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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.06.16 (Sun)

【2013新人戦】6/16 7位決定戦 明治大VS順天堂大

2桁点差を覆した順天堂大が貴重な勝ち星
クロスゲームを落とした明治大は8位に


130616YANAGISAWA.jpg 新人戦も大会最終日。この日の一試合目は明治大順天堂大による7位決定戦となった。試合は終盤まで1部所属の明治大が、今年は3部リーグ所属の順天堂大相手に優勢を保った。#50伊澤(2年・PF)のバスケットカウント、#55吉本(2年・SG)のターンシュートなどで早々にリードを得た。順天堂大はベンチスタートの#17小鮒(1年・F・前橋商業)の3Pや#14柳澤(2年・F)の速攻などが出るが、明治大はインサイドでの得点を中心に詰められてもその都度離し、前半は11点のリード。3Qも同様の展開が続いて明治大の2桁点差のまま4Qに入る。

 だが、ここから順天堂大が猛攻に出る。#14柳澤が攻め気を見せ、#1中島(1年・C・幕張総合)もジャンプシュートを沈める。外の確率が上がらない明治大はインサイドでも停滞し4分間無得点。#94平川(2年・G)の得点で同点となり、#0舟木(1年・F・常磐大学高)のシュートが決まって逆転。明治大は下げていた#50伊澤を戻して停滞こそ打開するが、試合はここから勢いに乗る順天堂大との競り合いに。明治大は#55吉本が気を吐く一方、順天堂大は#13八代(1年・C・清陵情報)のゴール下、#14柳澤がタフショットを入れて1点リード。次のオフェンスでも#14柳澤が決めて最終盤で大きな3点差。明治大は残り1分を切ったオフェンスで、ルーズボール争いで#50伊澤が手痛いファウルでチャンスを逸する。しかし得意のディフェンスで凌ぐと#99平佐田(1年・SG・美濃加茂)のリバウンドシュートで12.8秒を残して1点差に迫る。ここから明治大はファウルゲームを仕掛けるが、#0舟木にフリースローを2投揃えられ、勝つには3Pを決めるしかない。ボールを托された#55吉本だったが、ここは決めきれずにタイムアップ。68—65で、順天堂大が7位の座を手にした。

130616IZAWA2.jpg 順天堂大は劣勢を強いられながらも見事にそれを打ち破ってみせた。明治大インサイドには手を焼いたが、ディフェンスからの速攻やルーキー小鮒の3Pなど良さを示して実りのある勝利を飾った。大会を最終日まで戦い、最後にタフな試合を制したことは新人チームとはいえ、秋以降にも大きな自信になっただろう。

 8位で大会を終えた明治大。大会終盤は塚本HC不在もあったが吉本「塚さんがいないことは理由にならない。やるのは自分たち」と選手自らで流れを取り戻せなかったことを反省していた。それでもこちらも最終日まで戦い有意義な大会になったと言える。収穫と課題を、秋のシーズンに繋げられるか。

写真上:前半、ビハインドを背負う展開で果敢にドライブを仕掛けていった順天堂大・柳澤。
写真下:明治大の新人戦チームでは大黒柱の役割を担った伊澤。28得点・14リバウンドと絶対的な活躍だった。

※順天堂大・込山選手、明治大・吉本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「意味のある新人戦だったと思う」
前評判を覆して大きな自信を得る

◆#20込山峰瑠(順天堂大・2年・G)
130616KOMIYAMA.jpg順天堂大の新人戦の主将を務めた。ベスト8までの勝ち上がりでは大事な場面で3Pを決め、チームを牽引。目標だったベスト8入りのみならず、最後の試合で勝利し、大きな成果を挙げたと言えよう。劇的な試合展開や、責任の重い新人戦主将を務めあげたこともあってか、試合後は両手で顔を覆い感激の涙を見せていた。全体チームでは秋に3部リーグでの戦いに臨む。「3、4年生に良い影響を与えられたら」という言葉を実現させ、シーズンの最後に再びうれし涙を流せるか。


—今日の試合はいかがでしたか。
「自分はファウルを4つやってしまって、交代で入ってきた0番の舟木とか17番の小鮒とか、そういう1年生が学年関係なくベンチメンバーが全員で頑張ってチーム一丸となれたので、本当にチームに感謝です」

—試合後に泣いていましたよね。
「はい。このメンバーでの練習は1ヶ月しかやっていないんですけど、1、2年生30人で頑張ってきつい練習も乗り越えてきたし、たくさん練習試合もやったし、最後に本当にチーム一丸となれたのが嬉しかったです」

—今日はディフィンスからの速攻や、インサイドでディフェンスを頑張っていた印象です。
「いつもそのスタイルでやっていて、青学や法政と試合をした時にそういう部分を出せなかったので、とにかくディフェンスから走るという自分たちのスタイルをもう一回確立して今日のゲームを終わろうと。そういった部分ではツープラトンで代わったベンチの5人も本当にディフェンスを頑張ってくれたし、スタートで出ている人たちもディフェンスを頑張って速攻を出していて、自分たちのスタイルが一貫してできたかなと思います」

—ツープラトンの意図は?
「スタメンのメンバーは走って、それから自分と94番の平川で3Pを打つっていう感じで。そこでのマークマンを疲れさせるために代わって出てきたメンバーが前から当たる、と。チームの雰囲気がガラッと代わるんで、ツープラトンでやってきて良かったです」

—この新人戦は大会を振り返っていかがでしたか。
「順天堂自体が3部に落ちてしまって、チームの士気も下がりつつあったので、ここでまず国士舘を倒してベスト8に入って、というところが目標でした。その目標を達成して最後に1個勝って終われたというのが、1ヶ月の練習でしたが、やってきて良かったなと思います」

—順天堂大では近年あまりなかったベスト8入りです。リーグに繋がりますね。
「ここでの1、2年生の活躍で、3、4年生に良い影響を与えられたら。それで2部に上がれたら、意味のある新人戦だったと思います」

—リーグ戦への手応えもありましたよね。
「自分たちは小さくて、高校でも無名の選手ばかりで、そういうやつらでも頑張ればできるんだというところを他の大学にも見せられたと思うんで、手応えはありました」

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「『負』のことも自分の中でプラスに変えてやっている」
前向きな姿勢を活かしてチームの新たな「武器」になれるか

◆#55吉本健人(明治大・2年・SG)
130616YOSHIMOTO.jpgこの日得意の3Pは1/11とここまでの好調さとは裏腹にまさかの停滞。チーム全体でも外のシュート率が低かったことが順天堂大に勝ち星をさらわれた一つの要因となってしまった。前日まで1位を走っていた3Pランキングも、大東大・花井にトップを譲ってしまった。しかし「良い経験ができた。これを活かしたい」と、前向きな姿勢を見せている。全体チームでは上級生主体の明治大。だが吉本をはじめとしたプレータイムの短い下級生が、この大会で得た経験を糧にチームに好影響をもたらせられれば、明治大はこの秋の好成績が期待できる。


—正直なところ、勝てる試合だったように思いますが。
「そうですね(苦笑)。やっぱり昨日から負けた後の試合というのを意識していました。塚さん(塚本HC)に去年から言われていたことなんですが、負けた後の試合は大事だと。でもやっぱりどこかで経験不足な部分もあるし、どこか気持ちの面で良い状態で入れなかったというのがこの2試合負けた一番の原因かと思います」

—外のシュートの確率が良くなかったですね。
「自分がちょっと意識をしてしまって、まだまだメンタルが弱いなという課題も見つかったし。でもこの2日間は今まで経験できなかったことが経験できたし、そこは本当に良かったと思います」

—全体チームでは吉本選手はあまり出場機会がありません。この新人戦を経験は大きいですね。
「そうですね。今大会は最初から拓大に負けるまでは、自分が1年間やってきたことがしっかり出せて、成長を自分なりに感じられて。昨日と今日は、負けた後に試合をするとか全部が未体験やから、だからそういう意味では良い経験になったと思いますね。課題も見つかったし。負けた後のゲームが難しいのは分かっていたんですけど、思っていた以上に難しかったし、どういう精神状態でやっていいかも分からなかったし、そういうのも全て含めて今大会は良い経験になりました」

—前向きですね。
「(笑)。それは自分が常に取り組んでいることで、自分にとっては『負』のことも、自分にとっては全部プラスに考えて、私生活からやっています。それは貫き通せたので良かったと思います」

—この2試合は伊澤選手への負担が大きかったように思います。
「やっぱり全体チームでは伊澤も10分や15分の出場で、自分はあまり出ないし、30分出場の試合を連続でやることなんか無かったから、仕方ないと言ったら情けないんですけど、もう少し自分が負担を減らせたら良かったです」

—ただ今日の吉本選手は外が入らない分、中へ攻めていくプレーを意識していた印象があります。
「そうですね。前半は自分の中ではスリーを打っていこうと思っていたんですが、入らない分『自分の中でプレーのリズムを作っていこう』と思って。だから、ディフェンスから入って、無理にスリーを打たなくても出てきているんだからしっかりドライブ点を取って。そうすればディフェンスも引いてくるから。そういうのを意識していたんですけど、でもやっぱ最後まで意識してフィニッシュが全然入らなくて(苦笑)。本当に今日はチームに迷惑をかけたなと思います」

—考え過ぎてしまった?
「そうですね。自分は高校でも無名の選手だし、色んなことがホント未体験やったし、精神状態をどう持っていったら良いか分からなかったです。苦しみました(苦笑)」

—それでも吉本選手自身にはさっきから話しているように良い経験になりましたね。
「そうです!本当に良い経験をさせて貰ったし、ここから課題をどう自分で克服していくか、です」

—まだわかりませんが、個人賞が欲しいですよね?(※インタビューは個人賞決定前)
「そうですね。自分は無名やし、それを取ったら自信になるから、取りたい気持ちが強かったから意識し過ぎたというのもあるんですけど。ホントに取りたいですね(笑)、正直。取れなかったら自分はまだまだの選手ということやし、取れなくてもある程度は実になってくると思います。でも、取れたとしても満足することなく、常に次のステップを考えていきたいですね。昨日や今日は最初の3試合でシュートが入ったからマークが寄って、どうマークを外すか、とかを考えたんですけど、スクリーンの使い方が悪かったし、何本か上手く外せて打ったシュートも焦って打ってしまったのもあるし。もっとシュートの駆け引きとかを考えていきたいですね」

—課題に感じたことを速く修正することが必要ですね。
「そうですよね、そこですよね。どう臨機応変に対応するか。そういう力も必要やし、でもそれはひとりではできないことなんで。フェイスガードにきたら上手くスクリーンを使ってやらないといけなかったし、そこはまだまだです」

—この2日間、塚本HCが不在だったのはいかがでしたか。
「塚さんがいないとか、そういうことは理由にはならないと思うんですよ。やるのは自分らやし。でも若いチームやし(苦笑)。それは甘えちゃうというか、自分らでどうしたら良いか分からないというのはあって。負けた後で落ち込んでいったし、そこは全然ダメでしたね」

—これをプラスにしたいですね。
「そうですね。やっぱ練習とかも塚さんが仕事で来られないこともあるんですよ。そういう時でも塚さんがいるときと同じように練習の質を求めていってやれるようになったら試合でもちゃんとできるようになると思うんで。今回課題が見つかったので、練習に活かしたいです」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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