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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.10.20 (Sat)

【2012リーグ2部】10/20レポート

中央大、白鴎大の上位2校は手堅く勝利
順天堂大は3部との入れ替え戦へ


121020kondo.jpg 終盤を迎えてもまだ2部の順位は混沌としている。この日は上位校がほとんど大差をつけて勝利し、大きな変動はなかった。2勝にとどまる東洋大と順天堂大は、あとひとつ負ければ3部との入れ替え戦行きが決まる状況。東洋大は終始アグレッシブに戦い踏みとどまったが、順天堂大は敗北し、入れ替え戦行きが決まった。ただ順位はまだ確定ではなく、残り試合もベストを尽くすことが求められる。

 駒澤大順天堂大は、1Qに#8鈴木(4年・G)の2本の3Pを始め、#55近藤 大(4年・PG)が次々フリースローを獲得。26-17とリードを得る。2Qの頭に順天堂大も#3小薗井(2年・G)や#23泉(3年・F)のシュートなどで盛り返すが、駒澤大のオフェンスを止めることができず。駒澤大は終盤にはベンチメンバーを全員出場させて余裕の勝利で3位を手堅く守った。順天堂大は残り3試合を全勝しても現在5勝の慶應義塾大に直接対決で負けているため越えることはできず、入れ替え戦行きが決定。残りも内容を高めて入れ替え戦に臨むことが大切だろう。

写真:31得点の駒澤大・近藤 大。このまま3位を死守して入れ替え戦へ進めるか。4年の多い勝負の年だけに残り試合にも注目したい。

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【終始アグレッシブに攻めた東洋大が3勝目】
121020ozaki.jpg あとひとつ負けると入れ替え戦行きが決まってしまう東洋大が、関東学院大相手に気を吐いた。1Qからシュートが好調に入った東洋大は#7筑波(2年・F)を中心に得点を重ね1Qは16-23。関東学院大は#3前川(2年・GF)、#38蜂谷(1年・GF・聖和学園)が個人技で入れるが出遅れる格好になった。2Qも東洋大は固いディフェンスで相手を自由に動かせず、#41前田(4年・F)の3P、#3尾崎(3年・C)のバスケットカウントなどがチームを引っ張る。攻め手がない関東学院大は#7荒木(3年・F)の3Pがようやく当たり始めるが、#3前川が負傷で一時ベンチに下がるなどもあって流れを作り出せず、31-47と差をつけられての前半終了となった。

 後半に巻き返したい関東学院大だが、外角のシュートも当たりが来ず、インサイドでもリバウンド勝負に敗れるなど良いところが出ない。さまざまにメンバーを入れ替えるも巻き返しにつながらず最後までシュートを決め続けた東洋大が64-86で勝利。

 東洋大は中・外のバランスが良く筑波が28点、尾崎が22点と奮闘。エリマン相手に簡単にはリバウンドを取らさず、相手オフェンスの起点もディフェンスでしっかり抑えて優位に立った。東洋大は残り3試合を全て勝利し、条件さえ整えばまだ入れ替え戦回避は可能。自らのベストを尽くすだけだ。関東学院大は村田の離脱が響き、流れを変える決め手を欠いてしまった。

東洋大:3勝12敗
関東学院大:7勝8敗

写真:22得点の東洋大・尾崎。オフェンスリバウンドでの粘りも光った。


【中央大が神奈川大を寄せ付けずに勝利】
121020sioya.jpg 主将の佐藤(4年・G)が前週の試合で負傷し、この試合は欠場した中央大。しかしそうした不安は全く感じさせずに、神奈川大相手に快勝を収めた。

 試合序盤は神奈川大が先手を取った。中央大がミスをするのとは反対に#7古橋(3年・SF)が幸先良く3Pを沈める。しかし中央大も焦らず返し、#24塩谷(3年・PF)のバスケットカウントや#21大野(3年・F)の速攻も出て、1Qの最後には#20小野(4年・F)が倒れながらブザーギリギリでシュートをねじ込み、18-12とリード。2Qもそのまま中央大が得点を続けるのに対し、神奈川大はオフェンスが重い。#21増子や#7古橋に簡単にボールが渡らず、シュートの機会そのものが少ない状態。中央大の怒涛のオフェンスに引き離され、42-26と2Qで中央大が一気に引き離した。

 中央大は後半も攻撃の手を緩めず、次々と神奈川大のネットを揺らし、4Qには控えも出場させて81-63の大差の勝利。精神的支柱である佐藤抜きでも全員がバランス良く得点して、神奈川大を寄せ付けなかった。次は首位攻防戦となる白鴎大との対戦。この勝利を弾みにできるか。

 神奈川大は入れ替え戦から一歩でも遠のきたい状態だけに、ここからの1敗は自らの首を締めかねない。この日は両ウイングが抑えられ、点数が伸びなかった。田村の復帰など明るい話題もあるだけに、残りの3試合で結果を出したい。

中央大:13勝2敗
神奈川大:6勝9敗

写真:スタメン起用の中央大・塩谷。高い身体能力でリバウンドに絡み、ここ数試合ではアウトサイドも好調。


【白鴎大が手堅く勝利し法政大は5位へ後退】
121020YANAGAWA.jpg 白鴎大法政大の一戦は、一戦目の対戦同様、法政大が追い上げるも追いつけずといった展開に終始した。

 試合序盤は#2石川(4年・F)、#3横塚(4年・G)、#5柳川(3年・F)と立て続けに白鴎大が得点。法政大は中で攻められず外頼みになり#27岩崎(4年・SG)、#21加藤寛樹(4年・CF)といった面々が決めていくも#0高田(3年・G)が1Qで2ファウルと苦しい展開。しかし交代した#35山岸(1年・G・福島商)の3Pもあって食い下がり、1Qは25-24の白鴎大1点リードに。この流れを維持したい法政大だが、白鴎大#30アビブ(4年・C)にオフェンスリバウンドで何度もゴール下を決められ、じわじわ離される。白鴎大は#3横塚の3Pもあって10点のリードに成功。法政大は#35山岸が2本目の3P、#24加藤寿一(1年・F・法政二)のシュートなどで42-36とやや追い上げて前半終了。

 3Qの出足は白鴎大が連続ターンオーバー。この隙に法政大が点差を詰めて1点差に迫る。しかし#15白濱(3年・F)の連続得点、#5柳川のシュートで引き離し、法政大がファウルを重ねる間に#5柳川が連続3Pを決めて再び白鴎大が10点以上のりードに。4Qには粘る法政大相手に#30アビブが高さで優位性を発揮。バスケットカウントを連発して相手の勢いをそぎ、87-76で白鴎大が逃げ切った。

 法政大はインサイドでの差が大きく出た。リバウンドは白鴎大より12も少なく、ゾーンもあってどうしても外に頼りがちになった。白鴎大は手堅く勝利。次の中央大戦が首位攻防の鍵を握る。

白鴎大:12勝3敗
法政大:8勝7敗

写真:白鴎大・柳川は24得点。アビブのシールによるベースラインへのドリブルは確実かつ定番の攻め。外のシュートもうまく、この選手をどう止めるか相手チームには厄介だ。


【巻き返した国士舘大の逃げ切り勝利】
121020sou.jpg この日、唯一の競り合いとなった慶應義塾大国士舘大。前半は慶應大が主導権を握った。インサイドの#13曹(4年・C)を堅く守り、ターンオーバー奪うと得意の早い展開から得点してリードを保つ。国士舘大は#22原(1年・F・習志野)、#11平田(4年・G)の得点で追い上げ、1Qは19-18。2Qは#18大元(1年・G・洛南)の3P、#7本橋(3年・CF)の奮闘もあり、再び慶應大が勢いづく。パスもうまく回り国士舘大のゾーンをものともしない。41-32と9点リードで前半を終えた。

 3Qは国士舘大が盛り返した。慶應大のシュートが外れたところからディフェンスしバウンドを確保し、#15松島(3年・G)連続速攻。慶應大はオフェンスの足がやや止まってしまい、ディフェンスでもファウルが続いて、#13曹のバスケットカウントで国士舘大に逆転されてしまう。それでも僅差でついていくが、国士舘大は交代した#5伊藤(3年・G)が速攻、アシスト、Qの最後に3Pを決める活躍などもあって53-60と国士舘大リードで4Qへ。

 4Qも慶應大はディフェンスでのファウルが続き、オフェンスもうまく回らない。国士舘大はディフェンスの激しさを増し、慶應大からターンオーバーを奪っていく。しかし#16伊藤(2年・G)が流れを変える3Pを沈め、#18大元もそれに続くと一時は11点あった差を残り4分で5点差に詰める。国士舘大はフリースローを得るがやや確率が悪く、スローインで5秒を犯すなど慶應大の粘りに追い上げられていく。慶應大は残り13.6秒に#16伊藤の3Pで4点差。2.8秒に#7本橋のバスケットカウントで78-81と3点差にするが、最後は#11平田が冷静にフリースローを決めて78-82。国士舘大が逃げ切った。

 国士舘大は終始ゾーンで慶應大の足を封じにかかった。慶應大は前半はうまく崩したが、後半に足が止まりがちになって自らのファウルでも流れを崩した。残りは上位対戦となり険しい道程。新人戦のようなチームでこのリーグに挑み、際どい勝負を落とし続けている。しかしこれを越えなければ次はない。残り3試合で自ら崩れないようにするのが重要だ。

121020hirata.jpg 国士舘大は法政大が敗北したことで単独4位に浮上。中央大にも勝利し、ようやく波に乗ってきたように見えるが平田「その日いいかどうかは始まってみなければ分からない」と、常に調子を維持できるかどうか、チームの状態をコントロールしきれないのも実情のよう。それでも「去年の方が調子が良かった」という平田はチームに得点が欲しいところでは確実にシュートを決めていき、流れを持ってくる活躍を続けている。「残り3試合を勝って入れ替え戦に行きたい」という思いを形にできるか。残りも要注目だ。

国士舘大:9勝6敗
慶應義塾大:5勝10敗

写真上:前半は沈黙した国士舘大・曹だが、終盤に体を張ったプレーでファウルを獲得。そのサイズ、力強さは簡単には止められない。
写真下:平田は1Qからシュートを快調に沈めた。アウトサイド、中へのドライブと多彩なオフェンスで的を絞らせない。平田が調子が良い日は国士舘大は強い。

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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