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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.09.01 (Sun)

【2013リーグ1部】9/1レポート

大東文化大がうれしい1勝目
専修大の猛追が青山学院大を追い込む


130901oogaki.jpg 第1週、3戦目にして大東文化大が筑波大から1勝をあげた。昨年の主力が抜け、スタメンもガラリと変わった今季は新しいチームづくりの年でもある。この1勝をはずみにして波に乗りたいところだ。専修大は勝負あったかという前半を驚くべき勢いで覆し、青学大を焦らせた。その筆頭はエース#11宇都(4年・G)の存在感であることは言うまでもないが、今リーグからスタメンに入った#15小野寺(4年・G)、ベンチスタートの#0大澤(4年・PG)を始め、4年生がいい働きを見せた。層は厚いといえず宇都にかかる負担は大きいため前半戦でどのような試合をするか、今リーグで必見のチームだと言えよう。

 まだ序盤戦とはいえ、1週間に3試合をこなせばあっという間に勝敗が積み上がっていく。課題があれば早々に修正していく力も必要になる。経験のないスケジュールでチームや選手がどう変化していくか、1部リーグは1週目を踏まえて2週目も見逃せない。


 全勝の拓殖大とまだ勝ち星のない早稲田大の対戦は、1Qに早稲田大が9得点と出遅れるとそのままずるずる離された。主眼に置くディフェンスが機能せず、攻撃でもインサイドの#23バンバ(1年・C・延岡学園)が攻略できない。次々と選手を替えていくものの、流れを引き寄せられず88-48の大差がついてしまった。拓殖大は#14大垣(3年・F)の速攻が光り、#23バンバ、#40藤井(4年・G)も安定した働きで3戦全勝、早稲田大は3連敗と明暗が分かれた試合だった。

 東海大白鴎大と対戦。白鴎大は立ち上がりの攻撃がうまく回らず点が伸びない状態が続いた。東海大は#0ベンドラメ(2年・G)が躍動し、流れを作っていく。白鴎大は初戦からエースの#5柳川(4年・SF)に対するマークが厳しくそこを起点にした攻撃が機能しないが、この試合では#15白濱(4年・F)が奮起。高い身体能力を活かしてペイントに切れ込む動きが目立った。しかしスタメンを随時休ませながらの東海大の優位は動かず、90-60と勝負あり。東海大が3連勝を飾った。東海大は#21橋本(2年・C)が初戦のケガで2試合目から欠場。2週目に高さのある明治大との対戦を控え、やや気になる部分だ。

写真:拓殖大は大垣の活躍ぶりも鍵になる。

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【リードを保った大東文化大が今大会初勝利】
130901TOGASAKI.jpg ここまで若いメンバーで白星なしの2敗となっている大東文化大は、筑波大に挑んだ。わずかながら押し気味に試合を進めたのは大東大。#99山崎(2年・F)が多彩なシュートで勢いをもたらし、#28兒玉(3年・PG)のバスケットカウントも飛び出す。筑波大は#14坂東の外角が当たらず、前日の明治大戦同様にインサイド陣のペイント内でのシュートも精度が悪く後手に回る。2Q途中、大東大のオフェンスが停滞する間に#32武藤(4年・C)のバスケットカウントなどで追いつくが、大東大は#7渡部(2年・F)、#28兒玉のジャンパーで打開。前半は大東大が2点リードと僅かな差を得て終了する。

 3Q序盤に#14坂東の3Pがようやく決まり、筑波大のペースになるかと思われたが、#32武藤のトラベリングから大東大は流れを引き寄せ、#8戸ヶ崎(4年・F)のリバウンドシュートや#28兒玉のドライブなどで引き離す。筑波大は#21笹山(3年・PG)が足を痛めて交代を余儀なくされ、苦しい状況に。4Qは#42坂口(4年・PG)の好守を起点にチャンスを作り、#10山田(3年・SF)らの得点で大東大に肉薄するが、#99山崎のシュートに続いて#8戸ヶ崎が値千金の3Pを沈めて大きな9点差とする。#35池田(4年・SF)が孤軍奮闘する筑波大に対し、大東大は#30鈴木(4年・SG)を中心にまんべんなく得点を重ねて徐々に点差を拡大。75-63として、リーグ戦初勝利を挙げた。

 元々能力のある選手が揃う大東大。得点が入らない苦しい時間帯もあったが、戸ヶ崎のリバウンド、筑波大のシュートミスにも助けられて我慢を続け、欲しかった白星を得た。筑波大は、手数は多いもののシュートの精度が悪かった。ただし終了間際には坂東が3本の3Pを決めて意地を見せた。これを次戦に繋げられるか。

写真:9得点13リバウンドの戸ヶ崎。今年の大東大には欠かせない存在だ。

大東文化大:1勝2敗
筑波大:1勝2敗

※大東文化大・兒玉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【中央大が食い下がるも明治大が振り切り3連勝】
130901TANIGUCHI.jpg 2連勝と好スタートを切った明治大は、対照的に連敗スタートの中央大との対戦となった。序盤から明治大が一貫して主導権を握った。#16安藤(3年・PG)を中心に得点していき、得意のディフェンスで中央大を圧倒。中央大は#21大野(4年・F)が奮闘するも、1Qは8得点と出遅れる。2Q半ば、明治大#16安藤が3ファウルとなってからは互角の展開に。中央大は#5谷口(4年・F)が積極性を見せて追いすがるが、明治大は#12中東(3年・SG)の3Pが飛び出す。結局序盤のリードが効いて前半は明治大10点のリードとなる。

3Q、#16安藤がコートに戻った明治大だが、中央大も食い下がる。#27宍倉(2年・C)の3点プレーや#31流田(3年・G)の豪快なレイアップも出て一桁の点差とする。明治大は#2目(4年・SG)や#24田中(4年・SG)の3P、中に侵入した#12中東のゴール下などで応戦するも、中央大は#27宍倉のゴール下、#5谷口のジャンパーと続いて7点ビハインドで4Qを迎えた。しかし、ラスト10分は明治大の時間帯に。#2目の3Pで再び点差を二桁とし、#12中東も外からのシュートでネットを揺らしずるずると点数を離した。最終的に79-57となり、ベンチメンバーも起用した明治大が無傷の3連勝となった。

明治大が志向するロースコアゲーム、なおかつ点差も最終的には離れたものの、中央大も粘りを発揮した。全体的なサイズでは明治大に劣るものの、この日はリバウンドではほぼイーブン。最初の2戦でシュートの好調だった#24塩谷(4年・PF)が抑えられたのが響いた。主将の大野「ディフェンスを頑張れないと勝てないと思っている。ディフェンスは、しっかり声を出して機能している時は守れているので手応えを感じている。声を出していれば、負けていても『次、頑張ろう』と前向きな気持ちにもなれる」と3連敗中でも収穫があったことを口にする。残りはまだ15試合もある。インサイドの要である山田を故障で欠く状況が今後も続くが、「ディフェンスを基本にして、カウンターの攻めをしっかり出していきたい」

写真:中央大・谷口はこの日チーム最多の14得点。

明治大:3勝0敗
中央大:0勝3敗


【専修大との手に汗握る接戦を青山学院大が制す】
130901KASAI.jpg ここまで大差での2連勝中の青山学院大と、前日初勝利を挙げた専修大によるこの日の最終試合。前半は青学大が大きくリードしたが、3Qに専修大が猛追し、最後まで勝負の行方の分からない熱のこもった試合となった。

 まずは青学大の流れだった。#25永吉(4年・C)、#9安藤(1年・SF・四日市工)の3Pでリードを得る。専修大は#24田代(2年・F)が好調。ドライブやジャンパーで得点を重ね、#11宇都にも得点が出始めて何とか青学大についていく。青学大は序盤のラッシュが鳴りを潜めるも、フリースローの得点をコツコツと稼いでいき、終盤には交代出場の#5高橋(3年・PG)が3Pを沈め、1Qは青学大が7点をリード。2Q序盤には#5高橋が再びの3P、#18笠井(2年・PG)も速攻を出してチームを乗せる。こうした時間にミスが出て苦しい専修大は#11宇都のオフェンスが光る。バスケットカウントに3Pまで決めて観衆を沸かせる。だが終盤に#7野本(3年・CF)と#5高橋の3Pが相次いで決まった青学大が、リードを16点にまで拡大して前半を終える。

130901TASHIRO.jpg ところが、3Qの立ち上がり、立て続けに#11宇都の速攻が決まってみるみる点差を詰めて専修大が勢いづく。青学大は#7野本がテクニカルを吹かれるなど重い雰囲気に。#24田代にバスケットカウントを与えて6点差に迫られたところでタイムアウトを使い、得点の停滞は打開するも、リズムに乗った専修大の勢いを殺せず、得点を取り合う展開が続く。青学大は#9安藤が思い切りの良い3Pを相次いで決め、その都度専修大は#15小野寺(4年・F)はスティールからのレイアップ、#0大澤(4年・G)のジャンパーなどで返す。青学大は7点程度の差を維持し続けるも、4Q序盤、相次いでフリースローを与えてしまうと#15小野寺の速攻を許し、シュート一本差まで詰め寄られる。#0船生(2年・F)と#9安藤の3Pで一時突き放すも、専修大は切れない。#11宇都がアグレッシブなプレーで再び追い上げ、残り4分に#15小野寺の3Pが炸裂し78-78の同点とする。この大事な場面で青学大はインサイドが光った。#25永吉のゴール下で再度リードを得て、#18笠井のスティールを#7野本のレイアップに繋げる。専修大は#24田代や#0大澤のジャンパーで粘るも、残り30秒で#25永吉のローポストで決められ3点ビハインド。#11宇都のドライブで返すも直後に永吉のフリースローを許し、二投とも決められる。最後は#11宇都からの展開に託すが、青学大#9安藤のプレッシャーを前にボールを奪われてしまった。専修大は奪い返しに行くがファウルを吹かれ、青学大のフリースローは落ちずにこのままゲームセット。94-88で、青学大がもつれた試合を制した。

 終盤にかけて緊迫した試合はどちらに転んでもおかしくなかったが、インサイドを活かした青学大が逃げ切った。プレスからのブレイク、セットオフェンスでもルーキー安藤を中心とした外角などで昨年よりもオフェンスのバリエーションは増えた。しかし流れが悪い時間帯は受け身になり、リバウンドでも後手に回ってこの試合のチームリバウンドは一本差ながら相手より少なかった。3連勝となったが、この点は今後の修正課題である。

 最後は相手の高さにやられてしまい、専修大は黒星が先行する状況に。しかしこの日は小野寺や大澤も要所で得点し、宇都、田代はもちろん、それ以外の選手が大きく流れを引き寄せるようなプレーを見せたのも印象的。次は東海大との対戦となるが、アップセットの可能性は十分に秘めている。

写真上:活発にベンチメンバーを起用している青学大。笠井は要所で良い働きを示す仕事人だ。
写真下:31得点をマークした専修大・田代。試合を重ねるごとに存在感を増している。

青山学院大:3勝0敗
専修大:1勝2敗

※青山学院大・永吉選手、安藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「自分たちのやるべきことを貫いていきたい」
長丁場のリーグ戦でどこまで成長を遂げられるか

◆#28兒玉貴通(大東文化大・3年・PG)
130901KODAMA.jpgアグレッシブな攻めで、筑波大のガード陣を終始苦しめていた。岸本(12年度主将・現bj琉球)や鎌田(現NBL・東芝)を擁した昨年のチームから、メンバーがガラリと入れ替わった。若い選手も多く、今大会は苦戦も予想されるが、春4位の筑波大から初勝利を挙げた。チーム全員の意思統一を口にするが、その点でガードである兒玉の果たすべき役割は大きい。本人も話すように、大会2ヶ月間で成長を示したい。


—初勝利おめでとうございます。
「嬉しいですね。最初の2戦が不甲斐ない試合だったので、今日は何としてもチーム全員で勝とうとやっていたので、それで嬉しかったです」

—2連敗中の雰囲気はどうだったのでしょうか。
「重かったんですけど、うちのチームは切り替えられるんで。それが良いところだと思うので、2敗したけど今日は勝とうと全員で言っていました」

—若い選手が多い点では、すぐに切り替えられるのではないかと思いますが。
「そうですね(笑)。そういうところはありますね」

—今日はほぼ全ての時間でリードする展開でした。
「今日は自分たちのリズムで試合ができたので結構良かったですが、追いつかれる場面もあって、個人個人のミスもあったし。そういうところは課題なので、みんなで無くしていけたらな、と話していました。今年のチームは若く、経験も少ないので自分たちのやってきたことをやらないと最初の2戦みたいに不甲斐ない試合になってしまいます。そういう意味では今日は自分たちのやるべきことがしっかりできていたと思います」

—その「やるべきこと」とは。
「身長が小さいので、リバウンドとルーズボールは負けないように。あとはトランジションを上げていって、攻撃回数を増やせば入る数も多くなってくると思います。それとディフェンスはみんなでしっかり意識を持って守ろうとしています」

—兒玉選手自身もしっかり守れていたのではないでしょうか。
「自分のところではあまり攻めて来なかったというのもあるかと思いますが(笑)、自分とかのところよりも戸ヶ崎さん(#8)のところで相手の武藤さん(筑波大#32)を抑えられました。そこが大きかったかなと思います。勢いに乗せてしまうと厳しいので」

—筑波大相手ということで、武藤選手のところは警戒していた、と。
「はい。武藤さんのところは警戒しないと。あそこがインサイドの起点になってくるので、そこはみんなで抑えようとやっていました」

—坂東選手の部分はいかがでしたか。坂東選手のアウトサイドを決めさせなかったことも大きかったように感じます。
「坂東のところも入り始めると乗ってくるので。だから外は坂東、中は武藤さん、その二つは抑えようとしていました。それが今日は結構できていたので、良かったです」

—1勝目で調子も上向くと思います。今後のリーグ戦はどう戦っていきたいですか。
「勝ち負けを考えてしまうと、まだ若いので重くなってしまうと思います。だから、さっきも言いましたが自分たちのやるべきことをやれば、おのずと結果がついてくると思ってみんなやっていると思うんで。そこはこのリーグ戦2ヶ月間どんどん成長していきながら、貫いていきたいと思います」

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「これまででは一番準備ができた夏」
4年目、リーダーとしてコートで見せるべきもの

◆#25永吉佑也(青山学院大・4年・C)
130901nagayoshi.jpg4Qの勝負際、リバウンド勝負ではさすがに強さを見せ、タイトな勝負を乗り切った。張本が欠場している今、野本というもうひとりのビッグマンはいるものの、やはり永吉がセンターとしてどのような働きを見せるかは今リーグのポイントだ。今のところ主将の畠山も故障で欠場し、コートに立つ4年生は小林と永吉の2名。リーダーシップも問われていると言えよう。


ー後半に追い込まれてしまいました。
「3Qの出だしに相手に連続でやられたところですね。宇都を抑えろと言われていたにも関わらずやられすぎたというのがあるし、結果33点というのはひとりに与えた得点としてはやられすぎですね」

ー2Qで点差を離した部分で余裕ができたのでしょうか?
「気持ちの面ではそういうことはなかったし、ロッカールームでも3Qの出だしからちゃんとやろうと話していました。でも心のどこかであったことは認めざるを得ないですね」

ー途中はリバウンドもかなり取られましたし、4年生としてコートでやるべきことはできていたでしょうか。
「今何が悪いのか、そういうところをみんなが共有できてなかったと思います。どこで攻めるかとか、どこがウイークポイントかとか。そこをもっとみんなに自分が言ってあげるべきだったかなと思います」

ー畠山、張本の両名がいない分、気をつけていることは?
「あの2人がいれば僕ら3人で阿吽の呼吸みたいなプレーもできるし、下級生に頼ることなくできると思うんですが、今回はそうはいかない。でもチームとしてはこれは下級生にはかなりチャンスだと思っていますし、みんな良くなってきている。そこはいいところだと思っています。2人も外にはいるけど、よく下級生に声をかけてくれて下級生も相当やりやすいと思うし、その分自分が言うことも減っている。コートにいないのに、相変わらず助けられています(苦笑)」

ーリバウンドは途中、永吉選手以外あまり絡んでいませんでしたね。
「リバウンドに関しては練習中から広瀬さんにも結構言われていたんですが、そこは今日の試合も反省点です。リバウンドを取られているうちはお話にならないというか。まだ全員の意識が薄いですね」

ー夏の練習はどうだったでしょうか?
「夏はNBLの愛知の方に行って相手をしてもらったりしました。僕も代表活動などがあって夏にチームと一緒にいるのが1年生以来だったので、濃い夏休みを過ごせたんじゃないかと思うし、リーグのシーズンインに関してはコンディショニングも含めて最高の出来上がりです。今までと比べたら。夏休みを通してテーマを持って、ディフェンスだったら前からオールコートで当たるとか、そういうところもやってきました。でもまだ試合になるとうまくいかないこともあるし、そこをどうやって実戦で出すかですね」

ー今日はあまりオールコートプレスは見られませんでしたが。
「後半の出だしでやられてしまってディフェンスが引き気味になってしまったところが原因のひとつかなと。オフェンスがうまくいかないと、ディフェンスにもつながっているのでうまく出せないですね」

ー安藤選手はかなり入っていましたね。
「彼のワンマンチームみたいでしたね(笑)。助かっていますね。あそこまで入れてくれるのは辻さん(NBL東芝)以来なので。空いていたら打てと僕も言っているので、ノーマークだったらほぼリバウンドに入っているし、そこの関係は確認しあっているので、迷いなく打てるんじゃないかなと思います」

ー次はもう水曜が試合ですが。
「次は相模原なので移動は楽ですね。でもプレイングタイムもうまく広瀬さんにコントロールしてもらっているので、そんなに翌朝体がだるいとかもなく、いい感じでやれています。でも下級生も頑張ってくれて結構試合でも人数が使えているので、そこまで問題はないかと思います。助かっています。今日みたいに追い込まれることもまだまだあると思うので、これからまた頑張ります」

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「『迷わず打て』という言葉を貰って吹っ切れた」
積極的なアウトサイドでチームを盛り上げるルーキー

◆#9安藤周人(青山学院大・1年・SF・四日市工)
130901ANDOSYUTO.jpg初戦は固さも見られたが、3Pの数は試合を追うごとに増加。この日は苦しい場面で大事なシュートを沈めていった。アウトサイドのシュートはもちろんのこと、伸びやかなランプレーも持ち味だ。「自分がチームで一番走ることが目標」と意欲に満ちている。長丁場のリーグ戦は開幕したばかり。まだまだタフな試合が続くだろうが、積極的な気持ちを維持させていきたい。


—厳しい試合でしたね。振り返ってみて、いかがでしたか。
「前半が終わってミーティングをしてみて、後半で一気に離そうと。宇都さんのところを止めて、失点を減らして自分たちで走ろうと話していたんですが、けど3Qの出だしで宇都さんに連続で8点くらい取られて。それで一気に流れを持っていかれたのが、今日の内容になったかな、と思います。水曜日にまた試合ですが、こういうことは無いように。次の練習でしっかり確認して、また一から気持ちを切り替えてやっていきたいなと思います」

—昨日、今日とシュートタッチは良かったです。初戦は少し悪かったようですが……。
「そうですね、初戦はちょっと緊張してて(笑)。だから初戦はあんまり良い活躍ができなくて。昨日、今日は廣瀬さんにも『迷わず打て』という言葉を貰ったので、それで吹っ切れたというのもあって。タッチが良かったのかなと思います」

—新人戦も準決勝は良かったですが、決勝ではシュートが落ちていた印象です。まだムラがある印象ですが。
「あの時は準決勝はタッチが良くて、決勝はマークがむっちゃ厳しかったんです。全然ボールが貰えなくて、そこが自分の課題だということが分かって、廣瀬さんとも相談して、新人戦が終わってからこの2ヶ月はボールを貰う前の動きも全部確認してきました。一歩目の動きも全部一から作り直して。このチームで一番走れるようになるのが自分の目標なので、ボールを貰える時間がない時とかも、周りを見ながら自分がどこで貰えるかな、というのを考えながらやっています。ベンチからも廣瀬さんが声をかけてくれるし、新人戦の時と比べたら動きとかも全部変わってると思います。今は簡単にボールが貰えるかな、と」

—今日は宇都選手とマッチアップでしたね。
「……ホントにもう辛かったです!(苦笑)最初、試合前は僕の中で(マークは)田代さん(#24)かな、と想像してたいんですけど、試合が始まる直前にボードに誰がマッチアップするか書いてあるんですよ。パッと見たら自分のところに宇都さんの名前が書いてあって『うわマジか!』と思って(笑)。でも宇都さんに対してのディフェンスの仕方は練習してきたので、あの人がセンタープレーをしてきたらみんなでカバーしようとしてきたんですけど、あんまりされなくて。ブレイクでやられたのはダメだったかな、と。次、もう一回対戦があるので、その時は失点を減らせられたらなと思います」

—前半は一方的展開の中で、後半に詰め寄られました。試合を終えて相手チームに対する見方も変わった部分があるのでは。
「3Qの入りにみんなゆるんだ気持ちとかもあって、ちょっとふわーっとした感じで入ったのもありました。でもああやって追い上げられてから、みんな真剣になって目が覚めた感じがあったので、ちょっと遅いなと。コート内も全然声が出てないなと思ったので、4年生に続いて自分も声を出さなきゃと思いました。コート内から盛り上げて、声を出していかないと雰囲気が悪いので。周りに気を配れるようになったかなと思います」

—確かによく声が出ていました。最初の2戦で差が離れる試合が続いて、大会に入り込めていない面はなかったですか。
「そうですね。1戦目は、初戦だから緊張していた部分はあると思いますけど、2戦目の中央戦は出だしが悪いのに、最後は結局点差が離れるという感じだったので、今日も多分みんなの中では『勝てるやろ』みたいな気持ちがあって。長谷川さんにも終わってから『ここで決めるという気持ちが無いからこんな試合になるんだ』と言われて、確かにその通りやな、と。だから最初の大東と中央の試合で入りが悪かったのがこの試合に繋がっているのかな、と感じる部分もあります」

—そういったところがはっきり見えたのは良かったですね。
「今日はこんな試合になってしまったので、みんな水曜日からは気持ちを切り替えてやれるはず。良い試合はできるかなと思います」

—今日の試合ではリバウンドはかなり相手に取られていたように思いますが、その点はどう感じていますか。
「ああいう速い展開に持っていかれて、みんなが宇都さんに集中し過ぎていたので、そこで周りの選手を見ていない状態でした。それで外から打たれたボールを全部拾われて、ファウルをしてフリースローになって。中心選手ばかり見ていて、周りの選手を見ていなかったのはあったかなというのと、チームでもリバウンドはサイズがあるから負けないようにということになっているんですけど、ビッグマンが戻ってきていなかった時に、アウトサイドの選手が取れていなかったりとか、ルーズボールで負けたりというのは、今日の試合では目立ったかな、とは思います」

—安藤選手自身にはリバウンド面の指示は特に無いのでしょうか。
「そうですね。僕はあんまり行けとは言われていないですけど、オフェンスリバウンドは飛び込めたら飛び込もうかなという気持ちはあります。けど、パッと見たら誰も上を守っていなかったりして行きにくくかったり、自分の中でもちょっと戸惑いがあります(笑)」

—最初の3試合、1週目が終わりましたが、どうでしたか。
「高校と違って、この2ヶ月は長いので、自分の体のケアを考えながら、次の試合のことも考えて、一戦一戦内容がもっと良くなれば良いなと思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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