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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.06.15 (Sat)

【2013新人戦】6/15レポート

決勝の組み合わせは東海大VS青山学院大
大学界を代表するチームが頂点をかけて戦う


130615NUMATA.jpg この日から日本体育大学深沢校舎のアリーナに場所を移した新人戦は、準決勝2試合と順位決定戦が行われた。

 まだ荒削りな新人戦チームは、勝負どころで一気に片がつくパターンが多い。ゲームの流れの掴み方を経験の中から学んでいく過程にあるとも言える。結果だけ見れば大きな差がついている試合が多いが、実際に勝負を決しているのは場面場面のちょっとした部分だ。

 こうした戦いを経て、決勝進出を果たしたのは固いディフェンスで相手を押さえた前年覇者東海大と、平面バスケと優れた機動力で攻撃を仕掛ける青山学院大。大学を代表する2校が、新人戦でも決勝で対決することとなった。

 法政大順天堂大による順位決定戦は、#20込山(2年・G)と#94平川(2年・G)が立て続けに3Pを沈めた順天堂大がリードを得る。しかし、2Q以降は法政大#16沼田(2年・C)の独壇場に。ゴール下の得点はもちろん、ドライブやミドルシュートを随所に見せてチームを牽引。順天堂大のゾーンも#35山岸(2年・G)の3Pなどであっさりと崩し、一方的にペースを握る。立ち上がりこそ好調だった順天堂大は、3Qで僅か2得点に終わるなどで地力の差を見せつけられた。101—60とした法政大が、5位決定戦に進むこととなった。

130615yamasaki.jpg 明治大大東文化大の試合は、前半は大東大が主導権を握った。#99山崎(2年・F)の多彩なシュートを中心にスコアを伸ばし、#7渡部(2年・F)のダンクなども出て前半だけで23点差をつける。3Q、ややシュート率は落ちるが、リバウンド面で優位に立ち2、3回目のチャンスを活かし続けた大東大は更に追い打ちをかける。明治大はフルコートのプレスを長時間継続して打開を図り、#13三井(1年・PF・札幌日大)の3Pのバスケットカウントなどが飛び出して追い上げ、残り4分で点差を10までに縮める。だが、大東大は下げていた#99山崎をコートに戻すとすぐに3Pを決めて起用に貢献。山崎の活躍で再度点差を広げ、86—66で勝利を収めた。

 ここまでの試合、あまり調子が上がらず「自分でもどうしていいかよく分からなかった」という大東大のエース山崎は、5本の3Pを含む39得点。「ボールを持ちすぎるところがあるので、どんどんさばいて周りにやらせて、スペースが開いた時で自分にいいタイミングがあればやろうかなと思っていたら、いい感じになった」とようやくの復調にホッとした様子。ここまではディフェンスが来ていた中で無理に打っていたが、この試合では判断も良かった。エースの復活で最後を気持ちよく締めくくっていきたいところだ。

写真上:法政大・沼田はこの日35得点と大車輪の活躍だった。
写真下:大東大は追いつかれかけたところでも山崎の3Pが相手を黙らせた。

※大東文化大・渡部選手、法政大・神津選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【3Pが高確率で決まった青学大が2年ぶりに決勝進出】
130615ANDO.jpg 準決勝第一試合は、少数精鋭の青山学院大とベンチメンバー豊富な日本大という対照的なチームの対戦となった。選手層はもちろんサイズ面でも日本大が優位だが、試合は序盤から拮抗した。日本大が#18伊藤(2年・F)のシュートで抜け出すかに見えたが、青学大は#11田中(2年・SF)や#9安藤(1年・SF・四日市工)のミドルで返していき、#13鵤(2年・PG)の活躍ですぐに逆転する。日本大も切れずに#14高橋(1年・SG・札幌日大)の3P、#24刘(2年・C)のバスケットカウントが飛び出し、互いに譲らない。日本大1点リードで1Qが終了。

 2Qに入ると、まずは日本大ペース。#14高橋のジャンパー、#24刘のゴール下でやや点数を離す。だが3分半に#24刘が#13鵤にバスケットカウントを献上。2つ目となってベンチに下がらざるを得ない。#19石川(1年・SG・沼津中央)が孤軍奮闘するがチームではオフェンスが単発となり、青学大は#14柏倉(1年・PG・山形南)の3Pで再逆転に成功。36—32の青学大リードとなって後半を迎える。

 3Q、青学大は#9安藤が3ショットのフリースローを獲得し2投を沈めると、#0船生(2年・F)と#18笠井(2年・PG)が3Pを決め、#11田中が積極的なペネトレイトで得点を続けて一挙に突き放す。日本大はこの重要な場面で#24刘が3ファウル目。タイムアウトを挟んで#20舘と#24刘のツインタワーに布陣を変えるが、#15栗原(2年・SG)がテクニカルファウルを吹かれるなど流れを戻せない。日本大がまごつく間、青学大は#9安藤を中心に3Pを集中して浴びせてこのQ終わってリードを14点に。最終4Qはアウトサイドに加えてバランス良くインサイドでの得点も続いて、後半は一方的に試合を支配。前半こそ競り合ったものの、終わってみれば98—67で完勝し、2年ぶりに決勝へ駒を進めた。

130615ishikawa.jpg「日大が勝つと思っている人の方が多かったと思うし、自分自身も選手層やサイズから見たらタフなゲームになるとは思ってた」船生。ベンチメンバーの豊富さやサイズの面では確かに青学大は劣っていた。しかし、ここまでさほど良くはなかった3Pが安藤を中心に高確率で決まり、オフェンスのバランスが良化。インサイドでの得点や、速攻でのオフェンスも増えていった。決勝で対戦する東海大には、去年は準決勝で敗れた。悔しさを知る2年生が経験の少ない1年生を引っ張り、ライバルに相対したい。

 日本大は刘のファウルトラブルが響き、青学大のシュート率向上でリバウンドでの優位性を強調できない戦いを強いられてしまった。大会成績は3位か4位となるが、しかし明確に「優勝すること」を目標とし、それに着実に接近していることを予感させたことは、リーグ戦で1部復帰を目指す日本大には大きな収穫になるはず。まずは翌日の3位決定戦を勝って、大会を終えたいところだ。

写真:高確率の3Pやドライブなど、多彩なオフェンスで青学大を牽引した安藤。
写真:ベンチ出場ながら3本の3Pでゲームをつないだ日本大・石川。

※青山学院大・船生選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【固いディフェンスの東海大が1Qで大量リード】
130615suzuki.jpg 準決勝第二試合の東海大拓殖大の対戦は、序盤から東海大が大量得点を奪う展開となった。

 ここまで準々決勝の明治大では競り合ったものの、それ以外の試合は#23バンバ(1年・C・延岡学園)の高い得点能力もあって、大きく相手を突き放す試合をしてきた拓殖大。しかしチームディフェンスが固く、高さもある東海大相手にはそう簡単にはいかない。インサイドで簡単に勝負させてもらえず立ち上がりから3P攻勢となるが、なかなか決まってこない。一方、東海大は1年生が躍動。#13中山(1年・G・東海大相模)がレイアップ、スティールにと思い切りの良いプレーを見せ、#33鈴木(1年・F・山形南)もシュートに、ブロックにと攻守に活躍。さらにはチームの牽引役である#0ベンドラメ(2年・PG)が速攻、アシスト、シュートと安定した働きを見せる。オフェンスの重い拓殖大は#24満島(2年・G)を入れて流れを変えようとするが、残り3分で#23バンバのバスケットカウントが決まった後は無得点。反対に東海大は#0ベンドラメが相手スローインをカットして#45頓宮(2年・C)につなぐ好ディフェンスを見せると、最後は3Pで閉めて1Qで29-12とリードを奪った。

130615akaishi.jpg 2Qも拓殖大は得点が取れない時間帯が続いた。東海大は#19三ッ井(1年・PF・東海大三)の3Pで幕を開けると、#21橋本(2年・C)が軽やかなターンシュートでバスケットカウントを奪い、着々とリードを広げる。拓殖大は#23バンバが3P中心で攻撃し、2Q後半になってこれが決まり始め#0岡本のダブルクラッチや#99赤石の3Pが続くが、追い上げとまではいかず45-27で前半終了。

 3Qの序盤、東海大は#21橋本が3ファウルになってベンチへ。ここで拓殖大が#99赤石のミドルシュートを皮切りに、ディフェンスを引きつけてからのアシストなどが出始め、残り約4分で点差を10に縮めた。東海大は#21橋本をコートに戻し、ここから#21橋本、#0ベンドラメといった主力がきっちり得点して再び20点差に戻して3Q終了。4Qもゲームの流れは変わらず、77-60で試合終了。東海大が2年連続決勝へと進んだ。

 強いディフェンスで相手を止めた東海大。バンバに29点を献上したが、それ以外は赤石にアウトサイドを決められたほかは得点を取らせなかった。また、スタメン全員の2桁得点も見事。拓殖大はどうしても外中心になったが、3Pは35本のうち9本しか決められず。リバウンド争いでも東海大に12本差をつけられた。バンバが自由なオフェンスを展開する中、周囲がどう合わせていくのかも今後の課題だろう。

写真上:14得点の東海大・鈴木。中山とともにルーキーでスタメン出場しており、アグレッシブなプレーを見せている。
写真下:3本の3Pを決めた拓殖大・赤石。

※東海大・橋本選手、拓殖大・岡本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「リバウンドやドライブで見せたい」
新人戦での経験を全体チームに絡む活躍の端緒に

◆#1神津陵平(法政大・2年・F)
130615kouzu.jpgルーキーシーズンはあまり出番がなかったが、この新人戦では試合を重ねるごとに持ち味を出せるようになり、2年生としてチームの支えとなっている。日本大戦では2本の3Pを決めてチームを鼓舞し、この日も13得点。沼田、加藤らに続く選手としてさらなる成長を期待したい。


ー今日は後半うまく突き放せました。
「そうですね」

ー前の日大戦との違いは?
「足がオフェンスで動きが止まったりしていたので、速攻も走れず、ハーフオフェンスのときも足が動かず一対一になってしまいました。今日は走ることを意識してやりました」

ーあの試合では神津選手の3Pも決まっていましたが。
「昨日は調子が良くて気持ちよく打てたのはあると思います。みんなもパスを回してくれたりしていたので」

ー逆に今日はみんながいいオフェンスできたのでは。
「7番の藤井とか、加藤(#24)や山岸(#35)も外から入るので、今日は気持ちよく打っていい感じに入ったと思います」

ー神津選手は昨年はあまり試合に出ていなくて、この新人戦で本格的なプレーになりますね。実戦はどうですか?
「去年はリーグ戦も1度もベンチに入れなかったんですが、試合に出るのを楽しんでいます。このあと上級生と同じチームになっても、試合に出られるようにやっていきたいと思います」

ー序盤の試合は神津選手も少しミスがありましたが、緊張していたのでしょうか。
「試合慣れしていない部分があったので(笑)。だんだん慣れてきましたが、まだまだかなという部分もあります」

ー秋に向けて強化したい部分は。
「ディフェンスとあとは走ることですね。コーチからも言われています。そこをこれからリーグ戦までにどう鍛えていくかが課題になってきます」

ーでは自分ではどういう部分を見せていきたいですか?
「チームでもジャンプ力はある方だと思うので、リバウンドに絡んだり、ドライブで行ったときにバスケットカウントが取れるようなプレーを見せていきたいですね」

ー今大会は2年生の面々がどれもいい活躍をしていますが、どんな仲間ですか?
「2年生はもともと人数が5人しかいないので、一緒にいることも多いし、仲はいいですね。でもバスケのことになると沼田(#16)がすごくストイックで、みんなでもっと頑張ろうという部分を出してきてくれるので、そこにみんなついていく感じです」

ー神津選手が法政大を選んだのはやはりお兄さんの後を追う形なんですか?
「法政大についてはよく分かっていたので、兄にも聞けるし、知らない大学に行くよりはその方がいいかなと」

ーお兄さんが在籍しているときに法政大の試合を見に来たことはあるんですか?
「長男(神津祥平)が2年生のときのインカレ決勝を一度だけ見に来ました」

ー準優勝した年ですね。あの時代は神津、信平、落合という同学年にエースが揃う形でしたね。今の新人戦チームで言えば沼田、加藤…
「山岸…」

ー山岸選手でいいんですか?(笑)
「(笑)。そこに4人目として加わる感じで頑張ります」

ーあと一試合ありますね。
「今日の順天堂大とはまた違う相手なので、また内容も変わると思います。今日は出だしが悪かったので、最終戦は出だしからしっかり走って動けるようにしていきたいと思います」

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「キツイときにチームを引っ張れる選手に」
危機意識を持って今シーズンさらなる成長を目指す

◆#7渡部 舜(大東文化大・2年・F)
130615watanabe.jpg初戦から好調を保ち、エース山崎の調子が上がってこない間もチームに貢献し続けた。この明治大戦ではダンクも出て、チームを盛り上げた。昨年の4年生が抜けてガラッと様変わりした今年の大東文化大。その中からどんな選手が台頭してくるか、好調を続けて秋のリーグ戦でも存在感を発揮できる選手となれるかに注目だ。


ー試合を振り返って。
「今日は点差を離せるところはいっぱいあったと思うんですが、そこで離してみんな落ち着いてしまったと思います。ディフェンスもゆるくなって3Qにやられて、追い上げられました。離せるときにもっと離しておけば相手も戦意喪失しただろうし、チームとして気持ち的な課題があると思います」

ーそこは新人チームとしての不安定さですね。
「自分も含めてちょっとダメですね」

ーでも昨日の悪い負けをあまり引きずらない形で前半はいい内容でしたね。
「基本的に切り替えられちゃうんで(笑)。チームとしても一丸となってやろうとしているので、今日も絶対勝つとみんなで話していました。ちょっとダメな時間帯もありましたが、それで勝てたと思います」

ー渡部選手自身は一戦目からオフェンスの調子は良いですね。
「去年ちょっとふがいないというか、スタートで出ていたのにダメだったので、今年は絶対やってやろうとしていました」

ー山崎選手の調子の上がらない試合もありましたが。
「でも今日はすごく良かったですね。それに自分たちも渉真(山崎)だけじゃないんだと思ってやっていて、それが結果的にみんなで点を取ってチームで勝てたので良かったと思います」

ー新人戦まではどうでしたか?山崎選手以外はあまり試合経験がないメンバーですが。
「緊張感がある練習もできていたし、チーム全体で勝とうという雰囲気でしたね。今年は全体メンバーで昨年の主力もたくさん抜けたし、2年生が全体でもチームを変えようと言っていて、そういう気持ちがここまでの結果につながっていると思います」

ー危機感はやはり強いんですか?
「去年は隆一さん(昨年度主将・岸本)や鎌田さんとか4年にすごい選手がいて、それがいなくなって頑張らなければと自分もチームも思っています」

ー今年は若返ったし、本当に重要なシーズンになりそうですね。
「自分がやらなきゃいけないというか、試合にも出る時間帯はあると思います。ポジション的には4番には戸ケ崎先輩がいて、そこに勝たなければいけないです。今Aチームでやるときは小野寺さんに変わって5番になるんですが、自分に与えられた役割をしっかりやらなきゃと思っています」

ー課題はどういうところですか?
「ファウルが多いことと、新人戦でいうと今日も3Q目のグダグダしてしまった大事なときに、出ている自分や北村(#13)が引っ張れなかったことが課題ですね。あと一戦ですが、キツイときに渉真だけじゃなくて自分や北村がチームを引っ張れるようにならないといけないですね」

ー最終戦は法政大が相手なので、沼田選手や加藤選手といった上手い選手が相手になりますね。
「そうですね。しっかりあそこを押さえにいかなければいけないと思います」

ーでも点を取るという面ではいいダンクもありましたし、チームに流れを与えていますね。
「あとは自分の一番の仕事はやはりリバウンドです。今日は北村や渉真もかなり取ってくれたので、自分も頑張らなければいけないなと思います」

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「疲労もあるが言い訳にはしたくない」
出し惜しみせず全員で勝ちにいく

◆#0船生誠也(青山学院大・2年・F)
130615FUNYUU.jpg全体チームでも春はスターターとして起用された。交代メンバーが少ない新人戦では疲れも出てきているようだが、長谷川監督は入学時から豊富なスタミナには感心しており、決勝でも問題はないはずだ。新人戦は3冠タイトルに比べるとグレードは落ちるが、「4冠を達成して先輩を卒業させたい」と気合いが入っている。サイズの大きな日本大に続き、次の相手は東海大でビッグマンの相手が続く。インサイドで細い体を張ることになるが、この難しい試合を乗り越えることでプレイヤーとして更に一段階レベルアップできる。2年ぶりの優勝をチームにもたらせるか。


—今日の試合を終えて。
「日大が勝つと思っている人の方が多かったと思いますし、自分自身も選手層やサイズから見たらタフなゲームになるなとは思っていました。前半はシュートが思うように決まらなくて我慢の時間だったんですが、後半に当たって。ディフェンスでも仕掛けて良い展開ができたので、ナイスゲームだったと思います」

—船生選手自身は縦の動きを意識されていたように思いますが、思うようにいかずにターンオーバーも出ていましたね。
「自分の『やってやろう』という気持ちが前に出てしまって、空回りして。そこは反省しています。今日の反省としてはもう少しアウトサイドから入れば良かったですね」

—後半はチームの3Pが非常に良かったですね。
「はい、あれはもう気持ちですね。気持ちで打ちました」

—3Pは安藤選手(#9)中心に決めていましたが、状況に応じて各選手が中と外でバランス良く仕事をしていましたね。
「そうですね。あいつがキックアウトとかでパスをくれたりするので、あいつがいると楽ですね」

—船生選手が5番ポジションで大変かと思いますが、いかがでしょうか。
「高校の時も自分が一番でかくて自分が相手の4番や5番につくケースが多かったんですけど、やっぱり高校のセンターと大学のセンターじゃ大きく違うので(笑)。スタミナも使いますし、明日も多分一緒なので、そこをちゃんと突いてディフェンスリバウンドを取って速い展開に持っていければ明日も勝てると思います」

—日本大が途中からセンター2人の布陣に変えてきましたが、その点のアジャストはいかがでしたか。
「刘(#24)には基本的に光(#11田中)がついて、舘(#20)には自分がついてと廣瀬さんから指示がありました。ある程度できました」

—長谷川監督が不在で、いつもと違いは感じませんか。
「新人戦が始まる時から長谷川さんはユニバで忙しくて、基本は廣瀬さんが見るという形で始まったので、その点は特に無いですね」

—決勝に向けて。
「まずは去年より良い結果が出て嬉しい部分もありますが、ここまで来たら当然決勝も勝ちたいし、勝つしかないと思います。先輩に4冠を達成して卒業させてあげたいので、新人戦に勝ってリーグ戦とインカレに繋げていきたいです」

—東海大も日本大と同様にインサイドのサイズが大きいです。
「機動力を活かして、自分と光のところできっかけを作って、シュートを打たせたりドライブを出させたりしたいと思います。東海は余裕のある試合が続いてメンバーをまわしながら勝ってきて、自分たちは休みがなくて疲労も溜まっていますが、先輩たちもそういう状況で勝ってきています。言い訳にはしたくないです。出し惜しみをしないで全員で勝ちにいきたいと思います」

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「優位な高さを活かしていきたい」
相性の良いコンビと共に、連覇を狙う

◆#21橋本晃佑(東海大学・2年・C)
130615HASHIMOTO.jpg代表活動と並行しながら東海大でのプレーを行っているが、本人は「(東海大と代表とで)ズレがあると思わない」とどこ吹く風。自ら狙うだけでなく、頓宮(#45)など周囲を活かすプレーも見せている。この日は注目ルーキーである拓殖大・バンバと初対戦。やりづらさもあったと話すが、チームディフェンスで他の選手に仕事をさせなかった。難しい相手を下し、ライバルとの決勝戦に臨む。


—バンバ選手とは初対戦ですか。
「はい、初めてです。外が多い、あとはドライブもあると聞いていて。コーチからは『まずは3Pを消せ、その後にドライブに対して構えて、もし抜かれたら周りがカバーしろ』と言われていました。自分たちのディフェンスで対抗できたので、そんなに恐いとは思わなかったです」

—他のセネガル人選手とプレーの違いは感じましたか。
「そうですね、違いますね。近大のソウとかは中にゴリゴリやってくるので、バンバはやりづらかったというのはありますね」

—この新人戦は外でのプレーの割合が多くなっている印象ですが、何か影響があったのでしょうか。例えば代表活動への参加などでの影響は?
「自分と頓宮(#45)とが出ていて、どちらが4番5番かを決めているわけではないですが、大体自分にビッグマンがついてくるので、自分が外に出てミスマッチの頓宮を狙って、ダブルチームに来たら自分がパス出したり、前に寄ったら自分が切れ込んだり、そういう感じですね」

—4番5番のユニットを橋本選手と頓宮選手にするパターンの練習はどの程度こなしてきましたか。
「あんまりやってないですね。自分が代表合宿やユニバの合宿があったので。ほとんどチームには上級生と一緒にやる試合の中で合わせていった感じですね」

—ということは、かなりぶっつけ本番のような状況ですか。
「そうですね、そこまで濃くはやっていないです」

—でも試合はかなり上手くいっていますね。合わせのパスなども出していますし。
「大会や試合を通して、経験を積めていって。上から目線のような形で言うのではありませんが、頓宮もすごく成長していると思います。頓宮はこれまであまり試合にも出ていなかったので合わせるのは難しいかなと思っていましたが、結構彼もやってくれるので、言い方はおかしいですが、楽な感じではあります」

—相性が合うと?
「そうですね、不思議と(笑)。同じ代ですし」

—代表活動を兼ねてきて、チームとのズレを感じる面はないですか。
「いや、そんなにはないです。役割がガチッと決められているわけではないので。それは思わないです」

—ここまで接戦になることなく勝ち進んできていますよね。
「ディフェンスが機能していると思うので、その点は良かったです」

—決勝は青学大が相手になります。
「これまでやってきたディフェンスをやって。オフェンスは、自分たちは高さがあるのは優位なので、そこを突いていきたいです」

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「ハングリーな気持ちは誰にも負けない」
盛り上げ役として自分の持ち味を出していく

◆#0岡本飛竜(拓殖大・2年・G)
130615okamoto.jpg京王電鉄杯で負傷し、欠場となった岩田に変わり、この新人戦では主将を務める。アグレッシブなディフェンスが持ち味で、東海大戦では同じ高校のベンドラメとマッチアップ。ディフェンス、オフェンスで気持ちの見えるプレーだった。悔しい結果となったが残る一試合で素直で前向きな良さをぜひ発揮して欲しい。


ー今日はちょっとうまくいかない試合でしたね。
「意識するなと言われても無理でした。礼生(#0ベンドラメ)や寺園(#4)がいるので楽しもうと思ったんですが、力んでしまいました」

ーここまではバンバ選手で得点を取って離して、というパターンで勝負できていましたが、さすがに今日は簡単にいきませんでした。
「向こうも分かっているので、そこでうまくバンバをコントロールしてあげられなかったのは自分の責任です。でも点差を詰めるにはとにかくシュートをたくさん打てという池内さんの指示だったので、そこをうまくリバウンドしてやれませんでした。自分も小さいけど、リバウンドに行かないことにはダメなので、その辺は東海の方がディフェンスリバウンドもオフェンスリバウンドもしっかりしていました。リバウンドの差だと思います」

ーバンバ選手は自由にオフェンスしていいという感じなんですか?
「そうです」

ーということはやはり周りのフォローが大事になるんですね。今年の新人戦チームはどんなチームですか?
「そうですね。新人戦のチームは小さい分、しっかり走っていこうとしています。やはり起点で大黒柱はバンバなので、そこをうまくカバーしてディフェンスは平面で、もし抜かれてもバンバがブロックしてくれる、バンバを中心として走れるバスケをしようとしていました」

ー今日は東海大のディフェンスにひっかかってかなり勢いを与えてしまったように思います。
「カッティングを簡単にされてしまいましたね。一つひとつのスクリーンも東海はしっかりしていたし、礼生の勝負どころでのスリーも簡単に打たれてしまったので、もっとディフェンスをうまくならないといけないと思います」

ー一生懸命に守っているのは見えましたが。
「はい。でもすごく上手いし経験もあるので。でも礼生とできて楽しかったです」

ー今回は岡本選手がキャプテンということですが。
「本当は大輝(#29岩田)なんですが、自分は練習から声を出せるキャラなのでそういう明るさでまとめようと頑張ってきました。ちょっと暗い選手が多いんですけど(笑)、バンバは陽気で盛り上げてくれるので、練習を重ねていくうちに盛り上がれるチームになってきたと思います」

ー岡本選手が頑張っている様子は伝わってきましたが、自分個人としてはどのように新人戦を捉えていますか?
「延岡時代は3冠と言われましたが、自分にはそんなにプレイングタイムもありませんでした。その中で今回はスタメンに選んでもらって試合経験を積めたというのは自分の力になりました。高校時代出られなかった分、1分1秒でも試合に出たいというハングリーな気持ちは絶対誰にも負けないと思うので、そういう面をコートで表現しようと思ってまずは粘り強くディフェンスを頑張っていこうとしています」

ー切り替えて明日の対戦に臨むことが大事だと思いますが、次は日大。また高さがありますね。
「またリバウンドが強いので、もっと全員でリバウンドからブレイクを出せるといいと思います」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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