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2012.11.01 (Thu)
【2012リーグ1部】10/28 拓殖大VS大東文化大
【同率対決は大東大が勝利し5位に】
勝った方が5位、負ければ6位になるという拓殖大と大東文化大の対戦は、2Qに逆転した大東大が勝利し、昨年からひとつ順位は下げたが昨年と同じ5割の勝率で5位を獲得した。
1Q、大東大は#14岸本(4年・PG)が#1鈴木達也(4年・PG)にマークされ、簡単には動かせてもらえず立ち上がりは重い。しかしインサイドでは拓殖大より優位な高さを活かして#43鎌田(4年・C)が得点。拓殖大は#11佐々木(4年・C)のミドルシュートをはじめ#94長谷川(4年・F)、#40藤井祐眞(3年・G)も得点を続ける。速攻なども出て、1Qは21-16と拓殖大がリードした。しかし2Qになると大東大の攻撃が勢いを増す。#19藤井佑亮(4年・SG)のシュートをはじめ、#14岸本がアシスト、ドライブ、当たられながらのミドルシュートと両名で攻撃を牽引。開始4分半で逆転に成功。拓殖大は#40藤井祐眞が攻撃を仕掛けて再三フリースローを得ていくが、大東大は#30鈴木友貴(3年・SG)のスティール、3Pもあって36-40と4点リードで前半を終えた。
勝負は3Qで決した。拓殖大のファウルが続く間に大東大は#30鈴木友貴、#19藤井佑亮の連続3Pで12点のリードをに成功。ファウルが出る時間帯もあったが、3Pのバスケットカウントを含む4本の3Pが効いて、このQで45-61とリードを奪った。拓殖大は#11佐々木が抑えられ、攻撃の攻め手を欠いたままずるずると引き離された。続く4Qも大東大は勢いを切らすことなく攻撃を続け、75-95と大差で勝利。5位を確定した。
大東大はバランス良く選手が活躍。3Pは9本と好調だった。今大会ではここまで試合経験の少なかった選手も出番を経てそれぞれの役割を果たし、チームとしての成長を感じさせる2ヶ月だった。岸本の存在感が強かったが、それにつられるようにチーム全体が良いプレーを連発。粘り強さも発揮した。
拓殖大は1部復帰以来5位以下に転落したことはなかったが、思うように白星が伸びず6位。ガード陣の構成は変わらず、オフェンスの破壊力は相変わらずだが、インサイドの人員が減ったことで安定感を欠いた。だがセンターの佐々木は何度もチームを助け、相手に的を絞らせない内外の活躍が印象的だった。
大東文化大:9勝9敗
拓殖大:8勝10敗
写真上:藤井佑亮もオフェンスの要として活躍した大東大。
写真下:長谷川とともにオフェンスを引っ張る拓殖大・藤井祐眞。苦しい時に激しいアタックで相手を崩してくれる強いハートの持ち主。
※大東文化大・岸本選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「充実してやりきったリーグ」
次はインカレに向け熱い決意を秘めて
◆#14岸本隆一(大東文化大・4年・主将・PG)
個人賞こそなかったが、今大会における岸本の活躍を目の当たりにして唸らなかった者はいないだろう。昨年大きく開花。今年度は主将であり、注目選手としてマークを浴びながらもチームのために得点を決め続けた。精度の高い3P、華麗な1on1は何度も観客から感嘆の声を引き出し、相手チームにはため息をつかせた。
インカレでは関西1位がシードを得たブロックに入る。昨年、自らの最後のシュートを決めることができず天理大に敗れたことを忘れてはいない。インカレに向けて更に闘志を燃やしている。
―5位という結果になりましたが。
「最初はもちろん優勝を目標にしてきたんですが負けが込んでしまって。チーム内で話していたのは去年の成績を越えようということでした。順位は5位で去年の4位よりひとつ下ですが、勝利だけ見れば同じ5割だし、今日は試合の内容もいい内容で終われました。もちろん悔しいんですけど、やりきった感じはあります。満足じゃないけど充実はしていました」
―岸本選手の活躍は素晴らしかったですが、チームとしてもいい成長が見えた気がします。
「ありがとうございます。そうですね、役割もはっきりしてきました」
―いいチームになったな、という印象です。
「いやー、キャプテンの力ですね!冗談です(笑)」
―あまり試合経験のなかった選手たちが力を出せたというか。平得選手(#88)や戸ケ崎選手(#8)をはじめ、今日は鈴木選手(#30)もいいところで決めてくれましたね。他にもたくさんの選手が頑張った。
「そういう選手はもともとできたけど試合経験がないというのが序盤で響くというか、出てしまったかな。積極性に欠けたというか。でもやれるとわかってあいつらもガンガンやれるようになった。特に4番ポジションの2人(平得・戸ケ崎)は得点面でチームに貢献するということはなかなか難しかったかもしれないですが、本当にあいつらこそ役割というのがわかっていました。あの2人は特に自信を持ってやれるようになったと思います」
―試合慣れしていない人に何か言うことはありましたか?
「言うというほどでもないですね。でもあいつら(平得・戸ケ崎)のいいところはわかっていました。戸ケ崎だったらディフェンスとリバウンド、文士(平得)だったらオフェンスリバウンドを取って勢いをつけてくれます。それは『お前らはぜんぜん勝負できるからどんどんやれ』って言いましたね。あとはあいつらなりに考えて補っていったと思います」
―じゃあ得るものも大きかったですね。
「そうですね。東海にも僕が入学して初めて勝てたし、想い出深いですね」
―リーグ戦は自分の中でどのようなものでしたか?1部で2年やりましたが。
「去年も1部で経験しているので余裕を持ってやれたと思ってくれる人もいると思うけど、自分としては去年から無我夢中でやっていました。もちろん今年の方が余裕は確かにあるけど、自分たちは一戦一戦やっていかないと足元をすくわれるし、実際すくわれかけたし」
―危ない試合はありましたね。でもスロースタートというか、後半に必ず盛り返す。それは自分たちの力を信じているからですか?
「後半に入れば入るほど自分たちの何が強いかが明確になった感じです。裕也(#43鎌田)がリバウンドを取ってくれて、ガード陣はスピードに関しては自信がある。そして自分と裕也の他の2、3、4番がどこで自分の仕事をするのかがはっきりわかってきたというのがチームにとって大きくプラスになりました」
―なるほど、自分たちの戦い方としても納得していた感じですね。
「もちろん出足が重いのは自分たちの悪いところでもあるんですけど」
―次はインカレですね。
「5位になると多分関西の1位のブロックに入ると思うんですが、これはまあ、やらなければと!」
※この時点での選手の計算によるもの。実際の組み合わせは異なります。
―昨年天理大が3位に入ったので、今年は関西1位が3位シードでひとつずれる形ですね。その枠は昨年大東が天理に負けたせい、というのもありますし。
「そのシードも含めて関東は枠を失っているので、これはやらなければと思っています。やってやります。関西1位の近畿大はソウ君が入って上位に食い込んだみたいですが、やられる訳にはいかないです。関東でやっている意地があるし、もちろんこのリーグで東海や青学にも自信を持っていい勝負をした自負もあります。だから上位を狙います」
―それはとても楽しみです。
「頑張ります!」

1Q、大東大は#14岸本(4年・PG)が#1鈴木達也(4年・PG)にマークされ、簡単には動かせてもらえず立ち上がりは重い。しかしインサイドでは拓殖大より優位な高さを活かして#43鎌田(4年・C)が得点。拓殖大は#11佐々木(4年・C)のミドルシュートをはじめ#94長谷川(4年・F)、#40藤井祐眞(3年・G)も得点を続ける。速攻なども出て、1Qは21-16と拓殖大がリードした。しかし2Qになると大東大の攻撃が勢いを増す。#19藤井佑亮(4年・SG)のシュートをはじめ、#14岸本がアシスト、ドライブ、当たられながらのミドルシュートと両名で攻撃を牽引。開始4分半で逆転に成功。拓殖大は#40藤井祐眞が攻撃を仕掛けて再三フリースローを得ていくが、大東大は#30鈴木友貴(3年・SG)のスティール、3Pもあって36-40と4点リードで前半を終えた。

大東大はバランス良く選手が活躍。3Pは9本と好調だった。今大会ではここまで試合経験の少なかった選手も出番を経てそれぞれの役割を果たし、チームとしての成長を感じさせる2ヶ月だった。岸本の存在感が強かったが、それにつられるようにチーム全体が良いプレーを連発。粘り強さも発揮した。
拓殖大は1部復帰以来5位以下に転落したことはなかったが、思うように白星が伸びず6位。ガード陣の構成は変わらず、オフェンスの破壊力は相変わらずだが、インサイドの人員が減ったことで安定感を欠いた。だがセンターの佐々木は何度もチームを助け、相手に的を絞らせない内外の活躍が印象的だった。
大東文化大:9勝9敗
拓殖大:8勝10敗
写真上:藤井佑亮もオフェンスの要として活躍した大東大。
写真下:長谷川とともにオフェンスを引っ張る拓殖大・藤井祐眞。苦しい時に激しいアタックで相手を崩してくれる強いハートの持ち主。
※大東文化大・岸本選手のインタビューは「続きを読む」へ。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「充実してやりきったリーグ」
次はインカレに向け熱い決意を秘めて
◆#14岸本隆一(大東文化大・4年・主将・PG)

インカレでは関西1位がシードを得たブロックに入る。昨年、自らの最後のシュートを決めることができず天理大に敗れたことを忘れてはいない。インカレに向けて更に闘志を燃やしている。
―5位という結果になりましたが。
「最初はもちろん優勝を目標にしてきたんですが負けが込んでしまって。チーム内で話していたのは去年の成績を越えようということでした。順位は5位で去年の4位よりひとつ下ですが、勝利だけ見れば同じ5割だし、今日は試合の内容もいい内容で終われました。もちろん悔しいんですけど、やりきった感じはあります。満足じゃないけど充実はしていました」
―岸本選手の活躍は素晴らしかったですが、チームとしてもいい成長が見えた気がします。
「ありがとうございます。そうですね、役割もはっきりしてきました」
―いいチームになったな、という印象です。
「いやー、キャプテンの力ですね!冗談です(笑)」
―あまり試合経験のなかった選手たちが力を出せたというか。平得選手(#88)や戸ケ崎選手(#8)をはじめ、今日は鈴木選手(#30)もいいところで決めてくれましたね。他にもたくさんの選手が頑張った。
「そういう選手はもともとできたけど試合経験がないというのが序盤で響くというか、出てしまったかな。積極性に欠けたというか。でもやれるとわかってあいつらもガンガンやれるようになった。特に4番ポジションの2人(平得・戸ケ崎)は得点面でチームに貢献するということはなかなか難しかったかもしれないですが、本当にあいつらこそ役割というのがわかっていました。あの2人は特に自信を持ってやれるようになったと思います」
―試合慣れしていない人に何か言うことはありましたか?
「言うというほどでもないですね。でもあいつら(平得・戸ケ崎)のいいところはわかっていました。戸ケ崎だったらディフェンスとリバウンド、文士(平得)だったらオフェンスリバウンドを取って勢いをつけてくれます。それは『お前らはぜんぜん勝負できるからどんどんやれ』って言いましたね。あとはあいつらなりに考えて補っていったと思います」
―じゃあ得るものも大きかったですね。
「そうですね。東海にも僕が入学して初めて勝てたし、想い出深いですね」
―リーグ戦は自分の中でどのようなものでしたか?1部で2年やりましたが。
「去年も1部で経験しているので余裕を持ってやれたと思ってくれる人もいると思うけど、自分としては去年から無我夢中でやっていました。もちろん今年の方が余裕は確かにあるけど、自分たちは一戦一戦やっていかないと足元をすくわれるし、実際すくわれかけたし」
―危ない試合はありましたね。でもスロースタートというか、後半に必ず盛り返す。それは自分たちの力を信じているからですか?
「後半に入れば入るほど自分たちの何が強いかが明確になった感じです。裕也(#43鎌田)がリバウンドを取ってくれて、ガード陣はスピードに関しては自信がある。そして自分と裕也の他の2、3、4番がどこで自分の仕事をするのかがはっきりわかってきたというのがチームにとって大きくプラスになりました」
―なるほど、自分たちの戦い方としても納得していた感じですね。
「もちろん出足が重いのは自分たちの悪いところでもあるんですけど」
―次はインカレですね。
「5位になると多分関西の1位のブロックに入ると思うんですが、これはまあ、やらなければと!」
※この時点での選手の計算によるもの。実際の組み合わせは異なります。
―昨年天理大が3位に入ったので、今年は関西1位が3位シードでひとつずれる形ですね。その枠は昨年大東が天理に負けたせい、というのもありますし。
「そのシードも含めて関東は枠を失っているので、これはやらなければと思っています。やってやります。関西1位の近畿大はソウ君が入って上位に食い込んだみたいですが、やられる訳にはいかないです。関東でやっている意地があるし、もちろんこのリーグで東海や青学にも自信を持っていい勝負をした自負もあります。だから上位を狙います」
―それはとても楽しみです。
「頑張ります!」
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