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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.09.09 (Sun)

【2012リーグ1部】9/9レポート

明治大がうれしい1勝目
5〜9位が1勝で横一列に


 1部リーグは序盤戦ながら明暗がくっきりしてきた。全勝は青山学院大東海大、そして筑波大の3校。2戦目から立てなおした早稲田大が1敗で後を追う。しかし5位以下は1勝ないしは0勝と、ほぼ横並びの状態だ。しかし序盤は上位と下位からの対戦になっており、勝敗はさらにここから特徴が出てくるだろう。

 開幕戦黒星から一転して連勝中の早稲田大は、日本体育大との対戦となった。序盤こそ#19中野(3年・SF)に内外からシュートを射抜かれ出遅れるものの、持ち味のチームリバウンドからの速攻が出始めるとすぐにリードを奪った。日体大は早稲田大インサイド陣をファウルトラブルで苦しめ僅差で食い下がったが追いつくまでには至らず、89—80で早稲田大が連勝を3に伸ばした。青山学院大日本大と対戦。1Qから日本大を引き離して91-65の勝利。日本大だけが唯一勝ち星がないまま留まった。

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【明治大が4Qに大東大を引き離して初勝利】
120909MORIYAMA.jpg 1勝の大東文化大と0勝の明治大の対戦は、ロースコアのまま進んだが、4Qでオフェンスが爆発した明治大がリーグ戦1勝目をあげた。

 インサイドには大東大が#43鎌田(4年・C)、明治大が#51皆川(2年・C)とビッグマンの見応えあるマッチアップが見られた。立ち上がりはともにゆるやか。お互いの手の内をはかるようなロースコアな出だしとなった。2Qに入ると#14岸本(4年・PG)の3Pや#43鎌田のバスケットカウントがあってやや大東大がリード。明治大は#16安藤(2年・G)の外の当たりが来ないが、終盤に#22西川(3年・PF)の3Pが入って27-25と大きく離されずに前半を終えた。

 3Qの立ち上がり、#43鎌田がファウルトラブルになり、ベンチへ下がると大東大は苦しくなる。明治大が引き離しにかかるが、大東大はここで#14岸本の3P、バスケットカウントで得点し、逆転。残り4分にはベンチから戻った鎌田もゴール下で奮闘を見せる。しかし明治大も#16安藤の3Pで大東大を逃げさせない。だが残り2分で大東大は#41小山(4年・G)のシュートを始め、岸本、鎌田の得点が続き49-40と10点近いリードを得ることに成功した。

 4Q、明治大はここで#16安藤が覚醒。#12中東(2年・SG)の連続シュートで反撃の口火を切ると、安藤がオフェンスリバウンドからのシュート、スクープショット、ドライブ、3Pと多彩な攻撃で大東大ディフェンスを翻弄。一気に逆転に成功する。残り2分、1点を追う大東大だったが、#16安藤の3Pがこれを4点差に開くと、苦しくなった。#14岸本のオフェンスに期待がかかるが、3Pが入らず逆に最後は#22西川の力強いドライブを決められ、56-64。明治大が試合をひっくり返し、うれしい1勝目を手にした。

 明治大は4Qの安藤の集中力が素晴らしかった。大東大は岸本だけに頼ってはいられない。インサイドで消し合いとなった分、それ以外のところでもう少し得点したい試合だった。

明治大:1勝0敗
大東文化大:1勝0敗

写真:ダンクを決めた明治大・森山。

※ 明治大・安藤選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【リーグ戦の出足好調の筑波大が4勝目】
120909bando.jpg 3戦無敗と好調の筑波大は、この日も拓殖大を相手に好ゲームを演じた。筑波大は序盤から#21笹山(2年・PG)や#47砂川(4年・PF)の得点で先行。拓殖大は今季の課題である立ち上がりでまたも躓き、追いかける展開を強いられた。筑波大は#14坂東(2年・SG)の連続3Pも飛び出し、49—29と前半は一方的な展開となった。

 しかし、後半になると拓殖大も持ち味の猛ラッシュを見せ始める。プレッシャーをかけてボールを奪い次々とシュートを決めていくと、筑波大はたまらずタイムアウトを請求。だが拓殖大は#1鈴木(4年・PG)が30秒弱の間に7得点を決めるなど、オフェンスの手を緩めない。ところが、要所で良い仕事をしてきた#11佐々木(4年・C)がファウルトラブルに陥ると、勢いが止まってしまった。筑波大は#14坂東を中心に拓殖大のお株を奪うように小気味よくアウトサイドを決めていき、91—71で逃げ切った。

 筑波大はこれで無傷の4連勝。春から好成績を残してきたが、リーグ戦も2009年に1部復帰となってから最高の滑り出しとなった。次週には同じく無敗の東海大、青山学院大との楽しみな対戦が控える。真価が問われるのはここからだ。

 拓殖大は全ての試合で立ち上がりが悪く、ここまで1勝止まりと苦しんでいる。持ち前の爆発力は見せるものの、逆点までには至らずここ2戦はその勢いを相手にかわされてしまっている点が気がかりだ。

筑波大:4勝0敗
拓殖大:1勝3敗

写真:30得点の筑波大#14坂東。拓殖大のお株を奪うシュート力を見せた。


【専修大が食い下がるが東海大が無敗を守る】
120909HIGUTI.jpg #4高橋(4年・G)、#33館山(4年・G)の主力が欠場となった専修大が、東海大に追いすがる展開を見せた。1Qは#11宇都(3年・G)、#3廣島(4年・G)の得点でつなぐ専修大。東海大は#33狩野(4年・SG)が1Qから好調にアウトサイドを決める。専修大は終盤に投入した#77松井(4年・G)の3Pも決まり、17-17で1Qを終えた。2Qもシーソーゲームで推移する。専修大は#22樋口(4年・F)が東海大のディフェンスをかいくぐり、ポストアップ、ドライブ、スローインからのバスケットカウントを奪うなど、得点を牽引。東海大はファウルが続くが、ベンチスタートの#23佐藤(3年・PF)のバスケットカウントなど、チームを乗せるプレーが出てリード。専修大は終盤に得点が止まり39-29の東海大リードで前半を終えた。

 3Q、専修大は出足で#24田代(1年・F・東海大浦安)が爆発。3P2本を含む3連続得点で一気に差を詰めた。しかし再度東海大に離され3Qは59-50と9点差。4Qも専修大が追い上げようとするものの、オフェンス面で決定打を欠いて75-65で東海大が逃げ切った。

 専修大は良いリズムの時間帯もあり、再三東海大に迫ったが、ここぞという時にスコアラーが機能せず得点が止まってしまった。東海大は専修大にディフェンスを破られる場面が目立ったが、リバウンドでは専修大に大きく差をつけ、全員がまんべんなく得点できた試合となった。

東海大:4勝0敗
専修大:1勝3敗

写真:シュートにいく樋口。2m相手のディフェンスをかいくぐる。


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【INTERVIEW】

「勝負どころで逃げてはいけない」
エース対決を強気で制し、うれしい初勝利

◆ #16安藤誓哉(明治大・2年・G)
120909ANDO.jpg4Qだけで12点。圧巻のオフェンスを見せた。相手エースを10点台に抑えるという指揮官の指示も全うした。
試合によっては不安定なところも見せているチームだが、主力はほとんど2年生。まだまだこれから伸びていくチームなのだということも忘れてはならない。相手をロースコアに抑える地道な戦い方も板についてきた。ここからの巻き返しに期待したい。


—うれしい1勝目ですね。
「やっと1勝できて、やっと少しみんなホッとできたと思います」

—ここまで連敗していてやはり嫌な気持ちではあったと思うんですが。
「8点差、6点差、6点差でここまでずっと一桁差で負けていて、でもどの試合も内容どうこうではなくて、試合の中で崩れなかったのでそれを続けていこうとしていました。それが今日につながったと思います」

—ロースコアで来ていますが、自分たちのスタイルを続けていけば結果は見えてくると考えていたということですか?
「ディフェンスを頑張って頑張って、とにかくディフェンスをやるしかないと思っていました。今日も現に相手を60点台に抑えて勝てたので、いい形で終われた試合になったと思います」

—まだ1,2年生がメインの若いチームですが、どういう風に戦っていこうと思っていますか?
「若いチームなので元気を出して何があっても、例え最初に17連敗しても18試合目で1試合目と同じ元気でやれるようにしなければダメだと。フレッシュさ、元気を出していこうと思っています」

—塚本HCも安藤選手の成長が見えるとおっしゃっていましたが、自分では手応えのようなものは感じていますか?
「ガードとしてはまだまだ未熟なので、塚さんにいろいろ言われていることはどんどん吸収して、すべての試合で学ぶこともたくさんあるので一試合一試合レベルアップしていけたらいいなと思います」

—今日の試合は岸本選手が相手のキーマンでしたが。
「相手もいいプレイヤーだし、どこまで自分もやれるかというのはありました。相手が3試合の平均で63点、21点のアベレージだったので、なんとか塚本さんにそれを10点台に持っていけと言われていました。乗り始めたら止まらないので乗らせないようにと思っていました。でもやはり3Qで乗ってきたので4Qでなんとか抑えようと思って、頑張りました」

—逆に安藤選手の方が4Qは勢いあるオフェンスでしたが、きっかけのようなものは?
「勝負どころは絶対に逃げてはいけないと思っていて、弱気になったらみんなに影響するし、強気で3Pも思い切り打ちました」

—うれしい1勝ですが、まだここからですね。
「連勝できたらもっといい雰囲気になると思うので、とにかく元気を出してやっていきたいと思います」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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