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2012.11.01 (Thu)
【2012リーグ1部】10/28 日本大VS専修大
【後半に突き放した専修大が2008年以来の3位に】
勝てば3位を確定できる専修大は10位の日本大との最終戦になった。日本大はこの試合で#1坂田(3年・F)、#11飛田(3年・G)を温存。入れ替え戦前に他の選手を使おうとする意図が見える。立ち上がりは#25菊池(3年・F)のオフェンスリバウンドや#72佐野(1年・G・東山)の得点で先行していく。専修大はフロントランナーとしてである#11宇都(3年・G)の得点が中心。その一方で、、インサイドでは復帰した日本大の#24刘(1年・C・北陸)のサイズもあって、簡単にペイント内では得点ができない状態が続いた。1Qは日本大も#刘、#15栗原(1年・G・前橋育英)らの得点もあり、18-20と専修大のリードは2点。
2Q、専修大はディフェンスが激しくなる。日本大は厳しく守られながらも#19 浜田(4年・F)のアウトサイドも当たり始めた。専修大はベンチに下がった#11宇都の代わりに#33館山(4年・G)が奮起。このQ16点のうち3Pを始め中へも切れ込み、10点をあげる活躍を見せた。日本大は#15栗原が返していき、前半を終了して33-36で点差は3。接戦の様相を見せたまま終了した。
しかし後半、実力を発揮したのは専修大の方だった。ゾーンを使いながらのディフェンスに日本大の足が止まり、インサイドも簡単には点が入れられなくなってしまう。何度もターンオーバーを繰り返す間に専修大は#11宇都のシュートと#33館山の3Pが続き、3点だった差をこのQで24点にまで一気に広げると、4Qも手を抜かず50-90で試合終了。専修大が後半に本領を発揮し、3位を確定した。
日本大は前半は機能したが、後半のオフェンスで躓いた。この日温存した選手を入れつつ、入れ替え戦でどう戦うか布陣も含めて見所と言える。
専修大は宇都が33点。リーグ後半に入って出場時間の増加とともに得点面でもハイスコアを叩きだし、流れを作る形が顕著になってきている。結果、得点王を手に入れ、チームは2008年と同じく3位を獲得。3年前は下級生ばかりで全敗を喫したチームが、主力の成長で見事な結実を見せた。青山学院大にも東海大にも善戦をした今リーグ。まだ上を狙える能力は秘めており、インカレでの戦いも注目だ。
専修大:11勝7敗
日本大:1勝17敗
写真上:セカンドガードとして活躍した専修大・廣島。ディフェンスの強い高橋とは反対にオフェンシブなところが魅力。
写真下:日本大は刘ら2mオーバーの選手たちの働きで簡単に専修大にゴール下を攻めさせなかった。まだまだ荒削りだが、入れ替え戦というメンタルが削られる戦いで実力を発揮できるかが重要だ。
※専修大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。
「気持ちが入っていればまだ上を狙える」
自身最高位でリーグを終え、次はインカレへ
◆#4高橋 陽(専修大・4年・主将・G)
試合後は清々しい笑顔を見せた。
リーグ3位は入学以来の順位になる。3年前には遠い位置であったことは間違いなく、昨年も8位で入れ替え戦に進出している。そこから見事リカバリした。1年生の時から主力として出場してきた4年生がようやく中味の充実が見えた部分も大きく、高橋自身はリーダーシップと強い体を生かしたディフェンスで貢献。ベンチメンバーも多く試合に絡ませながらの戦いで3位に食い込んだことは大きい。インカレに向けてもまだまだ期待できる。
―3位という結果ですが、おめでとうございます。入学してからの最高位ということになりますね。
「そうですね、うれしいですね。不思議な感じです(笑)。4年生は1年の時に全敗しているし、みんなうれしいと思います」
―これまでの中で一番充実したリーグ戦だったのでは?
「自分たちが4年生になって練習の中味も変わってきたし、意識も変わってきました。何より自信というものが宇都(#11)であったり、みんなついてきて、試合に臨んだし練習にも励んだからこその3位じゃないかと。優勝はできなかったんですが、いい成績を残せました」
―自信を持てたのはどういう部分からですか?
「練習で今までやってきた経験もあるし、自分たちに向かって下級生もきてくれました。練習でこれだけやってきたんだから試合でもやれる、という自信ができたと思います」
―これまで下級生が主力だったと思いますが、今年は4年生になってまとめていこうというのは強くありましたか?
「他にどうこう言うことはないんですが、自分がとにかくしっかりしていればみんながついてくるかなと思いました。自分が練習からしっかりやるだけでしたね」
―今年は朝練もしているという話でしたね。
「そうなんですよ」
―どうでしたか?
「朝練はだるいな、とかいろいろ聞こえてきたり自分自信もキツイな、と思うこともあったんですけど、結果に表れているし今思うと良かったと思います。朝練はシューティングもやりますが、ボールに触れる機会としても活かせました。そういう機会を持つことで練習でもハンドリンクもしっかりして、感覚も違ってくると思います」
―期間はいつからやっていたんですか?
「春のトーナメントが終わってから6月始めから先週の土曜日までやっていました。あとは3年生とかに頑張って欲しいですね(笑)」
―リーグ戦で自分たちがやれる、というふうに感じてきた時期はありましたか?
「プレーの内容になりますね。自分たちが得点して行ける、と思った時にターンオーバーしてしまって相手に得点されたり、そういうゲームは接戦になるしものにできない。そういうのがない時は畳み掛けることができます。だから1ピリが一番の課題でもありました。今日の試合でも重かったですが、廣島(#3)が出てきて早い展開に持ちこんでくれました。相手がどうではなく、自分たちのバスケをしないとダメですね」
―次は最後のインカレになりますね。
「なんだか信じられないですね。気持ちが入っていれば専修は本当に上も狙えると思うし、相手を軽視しないでしっかり気持ちを入れてやることですね。自分たちがしっかり臨めれば4年生もラストだし、頑張りたいです。あと2週間ぐらいあるので、練習をしっかりしていきたいです」

2Q、専修大はディフェンスが激しくなる。日本大は厳しく守られながらも#19 浜田(4年・F)のアウトサイドも当たり始めた。専修大はベンチに下がった#11宇都の代わりに#33館山(4年・G)が奮起。このQ16点のうち3Pを始め中へも切れ込み、10点をあげる活躍を見せた。日本大は#15栗原が返していき、前半を終了して33-36で点差は3。接戦の様相を見せたまま終了した。

日本大は前半は機能したが、後半のオフェンスで躓いた。この日温存した選手を入れつつ、入れ替え戦でどう戦うか布陣も含めて見所と言える。
専修大は宇都が33点。リーグ後半に入って出場時間の増加とともに得点面でもハイスコアを叩きだし、流れを作る形が顕著になってきている。結果、得点王を手に入れ、チームは2008年と同じく3位を獲得。3年前は下級生ばかりで全敗を喫したチームが、主力の成長で見事な結実を見せた。青山学院大にも東海大にも善戦をした今リーグ。まだ上を狙える能力は秘めており、インカレでの戦いも注目だ。
専修大:11勝7敗
日本大:1勝17敗
写真上:セカンドガードとして活躍した専修大・廣島。ディフェンスの強い高橋とは反対にオフェンシブなところが魅力。
写真下:日本大は刘ら2mオーバーの選手たちの働きで簡単に専修大にゴール下を攻めさせなかった。まだまだ荒削りだが、入れ替え戦というメンタルが削られる戦いで実力を発揮できるかが重要だ。
※専修大・高橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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【INTERVIEW】「気持ちが入っていればまだ上を狙える」
自身最高位でリーグを終え、次はインカレへ
◆#4高橋 陽(専修大・4年・主将・G)

リーグ3位は入学以来の順位になる。3年前には遠い位置であったことは間違いなく、昨年も8位で入れ替え戦に進出している。そこから見事リカバリした。1年生の時から主力として出場してきた4年生がようやく中味の充実が見えた部分も大きく、高橋自身はリーダーシップと強い体を生かしたディフェンスで貢献。ベンチメンバーも多く試合に絡ませながらの戦いで3位に食い込んだことは大きい。インカレに向けてもまだまだ期待できる。
―3位という結果ですが、おめでとうございます。入学してからの最高位ということになりますね。
「そうですね、うれしいですね。不思議な感じです(笑)。4年生は1年の時に全敗しているし、みんなうれしいと思います」
―これまでの中で一番充実したリーグ戦だったのでは?
「自分たちが4年生になって練習の中味も変わってきたし、意識も変わってきました。何より自信というものが宇都(#11)であったり、みんなついてきて、試合に臨んだし練習にも励んだからこその3位じゃないかと。優勝はできなかったんですが、いい成績を残せました」
―自信を持てたのはどういう部分からですか?
「練習で今までやってきた経験もあるし、自分たちに向かって下級生もきてくれました。練習でこれだけやってきたんだから試合でもやれる、という自信ができたと思います」
―これまで下級生が主力だったと思いますが、今年は4年生になってまとめていこうというのは強くありましたか?
「他にどうこう言うことはないんですが、自分がとにかくしっかりしていればみんながついてくるかなと思いました。自分が練習からしっかりやるだけでしたね」
―今年は朝練もしているという話でしたね。
「そうなんですよ」
―どうでしたか?
「朝練はだるいな、とかいろいろ聞こえてきたり自分自信もキツイな、と思うこともあったんですけど、結果に表れているし今思うと良かったと思います。朝練はシューティングもやりますが、ボールに触れる機会としても活かせました。そういう機会を持つことで練習でもハンドリンクもしっかりして、感覚も違ってくると思います」
―期間はいつからやっていたんですか?
「春のトーナメントが終わってから6月始めから先週の土曜日までやっていました。あとは3年生とかに頑張って欲しいですね(笑)」
―リーグ戦で自分たちがやれる、というふうに感じてきた時期はありましたか?
「プレーの内容になりますね。自分たちが得点して行ける、と思った時にターンオーバーしてしまって相手に得点されたり、そういうゲームは接戦になるしものにできない。そういうのがない時は畳み掛けることができます。だから1ピリが一番の課題でもありました。今日の試合でも重かったですが、廣島(#3)が出てきて早い展開に持ちこんでくれました。相手がどうではなく、自分たちのバスケをしないとダメですね」
―次は最後のインカレになりますね。
「なんだか信じられないですね。気持ちが入っていれば専修は本当に上も狙えると思うし、相手を軽視しないでしっかり気持ちを入れてやることですね。自分たちがしっかり臨めれば4年生もラストだし、頑張りたいです。あと2週間ぐらいあるので、練習をしっかりしていきたいです」
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