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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.09.14 (Sat)

【2013リーグ2部】9/14レポート

日本大と慶應大は無敗で直接対決につなげる
3位以下は実力差の無い混戦模様


130914iju.jpg 2部リーグは第3週、5戦目に入った。大事な勝負をものにして慶應義塾大と日本大が全勝を守り、明日の直接対決につなげた。3位以下は神奈川大・法政大・国士舘大が3勝2敗、日本体育大・東洋大・関東学院大が2勝3敗で並び、まだ順位も動いていきそうだ。江戸川大と駒澤大は初勝利とはならず。両チームともに、「あと一歩足りない」「勝ちきれない」と、善戦はしても結果につながらない勝者との差を課題に挙げている。なんとかして初勝利をあげたいところだ。


 1勝3敗の関東学院大と0勝4敗の駒澤大の対戦は、前半こそ速攻や#33佐々木(4年・SF)のシュートなどで駒澤大も競り合いを演じたが、#45大熊(2年・G)のドライブや#7荒木(4年・F)の3Pで流れを掴んだ関東学院大が徐々に突き放す結果となった。18点差で入った4Q、駒澤大は#7佐野(3年・SG)の2本の3Pもあって10点差まで詰め寄るものの、追い上げもそこまで。オフェンスリバウンドに絡んで再度立て直した関東学院大が、96−73で勝利した。

 国士館大江戸川大の試合は、足を使ったディフェンスの光る国士館大が前半を終えて50−25とダブルスコアまで引き離し、後半も追い上げを食らう時間帯はあったが試合を優位に進めた。勝負の決した終盤には、江戸川大は#55安田(4年・F)と#27宗像(4年・F)、国士館大は#6五百部(4年・G)と#7小杉(4年・F)といった控えの4年生たちをコートに投入。1プレー1プレーにベンチや応援団から歓声が沸く中、そのまま90−67で試合終了となった。

写真:国士館大・伊集は18分の出場ながら3本の3Pを沈めて18得点。存在感を示した。

※駒澤大・佐々木選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【追いすがる東洋大を日体大が4Qで突き放す】
130914honma.jpg 連敗を脱出したい日本体育大は、2勝2敗の東洋大と対戦した。まず流れを掴んだのは気合い十分の日体大。#11北川(4年・G)の速攻や#19中野(4年・F)の3Pで一歩抜け出し、1Qを終えて24−12とリードする。東洋大はインサイドで面を張る#4井谷(4年・C)へのパスが通らず、アウトサイドもリングに弾かれた。しかし2Qの中盤、日体大がアンスポーツマンライクファウルを吹かれた好機を見逃さず、#2山口(1年・F・桐光学園)の3Pで10点差に。#11北川の2連続得点にも#6村上(3年・G)が2本の3Pを返して譲らず、9点差のまま3Qに入った。3Q序盤、東洋大のゾーンに#11北川が3Pを決めて日体大が14点差に押し戻すものの、東洋大も#4井谷が2連続でバスケットカウントを獲得し反撃する。その後も一進一退が続き、8点差で最終Qへ。

 すると4Q、#24遠山(3年・F)の3Pで東洋大が開始すぐさま5点差に。日体大も#1本間(3年・G)のゴール下や#15濱田(3年・F)のリバウンドシュートで逆転はさせず、そこから点差は5点前後を推移した。残り6分、この勝負どころで勢いに乗ったのは、スローインからボールをもらい#88万(2年・C)がバスケットカウントを奪った日体大。このプレーで9点リードに広げると、東洋大がシュートミスやトラベリングで得点を停滞させる間に、#19中野の3Pなどで追い打ちをかけた。一気に20点リードまであっという間に差を広げ、最終的には82−67で2勝目を手にした。

 終盤まで5点差前後で食らいついた東洋大だが、逆転には至らず。ゾーンが効いていた時間帯も長かったが、リバウンドで日体大に10本の差をつけられ、シュートが外れた際に苦しくなった。逆に日体大は、素早いトランジションと飛び込みリバウンドで勢いに乗った。#11北川も強気に攻めて25得点7アシスト。3連敗から切り替え、2勝目を手にした。

写真:北川に次いで16得点の日体大・本間。勝負強いシュートもチームに勢いを与えた。

日本体育大学:2勝3敗
東洋大学:2勝3敗

※日本体育大・北川選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【終始リードを守った慶應大が全勝をキープ】
130914yajima.jpg 全勝でここまで首位を保つが、1周目の後半にかけてずっと山場が続く慶應義塾大は、近年勝ち星をあげることができないでいた法政大と対戦。法政大はここまで日体大に一敗を喫したが上位をうかがう位置につけている。

 ゲームの入りは法政大が次々ファウルを吹かれて慶應大に流れがくるかとおもいきや、慶應大も1分に満たない間に4連続ファウルを犯して五分五分の状況に。法政大はゾーンを敷いて慶應大の足を止めるとアウトサイドを決めて一時7点のリードに成功。しかし慶應大は#16伊藤(3年・G)が2本、#11権田(3年・F)が1本の3Pを決めて23-24と互角の展開で2Qへ。慶應大はディフェンスを締めて相手パスをカットするなど、得意の足が出始める。#23黒木(2年・C)、#14大元(2年・G)の得点もあって10点近いリードに成功。法政大はファウルが続き流れを生みきれないが、#19田宮(3年・GF)や#7藤井(1年・G・厚木東)の3Pもあったがアウトサイド以外の攻撃が機能しなかった。

 後半の立ち上がり、法政大はインサイドの要#5松澤(3年・C)が3つ目のファウルを犯し、じわじわ苦しくなっていく。慶應大はゾーンに対して足が止まりつつも要所で#16伊藤の得点があり10数点のリードを維持。法政大は4Qに入り#16沼田(2年・C)がようやく存在感を発揮して得点を引っ張り6点差とするが、慶應大はミスを建て直し#21西戸(1年・G・洛南)、苦しいところでは#14大元の得点が決まり主導権を奪われることなく最後は87-76で試合終了。全勝を守った。

 法政大はゾーンを敷いてきたが、大元や伊藤といったアウトサイドシューターを持ち、昨シーズンでゾーンにも慣れた慶應大には大きな脅威ではなかった。インサイド陣をファウルで早々にベンチ送りにできたのも運が良かったと言える。足が止まっている時間帯については伊藤も「わかっています」と理解。悪い部分に対して意識は向いておりチームの集中が見える。次節にはいよいよ日本大と対戦を迎える。こちらはゾーンを使わないチームだが、なによりサイズが慶應大よりもかなり大きい。どうやって対抗していくかが注目になるだろう。

 法政大は1Qで松澤が2ファウルになるなど、高さを活かした戦い方ができなかった。そつなく試合をこなして上位につけているが、さらにワンランクアップするための起爆剤になりうるものが欲しいところだ。

写真:ベンチスタートの慶應大・矢嶋。彼が3Pを決めるとベンチも盛り上がる。

慶應義塾大学:5勝0敗
法政大学:3勝2敗

※慶應義塾大・西戸選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【日本大が逆転で神奈川大に競り勝ち、全勝を守る】
130914hayakawa.jpg 1敗の神奈川大が、全勝中の日本大にぶつかった。春のトーナメントでは順位決定戦で熱戦の末に3点差で神奈川大に軍配が上がったカード。試合は期待通り白熱し、最後まで分からない勝負となった。

 1Qは神奈川大ペースだった。ダブルチームを仕掛けて200cmの#24刘(2年・C)にインサイドで仕事をさせず、徹底されたディフェンスで試合の主導権を握る。攻めては#20早川(4年・G)を起点に速攻を出し、#7古橋(4年・F)も体の強さを生かしてリバウンドシュートを決めていった。後手に回った日本大は14−22とビハインドを負って2Qに突入。#24刘の2連続得点で一時4点差まで迫ったが、神奈川大が飛び込みリバウンドで立て直し、1Qの点差そのままに前半を終えた。3Qになって、日本大もディフェンスの動きが良くなる。やや調子の上がらない#14高橋(1年・SG・札幌日大)も3Pを決め、主将の#1坂田(4年・F)もミドルシュートやバスケットカウントを要所で決めて点を稼いだ。残り5分には#25菊地(4年・F)のシュートで46−46と試合は振り出しに。そこから互角のせめぎ合いが続き、52−52と同点のまま勝負は4Qに託された。

130914ryu.jpg 4Qは流れが二転三転した。序盤で#24刘や#25菊地が高さを生かした日本大が4点リード。しかし神奈川大も切らさず、#98大石(3年・G)や#33曽根(4年・C)の速攻で苦しい時間帯をつないだ。すると4Q中盤に#20早川が爆発。ドライブ、3Pと止められない攻撃で逆転から一気に7点リードと状況を一変させる。このまま神奈川大が押し切るかと思われたが、ここまで接戦を多く経験してきた日本大は落ち着いていた。司令塔を務める#37安田(4年・SG)がピックを使ってドライブを仕掛け、#1坂田が運動量を落とさず速攻に走り続けるなど、4年生がゲームを引っ張って追い上げる。残り1分には#1坂田の速攻でついに逆転。続く神奈川大のオフェンスは、#7古橋や#20早川がリバウンドに飛び込んで奪うもシュートを決めきれず、逆に#14高橋が強気なドライブをしかけてフリースローを獲得し、残り18.9秒2点差をつけた。逆転にかけたい神奈川大だったが、この土壇場で#1坂田がスティール。#14高橋の速攻につなげて日本大が4点リードとし、勝負を決めた。

 神奈川大はファウルを我慢して自分たちより大きなインサイドをよく守ったが、決めたいシュートがこぼれたことが痛かった。逆に日本大は高さを生かし、#1坂田と#14高橋が走り続けて接戦をものにして大きな1勝。春の借りを返して、5連勝を飾った。

写真上:勝負所で強気に攻めた神奈川大・早川。
写真下:日本大・刘の高さはどのチームにとっても脅威となる。

日本大学:5勝0敗
神奈川大学:3勝2敗

※日本大・坂田選手のインタビューは「続きを読む」へ。
 

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「ポジティブに捉えていく」
切り替えて前を向きチームを牽引

◆#11北川 弘(日本体育大・4年・G)
130914kitagawa.jpg昨年はリーグ開幕早々に怪我に遭い、長期離脱を余儀なくされて悔しい思いも味わった。その分最後の年となる今年のリーグ戦に懸ける思いは人一倍強く、4年生として強い気持ちで下級生を引っ張っている。チームは惜敗での3連敗とリーグ序盤からつまずいたが、北川も切り替えて前向きな姿勢を見せた。「このままでは終われない」と強く言い切った彼の言葉に、期待したい。


―途中はやや追い上げられる展開になりましたね。振り返っていかがですか?
「今までの試合は途中10点くらいリードされて、追いついても競り負けるというケースが多かったので、逆にこういう展開になったのはいつもより気持ち的な余裕がありましたね」

―相手がゾーンの時に、少し攻めにくい時間帯もあったかなと。
「そうですね。でも法政がずっとゾーンだったのでゾーンアタックの練習はしていたし、自分が切り崩してパスがポンポンポンとうまく回ったときにはみんなもたぶん安心したと思います。ゾーンをされた時に最初の流れは相手に掴まれていますけど、取り返せる力はついてきていると思いますね。あとはもう少し攻めにくい時間帯のところが修正できれば、絶対うまくやっていけると思います」

―北川選手は今までの試合を通して出羽選手(#9)との連携がよく噛み合っているように見えますが。
「そうなんですよ。あいつの動きは結構わかりやすいし、ドライブの前にあいつの顔をパッと見ると目が合うんです。そういう時はたぶん動いてくれると思うし、自分も行け!と思ってパスを出したりして。今までのバスケ人生を考えても、あいつは結構やりやすいやつですね。プレーの相性とかが良いんだと思います」

―リーグ戦の1週目2週目は、惜しい試合が続きました。
「そうですね。でも3連敗してしまったんですが、全部クロスゲームだったし、自分的には最後に間が悪くてポンと負けた感覚なんです。力の差は別に無いと思うし、要所要所でポイントを抑えれば絶対勝てた試合だったなと。だから落ち込むことはせずに、逆にポジティブにああいうゲームを3回も経験できたのは大きいと思っています。あれが今日の試合にも生かされたと思うし、あれがなかったら今日負けていたかも知れない。とにかくポジティブに、ポジティブに捉えていけばいいかなと。確かに崖っぶちは崖っぷちですけど、長いリーグ戦はまだ1ヶ月半続くので。今日とかスタメンの中だと4年生は自分一人しかいないし、みんなに変な気を遣わせたくないというか、そうやって気を遣うのは自分だけで十分だと思っていて。みんな気負うことなく思いきりやればいいと思うし、自分も別に変なプレッシャーとかは無かったですね」

―北川選手はみんなに声をかけて叱ったり褒めたり、コート上でリーダーシップをとる姿がすごく4年生らしくなりましたね。
「そうですかね(笑)。まぁまだ言うてもみんな3年生とか2年生なので、やっぱりまだ幼い部分はあるし、逆にそこがまた良いところでもあると思うんです。自分がちょっと声を掛けるだけで、すぐコロッと切り替えてすごく良いプレーをし出したりしますから。自分も後輩たちを引っ張ることでステップアップして良い経験が積めたらいいなと思うし、あいつらの負担を少しでも軽減してやれればなと今年は思っていますね」

―今年のリーグ戦は初週から手強いチームとの対戦が続きましたね。
「そうですね。でも逆にそれが良かったかも知れないです。自分たちは春先もポンポンとすぐに負けていたし、今年自分たちの力がどんなものなのか未知数で。下手したら今年全然だめなんじゃないかという不安もあった中で、ああして国士舘とか慶應とか神大とかと競った試合になったので、自分たちも力はあるんだなって実感できました。春先からスタートのメンバーも変わってすごくやりやすさは感じているし、システム的に動く部分も良い感じになってきてはいると思うので、『このリーグ戦終わったな』とかは全く無いし、むしろ『こっから見とけよ』という感じですね」

―4年目のリーグ戦を、どんなリーグにしていきたいですか?
「個人的には、去年のリーグ戦は怪我で出られなかった悔しさがあったので、それをぶつけたいなと。もちろん去年で得たものもあるんですが、やっぱりそれを全力で表現していけば未来にもつながっていくと思うし、あいつらの今後にもつながると思うので。自分が頑張れば、みんな得すると思うんです。みんなのためにも自分のためにも、どんな結果であろうとも良いリーグ戦にしたいですね。もちろん優勝するつもりでやっているし、あいつらにひとつでも何か残せれば光栄なことだと思っているので。このままでは終われないですね。頑張ります」

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「絶対気持ちを切らさないように」
強い気持ちで“あと一歩”を埋められるか

◆#33佐々木 慶祐(駒澤大・4年・主将・SF)
130914sasaki.jpg昨シーズン、伊藤(12年度卒)の怪我によりリーグ戦の途中からスタメン入りし、頭角を表した佐々木。試合経験の浅い今年のチームの中で昨年の経験を生かし、キャプテンとしても味方を引っ張ることを求められているエースだ。今年の駒澤大は、例年と異なりスポーツ推薦での入学者がひとりもいない。そのため挑戦者としてぶつかっていく立場となるが、善戦している試合もあるだけに、佐々木も言う「あと一歩足りない」という部分を追究して初勝利を得たい。


―追い上げましたが、最後は引き離されてしまいました。
「毎試合そうなんですけど、もうちょっと頑張れば追いつけるところで、気を緩めてしまってまた離されてという展開が多くて。今日は暑くて集中力が持たないとかもあったかも知れないですけど、それは気持ち次第だと思うので、練習中からそういうところをしっかりやっていきたいです」

―ここまでのリーグ戦を振り返ると、日本大戦など良い勝負ができたと思いますが、勝ち星はなりませんでしたね。
「そうですね。やっぱり自分たちよりみんな格上の相手なので、良い勝負ができただけで『自分ら、勝負できてるじゃん』みたいな満足感が出てしまっているのかなと。結局最後のあともう一歩ってところが足りなくて、全部競っても負けちゃっているので。そういうところも全部気持ちが大事だと思います。練習中からもっとみんなで気持ちを出していこうとは、みんなで言っていますね」

―課題はそういう気持ちの部分なんですね。
「そうですね。メンタル面が一番の課題です」

―自分たちは、どういうバスケットを出して戦っていこうと思っていますか?
「やっぱりセットオフェンスになってしまうと攻められないので、できるだけ走ってトランジションで戦おうと意識しています。ただ今年はみんな試合経験が今まで無かった人が多いので、速攻の時とかもうまく噛み合ないところがまだあって。みんなで意識してやっているとは思いますが、経験が浅いことも大きいのかなと感じます」

―佐々木選手は去年も試合に絡んでいましたし、そのあたりは引っ張らなきゃという思いもあるのかなと感じますが。
「そうですね。去年は先輩たちの中でとにかく足を引っ張らないようにしようと思ってやっていたんですけど、今年は逆にみんなを引っ張っていかなきゃいけないと思うようになりました。やっぱりチームの一番の課題はメンタル的な部分なので、自分がコートに出ている時は絶対気持ちを切らさないように意識しています」

―プレー的には、やや試合によって波もあるのかなと。
「どちらかと言うと、神大とか慶應とか小さくてもチームでディフェンスしてくるところが相手だと、一対一で抜いたあともカバーが速くて、自分のリズムが狂ってしまうということはありましたね。そういうところは修正していきたいです」

―そういえば日本大戦は、坂田選手(#1)とのマッチアップが白熱していましたね。同じ東京の高校同士(成立学園高と日大豊山高)で、意識もしたのかなと思いましたが。
「あ、そうですね。試合中もそれでちょっと話しました。高校の時は試合で当たったことは無かったんですけど、一応お互い知ってはいたので。あとうちの齊田(#6)が、坂田と中学(梅丘中)が一緒なんですよ。そのつながりも合って知っていました。だからあの試合は逆にリラックスしながらやれましたね(笑)」

―チャレンジャーとして向かうリーグ戦は、いかがですか?
「去年のリーグ4位という成績があるので、相手チームも別になめてかかったりはしてこないと思います。でも実力的には自分たちは挑戦者側に回るので、そういうところでも気持ちで負けないように、自分も楽しみながらやっていきたいです」

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「強く行けと言われたことを忘れないように」
1年生らしい思い切りの良さを発揮

◆#21西戸 良(慶應義塾大・1年・G)
130914nisido.jpg法政大の得点源、高田に対して好ディフェンスを見せ、11得点でオフェンスでも貢献。1年生ながらリーグ戦で先発メンバーに抜擢され、経験を重ねている。夏を経て「ポジションに関係なくチームのやりたいことをやれている選手」という方針の元にスタメンが入れ替わったが、現在のスタメンはHCが考える一対一の戦い方を体現できている選手として評価されているということになる。初のリーグ戦ということで慣れない面も見えるが、臆さずプレーすることが大切だろう。


ー勝利できました。法政大に対してはどういうことを意識していましたか?
「試合前に2年近く勝っていないということで先輩たちの意気込みも強かったので、自分も勝手にモチベーションが上がったというか。絶対に勝とうって」

ー前半はゾーンから少し差をつけられる場面が前半にありましたが、焦りはなかったですか?
「特になかったです。ゾーンの攻め方も練習してきましたし、心配ということはなかったです」

ー今日は法政大の高田選手(#0)にマッチアップしていましたが気をつけていたことは?
「映像でも何度か見てハイポストでのスクリーンなんかをやってくると分かっていたので、ファイトオーバーをしてなるべく外に逃がすように意識していました」

ー韓国の延世大への遠征のあとにスタメン変更になったということですが、それは明確に決めるタイミングがあったんでしょうか?
「一度練習試合でチームプレーに関係なく一対一でやれと言われたときがあって、そのときたまたま調子が良くて攻めることができて、アピールできたんです。それをこれからも忘れないで行けと佐々木先生から言われたのが強く印象に残っていて、そこを意識して普段の練習でもやったらスタメンになることができました」

ーリーグの序盤は緊張の様子も見えましたが、慣れてきましたか?
「今はだいぶ慣れてきました」

ー1年はベンチにひとりですし、遠征もそうだったそうですね。
「春シーズンもほとんど試合に出ていなかったし、ひとりでちょっと寂しかったのはありますね」

ーただ、出ているメンバーに洛南の先輩が多いというのは安心感につながるのでしょうか。
「そうですね。頼りになりますね。大元さん(#14)や良太さん(#16伊藤)のようにシュートが入る先輩がいるので、自分は自分のプレーをすることでうまく回っていると思います」

ー動きを見ていると一対一のような動きは得意なのかなという感じもしますが。
「高校のときからドライブをやれと言われていたので、そのタイミングは高校のまま今もやって通用しているところはあります」

ードライブはひとつ持ち味として、あとは自分の武器というと?
「ランニングリバウンドは先生からも求められていて、そこは欠かさずやりたいなと。ドライブから自分で行けるときはもちろんなんですが、シューターの先輩が多いので外へのアシストを考えながらそこも狙っていきたいです」

ーここまで全勝で来ましたが、明日は全勝の日大との対戦になります。
「日大は身長が高い相手です。こちらは小さいし、ミスを恐れずに走り回ってかき乱せるように頑張りたいと思います」

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「相手のポイントゲッターを抑えながら得点も取れれば」
攻守ともにチームの土台となる頼もしき主将

◆#1坂田 央(日本大・4年・主将・F)
130911sakata.jpg得点源の#14高橋が不調だった分、攻め気を見せて26得点のチームハイ。坂田がブレイクに走ることで苦しい時間帯を何度もつないだ。毎試合ほぼ40分出ずっぱりで疲労も溜まる中、速攻の先陣を切り、ディフェンスでは相手のエースを徹底してマークする彼の貢献度は攻守ともに大きい。昨年の途中からキャプテンに就任したが、下級生主体のチームをまとめる上でも今やチームに欠かせない存在に成長中だ。彼が好調を保つことができれば、自ずと勝ち星も近づくだろう。次節、慶應大との全勝対決でも、キープレイヤーとなりそうだ。


―逆転勝利となりました。
「疲れました…(苦笑)。ずっと我慢の時間帯が続いて、やっと最後に抜け出せた、と思ったらまたすぐ逆転されてという感じだったので。でもやっぱり最後は高さが生かせたかなと思います」

―あとは、坂田選手がいつも以上によく走っていたことが良かったのではと感じました。
「耕陽(#14高橋)が今日はちょっと調子が悪くて点数が取れていなかったので、自分が走ったり仕掛けたりして点数を稼がなきゃなと思っていました。うちはそんな点数が伸びるチームではないですし。耕陽の調子が悪いときは、耕陽をおとりにして自分とか、今日ヒロ(#25菊地)も良いところで3Pを決めてくれたし、4年生が頑張る感じかなと。安田(#37)とかも良かったし」

―4年生の安田選手は、長く出番を得られない期間が続きましたが、今日はかなり出場時間も長かったですね。
「安田は、怪我とかで今まで結構離脱していて。下級生も頑張っているし4年生も出てきて、やっとちゃんとしたメンバーでてきているかなという感じですね」

―前半はややリバウンドを相手に取られ過ぎたように思いますが。
「そうですね。デカいから見てしまって取れなくて…。向こうは飛び込みリバウンドがすごくて、こんなに飛び込んでくるとは思いませんでしたね」

―でも春にトーナメントで対戦したときもやられていますよね?
「春もやっているんですけど、『あれ?こんなに飛び込んできたっけ?』って感じで(苦笑)。後半はあまり取られずに抑えられたので良かったです。高さはあるから、ちゃんとボックスアウトすれば確実に取っていけると思います。明日の試合も相手は小さくて飛び込んでくる感じなので、しっかりボックスアウトしていかなきゃ厳しいかなと思いますね」

―神奈川大はディフェンシブなチームで、インサイドの刘選手(#24)のところも徹底されて守られたかなと。
「そうですね。でもうちは3番、4番、5番ポジションの3人ともインサイドでプレーできるので、誰がセンターをやっても大丈夫だし、刘だけに頼らず自分とかヒロとかも合わせて3人でローテーションしながらやるように心掛けました」

―坂田選手は古橋選手(#7)とマッチアップで、お互いやり合うような場面もありましたね。
「そうですね。『今年はポイントゲッターにつけ』と監督さんからも言われているので、ポイントゲッターを抑えながら、今日みたいに得点が取れれば一番いいかなと思います。先週の日曜日は、全然点数も取れなくて何も貢献できなかったので、今日はその分頑張れたかなと感じています」

―ここまでのリーグ戦は、接戦が多いですね。
「なんですかね…若いからか分からないですけど。下級生が油断しちゃうのか、いつもピンチにならないとディフェンスがうまくいかないんです。今日はもう、『俺たちに力を貸してくれ!』という感じでしたね。お願いだからディフェンスを頑張ってくれと(苦笑)」

―むしろお願いする感じなんですね。それでも接戦を勝ちきれているのは大きいですね。
「はい。でも毎回接戦は辛いですね…。今40分フルで出ているので。まぁリーグ戦はまだ長いですし、キャプテンとして頑張らなきゃという気持ちでいます」

―2部のチームとの対戦は慣れてきましたか?
「いや、まだ慣れないですね。1部よりみんな思いきりが良くて、バンバンシュートを打ってくるので。それが入っちゃうと本当に怖いなという感じですね」

―ガード陣は、試合によっていろんなメンバーを使っていますよね。それは問題なくやれているんですか?
「まぁ去年とかもそうだったので、戸惑いはもう無いですね。いろんなメンバーで合うように練習しているので。その日調子が良かったやつが出て、調子悪かったやつは外れて、という感じです。そこはもう慣れましたね」

―去年は『ディフェンスの練習しかしていない』と仰っていましたが、今年はどうなんですか?
「やっぱりディフェンスがメインですね。見ての通り、点数があまり伸びないじゃないですか。だからディフェンスを頑張って、相手を60点台に抑えられるようにというのを心掛けて練習しています。オフェンスは結構フリーにやっているので、その分ディフェンスが本当に大事ですね」

―明日は全勝対決となりますが。
「はい。もう気合い十分です。自分的には、今日調子が良かったので明日もキープできるように。今日調子が悪かったやつらは、切り替えて明日頑張ってもらえると、チームとして良くなっていくかなと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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