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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.06.14 (Fri)

【2013新人戦】6/14レポート

東海大・拓殖大・青学大・日本大が
準々決勝を制してベスト4進出


130614ikaruga.jpg 江戸川区スポーツセンターで準々決勝が行われた大会5日目、昨年大会のベスト3に日本大を加えた4チームがベスト4に進んだ。拓殖大と明治大の対戦以外の試合は点差が開く結果となり、ベスト4以上の実力はベスト8からさらに別次元と言えそうだ。敗れた明治大・順天堂大・法政大・大東文化大は順位決定戦に回る。2連勝で5位を勝ち取るのはどこか、こちらも見逃せない勝負となる。

 国士館大に勝利しベスト8進出を果たした順天堂大青山学院大にぶつかったが、今度は思うようなバスケットはさせてもらえなかった。立ち上がり、順天堂大のゾーンにも#0船生(2年・F)が内外で得点を伸ばし、速い展開でリズムに乗った。順天堂大も#20込山(2年・G)や#94平川(2年・G)の3Pで食い下がるが、2プラトン方式でメンバーをフルチェンジしても青学大の勢いは止まらず、状況を打開できない。その後も#13鵤(2年・PG)らがテンポ良く攻めた青学大が108-49で勝利した。青学大は続く準決勝では日本大と対戦する。高さで不利になる部分を平面バスケットでカバーできるか、成り行きに注目したい。

写真:青学大・鵤は、23分間の出場で26得点6スティール5アシストとさすがの活躍。

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【拓殖大対明治大は白熱したシーソーゲームに】
130614yoshimoto.jpg 専修大に逆転勝利を飾ってベスト8に進んだ明治大は、ここまで危なげなく勝ち進んで来た拓殖大と対戦。試合は終始接戦となったが、拓殖大が苦しい展開の中でも最後に流れを掴んで勝利を手にした。

 序盤はどちらも守り合いとなり、ロースコアな立ち上がり。拓殖大は#23バンバ(1年・C・延岡学園)中心に得点を伸ばすが、明治大も要所で3Pが決まって食らいつく。#26小谷(1年・SG・育英)のブザービーターもあり、16-15と明治大が1点リードで2Qに入った。明治大は#23バンバにダブルチームを仕掛けてボールを奪うなどディフェンスで激しさを増す。残り5分半で明治大が5点リードを奪ったが、拓殖大はここから#39成田(1年・G・藤枝明誠)が2本の3Pを含む連続得点に成功し逆転。そこから一進一退が続き、#55吉本(2年・SG)の3Pが決まった明治大が2点リードで試合を折り返す。

 3Q、#55吉本の3Pや速攻、#99平佐田(1年・SG・美濃加茂)のドライブで明治大が勢いに乗り、開始5分で7点差をつけて拓殖大にタイムアウトを取らせる。だが拓殖大も#23バンバがワンマン速攻を決め、さらに#39成田のアシストから#23バンバのダンクが決まって同点に。48−48と同点のまま勝負は最終Qに持ち越された。

130614takusyoku.jpg 4Q、#50伊澤(2年・PF)がターンやジャンプシュートでディフェンスをかわし、果敢に攻めて明治大が勢いに乗る。しかし拓殖大も#0岡本(2年・G)、#24満島(2年・G)の2ガードでトランジションゲームを展開し、ロングパスから#0岡本が決めて残り6分逆転した。そこから白熱したシーソーゲームが続き、残り1分61-61の同点。すると残り56.7秒、際どい判定で#23バンバがフリースローをもらって拓殖大が2点先行。さらに続くオフェンスで明治大はターンオーバーとなり、残り22.7秒で決定打となる#99赤石(2年・C)のミドルシュートが決まって拓殖大が4点差をつけた。ファウルゲームで得たフリースローも#0岡本が落ち着いて2本決め、61−67で拓殖大が競り合いを制した。

 拓殖大は明治大に長く流れを奪われ苦しい時間帯も長かったが、速い展開や#23バンバの奮闘でなんとか粘って並走し、残り1分の攻防で大きな白星を手にした。続く対戦相手は東海大。前大会覇者をやぶって、3年ぶりの決勝進出なるか。対する明治大は逆転負けにはなったものの、ダブルチームも機能し3Pの思いきりの良さも光ってあと一歩のところだった。大黒柱の#50伊澤「チーム全員で守れていた」と手応えも感じた様子。順位決定戦でさらなる経験を積みたい。

写真上:明治大・吉本は3P5本を含む23得点でオフェンスを引っ張った。
写真下:決勝点となるシュートを#99赤石が決め、#23バンバと喜びあう。

※明治大・伊澤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【勝負どころの3Pで日本大が法政大を振り切る】
130614ryu.jpg 法政大日本大の一戦は、立ち上がりで#24刘の高さを生かした攻撃で日本大が優位に立った。法政大は外からの攻撃が中心になるが確率が悪く、攻めあぐねる。しかし残り3分で#24刘が2ファウルになりベンチへ下がると#16沼田(2年・C)が連続でフリースローを獲得。しかし日本大は#14高橋(1年・SG・札幌日大)が連続得点で8-21と大きくリードして1Qを終えた。

 2Qも日本大は#24刘を下げたまま戦う。法政大はようやくシュートのリズムがよくなり、#1神津(2年・F)の3Pとミドルシュートが続けて決まると、#24加藤(2年・F)も外から2連続。日本大は内外のシュートが決まらない時間帯に7点差にまで追い上げられた。それでも#14高橋や#15栗原(2年・SG)の速攻、Qの終わりにはブザービーターで#14高橋の3Pが決まり、22-33で前半終了。

 3Qの立ち上がり、法政大は#1神津、#15沼田、#加藤の2年生が4連続得点。日本大は開始2分で#15栗原の3Pが決まったあと、外を打っていくも決まらず、残り2分半まで5分以上無得点となってしまう。法政大はその後も#16沼田、#24加藤で得点をつなぎ、残り約1分にディフェンスリバウンドを粘って#7藤井(1年・G・厚木東)から#35山岸(2年・G)へ速攻をつないで遂に39-39の同点に戻した。しかし日本大は#24刘がシュートを返し、交代した#6志貴(2年・PG)の3Pが決まって39-44と逆転を防いで3Q終了。

130614kouzu.jpg 勝負はまだ分からないかと思われたが、4Qの立ち上がりに流れを掴んだのは日本大だった。#15栗原の3Pを幕開けに#29上原(2年・PG)のミドルシュートで点差を10に開いた。法政大の攻撃が単発になる中、日本大はさらに#15栗原、#14高橋の3Pが続き、波に乗った。法政大は外を打っていくが入らず、残り2分になって3Pが3連続で入るが時既に遅し。55-69で日本大が勝利した。

 日本大は刘がベンチへ下がっている間に追い上げられたが、高橋の要所の3Pを始めとする活躍もあって逆転されずに試合を乗り切った。法政大は沼田が20点14リバウンドと攻守でこれまで同様見事な活躍。神津、加藤といったフォワード陣も奮起した。しかしここまで得点源としてチームを助けてきた藤井、山岸のアウトサイドが決まらなかったのが痛い。順位決定戦に回るがそれぞれがここまでいい仕事をしているだけに、仕切り直したい。

写真上:ベンチへ下がる時間帯もあったが、やはりここぞというときのリバウンドでは強かった日本大・刘。
写真下:2本の3Pで見せた法政大・神津。神津兄弟の三男坊。

※日本大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【高さ、確実さと固い守りで東海大が強さを見せる】
130614nakayama.jpg 東海大大東文化大のベスト4争いは、終始東海大がリードして進める展開となった。ゲームの序盤は東海大#21橋本(2年・C)のミドルシュートに#0ベンドラメ(2年・G)から#45頓宮(2年・C)へのアシスト、#13中山(1年・G・東海大相模)のシュートなどで一気に得点し、波に乗る。大東大はこうした攻撃にディフェンスが対処しきれないうえに#99山崎(2年・F)が3ファウルとなった痛手もあって出遅れるが、少しずつシュートを決めて追い上げ、1Qは21-15の東海大6点リード。

 2Qになると東海大は#19三ッ井(1年・PF・東海大三)のオフェンスリバウンド、#20今野(2年・SG)の3Pが出るとベンチも応援団も大盛り上がり。しかし大東大は#68花井(1年・SG・東海大三)の3Pが2本決まり、追い上げ開始。#25小松(1年・PG・沼津中央)も小気味よいリードでシュートにアシストにと活躍した。東海大は#13中山のファウルが込んでくるが、ここぞというときには#0ベンドラメが確実にシュートを決めて大東大を黙らせる。大東大はインサイドの大きな東海大相手ではどうしても外中心になり#17寺崎(2年・PG)、#7渡部(2年・F)の3Pもあるが、東海大も#45頓宮がゴール下で得点して39-32と東海大リードのまま前半を終えた。

130614hanai.jpg 3Qは#45頓宮のオフェンスリバウンド、ターンシュートなどが光り、#0ベンドラメも3Pで援護射撃すると一気に差が開いた。大東大はファウルトラブルが厳しくなり得点が伸ばせない。東海大は3Qで62-46と大きな差をつけると4Qも余裕を持ってゲームを進めると86-63で勝負を決め、準決勝に進出した。

 東海大は橋本、ベンドラメの主力が別格の存在感を見せる。ビッグマンでありながら外のシュートを鮮やかに決めてくる橋本に、高い運動能力で攻守に非凡なプレーを連発するベンドラメは簡単に止められない。そこに頓宮や1年生たちが絡んで得点するバリエーションも多い。固いディフェンスも見どころだ。

 大東大は花井が6本の3Pを決め、#7渡部が果敢に攻撃したがなかなかそれ以外の反撃ポイントを作れなかった。北村や吉田といったセンター陣は東海大相手に苦心した。1年生だけにまだこれからだが、内外が噛み合えば大きく成長できそうなチームだけに残りの順位決定戦に期待したい。

写真上:勢いある攻撃を見せる東海大・中山。1年生の#33鈴木とともにスタメンで活躍している。
写真下:見事な3Pを次々沈めた大東大・花井。東海大三出身のため、東海大応援団からも声がかかっていた。

※東海大・頓宮選手、三ツ井選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「チームとしてもいいディフェンスができた」
惜敗にも、手応えとチームの雰囲気の良さに胸を張る

◆#50伊澤実孝(明治大・2年・PF)
130614izawa.jpg拓殖大のキーマンである#23バンバとマッチアップ。体を張って対抗し、ボールが入った時のダブルチームでミスを誘う場面もたびたびあった。競り合いには惜しくも敗れたものの、潔く切り替えて「今日みたいな試合ができれば残り2試合は勝てる」と順位決定戦に気持ちを向けている。2連勝で大会を締めくくることができるか、順位決定戦で実力が試される。


―バンバ選手とのマッチアップでしたが、いかがでしたか?
「バンバとは高校(愛産大工高)の時にも戦ったことがあるんですが、高校の時よりはちゃんと守れたかなと思います。チームとしても結構いいディフェンスが出だしからできました。最後の残り2分くらいからは足が止まってしまったんですがそれまではチーム全員で守れていたので、いい感じだったかなと思います」

―バンバ選手を守る時には何を意識していたんですか?
「サイズが向こうの方が大きいので、とにかくボールを渡さないように、点もリバウンドも取らせないように意識していました。ボールが入ったらダブルチームで動きを封じて、ストレスをずっと溜め続けろと言われていて。でも向こうもメンタルが強くて試合の終盤は吹っ切れたのかやられてしまいましたね。そこが敗因だったと思います」

―逆にオフェンスでは、バンバ選手に対してステップインやフェイクなど一工夫入れての一対一が多かったですね。
「やっぱりサイズが僕の方が小さいので、いろんなテクニックを使いながらやらないと攻められないと思っていました。最初はまわりの人を生かしながらチャンスを見つけていたんですけど、最後は強気にいこうと思って自分、自分でファウルをもらいにいきました」

―アウトサイドからシュートを打つ機会も多かったですね。
「ディフェンスが下がるので、スペースが空いたら積極的に打つ感じで狙っていました」

―拓殖大の成田選手は中学校の後輩だとか。
「そうですね。高校では負けなかったので、大学でも負けたくなかったんですが…ちょっと強かったですね(苦笑)。でもお互いに決め合ったりして、後輩とやりあえて楽しかったです」

―新人戦全体を振り返るといかがですか?
「初戦はちょっと慌ただしかったんですが、もう3試合目なので、今日はある程度落ち着いて入りからしっかりやることができました。チームの調子もいい感じにはなってきていると思うので、負けてしまった悔しさはありますが、残り2試合も楽しみながら負けないように。今日みたいな試合ができれば勝てると思います」

―新人戦チームでは引っ張る立場になると思いますが、普段上級生たちと一緒にやる時と心境は違いますか?
「新人戦チームの中では自分が去年から一番試合に出させてもらっているので、引っ張ったりまとめたりする係にならなきゃいけないと思っています。コート上でもみんなを引っ張れるように声をかけながらやっていますし、それは自分にとっても良い経験かなと。これからもそういう風にやっていきたいです」

―新人戦チームは雰囲気も良い印象を受けますが、どんなチームですか?
「今年は特別すごい選手が一人もいないので、やっぱりチームで戦わなきゃいけないです。だから雰囲気作りを一番大事にしていて。雰囲気が良い時はみんな乗ってくれるので、流れが悪い時も声を出して良い雰囲気に持っていこうとはチームで約束しています。今日の試合はそれがいい感じでできたかなと思います」

―土日は順位決定戦となりますが。
「やっぱり負けても試合ができるのは貴重なことですし、勝っていかないとこれから次には進めないので、勝ちにこだわりつつ楽しくやっていきたいです」

―リーグ戦にこの経験をどうつなげていきたいですか?
「新人戦みたいにインサイドとかで自分の仕事をしっかりやって、声を出しながらディフェンスでもオフェンスでも体を張ってやっていきたいです」

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「自分の力を全部出し切れるように」
のびのびとしたプレーを見せる大物ルーキー

◆#14高橋耕陽(日本大・1年・SG・札幌日大)
130614takahashi.jpg札幌日大高を全国ベスト8に導いたエースとして、鳴り物入りで日本大に進んだ高橋。全体チームでも春からスタメンを担い、早くもチームに欠かせない存在となっている。
この日もチーム唯一の40分間フル出場で、25得点10リバウンドのダブル・ダブル。高さもあるが、外のシュートも積極的に打っており、この試合も大事な場面で効果的なシュートを決めた。まだ波もあるというが、今後の活躍が楽しみな選手の一人だ。


―試合を振り返っていかがでしたか?
「前半はシュートが当たっていたし後半も少しは入っていたんですが、センターの刘さん(#24)が前半でファウルトラブルになっていなくなって、ちょっと流れが悪くなってしまいました。ゾーンをされた時に慌てたプレーが目立ったので、もっと落ち着いてやれば良かったなと思います」

―3Qはゾーンを崩せずに追い上げを許しましたが、4Qは動きが良くなりましたね。どんなところを修正したんですか?
「3Qはあまり中にボールが入らなくて外でパス回しをしているだけだったので、外で回さないで中にボールを入れながら外にさばくことを意識しました。あとは外の二人も止まらないで、逆サイドに切れるとか上にあがってスクリーンをかけるとか、そういうプレーを増やしていくようにしました」

―高橋選手自身、今日は外のシュートも好調でしたね。
「そうですね。昨日は全然ダメで(苦笑)。今日入ったので、それを持続できればいいなと思います。まだ波がありますね」

―ディフェンスも激しくやっていたなと思いますが。
「でも3線のカバーとかが今は遅れてファウルになったりボールを簡単に入れられたりしているので、そこは直したいです。チームで決まっているディフェンスがあるので、それを徹底してできれば結構守れるかなと思います」

―新人戦チームは優勝を意識して雰囲気がいいそうですね。
「はい。雰囲気的にはすごく良いですし、みんな勝つ気で頑張ってやっています。まずはベスト4に行けるか行けないかで全然違うところだと思っていたんですが、そのために昨日と今日が山場で、とりあえず今日勝ててホッとしました」

―高橋選手はトーナメントでもスタメンでしたが、それと比べて新人戦は違いますか?日本大のメンバーはあまり変わらないですが、相手が1・2年生になりますよね。
「そうですね。体の当たりも上級生とやる時の方が断然力も強いし、シュートの確率も全然違うので、少しはやりやすいかなと思いました。自分たちは新人戦チームも4年生の央さん(#1)が抜けただけですし、いろいろ人を回してやれているので、問題はないかなと思います」

―ただガード陣は佐野選手(#3)、古牧選手(#7)が怪我でベンチを外れていますね。そのあたりの不安は?
「少しありましたが、でもトーナメントの時も大輝さん(#29上原)は太一(#3佐野)さんと交代で出ていたので、頼れるガードです。でもファウルをしていなくなってしまうと全然ボールが回らなくなってしまうので、ファウルトラブルは少し不安です」

―高橋選手は192cmの高さがありながら3Pも得意でドライブも力強いですが、自分自身どういうプレーをしたいと思っていますか?
「ノーマークを作って外で打てたらいいなと思いますが、段々中に突っ込んでいくことも意識しています。でも中に切れ込むとセンター陣とかがいてブロックとかディフェンスされるので、抜いてからどうするか。パスなのかシュートなのか迷う時があるので、そこをまず第一にシュート、第二にパスという風に考えてやっていきたいと思います」

―先輩たちから何か言われていることはありますか?
「とりあえずディフェンスを頑張ればいいと言われています。あとは、外も狙っていけば段々入るようになるからと。気持ちよく打たせてもらっています」

―これでベスト4に入りましたね。準決勝に向けて。
「連戦が続いているし今40分間ずっと出ているのでキツい部分はあるかも知れないですけど、出させてもらっている身としてそんなことは言っていられないので、自分の力を全部出し切れるように、最後まで戦い抜きたいです」

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「試合で学ぶことが多い」
練習では学べない貴重な経験を

◆#45頓宮裕人(東海大・2年・C)
130514toubuu.jpg198cmの恵まれた高さを生かし、ベンドラメとの合わせや#21橋本とのハイローが機能して21分の出場で15得点の活躍だった。新人戦では#21橋本とともにゴール下を支えるツインタワーを担う。これまで層の厚い東海大の中でなかなか試合に絡めなかっただけに、こうした試合経験はとても重要だ。今大会で経験をつけ、リーグ戦に上手くつなげたいところだ。


―試合を振り返って。
「前半まで競っていたんですが、3Qの入りはみんなとても集中していました。3Qの入りが良かったから良い試合になったと思います」

―昨日の早稲田戦は1Qの入りがすごく良かったですが、今日は同じようにはいきませんでしたね。
「はい。まぁでも昨日が良すぎでした(笑)」

―これまでの試合はほぼ苦しい時間帯がない展開でしたが、今日はそういう場面もありました。でも控えの選手の活躍もあってうまく乗り越えましたね。
「そうですね。今日は控えの三ツ井がとてもいい働きをしてくれたので。その分自分も気が楽になって、交代した時も思う存分できました。今日は控えの選手が良かったと思います」

―自分自身の出来はいかがでしたか?
「前半はあまりできなくて、3Qから通用できました。それを前半から出していきたいなと思います」

―合わせのプレーと言うか、#0ベンドラメ選手や#21橋本選手からパスをもらって決めることが多いですね。
「いつも練習でも連携は取れていると思うので、それが試合に出せてとても良かったです」

―ディフェンスはいかがでしたか?
「今日はチームとしてアウトサイドをちょっと打たれすぎましたね。もう少し外のチェックも徹底して、簡単にシュートを打たせないようにしようと思います」

―新人戦前は橋本選手が代表の練習で抜けていたんですよね。その間は頓宮選手が柱になっていたかと思いますが。
「そうですね。晃佑(#21橋本)と礼生(#0ベンドラメ)がいなくて、礼生は途中で戻って来たんですが、いない間は自分がチームの大黒柱としてみんなを引っ張ろうとしていました」

―3・4年生も含めた全体チームになるとポジション争いも厳しくてまだなかなかプレータイムを得られていませんが、こうやって新人戦チームで長く試合に出ていかがですか?
「やっぱり試合で学ぶことが多いので、いい経験になっていると思いますね。例えばシュートを打つ感覚も、練習と試合とでは全然違います。試合ならではのプレッシャーもあるし。そういうのは経験の差が大きいと思うので、試合経験をたくさん積んで3・4年生の試合にも絡んでいけたらと思います」

―今ある課題は何ですか?
「僕らはサイズが大きいので、オフェンスはいいんですけど、ディフェンスでスピードのミスマッチができてしまいます。そこのディフェンスのカバー、ローテーションをしっかりやっていきたいです。早稲田戦ではいいディフェンスができたので、それを今後の試合もできれば。僕らはディフェンスからゲームを作っていくことを意識しているので、ローテーションをもっと速くしたりしてディフェンスの精度を上げていきたいです」

―準決勝は拓殖大との対戦です。バンバ選手のところをどう抑えるかだと思いますが。
「バンバは晃佑が止めてくれます(笑)。でかいので、リバウンドのアウトの徹底と、自分が飛び込んでリバウンドを取ることを意識したいです。あとはやっぱりディフェンスですね。バンバのところも僕もカバーによって、そのローテーションにも見てもらって、そういうチームディフェンスができれば勝てると思います」

―去年も優勝していますが、この新人戦へはどんな意気込みで臨んでいますか?
「やっぱり2連覇したいですね。先輩からもやれと言われているので(笑)。2連覇できるように頑張りたいです」

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「とにかくリバウンドを頑張って貢献しよう」
チームにとって必要なプレーを大事に思い切り良く

◆#19三ッ井和也(1年・PF・東海大三)
130614mitui.jpgこの試合では力強いプレーで17分の出場ながら11得点4リバウンド。ベンチスタートの1年生としてピンポイントの出場ながら存在感を放った。かつて東海大の主将だった入野貴幸氏が指導する東海大三高校出身。東海大らしい泥臭さが見えるプレーが印象的でもある。偉大な先輩にもまれ、新人戦を勝ち抜いて自信もついてきている様子。ここから残り2試合でさらに自分を高められるかを見ていきたい。


ーベスト4進出となりました。今日の試合を振り返って。
「今までの試合でも入りが良かったので、まず入りを意識して試合に臨みました。でも相手のシュートが入って自分たちのペースにならなかったんですけど、第一の目的であるディフェンスからを徹底したことで、流れを引き寄せて結果につながったと思います」

ーシックスマンで出る形となっていますが、どんなことを求められていますか?
「インサイドのプレイヤーとして今は出させてもらっていて、その中でオフェンスリバウンドに飛び込んだりして常にリバウンドに参加したりとかですね。そういうプレーでチームに流れを持って行けるようにというのを監督からも言われていますし、自分でも意識して今日はプレーしました」

ー泥臭く頑張っている様子が伝わってきます。
「得点とかはやはり先輩たちが取ってくれたり、ディフェンスも頑張ってくれます。自分は本当にリバウンドを頑張って、とにかくそこで貢献しようと思って今大会はやっています」

ー東海大は昨年優勝しているメンバーではスタメンにベンドラメ選手と橋本選手が主力として出ていますが、あとは試合経験の少ない1年生も多いですね。その点は不安はなかったですか?
「大会前から不安はあったんですが、練習の中で去年の優勝メンバーや上級生にも相手をしてもらって少しずつ経験を積むことができました。そして試合を重ねるごとに個人としてもチームとしても経験のなかったところがレベルアップできていると思うし、そういうことができているから今日も1年生が多く試合に出ても得点差が縮まらなかったですね」

ーここまでの戦いの中で得たもので、もう落ち着いてプレーできているということですね。
「今大会は1、2年生のゲームなので遠慮したらダメだと思っています。思い切りのいいプレーをすればチームに流れも来ますし、自分でもできるんじゃないかと思っています」

ー今年の東海大はいい1年生プレイヤーがたくさんいますが、どんな雰囲気ですか?
「仲が良くて和気あいあいとやれていますし、練習の中でもお互いにコミュニケーションを取ってお互いに言い合えるいい仲間です」

ー先輩たちは代表クラスの選手もいて、勉強になるのでは?
「練習の面でも学ぶことがありますし、練習中には田中さんとかケビン(晴山)さん、礼生(ベンドラメ)さんがいいアドバイスをくれるので、自分的には成長することができています。今こうして自分がやれているのは先輩たちやコーチ、Bチームとかのおかげだと思っているので本当に感謝しています」

ーベンドラメ選手が今回キャプテンですね。試合中はそこまで声をかけている様子ではないですが、やはりプレーの方で引っ張ってくれる感じでしょうか?
「言葉をかける部分は少ないですけど、その少ない中で自分たちが意識しなきゃいけない部分を的確に言ってくれるので、そこで目が覚めてしっかり一からやり直すことができます。プレーでもディフェンスから積極的に見せてくれます。プレーで見せてくれるのは自分たちもついていきやすいですね。信頼しています」

ー次は拓殖大が相手で、バンバ選手がいますが。
「簡単に止めることはできないと思います。その中で今日の試合みたいに粘り強くやっていけばチャンスが見えると思うし、それをものにすれば今日みたいに点差が離れていい試合ができると思います」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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