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2012.11.19 (Mon)

【2012インカレ】11/19レポート

関西の出場枠が増えた今インカレ
地方勢では仙台大がまず関東越えを果たす


121119_7.jpg「東日本大震災」被災地復興支援 第64回全日本大学バスケットボール選手権大会が、男子は国立代々木競技場代々木第二体育館にて開幕初日を迎えた。男子は代々木第二体育館、墨田区総合体育館で行われ、順位決定戦には國學院大學と明治学院大学も使用される。

 昨年天理大学が3位を獲得し、関西がシード権を獲得。また、今年は全日本大学バスケットボール連盟に登録したチーム数によって振り分けられる枠数で関西の出場数がひとつ増え、関西は合わせて2枠増となっている。地方勢によりチャンスが開かれた今年、まず会場を沸かせたのは仙台大学。3年連続の出場中、過去2回とも破れてきたが、この日の第一試合で関東11位で出場した白鴎大を僅差で破る金星をあげた。

 関西2位の大阪学院大と四国1位の愛媛大は大阪学院大が実力を発揮し、87-53で1回戦突破。愛媛大は高さで劣る中、ゾーンなども使いながら対抗するが、2Q以降に大きく引き離されてしまった。大阪学院大は1Qから#20合田(1年・PG・淀川工科)が快調にシュートを決めて、30得点。2回戦で専修大と対戦する。

121119hiejima.jpg 4年ぶりに出場となった中国1位の広島大は関東3位の専修大と対戦。出足に#2岡崎(3年・C)などのシュートがよく決まり、1Qは18-16とリード。専修大は#22樋口(4年・PF)がこの日欠場となり、インサイドでは#9長谷川(4年・F)がオフェンスリバウンドで奮闘。#11宇都(3年・G)も得点を牽引し、2Qに逆転するとそのままリードを保って88-63で勝利した。

 関東1位の青山学院大は関西6位の立命館大と対戦。1Qは粘りあるバスケが持ち味の立命館大が積極的に攻めて16-11とわずかな差とするが、青山学院大は2Q以降#56比江島(4年・SF)が本領発揮。アウトサイドからペイント内でのレイアップなど多彩なオフェンスを見せて立命館大を引き離し、最終的には103-38と大きく差をつけて一回戦をクリア。3連覇に向けて好調なスタートを切った。

写真上:勝利し、喜び合う仙台大。
写真下:内外からの得点で相手を翻弄した青山学院大・比江島。

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【残り3.2秒で決勝点!仙台大が白鴎大を下す】

121119syoji.jpg 初日の第一試合から波乱の幕開けとなった。東北2位でインカレに乗り込んできた仙台大が、関東11位、先日の入替戦で1部昇格を決めたばかりの白鴎大から金星獲得。4Q残り1分に前半の貯金を使い切って同点にされたが、#14佐藤(4年・SG)の勝負強いシュートで白鴎大の猛追を振り切った。

 スタートダッシュを切ったのは仙台大。鮮やかなバックドア、ディフェンスから速攻の形で畳み掛けるように得点を重ね、#66庄司(2年・SF)、#14佐藤のシュートも高確率で決まった。対する白鴎大は立ち上がりで決まった#5柳川(3年・SG)のレイアップ、#30アビブ(4年・C)のゴール下を最後にオフェンスが沈黙し、仙台大のゾーンディフェンスを崩せない。#5柳川がドライブを決めるも後が続かず、24-8といきなり大差をつけられて1Qを終えた。2Qは白鴎大の変則的なゾーンが機能し流れが傾きかけ、仙台大も得点が停滞するなか要所で#66庄司がジャンプシュートを決めて勢いを切らさない。#66庄司は前半だけで21得点を稼ぎオフェンスを牽引。一方の白鴎大は#30アビブが囲まれ、#5柳川のドライブもカバーに止められて攻めあぐねた。このQまたしても8得点に終わり、40-16と大きく水をあけられ後半へ。

 3Q、仙台大もさすがに外のシュートが落ち始め得点が伸び悩むが、苦しい場面で#14佐藤が2本の3Pを決めるなど依然としてリードは保持し続ける。最終Qに入ると、開始早々#37松崎(3年・CF)がアビブ相手に一対一を決め、残り9分リードを21点に広げた。

121119ookama.jpg だが勝負はここからだった。#30アビブがダブルチームにも屈せずゴール下を決めると、続けて#1大釜が強気なドライブでバスケットカウント獲得。「ここだぞ!ここ!」という大釜の声に応えるように#5柳川が2本の3Pを決めると、その後も前からディフェンスを仕掛けて仙台大のミスを誘った。#3横塚のスティールや#15白濱のリバウンドシュートで加点していく白鴎大に対し、仙台大は相手の激しいディフェンスで後手に回り、そのうえ残り3分を残して#75我妻が痛恨の5ファウルになるなど悪い流れを払拭できない。白鴎大は#1大釜が勝負強い3Pを2本決めてのけ、残り1分56-56とついに仙台大を捕えた。次のオフェンス、仙台大は#14佐藤の3Pが決まらず白鴎大にチャンスが訪れるものの、白鴎大も#5柳川の3Pはリングに弾かれる。そして回ってきた仙台大のオフェンス、右0度から#14佐藤がジャンプシュートを放った。これがきれいに決まって残り3.2秒で仙台大が2点リード。最後の白鴎大の攻撃をしのぎ、58-56で仙台大がアップセットを果たした。

 嬉しい勝利に仙台大の選手たちは嬉し泣き。予選では岩手大に東北1位の座を譲ったものの、そこで落ちることなく、インカレでは各々が全てをぶつけて勝利をもぎ取った。23得点ずつ、二人で46得点と点数の大半を稼いだ#14佐藤と#66庄司の活躍もさることながら、アビブをよく抑えた#20田賀や#75我妻らのチームディフェンスも勝利に大きく貢献。インカレの開幕試合に相応しい熱戦を繰り広げてくれた。

 白鴎大は、諦めずに4Qで最大21点差を同点まで縮めた猛追は光ったものの、一歩及ばず。前半の悪さが悔やまれる内容となった。死闘を繰り広げた入替戦から間もなくのインカレとあって、難しい部分もあったのかも知れない。今年は関東の枠が縮小したことにより2部リーグ内で唯一の出場となったが、勝利を挙げることなく初戦敗退でインカレを終えた。来季は1部でのプレーが決まっている。ここからのレベルアップを図ってほしい。

写真上:前半の得点を牽引した仙台大・庄司。
写真下:終盤の追い上げで強い気持ちを見せた白鴎大・大釜。

※仙台大・佐藤選手、白鴎大・アビブ選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【札幌大が前半はリードするが明治大が後半突き放す】
121119kotuji.jpg 同じチームカラー同士、紫色にコートが染まった第3試合の対戦は関東7位の明治大対北海道1位の札幌大。札幌大が2Qで逆転しリードして前半を終えたが、後半失速し82-55で明治大が勝利した。
 
 互いにロースコアな立ち上がりとなるも、#2目(3年・SG)がフックシュートでバスケットカウント、3Pと活躍し明治大が勢いに乗った。前からカットしやすやすと速攻につなげ、オフェンスリバウンドにも飛び込んで主導権を握る。札幌大もフリースローや#1志水(1年・PG・能代工)の3Pで何とか食らい付き、最後に#11栃本(3年・C)がポンプフェイクで飛ばしてゴール下を決め、7点ビハインドに留めて1Qを終えた。

 2Q、札幌大も奮闘を見せる。#18中村(1年・SF・能代工)のリバウンドシュートで先制しリズムに乗ると、#11栃本のバスケットカウント獲得をきっかけに3連続得点で逆転。その後も#8小辻(3年・SF)が高確率でジャンプシュートを決めていき、一歩先行し続ける形が続いた。明治大はインサイドへのパスがカットされ、リバウンドシュートも決めきれないなど精彩を欠く。最後にブザービーターで倒れながら#8小辻がシュートを決め、札幌大の5点リードで試合を折り返した。

 だがハーフタイムを挟んで明治大も仕切り直した。激しいディフェンスで相手のターンオーバーを誘い、攻めては#2目の3Pであっという間に再逆転。途中出場の#50伊澤(1年・PF・愛産大工)も3連続得点と仕事を果たしリードを広げた。札幌大は3Q残り7分で#18中村が4ファウルになるなどブレーキがかかり、アウトサイドもことごとくリングに弾かれる。#11栃本の1on1でなんとか6点差に留めて3Qを終えるが、このQは8得点しか奪えずやや苦しい状況。4Qに入ると明治大は追い打ちをかけるように#2目の3P、#16安藤(2年・PG)のジャンプシュートなど得点ラッシュになり、反撃の隙を与えなかった。82‐55で明治大が札幌大を下し、まずは初戦を勝ち進んだ。

 札幌大は終盤突き放される結果となったが、3Qまで食らい付き関東の大学相手に“やれる”という手応えもあった様子。特にメンバーが全員3年生以下と、来年も全員が残ることは大きい。佐久本ヘッドコーチが指導にあたって今年で4期目となり、年々バスケットの質も上がってきている。来シーズンの戦いも期待したい。対する明治大は硬さやミスもあったが、最後に突き離して全員出場で初戦を突破した。こちらも同じく若いチームだが、各々勝負強さは秘めており、伸び代は未知数。どこまで駆け上がれるか注目したい。

写真:前半はシュートがよく決まった札幌大・小辻。

※札幌大・栃本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「バスケットやってて良かったとあらためて感じた」
勝利を引き寄せた4年生としての意地

◆#14佐藤文哉(仙台大・4年・主将・SG)
121119SATO.jpg自身にとって三度目のインカレ、4年間の集大成を見せるべきこの舞台で、見事勝利を引きよせる活躍だった。特にラスト3秒、決勝点を決める素晴らしい勝負強さを発揮。下級生の頃からチームを引っ張る選手ではあったが、今年は4年生として、主将としてますます存在感が増している。追い上げられる場面で「落ち着け!」と仲間に声をかけ、プレーでも苦しい場面での得点や地道なリバウンドでチームを支えた。打倒関東を果たし、歓喜に沸いた仙台大。次の戦いも注目したい。


―代々木で勝利を飾ってどんな気分ですか?
「最高ですね。ここには3年連続で来てても今まで一回も勝ったことがなかったので。本当に嬉しくて、勝ってみんな泣いてました。バスケットやってて良かったなって、ロッカールームであらためて感じましたね」

―1Qから相手を突き離して好調でしたね。バックドアなど連係プレーも鮮やかでした。
「正直前半は、できすぎでしたね(苦笑)。あそこまで上手くいくとは思ってなかったです。バックドアは、75番のやつ(我妻)と(明星)高校の時からずっとやって来ていて。大学でもやってるし、結構息は合っていると思います」

―#75我妻選手はキャラクター的にもみんなを盛り上げているようですね。
「そうです(笑)。ムードメーカーですね、あいつは」

―前半は#66庄司選手もシュートが好調でしたね。
「当たってましたね。でもあいつは結構最近調子良くて、いつもあんな感じで決めてくれています。それは助かってますね」

―白鴎大の研究はどれくらいしてきたんですか?
「結構対策してきました。監督が入替戦を見に行って全部研究して来てくれて、それを練習で自分たちに教えてくれていたので。とにかくセネガルのところだけでやられないようにしようということで、最悪外は打たれてもしょうがないから中を守ろうと。結局セネガル人にはそんなに点数を取られなかったので成功かなと思います」

―柳川選手のドライブもよく抑えていましたね。
「そうですね。そこも結構警戒していたので、みんなでカバーしました」

―白鴎大のゾーンに対して自分たちのオフェンスはどうでしたか?
「ゾーンオフェンスも練習してきたんです。でも練習でやってきた形と白鴎のやってるゾーンが少し違ってて、最初は戸惑ったんですけど、でもちょっとは練習やっていたのですぐ修正できたかなと思います」

―後半、特に4Qは追い上げられてしまいましたね。
「いつも自分たちは後半の出だしが悪いことが結構あるんですが、案の定それがここでも出てしまって。それで4Qでああやって追い上げられて、正直ちょっと負けるかなって思いもあったんですけど、まぁ勝ちきれて良かったです」

―相手が白鴎大ということはインカレ前どう感じていましたか?
「関東の1部の上の方と当たるよりは、まだ戦えそうかなという思いが自分たちの中にありました。しかも相手は多分、自分たちは格下なのでなめてくるだろうなと。そういうのを跳ね返してやろうぜってみんなで言っていましたね」

―佐藤選手は今までの年もチームを引っ張る存在でしたが、4年目ということで心境は違いますか?
「そうですね。勝ちたいという気持ちも3年生の頃より強いし、後輩とかみんなに良い思いをさせてあげたいという気持ちも強くて。そういう4年生の意地みたいなものはあると思います。今日の最後のシュートも、絶対決めてやろうという感じで打ちました」

―次は明治大が相手です。
「明治は関東遠征に来て練習試合でもやっている相手なんです。そこで手応えもあって。安藤誓哉(明治大#16)は高校の後輩なので、止めてやります」

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「一番大切なのは気持ち」
後輩たちに期待を込めて大黒柱を交代

◆#30トゥーレイ・アビブ(白鴎大・4年・C)
121119abibu.jpg4年間、白鴎大のゴール下を支えてきたアビブ。どんな時も激しいマークに遭ったが、それに屈せず強い気持ちで戦ってきた。戦場となるゴール下で体を張り、何度もリバウンドをもぎ取ってくれるアビブの存在は、まわりの選手たちも心強かったに違いない。また、下級生の頃はあまりコートで話すことは少なかったが、上級生になって積極的に後輩たちに声をかける姿も増え、精神的成長も見られた。今季はルーズボールにも率先して飛び込むなど、気持ちのこもったプレーを見せてくれた。インカレは悔しい結果に終わったが、1部昇格を成し遂げ4年間に悔いはない様子。後輩たちに期待を託し、不動の大黒柱は大学バスケットを終えた。


―残念な結果となりましたが、今のお気持ちは?
「悔しいですよね。学生で最後の大会なので、ベスト8以上は残りたかったんですけど…。こういう結果になってしまって本当に悔しいです」

―白鴎大は出だしが肝心ですよね。出だしが悪いとなかなか立て直すのに時間がかかってしまうことも多いですが。
「そうですね。自分たちもそういうのはリーグ戦から、もう去年からずっとそうでした。出だしが悪い時は、試合の結果も悪い。だから出だしが重要です。自分はもう引退ですが、後輩たちには今後もっと出だしを意識してやってもらいたいです」

―4Q、20点以上あった差を諦めずに追い上げたのは素晴らしかったです。
「はい。自分たちもディフェンスを前からプレッシャーをかけて、相手のミスからブレイクを出したり、3Pを打ったり、そういう良いプレーが出ました。でもそういうのを、1Qからやらないと。最初から足を使って走って動いてしとけば、こういう結果にはならなかったかなと思います」

―ここでシーズン終了となりましたが、今年は1部復帰を成し遂げたことが大きかったですね。
「今まで白鴎はそういうことが無かったから、本当に歴史を作ったと思います。それはとっても嬉しいです。入学してからずっと1部復帰が夢だったから、今年4年生になって絶対1部に上がるという気持ちは強くて。去年は入替戦で専修大学とやって負けたけど、そこで色々勉強して、今年勝てたのは良かったと思います」

―4年間、常に厳しいマークにも遭って大変だったと思います。
「そうですね。自分はでかいから、相手も絶対ダブルチームでやってくる。大変でしたけど、頑張りました」

―後輩たちは来年1部でプレーできますね。
「後輩たちはすごく成長しました。でも来年1部はまわりもみんな能力が高いし、そこで一番大切なのは気持ち。みんなシュートも入るから、もっと気持ちでやらないとやられてしまうと思います。強い気持ちを持って戦ってほしいです」

―来季からインサイドはパプロブヒナス選手が担いますよね。
「自分がずっと試合に出ていたけど、マンタスは練習をすごく頑張っていました。自分と練習から厳しくやってきたから、あいつも来年はやってくれると思います」

―これで引退となりますが、白鴎大での4年間はどうでしたか?
「4年間、やっぱり辛いこととか色々ありました。でもそれが人生だと思います。色々あったけど、最後4年生になって1部昇格して、そこで分かった。なんで今まで、練習とかこんなつらい思いしてきたのか。自分たちはそんな能力が無いから、練習しないと勝てないです。だから1部上がるために、何時間もの練習も必要だったのかなって。つらかったけど、1部に上がれて嬉しいです」

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「来年こそ絶対に勝ちたい」
手応えと課題を得て、より高まる意識

◆#11栃本貴洋(札幌大・3年・C)
121119tochimoto.jpg明治大の高さあるインサイドに対抗し、16得点20リバウンド2ブロックという活躍を見せた。昨年はファウルトラブルで思うようなプレーができなかったが、今年は戦えるという手応えも得られた価値ある一戦となっただろう。1年生の時に比べ2年生から部活への気持ちも変わってきたと言うが、そうした変化が結果に結びついていることも大きい。また手応えもあれば、後半失速する悔しさも味わったが、こうした敗戦が今後の糧にもなるはず。3年生以下が主力のチームだけに、来シーズンの戦いぶりも楽しみに待ちたい。


―試合を振り返っていかがでしたか?
「前半、意外とついていけてちょっと自分でもびっくりしました。自分たちは関東に比べて能力もないしシュート力もないので、やっぱりディフェンスを頑張るしかないと。ディフェンスを頑張って、相手のオフェンスがあまり上手くいっていなかったこともあってああいう風についていけたのかなと思います」

―前半は#8小辻選手らがシュートも要所で決めていたと思います。
「前半までは入っていましたね。でも後半になって足が疲れてきたときに、シュートも落ちてしまって。来年はやっぱり体を鍛えて体力作りからやっていきたいと思います」

―栃本選手はリバウンドなど良い活躍だったと思いますが、自身で振り返ってどうですか?
「相手が大きかったので、正直ちょっと取れないかなと思っていたんです。でも相手より自分の方がジャンプ力はあると思ったので、そこで競り勝つ場面があったのは良かったと思います。ちょっとだけ手応えもありました」

―下級生主体で今までやってきて、チームとしても個人としても年々インカレでの戦いぶりが良くなっている印象を受けます。
「そうですね。今まではあんまり良さを出せませんでした。去年は1Qからインサイド2人がファウルトラブルになってしまったことが痛かったですね。でも今年は、去年よりだいぶチーム一丸となって戦えていたと思います。来年につながるものが去年よりたくさんあったかなと。僕個人としても、1年生の時はそこまで部活のことは考えていませんでしたが、部活に軸を置くようになって意識も変わりました。特に去年のリーグ中、小辻(#8)や山口(#3)、インサイドの大きいやつが怪我して、これはやばいなと。そこから気持ちが変わって、今に至る感じですね」

―佐久本ヘッドコーチが来て4年目で、だいぶバスケットの形が定着してきたのかなと思いますが。
「そうですね。先輩方は佐久本さんが途中から来られたので、前の監督と佐久本さんのどっちにも教えてもらっていましたが、僕らの学年は純粋に佐久本さんにしか教えてもらってないんです。結構その部分で分かり合える部分があったのかなと思います。うちには絶対的エースはいませんが、ディフェンスを頑張ってまんべんなく誰でも点が取れるのは良いと思います」

―打倒関東という目標は来年に持ち越しですね。
「今日も仙台大が白鴎大に勝ちましたし、ああいう風に来年は札大も関東の大学を倒せればいいなと思いますね。ゴールデンウィークは駒澤大学に行って東海大とか色々なチームと戦ったし、夏も結構北海道に関東の大学が合宿に来ていて、そこで試合を結構やらせてもらったんですけど、ほんとその時に良い勝負ができたんです。だから今年は行けるんじゃないかという手応えもあって。3年生以下しかいなくて来年も全員残るので、来年こそ絶対勝ちたいです」

―ここから1年、どんなところを頑張っていきたいですか?
「まだ今シーズンはオールジャパンの予選があるので、まずはそこで勝って北海道の代表としてこっちにまた来て、経験を積みたいと思います。あと今回のインカレは体力とぶつかり合いの部分でだいぶ消耗してしまったので、来年春から体力やフィジカルを強くして、あとは関東に負けないシュート力を身に付けられるよう頑張っていきたいと思います」

 
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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