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2012.05.13 (Sun)
【2012トーナメント】優勝・青山学院大学インタビュー
「思い切り打てと言われて、吹っ切れた」
値千金のシュートで勝利へ導いたエース
◆#56比江島 慎(青山学院大学・4年・SF)
3Qに決まった3Pは絶大な影響力を持って東海大の勢いを削いだ。前半は本調子とはいかなかったものの、徐々に調子を上げると持ち味であるペネトレイトも次々決まり、結局チームハイの23得点。チームのエースとして十分な活躍でMVPを受賞した。
今年は最終学年となったが、チームの大型化につれ年々中でプレーできるスペースは狭まっている。狭いスペースではドライブで突破し難く、試合中首をひねっている様子もはしばしに見えるが、逆に言えばプレーの幅を広げるチャンスでもある。本人も「自信を持って3Pも打てるようになりたい」とアウトサイドの課題克服に前向きな姿勢。将来日本を代表する選手になるためにも、今後の成長を楽しみにしたい。
―今日のゲームを振り返っていかがですか?
「前半、ケビン(#7晴山)やらザック(#10)やらにリバウンドを取られて、セカンドショットで流れを持っていかれてしまいました。でも後半に入る時にミーティングでリバウンドをやられたらダメだという話があって、後半は全員がリバウンドを頑張っていたと思います。あと、点差を離された時にゾーンを仕掛けてそれがはまりましたね。それは長谷川さんの采配のお蔭かなと思います」
―東海大は去年からややチームが若返りましたが、対戦してみて印象はどうでしたか?
「やっぱり相手は中がザックとかケビンで下級生になったので、去年よりはダブルチームも無しでインサイドを守れていたかなと思います。でもその分、向こうはトランジションがあったかなと。またリーグ戦に向けて向こうも変わってくると思うんですが、今回はインサイドの強さで勝った感じですね」
―比江島選手のマッチアップは#33狩野選手でしたが。
「非常にやりづらかったです(苦笑)。長年、小学生の頃からやってるので癖とか全部知られてて、一回もきれいに抜けなかったですね…。田中大貴(#24)とはまた違ったやりづらさがあって、どっちがディフェンスについても大変は大変です。狩野を抜いても寄りがすごく速いし、ターンをしたらもうそこに人がいるし、ポストに入っても寄ってくるし…、試合中、今日はもう無理かなと思いました(苦笑)」
―そこから3Q後半あたりでスイッチが入ったような印象を受けますが、『もう無理かな』から切り替えるきっかけがあったんでしょうか。
「長谷川さんから、思い切り打てと言われていたので、吹っ切れたというか…。お前は全部ドリブルでちょこちょこやって結局タフショットになってると言われたんです。まずはリング見ろ、ステップ踏め、と言われていたので、空いたら打とうと思ってました。それで10点差くらい離されたところでたまたま外のシュートが1本決まって。それで自分としても乗ることができて、良かったなと思います」
―『たまたま』と言いますが、意識的に“自分がやらなきゃ”という思いはありませんでしたか?
「今までの試合はそういう意識もあったんですけど、今日は正直全く無かったですね。前半マークが厳しくて何もやらせてもらえなかったし、ノーマークのジャンプシュートもポロポロ落としていたので…。それに自分がやらなくても、後輩がやってくれてたので。それは助かりましたね。得点を取ると自分は乗っていけるタイプなんですけど、たまたま1本運よく入って、そこから乗っていけた感じです。自分でスイッチを入れようとか意識したわけじゃないですね」
―それでも陸川監督や#33狩野選手は比江島選手の3Pが一番痛かったと言っていました。『たまたま』とは言っても、やはり勝負強い、“持っている”選手ですね。
「そうですね……確実に持ってますね(笑)。まぁそれは冗談ですけど。こういう決勝とかを小学生の頃から何回も経験してるから、経験の部分が生きたのかな?と思います」
―青山学院大は辻選手(11年度卒・現JBL東芝)が卒業して、アウトサイドが課題だと思いますが。
「そうですね。対戦したチームからも『外が全然ないよね』と言われて…。僕らのポジションからすればすごく悔しいことですよね。外から打てれば自分のプレーの幅も広がるし、ドライブもしやすくなると思います。今日は本当にたまたま入っただけなので、リーグ戦ではたまたまじゃなく自信を持って3Pも打てるようにしたいです」
※小林選手、張本選手、永吉選手のインタビューは「続きを読む」へ。
タフな連戦を乗り越え、一段階レベルアップ
◆#3小林遥太(青山学院大学・3年・PG)
本来はスタメンに入る畠山の欠場により、このトーナメントはチーム最多のプレータイムだった。青学大は五連戦。決勝でも疲れを自覚していたが、終盤には試合の趨勢を決するビッグプレーも見せてタイトル防衛に大きく貢献した。長谷川監督は、小林の出来には満足する一方で「あいつの足りないところはシュートとリーダーシップ性」と注文。しかしこの大会で小林がここまでの仕事をこなしたことで、長谷川監督は秋からは畠山と2人体制で「もう少し他のことも試したい」と新しい可能性に意欲を見せた。この大会での経験と課題を財産にし、秋以降、さらには最終学年につなげたい。
―最後にベンドラメ選手からスティールを奪ってレイアップを決めました。あれは大きかったですね。
「前半に結構ベンドラメ君にやられていたので、タイムアウトに『プレッシャーをかけろ』と言われていたので、狙えたら狙おうと思っていたんですけど、それが上手くスティールできて良かったです」
―試合の立ち上がりでも同様のプレーがありましたね。
「そうですね。良い感じで足が動いたので。スティールして速攻に繋げられました。途中で結構疲れてしまって足が動かない時間帯もあったんですが、ああいう良い形でスティールが狙えて良かったです」
―大会を通じて疲れを感じていた部分は大きいと思います。
「五連戦で一日も空きがなかったというのもあったので、正直今日の2Q目から疲れていて(苦笑)。でもみんながベンチからも声を出してくれて、みんなチーム一丸となってやってくれていたんで、最後の4Qは気合いだけでやってた感じですね」
―高校のときなどで、ここまで出ていた経験はありますか。
「高3のときはこれくらい出ていたんですけど、大学はタフだしこれまではないですね。あっち(東海大)は結構交代で出てきていたんで……疲れましたね」
―代わりのガードがいないため、ファウルもしてはいけないし、ミスも許されず、ケガをしてもいけないということで、プレッシャー大きかったと思います。
「それはすごいありましたね。俊樹(#32畠山)がいなかったし、他の控えも経験がないので、ミスも駄目だしケガも駄目だし、ファウルもしてはいけない状況だったので。でも、プレッシャーもありましたけど、楽しくできたので、それは良かったです」
―大学に入ってからいくつもタイトルを取ってきて、今回はポイントガードとしては小林選手がメインで出ていました。充実感が大きいですよね。
「心の底から嬉しいと思えます。連覇のプレッシャーもありましたけど、優勝できて正直ホッとしている、そんな感じです」
―去年はケガもありましたしプレータイムが短い方でしたが、これで胸を張れる心境ではないですか。
「いや(笑)、そういうのはあまりなかったんですけど。でもみんなと一緒にプレーできるのは本当に楽しいし、充実してますね」
―小林選手メインでタイトルを取れたことで、ポイントガードについては長谷川監督も安心して采配できるように思いますが。
「俊樹も戻ってくれば、また交代しながらやっていくことになると思うんですけど、この五連戦で経験できたというのが大きかったと思うので、長谷川さんに安心してもらえたら嬉しいです」
―今後への課題はありますか。
「ホントにシュートが入らないんで(苦笑)。どのチームからも『外のディフェンスは捨てろ』と言われているんで、本当にシュートを決めなきゃいけないなというのは自分でも常々思っていますね。秋までにシュート練習をいっぱいこなしたいです」
「伝統を壊しちゃいけないというプレッシャーがあった」
重圧から解き放たれ、優勝に安堵
◆#8張本天傑(青山学院大学・3年・F)
東海大のエース#24田中を10得点に抑え、ディフェンスやリバウンドなど地味な仕事をこなしてチームの勝利を支えた張本。オフェンスでもいいところで3Pを決めるなど、チームに欠かせない選手としてインパクトを残した。
新チームになって本格的に4番から3番にポジションアップ。昨年飛躍的に成長したことが記憶に新しいが、自身でも「一つの挑戦」と言うように、今シーズンもまた新たな段階に踏み出したようだ。日本代表候補にも選ばれたことが自信にもなり、心身ともに充実が見える。さらなる飛躍を待ちたい。
―優勝おめでとうございます。
「ありがとうございます。本っ当に嬉しいですね。試合前は勝たなきゃってプレッシャーもあったので、今はすごくホッとしています」
―緊張はありましたか?
「久しぶりにこんなに緊張しました。去年のインカレ決勝以来じゃないですかね。やっぱり3年連続の優勝がかかってて、竜馬さん(10年度卒・現JBLアイシン)や辻さん(11年度卒・現JBL東芝)たちの作ってきた伝統を壊しちゃいけないってプレッシャーがあって。それに自分のマッチアップが大貴(東海大#24田中)だったこともあって、すごく気合いも入ってたし緊張しましたね」
―#24田中選手をよく抑えていましたね。
「まぁ向こうがあまり攻めてこなかった事もありますけどね。自分も今日は大貴(田中)に抑えられてオフェンスにはそんなに参加してないので、お互いに消滅した感じです(笑)。それで勝てたので良かったかなと。今年から自分は3番ポジションで出るようになって、今日大貴をどれだけ抑えられるかは自分の中で一つの挑戦かなと思ってました。今日は本当にディフェンスに徹しましたね」
―オフェンスには参加していないと仰いますが、16得点の活躍です。良いところでアウトサイドのシュートも決めましたが。
「今うちのチームは外のシュートを打つ人がいないので、自分も打たなきゃって意識がありました。一応3番ポジションで出てますし、打てる時に打つのも自分の仕事かなって。でもほんと今日オフェンスは比江島さん(#56)と永吉(#25)のフォローに回ろうかなと思っていて。あと今日は野本(#7)もすごく頑張ってくれて良かったですね」
―野本選手は良い活躍でしたね。彼はトーナメントを通してすごく成長したと思いますが。
「ほんとですよね。でもあいつ、すごく緊張しやすいタイプなので、昨日まで何をやってもバタバタしてたんですよ。でも今日は途中から覚醒してましたね。自分は大貴に抑えられて何もできなかったので、あいつの活躍には救われました」
―東海に逆転からリードされる時間帯もありましたが、焦りはありませんでしたか?
「焦りが無かったといえば嘘になります。でも、こういう流れになるだろうなとは最初から思ってたんですよね。青学っていつも最初にちょっとリードして、途中で相手に付き合って追い上げられる展開が多いので。いつもの感じが2Qから出てきてしまったなという感覚でした。それにまだゾーンも出してなかったし、普段通りやれば大丈夫かなって割と落ち着いてたかなと思いますね」
―ゾーンディフェンスは効果的でしたね。そこで再び流れを掴んで逆転したのはさすがでした。
「相手がゾーンにはまってくれて良かったですね。新チームになって、長谷川さんに『このチームはビハインドになったら苦しいよ』って言われていたんです。本当にその通りで、現に電鉄杯の時もビハインドになって追いつけなくて。だから今日は3Qあたりで修正できて追いつけたのは良かったですね。一つの成長かなと思います」
―京王電鉄杯で拓殖大に負けて、何か得たものはありましたか?
「やっぱりそこから課題が見つかりました。外のシュートとか、自分たちは打てるところで打たずに無理やりドライブに行ってて…。でも打つべきところで打つことが大事で、打つことでリバウンドからのセカンドチャンスも生まれてくるんだなと思いましたね。そういうところを修正して、電鉄杯の時よりはみんな外のシュートも積極的に打つようになったと思います」
―新チームになって野本選手がスタメンになってから、張本選手は3番ポジションとして起用されていますね。長谷川監督は「今のチームで3番・4番はあまり区別しない」と仰っていましたが、自身としては3番になって変化は感じますか?
「そうですね。一番違うのはやっぱりディフェンスです。見ての通り、東海で言えばケビン(#7晴山)につくか、大貴(#24田中)につくかって全然違うじゃないですか。やっぱり守りやすいのは4番ですね。でも野本がまだあまりディフェンスができないので、自分がやるしかないんですけど(苦笑)。オフェンスは、長谷川さんが言うようにあまり3番・4番で区別せずにやってます。野本も外から攻められるので、自分が中で野本が外だったり、野本が中で自分が外だったり、臨機応変にやっていく感じですね」
―トーナメントを通して、張本選手のドライブにはどこのチームも手を焼いている印象を受けました。
「一応練習のときから比江島さんとかとマッチアップしてますし、ああいうドライブを見てきてフォワードとしての攻め方も身について来たかなと思います。フォーメーションとかも自分は3番として練習しているので。でもまだシンプルなプレーしかできてないんですよね。そこはこれからの課題で、もっとバリエーションを増やしていきたいです」
―試合に出る4年生も少ないですし、3年生になって自覚も強まったのでは?
「自分たちが4年生みたいな気持ちで、ゲームや普段の練習から引っ張っていかなきゃいけないと思ってます。まぁ俊樹(#32畠山)や永吉がいるので、自分や小林(#3)は割とプレーで引っ張る感じですけどね」
―張本選手は日本代表候補にも選ばれましたね。
「一つの経験として、頑張りたいと思います。学べるものは多分たくさんあると思うし、上手い人たちから盗めるものはたくさん盗みたいですね」
―今シーズン、どんな1年にしたいですか?
「これまで2年間で、基礎というか、こうなりたいというイメージが見える様になりました。だから今年はそのイメージにどうやって近付けるか。オフェンスでいったら、まずはもっとシュートエリアを広げたいです。スリーも比江島さんだけじゃ苦しいですから。ディフェンスについて言えば、ポジションが上がってまだまだ甘い部分があるので、経験を積んでもっと成長していきたいです」
「どこでシュートを打てばいいかわかってきた」
日本代表候補にも入り、意欲的なシーズンに
◆#25永吉佑也(青山学院大・3年・C)
自分自身は納得のいっていない様子だが、ダブル・ダブルでチームに貢献したのは間違いない。ファウルゲームに入ってから押さえたフリースローのリバウンドも大きかった。今大会は苦しい場面も多く、その中で得たものを今後のチーム向上に役立てたい。
今年は比江島、張本とともに日本代表候補にも選ばれ、モチベーションは高い。この春シーズンで大きな課題が見えたといっても、青山学院大にいればこれ以上の相手は大学にはなかなかいない。であれば、早めに代表の風に触れてもっと進化する姿を見てみたいとも思われる部分もある。秋にさらにレベルアップした姿を見られるように期待したい。
―優勝おめでとうございます。
「ありがとうございます。正直、僕はちょっと個人のプレーでは納得いかない部分が多くて。 みんなが『わーっ!』って盛り上がっている中、『うーん…』みたいな感じで、スッキリしない感じがありました。 2Qで流れが悪い時間に自分のミスも多かったし、ゴール下でポロりとかやってしまったので…。 そこはすごい反省していますね。チームが優勝したのが一番いいんですけど、自分としては課題が残りました」
―2Qは苦しい展開となりました。
「そうですね。2Qに入る時に『このままじゃ絶対に詰められる』というのは感じていたんです。 それは1年、2年と東海とやってきてわかっていたことだし、東海と試合をしてまず大差が付くなんてないですから。 だから2Qで追いつかれたのはある意味予想通りでした。もちろん、良い意味では言えないですけど。 『こうなっちゃったかー』という感じくらいで3Qを迎えました。ただ、2Qは重たかったのは重たかったですね。なんでなんだろな…。ちょっとまだよくわからないです」
―長谷川監督から「もっとシュートを打っていくように」と試合中に話があったと思います。
リングに比較的近い位置にいて、そこに良い形でボールが回ってこなかったことにフラストレーションはなかったのでしょうか?
「いや…それよりは僕が決勝ということでちょっと気負っていまして…。 気負うなんて滅多に無いんですけど、今日に限ってすごく気負いしていて。 その部分でちょっと地に足付かずっていう状態だったなというのがあります。 自分の中でフラストレーションが溜まっていたのはあったけど、インサイドにボールが入らなかったことに対してのフラストレーションは無かったです。 僕はもうリバウンドとかディフェンスとか地道なところを頑張るしかないって思ってやっていました」
―畠山選手が怪我でコートに立てないため、コートで声を出す選手がいなかったですね。 ただ、そこを永吉選手が意識的に行っているなという印象でした。
「それは心がけていた方だと思います。比江島さんはどちらかというとプレーで存在感を示す方ですし。 まあ、たまに言ってくれますけど、本当にたまになので(笑)。 自分がみんなを集めて言うのは、ミーティングの内容をもう一回思い出してとか、確認しようとか。 ここは我慢だとか、ここはアグレッシブにいこうだとか、そういうことですね。 こうすることでみんなで心をひとつにする場面を作ろうというのを心がけています。 俊樹(#34畠山)が居たらチームは明るくなれるけど、今大会出られないのは仕方がないことなので、そこは自分が請け負う気持ちでした。自分がみんなを集めてミーティングの内容をもう一回思い出してとか、もう一回確認しようとか。 個々は我慢だとか。ここはアグレッシブにいこうとか。そうしてみんなで心を1つにする場面をつくろうというのを心がけていました」
―試合後だったと思いますが、「負けたら絶対に自分のせいだ」とおっしゃっていましたね。
「その通りです。本当に自分のせいだと思っていました。今日は本当に野本に助けられました。 重い時間帯にあいつが1人元気に頑張って行動を起こしてくれたことがチームの良い流れを作ったと思います。 自分がベスト5に選ばれてしまったんですが、野本にあげたいです(笑)」
―大会を通して見えた課題は?
「アウトサイドシュートですね。 でも、大会を通じてどういう場面でシュートを打てばいいのか、それは外れても正解だから仕方ないなという許容範囲がある程度見えてきました。 前は『自分がここで打って良いの?』って感じで迷って打って全然入らないっていう悪循環だったんですが、 今は『ドライブして合わせの部分でもらえたから、自分がノーマークになって、この場面なら打って良いんだ』というのがわかりました。 今後、リーグに向けてシューティングをしてレベルアップしていければと思っています」
―日本代表候補に選出されて、忙しい1年になりそうですね。どんなシーズンにしたいと思っていますか?
「大学に入ってから『代表に入る』というのをずっと目標にやってきて、やっとそのチャンスをいただいたという感じでとてもうれしいです。 去年も誘われたんですが、ユニバの活動がありましたし、1年の時は自分の中で『まだそういうレベルではない』というのをわかっていたし、 勉強も忙しくて無理でした。その時は長谷川さんや吉本さん(トレーナー)に『お前にはまだ早い』って言われて。 でも、今回は1、2年とトレーニングをしてきてやっとチャンスをもらえたという感じです。 これからバスケットをしていく中で、何度か代表に絡めていけるようになりたいんですが、今回はその第1回目だと思っています。 しかも憧れの選手たちと一緒にやれるので、色んな経験を積みたいし、先輩達とも話してみてどういう風にしていったらいいのかを教えてもらいたいです。 今、向かっていく立場というのがあまりないので、代表ではアグレッシブにやっていきたいです。 その中で色んな事を吸収して、あわよくば代表に入りたいです。 そのために、コンディションを整えて頑張りたいです」
値千金のシュートで勝利へ導いたエース
◆#56比江島 慎(青山学院大学・4年・SF)

今年は最終学年となったが、チームの大型化につれ年々中でプレーできるスペースは狭まっている。狭いスペースではドライブで突破し難く、試合中首をひねっている様子もはしばしに見えるが、逆に言えばプレーの幅を広げるチャンスでもある。本人も「自信を持って3Pも打てるようになりたい」とアウトサイドの課題克服に前向きな姿勢。将来日本を代表する選手になるためにも、今後の成長を楽しみにしたい。
―今日のゲームを振り返っていかがですか?
「前半、ケビン(#7晴山)やらザック(#10)やらにリバウンドを取られて、セカンドショットで流れを持っていかれてしまいました。でも後半に入る時にミーティングでリバウンドをやられたらダメだという話があって、後半は全員がリバウンドを頑張っていたと思います。あと、点差を離された時にゾーンを仕掛けてそれがはまりましたね。それは長谷川さんの采配のお蔭かなと思います」
―東海大は去年からややチームが若返りましたが、対戦してみて印象はどうでしたか?
「やっぱり相手は中がザックとかケビンで下級生になったので、去年よりはダブルチームも無しでインサイドを守れていたかなと思います。でもその分、向こうはトランジションがあったかなと。またリーグ戦に向けて向こうも変わってくると思うんですが、今回はインサイドの強さで勝った感じですね」
―比江島選手のマッチアップは#33狩野選手でしたが。
「非常にやりづらかったです(苦笑)。長年、小学生の頃からやってるので癖とか全部知られてて、一回もきれいに抜けなかったですね…。田中大貴(#24)とはまた違ったやりづらさがあって、どっちがディフェンスについても大変は大変です。狩野を抜いても寄りがすごく速いし、ターンをしたらもうそこに人がいるし、ポストに入っても寄ってくるし…、試合中、今日はもう無理かなと思いました(苦笑)」
―そこから3Q後半あたりでスイッチが入ったような印象を受けますが、『もう無理かな』から切り替えるきっかけがあったんでしょうか。
「長谷川さんから、思い切り打てと言われていたので、吹っ切れたというか…。お前は全部ドリブルでちょこちょこやって結局タフショットになってると言われたんです。まずはリング見ろ、ステップ踏め、と言われていたので、空いたら打とうと思ってました。それで10点差くらい離されたところでたまたま外のシュートが1本決まって。それで自分としても乗ることができて、良かったなと思います」
―『たまたま』と言いますが、意識的に“自分がやらなきゃ”という思いはありませんでしたか?
「今までの試合はそういう意識もあったんですけど、今日は正直全く無かったですね。前半マークが厳しくて何もやらせてもらえなかったし、ノーマークのジャンプシュートもポロポロ落としていたので…。それに自分がやらなくても、後輩がやってくれてたので。それは助かりましたね。得点を取ると自分は乗っていけるタイプなんですけど、たまたま1本運よく入って、そこから乗っていけた感じです。自分でスイッチを入れようとか意識したわけじゃないですね」
―それでも陸川監督や#33狩野選手は比江島選手の3Pが一番痛かったと言っていました。『たまたま』とは言っても、やはり勝負強い、“持っている”選手ですね。
「そうですね……確実に持ってますね(笑)。まぁそれは冗談ですけど。こういう決勝とかを小学生の頃から何回も経験してるから、経験の部分が生きたのかな?と思います」
―青山学院大は辻選手(11年度卒・現JBL東芝)が卒業して、アウトサイドが課題だと思いますが。
「そうですね。対戦したチームからも『外が全然ないよね』と言われて…。僕らのポジションからすればすごく悔しいことですよね。外から打てれば自分のプレーの幅も広がるし、ドライブもしやすくなると思います。今日は本当にたまたま入っただけなので、リーグ戦ではたまたまじゃなく自信を持って3Pも打てるようにしたいです」
※小林選手、張本選手、永吉選手のインタビューは「続きを読む」へ。
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「同級生と一緒にプレーできて、楽しく充実している」タフな連戦を乗り越え、一段階レベルアップ
◆#3小林遥太(青山学院大学・3年・PG)

―最後にベンドラメ選手からスティールを奪ってレイアップを決めました。あれは大きかったですね。
「前半に結構ベンドラメ君にやられていたので、タイムアウトに『プレッシャーをかけろ』と言われていたので、狙えたら狙おうと思っていたんですけど、それが上手くスティールできて良かったです」
―試合の立ち上がりでも同様のプレーがありましたね。
「そうですね。良い感じで足が動いたので。スティールして速攻に繋げられました。途中で結構疲れてしまって足が動かない時間帯もあったんですが、ああいう良い形でスティールが狙えて良かったです」
―大会を通じて疲れを感じていた部分は大きいと思います。
「五連戦で一日も空きがなかったというのもあったので、正直今日の2Q目から疲れていて(苦笑)。でもみんながベンチからも声を出してくれて、みんなチーム一丸となってやってくれていたんで、最後の4Qは気合いだけでやってた感じですね」
―高校のときなどで、ここまで出ていた経験はありますか。
「高3のときはこれくらい出ていたんですけど、大学はタフだしこれまではないですね。あっち(東海大)は結構交代で出てきていたんで……疲れましたね」
―代わりのガードがいないため、ファウルもしてはいけないし、ミスも許されず、ケガをしてもいけないということで、プレッシャー大きかったと思います。
「それはすごいありましたね。俊樹(#32畠山)がいなかったし、他の控えも経験がないので、ミスも駄目だしケガも駄目だし、ファウルもしてはいけない状況だったので。でも、プレッシャーもありましたけど、楽しくできたので、それは良かったです」
―大学に入ってからいくつもタイトルを取ってきて、今回はポイントガードとしては小林選手がメインで出ていました。充実感が大きいですよね。
「心の底から嬉しいと思えます。連覇のプレッシャーもありましたけど、優勝できて正直ホッとしている、そんな感じです」
―去年はケガもありましたしプレータイムが短い方でしたが、これで胸を張れる心境ではないですか。
「いや(笑)、そういうのはあまりなかったんですけど。でもみんなと一緒にプレーできるのは本当に楽しいし、充実してますね」
―小林選手メインでタイトルを取れたことで、ポイントガードについては長谷川監督も安心して采配できるように思いますが。
「俊樹も戻ってくれば、また交代しながらやっていくことになると思うんですけど、この五連戦で経験できたというのが大きかったと思うので、長谷川さんに安心してもらえたら嬉しいです」
―今後への課題はありますか。
「ホントにシュートが入らないんで(苦笑)。どのチームからも『外のディフェンスは捨てろ』と言われているんで、本当にシュートを決めなきゃいけないなというのは自分でも常々思っていますね。秋までにシュート練習をいっぱいこなしたいです」
「伝統を壊しちゃいけないというプレッシャーがあった」
重圧から解き放たれ、優勝に安堵
◆#8張本天傑(青山学院大学・3年・F)

新チームになって本格的に4番から3番にポジションアップ。昨年飛躍的に成長したことが記憶に新しいが、自身でも「一つの挑戦」と言うように、今シーズンもまた新たな段階に踏み出したようだ。日本代表候補にも選ばれたことが自信にもなり、心身ともに充実が見える。さらなる飛躍を待ちたい。
―優勝おめでとうございます。
「ありがとうございます。本っ当に嬉しいですね。試合前は勝たなきゃってプレッシャーもあったので、今はすごくホッとしています」
―緊張はありましたか?
「久しぶりにこんなに緊張しました。去年のインカレ決勝以来じゃないですかね。やっぱり3年連続の優勝がかかってて、竜馬さん(10年度卒・現JBLアイシン)や辻さん(11年度卒・現JBL東芝)たちの作ってきた伝統を壊しちゃいけないってプレッシャーがあって。それに自分のマッチアップが大貴(東海大#24田中)だったこともあって、すごく気合いも入ってたし緊張しましたね」
―#24田中選手をよく抑えていましたね。
「まぁ向こうがあまり攻めてこなかった事もありますけどね。自分も今日は大貴(田中)に抑えられてオフェンスにはそんなに参加してないので、お互いに消滅した感じです(笑)。それで勝てたので良かったかなと。今年から自分は3番ポジションで出るようになって、今日大貴をどれだけ抑えられるかは自分の中で一つの挑戦かなと思ってました。今日は本当にディフェンスに徹しましたね」
―オフェンスには参加していないと仰いますが、16得点の活躍です。良いところでアウトサイドのシュートも決めましたが。
「今うちのチームは外のシュートを打つ人がいないので、自分も打たなきゃって意識がありました。一応3番ポジションで出てますし、打てる時に打つのも自分の仕事かなって。でもほんと今日オフェンスは比江島さん(#56)と永吉(#25)のフォローに回ろうかなと思っていて。あと今日は野本(#7)もすごく頑張ってくれて良かったですね」
―野本選手は良い活躍でしたね。彼はトーナメントを通してすごく成長したと思いますが。
「ほんとですよね。でもあいつ、すごく緊張しやすいタイプなので、昨日まで何をやってもバタバタしてたんですよ。でも今日は途中から覚醒してましたね。自分は大貴に抑えられて何もできなかったので、あいつの活躍には救われました」
―東海に逆転からリードされる時間帯もありましたが、焦りはありませんでしたか?
「焦りが無かったといえば嘘になります。でも、こういう流れになるだろうなとは最初から思ってたんですよね。青学っていつも最初にちょっとリードして、途中で相手に付き合って追い上げられる展開が多いので。いつもの感じが2Qから出てきてしまったなという感覚でした。それにまだゾーンも出してなかったし、普段通りやれば大丈夫かなって割と落ち着いてたかなと思いますね」
―ゾーンディフェンスは効果的でしたね。そこで再び流れを掴んで逆転したのはさすがでした。
「相手がゾーンにはまってくれて良かったですね。新チームになって、長谷川さんに『このチームはビハインドになったら苦しいよ』って言われていたんです。本当にその通りで、現に電鉄杯の時もビハインドになって追いつけなくて。だから今日は3Qあたりで修正できて追いつけたのは良かったですね。一つの成長かなと思います」
―京王電鉄杯で拓殖大に負けて、何か得たものはありましたか?
「やっぱりそこから課題が見つかりました。外のシュートとか、自分たちは打てるところで打たずに無理やりドライブに行ってて…。でも打つべきところで打つことが大事で、打つことでリバウンドからのセカンドチャンスも生まれてくるんだなと思いましたね。そういうところを修正して、電鉄杯の時よりはみんな外のシュートも積極的に打つようになったと思います」
―新チームになって野本選手がスタメンになってから、張本選手は3番ポジションとして起用されていますね。長谷川監督は「今のチームで3番・4番はあまり区別しない」と仰っていましたが、自身としては3番になって変化は感じますか?
「そうですね。一番違うのはやっぱりディフェンスです。見ての通り、東海で言えばケビン(#7晴山)につくか、大貴(#24田中)につくかって全然違うじゃないですか。やっぱり守りやすいのは4番ですね。でも野本がまだあまりディフェンスができないので、自分がやるしかないんですけど(苦笑)。オフェンスは、長谷川さんが言うようにあまり3番・4番で区別せずにやってます。野本も外から攻められるので、自分が中で野本が外だったり、野本が中で自分が外だったり、臨機応変にやっていく感じですね」
―トーナメントを通して、張本選手のドライブにはどこのチームも手を焼いている印象を受けました。
「一応練習のときから比江島さんとかとマッチアップしてますし、ああいうドライブを見てきてフォワードとしての攻め方も身について来たかなと思います。フォーメーションとかも自分は3番として練習しているので。でもまだシンプルなプレーしかできてないんですよね。そこはこれからの課題で、もっとバリエーションを増やしていきたいです」
―試合に出る4年生も少ないですし、3年生になって自覚も強まったのでは?
「自分たちが4年生みたいな気持ちで、ゲームや普段の練習から引っ張っていかなきゃいけないと思ってます。まぁ俊樹(#32畠山)や永吉がいるので、自分や小林(#3)は割とプレーで引っ張る感じですけどね」
―張本選手は日本代表候補にも選ばれましたね。
「一つの経験として、頑張りたいと思います。学べるものは多分たくさんあると思うし、上手い人たちから盗めるものはたくさん盗みたいですね」
―今シーズン、どんな1年にしたいですか?
「これまで2年間で、基礎というか、こうなりたいというイメージが見える様になりました。だから今年はそのイメージにどうやって近付けるか。オフェンスでいったら、まずはもっとシュートエリアを広げたいです。スリーも比江島さんだけじゃ苦しいですから。ディフェンスについて言えば、ポジションが上がってまだまだ甘い部分があるので、経験を積んでもっと成長していきたいです」
「どこでシュートを打てばいいかわかってきた」
日本代表候補にも入り、意欲的なシーズンに
◆#25永吉佑也(青山学院大・3年・C)

今年は比江島、張本とともに日本代表候補にも選ばれ、モチベーションは高い。この春シーズンで大きな課題が見えたといっても、青山学院大にいればこれ以上の相手は大学にはなかなかいない。であれば、早めに代表の風に触れてもっと進化する姿を見てみたいとも思われる部分もある。秋にさらにレベルアップした姿を見られるように期待したい。
―優勝おめでとうございます。
「ありがとうございます。正直、僕はちょっと個人のプレーでは納得いかない部分が多くて。 みんなが『わーっ!』って盛り上がっている中、『うーん…』みたいな感じで、スッキリしない感じがありました。 2Qで流れが悪い時間に自分のミスも多かったし、ゴール下でポロりとかやってしまったので…。 そこはすごい反省していますね。チームが優勝したのが一番いいんですけど、自分としては課題が残りました」
―2Qは苦しい展開となりました。
「そうですね。2Qに入る時に『このままじゃ絶対に詰められる』というのは感じていたんです。 それは1年、2年と東海とやってきてわかっていたことだし、東海と試合をしてまず大差が付くなんてないですから。 だから2Qで追いつかれたのはある意味予想通りでした。もちろん、良い意味では言えないですけど。 『こうなっちゃったかー』という感じくらいで3Qを迎えました。ただ、2Qは重たかったのは重たかったですね。なんでなんだろな…。ちょっとまだよくわからないです」
―長谷川監督から「もっとシュートを打っていくように」と試合中に話があったと思います。
リングに比較的近い位置にいて、そこに良い形でボールが回ってこなかったことにフラストレーションはなかったのでしょうか?
「いや…それよりは僕が決勝ということでちょっと気負っていまして…。 気負うなんて滅多に無いんですけど、今日に限ってすごく気負いしていて。 その部分でちょっと地に足付かずっていう状態だったなというのがあります。 自分の中でフラストレーションが溜まっていたのはあったけど、インサイドにボールが入らなかったことに対してのフラストレーションは無かったです。 僕はもうリバウンドとかディフェンスとか地道なところを頑張るしかないって思ってやっていました」
―畠山選手が怪我でコートに立てないため、コートで声を出す選手がいなかったですね。 ただ、そこを永吉選手が意識的に行っているなという印象でした。
「それは心がけていた方だと思います。比江島さんはどちらかというとプレーで存在感を示す方ですし。 まあ、たまに言ってくれますけど、本当にたまになので(笑)。 自分がみんなを集めて言うのは、ミーティングの内容をもう一回思い出してとか、確認しようとか。 ここは我慢だとか、ここはアグレッシブにいこうだとか、そういうことですね。 こうすることでみんなで心をひとつにする場面を作ろうというのを心がけています。 俊樹(#34畠山)が居たらチームは明るくなれるけど、今大会出られないのは仕方がないことなので、そこは自分が請け負う気持ちでした。自分がみんなを集めてミーティングの内容をもう一回思い出してとか、もう一回確認しようとか。 個々は我慢だとか。ここはアグレッシブにいこうとか。そうしてみんなで心を1つにする場面をつくろうというのを心がけていました」
―試合後だったと思いますが、「負けたら絶対に自分のせいだ」とおっしゃっていましたね。
「その通りです。本当に自分のせいだと思っていました。今日は本当に野本に助けられました。 重い時間帯にあいつが1人元気に頑張って行動を起こしてくれたことがチームの良い流れを作ったと思います。 自分がベスト5に選ばれてしまったんですが、野本にあげたいです(笑)」
―大会を通して見えた課題は?
「アウトサイドシュートですね。 でも、大会を通じてどういう場面でシュートを打てばいいのか、それは外れても正解だから仕方ないなという許容範囲がある程度見えてきました。 前は『自分がここで打って良いの?』って感じで迷って打って全然入らないっていう悪循環だったんですが、 今は『ドライブして合わせの部分でもらえたから、自分がノーマークになって、この場面なら打って良いんだ』というのがわかりました。 今後、リーグに向けてシューティングをしてレベルアップしていければと思っています」
―日本代表候補に選出されて、忙しい1年になりそうですね。どんなシーズンにしたいと思っていますか?
「大学に入ってから『代表に入る』というのをずっと目標にやってきて、やっとそのチャンスをいただいたという感じでとてもうれしいです。 去年も誘われたんですが、ユニバの活動がありましたし、1年の時は自分の中で『まだそういうレベルではない』というのをわかっていたし、 勉強も忙しくて無理でした。その時は長谷川さんや吉本さん(トレーナー)に『お前にはまだ早い』って言われて。 でも、今回は1、2年とトレーニングをしてきてやっとチャンスをもらえたという感じです。 これからバスケットをしていく中で、何度か代表に絡めていけるようになりたいんですが、今回はその第1回目だと思っています。 しかも憧れの選手たちと一緒にやれるので、色んな経験を積みたいし、先輩達とも話してみてどういう風にしていったらいいのかを教えてもらいたいです。 今、向かっていく立場というのがあまりないので、代表ではアグレッシブにやっていきたいです。 その中で色んな事を吸収して、あわよくば代表に入りたいです。 そのために、コンディションを整えて頑張りたいです」
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