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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.10.27 (Sat)

【2012リーグ2部】10/27レポート

国士舘大が単独3位に浮上し入替戦進出に王手
神奈川大が入替戦を回避し8・9・10位チームが確定


121027kanagawa.jpg 2ヶ月に渡るリーグ戦もついに最終週を迎えた。白鴎大中央大の2強はそれぞれ慶應義塾大駒澤大の挑戦を退け1位・2位の座を死守。白鴎大は明日勝てば2部1位通過が決まることとなった。3位に位置していた駒澤大は順位を一つ下げ、代わりに国士舘大が単独3位に。また、下位争いは神奈川大が入替戦回避を決め、東洋大順天堂大を下したことで、8位慶應義塾大、9位東洋大、10位順天堂大と下位3チームの順位が決定した。

 神奈川大法政大の対戦は、神奈川大が前半だけで24点リード奪い、その後もリードを保った。法政大は#7古橋(3年・F)・#21増子(4年・F)の両ウィングを止められず、終盤神奈川大が主力を下げる間に追い上げるものの相手を苦しめるには至らず。87-71で試合終了となり、両者8勝7敗で並んだ。入替戦の無い神奈川大も法政大も、明日のリーグ最終日が今季ラストゲーム。全力で戦うだけだろう。

 神奈川大の勝利によって入れ替え戦行きが決まった慶應義塾大は、白鴎大と対戦。この試合、白鴎大は最初からゾーンを敷いて慶應大を警戒。オフェンスの重くなった慶應大は1Qで大量失点。ファウルトラブルにも陥り前半で大きく離されてしまう。後半は持ち直し、ゾーンにもうまく対応し3Q、4Qの得点は白鴎大を上回ったが、追いつくことは叶わず75-87で白鴎大が勝利し、首位を守った。慶應大は8位確定。玉川大との入れ替え戦に臨むがリーグ後半に尻上がりに調子を上げており、切らさずに維持したいところ。

写真:神奈川大は残り1分を切ってコートに4年生5人を投入。#77山本(4年・SG)が3Pを決めると、この試合一番の大歓声が沸いた。

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【順天堂大の追い上げから東洋大が逃げ切る】
121027kosonoi.jpg 3部との入替戦行きが決まっている順天堂大東洋大の対戦。直接対決の結果で9位と10位が決まる重要な一戦とあって、試合前から両者共に気合いの入り様が違った。緊張感漂う中スタートした試合は、東洋大がリードするも順天堂大が怒涛の追い上げを見せ、最後まで勝負の分からない好ゲームとなった。

 開始早々#6村上(2年・G)、#41前田(4年・F)が3Pを決めて先行したのは東洋大。#41前田や#34尾崎(3年・C)がオフェンスリバウンドに絡み、シュートも調子よく決まってハイペースで得点を重ねた。しかしファウルがかさみ、3連続ターンオーバーから走られ順天堂大の追い上げを許す。順天堂大は#3小薗井(2年・G)のジャンプシュートや#96佐藤(2年・F)のターンシュートが決まり、21-25と4点を追う形で2Qへ。

 2Q、順天堂大はトラベリングやパスミスなど、自分たちのミスから流れを切らす。その間東洋大は#7筑波(2年・F)がミスマッチを突いてインサイドを攻め立て、#41前田のリバウンドシュートも続いてじわりと点差を広げた。3Q開始早々#24遠山(2年・F)がドライブからバスケットカウント獲得、#41前田の3Pも決まり、東洋大が大きく16点のリードを奪う。

 しかし3Q残り5分半、順天堂大は#51田代がジャンプシュート、チャージングをもらうテイクチャージにと攻守共に活躍。16点差を2分間で一気に5点差に縮める爆発力を見せ、東洋大にタイムアウトを取らせる。しかし東洋大も逆転はさせず、4Qに入っても5点前後のリードを保ち続けた。対する順天堂大も食らい付き、何度離されそうになっても盛り返す。すると我慢した順天堂大は、#23泉の3連続ジャンプシュートで残り2分半ついに3点差にし、試合は分からなくなる。#41前田がリバウンドシュートを決めるも負けじと#99小川が速攻に走り、3点差のまま試合時刻は残り1分を切った。するとこの勝負どころ、東洋大は#6村上が値千金の3Pをフィニッシュ。これでリードを3点から6点差に広げ、試合を決定づけた。結局69-75で勝利は東洋大の手に。東洋大の2部9位、順天堂大の2部10位が決まった。

東洋大:4勝13敗
順天堂大:2勝15敗

写真:順天堂大・小薗井は積極的に攻めて16得点。

※東洋大・尾崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【国士舘大が関東学院大相手に快勝】
121027sou.jpg ラスト2試合を残し、悲願の3位入賞も見えてきた国士舘大。この日は出だしから全開で関東学院大を圧倒した。立ち上がり、国士舘大はエース#11平田(4年・G)が絶好調で、テンポよくミドルシュートを決めていく。#13曹(4年・C)も関東学院大#10エリマン(2年・C)相手にインサイドで仕事をさせず、1Qで26-11とリードを奪うと、2Qもインサイドを攻めて手を緩めない。関東学院大は#3前川(2年・GF)が2本の3Pを決めるも、43-24で試合を折り返す。

 3Q、#7荒木(3年・F)の3P、#81横瀬(3年・G)のドライブで10点差に関東学院大が詰め寄るが、大事な場面で#13曹がバスケットカウントを得るなど仕事を果たす。4Q、関東学院大は#7荒木が2連続で3Pを決め8点差と一桁に詰め寄るが、最後は#14髙橋(3年・G)や#13曹がフリースローを決めていき、国士舘大が再度突き放して、84-68で試合終了。何度も追い上げは許したものの、相手に一度もリードを奪わせない試合運びで国士舘大が快勝した。これで国士舘大は11勝6敗で単独3位に。関東学院大は8勝9敗で中位のチームと星が並んだ。

国士舘大:11勝6敗
関東学院大:8勝9敗

写真:国士舘大は曹(写真)が29得点、平田が30得点と両エースが機能。

※国士舘大・髙橋選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【駒澤大も粘るが最後に流れを掴んだ中央大が競り勝つ】
121027makisaka.jpg中央大駒澤大の上位対決は、接った展開が続き白熱したが、中央大が75-71と僅差で競り勝った。

 駒澤大は中央大相手に序盤からゾーンディフェンスを敷いた。中央大は外角シュートに当たりが来ないが、#20小野(4年・F)や#24塩谷(3年・PF)がオフェンスリバウンドに粘ってコツコツと加点。#14渡邉(4年・F)の3Pも2本決まりリードを広げた。しかし駒澤大も#7馬場(4年・SF)の3連続ミドルシュートで譲らず、15-19で入った2Qもすぐさま#5槇坂(4年・SG)らの得点で同点に持ち込む。中央大は2Q残り8分半の時点でエース#20小野が3つ目のファウルを吹かれてブレーキがかかり、ゾーンに対してシュートも決めきれずにオフェンスが停滞。だが一方の駒澤大もファンブルやトラベリングが続き、両者我慢の時間帯となった。終盤#11佐々木(3年・SF)がリバウンドシュートを決め、32-36と駒澤大がリードして試合を折り返す。

 3Q、中央大は好調の#14渡邉が3Pを次々決めて勢いに乗る。反対に駒澤大はアウトサイドが再三リングに弾かれ、中央大の好守にペイントエリアも攻めれない。7分以上の間無得点となってしまい、その間3P攻勢を続けた中央大が11点差をつけて3Qを終えた。

 だがここから駒澤大も粘った。中央大#20小野らが決めていくジャンプシュートに#5槇坂が3Pで返していき、点の取り合いに真っ向から挑む。中央大はこの大事な場面でフリースローの確率が悪く、その間#7馬場のタップシュートや#8鈴木(4年・G)の価値ある3Pで駒澤大が残り4分3点差に。中央大のタイムアウト後も、#5槇坂がバスケットカウント、3Pと縦横無尽の活躍を見せ、残り3分切って64-67と駒澤大が逆転。しかし中央大もすかさず#11入戸野らの得点で残り2分同点にし、試合はどちらに転ぶか分からなくなる。

 ここで試合を動かしたのは、中央大#24塩谷の怒涛の速攻劇。まず速い展開からバスケットカウントを得ると、続けて苦しい体勢からシュートをねじ込み5点リード。さらに相手のターンオーバーから走って#24塩谷のアシストから#14渡邉が決め、勝負所のわずか45秒の間に一気に7得点積み上げた中央大が優勢に立った。残り時間は1分となり、駒澤大もファウルゲームにいくが再び追い詰めるには至らず。最後の最後でお家芸の速い展開を出した中央大が勝利を引き寄せた。駒澤大は何度も中央大を苦しめたが、勝負所の展開は中央大が一枚うわ手だった。駒澤大はこれで国士舘大に白星一つリードされ、入替戦進出が苦しい状況になった。

中央大:14勝3敗
駒澤大:10勝7敗

写真:4Q、駒澤大・槇坂の活躍は中央大を苦しめた。

※中央大・渡邉選手、塩谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「毎試合、何かしら収穫しようという気持ちでやってきた」
自身初の2部の舞台で、急成長を遂げる大黒柱

◆#34尾崎達規(東洋大・3年・C)
121027ozaki.jpg泥臭くインサイドで体を張り、リバウンドに飛び込む献身的な姿勢が光る尾崎。リーグ戦の序盤から、試合を重ねるごとに良くなってきており、自身でも手応えは感じているようだ。東洋大は大事な1戦を制し2部10位はまぬがれ9位で入替戦に臨む。苦労して昇格し、1年で舞い戻ることだけは避けたいという想いは強いだろう。来季をかけた負けられない戦いに備える。


―試合を振り返っていかがでしたか?
「今日はやっぱり入替戦で立教さん(3部2位)とやるか江戸川さん(3部1位)とやるかが決まる大事な試合で、チームとしても切羽詰った状態だったしすごく重かったです。それで、途中“ダメな東洋”を出してしまって。僕ら、どうしても点差を離したりすると気持ちに余裕が生まれてしまうのか一気に崩れてしまうんですよね。でも今日は最後に立て直す力があったので勝てたんだと思います」

―東洋大はこれまでの試合、3Qで崩れてしまうことが多いですよね。
「そうですね。『魔の3Q』と言われています(苦笑)。僕たちは2部の中で一番下なのに、挑戦する気持ちがなくなってしまうというか、点差を守りに行ってしまって…。10点離したら20点、20点離したら30点と点差をつけられるようにしないと。離そうとは思っていても一人ひとりボールを保持する時間が長くなってしまったりして、分かっているのに直ってない部分があるのは課題ですね」

―今日の3Qも、出だしこそ遠山選手のバスケットカウントなどあり良かったですが、途中からは相手に流れを持って行かれてしまいました。
「今日は3Qの入りで、良い流れかなーと思ったんですけど、多分その点数を守ろうとしてしまったんですよね。それに東洋はオフェンスからというよりもディフェンスから入るチームなので。でもディフェンスは、70点±5点に相手を抑えようというのはできたのでそこは良かったかなと思います」

―最後に立て直せた要因は、ディフェンスですか?
「そうですね。順天さんはシュート力があって、51番(田代)とか泉(#23)のところで点を稼ぐというのは分かっていたので、そこをチームディフェンスで守ろうと。チームの決まり事をみんなで守れたのが良かったと思います」

―リーグ戦全体を振り返ると、接戦を落とす悔しい試合も多かったですよね。
「そうなんですよね。目さん(監督)も仰っていたんですけど、勝ちきれないというのは、勝ちに慣れていないというか、負け癖みたいなのがついてしまったのかなと。神大さんとか国士舘さんには1巡目では勝ったんですけど2巡目ではすごく相手の『俺らは2部なんだぞ、東洋に負けてたまるか』というプライドが伝わってきて、そういう雰囲気にも飲まれてしまったかなと思います」

―なかなか勝てない時期は、チームの状況はどうでしたか?
「やっぱり負けが込んでしまって、練習の雰囲気が良くない時期もあって…。自分は4年生と喧嘩までしてしまって、迷惑をかけました。でも9位という不本意な成績にはなってしまったんですけど、入替戦でしっかり残留することが喧嘩してしまった4年生への恩返しにもなると思っていて。僕もまだ3年生で来年また2部でやりたいので、来年も2部に残れるように頑張りたいです」

―尾崎選手自身、先週の関学戦もよくエリマンを抑えていたと思いますし、リーグ戦を通してすごく成長した印象を受けます。
「毎試合、何かしら収穫しよう、成長しようという気持ちで初戦からやってきました。多分2部の中で僕は一番下の方のセンターなので、その中で何ができるのかというのを試していって。途中スタートを外されてしまったり、僕の仕事が何なのか分からなくなったりした時期もあったんですけど、自分の役割を考えた時にシンプルに、リバウンドとゴール下なんだなって原点に戻って、それが上手く表現できるようになってきたのかなと思います」

―オフェンスリバウンドにもよく飛び込んでいますよね。
「そうですね。オフェンスリバウンドを取れれば、何回もシュートを打てるチャンスが回ってきますから。それに下級生をのびのびプレーさせるため、という気持ちもありますね。僕はプレーが下手だし言葉でもうまく言えないんですけど、そこは『俺がリバウンド取るからお前らシュート打っていいぞ』くらいの気持ちでやろうと。そこは意識しました」

―残り1試合と、入替戦に向けて。
「順位が確定して少し安心した部分はあるので、明日の法政戦は入替戦につながるような良い試合をしたいです。入替戦まで1週間しかスパンがないですけど、勢いに乗って2連勝して、来年2部でやれるように何としても2部に残りたいです」

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「我慢してやってきて、試合に絡めるようになって嬉しい」
シックスマンとして求められる役目に対応

◆#14髙橋祐二(国士舘大・3年・G)
121027takahashiyuji.jpg昨年はほぼスタメンに定着していたが、今期はシックスマンとして出番を得ている髙橋。最初は途中から出る難しさを味わったようだが、それでもリーグが進むにつれ徐々に要所で勝利に関わる大事なシュートを決めている。いつ出てもチームの勢いを後押ししてくれる存在は、チームにとっても頼れる切り札となっているだろう。目指していたインカレへの出場はならなかったが、あと1勝で入替戦への切符を手にできる。国士舘旋風を代々木で巻き起こせるか、注目したい。


―今日は平田選手や曹選手も出だしから好調でしたね。髙橋選手もいいところで活躍したと思いますが。
「自分はリードしている中で試合に出たので、流れを悪くしないようにというのを意識して、逆に流れが悪い時はディフェンスを意識してやりました。それで流れを少し変えられたのは良かったです」

―終盤やや追い上げられてしまいましたが。
「先週の東洋戦も20点あいてから追い上げられて、今日も同じ展開になっちゃいましたね。やっぱり気持ち的に緩んでしまうところがあるので、そういうところを明日の試合は直していきたいです。明日勝てば入替戦も見えてくるので、しっかり40分間気持ちを入れてプレーしたいと思います」

―国士舘大は出だしが良いと強いですよね。
「負けた試合は、だいたいスタートが悪くて追い上げられなくて終わってしまうんですよね。特にリーグ戦も1巡目でそういう試合が多くて。でもそこはチームでも意識していて、日々の練習の入りを大事にしたり、そういうところからやっていこうと言っています」

―髙橋選手は今季はシックスマンとして出番を得ていますが、自身いかがですか?
「去年はスタートでずっと出させてもらっていましたが、今年はシックスマンになって最初入り方がすごく難しかったです。それでリーグの最初の頃は全然プレータイムももらえなくて。でもそこを我慢してやってきて、今こうやって試合に絡めるようになったので、結果として嬉しいです」

―徐々に調子を上げて、途中出場でもいいところでシュートを決めていますよね。
「それは平田さん(#11)や松島(#18)がお膳立てしてくれてというか、ボールを回してくれて気持ちよく打たせてもらっているおかげですね。その辺は感謝の思いが強いです」

―高橋選手が決めるとベンチや応援席も人一倍盛り上がる印象を受けます。
「そうですか?(笑)。まぁ自分は、応援の1年生とかにもおちょくられてて(苦笑)。というか、それは五百部(#8)ってやつが言わせてるんです。でもシュートを決めて盛り上がってくれるというのは、自分でも乗れるので嬉しいですね」

―リーグ戦を振り返ると、白鴎大や中央大に勝てたことはポイントになりましたね。
「そこに勝てたのは大きいですけど、勝てる試合を落とすことも多かったですね。それは去年も一緒なんですけど。自分的にはもっと上を狙えたかなって、それはちょっと悔いが残りますね。でも明日もしっかり勝って、入替戦に行けたら良いかなと。4年生とまだもうちょっと一緒にバスケしたいので」

―4年生はやはり大きな存在ですか?
「そうですね。平田さんとかそんな喋って引っ張るタイプではないですけど、プレーでグイグイ引っ張ってくれて。練習で自分マッチアップするんですけど、やっぱりすごい上手いじゃないですか。勉強になりますね。少しでも長く一緒にバスケしたいです」

―では残り1試合に向けて。
「ラストは神大が相手なんですけど、増子さん(神奈川大#21)は高校の頃から結構戦ったことがあって、自分の中で憧れの選手でもあるんです。だからもしマッチアップしたら絶対に止めたいですね」

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「いつか絶対チャンスが来ると思っていた」
不調の時期を乗り越え、チームを勝利に導く活躍

◆#14渡邉良健(中央大・4年・F)
121027watanabe.jpgこの日、7本の3Pを決めてゾーンアタックに大きく貢献した渡邉。リーグ戦中は不調に悩まされたせいかプレータイムも短かったが、白鴎戦でも4Qだけで5本の3Pを決めるなど復調の兆しを見せる。昨年の入替戦、あと2点に泣いた雪辱を晴らすために、渡邊の活躍も大きな鍵となりそうだ。最上級生の意地をかけ、全力で戦ってほしい。


―試合を振り返って。
「前半はなかなか自分たちのペースに持ち込めなくて相手の速い展開に呑まれてしまったんですけど、後半からやっと自分たちの得意とするリバウンドから速攻の形とかが出て、シュートも入り始めたので良かったです。でも最後相手に追い上げられてしまって。うちはチームとしてフリースローが課題なんですけど、あれが入っていればもっと楽な展開になったのかなと思います」

―前半はゾーンの攻略に苦戦しましたね。
「そうですね。小野君(#20)が最初にファウルを3つして、なかなか繋ぐ人がいなくて攻められなくて。でも強気でシュートを打っていこうと思ったら段々良くなりましたね」

―渡邉選手の3Pが大きかったと思います。リーグ戦は長く不調に苦しみましたが、ここ数試合は調子が上がっていますね。
「やっとですね(笑)。リーグの最初の方は調子が上がってこなくて…。でもいつか絶対チャンスが来ると思っていたので、めげずに落ち込んだりしないで、練習を頑張るしかないと思っていました。それに自分が調子悪い時も、後輩たちが良い仕事をしてくれていたので、4年生の意地として頑張らなきゃいけないとずっと思っていて。やっと結果が出て本当に良かったです」

―3年生以下もリーグ戦を通して成長しましたよね。
「そうですね。みんな上手くて、自分は見習うところばかりなんですけど(苦笑)、なんとか意地を見せられて良かったです」

―先週白鴎大に2敗目を喫し、1位通過が厳しくなりました。そこから切り替えるのも大変だったと思いますが。
「そうですね…。そうなると僕ら4年生は来週の入替戦で引退になってしまうので。でも引退まで一生懸命やって、後輩に良い姿を見せなきゃと考えて。とりあえず今週2つ絶対勝とうという気合いでやっていました」

―佐藤選手が怪我してしまったことも痛手でしたね。
「あいつは精神的にもプレー面でもやっぱり中央の柱で。でも同じ4年生として佐藤の穴をみんなで埋めようという気持ちがあって、今はあいつも出られないですけど、いない中で自分たちがやれることをしっかりやってチームを引っ張って行かなくちゃいけないと思います。帰ってくるまで、しっかり頑張りたいです」

―その中で特に渡邉選手自身、どんなところを頑張りたいですか?
「自分はあまり喋って引っ張るタイプではないんですけど、後輩とかが試合に出ている時はベンチからいっぱい声を掛けてあげようとは意識していて、少しずつはできてきているかなと思います。あとはやっと試合に出られるようになったので、プレーで表せればいいかなと思うんですけどね。それと練習を真面目に頑張るというのは心掛けています」

―明日の最終試合と、入替戦に向けて意気込みを。
「慶應とは前回接戦になったので、明日はしっかり勝って、入替戦に向けていい雰囲気作りができれば。入替戦は過去2年間悔しい思いをしてきているので、今年こそは絶対に勝って、後輩にいい道を残せればいいかなと思います」

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「努力を見てくれたから、信頼してパスをくれる」
結果を裏付ける影での努力と仲間からの信頼

◆#24塩谷 亨(中央大・3年・PF)
121027shioya.jpg大事な勝負所でバスケットカウントやタフショットを決め勝利の立役者となった。高い身体能力を活かしたリバウンドや難しい体勢でもシュートを決める能力など、これまでもピンポイントで活躍してきたが、今リーグ戦は3Pも好調。4年生の#20小野に「3年生以下がすごく努力してる」と言わしめる日々の頑張りが、成果として表れ始めたようだ。来シーズンがかかる入替戦への思い入れも強いだろう。#16佐藤が万全の状態とはいかない中、どれだけその穴を埋められるかという役割も担う。最終戦、入替戦での活躍にも期待したい。


―試合を振り返って。
「前半はスリーが入らなくて、全体的にゾーンオフェンスが上手くいかなかったんですけど、そこをりょーけんさん(#14渡邉)が良い流れを作ってくれました。でも後半もりょーけんさんしか外のシュートが無かったというのが、今日接戦になってしまった原因だと思います」

―リバウンドは塩谷選手をはじめ皆飛び込んでよく取れていましたよね。
「そうですね。リバウンドは良かったかなと思います。でも速攻が全然出せなくて…。うちの良さはディフェンスから速攻なのに、今日の試合は最後しかできなかったですね。ゾーンオフェンスのことばかり意識し過ぎて、速攻が遅れてしまって。良い流れの時ってうちはいつもディフェンスから速攻の形が出ていると思うんです。だから佐藤さん(#16)が抜けて、自分がもっとつないで速攻を出せるようにしないといけないんですけどね。なかなかまだできてない部分があります」

―自分では反省しきりですが、最後はいいところで連続得点を決めて勝利を引き寄せる活躍でした。
「最後の方はディフェンスもみんな良かったので、あとは速攻を出して思いっきり行くだけだと思って無我夢中で…そうしたら入りました(笑)」

―佐藤選手が怪我で抜けて、どんなところが変わりましたか?
「入戸野さんと佐藤さんがいて自分が3番ポジションで出る時なんかは、シュートを打つことに集中できたんですけど、やっぱり佐藤さんが抜けて、自分がもっと周りに打たせることもしていかないといけないと思います」

―塩谷選手自身、このリーグ戦ではとても力を発揮できていると思うのですが。
「調子が上がってきたというのもあるんですけど、ずっと努力してきたので、先輩もパスを外にさばいて『思い切ってスリー打て』とか言ってくれて。そういうことも大きいですね」

―小野選手も『3年生はすごく努力している』と言っていました。自主練などもたくさんしているとか?
「そうですね。いつも土曜日、試合が終わった後もシューティングしに行っています。4年生もシューティングに付き合ってくれるし、そういう努力を先輩たちが見てくれたから、信頼してパスしてくれてるのかなと。それにその分決めていかなきゃいけないなという思いも強いですね」

―今の4年生が下級生の頃から注目されている中で、今の3年生はコツコツ努力してきたんですね。
「そうですね。みんなやる時はやりますし、負けず嫌いなやつらばっかりで、みんな試合に出たい気持ちも持っています。来年4年生が抜けた時は自分たちがもっと頑張らなきゃいけないと思っていますし、そういうことも考えますね」

―塩谷選手は基本シックスマンで、スタメンになる試合も何試合かありましたが、自身としてはやっぱりスタメンになりたいですか?
「それはまぁ…(笑)。でも佐藤さんと入戸野さんが出ている時間帯が一番いい流れだとは自分でも思うので、その流れを自分でもできるようにしたいという気持ちですね。それに自分は高校の時からずっとシックスマンだったので、シックスマンの役割自体には慣れていて。相手が今どこで勝負しているかとかをベンチから見て、途中で出て流れを悪くしないことを一番意識してプレーしています」

―インカレに出られないとなった場合、4年生を入替戦で気持ちよく引退させてあげたいという想いもあるのでは?
「それはすごくありますね。今までたくさんお世話になっているので。本当に今年ずっと1部復帰を目標にやってきたので、絶対勝ちたいです」

―明日、そして入替戦ではどんなプレーをしていきたいですか?
「明日は入替戦前なので絶対に勝って先につなげたいと思います。明日や入替戦で、佐藤さんが抜けた穴を自分がどうやって埋めるのか。佐藤さんが帰ってきて、少しでも楽にプレーさせてあげられるように頑張りたいです」

 
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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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