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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.05.13 (Sun)

【2012トーナメント】準優勝・東海大インタビュー

「全員が戦って全員が喜ぶ」
理想の東海大の姿を目指して

◆#33狩野祐介(東海大・4年・SG・主将)
120513karino_20120523053714.jpg狩野と田中以外は下級生という今年の東海大。この大会は一戦一戦チームとして経験を積んだと言えるだろう。その中でも狩野と田中が積極的にプレーでチームを引っ張った。本人は大事なフリースローを落としたことを悔やんだが、それでも要所で決めたシュートがチームを盛り上げた。
泥臭く、全員でやった充実感を得たいと言う狩野。若いチームなりの元気の良さが良い方向に出ていくよう、秋の仕上がり具合を楽しみに待ちたい。


ー青学相手には簡単にはいかないというのはあったと思いますが、作戦などはあったのでしょうか?
「作戦という作戦はなかったですが、やられたのはゾーンですね。マンツーマンだったらぜんぜん戦えたと思いますが、後半のマンツーマンのゾーンを崩せなかったですね。そこがリーグ戦で克服しなければいけないところになると思います。あとは去年からの課題ですが、自分が接戦の部分でフリースローをもう少し決めないとこのような戦いを勝つことはできないと思います」

ー青学はプレシーズンから3-2のゾーンをしてきていたのは確認していたんですよね?
「わかっていたし、対応も練習していたんですができなかったですね。やはり大きいのでパスもなかなかつなげません。もっと積極的にいくしかないと思いますが今日はセンター陣も中に入らせてもらえませんでした。まだ若いのでこれからだと思いますが」

ー今年はキャプテンということですが、シューターの選手が主将になるのはあまり多くはないと思うんですが、自分のプレーに影響したりはしませんか?
「自分はしないと思いますね。これまでと同じ事をやっているだけだし、後のプレーは任せているので」

ーでもこれまで以上にマークも厳しくなるし、打ちにくい状況にはなるのではないでしょうか?
「そうですね。だからこれまで以上に確率を上げていかなければというのはありますね」

ーこの大会では田中選手(#24)もチームを引っ張るようなプレーが見えてきて、秋以降も大きな助けになるのではないですか?
「大貴(田中)のあのプレーにもっと合わせができてくればと思っています。大貴がもしシュートが入らなくても周囲が合わせていけば得点が取れると思いますし。もうそこは練習するしかないですが、伸び代はあると思うのでもっとそこを伸ばしていきたいですね。大貴も今は自分でやらなくてはいけないことが多くて大変だと感じていると思うんですが、下級生の成長を期待したいと思います。やるだけですね」

ー今年は例年より個性の強いメンバーが揃っているように思いますが。少し明るい雰囲気もプラスされていますね。
「橋本(#21)にしろ、礼生(#0ベンドラメ)にしろそういう個性的な選手が多いので、若いチームは若いチームなりに元気よく頑張っていきたいと思います」

ー去年はリーグ戦で取りこぼしもあって、原田コーチなどは「戦う気持ちになれてない」と厳しくおっしゃっていましたが。
「去年の負けた試合は今日のような気持ちでやれていなかったと思います。『どうにかなるだろう』みたいなところがあって。そこを今日の決勝のように一人ずつ気持ちを出せば、去年リーグ戦で落としたような試合はなくせるはずです。どんなチームが相手だろうと気持ちを出していきたいです。自分も去年からそういうことを言っていましたが、最上級生になってもっと言いやすくなったし、自分の背中を見せてそこについてきてくれたらいいと思いますね」

ーそこは秋に向けて期待したいですね。
「誰かが活躍するとかではなく、全員が戦って全員が喜ぶというのがやはり東海だと思います。それをここぞという時に発揮できれば。スマートにプレーするんじゃなくて泥臭くあるべきだと思うし、そういうチームを作っていきたいと思います」


※飯島選手、橋本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


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「やるべきことが明確になって持ち味を出せた」
スタメンガードとして得た経験は大きな財産

◆#22飯島理貴(東海大・2年・PG)
120513iijima2_20120523053714.jpg大会前にスタメンガードの和田が怪我をしたこともあって、今大会ではスタメンを務めた。昨年からも少しずつ出場機会を得ていたが、最初は少し固い様子も見え、本人も緊張があったと言う。しかし徐々に持ち味のシュートなども決まり始め、良さも見えた大会だった。
この大会で得た経験の大きさはチームも、本人も感じている。ここから秋に向けて更なる成長が見込めるだろう。


―振り返ってみてどうですか?
「最初は相手に流れを持っていかれてしまったんですが、ディフェンスをしっかりやることで追いついて離すことができました。でも青学が強いのは後半だとみんな分かっていたので、そこはしっかりやろうとしていたんですが、相手の高さにやられてしまいました。一番すごいなと思ったのは比江島さん(#56)ですが、来ると分かっていても止められなかった。まだまだ練習しなければいけないな、というところだろ思います」

―では前半の競り合いの段階でもぜんぜん油断していなかったということですか。
「なかったです。自分たちは若いチームで発展途上という気がしていて、相手は主力の人たちが去年も出ていて経験が違うと思います。だから自分たちは今回こういう経験ができて、次に戦う時はまた違う戦い方ができるんじゃないかと思います」

―和田選手(#18)が怪我で欠場して、今大会飯島選手がスタメンを務めることになりましたね。大きな経験になったのでは?
「初戦はぜんぜん駄目で、あがってしまって何もできませんでした。次の白鴎大戦が半分も出られず、何が駄目なんだろうと考えました。そこでコーチにもアドバイスをもらったりして、自分のやるべきことが見えてきました。やることが明確になってからやると決めたことができるようになって、拓殖大戦では自分のプレーができました。シュートはそこまで入らなかったんですが、4戦やったことで自信も出てきて、今日の5戦目は少しシュートを決めることができました。今回の大会はすごく収穫になったと思います」

―でも今日もそうですが、ずっと積極的にシュートは打っている印象でした。
「今日は3-2のゾーンで前に天傑さん(#8張本)が前にいると中に入れないしパスも入れられないので、どう攻めたらいいか分からなかったですね。だからそこで打たないとどうしようもないし、そうやって打っていたことが結果的に良かったと思います」

―自分のやるべきことが明確になったというのは、どういう部分ですか?
「自分は点を取りに行くのが持ち味なので、パスを回しながら攻めるところがないと駄目だと思います。大会の最初はぜんぜん攻めていなくて中途半端だったんですが、ピックを使って前を向いて自分で点を取りに行くとか、攻めながら自分を生かすようなスタイルを出すことをつかめたというか、修正できたのが大きいです」

―藤永選手(#8)との違いはそこですか?
「あっちは自分が攻めるのではなく周りを生かすタイプなので、自分がシュートが入らなかった時にあいつがつないでくれたのが大きかったです。自分はそれとは違う自分のいいところを出してプレーしていけたらと思っています」

ー新チームになって最初の大会で準優勝という結果ですが、どのくらい評価できると思いますか?
「まだまだですね。まだ大貴さん(#24田中)さんや狩野さん(#33)に任せすぎた部分がたくさんあります。2人が調子が悪い日にはもっと他の選手がやっていかなければならない。もっともっと全員バスケをしていくことが大切なので、今はチームができているとはなかなか言えないですね」

ーでも試合後のミーティングではスタッフからも「成長した」という言葉が聞かれましたね。
「そうですね、この経験は大きいと思います。自分としては直樹さん(和田)が怪我をしてスタメンになったので、最初は何をどうしていいかわかりませんでした。今日は負けましたが今後どんな立場になっても自分がやるべきことが分かったし、もっと細かい部分も成長させていけたらと思います」

ー新人戦も半分以上はこのメンバーで戦うことになりますし、楽しみですね。
「礼生(#0ベンドラメ)や橋本(#21)もこの大会ではすごくよくやってくれました。チームの力になっているし、新人戦は自分たちがチームを引っ張って優勝目指して頑張りたいと思います」


「チームとしても個人としてもスキルアップできた」
大学界期待のビッグマンのこれからに刮目

◆#21橋本晃佑(東海大・1年・C・宇都宮工)
120513hasimoto.jpg期待のルーキーだがまだ線は細い。フィジカルの強い青学大相手ではインサイドプレーはままならなかったが、フックやミドルシュートなど、ゴールから離れた場所でのプレーは柔らかい。大会を通じてベンチスタートからそれぞれの試合で見せ場を作った。
現在大学界のトップで活躍するビッグマンといえば留学生が中心。日本人選手は2m程度の選手は豊富だが、201cmを越えるというサイズは数えるほどしかいない。わずかな差だが貴重なサイズであり、ここからの伸び方が重要だ。伸び代は豊富であり、ここからのびのびと成長していく4年間となって欲しい。


ー試合を終えて、決勝はどうでしたか?
「青学は体も強いし、全体的にも大きいです。でもそこで自分なりのプレーもできたし、できなかったプレーもあります。あとは最後のファウルゲームの部分のリバウンドが取れなかったので、そこはすごく悔しいですね」

ーできなかったという部分は他にはありますか?
「インサイドのプレーがまだできないというのはありますね」

ー春先に怪我をしていたということですが体調は万全だったのでしょうか?
「3月くらいに足を痛めて1ヶ月ぐらいプレーしていませんでした。でもあまり感じないというか…体調としては大丈夫だったと思います」

ーこの大会では途中出場でしたが、落ち着いてプレーしているように見えました。
「緊張していましたよ(笑)。最初は緊張していて、やっていくうちに慣れてくるので大丈夫ですが。でも試合前はアップから緊張して大変ではありました(笑)」

ー東海大に入学してどんな印象ですか?
「高校時代、入学を決める前に話を聞いて、いい雰囲気のチームで周りからも応援されているというのは知っていました。入ってみて、今日のように試合ではみんなすごく応援してくれるし、一人ひとり熱いし、チームの温かさみたいなものを感じて東海大に入って良かったと思います」

ー大学生のプレーはどうですか?
「高校とはぜんぜん違ってスクリーンプレーやセットプレーが多くて、そこを意識しています。体づくりはこれからです(笑)」

ー今日の決勝を戦って、この先の新人戦も自信になったのでは?
「自分たちは1回戦の江戸川大戦からここまでチーム的にも個人的にもレベルアップ、スキルアップできたし試合にも慣れてきました。だから新人戦も頑張りたいです」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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