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2013.05.08 (Wed)
【その他の試合】東海大チャリティマッチレポート
シュートが好調な現役世代がリードし
OBを圧倒して勝利
ゴールデンウイークの1日を利用して行われる東海大の現役とOBの試合は、一昨年より東日本大震災の復興に関連したチャリティマッチとして開催されている。今年も憲法記念日の5月3日に行われ、豪華な面々による一戦を訪れた観客が楽しんだ。
まずはBチーム戦が行われたあとに選手紹介のセレモニー。陸川監督より挨拶があり、東日本大震災で亡くなった方への黙祷が行われ、試合開始となった。
今年のOBはつい先日JBLのファイナルで優勝の栄冠を勝ち取ったアイシンの古川や、2週間前にドイツから帰国したという石崎、日立の満原、三菱の遥ら、JBLや海外で活躍する面々を中心に15名が参加。開始すぐ島(黒田電気)が3Pを決めるも、現役は田中がこれを返し、OBも満原(日立サンロッカーズ)が決め返すといった立ち上がり。しかし石崎(ケムニッツ99ers)のターンオーバーから現役が抜け出すと、ベンドラメが2本の3Pを決めて1Qは12-24と現役がリード。
2QになるとOBは満原、石崎らがペイント内に切れ込み巻き返し。古川(アイシンシーホース)の外も入り始める。しかし現役も安定してシュートを決め続け、前半は26-49。3Q以降も現役のリードは変わらず。ベンドラメが着々とシュートを決め、田中が晴山へのアシストでシュートを演出すると会場も湧いた。OBは劣勢を強いられるが満原がブザービーターで3Pを沈めるなど、見せ場は作る。4Qになると現役はベンチも出場させて最後は54-91の大差で試合終了。「トーナメントを控えて、いい状態で大会に入りたかった」という主将の田中の言葉通りに充実した内容で現役が勝利した。
試合後はまずOBの島より「現役もOBもみなさんに応援していただいている環境を当たり前と思わず、一生懸命バスケットをプレーしていきたいと思うので、これからもよろしくお願いします」と挨拶。続けて石崎が「昨年インカレを制覇して今年も現役は盤石と言われる体制。今後も僕ら以上の成績を残してくれると思うのでこれからも東海大の応援をよろしくお願いします」と、インカレ連覇を達成した自分たちを越えてくれるよう、とエールを送った。
この後は恒例の募金活動が行われ、現役、OBともに観客とのコミュニケーションを行いつつ、チャリティマッチの幕は閉じた。なお、この日集まった募金は岩手県体育協会に送られる予定。
主将の田中は大勝は予想しなかった様子ながら、「トーナメントを間近に控えていて、いい状態で大会に入るためにもしっかりした内容で戦うということを意識していました。でもこういう展開になると思っていなかったし、後から出てくるメンバーも集中して臨んでいたので良かった」と、内容には満足。今年は昨年叶わなかったJBL越えをするため、「去年よりもっと質の高いバスケットをやらなければいけない」と高い目標を据えている。今年も自身はもちろん、メンバーからも多数代表が選ばれており、活動とのバランスが重要になる。「自分もまだ合流してしっかり練習できている訳ではないけど、自分たちがいないときに残った4年生がしっかりやってくれているし、ほかの4年もリーダーシップを取ってくれているのでやりやすい」と、仲間を信頼した様子が伺える。トーナメントの鍵はやはりディフェンス。代表活動に人員が取られ、メンバーは合流してまだ間もない。だからこそどんな状態でも東海大の核であるディフェンスこそがチームを支えると強い自信を持っている。「ディフェンスの強度をあげてずっとやってきているし、今日はシュートが入ったけど、あれが落ちたときもディフェンスが崩れないようにとやっているので、トーナメントはそこを大事にしていきたい」と言う。東海大が唯一持っていないトーナメントのタイトルはぜひ欲しいはず。この後に続くトーナメントの戦いぶりをぜひ楽しみにしたい。
写真上:最後は観客も含め、集合写真を撮影
写真中:内外で攻めたOBチームの満原。
写真下:今期は日本代表として、主将としての活躍が期待される田中。
※その他の写真、募金活動の様子は「続きを読む」へ。

司令塔の石崎。アウトサイドのシュートがこの日は不調。

ファイナルの熱戦の記憶もまだ冷めやらぬ中、古川も積極的にシュートを狙った。

「移籍してから陸さんに挨拶していなかったので」と、熊本から駆けつけた前村。

ストリート、クラブチームなどで活躍する池田も参加。

シュートを放つ坂本。

仲間の3Pにベンチの島も両手を上げて笑顔。

ゴール下で体を張る佐々木。葵企業からは祐川、森田も参加するもこの2人はDNP。

ティップオフは満原VS橋本。

アグレッシブなプレーを魅せた遥。

力強いプレーを見せるバランスキー。

昨年はケガに泣いた和田も復帰。今期は最終学年として期待。

シュートを始め、好調だったベンドラメ。

パスを出す藤永。

田中からのアシストでシュートにいく晴山。

挨拶する陸川監督。被災者を始め、観客やOBへの配慮も忘れない温かい挨拶。

予定外にマイクを渡された石崎。この日はシュートが入らず「お見苦しいものをお見せして…」と観客の笑いを誘った。

OB代表として挨拶する島。東海大を代表する人格者として信頼は篤い。
【募金活動の様子】










OBを圧倒して勝利

まずはBチーム戦が行われたあとに選手紹介のセレモニー。陸川監督より挨拶があり、東日本大震災で亡くなった方への黙祷が行われ、試合開始となった。
今年のOBはつい先日JBLのファイナルで優勝の栄冠を勝ち取ったアイシンの古川や、2週間前にドイツから帰国したという石崎、日立の満原、三菱の遥ら、JBLや海外で活躍する面々を中心に15名が参加。開始すぐ島(黒田電気)が3Pを決めるも、現役は田中がこれを返し、OBも満原(日立サンロッカーズ)が決め返すといった立ち上がり。しかし石崎(ケムニッツ99ers)のターンオーバーから現役が抜け出すと、ベンドラメが2本の3Pを決めて1Qは12-24と現役がリード。

試合後はまずOBの島より「現役もOBもみなさんに応援していただいている環境を当たり前と思わず、一生懸命バスケットをプレーしていきたいと思うので、これからもよろしくお願いします」と挨拶。続けて石崎が「昨年インカレを制覇して今年も現役は盤石と言われる体制。今後も僕ら以上の成績を残してくれると思うのでこれからも東海大の応援をよろしくお願いします」と、インカレ連覇を達成した自分たちを越えてくれるよう、とエールを送った。
この後は恒例の募金活動が行われ、現役、OBともに観客とのコミュニケーションを行いつつ、チャリティマッチの幕は閉じた。なお、この日集まった募金は岩手県体育協会に送られる予定。

写真上:最後は観客も含め、集合写真を撮影
写真中:内外で攻めたOBチームの満原。
写真下:今期は日本代表として、主将としての活躍が期待される田中。
※その他の写真、募金活動の様子は「続きを読む」へ。
[続きを読む]
【PHOTO】
司令塔の石崎。アウトサイドのシュートがこの日は不調。

ファイナルの熱戦の記憶もまだ冷めやらぬ中、古川も積極的にシュートを狙った。

「移籍してから陸さんに挨拶していなかったので」と、熊本から駆けつけた前村。

ストリート、クラブチームなどで活躍する池田も参加。

シュートを放つ坂本。

仲間の3Pにベンチの島も両手を上げて笑顔。

ゴール下で体を張る佐々木。葵企業からは祐川、森田も参加するもこの2人はDNP。

ティップオフは満原VS橋本。

アグレッシブなプレーを魅せた遥。

力強いプレーを見せるバランスキー。

昨年はケガに泣いた和田も復帰。今期は最終学年として期待。

シュートを始め、好調だったベンドラメ。

パスを出す藤永。

田中からのアシストでシュートにいく晴山。

挨拶する陸川監督。被災者を始め、観客やOBへの配慮も忘れない温かい挨拶。

予定外にマイクを渡された石崎。この日はシュートが入らず「お見苦しいものをお見せして…」と観客の笑いを誘った。

OB代表として挨拶する島。東海大を代表する人格者として信頼は篤い。
【募金活動の様子】










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