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2007.09.16 (Sun)
9/16 関東大学2部リーグ戦 第3週 第2戦 拓殖大VS白鴎大
拓殖大68(16-20,18-21,17-26,17-27)94白鴎大
予想が困難な激戦の2部で負け越している両チーム。これから大東文化大、筑波大を控えている拓殖大にとって1部入れ替え戦に望みを繋ぐためにも重要な一戦。しかし、試合はチームの結束の堅い白鴎大の勢いをとめることなく、もろくも敗れ去った。
詳しいレポートと白鴎大・片岡選手、拓殖大・寒竹選手のインタビューは「続きを読む」へ。
お互いにまずまずの立ち上がりを見せる。白鴎大は得点、アシストと#91片岡(4年・F)を中心にオフェンスを組み立てていく。それに対し個々人の能力で勝る拓殖大は#38宇田(4年・F)の連続得点に、#21寒竹(3年・F)の力強いインサイドでの得点で対抗する。なおも一進一退の攻防は続く。白鴎大の#33ピーター(3年・C)がオフェンスリバウンドからの得点などペイント内で奮闘すれば、拓殖大#42永井(1年・F)はインサイドに速攻とすかさず反撃に出る。試合が動いたのは2Q残り1分半。これまで6本の3Pを外していた#3店橋(3年・G)が連続で3Pを決め7点のリードで前半を終える。
3Q,先程の流れそのままに、#3店橋、#91片岡の連続3Pにブレイクと最高の立ち上がりを見せる。これに触発されたか、拓殖大も#21寒竹の3Pを口火に、速いトランジションの中で#38宇田のドライブインに、#3宇佐美(2年・G)のバスケットカウントで得点差を10点前後に保つ。しかし拓殖大の勢いもここまで。後半になってディフェンスの動きがより活発になる白鴎大を前に、オフェンスは徐々に孤立し、ターンノーバーが増えていく。攻める手を緩めない白鴎大は#17杉本(4年・F)のドライブに、#91片岡の速攻で突き放しにかかると、さらに#17杉本がターンノーバー崩れからの3Pというラッキーな得点でリードを16点とし、最終Qへ。完全に集中力を失った拓殖大は防戦一方となる。相手から戦意を奪った白鴎大はディフェンスリバウンドから#91片岡を筆頭に次々と速い展開で得点を重ねていく。その後も拓殖大は流れを変えることなく終了のブザーを迎える。昨年1部との入れ替え戦を惜しくも逃した拓殖大は26点差という屈辱的な点差で苦杯を舐めた。
勢いと堅実さを兼ね備えたバスケットでインカレ進出枠の5位以内を狙う白鴎大にこの連勝は大きな弾みとなったはずだ。来週以降の実力が拮抗する相手にどれだけ勝ち星を拾えるかが今後の2部の鍵となるだろう。一方の上位校との対戦を控える拓殖大は3部入れ替え戦の足音も着実に忍び寄る。純粋なPGがいない拓殖大は宮城不在の穴をどう補うのか、来週までに答えが迫られる。
◆#91片岡大晴(白鴎大・4年・F)
コートにいるあいだは常に声を出し、チームメイトに声を掛け続けた。
プレーでもドライブに3Pにと、この日は33点を獲る活躍。
試合後は嬉しさの反面、ほっとした様子も窺えた。
―拓殖大に2勝しましたね。おめでとうございます。
「ありがとうございます!春のサラダリーグとか、仙台遠征で韓国とやったとき、そして先週、先々週と強いチームとやってきて“自分達の何が通じるか”っていうのを考えたときに、パッシングだって気づいたんです。だから、拓殖との試合までの1週間話し合って、練習したのがこういう結果に繋がったのかなって思います。チームで戦って勝つことが出来たので、本当によかったです」
―かなり積極的に攻めていましたね。
「やっぱりやる奴がやらないと、点数も伸びないし、勢いも出ないから。かといって自分のおかげで勝ったわけではないから。店橋(3年・G)と杉本(4年・F)もいいところで3Pを決めてくれたし。あとはベンチの奴らも繋いでくれたので、全員で勝てたかなって。あとは、先々週はBチームがいたじゃないですか。でも、先週と今週といなかったのでそこをどう盛り上げるかっていうのを頭に入れてやりました」
―インサイドのサインバヤル選手とピーター選手がファウルトラブルとなってしまいましたが、ベンチ出場だった選手がみんな頑張りましたね。
「本当っす。池田(3年・C)のリバウンドとか…本当に予想外だったので(笑)。本当に助かりました。あれで勝てたようなもんです」
―やはり応援団がいないのがちょっと淋しいですね。
「そうなんすよね…。Bチームは今日、試合なんですよ。だから、お互い頑張ろうって。Bチームの分も自分らがしっかりしようって。でも、Bチーム以外にも見てくれている人はいるから、その人たちの分まで責任を持って戦っていきたいです」
―ここで2勝したのは大きいですね。
「そうですね。というか、6連敗はさすがに堪えるので(笑)。ここで勝てたのは本当に嬉しいです。また勝ちたいんです!ただ、ここで油断したらどこかでコケるので。だから、これからも気を引き締めてみんなで頑張りたいです」
―今週の試合で見つかった課題を来週までにどう訂正したいですか?
「途中切れちゃう部分がやっぱりあるんです。点数が開いてもすぐ逆転されたりしちゃうし。そういうことをしていると無駄な体力を使ってしまうから、集中力を高く持って戦えるように頑張っていきたいです」
◆#21寒竹隼人(拓殖大・3年・F)
試合後しばらく一人座り込み、その場から動けなかった寒竹。
チームのエースとして仲間を鼓舞する場面も見られたが、彼の思いは届かなかった。
―「こんなはずではなかった」のでは?
「そうですね。昨日も3Qまで付いていって、4Qで自分達の集中力の無さというか相手の気迫が勝っていて勢いでやられて。うちは受身になってしまって。それではダメだと思って今日挑んだんですけど。そうですね…向こうの方が勝ちたいという気持ちは強かったと思います。ちょっと点差開けられたときに、自分ら元気無くなっちゃうんで。そういうところも含めて気持ちが弱かったと思います」
―オフェンスの終わり方も悪く、向こうの良いように走られてしまいましたね。
「悪いオフェンスからそのままの流れでディフェンスに切り替わっちゃって、ピックアップも遅いしボールマンとめる人もいないし。みんななあなあで戻って、メリハリも無かったし。そういうところを直していかないとダメですね。…まだまだ甘いですね」
―オフェンスが孤立してしまったと思いますが、やはり司令塔の宮城選手(#1)の不在の影響は大きいですか?
「あいつがいたらゲームの展開は速くなるし、ブレイク出して点も取れると思うんですけど。まあ、そこは怪我しちゃったんで、なんとかこっちも修正して切り替えて。あいつがいなくても勝てるっていうところを見せたかったんですけど。でもあいつのせいにはしたくないので」
―拓殖大の本領を発揮できてないように見えますが。
「自分達は力が無いとは思っていないので、どこにも勝てる自信はあるので。個人の力の差があるとは思えない。やっぱりそこでどうやってチームワークを上げていくか。拓大のいい時はディフェンスに勢いがあって、そこからブレイクに持っていくプレイスタイルが出ている時は強いんで。今はそれが短い間しか出てなくて、これが続いていけば、今日の白鴎も離していけたと思います。精神面の弱さだと思います。今チーム状態はどん底だと思うので、ここからは上がるしかないと思うので。普段の練習からもっと気合いを入れて行きます」
―来週の神大ですが、白鴎大同様に頑張るチームですね。
「やっぱり神大もいいチームなので全然気を抜けないし、自分達が格上だなんて全く思っていないんで。やっぱり神大の頑張りに負けないように気合いを入れて頑張らないと勝ちはないと思います」

詳しいレポートと白鴎大・片岡選手、拓殖大・寒竹選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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■GAME REPORT■お互いにまずまずの立ち上がりを見せる。白鴎大は得点、アシストと#91片岡(4年・F)を中心にオフェンスを組み立てていく。それに対し個々人の能力で勝る拓殖大は#38宇田(4年・F)の連続得点に、#21寒竹(3年・F)の力強いインサイドでの得点で対抗する。なおも一進一退の攻防は続く。白鴎大の#33ピーター(3年・C)がオフェンスリバウンドからの得点などペイント内で奮闘すれば、拓殖大#42永井(1年・F)はインサイドに速攻とすかさず反撃に出る。試合が動いたのは2Q残り1分半。これまで6本の3Pを外していた#3店橋(3年・G)が連続で3Pを決め7点のリードで前半を終える。
3Q,先程の流れそのままに、#3店橋、#91片岡の連続3Pにブレイクと最高の立ち上がりを見せる。これに触発されたか、拓殖大も#21寒竹の3Pを口火に、速いトランジションの中で#38宇田のドライブインに、#3宇佐美(2年・G)のバスケットカウントで得点差を10点前後に保つ。しかし拓殖大の勢いもここまで。後半になってディフェンスの動きがより活発になる白鴎大を前に、オフェンスは徐々に孤立し、ターンノーバーが増えていく。攻める手を緩めない白鴎大は#17杉本(4年・F)のドライブに、#91片岡の速攻で突き放しにかかると、さらに#17杉本がターンノーバー崩れからの3Pというラッキーな得点でリードを16点とし、最終Qへ。完全に集中力を失った拓殖大は防戦一方となる。相手から戦意を奪った白鴎大はディフェンスリバウンドから#91片岡を筆頭に次々と速い展開で得点を重ねていく。その後も拓殖大は流れを変えることなく終了のブザーを迎える。昨年1部との入れ替え戦を惜しくも逃した拓殖大は26点差という屈辱的な点差で苦杯を舐めた。
勢いと堅実さを兼ね備えたバスケットでインカレ進出枠の5位以内を狙う白鴎大にこの連勝は大きな弾みとなったはずだ。来週以降の実力が拮抗する相手にどれだけ勝ち星を拾えるかが今後の2部の鍵となるだろう。一方の上位校との対戦を控える拓殖大は3部入れ替え戦の足音も着実に忍び寄る。純粋なPGがいない拓殖大は宮城不在の穴をどう補うのか、来週までに答えが迫られる。
◆#91片岡大晴(白鴎大・4年・F)

プレーでもドライブに3Pにと、この日は33点を獲る活躍。
試合後は嬉しさの反面、ほっとした様子も窺えた。
―拓殖大に2勝しましたね。おめでとうございます。
「ありがとうございます!春のサラダリーグとか、仙台遠征で韓国とやったとき、そして先週、先々週と強いチームとやってきて“自分達の何が通じるか”っていうのを考えたときに、パッシングだって気づいたんです。だから、拓殖との試合までの1週間話し合って、練習したのがこういう結果に繋がったのかなって思います。チームで戦って勝つことが出来たので、本当によかったです」
―かなり積極的に攻めていましたね。
「やっぱりやる奴がやらないと、点数も伸びないし、勢いも出ないから。かといって自分のおかげで勝ったわけではないから。店橋(3年・G)と杉本(4年・F)もいいところで3Pを決めてくれたし。あとはベンチの奴らも繋いでくれたので、全員で勝てたかなって。あとは、先々週はBチームがいたじゃないですか。でも、先週と今週といなかったのでそこをどう盛り上げるかっていうのを頭に入れてやりました」
―インサイドのサインバヤル選手とピーター選手がファウルトラブルとなってしまいましたが、ベンチ出場だった選手がみんな頑張りましたね。
「本当っす。池田(3年・C)のリバウンドとか…本当に予想外だったので(笑)。本当に助かりました。あれで勝てたようなもんです」
―やはり応援団がいないのがちょっと淋しいですね。
「そうなんすよね…。Bチームは今日、試合なんですよ。だから、お互い頑張ろうって。Bチームの分も自分らがしっかりしようって。でも、Bチーム以外にも見てくれている人はいるから、その人たちの分まで責任を持って戦っていきたいです」
―ここで2勝したのは大きいですね。
「そうですね。というか、6連敗はさすがに堪えるので(笑)。ここで勝てたのは本当に嬉しいです。また勝ちたいんです!ただ、ここで油断したらどこかでコケるので。だから、これからも気を引き締めてみんなで頑張りたいです」
―今週の試合で見つかった課題を来週までにどう訂正したいですか?
「途中切れちゃう部分がやっぱりあるんです。点数が開いてもすぐ逆転されたりしちゃうし。そういうことをしていると無駄な体力を使ってしまうから、集中力を高く持って戦えるように頑張っていきたいです」
◆#21寒竹隼人(拓殖大・3年・F)
試合後しばらく一人座り込み、その場から動けなかった寒竹。
チームのエースとして仲間を鼓舞する場面も見られたが、彼の思いは届かなかった。
―「こんなはずではなかった」のでは?
「そうですね。昨日も3Qまで付いていって、4Qで自分達の集中力の無さというか相手の気迫が勝っていて勢いでやられて。うちは受身になってしまって。それではダメだと思って今日挑んだんですけど。そうですね…向こうの方が勝ちたいという気持ちは強かったと思います。ちょっと点差開けられたときに、自分ら元気無くなっちゃうんで。そういうところも含めて気持ちが弱かったと思います」
―オフェンスの終わり方も悪く、向こうの良いように走られてしまいましたね。
「悪いオフェンスからそのままの流れでディフェンスに切り替わっちゃって、ピックアップも遅いしボールマンとめる人もいないし。みんななあなあで戻って、メリハリも無かったし。そういうところを直していかないとダメですね。…まだまだ甘いですね」
―オフェンスが孤立してしまったと思いますが、やはり司令塔の宮城選手(#1)の不在の影響は大きいですか?
「あいつがいたらゲームの展開は速くなるし、ブレイク出して点も取れると思うんですけど。まあ、そこは怪我しちゃったんで、なんとかこっちも修正して切り替えて。あいつがいなくても勝てるっていうところを見せたかったんですけど。でもあいつのせいにはしたくないので」
―拓殖大の本領を発揮できてないように見えますが。
「自分達は力が無いとは思っていないので、どこにも勝てる自信はあるので。個人の力の差があるとは思えない。やっぱりそこでどうやってチームワークを上げていくか。拓大のいい時はディフェンスに勢いがあって、そこからブレイクに持っていくプレイスタイルが出ている時は強いんで。今はそれが短い間しか出てなくて、これが続いていけば、今日の白鴎も離していけたと思います。精神面の弱さだと思います。今チーム状態はどん底だと思うので、ここからは上がるしかないと思うので。普段の練習からもっと気合いを入れて行きます」
―来週の神大ですが、白鴎大同様に頑張るチームですね。
「やっぱり神大もいいチームなので全然気を抜けないし、自分達が格上だなんて全く思っていないんで。やっぱり神大の頑張りに負けないように気合いを入れて頑張らないと勝ちはないと思います」
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