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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.09.15 (Sun)

【2013リーグ2部】9/15レポート

注目の全勝対決は逆転の末に慶應大が制す
江戸川大が初勝利、関東学院大も大きな3勝目


130915keio.jpg この日の2部リーグは全勝チームによる直接対決やリーグ初白星を懸けた対決など、注目の対戦カードが続いた。全勝の2校による対決は慶應義塾大が日本大を下して単独首位に立ち、江戸川大も2部リーグで初勝利。また関東学院大が日本体育大を接戦で破るなど、会場は毎試合勝利チームの歓喜に包まれた。まだ全体の1/3の日程を消化したに過ぎない序盤戦だが、会場の熱気は高い。どこのチームにも大きな実力差がないだけに、見逃せない戦いはこの先も続く。

 国士舘大東洋大の一戦は、東洋大も#6村上(3年・G)の3Pや#88山本(1年・C・市立船橋)のミドルで1Qは互角についていくが、執拗なディフェンスから#14高橋(4年・G)らが速攻に走った国士舘大学が2Q以降に突き放して96−67と快勝した。国士館大はこれで3位につけ、次節はトーナメントで4点差の末敗れている慶應大と対戦。全勝中の相手に土をつけられるか注目したい。東洋大は初の連敗で8位に。次節で取り戻したいところだ。

 3勝2敗で並ぶ神奈川大法政大の一戦は、どこか勢いに乗り切れない神奈川大を尻目に、#24加藤(2年・F)らが高確率でシュートを決めていった法政大が先行。前半こそ41−37と僅差だったが、3Qで速攻に走って#16沼田(2年・C)らが加点した法政大が突き放し、93−76で勝利した。法政大は「昨日負けた後にミーティングをして、それが今日の試合は全部出せた」(#24加藤)と、敗戦を糧に勝利につなげた。一方の神奈川大は、速攻に走られ持ち味のディフェンスが出せず、どこか不完全燃焼な試合に。この週は2敗し勝率5割となってしまった神奈川大だが、次週への切り替えが必要だ。

写真:全勝対決を制し、タイムアップの瞬間には慶應大のベンチも大いに沸いた。

※法政大・加藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【江戸川大が駒澤大を破り2部リーグ初白星】
130915hiraiwa.jpg 未だ勝ち星のない江戸川大駒澤大が、初勝利を懸けて対戦した。序盤は一進一退となるが、#33佐々木(4年・SF)、#7佐野(3年・SG)の3Pでまずは駒澤大が抜け出す。しかしタイムアウトを挟んで江戸川大は#14伊藤(4年・G)の2本のジャンプシュートで反撃し、#15尾登(3年・F)の力強いリバウンドもあって追いついた。20−22と逆転して2Qに入る。
 
 2Q、江戸川大は司令塔#1田中(4年・G)を休ませ#33大川(2年・G)を投入し、駒澤大のガード陣に激しくディフェンスを仕掛けた。駒澤大はアウトサイドから#8野村(3年・SG)らが決めて27−26と一時逆転したが、そこから得点が停滞してリードを広げられない。逆に江戸川大が#28平岩(3年・F)を起点に5連続得点と息を吹き返し、一気に27−36と突き放して駒澤大にタイムアウトを取らせた。そこから互いにミスもあって我慢の時間帯となるものの、フリースローでコツコツ加点した江戸川大がリードを保つ。後半も#89陶山(4年・F)のバスケットカウントなどで勢いに乗り、3Qには大きく20点以上の差を開いた。前からディフェンスを仕掛けて挽回を図る駒澤大だったが、4Qも江戸川大の勢いは止まらず。72−97で江戸川大が嬉しい2部リーグ初白星を挙げた。

 出だしこそ固かった江戸川大だが、2Qの失点を11点に抑えて勢いに乗った。終わってみれば田中の21得点を筆頭に5人が二桁得点と、全員の積極性が光ったゲームに。この1勝を弾みとできるか、今後も戦いぶりにも注目だ。駒澤大は#7佐野が20得点でオフェンスを引っ張ったものの、江戸川大の思いきりの良い攻撃にディフェンスが締まらず、オフェンスでも惜しくもこぼれるシュートが多かった。ディフェンスを修正し、初勝利を挙げたい。

写真:高確率で決まるシュートで駒澤大を引き離した江戸川大・平岩。

江戸川大学:1勝5敗
駒澤大学:0勝6敗

※江戸川大・伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【我慢して食らいついた関東学院大が日体大に競り勝つ】
130915honma.jpg 2勝3敗同士の対決となった日本体育大関東学院大の試合は、長く日体大がリードするも最後は関東学院大が流れを掴む結果に。関東学院大は持っている力をこの試合に存分にぶつけ、価値ある一勝をもぎ取った。

 序盤から日体大がリードしつつも、関東学院大も#81横瀬(4年・PG)や#45大熊(2年・G)がコンスタントに決めて1Qは23−23の同点に。2Q、日体大は#88万(2年・C)のバスケットカウントを皮切りに#11北川(4年・G)や#1本間(3年・G)が速攻に走り、1分弱の間に8得点を積み上げ突き放す。だが関東学院大も#30村田(4年・F)のリバウンドシュート、#38蜂谷(2年・F)のドライブで対抗し、5点を追う形で後半へ。すると3Q、関東学院大は素早く戻ってパスをカットするなど日体大を走らせず、攻めては#3前川(3年・G)、#38蜂谷が鋭いドライブでディフェンスを割り開始3分で同点に追いついた。日体大も24秒オーバータイムを誘うなど守備を固めて次第に修正。#15濱田(3年・F)がルーズボールによく飛び込み、#11北川を起点に#88万や#15濱田へうまくアシストが通って再びリードを9点に押し戻す。関東学院大は最後に#30村田の3Pでなんとかつなぎ、66−60と6点差にして最終Qへ。

130915kangaku.jpg 4Q、開始早々#10エリマン(3年・C)が強気に攻めて#9出羽(3年・F)を4つ目のファウルに追いやり、#3前川も巧みな1on1を仕掛けて関東学院大に流れが傾く。#30村田が3Pを決め、#38蜂谷がトップでスティールして残り4分半1点差に迫ると、たまらず日体大はタイムアウト。しかしその後も#88万が速攻をブロックされるなど勢いを取り戻せず、反対にロングパスから#45大熊が速攻を決めて逆転。そこからは僅差で関東学院大がリードし、日体大が追いすがる展開に。関東学院大はここで#10エリマンがリバウンドで粘りを見せて主導権を握り、残り1分#3前川が難しい体勢からシュートを決めて3点リード。#12周は#10エリマンの高さを前にゴール下を決めきれず、逆にリバウンド争いでファウルを吹かれて残り11.7秒#10エリマンにフリースロー。これをきっちり2投沈め、5点差に広げて勝負あった。我慢し大きく離されずに追走した関東学院大が、最後に流れを掴んで79−84で勝利した。

 関東学院大はここまで江戸川大、駒澤大には勝利したもののそれ以外のチームから勝ち星を奪えないでいたが、チーム一丸となって大事な一戦を制した。それでもまだリーグ戦は序盤。この1勝を弾みにできるか、真価が問われる戦いはここからだ。一方の日体大は、2勝4敗と苦しい状況となった。リードしつつも離せそうで離せない展開が続き、速攻も相手に警戒されて大事な場面でなかなか出せなかった。負けた試合はどのチームとも競り合っているだけに、あと一歩及ばない部分を修正したい。

写真上:40分近く司令塔としてゲームメイクを託された日本体育大・本間。チームを浮上させられるか、正念場は続く。
写真下:タイムアウト時など関東学院大は試合に出る5人に加えて「あいつがキャプテンだから」と村田が主将の横瀬を引っぱり入れ、毎回6人でハドルを組んだ。

関東学院大学:3勝3敗
日本体育大学:2勝4敗

※関東学院大・村田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【慶應大が日本大を打ち破り単独首位に】
130915ryu.jpg ここまで2部唯一の5戦全勝中である2チーム、日本大慶應義塾大の対戦は、期待通りの熱戦となった。1Qは日本大が高さのメリットを存分に生かした。#25菊地(4年・F)や#24刘(2年・C)がローポストを攻め、#37安田(4年・SG)のドライブに#1坂田(4年・F)もゴール下で合わせる。慶應大はそびえ立つ日本大のインサイド陣を前にシュートがこぼれ、#4蛯名(4年・G)が3ファウルになるなど不穏な空気が流れた。21−11で入った2Qも日本大の二桁リードは変わらず、残り5分を切って慶應大はタイムアウト。するとここから流れは一転した。慶應大はボールマンへのプレッシャーを強め、スティールから#13吉川(3年・G)や#16伊藤(3年・G)が3連続で速攻。日本大は苦しい中で#14高橋(1年・SG・札幌日大)が3Pを決めるが、3点差に縮められて3Qに入り、開始2分で逆転を許した。しかし日本大は#1坂田が#14大元(2年・G)をよく抑え、攻めてはミドルシュートを決めて流れを変える。ここから怒濤の連続12得点で日本大が再度逆転し、慶應大は#16伊藤の3Pでなんとかつなぐ状況となった。それでも慶應大は執拗なディフェンスで日本大の得点ラッシュをしのぎ、甘いパスをカットして#10矢嶋(4年・F)が速攻でバスケットカウント獲得。2点差に縮めて4Qにつなげる。

130915kuroki.jpg 49−47で入った4Q、日本大は強みのインサイドにボールを集めるが、慶應大もダブルチームで#24刘をよく抑え好きにさせない。そのまま長く2点前後で競り合う展開が続いた。勝負を大きく決定づけたのは、残り3分の攻防だった。慶應大は#11権田(3年・F)がハイポストから決め、続けて#4蛯名のオフェンスリバウンドから#11権田が合わせて残り2分6点リードに。するとここで日本大を攻守の面で引っぱっていた#1坂田の足がつってしまい、交代に。追い打ちをかけるように#11権田が加点し、残り1分40秒で8点差に開いた。日本大は#22岡部(3年・C)のゴール下、#14高橋の3Pで残り52.4秒3点差まで迫るが、残り30秒、慶應大は#16伊藤からのリターンパスを受けた#11権田がレイアップを決めて5点リード。その後のファウルゲームを逃げ切り、67−73で慶應大が接戦を制した。

 高さの面で日本大に分があることは明らかだったが、慶應大の激しいディフェンスを前に大事な場面でうまく強みを生かせず、逆にハンドリングの甘さにつけ込まれて連続でターンオーバーを犯してしまった。今まで接戦ながら勝ち続けてきた5試合とは、また違う課題も見えた試合になっただろう。敗戦を収穫にして、さらなるレベルアップを図りたい。一方の慶應大は、1Qは相手のペースに飲まれたが、修正して自分たちのバスケットを貫いた。特に4Qの最後まで落ちなかった運動量が、わずかな勝敗の差を分けた。全勝対決をものにして、これで単独首位。追われる立場となる今後も、星をこぼさず首位を守れるか注目だ。

写真上:高さもテクニックも兼ね備える日本大・刘だが、まだ2年生。試合の中で波もあり、終盤は抑えられてしまった。
写真下:合わせやミドルシュートで日本大のインサイド陣をかわし、12得点の慶應義塾大・黒木。

慶應義塾大学:6勝0敗
日本大学:5勝1敗

※慶應義塾大・権田選手のインタビューは「続きを読む」へ。



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【INTERVIEW】

「一人ひとり役割をしっかり果たして戦う」
敗戦を刺激に、チーム一丸となって得た勝利

◆#24加藤寿一(法政大・2年・F)
130915kato.jpgミドルシュートが好調で、ほぼ外さずに決め続けてチームハイの24得点。前の試合の慶應戦では足が止まる場面が見られたが、課題を修正してこの日は全員がよく走っていた。昨年2敗している神奈川大から嬉しい白星を挙げ、さらに自信を手にしたようだ。
昨年から下級生も多く試合に絡んできた法政大は、加藤や沼田ら春に新人戦で結果を出した2年生もより堂々としたプレーを見せている。上級生がそれを支え、トーナメントの時から比べてもチームとしてのまとまりが強まっている様子。チーム一丸となり、どこまで上り詰められるか。


―勝率で並ぶ同士の、大事な一戦を制しましたね。試合を振り返っていかがですか?
「昨日の試合で慶應とやったんですけど、その時に自分も含めみんな足が動いてなくて。ディフェンスでは前からいかないし、オフェンスでは速攻にも走らないしで、必然的に負けたような試合でした。それで負けた後にみんなでミーティングをして、一人ひとりの役割をハッキリさせて明日はこうしようと話し合ったんです。そのミーティングで話していたことが今日の試合は全部出せて。みんなで一丸となって掴んだ勝利なので、すごく嬉しいです」

―慶應戦に比べて今日はみんなよく走っているなと感じましたが、昨日の反省があったからなんですね。
「はい。みんな走ろうとする意識が高かったですね。」

―加藤選手は今日シュートタッチが良かったですね。
「そうですね。最初の1本は外したんですけど、なんかいつもより指のかかり具合とかが良いなと思ったので、積極的に打とうと思っていました。歳也さん(#0高田)からの良いパスも来たし、それで入ったんじゃないかなと。このまま今日の調子がこの先も続いていけばいいなと思いますね」

―神奈川大が相手ということで、何を意識していましたか?
「神大も昨日の慶應と似たところがあるチームというか、やっぱりみんな走るじゃないですか。だから相手のペースに乗らないように、というのはみんなで話していました。それに去年のリーグ戦は、神大に2つとも負けているんです。だから去年の借りを返すじゃないですけど、リベンジするという意識はありましたね」

―ではよけいに嬉しい1勝なんですね。気持ちが入っていたというか、みんなリバウンドやルーズボールなども強かったですし。
「執着心がありましたね。たぶん、昨日慶應とやったことが良い刺激になりました。小さくてもあれだけリバウンドに絡んでボールを取れるのはすごいなと。それなら自分たちもできるんじゃないかと思って、みんな飛び込みました」

―ゾーンディフェンスもみんな声をかけ合って良かったですね。ただ、以前沼田選手がゾーンに頼りがちでマンツーマンのディフェンスが課題と言っていましたが。
「そうですね。夏の間もゾーンの練習をかなりやってきたのでゾーンには少し自信があります。でもやっぱり勝負所でゾーンを使う感じだと思うし、マンツーも頑張りたいですね」

―今シーズンは昨年より下級生が頼もしくなりましたね。1年生も試合に絡んでいますし。
「そうですね。でも練習とかも上級生が引っ張ってくれているし、引っ張ってくれているからこそ、自分たちものびのびやれているんだと思います。もし失敗しても、あとから交代で三角さん(#13)とか幹さん(#31安達)とか開さん(#19田宮)とか、上級生が出てくれる安心感があるので。自分たちは積極的に思いきりやるだけですね」

―自分自身の課題は?
「まわりから『走ってない』と言われているので、オフェンスの部分で速攻に走りきることですね。いつも自分が走らないで速攻の流れを崩してしまうところがあるので…。あとはディフェンスで、ゾーンの時に自分が当たっていかないと相手に簡単にパスを回されてしまってディフェンスが機能しないので、足を動かして終始プレッシャーをかけられるようにしたいです」

―去年と今年で、何か違いは感じますか?
「去年は4年生が3人しかいなかったこともあって、下級生でも試合に絡んでいた人が多いと思うんですけど、それで去年はリーグ戦で5位だったじゃないですか。だから、入替戦とかインカレ出場も手の届く場所にあるなというのは感じて。去年もチームみんなで頑張ろうという意識はあったんですけど、今年に入ってからますますその意識が強まっていて、みんなで目標に向かって、雰囲気とかもいいと思います」

―リーグ戦を振り返ると、ここまで4勝2敗で3位につけましたね。
「インカレとか上との入替戦を考えたら、もう負けられません。ここから全勝を目指して、みんなで練習から気持ちを作って全部勝ちたいです。法政らしく、一人ひとり役割をしっかり果たしてみんなで走って勝っていけたらなと思います」

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「段々と地に足がついてきた」
自分たちの持ち味を発揮し、嬉しい初勝利

◆#14伊藤勇蔵(江戸川大・4年・G)
130915ito.jpg今シーズン、創部初めて2部リーグを舞台に戦う江戸川大。リーグ3週目にして駒澤大相手に嬉しい初勝利を手にし、会場は大いに沸いた。スタメンとベンチが頻繁に交代していくスタイルの江戸川大は、シックスマンを務める伊藤の活躍もひとつのアクセントになっている。激しいディフェンスで流れを作り、要所でミドルシュートを決めていく様は4年生として頼もしいかぎりだ。江戸川大は伊藤をはじめ、春はBチームだったという選手たちが今リーグで出番を得て結果を出している。チームとして、まだまだのびしろがありそうだ。


―2部リーグ初勝利となりましたが。
「とても嬉しい1勝になりました! チーム一丸となって勝てた勝利だと思います」

―伊藤選手は、シックスマンとして良い活躍をしていますね。
「シックスマンとして、流れをこっちに持ってこようと思って意識しました。まわりの応援もあったので、頑張れましたね」

―江戸川大の選手はみんなミドルシュートがうまいですね。躊躇なく打ってくると言うか。
「そうですね。シューティングも結構しているので。練習はディフェンスとシュート練習がメインです」

―初めての2部リーグはいかがですか?
「負けが続いていたのでちょっと嫌なムードでしたけど、初めての白星も取れたし、チームとしても良くなっていると思います。まだまだこれから挽回して、強いチームに勝っていきたいです」

―通用するなと感じる部分はありますか?
「自分はディフェンスを頑張るプレイヤーなので、ディフェンスは結構激しくあたって、通用したんじゃないかなと思います」

―田中選手を中心として、4年生がよく引っ張っていましたね。今日は最後に控えの4年生たちも出られましたし。
「それは嬉しかったです。最高でしたね。最後の年に懸ける思いは強いかなと思います」

―見えてきた課題はありますか?
「やっぱり自分たちは小さいので、リバウンドですね」

―リーグ初戦は田中選手(#1)、陶山選手(#89)以外のところであまり点が伸びませんでしたが、今はまわりの選手もベンチから出る選手も思い切りよくプレーしていますね。
「そうですね。段々と地に足がついてきた感じですね。自分もすごく緊張して、最初は浮いている感じでした。慌てていたんだと思います」

―伊藤選手や菊池選手(#17)など、去年はあまり出られなかった選手たちが活躍しているのも良いですね。
「そうですね。菊池も自分も、春はBチームだったので。今年の5月くらいにAに上がった感じです。これからも頑張っていきたいですね」

―最後のリーグ戦、どんなところを頑張りたいですか?
「とにかくディフェンスを頑張って、スティールとかも増やしていきたいです。1勝でも多く勝てるように頑張ります!」

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「自分は泥臭い部分を頑張ってこそのプレイヤー」
自身の持ち味を見つめ直し、役割に徹して掴んだ結果

◆#30村田 翔(関東学院大・4年・F)
130915murata.jpg前週は東洋大に大敗するなどチームとしてどこか噛み合ず苦しんでいる様子だったが、今週の2連勝でようやく手応えも掴めた関東学院大。「いろいろ考えたらこみ上げてきてしまった」と、村田の目には嬉し涙も光り、試合後には主将の横瀬とガッチリと抱き合って喜びを分かち合った。
過去2シーズンは怪我に苦しんできただけに、ようやく復帰できた今年のリーグ戦に懸ける思いは人一倍強いだろう。1年生の頃から、ディフェンスやリバウンドなど泥臭い部分からチームに流れをもたらしてきた選手だ。今後も縁の下の力持ちとしての活躍に期待したい。


―日本体育大相手に、大きい1勝ですね。
「ありがとうございます。いやもう…本当に嬉しいです」

―日体大はトランジションの速いチームですが、今日はみんなよくディフェンスに戻ってあまり走らせませんでしたね。
「そうですね。先生が戻れ戻れと言っていたし、キャプテンの孝樹(#81横瀬)もずっとベンチから声をかけてくれていたので。みんなで頑張って走って、だから取れた勝利だと思います」

―オフェンスも全員が思い切りよく攻めているように感じました。
「なんか今日はみんなのびのびやっていましたね。ジェシィ(#3前川)もやっぱり強いですね。難しいシュートも決めてくれて本当に助かりました。蜂谷(#38)もよく頑張ったし、大熊(#45)も、エリ(#10)も。試合に出たみんなが頑張ってくれて、本当にみんなの力で勝てたということが嬉しいです」

―これまで2年間怪我に苦しんできた村田選手にとっては、その分嬉しさも大きいでしょうね。
「そうですね。ずっと去年も一昨年も怪我で全然プレーできなかったし、今年のリーグ戦もあまり良いプレーが出せずに、みんなの足を引っ張っていて…。それで自分も一回スタートを外されて、先生にたぶん考える時間をもらったと思ったんですが、その時に、自分はシューターとか点取り屋じゃないし、ディフェンスを頑張って走ったりリバウンドに飛び込んだり、泥臭い部分を頑張ってこそのプレイヤーだよなと思って。基本に戻ってそういうところをしっかりやれば、今日みたいに結果がついてくるんだなとあらためて感じました」

―村田選手は泥臭い部分を頑張りつつ、苦しい場面で3Pもよく決めていましたが。
「でもあれはたまたまです。みんなが作ってくれてノーマークで気持ちよく打たせてもらったのが、たまたま入っただけですね」

―タイムアウトの終わりなどに、5人でハドルを組むところを、ベンチにいた横瀬選手も入れて6人で組む場面がよく見られましたが。
「はい。自分が孝樹を引っ張り入れました。うちのチームはあいつがキャプテンなので、やっぱりあいつにチームをまとめてもらわないとって思って。自分もあいつのことを信頼しています。だから引っ張ってきて、声を出してくれと言いました」

―ここまでのリーグ戦、江戸川大と駒澤大には勝利したものの、ほかの試合では苦しい展開が続きましたね。
「そうですね。自分の中でも空回りする部分があったし、チーム的にもうまくいかなくて。江戸川に勝ってここからという時に、次の東洋戦で悪い負け方をして、チームの雰囲気もちょっと悪くなってしまいました。でももう一回みんなで声をかけ合って。やっぱり4年生がしっかりしなきゃ崩れていってしまうと思ったので、自分も切り替えなきゃと思いました。今年は4年生みんなで引っ張っていけるようにしたいです」

―4年生たちは、気持ちが入りすぎて空回りしてしまっているのかなと思いました。
「そうですね。自分なんてその典型で…。初戦なんて特にそんな感じでした。でもミスしても自分とかが声をかけなきゃ沈んでしまうと思ったので、常に声をかけることは意識してやっています」

―関東学院大は、これまで毎年4年生がよくチームを引っ張ってきましたからね。
「そうですよね。今までの4年生が、みんな頑張ってくれていたので。去年も4年生は人数が少ない中で頑張ってくれたし、その前も前田さん(前田陽介・11年度卒・現bj横浜)とか誠司さん(河野誠司・11年度主将・現bj横浜)とか将司さん(細谷将司・11年度卒・現TGI D-RISE)がみんなを引っ張ってくれたし、その前の年はパプさん(10年度主将)と原田さん(原田佳明・10年度卒)がいてインカレに連れて行ってくれて。だから今年は、自分たちが後輩たちをインカレに連れて行ってあげたいです。自分たちは1年生の頃から試合に出させてもらって経験してきているし、3年生のジェシィもエリもずっと試合に出ていて、経験値は高いと思うんです。この1勝を励みにやっていきたいです」

―いよいよ4年目で最後のリーグ戦ですね。
「ここ2年間悔しい思いがあって、それもあって今日は泣いてしまったんですけど(苦笑)。ここから負けないで、今日みたいな感じで、全員で頑張ってみんなでひとつひとつ勝っていきたいです」

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「継続してきたことが今年ようやく発揮できている」
これまでの悔しさをバネに生まれた上昇気流

◆#11権田隆人(慶應義塾大・3年・F)
130915gonda.jpg現在はシックスマンとして出番を得ている権田。この日もベンチからの出場ながら大事な終盤で見事結果を残し、チームの勝利に大きく貢献していた。チームに何が足りないかを考え、それを見事体現して補ってみせるのはそう簡単なことではない。権田をはじめ、ベンチメンバーの活躍も大きな勝利のために欠かせない要素だった。
昨年は3部との入替戦にまわるなど苦しさも味わった慶應大だが、「前より良い流れができてきた」と権田もこれまでにない手応えを感じている。過去2年間の雪辱を晴らし、今リーグを引っ張る存在となれるか。全勝とはいえまだリーグ戦は半分も消化していない。気の抜けない対戦がこれからも続く。


―全勝対決を見事制しました。権田選手自身、勝利を大きく引き寄せる活躍でしたね。
「僕は最近ずっとベンチから出ている立場なので、もし出るとしたら流れを変える役割だったり、その時チームに足りないものを出す役目だったりがあると感じていました。今日の最後も、得点が足りない部分やセンターのディフェンスで上手くいっていない部分があると思ったので、自分がそこを補えるように。わりとやらなきゃいけないことは体現できたかなと思っているので、今日は個人的にも満足のいく結果だったと思います」

―出だしは日本大ペースでしたが、ベンチから見てどう感じていましたか?
「やっぱり向こうが大きいというのは分かっていたんですが、そこに対する対応が後手後手になってしまったことが最大の原因だと思います。逆にうちの良い流れの時は、ディフェンスで激しくプレッシャーをかけられている時だと思うので。大事な試合ということで、ちょっと気負ってしまっていたのかも知れません。ベンチにいる時から、もし自分が出たら気負わず強気でやっていこうと意識していました」

―日本大の高さは戦ってみていかがでしたか?
「うちの黒木(#23)は192cmあるんですが、その黒木が小さく見えるくらいみんな大きくて。僕たちが普段練習している高さよりも随分高かったですね。でも大きい選手を想定した練習は日頃からやってきましたし、大きいなとは感じましたけど、それほど絶対に倒せないとか絶対に超えられない相手ではないなと思っていました」

―スティールして転がったボールに飛び込んでマイボールにするなど、ルーズボールが良かったですね。蛯名選手(#4)だけでなくそうした意識付けがチーム全体に浸透してきたのかなと。
「そうですね。蛯名さんが今までそういった姿勢を見せてくれていて、今日は蛯名さんもファウルが込んでなかなかプレータイムが伸びない状況だったと思うんですけど、そういう時こそ他のメンバーがルーズボールやリバウンドは意識しなきゃいけないと思っていました。そういうプレーがチーム全体でできたのは良かったです」

―ここまで3週全勝できています。昨シーズンは負けが込みましたが、今年はこれまでとひと味違うと感じる部分もあるのでは?
「そうですね。僕が入学してから、リーグ戦もインカレもずっと勝てていなくて、新人戦もいい結果が残せなかったし、今年に入ってもトーナメントは10位に終わって、早慶戦も負けてしまって。本当に勝てていない状況が続いたんですが、このリーグ戦は前より良い流れができてきたのかなと感じています。その流れを大事な場面で発揮できているのは、去年や一昨年にはなかった成長かなと」

―これまでの経験が生きているんですね。
「そうですね。勝てなくても、何もしてこなかったわけではないので。メンバーも変わらず、苦しい中で継続してきたことが今年になってようやく発揮できているのかなと思います」

―今気になる課題はありますか?
「少し伊藤(#16)頼みになってしまいがちなところですね。オフェンスでは伊藤が起点になりますが、点を取りたいここぞという場面で、トップで伊藤が孤立してしまったり、外からの単発なシュートで終わってしまったり。チーム全体で点を取ると言えば簡単ですけど、まだまだ課題です。オプションが少ないというか、伊藤を守りさえすれば慶應は行けるみたいに相手に思われてしまう可能性も最近感じていて。もっと点数が取れる人はたくさんいるので、分散させてうまく点を取っていきたいです」

―権田選手個人としては、どんなところを頑張っていきたいですか?
「僕自身、今はチーム内でなかなか結果を残せていなくて、スターターとして試合に絡むことができていないので、まずはスターターを勝ち取るということ。ただ、一番に目指しているのはチームが勝つことなので、スターターで出るにせよ途中から出るにせよ、今日みたいにできることはたくさんあると思います。普段の練習から、そういうことを意識して頑張っていきたいです。スターターを勝ち取ってチームも勝つというのが、個人的にはベストですね」


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