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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.09.14 (Sat)

【2013リーグ2部】9/8レポート

無敗を守ったのは日本大と慶應義塾大
神奈川大・法政大がそれぞれ接戦の末に大きな1勝


130908toyama.jpg この日の2部リーグも接戦が相次いだ。それぞれ江戸川大・駒澤大の挑戦をはね除けた日本大と慶應義塾大が4戦全勝。次いで日本体育大を下した神奈川大、国士館大に4点差で競り勝った法政大が3位へと浮上し、今週2連敗となった国士館大は2勝2敗で東洋大と並んだ。4試合を終え、中位は勝敗の予想がし難い混戦模様。2部はまだ序盤戦なだけに、勝敗に一喜一憂することなく常に前を向いて戦い続けられるかが重要となるだろう。

 関東学院大東洋大の1勝同士の試合は、大きく差がつく結果となった。ゾーンディフェンスを展開する東洋大に対し、関東学院大は3Pの確率も悪くなかなか得点を奪えない。前半を終えて37−14と優位に立った東洋大がその後も主導権を握り、73−49で2勝目を挙げた。

 慶應義塾大駒澤大の対戦は、1Qこそ#7佐野(3年・SG)の3Pや#11中野(2年・G)のジャンプシュートが決まって14−15と駒澤大の1点リードで終えたが、激しいディフェンスから流れを掴んだ慶應大が畳み掛けるように得点を重ね、99−70で完勝。無敗の4勝を保ち、次の週の大きな山場へとつなげた。

写真:アグレッシブなプレーを見せた東洋大・遠山。

※慶應義塾大・伊藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【江戸川大が日本大を苦しめ1ゴール差と肉薄】
130911kikuchi.jpg 2部リーグ初の白星が欲しい江戸川大は、首位を走る日本大に立ち向かった。前半は付かず離れずの展開が続いた。江戸川大のゾーンディフェンスにも日本大は#14高橋(1年・SG・札幌日大)が高確率でシュートを決めていったが、江戸川大も#17菊池(3年・G)や#1田中(4年・G)が積極的にリングを狙って食らいつく。結局前半は42−42の同点となり、試合が動いたのは3Qに入ってからだった。#1坂田(4年・F)や#24刘(3年・C)のリバウンドが効いた日本大がじわじわと突き放しにかかり、江戸川大はシュートが決まらず開始5分で56−44と点差を二桁にされる。しかし#28平岩(3年・F)の速攻、#17菊池の2本の3Pが決まって江戸川大も息を吹き返し、その後は一進一退が続いた。64−54と10点差のまま最終Qに入る。

130908tanaka.jpg 4Q、ここから江戸川大の猛攻が続いた。#99原田(4年・C)のミドルシュートを皮切りに、ほぼ落とすことなく全員がアウトサイドを次々に決めていく。日本大は#24刘が裏パスをもらってバスケットカウントを得るなど強みの高さを生かしていくが、江戸川大の勢いは止まらなかった。残り4分、日本大のタイムアウト明けに#1田中の勝負強いシュートが決まってついに逆転。その後は1点を争うシーソーゲームが続いた。江戸川大は#14伊藤(4年・G)が相手のオフェンスファウルを誘うなど良い働きを見せ、残り1分81−81。しかし決定打を決めたのは日本大だった。残り42秒、#24刘がフリースローを2本落とすが、このリバウンドを#25菊地(4年・F)が拾って日本大が2点リード。その後、チームファウルの溜まっていない日本大はファウルを使って江戸川大の時間を削っていき、そのまま83−81と2点差で逃げ切った。

 コンスタントにシュートを決めていった江戸川大。守りでは全員がミスマッチになるような状況だったが、ダブルチームなどでセンター陣に仕事をさせず、終盤まで勝負の分からない試合を演じたことも大きな手応えになっただろう。最後は高さを生かされ悔しい結果となったが、切り替えたい。一方の日本大は、どこか相手につきあう形となった。第1週でも駒澤大と競り合うなど、まだまだ思い切りぶつかってくる相手に手こずる部分も見える。それでも接戦を勝ちきり4連勝。次の週はより相手も強力になるが、見逃せない戦いとなりそうだ。

写真下:日本大・菊地は今季3番ポジションで出場。勝利を引き寄せる仕事をした。
写真下:攻撃型ガードとして2部でも活躍している田中。勝利まであと1歩届かず。

日本大学:4勝0敗
江戸川大学:0勝4敗

※江戸川大・菊池選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【冷静だった法政大が国士館大の追い上げを振り切る】
130908adachi.jpg 2勝同士の戦いとなった法政大国士館大の戦い。#9新田(3年・C)らがリバウンドを奪い、#4松島(4年・G)も合わせに飛び込んでまずは国士館大が先行した。法政大は#5松澤(3年・C)がいきなり2ファウルとつまずき、開始1分で#31安達(3年・PF)と交代。だがこの#31安達が果敢に攻めて味方を沸かせ、法政大にリズムをもたらす。国士館大がゾーンを崩せず得点が停滞する間に、#16沼田(2年・C)の3連続得点で法政大が逆転。2Q以降も法政大がわずかにリードしたまま淡々と試合は進んだ。3Pが決まらずどこか大人しい国士館大を尻目に、3Q残り6分には#24加藤(2年・F)のミドルで法政大が9点リード。国士館大は#17石井(2年・F)の2連続3Pで3点差にするものの、ここからという時に#9新田が4つ目のファウルを吹かれるなど勢いが持続しない。再び法政大が持ち直し、4Q序盤には#31安達のバスケットカウントもあって大きく16点差をつけた。

130908honda.jpg 挽回したい国士館大はオールコートプレスを展開。相手のミスからじわじわ点数を縮める。#5伊藤(4年・G)が交代で入ってすぐに3Pを決めて流れを引き寄せ、#15本多(3年・G)の2本の3Pも続いて残り4分7点差に。それでも法政大は#0高田(4年・G)、#山岸(2年・)の2ガードが落ち着いてプレスに対処し、そう簡単には逆転させない。国士館大が#22原(2年・F)のバスケットカウントで5点差に迫った時には、すでに残り時間は1分だった。それでも#4松島が苦しい体勢から3Pを決め、#14高橋(4年・G)のドライブもあって残り33.5秒1点差に。だが法政大は#16沼田がドライブでフリースローもらい、さらに続くディフェンスでは相手のオフェンスファウルを誘って攻守で活躍。残り12.3秒、#17石井の3Pで国士館大が3点差まで迫るが、最後はスローイン時のディフェンスでアンスポーツマンライクファウルを吹かれて万事休す。慌てることのなかった法政大が4点差で逃げ切った。

 終盤の追い上げは光ったものの、前半は良い流れを持続できなかった国士館大。3Pが外れてゾーンを崩せず、不運なファウルも重なって我慢の時間帯が長過ぎてしまった。惜敗での2連敗となったが、切り替えて立て直したい。一方の法政大はこれで嬉しい3連勝。下級生らも国士館大の激しいプレッシャーに冷静に対処し、昨年とは違う落ち着きが見られる。上位を虎視眈々と狙いながら、同率3位の位置につけた。次週も大きな山場となりそうだ。

写真上:ベンチから出てチームを勢いづけた法政大・安達。
写真下:激しいプレッシャーを仕掛けた松島がファウルとなり、国士館大・本多もバッタリと倒れて悔しがった。

法政大学:3勝1敗
国士舘大学:2勝2敗

※法政大・沼田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【ポイントを抑えた神奈川大が日体大から白星獲得】
130908sone.jpg 前日白熱の試合の末に慶應大に敗れた日本体育大は、連敗脱出をかけて神奈川大と対戦。1Q、手堅いディフェンスから速攻につないで流れを掴んだのは神奈川大。開始4分で2−10と幸先の良いスタートを切ると、その後も相手のインサイド陣をよく抑えて乗らせなかった。しかし日体大も#15濱田(3年・F)や#19中野(4年・F)の速攻で持ち直して追いつき、2Qも一進一退。#12周(3年・C)がリバウンドに飛び込んでディフェンスの要となる神奈川大#29田村(4年・F)を2ファウルに追いやったが、苦しい場面で#7古橋(4年・F)が3Pを決めてなんとかつなぐ。結局34−37とほぼ互角のまま後半に入ったが、3Qに流れは大きく動いた。神奈川大がディフェンス、リバウンドで粘り、攻めては#98大石(3年・G)や#7古橋のシュートで勢いに乗る。日体大は#1本間(3年・G)のシュートを最後に得点が止まり、開始4分で36−52と大きなビハインドを負った。インサイドを下げて機動力ある布陣で打開をはかるも、激しいディフェンスが逆にファウルとなって点差を詰められない。しかし15点差がついていた3Q残り2分半から、#11北川(4年・G)、#12周のバスケットカウントを合図に日体大が反撃を開始。#11北川と#9出羽(3年・F)の連係プレーも光り、最後に#11北川の3Pで2点差に縮めて4Qにつなげる。

130908kitagawa.jpg 4Q、#12周のゴール下で日体大が同点に追いつき試合は振り出しに戻る。だが神奈川大も負けじと#7古橋が3Pを決めてガッツポーズを見せると、#20早川(4年・G)も難しい体勢からダブルクラッチを決めて再び5点差に。日体大はフリースローでなんとか追いすがるが、神奈川大のディフェンスを前にオフェンスが単発に終わり、追う展開を覆せない。残り3分には#20早川のジャンプシュート、#98大石のワンマン速攻で神奈川大が67−78と11点リード。日体大も#11北川の3P、#15濱田のバスケットカウントで対抗したが再び追いつくには至らず。最後に流れを引き戻した神奈川大が87−79で大きな3勝目を手にした。

 神奈川大は初週こそ東洋大に1敗したが、今週の連勝で3位につけた。今年は4年生主体とあってお互いに指摘し合い、大きく崩れることのない安定感を春から発揮している。ファウルトラブルなどまだまだ課題はあるが、ひとつひとつ勝ち星を手にしていけばトーナメント同様に上位が見えてくるだろう。

 対する日体大は、第2週にして苦しい3連敗。ここからは取りこぼしの許されない下の順位との戦いになっていく。気持ちを切り替え、チーム一丸となって戦いたい。

写真上:曽根の働きも神奈川大にとって不可欠な要素。
写真下:強気で決める勝負強さ、コート上でのリーダーシップが光る北川。奮闘は続く。

神奈川大学:3勝1敗
日本体育大学:1勝3敗

※神奈川大・古橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「小さいなりの泥臭さを見せたい」
思い切りの良さでチームに貢献

◆#17菊池将真(江戸川大・3年・G)
130908kikuchi.jpg合計7本の3Pを決めた菊池。「今のところは調子がいい」とリーグ戦を通してシュートタッチが良く、3Pランキングも4試合を終えて2位につけている。サイズはないが、ディフェンスでも豊富な運動量で日本大とのミスマッチをカバーした。
江戸川大はまだ白星を得られていないが、上位チームとの善戦で手応えも掴んでいる様子。持ち味の思い切りの良いシュートがはまれば、どんな相手でも脅かすことのできるチームだ。「勝ちきれない」という課題を克服し、初勝利を挙げたい。


―接戦になりましたね。
「やっぱり悔しいですね。今うちのチームは3連敗していて、この試合は絶対とるぞと言っていたので、勝ちきれなかったのは悔しいです」

―日本大は高さのあるチームですが、試合前はどう感じていましたか?
「うちは小さいのでどこについてもミスマッチになってしまいますし、試合前はみんなビビるというか、『どうする?』って焦っていました」

―でも、実際やってみて通用した部分も多いのでは?
「ありましたね。でも相手のセンターに最後はやられてしまったので、そこは難しかったです」

―終盤は全員ほとんどシュートが落ちませんでしたね。勢いがありました。
「やっていて楽しかったです。絶対いけると思いました」

―菊地選手も3Pを7本決めて、シュートタッチが良かったですね。
「はい。1本決めてそれが分かったので、今日は打つぞと思っていました。リーグ戦を通して、今のところは調子がいいと思います」

―ここまで連敗が続きますが、チームの雰囲気はいかがですか?
「昨日の試合、大差で負けて一回気持ちも落ちてしまったんですけど、今日は切り替えてやるぞと。チームで一丸になってやれました」

―江戸川大にとって初めての2部リーグですが、3部との違いは感じますか?
「やっぱり3部と違ってどこのチームもディフェンスのプレッシャーが強いし、シュートも入るし…。でも、負けてばかりでもないと思うんですよ。身長は小さいんですけど、やることをやれば勝てるんじゃないかなと。負けてられないので、これから勝ちたいです」

―江戸川大は迷いなくシュートを打ってきますよね。入り始めると、相手チームもディフェンスしづらいというか。
「そうですね。空いたら打とうと。うちは小さいので、隙があればどんどん打つ感じですね」

―今ある課題は?
「最後に勝ちきる力ですね。良い試合はしても勝ちきる力がまだ無いので、また明日から練習を頑張って勝ちたいです」

―個人としてはどんなところを頑張りたいですか?
「やっぱり小さいので、ボックスアウトをしてルーズボールはガッツリ飛び込んで。小さい選手なりの泥臭さを見せたいです。あとは、得意のシュートも生かしていきたいなと思います」

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「心の準備が試合前からできていた」
落ち着いたプレーで接戦をものにする

◆#16沼田 凌(法政大・2年・C)
130908numata.jpgルーキーイヤーだった昨年から主力として試合に絡んでいるが、今年はより頼もしいチームの柱となりつつある。自分より大きい相手につくのは慣れているといい、攻守ともにそのハンデを巧さで補える選手だ。ファウルトラブルなど課題もまだあるが、今はまだ下級生で伸び盛り。彼の今後の活躍が法政大の躍進に直結していきそうだ。


―試合を振り返っていかがですか?
「いつも入りから頑張ろうと意識して試合に臨んでいるんですけど、今日は立ち上がりから最初に10点差くらいつけられてしまって。でもそこで気持ちを切らさずに、逆に途中は10点差くらいつけることもできました。入りは悪かったんですけど、追いつけたことは良かったと思います」

―出だしが良くないのはこれまでの試合でも課題ですね。
「そうですね。関東学院との試合みたいな出だしができれば、その貯金で楽に試合が進められると思いますし、出だしは課題です。あと課題は、今日も相手にリバウンドを取られすぎたなと。そこはセンター陣がしっかりボールを取って、早くガードにつないで走る展開を出していかなきゃダメだと思います。リバウンドと試合の入りが課題です」

―逆に追いつけた要因はどういうところにあると思いますか?
「ツヨシさん(#31安達)とか、あとから出てきたメンバーがそれにしっかり応えてチームを勢いづけたというのが大きかったと思います」

―沼田選手自身もファウルトラブルでしたし、そこは助けられましたね。
「そうですね。リーグ戦の1試合目の時も自分はファウルトラブルになってしまいましたし、2試合目は大丈夫だったんですけど、3試合目も結構ファウルが込んでいました。全体的に自分はファウルが多いなと思うので、そこでチームに迷惑をかけないようにこれからはもう少し頭を使ってファウルも減らしていけたらなと思います」

―それでも限られた出場時間の中で良い仕事をしていたなと思います。最後も場面もフリースローとチャージングを取って勝利を引き寄せましたね。
「結果的にああなったのは良かったんですけど、自分がドライブに行ったやつも、あそこでファウルをもらえていなかったらと考えると(苦笑)。だからああいうのもしっかり決めていかなきゃいけないと思います。ボールを託されたんだったら、ちゃんと最後まで決めていけるようにしたいです」

―あとは、今日はゾーンディフェンスがよく効いていたように思いますが。
「でも最後の方で相手に3Pも結構決められていたし、まだまだですね。もっとプレッシャーをかけなきゃダメだなと思いました。あとはやっぱりマンツーでもしっかり守れるようにならないと、ここぞというところでゾーンが使えないので。仕方なくゾーンを長引かせるんじゃなくて、マンツーでも頑張っていけたらいいなと思います」

―国士館大は激しくディフェンスしてくるチームですが、終盤でオールコートプレスをかけられた時もみんな落ち着いていましたね。
「そうですね。国士舘が、球際に強くてボールを持った時のプレッシャーがすごいというのはみんな知っていたし、試合前のミーティングでもそういうところに気をつけようという話がありました。心の準備が試合前からできていたんじゃないかなと思います」

―今年のチームは、去年と比べて雰囲気などはどうですか?
「去年からみんなで戦おうという感じだったんですけど、今年はもっともっとみんなで戦おうという雰囲気があります。1年生も試合に出て頑張っているし、僕も下級生ですが、僕ら下級生が頑張れば上級生の刺激にもなってみんなで頑張れると思うので。そうやって学年関係なくみんなで頑張るという意識が、今年は去年に増してより強くなったんじゃないかと思います」

―2年生もみんな頼もしくなりましたね。新人戦で上位に入ったことも自信になったのかなと思いますが。
「たぶんそれもあると思いますし、普段の練習も練習が終わってから結構自主練をやっていて。そういうところが自信になっていると思います。あとは下級生なので、思い切りやろうという感じなのが良いのかなと。出ている間は常に全力でできるようにやっています」

―2年目のリーグ戦はどんなリーグ戦にしたいですか?
「やっぱり目標は、入替戦に行って1部に昇格してインカレに出場することなので、それに少しでも貢献できるように頑張っていきたいです」

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「全員でディフェンスを頑張って全員でリバウンドをとる」
明確な意識付けで高さのある相手を敗れるか

◆#16伊藤良太(慶應義塾大・3年・G)
130908ito.jpg昨シーズンは上級生に怪我が相次ぎ、伊藤も2年生ながら大きな責任を背負った苦難のリーグ戦だった。しかし3年目の今年はそうした苦労も自分の自信に変え、蛯名や矢嶋など上級生の怪我人も復帰して精神的な面でも負担は軽減している様子。さらに最終学年となる来年を見据え、1部昇格を目指して並々ならぬ思いでリーグ戦に臨んでいるようだ。
センター本橋の怪我によりさらに小粒なチームで戦っている慶應大だが、持ち前のトランジションと連携プレーで4連勝と幸先の良いスタートを切った。“昨年とは違う”というところを今後も見せていけるか、来週以降も重要な試合が続く。


―4勝で2週目を終えました。昨日の日体大戦は大きな勝ち星でしたが。
「そうですね。日体大は2年前に入替戦で2部に落とされた宿敵でもあるので、本当に僕自身絶対負けたくないという思いがありました。気持ちで戦った部分があったのは大きいですね。向こうは身長の大きい選手もいたので、大きい選手を相手に小さい僕たちがどうやって戦うかという点では明るい材料になったかなと思います」

―今日の試合はやや相手に流れを奪われる場面もありましたが、ディフェンスで取り戻しましたね。
「今日は出だしがあまり良くなくて僕自身もシュートタッチが悪かったので、オフェンスが全然良くないぶん、リバウンドだったりディフェンスだったりルーズボールだったり、そういう地道な部分を頑張ろうと思ってやっていました。蛯名さん(#4)を中心にして、泥臭い部分を僕ももっと頑張らなきゃいけないと思って。チームとしては、ディフェンスも良くなりつつあるんですが、まだまだ甘い部分もあると思います。そういうところを突き詰めていかないとこれから勝っていけないなと。良いところもあったし悪いところもあった試合かなと思います」

―ルーズボールやディフェンスが鍵ですね。
「そうですね。蛯名さんが中心となってそういうところを頑張ってくれているので、僕もそれに負けないようにルーズボールであったりリバウンドだったりに集中しないと。今後の練習で突き詰めていきたいですね」

―大きいセンターがいないぶん、そういうボールは全員で拾いにいかないと命取りですよね。
「本当にそうですね。本当に5人全員が頑張らないと勝てないと思うので。全員でディフェンスを頑張って全員でリバウンドをとらないと、来週戦う日大だったり法政だったりには勝てないと思います。そういうところをガードとして、もっとみんなに声をかけてやっていきたいです」

―伊藤選手は今年3年目のリーグ戦ですが、去年は怪我で出られなかった蛯名選手や矢嶋選手(#10)がいてくれるのは心強いのでは?
「本当にそれはありますね。でも4年生に頼るという部分もありますけど、来年は4年生が抜けて自分たちが最上級生にならなきゃいけないので、そういう危機感も持ちながらやっていて。4年生に頼りつつも、もう自分が中心となって引っ張っていくくらいの気持ちでやっていかなきゃいけないと思っています。良い意味で、もう後が無いですから。1部でやるためには3年の今年が最後のチャンスなので、本当に危機感を持ってやっていますね」

―大元選手(#14)や福元選手(#17)らも、2年生になって頼もしくなりましたね。
「はい。2年生が頼もしくなったことはチームにとっても大きいですね。でもまだまだ下級生なので、のびのび思い切りやって欲しいと思っています。僕自身も上級生としてあいつらが思っていることもどんどん聞くし、逆にこうやって欲しいということは要求するし、そういう関係でやっていきたいですね」

―西戸選手(#21)も1年生ながらスタメンで良い活躍ですね。
「そうですね。1年生なので、フレッシュに気負わずやってもらえればいいかなと。僕自身も1年生の時に上級生からそう言ってもらって自由にやらせてもらっていたし、今は逆にアイツのミスはカバーするという気持ちでやっていますね」

―メンバーに洛南高校出身者が多いことも、やりやすいのでは?
「やりやすさという部分ではたぶん、洛南のメンバーはゴール下で止まれることが強みだと思うんですよ。状況判断がしっかりしているので、無理にいかずにしっかり止まって合わせられる。そういうところは他のメンバーにもどんどん要求していきたいですね。僕自身ポイントガードとして、どこのチーム相手でもどのメンバーでもうまく適用して、みんなそれぞれに良いところがあるのでそこを引き出せるようなガードになりたいと思います」

―蛯名選手は『去年とは違う』と言っていました。今年のチームへの手応えも大きいのでは?
「去年と全然違うというのはありますね。練習から全く違っているというか、本当にみんな危機感を持って、細かい部分ですが、一つひとつのことを全力でやるというところは去年よりかなり良くなったと思います。そこを継続しつつ、頑張っていきたいですね。僕自身、春シーズンは何もできなかったので、その悔しさもこのリーグ戦で晴らしたいと思います」

―来週も大事な試合となりますが。
「法政も日大もたぶん今乗っているチームだと思うので、本当に僕らにとって大きな山場だと思います。そこでどう勝ちきれるかというのは、今週の練習が大事になってくると思うので。自分たちはもう身長のことをとやかく言っても仕方ないですし、とにかく走って、全員でディフェンスを頑張って全員でリバウンドをとるしかない。そこはもう割り切ってやるしかないので、そこを僕自身が先頭に立って頑張って、絶対に勝ちたいと思います」

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「慢心することなくやってきた」
4年生主体の安定感で掴んだ大きな1勝

◆#7古橋広樹(神奈川大・4年・F)
130908furuhashi.jpg1年生の頃から神奈川大の得点源となってきた古橋も最終学年となった。まだあまり3Pに当たりは来ていないが、その分体を張ったリバウンドやディフェンスでの貢献度は大きい。名実ともに神奈川大のエースとしてコートの中で存在感を放っている選手だ。
4年生が主体となる今年の神奈川大は、幸嶋監督も「余計なことで怒らなくてすむ」と春から信頼を置いていた。春に結果を残しても、そこで満足して夏を無駄に過ごすような過ちは犯さず、充実した練習ができた様子。勝負の年に結果を残すことができるか、必見だ。


―大きな1勝ですね。
「そうですね。これで勝ちが先行しますし、先週1敗してしまったんですけど、ここから全勝できるように頑張りたいです」

―日体大が相手ということで、どんなことに気をつけていましたか?
「トランジションでやってくるチームなので、そこを出させないように走り負けないことと、あとはセンターが大きいのでそこに入った時のダブルチームを意識していました」

―そのあたりは今日うまくいったなと?
「そうですね。途中3Qくらいに少しあたふたしてやられた部分はあったんですが、そこで我慢することができたのは大きかったと思います」

―田村選手(#29)も日体大の周選手をよく抑えていましたね。最後はファウルトラブルになってしまいましたが。
「そうですね。ファウルは自分より大きい相手を守っているので仕方ない部分もあると思うんですけど、そこをもう少し修正しないと。東洋戦でファウルトラブルだったこともあるので、そこはこれからの練習で意識してカバーし合って守れるようにしたいです」

―自分自身の出来はいかがでした?
「最初はなかなか当たりが来なくて『今日は入らないかな』とちょっと思ったんですけど、後半気持ちよく打たせてもらっていい感じに決めることができました。これを継続して決められるように、シューティングをしっかりして、もっともっと点を取れるようにしたいです」

―ディフェンスのチームだからこそ、オフェンスでは古橋選手の得点が求められますね。早川選手もこれまでの試合良いところで効果的な3Pを決めていますね。
「そうですね。アイツはもともと入るやつなので、ノーマークだったらたぶん外さないと思います。そこは信頼してやっていますね。自分は、外した時のリバウンドを一生懸命やろうと思っていました」

―4試合通して、古橋選手はやはりリバウンドが強いですね。
「やっぱり体ができてきて、当たり負けないようになったことが大きいかなと。ただボックスアウトができてない時があるので、そこをまたこれから修正していきたいです」

―ここまでの4試合を振り返ると、東洋大に逆転で1敗してしまいました。
「あれは痛かったですね。たぶん相性的なものもあるんですけど…でもそこをしっかり勝ちきれないとこれから上位とやる時に戦っていけないと思うので、修正していきたいです」

―そこでチームが落ちることはありませんでしたか?
「試合明けの火曜日の練習はあまり良い練習ができなかったんですが、そこで下を向いてちゃ先が見えないので、しっかり切り替えようと。それで切り替えて練習できたのが、この勝利に結びついたんだと思います」

―夏の間の練習は、どうでしたか?
「合宿とかも良い感じでいけたと思います。リーグ戦の入りは固かったと思うんですけど、たぶんそれは緊張とかもあるので、ここから上り調子だと思います」

―トーナメントで順位決定戦に競り勝てたことも自信になったのかなと思いますが。
「そうですね。大きい自信にはなったんですけど、そこで慢心することなくやってきました。それがこういう勝利につながったと思います」

―今年はキャプテンの田村選手を筆頭に、4年生がすごくしっかりしていると幸嶋監督からもお伺いしました。
「そうですね。キャプテンは田村なんですけど、4年生全体で引っ張ろうということで、みんなをまとめて引っ張っていけた部分が大きいかなと思います。自分たちで指摘し合って修正してやってこれたのは良かったです」

―去年に比べて今年は試合に絡む4年生が多いのも強みですね。
「そうですね。今年は4年生が主体でやっているので、そこの部分で雰囲気とかも良いのかなと思います」

―個人的な課題は?
「やっぱりまだ外のシュートが入らなかったので、そこを修正すること。あとは自分がドライブした時に今日も結構ディフェンスが寄ってきたので、そこでキックアウトができるようにしたいです。シュートを打ってもらって、入らなくてもリバウンドを取ってもう一度自分が入れるくらいの気持ちでやっていきたいと思います」

―まだまだリーグ戦は始まったばかりですが。
「これからですね。これから勝ち星をどんどん増やしていって、インカレ出場、入替戦で1部に行けるように頑張りたいです」

 
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