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第86回全日本大学バスケットボール選手権
筑波大学が3連覇を達成 3連覇以上の達成は1999年の日本体育大以来

2012.05.13 (Sun)

【2012トーナメント】5/13大東文化大VS関東学院大(7位決定戦)

勝負強い大東文化大が接戦を抜け出す
関東学院大は惜しくも勝ち星を上げられず8位に

120513kisimoto.jpg 関東学院大大東文化大の7位決定戦。試合は終始接戦となったが、大東文化大が最後に突き放し68-58で勝利した。

 今大会、これまでの試合は立ち上がりがやや硬かった両者だが、この試合は一転して開始からシュートの入れあいとなった。大東大#14岸本(4年・PG)が3Pを決めれば関東学院大#30村田(3年・F)が決め返す。#81横瀬(3年・GF)らが速攻を決めて関東学院大がややリードしたが、大東大は#41小山(4年・F)が奮起し連続得点。19-19と同点で1Qを終えた。

 2Qに入ると、#75和田(4年・G)の3Pが開始早々決まって大東大が流れを掴み、そのまま28-20まで突き放す。だが関東学院大はオフェンスリバウンドに粘ると、シックスマンの#7荒木(3年・F)が3Pを決めて相手に傾きかけた流れを断ち切った。大東大はシュートがこぼれて関東学院大に追い上げを許し、結局34-32と点差の無いまま試合を試合を折り返す。3Q、関東学院大はもったいないミスが増えるが、大東大も関東学院大のゾーンディフェンスにアウトサイドが決まらない。互いに流れを掴むような決め手に欠け、47-49と関東学院大の2点リードで勝負の4Qへ。

 4Qに入ってもシーソーゲームが続く。大東大は#19藤井(4年・SG)が3Pや速攻を決めるが、関東学院大もタイムアウトを挟んで#3前川(2年・GF)がドライブを決めて再び同点に戻すなど試合は動かない。均衡が破られたのは残り3分を切ってから。大東大#41小山の3Pで逆転すると、#8戸ヶ崎(3年・F)のジャンプシュート、#14岸本の3Pで大東大が残り1分6点のリードを奪った。関東学院大はイージーショットがこぼれ、リバウンドでファウルを吹かれるなど焦りが見える。反撃を狙ったアウトサイドも再三リングに弾かれ万事休す。68-58でタイムアップとなり、大東大が勝利した。

 関東学院大は8位でトーナメントを終えた。ベスト8に残ってからは拓殖大戦・専修大戦と1部校を打ち破ることはできなかったが、昨年のベスト16から一歩前進。貴重な経験を手にし、シーズンの始まりとして幸先の良い大会となっただろう。2部リーグでの戦いぶりに注目だ。

 大東文化大は7位。昨年の主力が抜けた穴は大きいが、#14岸本や#41鎌田(4年・C)ら、昨年から経験を積んできた選手も頼もしさが増し、抜群の勝負強さがあった。またこの試合ではシックスマンの#41小山がチームハイの22得点など、新しく試合に絡む選手も出てきた。ここから秋に向けてどうチームが成長するのかが楽しみだ。

写真:チームを引っ張った大東文化大の主将・岸本は得点王、3P王の2冠。

※大東文化大・小山選手、関東学院大・前川選手のインタビューは「続きを読む」へ。

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【INTERVIEW】

「できると感じた部分がある」
4年目にして得た出番で得た自信

◆#41小山 哲(大東文化大・4年・F)
120513koyama.jpg最終戦ではシュートがよく入り得点でチームを助けたが、本来はシックスマンとしてディフェンス部分をより重要視して起用されている。インサイドの選手ではないが、要所でリバウンドを押さえる場面も随所に見受けられた。
大東文化大は昨年卒業した遠藤、小原といった選手たちが4年間チームの看板だった。それだけに今年は何人かのフォワード陣がしのぎを削っている状態でもある。秋に向けてそうした選手たちがそれぞれのレベルアップでチームを飛躍させることを期待したい。


―最後は勝って終わりましたが、大会を振り返っていかがですか?
「今大会はキツイ試合しかなかったですね。初戦からずっと出だしが悪くて。変えよう変えようとは言っているんですけど、あまり変えることができずに終わってしまいました。みんな気持ちが入るのが遅いんですよね。危なくなってからひっくり返そうとして、接戦ばかりになっています。リードされてから逆転する試合ばかりでしたね」

―そういうチームカラーだったかな、という気もしますが。
「今は点をとれる選手がいないんですよね。隆一(#14岸本)と裕也(#43鎌田)はいいんですが、フォワードは自分も含めて点が取れない。和田(#75)も調子がいい時もあればそうでない時もあったりして、監督には『フォワードの負け』と言われています」

―でも今日は小山選手はよくシュートも入って調子が良かったのではないでしょうか?
「入りましたね(笑)」

―ここまでなかなか試合に出る機会がなかったと思いますが、4年目にして出番を得ましたね。
「やはり試合には出たかったですね。今年は4年ですし、出られるのは嬉しいです。Aチームにいても出れなかったし、何度かBチームに落ちたりもしながら上がったり、という感じで出られないできたので、今年は本当に嬉しいです」

―シックスマンですが今日は半分くらい出ていますし、和田選手たち他のフォワードに混じって今年試合に出られている要因というのは?
「ディフェンスです。西尾さんからもディフェンスマンとして使うという風に言われています。得点も求められているけれど、どちらかというとディフェンスで使われています。ディフェンスとリバウンドは意識してやっていますね。自分は試合経験もあまりないので最初は緊張もありましたが、この大会を経験して慣れたかなと思います」

―4年生になって今年は気持ちも違いますか?
「これまでは試合に出るとかそういうことを考えていましたが、今は下のことも考えなければいけないし、声も出さなきゃいけない。隆一がキャプテンで鎌田が副キャプテンなんですが、そのサポートをすることを意識しています。4年生は仲がいいので、みんなで盛り上がってやっている感じですね」

―今年の大東大はどんなチームですか?
「すごく4年の仲はいいですね。練習中は隆一と大久保、和田なんかが面白くて、それを自分と裕也が笑ったりする感じで(笑)。やりやすいと思います」

―昨年は5位、今年は7位で春を終えました。秋に向けての課題はやはり立ち上がりと得点力でしょうか。
「そうですね。遠藤さん小原さんたちが点を取ってくれていた分、今のチームにはまだそれに取って変わる選手が少ない。それを補っていくのが課題ですね」

―得点の部分ではフォワード陣の中で切磋琢磨していく雰囲気なのでしょうか?
「それはありますね。やはりみんな試合には出たいですし。そこは練習から頑張っていくと思います。自分的には今日はシュートも入ったし、できるな、と感じた部分もあるのでこれから頑張っていきます」

―これで春は終わりになりますが、秋に向けての目標は。
「トーナメントは終わったので新人戦は下級生に頑張ってもらって、リーグは優勝を目指して一戦一戦やっていきます」


「コミュニケーションを取ることの重要性を感じる」
声を掛けチームを上位へ引っ張る存在へ

◆#3前川ジェシィ(関東学院大・2年・GF)
120513maekawa.jpg新チームになりスタメンに定着。高さはないが果敢に中に切れ込み、ディフェンスを引きつけてそこからのアシストでオフェンスのリズムを作り出してきた。アシストランキングでは今大会2位。またリバウンドにも積極的に飛び込む、ガッツのある選手だ。そして何より、試合中#1エリマンらに頻繁に話しかけ、コミュニケーションを取る姿が目立つ。まだ2年生ではあるが、若いチームの中で精神的にも頼もしい存在だろう。
順位決定戦では勝利を得られず8位となったが、ベスト8入りを果たして最終日まで試合を重ねられたことはチームにとって貴重な経験になったはず。新人戦、リーグ戦に活かしていきたい。


―最終戦を終えて。
「勝てない相手じゃなかったと思うし、自分たちの詰めの甘さが一番の敗因かなと思います。課題も見えたので良い収穫もあった試合だったんですけど、最後の試合くらいは勝ちたかったですね」

―今日はオフェンスが少し噛み合わない印象を受けました。
「そうですね。やっぱりみんな動きが止まってしまって、上手く連携が取れませんでした。個人的にも、専修戦とかは多分まだ自分のことが相手によく知られてなくて上手くいった部分があったんですが、今日は多少研究されていて…。自分は外が無いのでカットインしてそこから合わせてアシストを狙ってたんですけど、ほぼ相手に読まれてしまいました。自分とエリ(#1エリマン)のラインが守られてしまったのは相手の方が一歩上だなと感じたし、これからの課題ですね」

―前川選手と#1エリマン選手のラインが上手く機能するかは一つの鍵になりますよね。
「自分とエリのピック&ロールとかは、練習中からずっと意識してやってきました。自分が引きつけてエリにアシストして、日大戦とかでは上手くいった部分もあって良かったと思います」

―前川選手はボール運びやゲームコントロールも積極的に行う部分が見受けられました。
「そうですね。孝樹さん(#81横瀬)一人じゃ大変だと思うし、そこは自分もフォローして、2ガードみたいな形で運ぼうと思っています。それに自分はこの身長なので、この先を目指していくならフォワードじゃきついですし、ガードもやれるようにならなきゃという意識もありますね」

―いつもエリマン選手と一番コミュニケーションを取っているのが前川選手のように見えますが、意識はしていますか?
「自分は中高と京北だったんですけど、その時からコミュニケーションを取ることの重要性は一番感じていました。コミュニケーションを取るとみんなのモチベーションも上がるし、エリもまだミスにイライラしてしまうところがありますが、声を掛けると切り替えてやってくれるので。自分でそういう役目は練習中から意識していますね」

―トーナメント全体を振り返っていかがでしたか?
「やっぱり一番印象に残っているのが日大に勝った試合で、日大に勝ってベスト8に入ったのはチームとして本当に自信になりました。あとは、1部の強さを身を持って感じることができましたね。やっぱり1部は大事なところで必ず決めてきて、2部との差をあらためて実感できたので、良い経験ができた大会だったと思います」

―去年から今年のチームになって変わってきたことはありますか?
「やっぱり去年はあまり勝てなくて3部との入替戦を経験してしまったので、チームとして『負けたくない』って気持ちは強まったと思います。3部は絶対に嫌だし、1部に上がりたいと思うので、みんな気合いが入っていて。監督も『1部を目指していこう』って言っているし、普段の練習から少し変わってきましたね。個人としては、1年生の時はミスしてもいいから思い切って攻めて大学のバスケットに慣れることが一番大事でしたが、2年生になった今年は攻めてミスしてそれでいいとはならないじゃないですか。自分がポイントガードをやる時もありますし、ミスを減らして安定したプレーをしないとこの先は無いと思ってるので、決めるところは決めて、守るところは守って、というのは意識してます」

―具体的に、自分の役割はどんなところにあると思いますか?
「チームがまだ若いというか、イライラしちゃう時があって試合の中で波が激しいので、そこを自分が抑えて、チームをまとめられるようにしようと思っています。あとは、大事な場面で自分でもしっかりシュートを決めれる選手になりたいので、そういうところを意識してやってますね」

―この先、新人戦、リーグ戦と続きますが、今シーズンへの意気込みを。
「新人戦もリーグ戦も、全部優勝という気持ちで頑張りたいです。1部との試合はすごい楽しいなってこのトーナメントでもあらためて感じて、1部でやりたいなという気持ちがますます強まりました。新人戦で自分もエリももっと成長して、リーグ戦で先輩後輩関係なく自分がチームを引っ張るような気持ちで、しっかりプレーしてしていきたいです」

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テーマ : バスケットボール(日本) - ジャンル : スポーツ

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