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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.08.25 (Sat)

【その他】8/25 リンク栃木ブレックスVS青山学院大学プレシーズンマッチレポート

新シーズンのスタートを切ったリンク栃木ブレックス
サイズの差も響いた青山学院大は苦戦の展開に


120825nomoto.jpg JBL2012-2013シーズンに先駆け、リンク栃木ブレックスのプレシーズンマッチは青山学院大が初戦の相手を務めた。リンク栃木ブレックスはアンタナス・シレイカHCが合流し、ここからチームを固めていくところ。田臥、安斎は怪我のため欠場したが、育成選手もベンチ登録して17名で試合に挑んだ。対する青山学院大は畠山が8月から復帰したが比江島、張本、永吉が日本代表としてジョーンズカップに参加中のため、この試合は不参加。8月に入ってからは代表3名を除く状態で練習してきており、その成果が問われる状況となった。

 スターティングラインナップはリンク栃木が#1川村、#8山田、#19梁川、#22網野、#34伊藤。対する青山学院大は#0船生、#3小林、#7野本、#15山崎、#32畠山となった。試合序盤からミスマッチの差は大きく、リンク栃木は容易に得点を重ねるのに対し、青山学院大は#7野本、#15山崎がミドルシュートを沈めるがゴール下での勝負は厳しい状態。リンク栃木は#8山田のダンクや#1川村のバスケットカウントや3Pなど、スタメンがきっちり仕事を果たして1Qで29-19とリード。その後もリンク栃木がベンチメンバーをさまざまに使いながら優位にゲームを進めた。

 青山学院大はパスを回してからの打つ形や#0船生や#3小林が切れ込んでのレイアップなど、果敢に攻める場面も見せるが、アウトサイドでのフィニッシュができないことが最後まで響いた。野本はビッグマン相手によく体を張り、17得点したがそれだけでは勝負にならない。青山学院大は前半を20得点差で終えたが、3Qに6点しか取れず、失速。97-55で試合を終えた。

120825endo.jpg 試合後の記者会見で青山学院大の長谷川監督「代表の3人がいない分、平面の良さを生かしながらバスケットをしようとした。最初からサイズ、コンタクト、メンタルや体力の部分で差があり、消極的だった」と反省の弁。3Pが1/17と最後まで入らず、「ここを入れないと勝負にならない」と嘆息した。良かったのは「ターンオーバーがやや少なかったこと」。8月中はアイシンや東芝など、JBLチームとの試合を繰り返してきて、ずっと同じ部分が課題という。しかしこの夏に経験を積んだ若い選手たちにはぜひ秋のリーグ戦でその成果を発揮して欲しい。

 リンク栃木ブレックスはシレイカHCの指揮下で開幕に向けて本格的なスタートを切る。この日は初戦、大学生が相手ということでまだ余裕の戦いとなった。若手選手で印象に残った人物を問われると、#11多嶋、#30鳴海、#88高村の名を上げた。昨年一時期トップチームに昇格を遂げた多嶋「ゲームの読み」、今期移籍してきた鳴海「ディフェンスの読み」、D-RISEではインサイドの要でもある高村については「ハードワーカーで力強く、賢い」と評価した。こうした育成選手たちが更に高い評価を得てトップチームに昇格できるかどうかも注目したいところだ。

 第88回関東大学リーグは9月1日(土)から、JBL2012-2013シーズンは10月5日(金)から、育成選手のD-RISEが参加するJBL2 2012-2013シーズンは10月13日(土)から、それぞれ開幕する。

写真上:17得点7リバウンドの野本。
写真下:速攻も決めた遠藤。多数のルーキーがいる中、どこまで評価を高められるか。

関東大学バスケットボール連盟
JBL(日本バスケットボールリーグ)
JBL2(日本バスケットボールリーグ2部機構)

※青山学院大・野本選手のインタビュー、試合の写真は「続きを読む」へ。


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【INTERVIEW】

「頭を使ったバスケットがしたい」
試練の時を越え、さらなる高みへ

◆#7野本建吾(青山学院大・2年・F)
120825NOMOTO3.jpgJBLの屈強なセンター陣相手に踏ん張りを見せた野本。守っては相手に押し負けないパワーで対抗し、攻めては高確率でミドルシュートを決め5番から3番ポジションまでこなすプレーの幅を生かした。この夏は代表活動で主力が欠けている分、野本には大黒柱として多くのことが求められている。春に「今年は成長の年にしたい」と語っていたが、もう一段階さらなる進化を遂げる為にも、秋からは正念場と言えそうだ。


―リンク栃木に対してどういう戦い方をしようと思っていましたか?
「相手の方が技術も経験も自分たちより上回っているのは分かっていたので、頭を使ってバスケットをしないと攻められるところも攻められなくなると思っていました。無理にゴールに向かって攻めようとしても、相手の思うつぼだなと。それは試合をやってみてあらためて感じました」

―その言葉通り、この試合は無理にゴールに向かうのではなくドライブからのパスアウトでシュートの形を作るシーンが多く見られましたね。
「この8月はJBLのパナソニックや東芝、アイシンみたいな外国人のいるチームと試合をしてきて、インサイドでそう簡単に得点できない分、そういう形の練習をずっとやってきたんです。だからこの試合でも今までやってきたことを出したいと思っていて。でも、前半はできていた部分もあったんですが、3Qに足が止まって自分たちのバスケットができなかったのは反省点ですね」

―あとはアウトサイドシュートの形までは作れていても、肝心のシュートの確率が上がらないのが惜しいですね。
「そうですね。やっぱりそこは課題です。リーグ戦までにシュートの確率も上げていきたいです」

―この夏JBL相手に戦ってきて、個人的な手応えはいかがですか?
「自分は今は5番ポジションで出ていて、ずっと外国人や強いセンターを相手にしてきたので、すごく自分にとって良い経験になっていると思います」

―今日もリンク栃木の#8山田大治選手や#30伊藤俊亮選手とマッチアップして、最後はゴールに持っていかれましたが、パワーの部分は簡単には押し負けてはいないように見えました。
「そうですね。パナソニックやアイシンの外国人と結構やってきたので、パワーには慣れてきたと思います。今日もゴール下からちょっと離れたところでは押し負けることもあまり無かったかなと。でも、日本人のセンターはパワーというよりステップとか細かい技術がすごく上手いので、そこでやられた部分はあります。そういうところは自分も身に付けたいです」

―その他に課題はありますか?
「やっぱり一対一がまだ全然できてないですね…」

―ボールを持ってから少し迷う場面もありましたね。
「そうですね。そこでどうしたらいいかの判断は、もうリーグ戦まで一週間しかないですけど、リーグまでに直していきたいです」

―日本代表に招集されて#56比江島選手、#25永吉選手、#8張本選手がチームを抜けているというのは、特にどんなところが大変ですか?
「やっぱり永吉さんや(張本)天傑さんにゴール下などで頼っていた部分があったし、比江島さんにも大事なところで任せっきりにしていたんだなとあらためて思いました。今までは、僕ら周りの選手は3人に結構任せて、ボールの無いところでどう動いてノーマークを作るかって感じだったんですけど、今はそれだけじゃいけないので…。頭を使ったバスケットをしていかないといけないし、自分がもっと周りを活かせるようにならなきゃいけないです。でもそうやって僕たちが任せきりにしていたことに気付けて、練習も結構みんなで頑張って良い感じでやれていると思います」

―長く欠場していた#32畠山選手が徐々に復帰していることも、チームに良い影響を与えていそうですね。
「そうですね。やっぱり(畠山)俊樹さんがチームで一番声を出してハッスルしてくれるので、自分たちも頑張らないとって思います。本当にそれはチームにとってプラスになってます」

―リーグ戦は代表候補の3人がアジア杯(9/14〜22・日本開催)で招集されるかどうかにかかると思いますが、その場合は苦労もありそうですが。
「かなり大変だと思います(苦笑)。あとは、3人が戻ってきたときに自分はポジションがまた変わるので、その対応が難しいですね。センターとフォワードだと動きが結構違うじゃないですか。フォワードになったらセンターの時よりもっと動き回らなきゃいけないし、その切り替えが大変そうです」

―これから始まるリーグ戦で、どんな青学を見せていきたいですか?
「もし代表選手が抜けて本来のスタメンでない場合は身長が低くなるので、平面のバスケットを貫いてトランジションの速いバスケットを頑張りたいです。個人的には、代表組が帰ってきても同じですが、もっとオフェンスリバウンドにガッツリ飛び込んで、セカンドチャンスを作ってチームに貢献したいと思います。頑張ります」


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「チャレンジャーの気持ちだったが、消極的になってしまった」と言う主将の山崎。これを改善しないとリーグ戦では勝てないと言い、自分が1番になって頑張らないと、と記者会見にて。


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ルーキーの船生は思い切りのいい切れ込みで積極的にゴールを狙った。7得点。


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春は欠場だった畠山が復帰。スティール3を記録し、リンク栃木をあっと言わせた場面も。


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小林は7得点。ペイント内でのプレーはシュートまでいけていたが、リングに嫌われるシュートが続いたのが惜しい。


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大峰は途中出場。抜群のジャンプ力を活かしてボールに絡んだ。


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伊藤や網野といったビッグマンとのマッチアップになった野本。


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リンク栃木ブレックスの若手たち。左から田渡、遠藤、多嶋、上杉、中川、細谷。大学を出て間もない彼らがどう成長していくかも見所だ。


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早い展開を見せた細谷。


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上杉は変わらない笑顔で。


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田渡もぜひトップチームで見たい選手。


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試合後、MIPを野本、MVPを川村が受賞した。


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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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