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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.10.04 (Thu)

【2012リーグ2部】9/30レポート

白鴎大が2位転落し中央大が単独首位に
3位以下の争いは混沌


 対戦相手が一周りし、2巡目の初日となったこの日、白鴎大関東学院大に敗れ2敗目。両者の対戦は1戦目も5点差の試合だったが、2戦目は7点差で関東学院大が借りを返した。これにより中央大が単独首位に返り咲き、首位争いはまた分からなくなった。2部はまだまだ混戦状態。ここからも僅差の試合は続きそうだ。

 国士舘大順天堂大は前半は43-40と分からない状態だったが、3Qに国士舘大が抜け出すと、順天堂大は追いつけなかった。国士舘大は#11平田(4年・G)が26点、#13曹(4年・C)が24点と得点源がきっちり稼いで95-81で勝利。国士舘大はこれで4位に浮上した。

 中央大と3位の法政大の戦いは98-72で中央大が勝利。中央大はこの試合からスタメン復帰の#20小野(4年・F)が好調で27得点。法政大はゾーンを敷くも中央大の攻撃を止められず、中央大が全員出場で快勝。白鴎大の敗戦により再び首位に踊りでた。

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【1Qからリードした駒澤大が逃げ切り勝利】
120930baba.jpg 4勝5敗の同率での対決となった駒澤大神奈川大。負けられない戦いは駒澤大が先行リードを守りきった。

 1Qは駒澤大が#55近藤 大(4年・PG)、#7馬場健司(4年・SF)を中心に31点を稼ぐハイスコア。守ってはゾーンで対応するが、神奈川大は#7古橋(3年・SF)の外も好調。しかしファウルも多く、駒澤大の得点を止められず31-22と出遅れた。2Qになると駒澤大もシュート確率が落ちてくるが、神奈川大も点が伸び悩み前半を終えて48-37と逆に点差を離されてしまう。

 後半もリードを守る駒澤大だが、オフェンスではインサイドの狭いスペースにボールが入らず、ターンオーバーする場面も目立つ。神奈川大は#98大石(2年・PG)のバスケットカウント、#7古橋、#21増子(4年・SF)の3Pで追い上げ、2点差までに迫る。しかし3Qの終盤に駒澤大も#7馬場健司が3Pを決めるなど、簡単には追いつかせない。4Q開始2分、それでも神奈川大は#7古橋の3Pでついに逆転。駒澤大はミスが続き、残り5分で7点のリードを奪われる展開に。しかしここで#7馬場健司のオフェンスリバウンドや、#5槇坂(4年・SG)、#11佐々木(3年・SF)思い切りよくペイント内に切れ込み、合わせのプレーが出て残り2分で逆転に成功。神奈川大は残り3分半以降無得点に終わり、81-78で駒澤大が逆転勝利を収めた。

 勝利した駒澤大。馬場健司は28得点、それ以外のスタメンも全員10点以上を取る活躍だが、メンバーチェンジはなく5人のみで戦った。後半は疲れで攻守が重くなり、追い上げられる一因にもなった。神奈川大は古橋が24点、増子が27点と稼いだが、それ以外が伸びず大田のファウルアウトも痛かった。5週を終えて3位以下の4~6勝の間に5チームがひしめき、勝率の近いチームはますます負けられない状況になってきている。接戦を勝ちきる力がないと振り落とされるタイトな勝負が今後も続きそうだ。

駒澤大:5勝5敗
神奈川大:4勝6敗

写真:ゴール下のこぼれ球やオフェンスリバウンドなど、駒澤大にとって欠かせない存在の馬場健司。

※駒澤大・佐々木選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【ロースコアに持ち込み関東学院大が白鴎大を破る】
120930maekawa.jpg 関東学院大白鴎大の対戦は、関東学院大が自らのリズムに引き込んで白鴎大を乗らせず勝利した。

 インサイドにセネガル人留学生を抱える両チーム。ゴール下は白鴎大#30アビブ(4年・C)と関東学院大#1エリマン(2年・C)が消し合う格好になった。関東学院大は立ち上がりに#7荒木(3年・F)が2連続の3Pにミドルシュートを沈め、まず4-10と優位を得る。相手を走らせないゆったりとしたバスケットに対しペースアップができない白鴎大は、ベンチの齋藤監督からも「遅い、合わせるな」と声が飛ぶが、リズムを変えられないロースコアな立ち上がり。ゴール下でも優位に立てず12-15と出遅れた。リードを保った関東学院大は2Qもわずかではあるがそのままペースを保ってゲームを進める。白鴎大は残り3分で#30アビブのポストアップからゴール下を決めてようやく同点に追いつくが、その後はアウトサイドが入らず得点がほぼストップ。関東学院大もスローペースながら#38蜂谷(1年・GF・聖和学園)のドライブ、#81横瀬(3年・G)のフリースローで再びリードを奪い返し、26-28で前半終了。

120930ae.jpg 3Q開始序盤、#30アビブや#5柳川(3年・F)の得点で再度逆転を奪った白鴎大。しかし関東学院大も#81横瀬が白鴎大のゾーンをものともせず得点し、再度逆転して3Qを終了。勝負の4Qに入った。点差はわずか数点。しばらくは主導権を握り合うシーソーゲームが続くが残り約6分、関東学院大#7荒木がミドルシュートを決めて42-45とした後、白鴎大#15白濱(3年・F)のアンスポーツマンライクファウルで関東学院大がフリースローを得て1本決め、4点リードに。#10エリマンのゴールティンディングなども出るが、オフェンスリバウンドを確保してシュートにつなげる関東学院大は逆転をさせない。白鴎大は#15白濱がミドルシュートやドライブを見せるが最後のファウルゲームで追いつくことはできず、50-57で関東学院大が粘り勝ち。白鴎大には痛い2敗目となった。

 白鴎大は終始ベンチより攻撃のスピードアップをはかる指示が出たが、関東学院大のハーフコートオフェンスから抜け出せず、早い展開にすることができなかった。シュートも安定せず50得点台のロースコアゲーム。関東学院大は最初から自分たちのペースを変えず、スタイルを保って勝利。リーグ初戦の借りを返す格好になった。

関東学院大:5勝5敗
白鴎大:8勝2敗

写真上:ゲーム最終盤の大事なリバウンドを抑えた関東学院大・前川。地道にチームに貢献しているプレーが目立つ。
写真下:アビブとエリマンはともに9得点。リバウンド数も数本差だった。

※関東学院大・横瀬選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【追う東洋大を振り切り、慶應義塾大が辛くも3勝目】
120930gonda.jpg 下位争いから抜け出したい慶應義塾大東洋大の両者。1Qは慶應大が好調にシュートを決めていった。注目は土曜の中央大戦に続き#8蛯名(3年・G)。この週が今季公式戦初登場と長らく待たれた復帰ではあるが、その期待に応えた。最初の得点を決めると、縦横無尽の動きで相手ディフェンスを翻弄。#18大元(1年・G・洛南)、#14権田(3年・F)も序盤からアウトサイドを決めて1Qは26-13とリードを得た。東洋大はファウルが続いて苦しい状態。しかし2Qはリバウンドでリズムを掴み、慶應大のターンオーバーからの速攻や裏パスからの得点で追い上げ、#24遠山(2年・F)の3Pも決まって前半は43-41と追い上げて終了した。

 3Qの立ち上がりで慶應大の攻撃を抑えた東洋大は、開始3分で逆転に成功。ここからはしばらくシーソーゲームが続く。慶應大はオフェンスリバウンドが取れずゾーンに苦しみつつも#18大元の2本の3Pと、大元、権田のスティール等で再び自分たちのペースに持ち込むと、10点のリードを得て4Qへ。その4Q、東洋大は終盤になってゾーンプレスでじわじわ追い上げ、#7筑波(2年・F)のシュートで3点差にまで迫る。慶應大は東洋大のディフェンスに苦しみながらも#20福元(1年・G・福大大濠)のシュートで5点差に戻し、ディフェンスリバウンドをもぎ取って#16伊藤の速攻からバスケットカウントにつなげる。東洋大は残り時間で追いつけず、87-70で慶應大が勝利した。

 慶應大はようやくの3勝目。蛯名の復帰は大きく、大元は洛南の先輩のひとりである蛯名の復帰で頼れる存在が増えたせいか、「楽しんでできている」と言い、シュートの精度も上がってきている。権田も復調、30得点で勝利に貢献した。しかしリバウンドやディフェンス、各所にはまだ課題も多い。ここからひとつでも確実に勝利を重ねるためにまだまだ気の抜けない戦いが続く。

 東洋大は2Qで逆転した時にもう少し点差が離したかったところだろう。4Q残り1分を切ってあと僅かまで再度追い上げたが、惜しい敗戦だった。

慶應義塾大:3勝7敗
東洋大:2勝8敗

写真:4番ポジションとしての出場でリバウンドにも絡まなければならない慶應大・権田。求められていることは多い。


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【INTERVIEW】

「先輩の中でもまれて自分も活躍する気持ちで」
思い切りの良いドライブで流れを呼び込む

◆#11佐々木慶祐(駒澤大・3年・SF)
120930sasaki.jpg伊藤(#6)の離脱により、3週目よりスタメンに入り、4年生に混じってプレーしている。この日は終盤の重苦しい展開になった時間帯で、思い切りの良いペイント内への動きで、ゲームの終盤に流れを持ってくる活躍を見せた。
勝率5割となかなか連勝ペースに持っていけていない駒澤大。他のチームに比べると出場するメンバーも5人、6人と少なく、体力的に厳しくなる後半を乗りきれるかどうかも注目だ。


―追い上げられたり逆転もある苦しい試合でした。後半は外が入らない時間帯も影響しましたか?
「それもありますが、土曜の試合は6人で戦って、今日は5人で交代なしだったので後半は疲れて足が止まってしまいました。それがこういう試合になった理由かなと思います」

―前半は速攻も出ましたが、後半出なかったのはそれがひとつの原因ということですか。
「そうですね。出たとしてもミスでターンオーバーで終わってしまったというのもあったし、後は神奈川大の3Pが良く入って苦しめられましたね。流れを持って行かれてしまいました」

―最初の方からゾーンを使っていましたが。
「そういう方針でした。ただあっちが思い切りよく外を打ってきて、そこをケアしようと言っていたのに、打たれてしまいましたね。そこで流れを持って行かれてしまったのが大きいですね」

―ゾーンの時にわりと相手とのスペースも開いていて、簡単に打たれたようにも見えましたが。
「そこはやはり足が止まってしまったのが大きくて、ゾーンでも動いてカバーしようとしていたのに動けていなかったですね。後半はマンツーマンも織り交ぜながらのディフェンスにしたので、簡単に打たれてしまうような場面は少し改善できたかなと思います」

―後半、ペイント内にパスしようとして何度かターンオーバーになる場面も目立ちましたが、苦しい時間帯に佐々木選手や槇坂選手が思い切って中に攻めていったのが流れを変えましたね。
「自分は特にドライブをするのが仕事なので。いつも中は健司さん(#7)に頼り気味なので、アウトサイドばかりじゃなくてドライブで攻めていくこともやろうとみんなで言っています。それができたので良かったですね」

―2巡目最初の試合で5割ということになりましたが、ここまでのリーグ戦はどう感じていますか?
「今ずっと2日間で1勝1敗という形で続いてきて連勝ができていないので、ここから後半戦は取りこぼしのないように頑張っていきたいと思います」

―スタメンが4年生ばかりの中、今のところひとり3年生として出場していますが、やはり4年生が多いと安心できるものですか?
「安心もあるし、緊張もありますね(笑)。周囲は先輩ばかりなので。でも自分も活躍しようという気持ちでやっていますね」

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「4年生のために自分たちが結果を」
チーム一丸でここからの上昇を

◆#81横瀬孝樹(関東学院大・3年・G)
120930yokose.jpgチームの得点源のひとつとして、このリーグでは存在感を発揮している。この春から主力として試合に出場。3年目にしてようやく多くのプレータイムをもらえるようになり、今はリーグの疲れよりも試合の楽しさが先行する時期だ。そうしたポジティブな状態だからこそ、いいプレーも生まれる。チームはまだ不安定な部分もあり、5割の勝率。ここからどこまで勝ち星を詰めるか、横瀬や荒木、下山といった3年生たちの活躍にもかかっている。


―接戦の中勝利しましたね。
「ここまで結構負け越してきていて、ミーティングも重ねました。自分たちは強いチームじゃないのでもっとチャレンジャー精神で、強い相手に向かって行こうと話し合いました。それが出た試合だったんじゃないかなと思います」

―前半からスローペースでうまく自分たちのペースにできたのではないでしょうか?
「自分たちはディフェンスをすごく練習してきているので、相手に前半で30点取らせないでいけました。自分たちもあまり攻められなかったですが、相手を抑えたのが大きかったと思います」

―相手を走らせないようにかなり意識していましたのでは。
「エリ(#10)や下山(#15)はリバウンドを頑張ってくれるし、相手にリバウンドを取られてもあっちはスピードが早いので、自分やジェシィ(#3)がハリバックして戻るスタイルを徹底するようにしていました」

―センターの2人はお互いを消し合う形になるので、オフェンス面では他の人も得点を取ることを意識している感じでしたか?
「そうですね。今日も荒木(#7)がどんどん取っていってくれましたね」

―横瀬選手もこのリーグでは数多く得点に絡んでいますよね。
「日馬さん(監督)にもどんどん行けと言われているので、自信を持って打てています。ゾーンも苦手じゃないので今日はうまく打てましたね」

―昨年までは前田選手(11年卒・bj横浜)もいて出場時間は限られたと思いますが、今年は春から主力として出ていますね。
「自分たちは下級生の多いチーム。4年生は少なくてなかなか試合も出られない分、自分たちが結果を出して4年生に恩返しというか。いい成績を残して4年生を送り出したいなという気持ちがあります」

―リーグ前半はそれでも簡単に勝ち星を積み重ねることができませんでした。
「自分たちは試合の中で流れが悪いと気持ちも落ちてしまうところがあって、それも原因のひとつです。上級生がいない分、自分や同じ3年の荒木が声を出して2年生を盛り立てたり、ベンチでも暗くならないように声を出したり意識していますね」

―そういう意味では今日勝てたのが励みになりますね。
「そうですね。大きいですね」

―ここまで疲れは溜まっていませんか?
「それよりも試合に出られて楽しいという気持ちの方が強いですね」

―では2巡目はいい出足になってここを弾みにしたいですね。
「はい。出だしはいいので次は神奈川大、慶應大との試合なので連勝したいです」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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