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2012.06.12 (Tue)
【2012新人戦】6/12レポート(駒沢屋内競技場)
1部2部の上位校が取りこぼしなく勝利
予選勝ち上がりの埼玉工業大は惜しくもベスト16ならず
駒座屋内競技場では4試合が行われた。東海大、拓殖大、明治大の1部校が順調に勝ち上がり、ここ数年ベスト8以内を確保している2部の国士舘大は予選から勝ち上がった埼玉工業大にリードを奪われシーソーゲームとなるが、1点差で勝利しベスト16を確定した。
第一試合は明治大学と立教大学の対戦となった。1Qこそ17-22と5点差で食らいついた立教大だが、2Qに入り得点がピタリと止まってしまう。ターンオーバーも続き、なかなかゴールに向かえず2Qが7点に終わってしまう。明治大は高さ、攻撃力で終始優位に立ち、4Qには控えの1年生も出番を出て80-50で快勝した。次の相手は早稲田大学となる。
第二試合、拓殖大対東京経済大の対戦は、1Qで38-25とハイスコアゲーム。東京経済大も持ち味の得点力を見せたが、拓殖大はそれを上回る勢いで#14大垣(2年・F)、#29岩田(1年・F・延岡学園)らが得点を重ね、大量リードを奪った。2Q以降も展開は変わらず、互いにオフェンス主体のゲームを展開するが114-84で拓殖大が初戦を飾った。拓殖大の次の相手は日本大学。拓殖大とは反対に2mの選手を多く抱え、異なるタイプの対戦が見どころだ。
第四試合、東海大は予選から勝ち上がった関東学園大と対戦。全体メンバーとほとんどメンバーが変わらない布陣の東海大が終始優位に試合を進めたが、ディフェンスの甘い部分で関東学園大に得点を許し1Qのリードは5点。2Qも関東学院大は10点差から大きく離されないで維持する時間帯を作って東海大に食らいついた。しかし後半になると仕切り直した東海大にじわじわと引き離され、3Q終了時には30点以上の点差に。最終的には99-70で試合終了となった。
※東海大・藤永選手のインタビューは「続きを読む」へ。
写真:リバウンドを取る東海大・橋本。バランスキー、晴山といったインサイド陣を抱える東海大は新人戦3度目の頂点を狙う。
【シーソーゲームは国士舘大が1点差で辛勝】
第三試合、予選勝ち上がりの4部・埼玉工業大は2部・国士舘大と対戦。高確率でシュートを決めた埼玉工業大がリードし終盤はシーソーゲームに。しかし埼玉工業大は最後の勝負どころを決めることができず、国士舘大が辛くも逃げ切った。
立ち上がり、「初戦で硬かった」(#4本多)という国士舘大。アウトサイドを打っていくものの、なかなか当たりがこない。埼玉工業大も開始直後こそシュートが外れたが、#9佐藤(2年・G)が積極的にドライブを仕掛けてファウルをもらい、#21中畑(1年・F・清陵情報)、#22大迫(1年・F・正智深谷)の両ウイングのアウトサイドが入り始めると波に乗った。1Q終了時には反対側の3Pライン付近から#15三浦(2年・F)が放ったボールがネットに吸い込まれるブザービーターも出て、1Qは26-20の埼玉工業大リード。国士舘大は#12新田(2年・C)が早々に2ファウルとなるなど、持ち味を出せない状態となった。
2Q、開始2分で逆転した国士舘大はオフェンスリバウンド、スティールや速攻などが出て、少しずつ良い部分も見え始める。埼玉工業大は逆に6点のリードを奪われる形となるが、シュートを打ち続け、終盤に#22大迫、#9佐藤の3Pが連続で決まって再び同点に戻して前半を終了。3Qになると立ち上がりで国士舘大がミスが続くのとは反対に3連続で得点した埼玉工業大が再びリード。ここからは互いにシーソーゲームが続いた。
3Qは68-68とやはり同点で終えた両者。勝負の4Qは最後の最後で明暗が分かれた。国士舘大はゾーンを敷くも埼玉工業大もアウトサイドの確率は衰えない。残り3分、国士舘大は#23中島(2年・G)の3Pで逆転。一方の埼玉工業大はここまで機動力あふれるプレーで国士舘大のペイントを切り裂いてきた#9佐藤がドライブを仕掛けた際に足首を痛め、退場してしまう。この苦しい中、それでも国士舘大は#22大迫のシュートや#47坂西(2年・F)のスティールで逆転。国士舘大は残り1分、#5伊集(2年・G)がバスケットカウントを獲得し86-88と逆転。しかし次の攻撃で埼玉工業大は#21中畑が3Pを決めて89-88と再逆転する。残り1分を切り互いにミスが出る中、勝負を決めたのは国士舘大#5伊集。残り15.4秒、相手ディフェンスの前から倒れこみながら放ったシュートが決まって89-90。埼玉工業大は最後の攻撃でペイント内へのパスが通らず勝負あり。89-90で辛くも国士舘大が初戦を突破した。
国士舘大は攻撃では単発のシュートが多く、ディフェンスの甘さから簡単に外を打たれてしまう場面が目立った。次の試合ではどこまで修正できるか。埼玉工業大は佐藤が中に切れ込み、ウイングが外を打つというシンプルなプレーを続け、リバウンドも味方の方へ弾くなど粘りを見せつづけた。終盤の佐藤の負傷離脱が惜しまれるが、2部チームを脅かす見事な戦いぶりを見せた。
写真:決勝点を決めた国士舘大・伊集。
※国士舘大・本多選手のインタビュー、各試合の写真は「続きを読む」へ。
「今日の反省を次に活かしたい」
初戦の苦戦を次へのバネに
◆4本多祐二(国士舘大・2年・G)
新人戦主将。初戦として反省すべきことは多い内容だったが、リーダーとしてチームを引っ張らなければと、気持ちを締め直す。
個々の能力は高く、攻撃力は期待できるがディフェンスはまだ課題が見える。次の中央大も能力の高い相手。ここ数年ベスト8に残り続けてきた伝統を再び積み上げられるか。
ー危ない試合でしたが振り返っていかがですか?
「初戦でみんなよくなかったですね。去年のリーグでもあまりメンバーに入っていない選手で構成されているので、試合に慣れていない部分が大きかったです。みんな緊張していたかなというのが一番感じます」
ーシュートが固かったのはそういうところでしょうか。向こうは予選から勝ち上がって試合に慣れているのかシュートも良かったですが。
「そうだと思います。向こうはシュートがすごく入っていたのでヤバイなというのはありましたね。どんなチームか情報が全くなかったし、相手のことは全く分からなかったですね」
ー新人戦のチームはどのように練習してきたんですか? 国士舘は人数も多いしメンバー入りするのも大変だと思いますが。
「トーナメントが終わってから一ヶ月弱ぐらいですね。AチームとBチームがありますが、みんなのレベルというか差はあまりないと思うので、そこは切磋琢磨してして頑張ってきた感じです」
ー今日はサイズ的には国士舘の方が大きいし、もっと中でプレーできても良かったのかなと思いましたが。
「中に入れてもっと外のプレイヤーが飛び込んでいければ良かったのかなと思いますが、やはり初戦ということでうまくいかなかったですね。今日の反省ということで明日活かせたらいいなと思います」
ー終盤の焦りはどうでしたか?
「前半はだいたいお互い50点くらいで折り返したんですが、ディフェンスで守れていないというのがあって、そこは修正したかったんですが後半もできていなかったですね。ディフェンスはできないチームなので自分や伊集(#5)が声を出して士気を高めていかないといけないと思っています」
ー国士舘大はここのところベスト8に残ってきていますね。
「そこは伝統になりつつあるので、自分たちが途切れさせてはいけないと頭の片隅には入れているんですが、それが逆にプレッシャーになっても駄目なのであまり考えないようにはしています」
ー次は中央大学が相手ですが。
「次が山場なので、今日の試合で勝ったことを活かして頑張りたいと思います」
「明日はチャレンジャーの気持ちでやる」
チームのことを考え、貢献を第一に
◆#8藤永佳昭(東海大・2年・PG)
新人戦では主将を務める。
攻撃的ガードである飯島に対し、コントロールしゲームの流れを作るタイプの異なる司令塔としてバランスのいい布陣だ。昨年は怪我のせいでシーズン後半から出番はなかったが、春のトーナメントでは要所で役割を果たした。
楽勝ではあったが、これでは駄目だと反省し、次に向けても油断はない。優勝候補としてプライドのあるプレーを次の試合でも見せてもらいたい。
ー初戦の出来としてはいかがですか?
「入りは悪かったですね。初戦というのもあると思いますが、別に僕らは一回も優勝していないしチャンピオンチームでもないので、入りからやるべきことをやって、明日はもう一回切り替えてチャレンジャーの気持ちでやらないといけないと思います」
ー前半は点を取られすぎたかなと思います。
「後半は良かったんですが、前半は駄目でしたね。後半ディフェンスを頑張って速攻につなげることもできて点も取れました。やはり明日の慶應大はガツガツドライブにも来ると思うし、負けていても最後まであきらめないチームなので気持ち負けないようにしたいですね。ディフェンスからしっかりやりたいです」
ー東海大全体の傾向として1Qで少しディフェンスの甘い試合がありますね。
「入りが軽いのはありますね。そこで自分が出て流れを変えるというのが自分の役目でもあるし、自分で考えてプレーして盛り上げて明日も勝ちたいです」
ー藤永選手がキャプテンということですが、どういう理由で決まったんですか?
「はい(笑)。コーチを含めてみんなで話し合って決まりました」
ー新人戦のチームをどういうチームにしたいというのはありますか?
「全員が全員リーダーというチームですね。もっとみんなで盛り上げてやりたいです。Bチームの子もとても声を出してくれるので、雰囲気的にはとてもいい感じでできています」
ー去年は怪我もあってなかなか出番がなかったんですが、今年は自分でどのようにプレーしていきたいというのはありますか?
「チームに貢献するのが一番ですね。個人の成績よりチームのために戦います。出たときはチームのためにプレーできるよう常に準備して、自分の役割を考えてやっていったら相手にもいいプレッシャーになると思います。今は怪我の影響もありますが、ケアもしっかりしながらもっとプレータイムを増やしていきたいですね」
ーメンバーはトーナメントでも活躍している選手ばかりですし、次の慶應大に対しても十分なアドバンテージはあると思いますが、それでも油断はないようですね。
「油断したら駄目なので最初からガツガツいけるように。今日みたいな試合をして心配をさせないように頑張りたいと思います」
【PHOTO】

明治大の司令塔・安藤。明治大は全体メンバーと変わらない布陣で上位を目指す。

明治大は皆川がどこまで力を発揮できるかも見どころの一つ。

明治大の注目ルーキー・吉本(藤枝明誠)。

立教大ルーキー・阿部(東北学院)。

同じく立教大ルーキーの藤井(明成)。

拓殖大はこの大垣をメインに攻撃力ある布陣。

拓殖大・岩田(延岡学園)も注目ルーキーの一人。

アウトサイドがよく決まった拓殖大・高倉。

東京経済大・品川。東京経済大は持ち味の早い展開で戦った。

東京経済大・大澤。

国士舘大は中島の勝負強いシュートも光った。

要所の得点で貢献した国士舘大・原(習志野)。

ゴール下に切れ込み、何度も国士舘大を脅かした埼玉工業大・佐藤。

佐藤退場の後、ゲームメイクを担った埼玉工業大・坂西。リバウンドでも貢献。

シュートが好調だった埼玉工業大・大迫。

大迫とともにシュートで貢献した中畑。ともにルーキー。

ベンドラメ(延岡学園)は内外からのシュートで魅せた。

東海大はバランスキーの活躍度にも注目したい。

関東学園大・川村。

関東学園大・佐藤。関東学園大は最近トーナメントでも下位から勝ち進んでおり、今後に注目。
予選勝ち上がりの埼玉工業大は惜しくもベスト16ならず

第一試合は明治大学と立教大学の対戦となった。1Qこそ17-22と5点差で食らいついた立教大だが、2Qに入り得点がピタリと止まってしまう。ターンオーバーも続き、なかなかゴールに向かえず2Qが7点に終わってしまう。明治大は高さ、攻撃力で終始優位に立ち、4Qには控えの1年生も出番を出て80-50で快勝した。次の相手は早稲田大学となる。
第二試合、拓殖大対東京経済大の対戦は、1Qで38-25とハイスコアゲーム。東京経済大も持ち味の得点力を見せたが、拓殖大はそれを上回る勢いで#14大垣(2年・F)、#29岩田(1年・F・延岡学園)らが得点を重ね、大量リードを奪った。2Q以降も展開は変わらず、互いにオフェンス主体のゲームを展開するが114-84で拓殖大が初戦を飾った。拓殖大の次の相手は日本大学。拓殖大とは反対に2mの選手を多く抱え、異なるタイプの対戦が見どころだ。
第四試合、東海大は予選から勝ち上がった関東学園大と対戦。全体メンバーとほとんどメンバーが変わらない布陣の東海大が終始優位に試合を進めたが、ディフェンスの甘い部分で関東学園大に得点を許し1Qのリードは5点。2Qも関東学院大は10点差から大きく離されないで維持する時間帯を作って東海大に食らいついた。しかし後半になると仕切り直した東海大にじわじわと引き離され、3Q終了時には30点以上の点差に。最終的には99-70で試合終了となった。
※東海大・藤永選手のインタビューは「続きを読む」へ。
写真:リバウンドを取る東海大・橋本。バランスキー、晴山といったインサイド陣を抱える東海大は新人戦3度目の頂点を狙う。
【シーソーゲームは国士舘大が1点差で辛勝】

立ち上がり、「初戦で硬かった」(#4本多)という国士舘大。アウトサイドを打っていくものの、なかなか当たりがこない。埼玉工業大も開始直後こそシュートが外れたが、#9佐藤(2年・G)が積極的にドライブを仕掛けてファウルをもらい、#21中畑(1年・F・清陵情報)、#22大迫(1年・F・正智深谷)の両ウイングのアウトサイドが入り始めると波に乗った。1Q終了時には反対側の3Pライン付近から#15三浦(2年・F)が放ったボールがネットに吸い込まれるブザービーターも出て、1Qは26-20の埼玉工業大リード。国士舘大は#12新田(2年・C)が早々に2ファウルとなるなど、持ち味を出せない状態となった。
2Q、開始2分で逆転した国士舘大はオフェンスリバウンド、スティールや速攻などが出て、少しずつ良い部分も見え始める。埼玉工業大は逆に6点のリードを奪われる形となるが、シュートを打ち続け、終盤に#22大迫、#9佐藤の3Pが連続で決まって再び同点に戻して前半を終了。3Qになると立ち上がりで国士舘大がミスが続くのとは反対に3連続で得点した埼玉工業大が再びリード。ここからは互いにシーソーゲームが続いた。
3Qは68-68とやはり同点で終えた両者。勝負の4Qは最後の最後で明暗が分かれた。国士舘大はゾーンを敷くも埼玉工業大もアウトサイドの確率は衰えない。残り3分、国士舘大は#23中島(2年・G)の3Pで逆転。一方の埼玉工業大はここまで機動力あふれるプレーで国士舘大のペイントを切り裂いてきた#9佐藤がドライブを仕掛けた際に足首を痛め、退場してしまう。この苦しい中、それでも国士舘大は#22大迫のシュートや#47坂西(2年・F)のスティールで逆転。国士舘大は残り1分、#5伊集(2年・G)がバスケットカウントを獲得し86-88と逆転。しかし次の攻撃で埼玉工業大は#21中畑が3Pを決めて89-88と再逆転する。残り1分を切り互いにミスが出る中、勝負を決めたのは国士舘大#5伊集。残り15.4秒、相手ディフェンスの前から倒れこみながら放ったシュートが決まって89-90。埼玉工業大は最後の攻撃でペイント内へのパスが通らず勝負あり。89-90で辛くも国士舘大が初戦を突破した。
国士舘大は攻撃では単発のシュートが多く、ディフェンスの甘さから簡単に外を打たれてしまう場面が目立った。次の試合ではどこまで修正できるか。埼玉工業大は佐藤が中に切れ込み、ウイングが外を打つというシンプルなプレーを続け、リバウンドも味方の方へ弾くなど粘りを見せつづけた。終盤の佐藤の負傷離脱が惜しまれるが、2部チームを脅かす見事な戦いぶりを見せた。
写真:決勝点を決めた国士舘大・伊集。
※国士舘大・本多選手のインタビュー、各試合の写真は「続きを読む」へ。
[続きを読む]
【INTERVIEW】「今日の反省を次に活かしたい」
初戦の苦戦を次へのバネに
◆4本多祐二(国士舘大・2年・G)

個々の能力は高く、攻撃力は期待できるがディフェンスはまだ課題が見える。次の中央大も能力の高い相手。ここ数年ベスト8に残り続けてきた伝統を再び積み上げられるか。
ー危ない試合でしたが振り返っていかがですか?
「初戦でみんなよくなかったですね。去年のリーグでもあまりメンバーに入っていない選手で構成されているので、試合に慣れていない部分が大きかったです。みんな緊張していたかなというのが一番感じます」
ーシュートが固かったのはそういうところでしょうか。向こうは予選から勝ち上がって試合に慣れているのかシュートも良かったですが。
「そうだと思います。向こうはシュートがすごく入っていたのでヤバイなというのはありましたね。どんなチームか情報が全くなかったし、相手のことは全く分からなかったですね」
ー新人戦のチームはどのように練習してきたんですか? 国士舘は人数も多いしメンバー入りするのも大変だと思いますが。
「トーナメントが終わってから一ヶ月弱ぐらいですね。AチームとBチームがありますが、みんなのレベルというか差はあまりないと思うので、そこは切磋琢磨してして頑張ってきた感じです」
ー今日はサイズ的には国士舘の方が大きいし、もっと中でプレーできても良かったのかなと思いましたが。
「中に入れてもっと外のプレイヤーが飛び込んでいければ良かったのかなと思いますが、やはり初戦ということでうまくいかなかったですね。今日の反省ということで明日活かせたらいいなと思います」
ー終盤の焦りはどうでしたか?
「前半はだいたいお互い50点くらいで折り返したんですが、ディフェンスで守れていないというのがあって、そこは修正したかったんですが後半もできていなかったですね。ディフェンスはできないチームなので自分や伊集(#5)が声を出して士気を高めていかないといけないと思っています」
ー国士舘大はここのところベスト8に残ってきていますね。
「そこは伝統になりつつあるので、自分たちが途切れさせてはいけないと頭の片隅には入れているんですが、それが逆にプレッシャーになっても駄目なのであまり考えないようにはしています」
ー次は中央大学が相手ですが。
「次が山場なので、今日の試合で勝ったことを活かして頑張りたいと思います」
「明日はチャレンジャーの気持ちでやる」
チームのことを考え、貢献を第一に
◆#8藤永佳昭(東海大・2年・PG)

攻撃的ガードである飯島に対し、コントロールしゲームの流れを作るタイプの異なる司令塔としてバランスのいい布陣だ。昨年は怪我のせいでシーズン後半から出番はなかったが、春のトーナメントでは要所で役割を果たした。
楽勝ではあったが、これでは駄目だと反省し、次に向けても油断はない。優勝候補としてプライドのあるプレーを次の試合でも見せてもらいたい。
ー初戦の出来としてはいかがですか?
「入りは悪かったですね。初戦というのもあると思いますが、別に僕らは一回も優勝していないしチャンピオンチームでもないので、入りからやるべきことをやって、明日はもう一回切り替えてチャレンジャーの気持ちでやらないといけないと思います」
ー前半は点を取られすぎたかなと思います。
「後半は良かったんですが、前半は駄目でしたね。後半ディフェンスを頑張って速攻につなげることもできて点も取れました。やはり明日の慶應大はガツガツドライブにも来ると思うし、負けていても最後まであきらめないチームなので気持ち負けないようにしたいですね。ディフェンスからしっかりやりたいです」
ー東海大全体の傾向として1Qで少しディフェンスの甘い試合がありますね。
「入りが軽いのはありますね。そこで自分が出て流れを変えるというのが自分の役目でもあるし、自分で考えてプレーして盛り上げて明日も勝ちたいです」
ー藤永選手がキャプテンということですが、どういう理由で決まったんですか?
「はい(笑)。コーチを含めてみんなで話し合って決まりました」
ー新人戦のチームをどういうチームにしたいというのはありますか?
「全員が全員リーダーというチームですね。もっとみんなで盛り上げてやりたいです。Bチームの子もとても声を出してくれるので、雰囲気的にはとてもいい感じでできています」
ー去年は怪我もあってなかなか出番がなかったんですが、今年は自分でどのようにプレーしていきたいというのはありますか?
「チームに貢献するのが一番ですね。個人の成績よりチームのために戦います。出たときはチームのためにプレーできるよう常に準備して、自分の役割を考えてやっていったら相手にもいいプレッシャーになると思います。今は怪我の影響もありますが、ケアもしっかりしながらもっとプレータイムを増やしていきたいですね」
ーメンバーはトーナメントでも活躍している選手ばかりですし、次の慶應大に対しても十分なアドバンテージはあると思いますが、それでも油断はないようですね。
「油断したら駄目なので最初からガツガツいけるように。今日みたいな試合をして心配をさせないように頑張りたいと思います」
【PHOTO】

明治大の司令塔・安藤。明治大は全体メンバーと変わらない布陣で上位を目指す。

明治大は皆川がどこまで力を発揮できるかも見どころの一つ。

明治大の注目ルーキー・吉本(藤枝明誠)。

立教大ルーキー・阿部(東北学院)。

同じく立教大ルーキーの藤井(明成)。

拓殖大はこの大垣をメインに攻撃力ある布陣。

拓殖大・岩田(延岡学園)も注目ルーキーの一人。

アウトサイドがよく決まった拓殖大・高倉。

東京経済大・品川。東京経済大は持ち味の早い展開で戦った。

東京経済大・大澤。

国士舘大は中島の勝負強いシュートも光った。

要所の得点で貢献した国士舘大・原(習志野)。

ゴール下に切れ込み、何度も国士舘大を脅かした埼玉工業大・佐藤。

佐藤退場の後、ゲームメイクを担った埼玉工業大・坂西。リバウンドでも貢献。

シュートが好調だった埼玉工業大・大迫。

大迫とともにシュートで貢献した中畑。ともにルーキー。

ベンドラメ(延岡学園)は内外からのシュートで魅せた。

東海大はバランスキーの活躍度にも注目したい。

関東学園大・川村。

関東学園大・佐藤。関東学園大は最近トーナメントでも下位から勝ち進んでおり、今後に注目。
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