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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.09.14 (Sat)

【2013リーグ1部】9/14レポート

専修大が2勝目をあげ、早稲田大も初勝利
下位争いも混戦模様の1部リーグ


130914TANAKAHIKARU.jpg 1部リーグは、早くも1巡目から2巡目への折り返し目前となった。青山学院大と東海大の首位2チームは、悪い時間帯もありながら最後は余裕を見せて勝利。ともにケガによる欠場者を抱えるが、無傷の8連勝を達成。リーグ1巡目の総決算として、次節に直接対決を行う。3位の拓殖大は連敗で2強との差が開いた。下位チームでは専修大が2勝目を挙げ、更に早稲田大は念願の初白星。また、白鴎大が大東文化大を下してともに3勝5敗となった。下位集団は、僅か2勝差に5チームがひしめく混戦模様を呈している。


 前節までで3勝の大東文化大は2勝目をあげて勢いに乗る白鴎大と対戦。立ち上がりからインサイドで#23ジャニ(1年・C・八王子)に対し#86小野寺(4年・C)がゴール下で決めきれず苦戦。白鴎大は1Qを6点リードで終えると2Q中盤に大東大からディフェンスリバウンドをもぎ取り何度も速攻を出して大きく流れを引き寄せる。しかしファウルも込んで、大東大も点差は一桁点差で追う形の39-31で前半終了。しかし3Qの立ち上がりで白鴎大に何度もフリースローを与えてしまうと、白鴎大がファウルトラブルに苦しみながらも点差を広げ、4Qには司令塔の#28兒玉(3年・PG)もファウルアウトに追い込み、83-60で快勝。3勝目をあげた。

 全勝の青山学院大は、前節初黒星の拓殖大と対戦。1Qは#7野本(3年・CF)のファウルトラブルが響いてリードを許したが、2Q以降は強さを発揮。#11田中(2年・SF)が野本の不在を埋めてシュートを小気味よく決め、果敢にリバウンドも拾った。好ディフェンスからのブレイクも出てこのQだけで28−11として一気の逆転に成功。3Qは、コートに戻った#7野本の活躍が光りじわじわと点差を広げた。75−55とした青山学院大が快勝。8戦全勝とした。

写真:バンバとのマッチアップもあった青学大・田中。野本のファウルトラブルをつないだ。

※白鴎大・川邉選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【一進一退のゲームから早稲田大が抜け出し初勝利】
130914KIZAWA.jpg 1チームだけ勝利のない早稲田大は前節で1勝目をあげた中央大と対戦。ロースコアのシーソーゲームを展開した。

 1Qは7-13と中央大が先行。#5谷口(3年・F)の得点がチームを牽引した。しかし2Qになると早稲田大は#34池田(2年・G)が開始から5連続得点。3P2本を含む9得点で中央大に追いついた。そこからは激しい鍔ぜり合いとなるが、早稲田大は激しいディフェンスでボールマンを囲みターンオーバーを奪うと速攻を連発。34-27と逆転して前半を勝利した。

 後半の立ち上がり、早稲田大は#27平野(3年・F)の得点以降、7分近く点数がストップ。この間に中央大は#5谷口や#27宍倉(2年・C)などで逆転。しかし終盤にまたも#34池田の得点に救われる形で差は4点と早稲田大はダメージを少なく抑えて4Qに突入。そして最終Qで波に乗ったのは早稲田大だった。ここまでシュートが落ちていた#21河上(4年・F)が連続でミドルシュートを決めると#34池田の速攻で逆転。その後も#21河上が5分で10得点と流れを作った。中央大は焦りからかフリースローも落ちるなどミスが続き、最後はオフェンスも単発となり追い上げることはできず。64-51で早稲田大が1勝目を手にした。

 長時間競り合いが続く形となり、どちらに流れが傾いてもおかしくなかったが、勝負処で池田、河上で抜けだした早稲田大に軍配が上がった。早稲田大は1、3Qで一桁得点に沈んだが、なんとか持ち直した感じだ。中央大は4Qの勝負際でついていかなかった。谷口に得点面の負担がかかっている場合は流れを持ってきづらいのも苦しいところだ。しかしまだ両者とも1勝。リーグ戦の熾烈な順位争いはこれからが勝負だ。

写真:早稲田大は途中からスタメン入りした木澤も貢献している。

早稲田大学:1勝7敗
中央大学:1勝7敗


【延長にもつれ込んだロースコアの試合を専修大が制す】
130914SENSHU.jpg 前節、4試合ぶりに勝利して巻き返しを図りたい明治大と、5連敗中で苦しい状況下にある専修大とが激突した試合はこの日最も白熱した。超ロースコアの展開となった試合は40分では決着がつかずにオーバータイムへ。最後に勢いを得た専修大が厳しい試合をものにした。

 互いにディフェンスゲームが身上であり、出だしからともに得点が伸びない重い展開。そんな中で専修大は#14藤岡(4年・F)、明治大は#12中東(3年・SG)が得点していく。1Q終盤に#14藤岡のバスケットカウントが飛び出した専修大がややリードするも、ファウルがかさんで波に乗れない。明治大はフリースローでコツコツと得点を稼ぎ、#2目(4年・F)のジャンプシュートで久々のフィールドゴールを得ると#12中東がダンクなどで魅せる。前半は23−22という稀に見るロースコアの中で、明治大がリードして終了した。

 後半も我慢比べの様相が続いた。明治大にはトラベリングが相次ぎ、専修大はファウルがかさむが、3Q5分過ぎにようやく試合に流れが生まれた。専修大#6渡辺がオフェンスリバウンドを自ら決めていき、ベンチメンバーである#7國分(1年・F・名古屋大谷)、#12岩野(2年・PG)の3Pが相次いで決まる。4Q序盤には不運なファウルが相次いで停滞するも、#16安藤(3年・PG)の一対一を中心に攻めてくる明治大をかわし、迫られながらも何とかリードを維持。最終盤残り8.5秒の場面では、ディフェンスからのブレイクで#24田代(2年・F)が得点し、3点リードとする。だが、明治大は最後のオフェンスで#2目がボールを貰い、ここで貴重な3Pが炸裂。同点として、試合はオーバータイムに入る。

130914SAKKA.jpg だが、依然として流れは専修大にあった。フリースローが落ちてもオフェンスリバウンドを制してつなぎ、#24田代が得点。出ずっぱりの#12岩野もジャンプシュートを入れて4点差とする。明治大は#16安藤の得点が続くが、その都度専修大が返して4点のリードを掌握。58−54で、専修大が接戦をものにした。

 互いにディフェンスで相手を凌ぎを削りあう消耗戦。シュートミスや不運なファウルも出る中で、最後に何とかリズムを掴んだ専修大がこれを制した。このところ田代に偏りがちだった得点は、この日渡辺や岩野らもバランスよく稼ぎ、大きな2勝目となった。明治大は、全般的に得意のディフェンスは機能したが、シュート率が上がらずに敗北となった。ただし、次節・早稲田大戦に勝てば、勝ち越しでリーグ2巡目を迎えることができる。

写真上:タフな試合を勝利し、笑顔が弾ける専修大。
写真下:試合にオーバータイムにもつれ込む3Pを決めた明治大・目。ここまで調子は今ひとつだが、復調のきっかけになるか。

専修大学:2勝6敗
明治大学:4勝4敗

※専修大・岩野選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【筑波大を後半に引き離して東海大が8勝目】
130914TANAKADAIKI.jpg 次節に控えた青山学院大との対戦を良い形で迎えたい東海大は、筑波大との対戦となった。1Qはまず一進一退の攻防となるも、#92村越(2年・PF)のインサイド、#14坂東(3年・SG)の3Pが効いて筑波大がリード。東海大は勢いに乗れず#24田中(4年・SF)のジャンパーや#8藤永(3年・PG)の速攻が出て追いつくも、筑波大は#42坂口(4年・PG)の3Pで返す。しかしここから東海大が段々と本来の力を発揮。持ち味のディフェンスで筑波大のオフェンスを黙らせ、#51須田(4年・SG)のミドルなどでじわじわと詰める。最後に#0ベンドラメ(2年・PG)の豪快なレイアップが決まり、リードを得て後半へ。
 
 筑波大は3Q立ち上がりに#14坂東(3年・SG)に3Pが出て一時再逆転するも、ここから東海大が猛攻に出る。#51須田や#0ベンドラメの3P、#10バランスキーのゴール下、#24田中の速攻も出て一挙にリードを拡大。#21笹山(3年・PG)や#35池田(4年・SF)の得点が出る筑波大だが、最大の得点源である#32武藤(4年・C)が抑えられ、失点も続く。ならばとばかりにゾーンディフェンスを敷くと、途端に東海大のシュート率が悪化。効果を発揮するものの、ここから自分たちの得点も伸びない。なかなか追いつくための糸口を見出せない筑波大を尻目に、東海大は、インサイドは#10バランスキー、ミドルレンジは#24田中を中心に得点を伸ばしていった。最後は72−58とした東海大が勝利を収めた。

 東海大はこれで8連勝。同じく無敗の青学大が、内容の悪い僅差の試合も拾っている中、対照的に全試合を二桁点差で制している。全勝同士のライバル対決はいよいよ次戦。春敗れた借りを返し、7年ぶりのリーグ優勝へ頭ひとつリードしたいところ。筑波大は2連敗で、勝率が5割に戻った。こちらも次戦は春に屈した拓殖大と顔を合わせる。拓殖大も3位につけながら連敗中にあるだけに、この対戦もリーグ後半戦を占う上で重要な試合となりそうだ。

写真:東海大は、得点が欲しい場面で必ず田中が狙ってくる。この日はバランスキーと並んで16得点を挙げた。

東海大学:8勝0敗
筑波大学:4勝4敗


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【INTERVIEW】

「スタメンなのだから結果を出さなければ」
与えられた責任に対しての思い

◆#28川邉亮平(白鴎大・1年・SG・高岡工芸)
130914kawabe.jpg春から公式戦でも良いプレーを見せ、リーグ戦ではスタメンとして出場している。1年とはいえ、スペースが空いたらシュートを打つ積極性は良い部分で、安定感のあるミドルシュートを決めてチームを盛り上げている。川邉の活躍で得点が分散されればチーム全体も楽になる。後半に向けてもまだまだ頑張りが期待される選手だ。


ー3勝目おめでとうございます。
「本当にうれしいですね。今は気持ちも高まっているので結果が出てよかったです」

ーやはり前の試合で早稲田大相手に2勝目をあげられたのは大きいですか?
「はい。大きいですね」

ー春から出番を得ていますが、このリーグ戦ではスタメンですね。どういうことを心がけていますか?
「身長がポジション的に小さいので、リバウンドとかですね。ミスしたら怒られますけど、そこは積極的にいってやろうと思っています」

ースタメンに抜擢されてどうですか。
「今4番をやっていますが、もともとは3番ポジションなんです。先輩が体調を崩して4番に入っているという形なんですが、それでスタメンになれているし、その分結果を出そうという思いは強いです」

ー第1週目は緊張している様子も見えましたが。
「緊張してやばかったですね(苦笑)。固くなって何をしていいのかわからなくてパニクっていたんですが、スタメンで出ているのだから責任もあります。今はやってやろうという気持ちになってきました」

ーシュートも積極的に打っていますね。ミドルシュートの確率は良いように思います。シュート力はひとつも持ち味だと思うのですが。
「トーナメントのときも空いたら思い切り打てと言われていたので、ミドルシュートも決めないとチームが乗れないし、練習は一生懸命やってきました。チームの中で打つべき場面があればという感じで打っています」

ー先輩はどういうことを言ってくれますか?
「試合だったら1年だから、4年生の先輩たちがこうしたらいい、みたいなことは言ってくれます。シュートを打ったら次はドライブしろとか、プレーのアドバイスを。ミスしたら切り替えろとか、いろいろ話をしてくれますね」

ー怒られているというときは何を言われるんですか?
「先輩からは怒られないけど、齋藤さんに怒られるとやはり気持ちが下がるので、先輩たちがそこをフォローしてくれます」

ー監督に怒られるというのはやはり辛いですよね。初めてのリーグ戦になりますがここまで1部リーグで戦ってみてどうですか?
「最初は青学や東海と当たって1部はレベルが高いなと感じていたんですけど、でも少し勝てるようになって白鴎でも戦っていけるというのがわかったので、これからも頑張っていきたいです」

ー次の試合で折り返しとなりますが、後半に向けて。
「まず1週目でやれると分かったので、1週目では勝てなかったチームにも2週目では負けないように。折り返し地点から全勝していきたいです」

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「またチームひとつになってリーグ戦を戦う」
自らリングを狙う積極性で初勝利を呼び込む

◆#34池田 慶次郎(早稲田大・2年・G)
130914IKEDA.jpgこの日27得点。40分間を通して一定の確率で決まるシュート力は、対戦相手には厄介な素養である。この日の勝利で、早稲田大はようやく1勝目。ひとまずは長かったトンネルを脱した。当面は予断を許さない下位争いに主眼が置かれるが、下位は僅差に多くのチームがひしめく状況であり、「チームとしてまとまれば結果は良くなる」と考えている。ガードとしてのコントロール力を自身の課題に挙げるが、これを克服すればチームのジャンプアップも見えてくる。


—初勝利おめでとうございます。やっと白星に手が届きましたね。
「開幕してから『チーム』になり切れていない部分がありました。青学や東海とやった時に『チーム』になれて、良い形にはなったんですけど、その次の白鴎戦でまたふわっとした部分が出て。そういった良いものと悪いものを経て今日の試合ができて、最高のパフォーマンスではなかったですけど、チームとしてひとつになれてやっと掴んだ一勝です。またここからチームひとつになって、バラバラにならずにこれからのリーグ戦を戦っていきたいと思います」

—前の話になりますが、リーグ戦に入る前のチームの雰囲気はどのような感じだったのでしょうか。
「リーグ戦の前日に練習試合をしたんですけど、その時にあまりチームとして良くないというか。気持ちが入っていないわけではないんですけど、それぞれの気持ちが、勝ちの方向に向かっているんですけど、ひとつになりきれない感じでした。そのままリーグに入ってしまって。最初から負けてしまって、どんどん落ち込んでいったような形ですね」

—落ち込んでしまったきっかけのようなことがあったのでしょうか?
「負けてしまって、練習から頑張ろうということになったんですけど、その練習でもどこか気持ちが抜けているような感じでした。自分たちでは『もっと声をかけて頑張ろう』といった話の出たミーティングをやったんですけど、いまいち乗り切れないというか。負けが続いても切り替えなきゃいけないですが、それを引きずってしまってどんどん悪い方向に行ってしまったのかなと思います」

—その中で、先ほど話していたように青学大や東海大との試合から持ち直してきたように思います。
「そうですね。その2試合はチームとして頑張れました。結果はついてこなかったですけど、それまでの試合に比べるとみんなの気持ちがひとつになって、勝ちに向かって頑張っていたというのが出せたと思います。そこから気持ちがもっと上がれば良かったですが、ちょっと白鴎相手につまずいてしまいましたね」

—今日も立ち上がりは重かったですが、池田選手が得点して救っていたように思います。
「救ったというよりは、1Qの入りが悪くて早稲田が全体的に攻められていなかったので、そこで誰かがやらなきゃいけない。それでも消極的で、負けが続いていても『失うものは何もない』という感じで、(個人的に)思い切りやるだけだと思って、そういった気持ちが攻めの姿勢につながったのかなと思います」

—連敗中は河上選手(#21)の調子が悪いようでしたね。ただ、今日は終盤に得点を重ねていきました。
「今日の試合の入りもボールが手についていないような感じで、河上さん自身も気持ちは入っていると思うんですけど、それがいまいちプレーに現れてきていなくて。ただ河上さんも練習中も試合中も声を出すようにしていて、キャプテンとしての仕事はできていて、その分結果もついてくれば良かったですが、気持ちが先走ってしまってプレーにつながらなかった感じで。それでもめげずに頑張った結果が今日の4Qに出たと思います」

—1番ポジションへの慣れはいかがですか。現在は木澤選手(#2)と一緒にこなしているような形ですが。
「早稲田のエースは河上さんですけど、河上さんも他大学に研究されて特徴を掴まれてしまっている感じで。それでも河上さんに点を取らせるようにボールの配球を考えれば良かったんですが、このリーグ戦でここまでそういう形を作れていないのは自分の責任です。そういった中で木澤がスタートになって、木澤と2ガードのような感じになったところに、自分の1番としての力不足を感じます。木澤がスタートになったことで、木澤自身も点が取れるガードなので、そういった部分では(自分が)ガードとしてまだまだだなと思います」

—やはり理想は池田選手自身がガードとしてコントロールする形ですよね。
「そうですね。ガードが上手くコントロールするチームが強いチームだと思います。支配できるようなガードを目指して、これからのリーグ戦も徐々に向上していきたいです」

—早稲田大は、昨年までのガードが凄かったですからね。
「そうですね。大塚さん(12年度主将・現NBDL豊田通商)という存在はとても大きかったです。去年から試合に出してもらっていましたが、大塚さんに任せっきりというか。甘えていた部分が今年になって出てしまって、トーナメントも上手くいかないゲーム運びでした。空いて打ったシュートでも、それはたまたま空いた形であったりして、ガードが作れたゲーム展開というのが他のチームに比べて少ないと感じます。去年までの甘えの部分に危機感を感じて、もっともっと自分で考えてプレーできなかったのは反省点です」

—まだリーグ戦は半分以上日程が残っています。巻き返したいですね。
「結果としては、今は1勝7敗で、とても苦しい状況ですが、勝ち負けにはこだわりますが『入れ替え戦回避だ』といったところまではこだわらずに一戦一戦チームとしてまとまっていければ、結果は良くなると思いますし、今日の一勝はチームとして大きいと思います。雰囲気も良くなっているので、ここからどんどん(雰囲気を)上げていきたいです」

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「『気持ち』を意識してみんなで勝てた」
熱い気持ちで冷静にコントロールする専修大の次世代ガード

◆#12岩野侑太(専修大・2年・PG)
130914IWANO.jpgエース宇都など、ガードの相次ぐ故障によるプレータイムの制限により、このところ出番が増加。派手なプレーを繰り出す宇都とは異なり、慌てずにボールを運んで展開。一方で、要所で狙ったシュートも効果的に決まった。口調は冷静だが、何度も「気持ち」という言葉を口に出す表情には、久々の勝利を手にした安堵感も見え隠れした。だが、チームが依然苦しい状況なのは変わらない。「これで満足せずに、次からも気持ちを入れていく」と話すように、今後も熱いハートでチームオフェンスのコントロールを図る。


—延長にもつれた試合、お疲れさまです。今のお気持ちは。
「ずっと勝てていない試合が続いていて、みんなで『気持ちで勝とう』と前から言っていたので、それを意識してみんなで勝てた感じですね」

—正直なところ、ここまで岩野選手の出番はここまでそれほど多くはありませんでした。そんな中で、これだけ厳しい試合でプレーするのは大変だったと思います。
「そうですね。宇都さん(#11)がケガで出られなくて、キャプテンの歩さん(#0大澤)もケガがあってあまり長くプレーできない状態で、僕や他のガードの選手がいかに頑張るかで結果が変わってくると思っていたので、そこは本当に気持ちで頑張りました」

—相手の安藤選手とのマッチアップも一筋縄ではいかなかったと思います。
「これまでなかなかそういう上手いプレーをする選手とマッチアップすることがなかったので、そこも全部『気持ち』で頑張ったつもりです(笑)」

—ガードとして試合に出ていますが、宇都選手のように自分で仕掛けていく姿勢が見えました。
「もともと高校では2番をやっていて、自分で点を取りたかった選手でした。大学に来てポイントガードに抜擢されて、コントロールするのも大事なんですけど、バランスが悪くなった時に自分がドライブで中に切れ込んで、チームプレーの幅を広めていけたらチームのバリエーションも広がってくると思います。なので、いけるところは積極的にいこうと思っていました」

—今日は得点のバランスが良かったですね。田代選手だけでなく、渡辺選手などもスコアを伸ばしていました。
「そうですね。竜之佑(#6渡辺)とかが前半にファウルが込んじゃって、プレータイムも限られることがあるんですが、あいつも今日は、前半はファウルがなくて頑張ってくれていました。リバウンドもあいつが起点になってくれるし、結構気持ちも強いから、ゴールに向かっていく姿勢を見せてファウルをもらったりして、得点にも結びついていった感じはあるのかなと思います」

—重たいロースコアの展開でしたが、あまり焦った様子もなく落ち着いているように感じました。
「明治がプレスで当たってくるというのを前からミーティングでも話していて、それでも試合の序盤はポイントガードが慌ててミスが出ていたりしていましたけど、僕が出た時はミスなく、とりあえず突破して冷静に一本取っていこうとやっていたので、その点では少しはコントロールできたかなと思いますね」

—まだまだ宇都選手が出られない試合が続くと聞いていますが、今日の試合をきっかけに順位を上げていきたいですよね。
「今まで宇都さんに頼っていた部分があるので、そこはみんなで補って協力してやっていくしかないと思います。これで満足せずに、次からも気持ちを入れて全員で戦っていくことを忘れずにやっていきたいです」

—ちなみに今現在の練習などでの雰囲気はいかがですか。
「課題はディフェンスです。宇都さんがいればある程度ハイスコアのゲームでも勝てた試合はあったんですが、宇都さんがいなくて点が取れない時にどうやって勝つかといったら、やっぱりディフェンスで相手をロースコアに抑えるというのを目標にしています。毎回の練習中から、ファウルなんじゃないか?っていうくらいにディフェンスをびしびしやっています。今回もロースコアに持ち込んで勝てたので、練習の成果が結びついているなと思います」

—良い意味で緊張感のある練習だと聞いています。
「時間が経ってくるとその意識も薄れたりしてしまいますけど、でも今の自分たちのチーム状況を考えると練習で手を抜いていても勝てないし、練習中からみんなで喧嘩になるくらい真面目にやっていますね」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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