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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2013.05.09 (Thu)

【2013トーナメント】5/9レポート(順位決定戦)

実力伯仲のチームが熱戦を展開
接戦に沸いた順位決定戦


 順位決定戦は代々木で4試合が行われた。順位決定戦に進んだチームは1部2チームと2部6チーム。昨年どこが勝つか分からない状態だった2部は今年も顔ぶれが変わらないチームが多く、実力も似通っている。そのせいもあってか、この日はどの試合も見応えある接戦が続いた。第三試合以外は最後まで分からない勝負が続き、今回設定した9〜16位の順位決定戦も意味あるものになったと言えるだろう。

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【中央大が20点差を追い上げるも届かず関東学院大に軍配】
130509maekawa.jpg 前半は関東学院大が快調に得点を重ね、20点のリードを得た。中央大は攻撃が機能せず前半は25点にとどまった。このままの流れで勝負が続くかと思われたが、後半に入って中央大が反撃を開始する。攻撃面で#5谷口(3年・F)が奮起。#22山田(4年・PF)もフリースローを沈め、柔らかいミドルシュートも放っていく。関東学院大は#3前川(3年・G)の3Pや#10エリマン(3年・C)のインサイドで対抗するが、#7荒木(4年・F)の外からの援護射撃が決まらず、重い展開となる。中央大は#31流田(3年・G)が上からプレッシャーをかけてガードのターンオーバーを誘い、自らも得点に絡んでじわじわ追い上げ。関東学院大の3Pが外れる間に中央大は#5谷口が2本の3Pも決めて3Qで20点あった差を16点詰め、52-56で3Q終了。

 4Qの序盤、関東学院大は#10エリマンのゴール下で攻めて点差を開くが、開始3分でファウル4となりベンチへ。中央大は#31流田、#22山田、#5谷口が攻撃の主軸となって得点し、1点差にまで追い上げるが、関東学院大も簡単には逆転させない。勝負は終盤まで分からない展開となるが、残り4分に#81横瀬(4年・G)のシュートで関東学院大が5点のリード。中央大も負けじと#5谷口の3Pが決まるが、この次のディフェンスで#31流田が痛恨の5ファウル目を吹かれてしまう。苦しくなる中央大だが、今度は関東学院大の#10エリマンが5ファウルで退場。中央大は#22山田が粘り、得点を重ねて再び1点差に。残り1分、関東学院大は#81横瀬がフリースロー、シュートを決めて70-75と5点のリードに成功。中央大は#18國政(2年・SF)の3Pが決まって点差を2に。しかしタイムアウトをはさんで#38蜂谷(2年・G)にシュートを決められ、73-77。続く攻撃で中央大は3Pが決まらず、そのまま73-77で試合終了。関東学院大が大幅な追い上げを食らいながらも逃げ切って勝利した。

 前半機能しなかった中央大にも課題はあるが、追い上げられた関東学院大も後半は3Pが前川の1本のみ、と苦しい内容。ともに要修正の部分が見えた試合となった。

写真:ディレイドを貫く関東学院大。司令塔である前川の働きが重要になる。

※関東学院大・横瀬選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【ディフェンスで粘った神奈川大が日本大を撃破】
130509tamura.jpg 日本大神奈川大は白熱した。立ち上がりは神奈川大に長らくノーゴールの時間が続き9−0まで開いてしまう。5分経過して#20早川(4年・G)の得点でようやく落ち着くと、その後は一進一退。日本大もそこまで得点は伸びず1Qは17-12の日本大リード。2Qになると神奈川大のエンジンがかかった。ディフェンスの動きも良くなってターンオーバーを奪うなどして逆転に成功。日本大は立て続けに笛を吹かれファウルトラブルに。#14高橋(1年・F・札幌日大)や#72佐野(2年・G)の3Pで持ち直すも神奈川大も#24吉永(3年・G)、#7古橋(4年・F)のシュートが決まってリードを守る。インサイドでは#29田村が#24刘(2年・C)に対して執拗に張り付いて守り、簡単には仕事をさせない。日本大は得点源の#7小牧(2年・SG)が残り1分で4ファウル目。しかし#72佐野が悪い流れを断ち切るように3Pを沈めてチームを落ち着かせる。神奈川大は#7古橋のシュートで30-35とし、5点リードで前半を終えた。

 3Qに入ると、今度は神奈川大がファウルトラブルに見舞われる。立ち上がりで#29田村のミドルシュートと#7古橋の3Pが決まって10点のリードに成功するが、その後にファウルが続いてしまう。日本大は#29上原(2年・PG)が連続のバスケットカウントを獲得し、#14高橋の3Pも出て一気に点差を詰めた。ファウルを止められない神奈川大だが、#29田村が粘ってフリースロー、ドライブ、ミドルシュートと奮戦。しかし日本大も#24刘のシュートで残り4分半で逆転。ミスも出たが#24刘、#14高橋のオフェンスリバウンドも出て3Qは55-51と日本大がリードして4Qに入った。

130509uehara.jpg しかし4Qの頭、日本大の攻撃が停滞。神奈川大は再びリードを奪い返すことに成功する。日本大はシュートを決められず#24刘がオフェンスファウルで4つ目を吹かれてしまう。神奈川大は#29田村、#7古橋、#20早川、#33曽根(4年・F)と4年生がそれぞれ得点し、激しい競り合いの中でリードを保つ。残り1分半、#24刘のシュートで68-70と2点差に詰め寄った日本大だが、ここから決定打が出せない。神奈川大もミスがあるが#20早川のフリースローが1本決まって68-71。日本大はファウルゲームに行き、最後に#72佐野が放ったシュートが決まらず、そのまま68-71で試合終了。神奈川大が激しい攻防戦を制して勝利した。

「今日のMVPは田村」と神奈川大の幸嶋監督。日本大の刘にマッチアップし、オフェンスファウルにもひるまず泥臭いディフェンスで張り付いた。オフェンスでも積極果敢に攻めてチームを鼓舞した。また、チームでは3Qでファウルトラブルになったときに我慢しきったのも大きい。2部降格したとはいえ、サイズでも能力でも豊富な戦力を持つ日本大に競り勝ったのは大きな自信になるだろう。

 日本大は前日に続いて惜しい試合を落とした。刘はもちろん、上原、高橋といった面々も頑張りが見えたが、勝負どころで神奈川大の粘りに屈した。

写真上:刘を抜いてシュートにいく田村。頼もしい活躍だった。
写真下:途中出場の上原は何度も流れを持ってくるシュートを決めた。

※神奈川大・古橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【リードを奪った国士舘大が法政大を寄せ付けず】
130509matushima.jpg 2部同士の対決となった対戦は、2Qでリードを得た国士舘大ペースで進んだ。1Qは互いに点を取り合う形となった。国士舘大は#22原(2年・F)、法政大は#35山岸(2年・G)や#0高田(4年・G)のアウトサイド、#16沼田(2年・C)がペイント内で得点を取っていく。1Qは26-24と国士舘大が2点リードとなり、2Qになると一気に法政大を引き離した。#4松島(4年・G)がルーズボールから#10大河原(3年・F)につなげ、#14高橋(4年・G)のシュートに続き#21笵(1年・C・美濃加茂)、#19馬(1年・C・日本航空)の留学生がそれぞれゴール下で得点。残り4分に#11伊集(2年・G)のシュートで11点差をつけた。法政大は#0高田の3Pや#24加藤(2年・F)のシュートで返すが、全体的にサイズのある国士舘大の前に簡単には得点できず、45-35と国士舘大が10点リードで前半終了。

 後半に入ってもこの10点差が縮まらなかった。法政大は途中からゾーンで相手のオフェンスを停滞させるも、#22原が外から確実に決めて国士舘大が流れを渡さず。法政大は#0高田が得点を重ねるも追い上げは叶わず。85-74と国士舘大がリードを守りきって勝利した。

 国士舘大は司令塔の松島が183cm、インサイドには技術的にはまだまだながら2m近い留学生を擁し、手足の長い選手を揃えた全体的に大きなサイズが強みだ。松島がトップでプレッシャーを与え、原のシュート力、大河原の走力などが噛みあっているときは破壊力があり、プレスディフェンスの圧力も相当ある。ムラがあるものの、下位対戦では侮れない存在といえよう。法政大は松澤がファウルトラブルに苦しみ、外からの攻撃頼みになってしまった点で劣勢を強いられた。

写真:国士舘大は主将の松島の奮闘ぶりが光る。この日は審判にぶつかってオフェンスチャンスをフイにしてしまうが、そうした時も笑顔を絶やさない。チームのムードメーカーとして良い影響を与えている。


【緊張感の続くゲームを制して慶應義塾大が接戦を拾う】
130509gonda.jpg 大東文化大慶應義塾大の一戦も最後まで勝負の行方が分からない戦いとなった。大東大は昨年スタメン出場していたのは#8戸ケ崎(4年・F)のみ。#30鈴木(4年・SG)がベンチスタートとなり、ガラリとメンバーが変わった。慶應大は序盤#10矢嶋(4年・SG)が得点を重ね、速攻も出る。しかし大東大は岸本に代わり司令塔となった#兒玉(3年・PG)がスピードあふれるプレーで慶應大を翻弄。積極的にシュートも狙ってくる。165cmとサイズが小さく、185cmある#19福元(2年・G)とのミスマッチをついた早い攻撃に気が抜けない。#28兒玉にドライブ、3Pを決められ慶應大は焦りも出て1Qは18-14と大東大がリード。2Qの序盤は互いにシュートが入らない苦しい時間帯になるが、大東大はインサイドの#86小野寺(4年・C)が3つ目のファウルを犯し、流れが悪くなる。慶應大もなかなか悪い時間帯を抜け出せないが、残り3分になってディフェンスからターンオーバーを奪い、速攻を出すことに成功。ルーズボールにも絡んでボールを支配し、24-31と逆転して前半を終えた。

 リードを広げたい慶應大だが、大東大は3Qに入って#99山崎(2年・G)のシュートが当たり始める。立て続けに6点を獲得し、#28兒玉のスピードあるドライブで大東大が逆転。しかし慶應大も#4蛯名(4年・G)のドライブ、#15大元(2年・G)の3Pがここで出て、流れを切らさない。1点を争う中、慶應大は#5田中(4年・SG)の3Pが決まり、#4蛯名が続けて決め、44-49の慶應大リードで3Q終了。

130509yamazaki.jpg 4Qに入り序盤で得点の伸びない大東大をじわじわ引き離す慶應大は、残り5分半で6点のリードに。大東大はここでゾーンを敷くが慶應大は#11権田の3Pが決まってリードを保つ。勝負は残り3分に動いた。大東大は#86小野寺がファウルアウトしてしまうが、#99山崎が奮起。30秒で5点を決めて残り1分半で3点差にする。慶應大はフリースローのリバウンドを何度も飛び込んできた#28兒玉に拾われ、ピンチが続く。しかし#11権田、#23黒木(2年・C)がなんとか得点し、リードは譲らない。残り29.8秒、大東大は#99山崎のフリースローで63-65と2点差に詰める。残り15.7秒、ボールを持った慶應大だが、ここまでチームを牽引していた#4蛯名がボールをサイドにこぼしてしまう手痛いミス。しかしタイムアウト明けの大東大のシュートは決まらず、最後はフリースローを得た#7本橋(4年・C)がこれを1本決め、残り数秒を逃げ切って慶應大が辛くも逃げ切りを決めた。

 ミスも多く、オフェンスがうまく展開できない試合だったが、昨年から何度も最後の攻防で勝ちきれず、惜しい試合を落とし続けてきた慶應大にとっては意味ある1勝だろう。アウトサイドの当たりが来ない中、「シュートの落ちた時に自分が点を取らなければ」と言っていた蛯名がアグレッシブに攻めてチームを引っ張った。途中出場の田中が決めた3Pもチームには大きな安堵感をもたらした。

 大東大は兒玉がコートを躍動し、山崎も持ち味の得点力を発揮した。鈴木の出場時間が増えればもっと得点面では改善できるだろう。今年は下級生の多いチームだけに一つひとつ経験を積むことが大事だ。この試合では数多くの選手を出場させたが、そうした中から有望な選手が伸びてくることを期待したい。

写真:ゴール下の際どい場面や速攻のバスケットカウントが光った慶應大・権田。あとはアウトサイドがコンスタントに入ればもっと頼りになる。
写真:将来のエース候補、山崎。まだ2年生だがその得点力は確か。

※慶應義塾大・田中選手、大東文化大・兒玉選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「プレー以外の声がけなども意識していきたい」
最終学年、信頼できる仲間とともに更なる上を目指して

◆#81横瀬孝樹(関東学院大・4年・主将・G)
130509yokose.jpg昨年とほぼ顔ぶれの変わらない関東学院大。突き詰めるべきは「コミュニケーション」だと言う。他の多くのチームと同様、関東学院大も今年は4年生がメインのメンバー。荒木、下山、村田といった主力の面々のケミストリーの完成度が重要だろう。どこまで完成度を上げられるか、ここからが見どころになる。


ー後半に追い上げられてしまいましたね。
「ハーフタイムでも出だしはしっかりやろうと言っていたんですが、ちょっと相手のディフェンスから流れを持って行かれて危なかったです」

ー後半は外のシュートが入らなかったことで焦ってしまったのでしょうか。
「前半は当たっていたんですけど、後半入らなくなって攻めあぐねてしまいました。インサイドで攻めようと思っていたんですが相手がガード陣にプレッシャーをかけてきて、すごくやられてしまいましたね。相手の外のシュートも入ったし」

ー最後の方で入れたのは良かったですが、昨日はあまり横瀬選手の調子も上がらなかったですね。個人的には調子はどうですか?
「調子としては普通です。昨日(明治大戦)は1部のチームが相手で、自分たちもチャレンジャー精神で挑んだんですが、相手の方が基礎的なことができていました。スクリーンだったり、ディナイだったり。そういった部分がぜんぜん相手が上で簡単にボールをもらわせてくれないし、シュートも打てないしで、そういった部分では見習うこともあったので今の時期に対戦して良かったなと思いました。収穫がたくさんあったので」

ー関東学院大は今年はメンバーもほぼ変わりませんが、春はどんなことを意識してきたのですか?
「コミュニケーションですね。去年からスタートは変わらないのでプレー面は問題ありませんが、ディフェンスの声かけだったり、落ち込んだときにベンチから盛り上げたりするのを意識しています。技術的な面はみんな自主練をやっていて、頑張っています。自分もキャプテンになったのでプレー面以外で気を配ったりすることを意識しています」

ーキャプテンとしてはそこを重要視しているんですね。
「プレーではみんな個々の能力があるので、やらせて、自分はみんながベンチに戻ってきたときにアドバイスしたり、練習中も声をかけたりするのを意識しています」

ー今年は主力が4年生の面々で、最後の年にかける思いはやはり強いですか?
「今回のトーナメント戦、立教戦だったんですがすごく緊張しました。最後だし、キャプテンだし、勝たないといけないといういろんなプレッシャーがありましたね。みんな?いや自分だけかな?緊張してすぐ息が上がって、やばかったですね(苦笑)。今はもう大丈夫です。みんなも昨日明治に負けて、いい意味で開き直って“頑張ろう”と言っているので、いい感じになってきました」

ーもっとチームで追求したい部分はありますか?
「自分たちはスロースタートだったり、リバウンドを取ってからあまり速攻がないので、リーグ戦までにそういう部分は走りこんでいきたいし、ディフェンスももっと1対1は抑えられるようにしていきたいです」

ー今日も走れそうなところは随所にあったように思いましたが。
「ガード陣はいいんですが、センター陣にまだ走力が足りないので、走りこんで速攻を出せるようにしたいですね」

ーあと2戦ありますが。
「9位目指して頑張っていきます」

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「今年はみんなでチームを作っていく」
チームワークによる躍進を目指して

◆#7古橋広樹(神奈川大・4年・F)
130509furuhashi.jpg神奈川大のエースとして得点を牽引する。4年生となり、シュートだけではなく、それ以外のプレーにもリーダーシップを感じさせる頼もしさが増してきた。主将の田村とともに4年生の中でも支柱ともなる必要がある今年。残り2試合でそうした姿勢をどれだけ示せるかも楽しみにしたい。


ー昨日の拓殖大戦に続いて接戦となりましたが、今日は勝ちましたね。
「正直うれしいです。今はそれしかないです」

ー出だしでつまづいてなかなか得点が取れませんでしたね。
「自分たちはいつも出だしが悪いんですが、負ける相手じゃないと思っていたし、アジャストしていって勝ちにつながりました。焦りはなかったですね」

ー日大にも1Qでは17点しか取らせていないですしね。
「神大はやはりディフェンスで勝つチームなので、相手は大きい留学生がいますが(#24刘)ディフェンスはみんなでしっかり抑えて、自分たちらしいバスケットをしようと思っていました」

ー2Qで逆転しましたが、この大会は吉永選手(#24)が当たっていますね。
「元々あいつはシュートが入る奴なんです。調子がよくない時期もありましたが、今良くなりましたね」

ー増子選手が卒業して古橋選手に負担がかかるかと思いましたが、ああやって入れてくれるのは助かりますね。
「そうですね。それに増子さんがいなくても今年はみんなでやるつもりだし、負担を感じることはないですね」

ー最終盤、日本大もインサイドで攻めてきたりしていましたが、焦りはありませんでしたか?
「そうですね。練習試合でもああいう競った局面で勝ちきれていたので。そういう意味でチームがそういう場面に強くなってきていると思います」

ー古橋選手はリバウンドなども積極的に行っていますね。
「最初の2試合はぜんぜんダメだったんですけど、シュートが入らなくても泥臭いディフェンスやリバウンドを意識していこうと思っています。得点もリバウンドも両方やっていかなければと思います」

ーでも勝負どころではやはり決めようという意志が見えます。
「そこは幸嶋さんに“お前が行け”“好きにしろ”と言われているので思い切って。そうしないとミスしたりすると思うし、そこはしっかり決めようと思ってやっています。昨日は勝負どころで入らなくてみんなに申し訳なかったので、今日は本当に頑張ろうと思っていました」

ー今年は神奈川大も4年生がメインのチームですね。
「4年生主体ですね。キャプテンは田村だけどみんなでチームを作っていこうと、4年生がしっかりやっています。去年より今年の方がみんなでやろうという意識が強いですね。チームワークはいいですよ」

ー幸嶋監督がまだチームとしてできていなくて、古橋選手がゲームでイライラしているという話もしていましたが。
「田代(#14)とかまだ1年生なんでうまくいかないこともあるけど、1年生なので一生懸命やってもらいたいし、自分たちがそれに合わせようとしています。でも自分もまだできていないのでちょっとダメでしたね。でも今日はいいスティールもあったので、どんどんやってくれればと思います」

ー今年は昨年よりもっと上を狙いたいですね。
「そうですね。僕はこのチームは強いと思うので1部に行けるように頑張っていきたいと思います。最後だし、楽しんでやりたいと思います」

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「自分が試合に出て見せることでチームに刺激を与えたい」
副将としてプレイヤーとして責任を果たし、還元を目指す

◆#5田中貴啓(慶應義塾大・4年・SG)
130509tanaka.jpg途中出場で相手の速いガード、兒玉をマーク。ディフェンス面で貢献したほか、欲しいところで決まった3Pは大きかった。元々シュートが得意な選手だが、ベンチスタートのワンチャンスで決めるのはそう簡単ではない。しかし強い気持ちで打つことを大事に、そしてそれ以外のディフェンス面や練習など、試合に出る機会が少ないからこそ、それ以外の部分でチームを支えることを大事に考えている。4年生として今後もその責任を示し続けられるか。


ーなんとか勝ちきれましたね。
「去年までの反省として、いい試合をしたけど負けたというのが多くて。その負けた次もまた悪い試合が多かったので、今回はどうしても前の東海戦のいい試合を勝ちにつなげたかったんです。そこで自分が出てどうにかしたいという気持ちもあったので、まずはディフェンスから頑張りました」

ーマッチアップ相手の兒玉選手はスピードのある選手でしたね。
「高校のときからずっとマッチアップしている選手なんですが、正直速いのでつくのは苦手なんですが、いろいろ回りもカバーしてくれました。でも最後にああやってリバウンドなんかを拾われて、得点を取られたという面でまだまだ反省するところが多いです。そこは修正していきたいと考えています」

ー兒玉選手は宗像高校ですもんね。大元選手(#15)がついているときより少し効果的な場面もあったかと思います。
「本気でやれば大元の方ができると思いますが(苦笑)、あいつも気持ちの浮き沈みがあるので。だからまず自分が試合に出て、こうやって見せることで刺激を与えてチーム自体の底上げをはかっていきたいと考えています」

ー今日は主将の蛯名選手がだいぶ頑張りましたが、自分も副将としてやらなければという思いがあるのでは?
「主将と副将を決めるときに役割の違いについても考えました。主将はプレーで引っ張る、僕は練習の雰囲気とかを良くするという感じで。でも試合に出るために自分もバスケットをやってきています。主将が頑張っている分、自分もプレーで引っ張りたいという気持ちが今日はいい形で出ました。これを自分自身継続できるように、明日の試合もしっかり気を引き締めて頑張りたいです」

ー3Pが決まったのが大きかったと思います。ワンポイント出場が多いのでここまではそう簡単に決められていなかったですし。
「先生(佐々木HC)にも強い相手と戦う時は思い切りシュートを打てと言われました。自分は個人練習ではシュート中心にやっていますし、長谷川さん(12年度卒拓殖大主将・長谷川智伸は大濠の先輩)にも言われたんです、“シュート練習をしているなら試合中に打たないと意味がない”と。そういうのも頭にあったので、出たときは1本でもいいから絶対シュートを打とうと考えていたし、思い切り打てたので良かったです」

ー昨年から田中選手がチームに対してもいろいろなことを言ってくれている、という話が他の選手からも聞こえていましたが。
「去年は蛯名や矢嶋がケガでベンチにすら入れなかったので。自分も試合に出るに至らなかったし、でも去年からベンチの雰囲気だったりプレー以外のところでもしっかり引っ張っていこうと心がけていました」

ーコートでよく声も出るし、チームとしてぜひ頼りたいところだと思いますが。
「ここで4年生がしっかり引っ張れるような存在になれるかなれないかが、明日の試合でも重要だと思います。今日も大事だったけど、明日は上位に行くためにより重要なので勝ちにこだわりたいと思います」

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「気持ちの面では昨日より良いプレーができていた」
新たな風を吹き込むチームの司令塔

◆#28兒玉貴通(大東文化大・3年・PG)
130509kodama.jpg昨年までチームの大エースであった岸本(bj琉球)に代わり、スタメンガードを務める。サイズは小さいがその分スピード豊かで、この試合でも慶應大ディフェンスを出し抜くドライブや、またリバウンドにも飛び込むアグレッシブなプレーを披露した。大幅な入れ替わりが進んだ今年はまだまだチームは途上だが、残り2試合を大事に経験値を積んで欲しい。


ー惜しい試合でした。
「相手の持ち味は速攻ですが、最終的に走られて得点されたというのが大きかったです。そこを止められなかったのが敗因のひとつだと思います」

ー今年から岸本選手にかわりスタメンを努めますね。
「去年は隆一さん(岸本)中心でやっていた分、やらなきゃな、というのはあるんですが、あの人は本当にすごいので。自分もそこに追いつこうとしています。でも今年はチーム全体でやろうという意識の方が強いので、特に自分自分というのはないですね」

ーチームで、ということなんですね。でも今日はドライブもあったし、空いたら積極的に打っていっていましたね。
「自分のところでちょっと今日は抜けていたので、行けたら行こうという感じでした。昨日(白鴎戦)はあまり思い通りにいかなかったんですが、今日は切り替えて行こうと思っていました」

ー昨日と今日の違いはありますか?
「勝ち切れないという面ではまだまだだなと思います。気持ちの面では昨日より成長したプレーがみんなできていたし、ベンチも声を出せていたのでそこは良かったところのひとつです」

ー今日は途中から山崎選手もシュートが入って勢いが出せた部分もありますね。
「やはりあいつと友貴(#30鈴木)さんが得点源なので、あそこで点を取れば乗れるし、期待していきたいです」

ー今年はチームもだいぶ入れ替わって試される1年だと思いますが、どういう部分を大事にしていきたいですか。
「自分がスタメンに入ったのでその分サイズが小さくなっています。チームでディフェンスするのが目標のひとつだし、ディフェンスに重点を置いて、その中でオフェンスでリズムをつかめたらなと思っています。そういうバスケットが一番合っていると思うし」

ーまだ2試合ありますが。
「去年まで16位決定戦までなかったし、試合をやれるというのはいいことだと思います。チームも向上できると思うし、内容濃く勝ちを目指して頑張っていきたいと思います」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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