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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.09.02 (Sun)

【2012リーグ2部】9/2レポート

駒澤大、法政大は接戦を勝利し1勝目
無敗は中央大と白鴎大のみで1週目にして混戦模様に


 リーグ戦は2日目を迎え、混戦が予想される2部リーグでは既に無敗は2チームのみ、6チームが1勝1敗という状況になった。ちょっとしたゲーム運びやミスでの敗戦も、2部リーグでは命取りであり、1週目からまったく気の抜けない展開で進んでいる。外国人センターやディフェンスに力を入れている様子が見えるチームも以前より増え、一昔前の2部リーグとはイメージも異なってきている。緊張感のある状況の中、どんな展開となっていくのか目が離せない。

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【国士舘大が追い上げるが駒澤大が逃げ切り勝利】
120902baba.jpg 初戦を落として黒星スタートの駒澤大国士舘大と対戦。1Qの半ばで抜けだしたのは駒澤大。#8鈴木(4年・G)の3Pが決まると#55近藤 大(4年・PG)がフリースロー、#7馬場健司(4年・SF)がバスケットカウントを獲得するなど、次第に点数を重ねていく。一方の国士舘大はファウルが続いて思うようなバスケットにならない。1Qで9ファウルを記録し、19-12と出遅れる形となった。

 2Qになると国士舘大はゾーンをマンツーマンの守りで切り替えながらの戦いに。速攻も出始め、追い上げを開始。駒澤大は序盤で攻めあぐねるが、#55近藤 大の3Pを皮切りに、得点を重ねていく。駒澤大は国士舘大からバスケットカウントを何度も獲得するが、ボーナススローが入らない。国士舘大はミドルシュートの確率が良くなり、残り2分で逆転に成功。しかしターンオーバーから駒澤大の#5槇坂(4年・SG)、#55近藤 大らに立て続けに得点されて48-43で駒澤大リードで前半を終了した。

 3Q、国士舘大は外の確率が悪くなり、点数が入らない。反対に駒澤大は快調に得点を重ね、点差をつける。67-54で終了すると4Qに入った。4Q開始直後も#8鈴木(4年・G)の3Pや#6伊藤(4年・CF)のバスケットカウントで引き離していく駒澤大。しかし国士舘大は上からの激しいディフェンスでターンオーバーを誘い、追い上げを開始する。駒澤大はダブルチームで囲まれ、ボールをなかなか前には運べない状態に。国士舘大は最大16点あった差をじわじわ追い上げ、残り1分で83-80にまで詰め寄った。駒澤大も終盤のオフェンスにミスが続くが、国士舘大も試合を決めるシュートは決まらず、85-80でタイムアップ。追い上げながらも駒澤大がなんとか逃げ切った。

 初週はどこもフリースローが良くないが、駒澤大はバスケットカウントのボーナススローを7本中6本落とした。これが入っていればもう少し余裕で逃げ切ることができただろう。しかし出場選手全員が得点できる力は対戦チームにしてみれば厄介。今年も駒澤旋風が吹くかどうか、ここからだ。

 国士舘大は終盤の激しいディフェンスで追い上げたが、ファウルトラブルがもったいなかった。池田Aコーチも「今年はディフェンスがいい」と言うが、もともと能力のある選手たちだけに、守りを徹底できれば勝利を重ねる確率は高くなるだろう。

駒澤大:1勝1敗
国士舘大:1勝1敗

写真:駒澤大・馬場は15点。スタメン全員が15〜20点を取ることができるのが駒澤大の強み。

※駒澤大・近藤 大選手のインタビューは「続きを読む」へ。


【中央大が快勝で2連勝スタート】
120902oono.jpg 悲願の1部復帰をかける中央大対久しぶりの2部での戦いになる東洋大。序盤から中央大の速いトランジションが冴え渡り、1Qで29-15と中央大がリードした。東洋大は#7筑波(2年・F)、#6村上(2年・G)らが得点していくが、容易には追い上げできない。中央大は#11入戸野(4年・PG)を筆頭にスピードで振り切り、#24塩谷(3年・PF)、#21大野(3年・F)らも得点を牽引した。

 中央大は後半ベンチメンバーをコートに送り、ベンチ入りメンバーは全員出場。92-70と差をつけて2勝目をあげ、下位からの対戦となった初週を無難に乗り切った。東洋大は苦しい第1週の滑り出しとなった。

中央大:2勝0敗
東洋大:0勝2敗

写真:中央大・大野は18得点のチームハイ。


【法政大が逆転でリーグ初週のジンクスを覆す】
120902takata.jpg もう十年以上リーグ初週に勝利したことがない法政大。しかし2戦目にして慶應義塾大相手に逆転で白星を手にした。

 1Q、#21真木(1年・G・国学院久我山)のミドルシュートを皮切りに#7本橋(3年・CF)、#18大元(1年・G・洛南)の3Pなどまんべんなく得点する慶應大。法政大は#27岩崎(4年・SG)が好調。3Pを次々に沈めていく。しかし法政大は終盤にターンオーバーやバックパスを取られ、得点がストップ。1Qは23-18と慶應大がリードした。2Qになると慶應大が小気味よく得点を重ね、点差を広げていく。法政大はゾーンで対抗するが自らの得点が伸びない。慶應大は#18大元が3Pのフリースローを3本落とすというミスがあり、こちらも終盤停滞するが2Qも41-33と慶應大リードで終了した。

 3Q、10点のリードで推移する展開となる。慶應大はややゾーンに苦戦。一方の法政大は#27岩崎の3Pの当たりが再び到来し、じわじわ得点を詰めていくと#0高田(3年・G)が個人技で時点を重ね、残り4分で高田と岩崎で15点を稼ぐ猛攻で逆転。57-58と1点リードして3Qを終えた。

 ファウルトラブルが厳しくなってきた法政大は4Q、#21加藤(4年・CF)が4ファウル目。#27岩崎もベンチへ下がっているが#0高田のミドルシュート、ドライブが冴える。慶應大は#14権田(2年・F)のバスケットカウントでリードを奪い返すが、その後法政大のゾーンディフェンスを攻略できず7点のリードを許してしまう。終盤に積極性を取り戻してフリースローを得ていき、残り45秒で#21真木の3Pで70-72と迫った。残り26秒で法政大は攻撃が上手く行かず攻守交替。しかし慶應大は最後のシュートを決めることができずそのまま70-72で接戦を落とした。

 法政大は岩崎の6本の3Pが効いた。また、#5松澤(2年・C)が途中頭を打ってベンチへ下がるが、交代したメンバーがよく働いた。ゾーンで慶應大の足を止めることができたのも大きいだろう。

 慶應大はリードからの逆転負け。得意のトランジションを出している時間帯は強いが、それを止められた時にどうやって勝っていくかは課題だ。権田、大元、真木といった外を打てるメンバーも揃ってきた。精度を高めていきたいところだ。

法政大:1勝1敗
慶應義塾大:1勝1敗

写真:法政大・高田は18点。3Pは入らなかったが、ペネトレイトで得点を量産した。

※法政大・岩崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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 初戦で駒澤大から勝ち星をあげた神奈川大関東学院大と対戦。78-86で関東学院大が勝利した。2Q以降は互角の勝負を繰り広げたが、1Qで17-27と10点差がついたことが全てだった。4年生がいない不安定さと、試合序盤の心弱さを幸嶋監督も惜しがった。関東学院大は初戦で白鴎大に敗れた分を取り返し、5割に。

 白鴎大順天堂大は、1Qこそ点数的にはあまり差がなかったが、2Qの序盤に順天堂大の主将#0大下内(4年・F)が負傷退場。白鴎大が一気に点差を開き、99-49と大差で2勝目。順天堂大は大黒柱を失い、サイズもないだけに苦しい戦いだった。大下内の負傷具合が気にかかる。


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【INTERVIEW】

「走らなければ勝てない」
駒澤の色を出して2ヶ月を戦い抜く

◆#55近藤 大(駒澤大・4年・PG)
120902kondo.jpg3P2本を含む20点。特に前半には内外から得点を牽引した。
スタメンの全員が4年生、この試合でもその全員が13〜20得点を取れるバランスの良さが駒澤大の魅力だ。昨年は大物食いの活躍を見せ、2部リーグを大いに沸かせた。今年は黒星スタートとはなったが台風の目となるのかどうか、見逃せない。


ー初戦を落としてしまって黒星からのリーグスタートでしたが、今日はなんとか逃げ切りましたね。切り替えられていましたか?
「初戦は自分たちのやりたいことが最初はできたんですが、後半にできずでした。今日は最初から駒澤の色である走ることを最後までやろうと話していました。それができなければ勝てないし、それを最後までやり続けられて良かったんですが、最後に前から当たられた時に自分たちも慌ててしまって、そこが課題ですね」

ー初戦良くなかったのはどういうところですか?
「相手に簡単にシュートを打たれてしまったところですね。間合いを詰めてない訳じゃないですが、詰めが甘かったと思います」

ー昨年は勝利から入っていいムードでリーグ戦を進めましたよね。今年は黒星からとなってなにかプレッシャーのようなものはあったのでしょうか?
「去年は良かったんですが、一昨年は3部で勝つのは当たり前で、勝つのは当たり前でもあったんです。だからそこはちょっと難しかったですけど、切り替えてやらないとこの先長いし最初で崩れたら全部負けてしまうとみんな感じていたので、今日は切り替えて最初からしっかり走ろうと話し合っていました」

ー国士舘大のディフェンスはしつこかったですが。
「でも初戦の神奈川大も厳しかったし、それを経験したので今日は意外と冷静にできました」

ー終盤の激しいディフェンスでは少し追い詰められてしまいましたが。
「やはりそこは少し焦りましたね。そういう時に上級生が声をかけて一回止めるなりなんなりしないと、今後もああいう展開はあると思うのでそこはチームで話し合って、また来週切り替えてやりたいと思います」

ー駒澤大は4年生も多いですし、わりと落ち着いたようには見えますが。
「そう見えているならそうかもしれないです(笑)。意識はしてないですけど」

ー夏の練習はどうでしたか?
「合宿はずっと走っていました。走るのが駒澤の色だし、それがないと勝てないので。今年は去年よりちょっとサイズも小さいし、とにかく駒澤の色をなくしてはいけないと思って練習してきましたね。練習試合もたくさんして、いろんな経験ができました」

ー今年の駒澤大のいいところは?
「やはりみんなが点を取れるところですね。去年は馬場(#7)や上級生の成瀬さん、北さんといった人たちに偏っていたんですが、今年は5人が点を取れるので去年よりは相手チームも守りづらいと思います」

ーここをもっと良くしていきたいという部分は?
「やはり馬場健司にボールが入ってそこで止まってしまうことがあるので、オフェンスは動かないとディフェンスも守られやすいし、そこは積極的に動きを入れていきたいです。あとはディフェンスですね。簡単に1対1で抜かれてチームディフェンスができないような形になってはいけないので個人でしっかり守れるようにしていきたいです」

ー4年生が多い安定感はありますが、下級生にはどのようなところを期待したいですか?
「下級生はスポーツ推薦ではないんですが、その中でも上手い子はいっぱいいるので、出た時には一生懸命やって欲しいですね。そこは先輩に気を遣わず頑張って欲しいです」

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「今年こそは必ず上にいく」
4年目のリーグに賭ける思い

◆#27岩崎貴宏(法政大・4年・SG)
120902iwasaki.jpg3P6本、22得点の活躍で、4Qはベンチだったものの勝利の一因として多大な貢献をした。昨リーグも得点源であり3Pはリーグ2位の結果を残している。
今年は最終学年、やはり4年生が最後のリーグにかける思いは強い。それを結果として反映させられるか。ここからの活躍が問われる。


ー初勝利おめでとうございます。
「自分が1年生で1部にいた時からリーグ初戦の2連戦というのは勝ったことがなかったので、ここで負の流れを止めて勝ちに行こうと試合に臨みました。今日はそれで強い気持ちでずっと試合に臨んでいたので、すごくよかったと思います」

ー初戦の反省というのは今日生かせましたか?
「中央大にはオフェンスリバウンドを何度もやられて、セカンドチャンスを与えてしまったので、今日も少しやられてしまいましたが全員でリバウンドを取りに行こうと徹底していました」

ー今日はシュートタッチも良かったと思いますが。
「そうですね。でも昨日も良かったは良かったんです。ただ、昨日は感覚が違っていて長かったり短かったりしてしまったんですが、今日は気にしないで思い切り打っていったら入るかなと。それで入りましたね」

ー好調でもベンチに下がっている場面もわりとありましたが、それは体力温存しつつという感じなのですか?
「本当はずっと出たいんですが(笑)。そこは采配次第なので」

ー昨年は下の入れ替え戦に行くような不本意なシーズンだったと思いますが、今年にかける意気込みは。
「今年は入れ替え戦は絶対出るというのは大前提ですね。それとインカレに出たいなあと常に思っていますね。今週見た限りでは今全勝の中央が安定して強いように感じているので、中央になんとかついていって、2順目になんとか勝ちたいなと思っています」

ー夏に努力した点は?
「シューティングもそうですが、ルーズボールやリバウンドといったあまり人の見ないところを頑張れば味方は心強いし、流れも変わります。そういうことをやるように夏から心がけてきました」

ーチームの雰囲気はどうですか?
「合宿の時から賑やかな感じでやってきて、みんな向いている方向が一緒なのですぐ意見もまとまるしやりやすいですね。今年こそは上に行きたいし、最後の年だし上に行って華々しく終わりたいと思います(笑)。頑張ります」


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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