すごく強いと思いましたが今日みたいなゲームもできたんです。最後は負けたんですが、1部の青学とかに勝っているチームはディフェンスも一対一もすごかったし、あれを体感できたのはありがたかったです。こんなディフェンスもあるんだと。ディナイも激しくて足元にくるし、抜かれてもすぐにヘルプにくるし、ぜんぜん行かしてもらえへんなと。でも自分たちも似たようなプレーができるのになんでリーグではできなかったんだろうなとか、ここでプレッシャーをかけられたら嫌だという部分を真似してみたり、明治さんと練習試合できて4年の最後の最後に強い相手とやれて幸せでしたね。塚本さんには本当に感謝してます。そのあとアドバイスもいただきましたし」

ー春から比べてチームは変わったと思いますか?
「ここが変わったという大きなものはないんですが、みんなのびのびやっている感じになりましたね。自分もはずされたときもあったけど、声を掛け合ってやるようになったし、学年に関係なくこうした方がいいと言い合えるようになりました。スタイル的にも自分がフリーでやってそこにみんなが合わせてくれて良くなってきたし、俺が俺がというよりはみんなでという風になってきたので、そこは良かったと思います。自分もやりやすくなりました」

ー確かに北川選手は途中でベンチスタートになって、あまり調子が良くなさそうな期間もありましたね。
「変に考え過ぎた時間があってはずされたと思います。責任を取らなければいけないし、それをすごく感じていたんですが、やはりチームなので。そこがまだ自分が甘かったところでみんなを信頼しきれていなかったと思います。でもそこで折れずにやっていたので藤田さんにもまた戻してもらえたと思うし、なんとか取り返さなあかんとは思っていたんですがチームスポーツとして必要な部分を大事にすべきでした」

ー残り2試合を大事にしたいですね。
「やっぱり後輩たちのために何かひとつでも残したい。こんなプレーもあるし、こういうやり方もあるんだって残していけたら幸せだし、チームを出て行く身として何かを残してやらないとと思います。4年生として意地もプライドもあるし、日体大のバスケットを伝えられたらいいなと思います」
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「先輩たちの期待に応えてやっていくだけ」
法政大の次世代の担う期待のルーキー

◆#7藤井裕太(法政大・1年・G・厚木東)
131020fujii.jpg新人戦から輝きを放ち、ベンチスタートのルーキーとしては度胸も良く、コンスタントにシュートを決めてチームを助けている。これまで得点面で大きな負担を担ってきたエースの高田も「点を取ってくれるので楽」と信頼を寄せているが、この試合でも16分間の途中出場で12得点と十分な活躍だった。まだ結果は分からないが3位の可能性も残るリーグ戦、あと2試合の戦いぶりに注目だ。


ー今日はいい内容で勝てたと思いますが、ここまで初めてのリーグ戦を戦ってきてどうですか?
「ずっと試合をしていく中でいい試合も悪い試合もありました。悪い試合をしたときは切り替えて、いい試合としたときはそれがどんどん続けて盛り上げていくように心がけてきたんですが、やはり負けが続くときもあって、そういう反省を活かして来年にもつなげたいです」

ー疲れはないですか?
「体力的にはそんなにはありません。どちらかと言うと精神的な疲れですね。前の試合では負けられない試合だったのに神奈川大にやられてしまって。今日は日本大が負けてくれたので助かった部分はありますが、ああいう部分は緊張しますね」

ーでも藤井選手は途中から出てきてもいいシュートを決めていますね。
「先輩たちがどんどん好きにやれというか、思い切りやれと言ってくれるのでそれに応えていくだけです」

ー高田選手(#0)が勝手にどんどん点を取ってくれるので楽だと言っていましたよ。
「そんなに取る訳でもないですけど、そう思われているなら嬉しいです」

ー新人戦のときからスコアラーとしては十分結果を出していると思いますが、大学の試合はここまで経験してみてどうですか?
「高校と違うのは体ですね。今はその部分では勝てないのでスピードやシュートを打つ部分で戦っています。これからはもっと体を使ってドライブなんかもできるようにしたいです」

ーシュートは本当に上手ですが、昔からシューターだったんですか?
「小さいころから遊びでもバスケが好きでやっていたので、そういう部分が活きているんだと思います」

ーシックスマンで出るのは難しくありませんか?
「あまりそれは感じないですね。ただ、いつ出るか分からないのだけがちょっと大変ですけど」

ーあまりベンチスタートというのは負担ではないんですね。チームは少し負けが込んでしまいましたが、今日の日大の敗戦で可能性が出てきましたね。チームの雰囲気はどんな感じですか?
「毎回負けても次に盛り上げようとしています。これまではダメな雰囲気になることもあったんですが、今日は悪いときでもコートでもベンチでも声を出してやれました」

ー1年生としては一生懸命やるだけでしょうか。
「そうですね。何も考えずにというとあれですけど」

ー来年のことを考えたりはしますか?
「来年は歳也さん(#0高田)もいなくなるので1番をやることも出てくるのかなと。リーダーシップも必要になるし、後輩も入ってくるのでもっと引っ張っていけるようになりたいなと思います。歳也さんがいるうちに勉強したいです」

ーあと2試合ありますが。
「次の駒澤には絶対勝って、最終の日大戦は本当に勝負なのでそこで入替え戦に行けるか行けないかが決まると思います。いつも通りといえばそうなんですが、それ以上に頑張って盛り上げていきたいです」

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「今日インカレを決めようと集中していた」
無心のプレーで慶應大から大きな1勝をあげる

◆#9新田華武伊(国士舘大・3年・C)
131020niita.jpgガードとの抜群のコンビネーションで何度も慶應大ディフェンスの裏をかき、28得点の大活躍。本人は試合中のことは何も覚えていないという無心のプレーが結果につながった。国士舘大が好調の試合は新田が効果的な働きをしていることが多いだけに、入れ替え戦、インカレに向けて今後の活躍ぶりにも期待がかかる。


ー勝てばインカレ出場が決まる状況だったんですが、気合が入っていたのでしょうか。
「日大が前の試合で負けたのはあったのでそうですね。でも日大が負けなくても慶應大にはトーナメントでも1巡目でも負けていたし、絶対勝とうとして練習してきました。日大が負けてより一層、今日インカレを決めようという気持ちで頑張りました」

ー今日は慶應大にあまりシュートを打たせない、いいディフェンスでした。
「うちは本当にディフェンスからなので。オフェンス力はあまりないのでディフェンスから速攻を意識してやってきていて。上のディフェンスはタケ(#4松島)や祐二(#14高橋)がいるし、本当にあのふたりに助けられています。もし上の人達が抜かれたら下でしっかり止めようとして頑張っていました」

ーでも勝負どころのリバウンドもかなり取れていたと思います。
「そうですか?あまり覚えてないです(笑)」

ー集中していたんですね(笑)。あとは高橋選手や伊集選手(#8)がドライブを仕掛けてからの裏パスもよく通ったなと。
「先生からもあそこはちゃんと合わせろと言われていたので意識していました。自分は合わせるだけなのでそんなに大変じゃなかったです。慶應の方も祐二が抜いてもカバーに来るので、そこは逆に自分がフリーになってチャンスと考えていました」

ー前回の対戦では途中から引き離されてしまいましたが、この試合は追いつかれても焦りませんでしたね。
「1巡目は出だしも集中力に欠けていて、早めにゾーンしたのもうまくいかなくて、ダラダラ続いてしまいました。今日は集中して終盤のゾーンも機能しました。ゾーンは声を掛けないとぜんぜん機能しないのでみんな声を出していて良かったと思います」

ーこれで2位、インカレも決定ですが今いる選手たちには初めての出場ですね。まだ入れ替え戦ももちろんありますが。
「今年、新チームになってから1部昇格、インカレ優勝を目標にしてきました。去年は入れ替え戦で早稲田に負けて、このままいくとまた相手が早稲田かもしれませんが入れ替え戦でもしっかり勝ってインカレに臨みたいです」

ー去年と自分たちは違うという手応えはありますか?
「去年も頑張っていたんですけど、今年は本当にタケとかを始めチーム一丸となってベンチに帰ってもみんな声を掛けてくれるし、応援団も来てくれるし、いいチームです」

ーまだ2試合あるし、気は抜けませんね。
「来週負けたらまたいつもと同じ国士舘になってしまうので、来週は2勝して入れ替え戦に行きたいです」

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「みんなで勝ちにいきたい」
わずかな可能性に望みを懸けて

◆#15下山貴裕(関東学院大・4年・CF)
131020shimoyama.jpgセンターのエリマンのファウルもあって、早めの出場機会を得たが、さほど深刻なファウルトラブルではなかったものの、下山が25分間と長い出場時間を得て10得点8リバウンドと貢献した。
荒木と同じく八戸西出身で、1年生の新人戦以来、同学年の選手たちと切磋琢磨してきた。最後の年に望むものを手に入れられるのか、残り2試合にすべてを賭ける。


ー今日はエリマン選手よりも長い出場時間となりましたね。
「今日はエリマンのファウルが込んでしまって、出場になりました。自分はインサイドのつなぎ役として使われているので、そこをしっかりやってくれという監督の起用に応えられたかなと思います」

ーリバウンドも取れていたし、いい形のつなぎというか、ほぼメインでインサイドを固められたのでは。
「今日はたまたまです。今は自分が5番、4番の役割なのでリバウンドが仕事だし、そこでつないで外のガード陣に渡すのが仕事だし、そこをしっかりやっていこうとしています」

ー神奈川大もずっと接戦を制して上がり調子だったのに、今日は相手にいいところを出させませんでしたね。
「先週の話も聞いていて、上がり調子だったので自分もやばいなと少し思っている部分もあったんですが、やってみたら今日はみんながいいプレーができて勝つことができました」

ー少し負けもありましたが、チームの状態はどうですか?
「下には行きたくないのはもちろん、上に行きたい気持ちは強いのでみんなで練習を盛り上げて頑張っています。荒木(#7)の調子もまた上がってきたのでだいぶ助かっていますね」

ー荒木選手は良くなりましたね。
「荒木とは高校から一緒だし、長い時間一緒にやってきてわかる部分も多いので、今日は合わせも結構やれました」

ーそういう意味では4年生が活躍しているとチームもいい感じになりますね。
「4年生はみんな仲がいいし、プレーでもどうしたいとか話し合う方なんです。監督はあまり言いませんが、練習中から試合はこうしよう、と学生で自主的に話し合います。それがいい感じになってきていると思います」

ー残りの試合はは勝たないといけない状況ですが、
「順位的には勝率は同じでも法政が上にいて難しいですが、狙えるなら狙いたいし、あと1週なので頑張りたいです」

ー可能性にかけたいですね。
「そうですね。最後のリーグだし、4年生として頑張っていきたいです」

ー残りは慶應大、国士舘大が相手ですね。
「厳しいとは思いますが、一戦目は国士舘大は勝っているし、慶應大は接戦だったし次は勝てない訳ではないと思います。今度はみんなで勝ちにいきたいです」

ー4年生として負けられないですね。
「意地でも勝ちたい。その気持ちで頑張ります」


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