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2007.09.15 (Sat)

9/15 関東大学2部リーグ 第3週 第1戦 拓殖大VS白鴎大

拓殖大68(23-15,12-22,17-17,16-28)82白鴎大
0915hakuou昨年、1部との入れ替え戦出場を逃しただけに、今年に賭ける気持ちは強い拓殖大。しかし、リーグに入ってからは國學院大に辛勝、中央大に2敗と自分達の実力を十分に出せずにいる。また、この試合は司令塔#1宮城(3年・G)を怪我で欠き、チーム状況は万全とは言い切れない。この拓殖大に挑むのは、第1・2週、筑波大と大東大をあと1歩のところまで追い詰めた白鴎大である。白鴎大が拓殖大に対してどのようなゲームを展開するのかが注目された。

司令塔不在の拓殖大はスタートに#3宇佐美(2年・G)を起用し、ゲームは始まる。先制は白鴎大#3店橋(3年・G)の3P。対する拓殖大は#21寒竹(3年・F)がゴール下、3Pとやり返す。一進一退の攻防が続いていたが、1Q残り2分を切ると拓殖大#00柳澤(4年・G)の3P、#21寒竹のミドルなどが決まり、8点差に。しかし、2Qの立ち上がりに白鴎大は#17杉本(4年・F)の連続3Pを皮切りに、#33ピーター、#00藤江(2年・F)のジャンプシュートが決まり、一気に拓殖大に詰め寄る。一方の拓殖大は、ミスやファウルがかさみ、思うような攻撃ができない。白鴎大もミスが続いたが、2Q残り5:20、#33ピーターがパスカットから得点を決めると、白鴎大は逆転に成功。拓殖大はタイムアウトを請求し、立て直しを図る。その後は#38宇田(4年・F)を中心に得点を重ね、再びリードを奪う。差が5点となったところで今度は白鴎大がタイムアウト。するとタイムアウト明けに#17杉本が3Pを沈め、同点に。更に残り35秒で#33ピーターがリバウンドシュートを決め、白鴎大が2点リードで前半を終える。

後半、白鴎大は#3店橋の3Pが連続で決まる。しかし、拓殖大も#21寒竹、#42永井(1年・C・延岡学園)、#00柳澤が決め返し譲らない。拮抗した展開が続いていたが、3Q終盤になると白鴎大の集中力が途切れる。拓殖大#7松本(1年・G・郡山)の3Pや、白鴎大のシュートミスをブレイクにつなげられるなど、一挙7点を取られてしまう。白鴎大はたまらずタイムアウトを請求。すると、#00藤江の3P、#91片岡(4年・F)のドライブでやり返し、2点差に。そして、4Qの立ち上がり。白鴎大怒涛の攻撃が始まる。#17杉本の3P、#88サインバヤルのゴール下でまず5点。更に#33ピーターのアシストから#91片岡が得点し、7点を荒稼ぎ。拓殖大はタイムアウトでその流れを断とうと試みるが、白鴎大の勢いは止まらない。#91片岡のペネトレイトから#33ピーターがゴール下を、更に片岡は3Pにドライブにと得点し、10点差をつける。拓殖大は再びタイムアウトを請求するが、打開策はなく、白鴎大にいいリズムでシュートを打たせてしまうばかり。残り3分を切ると、拓殖大を畳み掛けるかのように#3店橋、#91片岡の3Pが連続で決まり、18点差に。拓殖大は最後のタイムアウトを取るも、反撃の糸口を見つけることはできない。#3宇佐美や#21寒竹がなんとかリズムを作ろうとリバウンドを増産するが、オフェンスは外一辺倒になってしまう。最後、白鴎大は勝ちを確信したせいか気が緩んでしまい、ミスを連発するがそれはご愛嬌。最終スコアー82-68。白鴎大が拓殖大を下し、リーグ初勝利を飾った。

白鴎大・杉本選手、斎藤監督のインタビューは「続きを読む」へ。

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◆#17杉本勇太朗(白鴎大・4年・F)
0915sugimoto白鴎大の反撃に勢いをもたらすのが、杉本選手の3P。
その手から放たれるシュートは高確率で決まり、対戦相手に大きなダメージを与える。

―拓大に勝った瞬間というのは?
「嬉しかったですねー。初勝利だったんで。連敗が続いていたから絶対に勝ちたくて。みんなで気持ちを入れてやった結果が出て、本当によかったです」

―この試合までに何か対策などはしてきたのですか?
「いや、特には…。自分達のバスケができれば勝てる相手だって強い気持ちを持って練習をしてきました」

―3Qの終盤は集中力が少し切れてしまったかなという印象を受けましたが、見事に持ち直しましたね。
「そうですね。自分ら4年生がチームをまとめているので、自分達が積極的に声を掛けて持ち直しました」

―4Qは3Pが決まりましたね。
「…いつもあれくらい決めたいですよね(笑)。最近ちょっと調子がいいので、積極的に打っています」

―ゲームの中で白鴎が上がり調子になってきたときに、必ず決めますよね。
「やっぱり要所で決めなきゃいけないポジションにいますから。プレーは考えながらやってます。うちはイケイケのチームではないから、ちゃんとチームのシステムを考えながら、ここは決めなきゃいけないというところは決めてます。今は…(笑)」

―最後は少し気が緩んでしまいましたね(笑)。
「そうですね(笑)。みんな嬉しかったんですよね、多分」

―この勢いに乗って連勝したいですね。
「明日だけに限らず、全て勝ちに行きます!」


◆斎藤一人監督(白鴎大)
―拓大戦勝利、おめでとうございます。
「ありがとうございます!」

―試合前はどういった話を?
「今週練習してきたことの確認とポイントだけですね。どこを抑えてどこを攻めていくのか。そこをしっかり頑張りましょうと。あとはうちのオフェンスの注意です」

―勝因は?
「ディフェンスですね。ディフェンスを頑張っていました。リーグの最初に1部並の強さを持っているチームとやって、自分達のバランスが崩れたときの修正がなかなかできなかった。でも、逆に最初に戦ったことで、ちょっとずつ切り替えが早くなった。ミスしても、何しても、“自分達のやってきたことは何か”ということを考えていつもやってきた結果が出たかなと」

―3Qの終盤で集中力を欠いた部分がありましたが、あの時はどういった指示をされたのですか?
「ミスを引きずるなと。次、次とやっていこうって。動きながらプレーを作っていこうっていう。あとはディフェンスのところの注意と2点だけですね。今、ここが一番大事なときだよっていうことを話しました」

―そのタイムアウト明けは外角のシュートも決まり、一気に流れを掴みましたね。
「そうですね。あれが持ち味なんですよ。3部の時は簡単にできたことが、ここでは簡単にできない。そんな時に休んでしまっている部分があるんだけど、そこでもう1回見直してちゃんと自分達の流れを作っていくと、ああいう流れで、外が入るようになるんです」

―インサイドの2人も体を張っていましたね。
「そうですね。特にピーターはかなり気合入ってましたから(笑)」

―ただ、最後はちょっとガタガタと。
「ま、あれもうちの持ち味なんでね(笑)。勝ったなって思うと抜けちゃう部分があって。あの時、交替してもよかったんですけど、明日もあるんでね。どういう形ではめにくるのかとか、どういう風にギャンブルしてくるのかっていうのをちゃんと受けなさいという話をしました。ちゃんと受けて、明日へ向けて準備をしなさいと」

―拓大もきっとこのままでは引き下がらないと思いますが。
「本当ですよ(笑)。うちらは下から上がってきたチャレンジャーのチームなので、もう1回自分たちのことを見直します。今日のことが自信にならないということはないけれど、チャレンジ精神だけは忘れずに。うちは1戦1戦上手くなっていくんだということをもう1回振り返って明日も出だしから頑張れるように持って行きたいです」
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