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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.10.12 (Sat)

【2013リーグ2部】10/12レポート

現時点の暫定順位は1位慶應大・2位日本大・3位国士舘大
しかしまだまだ順位変動の可能性あり

131012takahashi.jpg 今週も1部リーグは休止の中、2部リーグでは熱い戦いが繰り広げられた。日程は終盤に入り、佳境の2位争いに動きがあった。法政大と国士舘大の直接対決で国士舘大が勝利し、法政大が4位に。国士舘大は勝率では日本大に並んだものの直接対決の得失点であと4点が足らず、暫定3位。日本大は江戸川大に競られるがなんとか振り切り2位の座を守った。下位争いでは神奈川大が延長の末に日本体育大を下して暫定7位に。日本体育大は8位となり負け越しが3となってしまった。

 上位の形も次第に見えてきたが、やはり気になるのは2位争い。入れ替え戦は3枠あるがインカレには2位までしか進めないだけに、どこも必死だ。1敗が生死を分ける緊迫した戦いをどう乗り越えていくか、あと5試合でそれを問われる。


 同率2位で並ぶ法政大国士舘大の注目対決は、2Qで差をつけた国士舘大が一方的な試合内容を展開した。立ち上がりこそ互いに点を取り合っていくが、国士舘大が#22原(2年・F)、#14高橋(4年・G)を中心に得点し、#20馬(1年・C・日本航空)なども高さを活かして攻撃し、1Qは18-14のリード。法政大は#24加藤(2年・F)のミドルシュートが思ったように決まらず他のところも得点できない。2Qになると#8伊集(3年・G)の3Pを皮切りに乗った国士舘大はディフェンスでも法政大のオフェンスを止めて一気に突き放しにかかる。法政大はこのQはフリースローでやっと得点するような場面が目立ち、7点しか奪えず前半で46-21と大差がついてしまった。すると3Q以降は国士舘大が優位に試合を進め、94-52と40点以上の差をつけて大勝。国士舘大がこれで勝率で日本大に並び、得失点では負けているために暫定3位に浮上した。

131012nisito.jpg 首位を走る慶應義塾大駒澤大と対戦するが、試合開始から持ち前の運動量で駒澤大を圧倒し、すべてのQで30点以上を獲得、後半はベンチメンバーを使いながらも142点の猛攻で無敗を守った。ここからの対戦は法政大、日本大、国士舘大といずれも上位争いをしている気の抜けない相手が続く。入れ替え戦進出を決められるか、正念場はここからだ。駒澤大は大差をつけられたもののリスタートの速攻もよく決まり、慶應大の裏をかくオフェンスも見えた。だが残り試合すべてに勝利しても直接対決で負けている日体大を上回ることができないため、これで3部との入れ替え戦進出は確定となった。

写真上:国士舘大は高橋が奮闘し24点。日本大を上回れない厳しさはあるが、インカレに望みをつなぐ。
写真下:積極性が目立った慶應大・西戸。次戦以降まだまだ続く大事な試合で力を出し切れるか。

※国士舘大・松島選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【東洋大が関東学院大を振り切り3連勝】
131013tukuba.jpg 第一試合は、6勝6敗で中盤の順位争いをしている関東学院大東洋大の対戦。関東学院大はこの日#10エリマン(3年・C)ではなく#15下山(4年・CF)をスターターに置き、主将の#81横瀬(4年・PG)も怪我で欠場。普段と異なる布陣で試合に臨んだ。序盤は一進一退となるが、関東学院大の2連続ターンオーバーを誘った東洋大が速攻を決めて流れを掴む。さらに#7筑波(3年・F)がリバウンドに奮闘し、ジャンプシュートも好調で一歩リード。イージーミスから流れが停滞する場面もベンチメンバーが仕事を果たし、25−15と東洋大リードで2Qに入った。

 2Qから関東学院大も追い上げる。開始早々#45大熊(2年・G)がブレイクと3Pを決め、#30村田(4年・F)も速攻に走って軽快なリズムを作り出した。東洋大の慌てたミスにつけ込んで得点を重ね、開始3分で27−29と逆転。しかし東洋大もタイムアウトで持ち直し、#7筑波が攻守で活躍。さらに#24遠山(3年・F)のバスケットカウントも続いてリードを押し戻した。だが関東学院大も苦しい時間帯を#21下田(4年・F)がつないで8点差に留めて後半に入ると、#45大熊、#38蜂谷(2年・F)の高速ドライブで再度盛り返す。投入された#10エリマンも高さを生かしてバスケットカウントを得るなどじわじわ点差を縮めていった。しかし東洋大も#6村上がこのQ3本の3Pを決めて逆転はさせない。65−59と我慢の時間帯を点数的にほぼ互角で終えると、4Qはゾーンディフェンスがうまく機能。関東学院大にインサイドで勝負させず、#3宮里(4年・PG)と#11中村(1年・PG)の3Pが2連続で決まって二桁リードに突き放した。関東学院大もそこから3本の3Pを決めたが、依然として好調の#7筑波らが速攻を決めた東洋大がリードを渡さず。91−79で7勝目をあげた。
 
 3連勝を飾り5位に浮上した東洋大。得点源となる筑波もここのところ調子を上げてきており、ディフェンスも大事な場面で機能した。対照的に苦しい3連敗となった関東学院大は、これで6位に。良さも随所で出ているが、入りが重く追う展開を覆せないゲームが多い。修正を図りたい部分だ。

写真:28得点12リバウンド4アシストと勝利の立役者となった東洋大・筑波。

東洋大学:7勝6敗
関東学院大学:6勝7敗


【日本大が江戸川大に3点差の辛勝】
131013wan.jpg 前節に関東学院大を倒して2勝目を上げた江戸川大は、2位争いで取りこぼしはできない状態にある日本大にぶつかった。#25菊地(4年・F)をスタメンに復帰させた日本大に対し、江戸川大はほぼすべてのポジションでミスマッチになるような状況。それでも#1田中(4年・G)や#89陶山(4年・F)が速攻に走りスタートダッシュを切ったのは江戸川大だった。「前半は全然みんな集中していなかった」(#14高橋)という日本大は、トラベリングや8秒オーバータイムなどミスが続く。#14高橋の速攻や#25菊地の3Pで2点差にして2Qに入ったものの、その後も#24刘(2年・C)が#3王(2年・C)相手にゴール下を決めきれず、5点前後の差を埋められないまま試合は進んだ。江戸川大は#14伊藤(4年・G)が#1田中と息の合った連携でゴール下を決め、#97小澤(3年・F)もターンからタフショットを決める。前半最後に#14高橋に3Pを決められたが、3点リードで後半に入った。

 3Qは一進一退。リバウンドで強さを発揮し、#11安野(4年・SG)が3Pを決めてチームを勢いづけた日本大が逆転に成功するが、江戸川大もセルフリバウンドから得点し譲らない。2点差で入った4Qも、#3王と#24刘が互いにバスケットカウントを奪い合うなど白熱したゲームが続いた。残り6分、#29上原の速攻のバスケットカウント、さらに#14高橋が速攻から度胸満点の3Pを決めた日本大が6点リード。残り3分半に江戸川大も#1田中の3Pでなんとか1点差につめよるも、この勝負所で#14高橋が2連続で得点し、逆転はさせない。いらないファウルから江戸川大にフリースローを許して点差を縮められるものの、なんとか3点差は保って74−71で勝利した。

 3点差での辛勝に、「ギリギリ勝った」と高橋が言うようまだ課題も見えた様子の日本大。怪我を抱えながら出場している選手も多く、リーグ終盤に来て過酷な戦いを強いられている。ここから5試合、今の位置をキープできるかどうか勝負の瀬戸際だ。対する江戸川大は、長くリードしつつも勝負所でやられた形となった。下との入替戦も見えていきている位置にいる。3勝目をあげて弾みをつけたい。

写真:江戸川大・王と日本大・刘のマッチアップも白熱した。

日本大学:9勝4敗
江戸川大学:2勝11敗

※日本大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【延長までもつれた試合を神奈川大が粘りで制す】
131012furuhashi.jpg 負ければ8位の入れ替え戦枠内へと入ってしまう日本体育大神奈川大の対戦は、互いに主導権を握り合い、延長にまでもつれ込む白熱した内容となった。1Qはロースコアで、互いに点が入らない時間帯が長く11-12。2Qもこの僅差の点数で推移していった。日体大は#11北川(4年・G)、#9出羽(3年・F)のオフェンスが良く速攻も出始める。神奈川大は日体大のゾーンにオフェンスが重くなるが#24吉永(3年・F)の3Pや苦しいところで#7古橋(4年・F)の3Pが2本続き、一時は引き離されそうになったが持ち直して28-31とリードで前半終了。日体大は残り2分無得点に終わったのが痛かった。

 3Q、日体大のディフェンスが効き、神奈川大は立ち上がりで沈黙。だが日体大もオフェンスファウルが続き波に乗れない。神奈川大は#98大石(3年・G)の3Pと#29田村(4年・F)の速攻が出て#7古橋の3Pで一気に10点のリード。しかしここから日体大も粘り#9出羽と#11北川の得点源がゴールしていき、#1本間(3年・G)のスティールであっという間に同点に戻した。神奈川大は得点が止まってしまい、48-46の日体大2点リードで最終Qへ。

 4Q、日体大は#11北川が2つのスティールで神奈川大の意表を突くも、ファウルも続いてしまう。神奈川大は大きく離されない状態でついていくが、日体大の激しいプレスにターンオーバーも出る悪い流れ。日体大は#12周(3年・C)のバスケットカウントや#11北川のアウトサイドでリードを保つが、神奈川大は#7古橋の3Pが2連続で決まり離されない。残り1分、日体大は#11北川のバスケットカウントで4点のリードに。しかし神奈川大は#24吉永が得点と好ディフェンスを見せると、残り30秒で#14田代(1年・F・東海大相模)が混戦の中でリバウンドを確保しフリースローを獲得。これが2本決まり同点に戻した。日体大は残り20秒で#15濱田(3年・F)が#1本間(4年・G)のアシストを受けて71-69。しかし神奈川大は最後のオフェンスで#98大石が決めて71-71として延長に突入した。

131012kitagawa.jpg 立ち上がりにチャンスを掴んだのは日体大。#12周のゴール下と#9出羽のバスケットカウントで4点リードに。神奈川大はファウルが続いて苦しくなるが、残り2分半から#7古橋のオフェンスが爆発する。2連続のゴールに#20早川(4年・G)へのアシストも出て残り48秒で逆転。無得点が続く日体大から残り時間は次々にフリースローを得ていき、78-86でタイムアップ。神奈川大が我慢の試合を制した。

 神奈川大は日体大のゾーンに苦しんだが、エース古橋がほぼフル出場で3P5本の35得点、リバウンドは12本、アシストも6つ出してこの難局を乗り切った。終盤のルーズボールやリバウンドで貢献したルーキー田代の存在も頼もしかった。日体大は出羽が24点、北川が26点と奮闘するが頼みのインサイドが機能せず、最後の勝負どころで粘り負け。大事な時間帯で得点が止まってしまいがちな部分が目立った。

写真上:苦しいところを打開した神奈川大・古橋。エースとして仕事を果たした。
写真下:日体大・北川は26点、アシスト8、スティール3と奮闘するが惜しくも敗戦。

神奈川大学:6勝7敗
日本体育大学:5勝8敗

※神奈川大・田代選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「4年生がプレッシャーに打ち克たなきゃ結果は出せない」
強い責任感と危機感で仲間を引っ張る、チームの核

◆#4松島良豪(国士舘大・4年・主将・G)
131012matsushima.jpg今シーズン、国士館大の選手たちは皆口を揃えて彼の存在が大きいと言う。それだけ仲間からの信頼が厚く、熱い気持ちでチームを引っ張る素晴らしいリーダーシップの持ち主だ。「プレーや技術面では引っ張れない」と本人は言うが、今季は自主練の成果も出てシュートの決定力もぐんとアップし、リバウンドや体を張って飛び込むルーズボールなども奮闘して背中でもチームを引っ張っている。
国士館大は同率2位で並ぶ法政大を倒して大きな一勝をあげた。しかし残りの5試合も、たったひとつの負けが重くのしかかる過酷な世界。持ち前の激しいディフェンスで戦い抜きたい。


―今日の試合は、ディフェンス勝ちという感じでしたね。
「本当にそうだと思います。前回対戦したときは法政のゾーンを気にしすぎてしまって、そこでオフェンスができないからってディフェンスまでおろそかにしてしまいました。自分たちの本来のスタイル、ディフェンスから速攻というバスケットを忘れていたので、それを今週はもう一回思い出そうと。今週はそういう練習をしてきて、今日はディフェンスからどんなことがあっても速攻を出していこうという気持ちで戦いました」

―ディフェンスからオフェンスの流れも掴んだ形ですか?
「そうですね。自分たちはハーフコートオフェンスとなるとそこまで得点能力の高い人がいるわけではないので、できるだけ速攻で点を取ろうと。ディフェンスからブレイクの形だったら2部の中でもトップクラスの力があると思っているし、やっぱり夏に死ぬほど走ってきた練習の力を試合で出せるように。今日はそこを特に意識しました」

―前回の対戦時は得点をとってもすぐ速攻を出されて決め返されるシーンが見られましたが、今回はそういう部分も警戒していましたね。
「そうですね。相手がシュートを決められてもすぐボールを出すことは分かっていたので、特にガードのストッパーになる自分が早めにハリバックして、相手の速攻を止めるように、個人的に意識していました。みんなもよく頑張って戻っていたと思います」

―同率2位で並ぶ法政大が相手で大事な一戦でしたし、気持ちが入っていたのかなと。
「そうですね。でも自分は見ての通り毎試合、気合いが入っています。ただまだチーム全体として気が抜けてしまうときもあるので、それを自分とか4年生がどう引き締めていくか。そこでベンチメンバーにいる4年生の小杉(#7)とか、3年生の永山(#16)とかが特にベンチに帰っても声をかけてくれるので、本当に、4年生とか上級生の力には助けてもらっていますね」

―今日も点差を離してからも、松島選手もずっと声を出し続けていましたね。
「いやいや、自分はプレーとか技術面ではみんなを引っ張れないし、声を出すとかそういうところしかできないので。そういうところしかキャプテンとして引っ張れないかなと思うし、そういう部分でチームに貢献できればと思っていました」

―4年生の危機感が、チーム全体に浸透してきたように思います。
「そうですね。前にもお話しした通り、練習中ほんとに怒ってるので(苦笑)。それが少しでも響いてきたのかなと思います」

―逆に高橋選手は『4年生が危機感を感じすぎているかも知れない』と言っていました。プレッシャーもありますよね。
「そうですね。まぁ自分はそれでも良いと思います。4年生がそういう責任とプレッシャーに打ち克たなきゃ、やっぱり結果は出せないので。そういう風に4年生が危機感を感じて頑張れれば、下のみんなも『俺たちも頑張らなきゃ』って気持ちが生まれると思うんですよね。責任とプレッシャーに打ち克つのが4年生であり、その姿を見て一緒についてくるのが3年生以下かなと。どれだけプレッシャーをかけられてもそれに打ち勝つメンタルは、この4年間でつけてきたつもりです。逆に追い込んで、これからもレベルアップしていきたいです」

―リーグ戦は終盤ですが、どんどんとひとつの星の重みも増してきますね。
「そうですね。特に2部は、終盤がすごく大事になってくる。特に自分たちは、自分が2年生のときから最終戦までもつれる試合ばかりじゃないですか。正直、最終戦のときには休みたいくらいの気持ちなんですけど(苦笑)、そこまではできないので、一戦一戦気合いを入れて最後まで頑張りたいと思います」

―今年のインカレは2枠です。3位ではなく1位か2位でインカレに出たいという気持ちも強いと思いますが。
「それはもちろんです。だからこそ、この前の日大戦は自分がミスをしてしまって得失点を上回れなくて、本当に悔しくて。試合には勝ったんですけど、勝負には負けたかなって。そういう勝敗以上の戦いがあったので、自分と高橋はすごく落ち込んでしまいました」

―高橋選手も、試合後とても悔しそうにしていましたね。
「はい。高橋も自分が引っ張らなきゃって責任感が強いので。でもそこで終わった後にお互い話して、やっぱりこういう風に調子が悪い日もあるから、次も一緒にまた頑張ろうと。それで今日の試合に臨んで、あいつも今日は良かったですし。試合にずっと出る4年生が2人しかいないので、頑張らなきゃいけないと思っています」

―2年生の頃からふたりは試合に出続けていますが、良いコンビだなと見ていて思います。
「そうですね。あまり高橋とはこういう話はしないんですけど、言葉がなくても通じ合える仲というか。お互い辛いことは経験し合っているので、見えない絆みたいなものがあるのかなと思います」

―残りは5試合です。取りこぼしも許されない試合が続きますね。
「そうですね。江戸川とか東洋も勢いに乗ってきていますし、関学や神大、慶應との試合も残っているので。一戦一戦本当に気を抜かず、4年生を中心に頑張っていきたいと思います」

―あと少しこういうところができたら良いなという点は?
「今日みたいに点差を離したりして相手がプレスをかけてきた時に、自分たちはオフェンスの組み立てが下手くそなので。そこをもうちょっと修正できれば、もっと離せたんじゃないかと思います。ブレイクが出ないときの1本の取り方が、個人的にはガードとして課題です。そこでガードとしてうまく組み立てられないと、チームは引っ張れないと思うので。もっと声でもプレーでも、4年生らしく引っ張っていきたいです」

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「厳しいマークをいかにかわしてシュートを決めるか」
チームの得点源として背負う責任と難しさ

◆#14高橋耕陽(日本大・1年・SG・札幌日大)
131012takahashikoyo.jpg2部の中でも屈指の得点力と勝負強さを誇り、1年生ながらチームのエーススコアラーとして絶対的存在になりつつある高橋。リーグ初週のころは緊張もあったというが、今や堂々としたプレーでこれまで何度も勝利を引き寄せてきた。試合を重ねるにつれマークも厳しくなり、出場時間でもランキング1位と本人にかかる負担はかなり大きいが、それでもリングに向かい続けて常に20点以上取り続けているのは実に見事だ。チームを悲願の1部復帰に導けるか、彼の奮闘が問われる。


―かなり接戦になりましたね。
「もっと点差は離せたと思うんですけど、今日みたいにミスが重なってしまうと自分たちのいつも通りのプレーはできないと思います。今日は前半が全然みんな集中していなくて。だから一番は集中を切らさないことで、あとは走ることももっと徹底しないと。今日も走れた時間帯もあったんですけど、やったりやらなかったりなので、そこは継続してやれればなと思いました」

―走れたときは自分たちのペースですよね。
「はい。走ったときは流れが良いんですけど、走れなくなったり足が止まったりすると流れが悪くなってしまうのでそこは気をつけたいです」

―走るためにはディフェンスが大事になるかと思いますが、ディフェンスの出来はいかがですか?
「まだまだですね。ミドルラインを抜かれないというのがまだ徹底できていなくて、それは練習中からずっと言われ続けています。トップからガードにストレートで抜かれたり、ピックから崩されてシュートチェックが甘かったりして。もっとディフェンスをキツくやって走らないと自分たちの流れは来ないので、ディフェンスを強めにしてやっていきたいです」

―走れなかった時のハーフのオフェンスはほぼフリーランスだとお伺いしましたが、自分ではどういう風に考えていますか?
「トップからの刘さんのピックで攻めるとか、パッシングして45度から一対一を仕掛けるとか。ミートからだったら抜けるんですけど、最近はドリブルから抜こうとして失敗することが多いので、そこはミートからというのを心掛けています」

―今日そういう自分のオフェンスの出来はいかがでしたか?
「いや、本当に今日は全然外のシュートが打てなくて、流れが悪いというのもあって無理してシュートを打っている場面が多かったです。誰かが切れ込んでノーマークを作って決められたのも何本かあったのは良かったんですけど。自分自身、もっと落ち着いてプレーしなきゃと思いました」

―ここまでリーグ戦を振り返っていかがですか?リーグ初週には、まだ緊張もあると仰っていましたが。
「今は緊張も全然しなくなりました。でも上位チームと戦うとやっぱりマークが厳しくなってきているので、そのマークマンをいかにかわしてシュートを決めるかをもっと考えてやらないと、たぶん単調なプレーでは絶対止められてしまうと思います。特に最近はすごくマークマンのプレッシャーがきついので、それはすごく感じますね」

―ダントツで得点ランキング、3Pランキングのトップに立っていますし、当然チームの得点源としてマークされますからね。
「そうですね(苦笑)。ランキングはあまり意識しないで、いつも通りやるだけだと思っているんですけど。シュートも今調子は良いので、ノーマークでもらったら思いきり打つだけです。あとはノーマークでもらえなかった時にどう動くかが課題ですね」

―日本大は日によって試合に出るメンバーも変わりますし、そういう部分の難しさもあるかと思いますが。
「そうですね。だいたいは固定なんですけど、絶対一人は違うので。難しい部分もありますが、でもそこは仕方ないので、やるしかないですね」

―ここから落とせない試合が続きますね。
「はい。4年生も最後になるのは嫌だと思うし、入替戦で1部に行くのはもちろんインカレに出るためにも1位か2位通過を狙いたいと思います。今2位ですが1敗でもしたら順位が下がるので、負けられないですね。今日はギリギリ勝ちましたが、明日の神大も普通に強い相手だと思うので、落とせないなと。なんとか12月まで持てばいいなと思います」

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「とにかく自分の仕事をしようと思った」
献身的なリバウンドでチームを乗せる活躍

◆#14田代 暉(神奈川大・1年・F・東海大相模)
131012tashiro.jpg相手に何度もリードされながら、粘って食らいついた神奈川大。その中でも大事なところでオフェンスリバウンドに飛び込み、ファウルをもらって同点にするフリースローも2本沈めた田代の貢献度は大きかった。自分の仕事を全うし、思いきりの良さも光ってリーグを進めるにつれて出場時間も伸びてきている。まだまだ伸び盛りのルーキーが、今後もチームを勢いづける存在となりそうだ。


―大事な一戦を粘って制しましたね。
「はい。とにかく嬉しかったです」

―相手に流れがいく場面も多かったですよね。
「そうですね。そういう時に自分たちが粘れたと思うので良かったと思います。ベンチとか応援とかもすごく盛り上がってくれていたので、そういうのもあって頑張ろうと思いました」

―なかなか点が伸びない時間帯もありましたが、自分のシュートを気にする部分はありましたか?
「いや、気にしてなかったです。とりあえず、仕事しなきゃというのがありました。リバウンドとか下から声を出すこととか。声が出せているかはまだ微妙なところなんですけど(苦笑)」

―でも良いところでオフェンスリバウンドに飛び込んで、チームを救いましたね。
「ありがとうございます。あのときはもう、とにかく仕事しようと思って。それだけです」

―リーグ戦を進めるにつれて出番も増えてきましたね。自分のどういうところが買われていると思いますか?
「やっぱりリバウンドですかね」

―それは高校の頃からの持ち味なんですか?
「そうですね。リバウンドだけは頑張ろうと思っています」

―シュートも良い日はよく決まっていると思いますが。
「あ、ほんとですか?ありがとうございます(笑)」

―今日は東海大相模高校の大石先生も観に来ていましたが。
「あ、そうですね。大石先生が来るとやっぱり、やらなきゃなって。やってやろうと思いました。勝てて良かったです」

―大石先生はどんな先生なんですか?
「結構面白い人です。練習とかも雰囲気よく、みんな盛り上がってやっていたので。怒られることもありますけど、すごく良い人でした」

―ここまで、初めてのリーグ戦はいかがですか?
「本当に、何が起こるか分からないなと思います。下のチームでも上のチームに勝つとか、実力差が全然ないので」

―このように毎週末試合という経験は今までにないと思いますが。
「はい。楽しいですね」

―連敗が続いたときは、どのように感じていましたか?
「どこかで勝って、悪いところから抜け出したいなと思っていました」

―連敗中のときも練習はすごく良かったようですね。
「そうですね。雰囲気は良かったです」

―先輩方からはどんなアドバイスをもらっているんですか?
「自分は迷ってしまうことが多いので、思いきりよくやれと言われます。とにかく迷わないように、積極的にやれるようにしたいです」

―ここからまだあと5試合ありますが。
「そうですね。これからまた勝ち数を増やして、チームに貢献できるように頑張りたいです」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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